JP3512954B2 - パターン近接効果補正方法、プログラム、及び装置 - Google Patents

パターン近接効果補正方法、プログラム、及び装置

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JP3512954B2
JP3512954B2 JP23696096A JP23696096A JP3512954B2 JP 3512954 B2 JP3512954 B2 JP 3512954B2 JP 23696096 A JP23696096 A JP 23696096A JP 23696096 A JP23696096 A JP 23696096A JP 3512954 B2 JP3512954 B2 JP 3512954B2
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    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/3175Lithography
    • H01J2237/31769Proximity effect correction

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に光、X線、
荷電粒子ビーム等を用いるパターン露光に関し、詳しく
は、近接効果補正されたパターンを得るパターン近接効
果補正方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の製造に於て対象にマス
クパターンを投影した場合、光の回折による近接効果に
よって、形成されたレジストパターンは誤差を含んでし
まう。この誤差を補正するためにあるマスクパターンの
一部形状を変化させると、そのマスクパターンの他の部
分及び他のマスクパターンに於て、レジスト上の露光強
度分布が変化してしまう。従って、マスクパターンを補
正し、補正されたマスクパターンに対して露光強度分布
を計算し、その計算結果に基づいて補正されたマスクパ
ターンを更に補正するという処理を繰り返し行う必要が
ある。
【0003】従来では、経験的に補正されたマスクパタ
ーンを幾通りか用意し、シミュレーション又は実験を繰
り返し行って最適マスクパターンを選択していた。シミ
ュレーションに於ては、光強度が所定の設定値になる等
光強度線をレジストパターンと仮定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来法では、
補正の精度及び所要時間がマスク設計者の技量に大きく
依存する。また半導体集積回路素子を微細化するために
はマスクパターンの微細化が必要であるが、これによっ
て近接効果が大きくなる。更に、半導体集積回路の大規
模化によって、近接効果補正に要する時間が増大する。
こうした理由によって、従来の近接効果補正方法を用い
ることは困難になってきた。
【0005】また従来は、前述のように光強度が所定の
設定値になる等光強度線をレジストパターンと仮定して
いたので、等光強度線周辺に於ける光強度分布は無視さ
れていた。これが更に誤差を大きくする原因となってい
た。このような問題は、X線露光のマスクパターンや電
子ビーム露光の描画パターンの近接効果補正についても
同様である。
【0006】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、設計者の技量に依存することなく、近接効果補正さ
れたパターンを効率的に得ることができるパターン近接
効果補正方法及び装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に於て
は、パターンデータに基づいて形成されたビームパター
ンを対象に露光し該対象に該パターンを形成するとき
に、該パターンの近接効果を補正する方法は、a)該パ
ターンを該対象に所望の形で形成するための該ビームパ
ターンの理想的ビーム強度プロファイルを、連続的変化
を有したビーム強度プロファイルとして計算し、b)該
パターンデータに於て該パターンのエッジを複数の線分
に分割し、該線分の法線方向に沿った第1の変位と該線
分の延長方向に沿った第2の変位との少なくとも一つを
表現する変位コードを該線分に割り当て、c)該パター
ンデータから求められるビーム強度プロファイルが該理
想的ビーム強度プロファイルに近づくように、該変位コ
ードを変化させて該線分を変位させる各段階を含むこと
を特徴とする。
【0008】請求項2の発明に於ては、請求項1記載の
