JP5381467B2 - 駆動装置およびその絶縁抵抗低下箇所判定方法並びに車両 - Google Patents

駆動装置およびその絶縁抵抗低下箇所判定方法並びに車両 Download PDF

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Description

本発明は、駆動装置およびその絶縁抵抗低下箇所判定方法並びに車両に関する。
従来、この種の駆動装置としては、モータジェネレータおよびインバータにより構成される駆動力発生部と、第1の蓄電部と、第1の蓄電部に第1のシステムリレーを介して接続されると共に駆動力発生部に接続された電圧変換部としての第1のコンバータと、第2の蓄電部と、第2の蓄電部に第2のシステムリレーを介して接続されると共に駆動力発生部に接続された電圧変換部としての第2のコンバータと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、第1の蓄電部に何らかの異常が発生して第1のシステムリレーがオフ状態にされたときには、第1および第2のコンバータにおける電圧変換動作を停止して電気的な導通状態を維持することにより、第1の蓄電部と第1のコンバータとを接続する低圧正線,低圧負線に接続された補機群への第2の蓄電部からの電力供給を可能にしている。
特開2008−187884号公報
上述の駆動装置では、装置の一部に生じた漏電を絶縁抵抗の低下として検出するものがあるが、こうして検出された漏電に対して適切に対処するためには、漏電が生じた範囲をできるだけ特定しておくことが望ましい。特に、モータジェネレータによる駆動力の発生に支障をきたす箇所で漏電が生じた場合にはメンテナンスなどによって確実に対処できるようにするため、漏電箇所の特定をより確実に行なうことが望まれる。
本発明の駆動装置およびその絶縁抵抗低下箇所判定方法並びに車両は、絶縁抵抗の低下箇所の判定をより確実に行なうことを主目的とする。
本発明の駆動装置およびその絶縁抵抗低下箇所判定方法並びに車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
前記電動機を駆動するためのインバータ回路と、
第1の二次電池と、
前記第1の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能であると共に停止時には前記第1の二次電池の電圧を昇圧せずに前記インバータ回路に印加する第1の昇圧回路と、
第2の二次電池と、
前記第2の二次電池にリレーを介して接続されると共に前記第1の昇圧回路と前記インバータ回路とを接続する電力ラインに接続され、前記第2の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能な第2の昇圧回路と、
前記第1の二次電池と前記インバータ回路との間の所定箇所に電圧を印加可能に構成され、該所定箇所に印加する電圧と該所定箇所に作用した電圧との電圧差を検出し、該検出した電圧差を用いて前記第1の二次電池と前記第1の昇圧回路と前記第2の二次電池と前記第2の昇圧回路と前記インバータ回路と前記電動機とを含む電気系のいずれかの箇所に生じた絶縁抵抗の低下を検出する絶縁抵抗低下検出手段と、
前記リレーがオフの状態で前記絶縁抵抗低下検出手段により前記絶縁抵抗の低下が検出されているときには、前記第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず該第1の昇圧回路の停止を保持し、前記インバータ回路の停止時に前記絶縁抵抗低下検出手段により検出される電圧差を用いて前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する絶縁抵抗低下箇所判定手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、第1の二次電池とインバータ回路との間の所定箇所に印加する電圧と所定箇所に作用した電圧との電圧差を用いて第1の二次電池と第1の昇圧回路と第2の二次電池と第2の昇圧回路とインバータ回路と電動機とを含む電気系のいずれかの箇所に生じた絶縁抵抗の低下を検出する。そして、リレーがオフの状態で絶縁抵抗の低下が検出されているときには、第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず第1の昇圧回路の停止を保持し、インバータ回路の停止時の所定箇所での電圧差を用いて絶縁抵抗の低下が生じた箇所がインバータ回路より電動機側であるか否かを判定する。したがって、第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず第1の昇圧回路の停止を保持することにより、第1の昇圧回路の作動によって第1の昇圧回路よりインバータ回路側に作用する電圧が変動するのが抑制されるから、所定箇所での電圧差を用いた絶縁抵抗の低下箇所の判定をより確実に行なうことができる。ここで、「所定箇所」には、第1の二次電池と第1の昇圧回路とを接続する第1電池側電力ラインや第1の昇圧回路と第1のインバータ回路とを接続する電力ラインなどが含まれる。
こうした本発明の駆動装置において、前記絶縁抵抗低下箇所判定手段は、車両のシステムオフが指示されたタイミングで前記リレーがオフの状態であり前記絶縁抵抗低下検出手段により前記絶縁抵抗の低下が検出されているときには、前記システムオフの指示により前記リレーがオンであるとみなされたことによって前記第1の昇圧回路および前記第2の昇圧回路の作動が要求されたときでも該第1の昇圧回路および該第2の昇圧回路の停止を保持し、前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する手段である、ものとすることもできるし、前記絶縁抵抗低下箇所判定手段は、前記リレーがオフの状態であり且つ前記第1の昇圧回路が停止された状態で前記絶縁抵抗低下検出手段により前記絶縁抵抗の低下が検出されているときには、前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する手段である、ものとすることもできる。
また、本発明の駆動装置において、前記絶縁抵抗低下箇所判定手段は、前記インバータ回路の停止時に前記絶縁抵抗低下検出手段により検出される電圧差と前記インバータ回路の作動時に前記絶縁抵抗低下検出手段により検出される電圧差とを用いて前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、絶縁抵抗の低下箇所がインバータ回路より電動機側であるか否かの判定をより確実に行なうことができる。
また、本発明の駆動装置において、前記絶縁抵抗低下箇所判定手段は、前記電力ラインに作用する電圧の変動量が所定量未満となる条件下で前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、絶縁抵抗の低下箇所の判定をより確実に行なうことができる。ここで、「所定量」としては、電力ラインに作用する電圧が絶縁抵抗の低下箇所を判定可能な程度に安定していると判断できる量などを用いることができる。
本発明の車両は、上述のいずれかの態様の本発明の駆動装置、即ち、駆動軸に動力を出力可能な電動機と、前記電動機を駆動するためのインバータ回路と、第1の二次電池と、前記第1の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能であると共に停止時には前記第1の二次電池の電圧を昇圧せずに前記インバータ回路に印加する第1の昇圧回路と、第2の二次電池と、前記第2の二次電池にリレーを介して接続されると共に前記第1の昇圧回路と前記インバータ回路とを接続する電力ラインに接続され、前記第2の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能な第2の昇圧回路と、前記第1の二次電池と前記インバータ回路との間の所定箇所に電圧を印加可能に構成され、該所定箇所に印加する電圧と該所定箇所に作用した電圧との電圧差を検出し、該検出した電圧差を用いて前記第1の二次電池と前記第1の昇圧回路と前記第2の二次電池と前記第2の昇圧回路と前記インバータ回路と前記電動機とを含む電気系のいずれかの箇所に生じた絶縁抵抗の低下を検出する絶縁抵抗低下検出手段と、前記リレーがオフの状態で前記絶縁抵抗低下検出手段により前記絶縁抵抗の低下が検出されているときには、前記第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず該第1の昇圧回路の停止を保持し、前記インバータ回路の停止時に前記絶縁抵抗低下検出手段により検出される電圧差を用いて前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する絶縁抵抗低下箇所判定手段と、を備える駆動装置を搭載し、前記駆動軸が駆動輪に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の車両では、上述のいずれかの態様の本発明の駆動装置を搭載するから、本発明の駆動装置が奏する効果、例えば、所定箇所での電圧差を用いた絶縁抵抗の低下箇所の判定をより確実に行なうことができる効果などと同様の効果を奏することができる。
本発明の駆動装置の絶縁抵抗低下箇所判定方法は、
駆動軸に動力を出力可能な電動機と、前記電動機を駆動するためのインバータ回路と、第1の二次電池と、前記第1の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能であると共に停止時には前記第1の二次電池の電圧を昇圧せずに前記インバータ回路に印加する第1の昇圧回路と、第2の二次電池と、前記第2の二次電池にリレーを介して接続されると共に前記第1の昇圧回路と前記インバータ回路とを接続する電力ラインに接続され前記第2の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能な第2の昇圧回路と、を備える駆動装置の絶縁抵抗低下箇所判定方法であって、
前記第1の二次電池と前記インバータ回路との間の所定箇所に印加する電圧と該所定箇所に作用した電圧との電圧差を用いて前記第1の二次電池と前記第1の昇圧回路と前記第2の二次電池と前記第2の昇圧回路と前記インバータ回路と前記電動機とを含む電気系のいずれかの箇所に生じた絶縁抵抗の低下を検出し、
前記リレーがオフの状態で前記絶縁抵抗の低下が検出されているときには、前記第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず該第1の昇圧回路の停止を保持し、前記インバータ回路の停止時における前記電圧差を用いて前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する、
ことを要旨とする。
この本発明の駆動装置の絶縁抵抗箇所判定方法では、第1の二次電池とインバータ回路との間の所定箇所に印加する電圧と所定箇所に作用した電圧との電圧差を用いて第1の二次電池と第1の昇圧回路と第2の二次電池と第2の昇圧回路とインバータ回路と電動機とを含む電気系のいずれかの箇所に生じた絶縁抵抗の低下を検出する。そして、リレーがオフの状態で絶縁抵抗の低下が検出されているときには、第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず第1の昇圧回路の停止を保持し、インバータ回路の停止時の所定箇所での電圧差を用いて絶縁抵抗の低下が生じた箇所がインバータ回路より電動機側であるか否かを判定する。したがって、第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず第1の昇圧回路の停止を保持することにより、第1の昇圧回路の作動によって第1の昇圧回路よりインバータ回路側に作用する電圧が変動するのが抑制されるから、所定箇所での電圧差を用いた絶縁抵抗の低下箇所の判定をより確実に行なうことができる。ここで、「所定箇所」には、第1の二次電池と第1の昇圧回路とを接続する第1電池側電力ラインや第1の昇圧回路と第1のインバータ回路とを接続する電力ラインなどが含まれる。