方法に於て、前記理想的ビーム強度プロファイル及び前
記ビーム強度プロファイルは、前記エッジを垂直に横切
る複数の線に沿って計算されることを特徴とする。請求
項3の発明に於ては、請求項1記載の方法に於て、前記
段階c)は、c1)前記変位コードを変化させて前記線
分を変位させ、c2)前記エッジを垂直に横切る複数の
線に沿った前記理想的ビーム強度プロファイルと前記ビ
ーム強度プロファイルとの違いを示す類似度を求め、c
3)該段階c1)と該段階c2)とを該類似度が収束す
るまで繰り返す各段階を含むことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明に於ては、請求項3記載の
方法に於て、前記段階c1)は、c1−1)遺伝的アル
ゴリズムに於ける少なくとも一つの染色体として前記変
位コードを扱い、c1−2)該変位コードの少なくとも
幾つかをランダムに変化させることによって該少なくと
も一つの染色体から複数の進化した染色体を求める各段
階を含み、前記段階c2)は、該複数の進化した染色体
の類似度のうちで最も高い類似度を求める段階を含むこ
とを特徴とする。
【0010】請求項5の発明に於ては、請求項4記載の
方法に於て、前記段階c1−2)は、一対の該進化した
染色体にクロスオーバーを適用する段階を更に含むこと
を特徴とする。請求項6の発明に於ては、請求項4記載
の方法に於て、前記段階c1−2)は、一対の該進化し
た染色体の該変位コード同士を加えることによって、該
一対の該進化した染色体にクロスオーバーを適用する段
階を更に含むことを特徴とする。
【0011】請求項7の発明に於ては、請求項3記載の
方法に於て、前記段階c)は、前記段階c3)の後に、
c4)前記変位コードの一つを単位増加させると前記類
似度が増加する場合に前記変位コードの一つを単位増加
させ、c5)該変位コードの一つを単位減少させると該
類似度が増加する場合に該変位コードの一つを単位減少
させ、c6)該段階c4)及びc5)を全ての変位コー
ドに対して実行し、c7)該段階c4)乃至c6)を該
類似度が収束するまで繰り返す各段階を更に含むことを
特徴とする。
【0012】請求項8の発明に於ては、パターンデータ
に基づいて形成されたビームパターンを対象に露光し該
対象に該パターンを形成するときに、該パターンの近接
効果を補正するコンピュータプログラム製品は、該パタ
ーンの近接効果を補正するプログラムコード手段を提供
するコンピュータ読み取り可能な媒体を含み、該プログ
ラムコード手段は、該パターンを該対象に所望の形で形
成するための該ビームパターンの理想的ビーム強度プロ
ファイルを、連続的変化を有したビーム強度プロファイ
ルとして計算する第1のプログラムコード手段と、該パ
ターンデータに於て該パターンのエッジを複数の線分に
分割し、該線分の法線方向に沿った第1の変位と該線分
の延長方向に沿った第2の変位との少なくとも一つを表
現する変位コードを該線分に割り当てる第2のプログラ
ムコード手段と、該パターンデータから求められるビー
ム強度プロファイルが該理想的ビーム強度プロファイル
に近づくように、該変位コードを変化させて該線分を変
位させる第3のプログラムコード手段を含むことを特徴
とする。
【0013】請求項9の発明に於ては、請求項8記載の
コンピュータプログラム製品に於て、前記理想的ビーム
強度プロファイル及び前記ビーム強度プロファイルは、
前記エッジを垂直に横切る複数の線に沿って計算される
ことを特徴とする。請求項10の発明に於ては、請求項
8記載のコンピュータプログラム製品に於て、前記第3
のプログラムコード手段は、前記変位コードを変化させ
て前記線分を変位させる第3−1のプログラムコード手
段と、前記エッジを垂直に横切る複数の線に沿った前記
理想的ビーム強度プロファイルと前記ビーム強度プロフ
ァイルとの違いを示す類似度を求める第3−2のプログ
ラムコード手段と、該第3−1のプログラムコード手段
と第3−2のプログラムコード手段とを該類似度が収束
するまで繰り返す第3−3のプログラムコード手段を含
むことを特徴とする。
【0014】請求項11の発明に於ては、請求項10記
載のコンピュータプログラム製品に於て、前記第3−1
のプログラムコード手段は、遺伝的アルゴリズムに於け
る少なくとも一つの染色体として前記変位コードを設定
する第3−1−1のプログラムコード手段と、該変位コ
ードの少なくとも幾つかをランダムに変化させることに
よって該少なくとも一つの染色体から複数の進化した染
色体を求める第3−1−2のプログラムコード手段を含
み、前記第3−2のプログラムコード手段は、該複数の
進化した染色体に対する前記類似度のうちで最も高い類
似度を求めることを特徴とする。
【0015】請求項12の発明に於ては、請求項11記
載のコンピュータプログラム製品に於て、前記第3−1
−2のプログラムコード手段は、一対の該進化した染色
体にクロスオーバーを適用するプログラムコード手段を
更に含むことを特徴とする。請求項13の発明に於て
は、請求項11記載のコンピュータプログラム製品に於
て、前記第3−1−2のプログラムコード手段は、一対
の該進化した染色体の該変位コード同士を加えることに
よって、該一対の該進化した染色体にクロスオーバーを
適用するプログラムコード手段を更に含むことを特徴と
する。
【0016】請求項14の発明に於ては、請求項10記
載のコンピュータプログラム製品に於て、前記第3のプ
ログラムコード手段は、前記第3−3のプログラムコー
ド手段の後に実行されるべき、前記変位コードの一つを
単位増加させると前記類似度が増加する場合に前記変位
コードの一つを単位増加させる第3−4のプログラムコ
ード手段と、該変位コードの一つを単位減少させると該
類似度が増加する場合に該変位コードの一つを単位減少
させる第3−5のプログラムコード手段と、該第3−4
のプログラムコード手段及び該第3−5のプログラムコ
ード手段を全ての変位コードに対して実行する第3−6
のプログラムコード手段と、該第3−4乃至第3−6の
プログラムコード手段を該類似度が収束するまで繰り返
すプログラムコード手段を更に含むことを特徴とする。
【0017】請求項15の発明に於ては、パターンデー
タに基づいて形成されたビームパターンを対象に露光し
該対象に該パターンを形成するときに、該パターンの近
接効果を補正する装置は、該パターンを該対象に所望の
形で形成するための該ビームパターンの理想的ビーム強
度プロファイルを、連続的変化を有したビーム強度プロ
ファイルとして計算する第1の手段と、該パターンデー
タに於て該パターンのエッジを複数の線分に分割し、該
線分の法線方向に沿った第1の変位と該線分の延長方向
に沿った第2の変位との少なくとも一つを表現する変位
コードを該線分に割り当てる第2の手段と、該パターン
データから求められるビーム強度プロファイルが該理想
的ビーム強度プロファイルに近づくように、該変位コー
ドを変化させて該線分を変位させる第3の手段を含むこ
とを特徴とする。
【0018】請求項16の発明に於ては、請求項15記
載の装置に於て、前記理想的ビーム強度プロファイル及
び前記ビーム強度プロファイルは、前記エッジを垂直に
横切る複数の線に沿って計算されることを特徴とする。
請求項17の発明に於ては、請求項15記載の装置に於
て、前記第3の手段は、前記変位コードを変化させて前
記線分を変位させる第3−1の手段と、前記エッジを垂
直に横切る複数の線に沿った前記理想的ビーム強度プロ
ファイルと前記ビーム強度プロファイルとの違いを示す
類似度を求める第3−2の手段と、該第3−1の手段と
第3−2の手段とを該類似度が収束するまで繰り返し実
行させる第3−3の手段を含むことを特徴とする。
【0019】請求項18の発明に於ては、請求項17記
載の装置に於て、前記第3−1の手段は、遺伝的アルゴ
リズムに於ける少なくとも一つの染色体として前記変位
コードを設定する第3−1−1の手段と、該変位コード
の少なくとも幾つかをランダムに変化させることによっ
て該少なくとも一つの染色体から複数の進化した染色体
を求める第3−1−2の手段を含み、前記第3−2の手
段は、該複数の進化した染色体に対する前記類似度のう
ちで最も高い類似度を求めることを特徴とする。
【0020】請求項19の発明に於ては、請求項18記
載の装置に於て、前記第3−1−2の手段は、一対の該
進化した染色体にクロスオーバーを適用する手段を更に
含むことを特徴とする。請求項20の発明に於ては、請
求項18記載の装置に於て、前記第3−1−2の手段
は、一対の該進化した染色体の該変位コード同士を加え
ることによって、該一対の該進化した染色体にクロスオ
ーバーを適用する手段を更に含むことを特徴とする。
【0021】請求項21の発明に於ては、請求項17記
載の装置に於て、前記第3の手段は、前記第3−3の手
段が前記類似度を収束させた後に実行されるべき、前記
変位コードの一つを単位増加させると前記類似度が増加
する場合に前記変位コードの一つを単位増加させる第3
−4の手段と、該変位コードの一つを単位減少させると