本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 マスタ側昇圧回路32の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット70により実行される絶縁抵抗低下検出ルーチンの一例を示すフローチャートである。 電子制御ユニット70により実行される絶縁抵抗低下箇所判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例の電気自動車20Bの構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置を搭載した電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ23を介して連結された駆動軸24に動力を入出力可能な同期発電電動機として構成されたモータ26と、モータ26を駆動するためのインバータ28と、充放電可能な二次電池としてのマスタバッテリ30と、マスタバッテリ30からの電力を昇圧してインバータ28に供給するマスタ側昇圧回路32と、マスタバッテリ30とマスタ側昇圧回路32との接続や接続の解除を行なうシステムメインリレー34と、充放電可能な二次電池としてのスレーブバッテリ40と、スレーブバッテリ40からの電力を昇圧してインバータ28に供給するスレーブ側昇圧回路42と、スレーブバッテリ40とスレーブ側昇圧回路42との接続や接続の解除を行なうシステムメインリレー44と、システムメインリレー34とマスタ側昇圧回路32とを接続する電力ライン35に接続されたインバータ51により駆動される補機モータ(例えば、補機としての空調用コンプレッサを駆動するモータなど)52と、マスタバッテリ30の負極端子とシステムメインリレー34との間の接続点Cnに接続されモータ26やインバータ28,マスタバッテリ30,マスタ側昇圧回路32,スレーブバッテリ40,スレーブ側昇圧回路42,インバータ51,補機モータ52を含む電気系25の絶縁抵抗(以下、電気系絶縁抵抗という)に応じた電圧波形を出力する電圧波形出力回路60と、電圧波形出力回路60からの信号に基づいて電気系絶縁抵抗の低下を検出したり電気系25のうちの絶縁抵抗の低下箇所を特定したりすると共に車両全体をコントロールする電子制御ユニット70とを備える。ここで、実施例の駆動装置としては、主として、モータ26とインバータ28とマスタバッテリ30とマスタ側昇圧回路32とスレーブバッテリ40とスレーブ側昇圧回路42と電圧波形出力回路60と電子制御ユニット70とが該当する。
マスタ側昇圧回路32は、図2に示すように、2つのトランジスタT1,T2とトランジスタT1,T2に逆方向に並列接続された2つのダイオードD1,D2とリアクトルLとにより構成されている。2つのトランジスタT1,T2は、それぞれインバータ28に接続された電力ライン36の正極母線,負極母線に接続されており、その接続点にリアクトルLが接続されている。したがって、トランジスタT1,T2をオンオフ制御することによりマスタバッテリ30の直流電力をその電圧を昇圧してインバータ28に供給したり電力ライン36に作用している直流電圧を降圧してマスタバッテリ30を充電したりすることができ、トランジスタT1,T2を共にオフの状態(以下、ゲート遮断の状態という)としたりトランジスタT1をオンでトランジスタT2をオフの状態(以下、上アームがオンの状態という)とすることによりマスタバッテリ50の直流電力をその電圧を昇圧せずにインバータ28に供給することができる。スレーブ側昇圧回路42も、マスタ側昇圧回路32と同様に構成されている。以下、説明を分かりやすくするため、マスタ側昇圧回路32およびスレーブ側昇圧回路42よりインバータ28側を高電圧系といい、マスタ側昇圧回路32よりマスタバッテリ30側を第1低電圧系という。第1低電圧系の電力ライン35には平滑用のコンデンサ37が接続されており、高電圧系の電力ライン36には平滑用のコンデンサ38が接続されている。なお、インバータ28をオフ停止するとモータ26を高電圧系の電力ライン36から切り離すことができ、インバータ51をオフ停止すると補機モータ52を第1低電圧系の電力ライン35から切り離すことができる。
電気自動車20は、第1低電圧系の電力ライン35の正極母線,負極母線と自動車の車体との間には絶縁抵抗Ra,Rbを有しており、モータ26と車体との間には絶縁抵抗Rcを有しており、補機モータ52と車体との間には絶縁抵抗Rdを有している。したがって、システムメインリレー34がオンされた状態では、インバータ28及びインバータ51が共に作動しているときの電気系絶縁抵抗の計算値R1は次式(1)のように表わすことができ、インバータ28がオフ停止しインバータ51が作動しているときの電気系絶縁抵抗の計算値R2は式(2)のように表わすことができ、インバータ28が作動しインバータ51がオフ停止しているときの電気系絶縁抵抗の計算値R3は式(3)のように表わすことができ、インバータ28及びインバータ51が共にオフ停止しているときの電気系絶縁抵抗の計算値R4は式(4)のように表わすことができる。式(1)〜(4)中、値Ra,Rb,Rc,Rdは、絶縁抵抗Ra,Rb,Rc,Rdの各抵抗値を表す。
R1=1/(1/Ra+1/Rb+1/Rc+1/Rd) (1)
R2=1/(1/Ra+1/Rb+1/Rd) (2)
R3=1/(1/Ra+1/Rb+1/Rc) (3)
R4=1/(1/Ra+1/Rb) (4)
電圧波形出力回路60は、一定周波数のパルス(例えば、矩形波や正弦波,三角波など)を発生する発振器62と、発振器62に接続された検出抵抗64と、検出抵抗64と接続点Cnとに接続されたコンデンサ65と、検出抵抗64とコンデンサ65との接続点に接続され高周波成分を除去するローパスフィルタ66とを備え、検出抵抗64の抵抗値と電気系絶縁抵抗の抵抗値との割合に応じた電圧波形を電子制御ユニット70に出力する。ここで、電気系絶縁抵抗が低下していないとき(漏電のおそれがないとき)には、検出抵抗64とコンデンサ65との接続点に作用する電圧は発振器62から印加される電圧に略一致し、電気系絶縁抵抗が低下しているとき(漏電のおそれがあるとき)には、検出抵抗64での電圧降下が生じ検出抵抗64とコンデンサ65との接続点に作用する電圧は発振器62から印加される電圧より小さくなる。したがって、実施例の電子制御ユニット70では、発振器62からの電圧波形のピーク値と電圧波形出力回路60からの電圧波形のピーク値とを比較することにより接続点Cnに対して印加する電圧と作用した電圧との電圧差(以下、接続点電圧差という)を計算し、接続点電圧差が所定の正常範囲内のときには電気系絶縁抵抗が正常であり低下していないと判定すると共に接続点電圧差が所定の正常範囲外のときには電気系絶縁抵抗が異常であり低下していると判定することができる。なお、所定の正常範囲は、電圧波形出力回路60の構成や電気系25の特性などにより定められ、例えば、インバータ28及びリレー36の状態に対応する前述の式(1)〜(4)の計算値R1〜R4のうちの各々に応じて異なる範囲が用いられる。
電子制御ユニット70は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、格納したデータを保持する不揮発性のフラッシュメモリ78と、図示しない入出力ポートとを備える。電子制御ユニット70には、高電圧系の電力ライン36に接続されたコンデンサ38の電圧を検出する電圧センサ39からの電圧VHや電圧波形出力回路60からの信号や運転席前方に設けられ車両のシステムオンやシステムオフを指示するパワースイッチ80からのパワースイッチ信号PSW,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット70からは、モータ26を駆動制御するためのインバータ28のスイッチング素子へのスイッチング制御信号やマスタ側昇圧回路32およびスレーブ側昇圧回路42のスイッチング素子へのスイッチング制御信号,システムメインリレー34,44への駆動信号,補機モータ52を駆動制御するためのインバータ51へのスイッチング制御信号,警告灯89への信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、電子制御ユニット70は、実施例では、運転者により車両のシステムオフが指示されてオフ信号としてのパワースイッチ信号PSWを入力すると、システムメインリレー44がオンされているときに値0,システムメインリレー44がオフされているときに値1に設定されるスレーブ側SMRオフ状態フラグFsを初期値としての値0にリセットするなど、車両のシステムオン時の制御に用いる種々のフラグをリセットする。
実施例の電気自動車20は、図示しない車載された充電器によりマスタバッテリ30やスレーブバッテリ40を車外の電源からの電力を用いて充電することができるようになっている。マスタバッテリ30とスレーブバッテリ40とが共に十分に充電されている状態で車両のシステムオンが指示されたときには、システムメインリレー34,44を共にオンとしてマスタバッテリ30とスレーブバッテリ40とをそれぞれマスタ側昇圧回路32とスレーブ側昇圧回路42とに接続した状態(以下、マスタスレーブ接続状態という)とし、マスタバッテリ30よりスレーブバッテリ40からの電力を優先的に用いて走行する。そして、スレーブバッテリ40の蓄電量が予め設定された閾値未満になると、システムメインリレー34をオン,システムメインリレー44をオフとしてスレーブバッテリ40とスレーブ側昇圧回路42との接続を解除した状態(以下、スレーブ遮断状態という)とし、マスタバッテリ30からの電力のみを用いて走行する。また、実施例では、マスタースレーブ接続状態では、マスタバッテリ30とスレーブバッテリ40との間で短絡が生じないようガード処理、即ち、高電圧系の電力ライン36に作用する電圧がマスタバッテリ30の電圧よりも高くなると共にスレーブバッテリ40の電圧よりも高くなるようにマスタ側昇圧回路32とスレーブ側昇圧回路42とを制御する処理を行なわれる。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、まず、電気系25の絶縁抵抗の低下を検出する際の動作について説明する。図3は、電子制御ユニット70により実行される絶縁抵抗低下検出ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、車両がシステムオンされておりシステムオフが指示されるまでの間に所定時間毎に繰り返し実行される。
絶縁抵抗低下検出ルーチンが実行されると、電子制御ユニット70のCPU72は、電圧波形出力回路60から出力される電圧波形に基づいて、マスタバッテリ30の負極端子とシステムメインリレー34との間の接続点Cnに対して印加する電圧と作用した電圧との電圧差である接続点電圧差を計算し(ステップS100)、計算した接続点電圧差が所定の正常範囲内にあるか否かにより電気系絶縁抵抗が正常であるか否かを判定する(ステップS110,S120)。所定の正常範囲については前述した。電気系絶縁抵抗が正常である即ち低下していないと判定されたときには、ステップS100の処理に戻り、電気系絶縁抵抗が異常である即ち低下していると判定されたときには、車両がシステムオンされたときに初期値として値0が設定される絶縁抵抗低下検出フラグF1に値1を設定してフラッシュメモリ78に記憶し(ステップS130)、警告灯89を点灯して(ステップS140)、絶縁抵抗低下検出ルーチンを終了する。
次に、電気系25のうち絶縁抵抗の低下が生じた箇所を特定する際の動作、特に電気系絶縁抵抗の低下箇所がインバータ28よりモータ26側であるか否かを判定する際の動作について説明する。図4は、電子制御ユニット70により実行される絶縁抵抗低下箇所判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、運転者により車両のシステムオフが指示されたタイミングでスレーブ遮断状態(システムメインリレー34がオンでシステムメインリレー44がオフの状態)であり且つマスタ側昇圧回路32による昇圧動作が行なわれていないとき(ゲート遮断の状態および上アームがオンの状態のとき)に実行される。こうしたときに電気系絶縁抵抗の低下箇所を判定する理由については後述する。
絶縁抵抗低下箇所判定ルーチンが実行されると、電子制御ユニット70のCPU72は、電圧センサ39からの高電圧系の電圧VHを電圧VH1として入力すると共に図3の絶縁抵抗低下検出ルーチンにより設定される絶縁抵抗低下検出フラグF1を入力し(ステップS200)、入力した絶縁抵抗低下検出フラグF1を調べる(ステップS210)。絶縁抵抗低下検出フラグF1が値0のときには、電気系絶縁抵抗は低下していないと判断し、絶縁抵抗低下箇所判定ルーチンを終了する。絶縁抵抗低下箇所判定ルーチンを終了すると、システムメインリレー34はオフされる。