該類似度が増加する場合に該変位コードの一つを単位減
少させる第3−5の手段と、該第3−4の手段及び該第
3−5の手段を全ての変位コードに対して実行させる第
3−6の手段と、該第3−4乃至第3−6の手段を該類
似度が収束するまで繰り返し実行させる手段を更に含む
ことを特徴とする。
【0022】前記請求項1、8、及び15の発明に於て
は、パターンデータに於てパターンのエッジを複数の線
分に分割して、パターンから求められたビーム強度プロ
ファイルが理想的ビーム強度プロファイルに近づくよう
に、各々の線分の変位を変化させていくことによって、
近接効果補正されたパターンを効率的に得ることができ
る。また理想的ビーム強度プロファイルは連続的に変化
するプロファイルであるので、近接効果補正計算が到達
可能な解であり、従ってステップ形状の目標解を与えた
場合よりもより良好な補正結果を得ることが出来る。
【0023】前記請求項2、9、及び16の発明に於て
は、ビーム強度プロファイルをパターンエッジの法線方
向に対してのみ考慮するので、効率的に近接効果補正計
算を行うことが出来る。前記請求項3、10、及び17
の発明に於ては、ビーム強度プロファイルをパターンエ
ッジの法線方向に対してのみ考慮するので、効率的に近
接効果補正計算を行うことが出来る。
【0024】前記請求項4、11、及び18の発明に於
ては、遺伝的アルゴリズムを用いて、ビーム強度プロフ
ァイルが理想的ビーム強度プロファイルに近づくよう
に、各々の線分の変位を変化させていくので、良好に近
接効果補正されたパターンを効率的に得ることができ
る。
【0025】前記請求項5、12、及び19の発明に於
ては、遺伝的アルゴリズムにクロスオーバーを導入する
ことによって、高速に近接効果補正計算を収束させるこ
とが出来る。前記請求項6、13、及び20の発明に於
ては、染色体を表す変位コード同士を加算してクロスオ
ーバーを行うことによって、望ましい変位位置に線分を
速く到達させることが可能となり、高速に近接効果補正
計算を収束させることが出来る。
【0026】前記請求項7、14、及び21の発明に於
ては、遺伝的アルゴリズムによって近接効果補正計算が
収束した後に、類似度が減少する方向に更に線分を変位
させることによって、類似度を遺伝的アルゴリズムの収
束限界以上に向上させることが出来る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の一実施形態を説明する。図1は、本発明によるパタ
ーン近接効果補正装置の概略構成を示す。図1のパター
ン近接効果補正装置は、コンピュータ10と、マスクパ
ターンデータ格納ユニット11と、プロファイル・パラ
メータ格納ユニット12と、補正マスクパターンデータ
格納ユニット13を含む。マスクパターンデータ格納ユ
ニット11はマスクパターンデータを格納し、プロファ
イル・パラメータ格納ユニット12は、理想光強度プロ
ファイル及び関連するパラメータを格納する。コンピュ
ータ10は、マスクパターンデータ、理想光強度プロフ
ァイル、及び関連するパラメータとに基づいて補正され
たマスクパターンデータを生成し、これを補正マスクパ
ターンデータ格納ユニット13に格納する。
【0028】図2のフローチャートは、コンピュータ1
0によって実行される補正マスクパターンデータ生成処
理を示す。この処理を行うプログラムは、コンピュータ
読み取り可能な媒体で提供される。この媒体は、マスク
パターンデータ格納ユニット11、プロファイル・パラ
メータ格納ユニット12、及び補正マスクパターンデー
タ格納ユニット13の少なくとも一つでよく、或いは、
ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、
RAMチップ等の他の記録媒体でもよい。
【0029】ステップS1に於て、マスクパターンデー
タから、近接効果補正を行う最適化領域を選択する。図
3(A)に最適化領域及び他の関連する領域を示す。最
適化領域20は、マスクパターンデータの2次元マスク
パターン内の矩形領域として定義される。図面の見やす
さを考えて、この2次元マスクパターンのうちで、一部
のみが図の左下に示される。以降、マスクパターンを構
成する独立した各部分をパターン要素と呼ぶ。
【0030】最適化領域20は以下のようにして選択さ
れる。まずマスクパターンを検査して、近接効果が存在
する部位を検出する。そして、近接効果が存在する互い
に近い部位を纏めて一つにし、この纏まり全体を覆う矩
形領域として、最適化領域20が定められる。