絶縁抵抗低下検出フラグF1が値1のときには、電気系絶縁抵抗が低下していると判断し、マスタ側昇圧回路32とスレーブ側昇圧回路42とを共にゲート遮断の状態で保持する(ステップS210)。この処理以降、マスタ側昇圧回路32およびスレーブ側昇圧回路42は、ゲート遮断された状態で保持される。なお、この処理を行なう理由についても、前述したときに電気系絶縁抵抗の低下箇所を判定する理由と共に後述する。
続いて、所定時間t1(例えば、数msecなど)が経過するのを待って電圧センサ39からの高電圧系の電圧VHを入力すると共に(ステップS230)、入力した電圧VHから先に入力した電圧VH1を減じて得られる値の絶対値を高電圧系の電圧変動量ΔVHとして計算し(ステップS240)、計算した電圧変動量ΔVHを閾値Vrefと比較する(ステップS250)。ここで、閾値Vrefは、高電圧系の電圧VHが電気系絶縁抵抗の低下箇所を判定可能な程度に安定しているか否かを判断するためのものであり、電圧波形出力回路60の構成や電気系25の特性,所定時間t1などに基づいて値0近傍の値として予め定めることができる。電気系絶縁抵抗の低下箇所としては、例えば、電気系25のうちインバータ28よりモータ26側(以下、モータ系という)である可能性や電気系25のうちインバータ51より補機モータ52側(以下、補機系という)である可能性などが考えられる。次に説明するように、モータ系を電気系絶縁抵抗の低下箇所と特定するためには、インバータ28の作動時に電気系絶縁抵抗が異常であるのに対してインバータ28のオフ停止時に電気系絶縁抵抗が正常となることを確認すればよい。インバータ28の作動と停止とによって電気絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定する際に高電圧系の電圧VHが変動すると、電圧波形出力回路60からの電圧波形を用いた判定を適正に行なうことができない場合が生じる。このため、実施例では、高電圧系の電圧VHが安定しているときにのみ電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定する処理を行なう。
高電圧系の電圧変動量ΔVHが閾値Vref未満のときには、インバータ28をオフ停止すると共に(ステップS260)、電圧波形出力回路60からの電圧波形により得られる接続点電圧差が所定の正常範囲内か否かにより電気系絶縁抵抗が正常か否かを判定する(ステップS270,S280)。電気系絶縁抵抗が正常と判定されたときには、電気系25のうちモータ系で絶縁抵抗の低下が生じている可能性が高いと判断し、モータ26に電圧が印加されるようインバータ28を作動すると共に(ステップS290)、電圧波形出力回路60からの電圧波形により得られる接続点電圧差が所定の正常範囲外か否かにより電気系絶縁抵抗が異常か否かを判定する(ステップS300,S310)。電気系絶縁抵抗が異常と判定されたときには、電気系25のうちモータ系を絶縁抵抗の低下箇所として特定し、初期値として(例えば、工場出荷時やメンテナンス完了時などに)値0が設定されるモータ系絶縁抵抗低下異常フラグF2に値1を設定してフラッシュメモリ78に記憶し(ステップS320)、絶縁抵抗低下箇所判定ルーチンを終了する。絶縁抵抗低下箇所判定ルーチンを終了すると、システムメインリレー34はオフされる。こうしてモータ系絶縁抵抗低下異常フラグF2に値1が設定されたときには、車両のメンテナンス時にモータ26の適正な駆動を可能な状態とするなど、より適正に対処することができる。
ステップS250で高電圧系の電圧変動量ΔVHが閾値Vref以上のときには電気系25のうちマスタ側昇圧回路32よりインバータ28側(実施例ではモータ系)で絶縁抵抗の低下が生じているか否かを判定不能と判断し、また、ステップS280で電気系絶縁抵抗が異常と判定されたときには電気系25のうちインバータ28よりマスタ側昇圧回路32側で絶縁抵抗の低下が生じている可能性が高いと判断し、さらに、ステップS310で電気系絶縁抵抗が正常と判定されたときには電気系25のうちモータ系で絶縁抵抗の低下が生じているか否かを判定不能と判断して、モータ系絶縁抵抗低下異常フラグF2に値0を設定しフラッシュメモリ78に記憶して(ステップS330)、絶縁抵抗低下箇所判定ルーチンを終了する。こうしてモータ系絶縁抵抗低下異常フラグF2に値0が設定されると、電気系25のうち補機系で絶縁抵抗の低下が生じているか否かを判定する処理など電気系絶縁抵抗の低下箇所を特定するための他の処理が行なわれ、システムメインリレー34がオフされる。
ここで、運転者により車両のシステムオフが指示されたタイミングでスレーブ遮断状態(システムメインリレー34がオンでシステムメインリレー44がオフの状態)であり且つマスタ側昇圧回路32による昇圧動作が行なわれていないとき(ゲート遮断の状態および上アームがオンの状態のとき)に電気系絶縁抵抗の低下箇所を判定する処理を行なう理由と、電気絶縁抵抗の低下箇所を判定する際にマスタ側昇圧回路32とスレーブ側昇圧回路42とを共にゲート遮断の状態で保持する理由とについて説明する。スレーブ遮断状態では、基本的に、マスタバッテリ30とスレーブバッテリ40との間で短絡が生じないようにするための前述したガード処理は行なわれない。一方、スレーブ遮断状態でも、車両のシステムオフが指示されたときには、前述のスレーブ側SMRオフ状態フラグFsが値0にリセットされるため、電子制御ユニット70ではシステムメインリレー44がオンされたとみなされ、電気系25でのガード処理が行なわれてしまう。そうすると、マスタ側昇圧回路34による昇圧動作が開始され、高電圧系の電圧VHが変動し、高電圧系の電圧変動量ΔVHが閾値Vrefを超える、即ち、電圧波形出力回路60からの電圧波形を用いた判定を適正に行なうことができなくなる場合が生じる。こうした場合が生じるのを回避するため、実施例の電気自動車20では、スレーブ遮断状態であり且つマスタ側昇圧回路32による昇圧動作が行なわれていないときに電気系絶縁抵抗の低下箇所を判定する際には、マスタ側昇圧回路34(更にはスレーブ側昇圧回路44)をゲート遮断の状態で保持するのである。なお、システムメインリレー44は実際にはオフされたままであるため、スレーブ側昇圧回路42のオンオフ制御が行なわれてもスレーブバッテリ40から高電圧系への電力供給は行なわれない。こうした制御により、電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かの判定をより確実に行なうことができる。
以上説明した実施例の電気自動車20によれば、マスタバッテリ30の負極端子とシステムメインリレー34との間の接続点Cnに印加する電圧と作用した電圧との電圧差(接続点電圧差)を用いて電気系25のいずれかの箇所に生じた絶縁抵抗の低下を検出して絶縁抵抗低下検出フラグF1に値1を設定し、システムメインリレー44がオフの状態で絶縁抵抗低下検出フラグF1に値1が設定されているときには、ガード処理を行なうときなどマスタ側昇圧回路32の作動が要求されたか否かにかかわらずマスタ側昇圧回路32をゲート遮断の状態で保持し、インバータ28の停止時の接続点Cnでの接続点電圧差を用いて電気系絶縁抵抗の低下箇所がインバータ28よりモータ26側のモータ系であるか否かを判定するから、接続点Cnでの接続点電圧差を用いた電気系絶縁抵抗の低下箇所の判定をより確実に行なうことができる。
実施例の電気自動車20では、マスタ側昇圧回路32をゲート遮断の状態で保持すると共にスレーブ側昇圧回路42をゲート遮断の状態で保持するものとしたが、システムメインリレー44がオフされている限りスレーブ側昇圧回路42についてはゲート遮断の状態で保持しないものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、車両のシステムオフが指示されたタイミングでシステムメインリレー44がオフの状態で絶縁抵抗低下検出フラグF1に値1が設定されているときに電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定する際にはマスタ側昇圧回路34をゲート遮断の状態で保持するものとしたが、車両のシステムオフが指示されたタイミングとは異なるタイミングであっても、例えば車両の駐車時などに、システムメインリレー44がオフの状態で絶縁抵抗低下検出フラグF1に値1が設定されているときに電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定する際にはマスタ側昇圧回路34をゲート遮断の状態で保持するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、マスタ側昇圧回路32による昇圧動作が行なわれていないとき(ゲート遮断の状態および上アームがオンの状態のとき)に電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定する図4のルーチンを実行するものとしたが、マスタ側昇圧回路32による昇圧動作が行なわれているか否かに拘わらず電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定するものとしてもよい。マスタ側昇圧回路32による昇圧動作が行なわれている場合、図4のルーチンのステップS220でマスタ側昇圧回路32をゲート遮断の状態で保持してから高電圧系の電圧VHが安定するために必要な時間が経過するのを待ってからステップS230以降の処理を実行するなどとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、インバータ28のオフ停止時の接続点Cnでの接続点電圧差とインバータ28の作動時の接続点Cnでの接続点電圧差とを用いて電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定するものとしたが、インバータ28の作動時の判定を行なうことなく、インバータ28のオフ停止時の接続点Cnでの接続点電圧差のみを用いて電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定するものとしてもよい。この場合、図4のルーチンのステップS290〜S310の処理については行なわないものとすればよい。
実施例の電気自動車20では、インバータ28のオフ停止時の接続点Cnでの接続点電圧差を用いた判定を行なう直前に高電圧系の電圧変動量ΔVHが閾値Vref未満か否かを判定して電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定するものとしたが、インバータ28のオフ停止時の接続点Cnでの接続点電圧差を用いた判定を行なう直前に加えて、インバータ28の作動時の接続点Cnでの接続点電圧差を用いた判定を行なう直前に高電圧系の電圧変動量が閾値未満か否かを判定するものとしてもよいし、高電圧系の電圧変動量ΔVHが閾値Vref未満か否かを判定することなく電気系絶縁抵抗の低下箇所がモータ系であるか否かを判定するものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、電圧波形出力回路60は、マスタバッテリ30の負極端子とシステムメインリレー34とを接続する接続点Cnに接続されているものとしたが、システムメインリレー34とマスタ側昇圧回路32とを接続する第1低電圧系の電力ライン35の正極母線や負極母線に接続されているものとしてもよいし、マスタ側昇圧回路32およびスレーブ側昇圧回路42とインバータ28とを接続する高電圧系の電力ライン36の正極母線や負極母線に接続されているものとしてもよい。
実施例の電気自動車20では、二次電池としての1つのマスタバッテリ30がシステムメインリレー34を介してマスタ側昇圧回路32に接続されると共に二次電池としての1つのスレーブバッテリ40がシステムメインリレー44を介してスレーブ側昇圧回路42に接続されているものとしたが、図5の変形例の電気自動車20Bに例示するように、二次電池としての2つのスレーブバッテリ40a,40bがそれぞれシステムメインリレー44a,44bを介してスレーブ側昇圧回路42に接続されているものなど、マスタバッテリの数とスレーブバッテリの数とについてはそれぞれ1つでも複数でも構わない。