【0031】ステップS2に於て、最適化領域20を、
図3(A)に示すように矩形領域21乃至28に分割す
る。補正マスクパターンの計算は各矩形領域に対して別
々に行われる。図3(A)には、境界線B1乃至B4が
示される。矩形領域21乃至28の各々は、略正方形で
ありa×bの大きさを有する。
【0032】最適化領域20の矩形領域21乃至28へ
の分割は、処理時間を削減するために行われる。最適化
領域20を分割せずに補正計算を最適化領域20の全体
に対して一斉に行おうとすると、最適化領域20内の全
てのパターン要素に対して互いの相互作用を考慮する必
要があるので、計算時間が長くなる。しかし矩形領域2
1乃至28の各々に対して別々に補正計算を適用すれ
ば、全ての領域に対する合計処理時間を削減することが
出来る。しかしながら最適化領域20をあまりに多くの
領域に分割すると、再び合計処理時間が増大することに
なる。従って、最適化領域20の分割の仕方は、以下の
ステップS4乃至S6の合計処理時間が最も短縮される
ように選ばれる。
【0033】ステップS3に於て、矩形領域21乃至2
8の各々に対して、パターン要素を纏めてグループ化す
る。例えば矩形領域21に関しては、図3(A)に示さ
れるように、最適化小領域31内部の全てのパターン要
素が一つのグループとされる。図3(A)に示されるよ
うに、最適化小領域31は矩形領域21より大きい。こ
れは、矩形領域21内のパターン要素は周辺領域29か
らの近接効果の影響を受けるからであり、この周辺領域
29を無視すべきではないからである。最適化小領域3
1は(a+2c)×(b+2c)の大きさであり、ここ
でc≧λ/NAである。λは露光に用いる光の波長であ
り、NAはパターン露光に用いる光学系の開口数であ
る。パラメータλ/NAは、プロファイル・パラメータ
格納ユニット12に格納されている。
【0034】パターン要素のグループ化は、矩形領域2
1と同様に、矩形領域22乃至28に対しても行われ
る。例えば図3(A)に示すように、最適化小領域36
が、矩形領域26に対して設けられる。図3(B)は、
矩形領域間の境界線に沿って延在する最適化小領域を示
す。図3(B)に於て、最適化小領域40は、境界線B
1乃至B4を囲む点線によって示される。最適化小領域
40内部のパターン要素は、1つのグループとして纏め
られる。最適化小領域40を導入する理由は、矩形領域
21乃至28に対して別々の補正計算を順次適用する
と、境界線B1乃至B4の周辺ではパターン要素が望ま
しくない形に補正されてしまうからである。なお最適化
小領域40の幅Wは、例えば上記cである。
【0035】このようなグループ化によって、最適化領
域20のパターン要素が9つのグループに分割される。
以下、この9グループの中の任意の1つのグループをグ
ループGと称す。図3(C)は最適化小領域31の拡大
図である。図3(C)に示されるように、最適化小領域
31内にはパターン要素P1乃至P10が含まれる。パ
ターン要素P1乃至P10の内部の斜線領域は露光用の
光を遮断し、他の白地の領域は露光用の光を通過させ
る。
【0036】ここでパターン要素P1乃至P5はいずれ
も最適化小領域31の境界線で切断されているが、それ
ぞれが独立なパターンとみなされる。図2を再び参照し
て、ステップS4に於て、グループG内の各パターン要
素の輪郭線を所定の長さの線分に分割し、近接効果補正
によって移動される各線分の変位(移動量)をコードで
表現する。但し、パターン要素P1乃至P5のように境
界線で切断されたパターン要素については、切断によっ
て生成された境界上の線を輪郭線として扱わない。
【0037】図4(A)はパターン要素の輪郭線分割を
示す。図4(A)に示されるように、パターン要素P9
の輪郭線は線分0〜9に分割される。図4(B)は、線
分に対して設定された変位コードDを示す。変位コード
Dの各々は、各線分の法線方向への線分平行移動量を表
す。図4(C)は、線分が変位されたパターン要素P9
1を示す。図4(D)は、図4(C)の線分変位に対応
する変位コードDを示す。
【0038】各変位コードDの初期値は0である。正の
変位コードDは、パターン要素を拡大する方向である外
向きの変位を表し、負の変位コードDは、パターン要素
を縮小する方向である内向きの変位を表す。変位コード
の単位変化の実際の大きさは、プロファイル・パラメー
タ格納ユニット12に格納されている。
【0039】図2を再び参照して、ステップS5に於
て、変位コードDを最適化する。この最適化は、グルー
プG内の各パターン要素の適応度の総和H、すなわちグ