実施例の電気自動車20では、モータ26からの動力だけを用いて走行する電気自動車20に適用して説明したが、走行用の動力を出力するモータ26に加えてエンジンを備えるハイブリッド自動車に適用するものとしてもよい。例えば、図6の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、駆動軸24に動力を入出力可能なモータ22に加えて、エンジン122と、エンジン22の出力軸に接続されると共に駆動軸24に接続された遊星歯車機構124と、遊星歯車機構124に動力を入出力可能なモータ126と、インバータ28と共に高電圧系に接続されモータ126を駆動するためのインバータ128と、を備えるものとしてもよい。
また、こうした電気自動車やハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、自動車以外の車両の形態や、こうした車両や船舶,航空機などの移動体に搭載される駆動装置の形態、建設設備などの移動しない設備に組み込まれた駆動装置の形態としても構わない。さらに、駆動装置の絶縁抵抗低下箇所判定方法の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ26が「電動機」に相当し、インバータ28が「インバータ回路」に相当し、マスタバッテリ30が「第1の二次電池」に相当し、マスタ側昇圧回路32が「第1の昇圧回路」に相当し、スレーブバッテリ40が「第2の二次電池」に相当し、スレーブ側昇圧回路42が「第2の昇圧回路」に相当し、マスタバッテリ30の負極端子とシステムメインリレー34との間の接続点Cnに発振器62からの電圧波形を検出抵抗64とコンデンサ65とを介して出力可能に構成されてこの接続点Cnに作用した電圧をコンデンサ65とローパスフィルタ66とを介して電子制御ユニット70に出力する電圧波形出力回路60と、接続点Cnに印加する電圧と作用した電圧との電圧差としての接続点電圧差を計算すると共に計算した接続点電圧差が所定の正常範囲内か否かを判定して異常と判定したときに絶縁抵抗低下検出フラグF1に値1を設定する図3の絶縁抵抗低下検出ルーチンのステップS100〜S130の処理を実行する電子制御ユニット70とが「絶縁抵抗低下検出手段」に相当し、システムメインリレー44がオフの状態で絶縁抵抗低下検出フラグF1に値1が設定されているときには電気系25でのガード処理を行なうときなどマスタ側昇圧回路32の作動が要求されたか否かにかかわらずマスタ側昇圧回路32をゲート遮断の状態で保持してインバータ28のオフ停止時の接続点Cnでの接続点電圧差を用いて電気系絶縁抵抗の低下箇所がインバータ28よりモータ26側のモータ系であるか否かを判定し判定結果に応じてモータ系絶縁抵抗低下異常フラグF2を設定する図4の絶縁抵抗低下箇所判定ルーチンの処理を実行する電子制御ユニット70が「絶縁抵抗低下箇所判定手段」に相当する。
ここで、「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータ26に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「インバータ回路」としては、インバータ28に限定されるものではなく、電動機を駆動するためのものであれば如何なるものとしても構わない。「第1の二次電池」としては、マスタバッテリ30に限定されるものではなく、二次電池であれば如何なるものとしても構わない。「第1の昇圧回路」としては、マスタ側昇圧回路32に限定されるものではなく、第1の二次電池の電圧を昇圧してインバータ回路に印加可能であると共に停止時には第1の二次電池の電圧を昇圧せずにインバータ回路に印加するものであれば如何なるものとしても構わない。「第2の二次電池」としては、スレーブバッテリ40に限定されるものではなく、二次電池であれば如何なるものとしても構わない。「第2の昇圧回路」としては、スレーブ側昇圧回路42に限定されるものではなく、第2の二次電池にリレーを介して接続されると共に第1の昇圧回路とインバータ回路とを接続する電力ラインに接続され、第2の二次電池の電圧を昇圧してインバータ回路に印加可能なものであれば如何なるものとしても構わない。「絶縁抵抗低下検出手段」としては、電圧波形出力回路60と電子制御ユニット70との組み合わせによるものに限定されるものではなく、単一のセンサによるものであっても構わない。また、「絶縁抵抗低下検出手段」としては、接続点Cnに発振器62からの電圧波形を検出抵抗64とコンデンサ66とを介して印加可能で電気系Cnに印加する電圧と作用した電圧との電圧差としての接続点電圧差を計算すると共に計算した接続点電圧差が所定の正常範囲内か否かを判定して異常と判定したときに絶縁抵抗低下検出フラグF1に値1を設定するものに限定されるものではなく、第1の二次電池とインバータ回路との間の所定箇所に電圧を印加可能に構成され、所定箇所に印加する電圧と所定箇所に作用した電圧との電圧差を検出し、検出した電圧差を用いて第1の二次電池と第1の昇圧回路と第2の二次電池と第2の昇圧回路とインバータ回路と電動機とを含む電気系のいずれかの箇所に生じた絶縁抵抗の低下を検出するものであれば如何なるものとしても構わない。「絶縁抵抗低下箇所判定手段」としては、システムメインリレー44がオフの状態で絶縁抵抗低下検出フラグF1に値1が設定されているときには、電気系25でのガード処理を行なうときなどマスタ側昇圧回路32の作動が要求されたか否かにかかわらずマスタ側昇圧回路32をゲート遮断の状態で保持してインバータ28の停止時の接続点Cnでの接続点電圧差とインバータ28のオフ停止時の接続点Cnでの接続点電圧差とを用いて電気系絶縁抵抗の低下箇所がインバータ28よりモータ26側のモータ系であるか否かを判定し判定結果に応じてモータ系絶縁抵抗低下異常フラグF2を設定するものに限定されるものではなく、リレーがオフの状態で絶縁抵抗低下検出手段により絶縁抵抗の低下が検出されているときには、第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず第1の昇圧回路の停止を保持し、インバータ回路の停止時に絶縁抵抗低下検出手段により検出される電圧差を用いて絶縁抵抗の低下が生じた箇所がインバータ回路より電動機側であるか否かを判定するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動装置や車両の製造産業に利用可能である。
20,20B 電気自動車、22a,22b 駆動輪、23 デファレンシャルギヤ、24 駆動軸 25 電気系、26 モータ、28 インバータ、30 マスタバッテリ、32 マスタ側昇圧回路、34,44,44a,44b システムメインリレー、35,36 電力ライン、37,38 コンデンサ、39 電圧センサ、40,40a,40b スレーブバッテリ、42 スレーブ側昇圧回路、51 インバータ、52 補機モータ、60 電圧波形出力回路、62 発振器、64 検出抵抗、65 コンデンサ、66 ローパスフィルタ、70 電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、78 フラッシュメモリ、80 パワースイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、122 エンジン、124 遊星歯車機構、126 モータ、128 インバータ、D1,D2 ダイオード、T1,T2 トランジスタ。

Claims (6)

  1. 駆動軸に動力を出力可能な電動機と、
    前記電動機を駆動するためのインバータ回路と、
    第1の二次電池と、
    前記第1の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能であると共に停止時には前記第1の二次電池の電圧を昇圧せずに前記インバータ回路に印加する第1の昇圧回路と、
    第2の二次電池と、
    前記第2の二次電池にリレーを介して接続されると共に前記第1の昇圧回路と前記インバータ回路とを接続する電力ラインに接続され、前記第2の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能な第2の昇圧回路と、
    前記第1の二次電池と前記インバータ回路との間の所定箇所に電圧を印加可能に構成され、該所定箇所に印加する電圧と該所定箇所に作用した電圧との電圧差を検出し、該検出した電圧差を用いて前記第1の二次電池と前記第1の昇圧回路と前記第2の二次電池と前記第2の昇圧回路と前記インバータ回路と前記電動機とを含む電気系のいずれかの箇所に生じた絶縁抵抗の低下を検出する絶縁抵抗低下検出手段と、
    車両のシステムオフが指示されたタイミングで前記リレーがオフの状態であり前記絶縁抵抗低下検出手段により前記絶縁抵抗の低下が検出されているときには、前記第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず且つ前記システムオフの指示により前記リレーがオンであるとみなされたことによって前記第1の昇圧回路および前記第2の昇圧回路の作動が要求されたときでも該第1の昇圧回路および該第2の昇圧回路の停止を保持し、前記インバータ回路の停止時に前記絶縁抵抗低下検出手段により検出される電圧差を用いて前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する絶縁抵抗低下箇所判定手段と、
    を備える駆動装置。
  2. 請求項1記載の駆動装置であって、
    前記絶縁抵抗低下箇所判定手段は、前記リレーがオフの状態であり且つ前記第1の昇圧回路が停止された状態で前記絶縁抵抗低下検出手段により前記絶縁抵抗の低下が検出されているときには、前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する手段である、
    駆動装置。
  3. 請求項1または2記載の駆動装置であって、
    前記絶縁抵抗低下箇所判定手段は、前記インバータ回路の停止時に前記絶縁抵抗低下検出手段により検出される電圧差と前記インバータ回路の作動時に前記絶縁抵抗低下検出手段により検出される電圧差とを用いて前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する手段である、
    駆動装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の駆動装置であって、
    前記絶縁抵抗低下箇所判定手段は、前記電力ラインに作用する電圧の変動量が所定量未満となる条件下で前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する手段である、
    駆動装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つの請求項に記載の駆動装置を搭載し、前記駆動軸が駆動輪に連結されてなる車両。
  6. 駆動軸に動力を出力可能な電動機と、前記電動機を駆動するためのインバータ回路と、第1の二次電池と、前記第1の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能であると共に停止時には前記第1の二次電池の電圧を昇圧せずに前記インバータ回路に印加する第1の昇圧回路と、第2の二次電池と、前記第2の二次電池にリレーを介して接続されると共に前記第1の昇圧回路と前記インバータ回路とを接続する電力ラインに接続され前記第2の二次電池の電圧を昇圧して前記インバータ回路に印加可能な第2の昇圧回路と、を備える駆動装置の絶縁抵抗低下箇所判定方法であって、
    前記第1の二次電池と前記インバータ回路との間の所定箇所に印加する電圧と該所定箇所に作用した電圧との電圧差を用いて前記第1の二次電池と前記第1の昇圧回路と前記第2の二次電池と前記第2の昇圧回路と前記インバータ回路と前記電動機とを含む電気系のいずれかの箇所に生じた絶縁抵抗の低下を検出し、
    車両のシステムオフが指示されたタイミングで前記リレーがオフの状態であり前記絶縁抵抗の低下が検出されているときには、前記第1の昇圧回路の作動が要求されたか否かにかかわらず且つ前記システムオフの指示により前記リレーがオンであるとみなされたことによって前記第1の昇圧回路および前記第2の昇圧回路の作動が要求されたときでも該第1の昇圧回路および該第2の昇圧回路の停止を保持し、前記インバータ回路の停止時における前記電圧差を用いて前記絶縁抵抗の低下が生じた箇所が前記インバータ回路より前記電動機側であるか否かを判定する、
    駆動装置の絶縁抵抗低下箇所判定方法。
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