ループGの適応度Hができるだけ大きくなるようにして
行われる。この処理は後に詳細に説明される。
【0040】適応度Hが高いほど、補正されたパターン
の光強度分布が理想的光強度分布に近いことを意味して
いる。厳密に言えば、所望のレジストパターンの輪郭線
付近において、補正パターンの光強度分布が理想的光強
度分布に近づくことになる。この適応度計算に於ては、
適応度の信頼性を確保しつつ計算時間を短縮するため
に、輪郭線の法線方向に沿った光強度プロファイルのみ
を考慮する。
【0041】図5(A)は、光強度プロファイルが考慮
される方向を示す。図5(A)は、所望のレジストパタ
ーン要素P92の輪郭線を直角に横切る法線L1乃至L
30を示し、理想の光強度プロファイルは法線L1乃至
L30上でのみ計算される。法線L1乃至L30の各々
は、その輪郭線内側及び外側の長さが互いに等しい。ま
た法線L1乃至L30は、互いに等しい間隔で設けられ
る。図5(B)は、所望のレジストパターン要素P92
を得るために近接効果補正されたパターン要素P93を
示す。図5(C)は、マスクパターン要素P93によっ
て生成されたレジスト上の等光強度線P94を示す。
【0042】図6は、法線L1乃至L30に沿った光強
度プロファイルを示す。図6に於て、図5(A)の法線
L1乃至L30に沿った理想的光強度プロファイルIo
を実線で示し、図5(C)の法線L1乃至L30のk番
目の法線Lkに沿った光強度プロファイルIrkを一点
鎖線で示す。理想的光強度プロファイルIoと光強度プ
ロファイルIrkのパターン要素内部での交点をx1k
とし、パターン要素外部での交点をx2kとする。マス
クパターン要素P93の適応度H93は、
【0043】
【数1】
【0044】として求められる。ここでuは強調因子で
あり、例えば1である。他のパターン要素の適応度H
も、同様にして算出される。上式から明らかなように、
適応度Hは線積分計算によって求められるので、2次元
的な光強度分布を考えたときに必要になるような面積分
計算に比較すれば、短い計算時間ですむという利点があ
る。
【0045】図6に示されるように、理想的光強度プロ
ファイルIoは、理想パターンとして当然期待されるよ
うなステップ形状のパターンではない。本発明によれ
ば、理想的光強度プロファイルIoは、理想的状況を仮
定して計算されるプロファイルである。例えば、理想的
光強度プロファイルIoは、近接効果によるパターン歪
みが存在しないような1次元パターンを用いて計算され
る。或いは、理想的光強度プロファイルIoは、近接効
果が無いことが経験的に分かっているパターンを用いて
計算される。このようにステップ形状のプロファイルで
はなく計算で求められた理想的プロファイルを用いれ
ば、補正計算に於てより良い解を求めることが出来る。
何故なら、ステップ形状のプロファイルは、補正計算が
到達できる解空間内には存在しないからである。計算で
求められた理想的プロファイルを用いれば、目標到達点
を解空間内に設定することが出来るので、補正計算に対
して到達可能なゴールを設けることが出来る。従って、
補正計算によってより良い解を導くことが出来る。
【0046】図2に再び戻って、ステップS6に於て、
最適化領域20内の全てのグループGに対して、上記ス
テップS4及びS5が実行されたかをチェックする。Y
ESなら処理はステップS7に進み、NOなら処理はス
テップS4に戻りステップS4及びS5を繰り返す。
【0047】ステップS7に於て、最適化された変位コ
ードをマスクパターンに変換する。例えば、図4(A)
に示す補正前のパターン要素P9と図4(D)に示す変
位コードDとから、線分が変位されたパターン要素P9
1(図4(C))を得ることが出来る。このパターン要
素P91を用いて、図5(B)に示すマスクパターン要
素P93を以下のようにして求める。即ち、互いに平行
な線分間が開いている場合には、これらの線分に直角な
線で端点間を接続し、互いに直角な線分間が開いている
場合には、線分を延長させて交差させる。また交差して
いる線分に交差点を越えて延びる余計な部分が存在する
場合は、この余計な部分を除去する。これによって図5
(B)に示されるように、全てのギャップと余計な部分
とが抹消される。
【0048】境界線B1乃至B4付近のパターン要素に
ついては、最適化小領域40内のパターン要素を用いて
上述の計算を行う。。以下に、上記ステップS5(図
2)の詳細を説明する。本実施例に於ては、最適変位コ
ードの計算は、パターン要素に対する変位コードDの列
を染色体とみなし、遺伝的アルゴリズムを用いて行われ
る。
【0049】図7は、染色体が進化する遺伝的アルゴリ
ズムのフローチャートを示す。この染色体の進化は、上
記適応度Hの増加に対応している。一般的に、遺伝的ア
ルゴリズムではいずれかの染色体が進化するのを期待す
る。しかし近接効果補正に於ては、グループGの単位で
全体として染色体が進化する必要がある。本発明ではこ
れを以下のようにして実現する。
【0050】まず、グループG内のパターン要素をパタ
ーン要素P1乃至Pnとする。また、例えば図4(B)
に示すように、変位コードDを長さが一定の部分変位コ
ードd1乃至d5に分割してグループ化する。ここで各
グループ内のコード数は1であってもよい。即ち、部分
変位コードは一つの変位コードから構成されていてもよ
い。
【0051】各部分変位コードd1乃至d5の適応度を
部分適応度と称す。またパターン要素P1乃至Pnのう
ちの任意のパターン要素Pqは、rq個の部分変位コー
ドより構成されるものとする。パターン要素の適応度
は、部分適応度の逆数の総和の逆数である。
【0052】図7のステップS50に於て、各パターン
要素Pq(q=1〜n)の各々について、初代のm個の
染色体Xq01乃至Xq0mを作成する。ここで記号X
qの直後の数字は世代番号を表す。即ちXq01乃至X
q0mは第1世代の染色体である(数字0が第1世代、
数字1が第2世代、・・・)。具体的には、パターン要
素Pqの変位コードDに対し後述のミューテーションを
m回適用することによって、上記m個の染色体を作成す
る。
【0053】ステップS51に於て、まず染色体Xqi
jの部分適応度Hqijk(k=1〜rq)を求め、更
に適応度Hqij(j=1〜m)を
【0054】
【数2】
【0055】として求める。適応度Hqi1〜Hqim
の最大値Hqimaxに対応する染色体を最優秀染色体
と称す。最優秀染色体は変化することなく次世代に継承
される。ステップS52に於て、新たな(m−1)の染
色体を作成する。新たな染色体の作成は、上記m個の染
色体から一対の染色体を選択して、一対の染色体間でク
ロスオーバーをとることによって行われる。ここでクロ
スオーバーは、劣勢染色体(最優秀でない染色体)に於
ける部分的に優秀な部分を選択することによって、それ
らの部分的に優秀な部分が進化プロセスから取り残され
ることを避けるものである。
【0056】図8は、新たな染色体を生成する方法を示
す。図8は染色体から変換されたパターン要素を示すも
のであり、新規染色体Xq0Cは、父親染色体Xq0F
と母親染色体Xq0Mとから生成される。親染色体Xq
0F及びXq0Mを選択する際には、Hja /ΣHja
をj番目の染色体の選択レートとして用いる。ここでH
jはj番目の染色体の適応度であり、Σは全ての染色体
に対する総和である。選択ファクターaは、より優秀な
染色体が選ばれる確率を調整するためのものである。例
えば、選択ファクターaが比較的大きいとき(例えば1
00)、最も高い適応度を有する最優秀染色体の選択レ
ートは、他の染色体の選択レートよりも大幅に大きくな
る。一方、比較的小さな選択ファクターa(例えば1)
を用いると、選択レート間の違いは小さくなる。
【0057】例えば100程度の大きな選択ファクター
を用いて、m個の染色体の中から、選択レートの確率に
したがって父親染色体が選択される。例えば、ある染色
体の選択レートが0.4 である場合、この染色体が選択さ
れる確率は0.4 である。次に、例えば1程度の小さな選
択ファクターを用いて、母親染色体が選択される。
【0058】図8に於て、母親染色体Xq0Mから、少
なくとも一つの部分変位コードを含む部位Aが、この部
位の部分適応度の評価に基づいて選択される。この選択
は、他の部位よりも高い部分適応度を有する部位を抽出
することによって行われる。次に、母親染色体Xq0M
の部位Aで父親染色体Xq0Fの対応する部位を置き換
えることによって、新規染色体Xq0Cを生成する。こ
の新規染色体の生成をm−1回行い、m−1個の新規染
色体を得る。
【0059】クロスオーバーによりm−1個の新規染色
体を生成することで、グループGの適応度を効果的に向
上させることが出来る。ステップS53に於て、新たな
(m−1)個の染色体の各々について、後述のミューテ
ーションを行う。このミューテーションににより得られ
た染色体とステップS52で得られた最優秀染色体と
が、次世代の染色体となる。
【0060】図9は、次世代染色体の生成を示す。図9
は染色体数が5の場合を示し、最優秀染色体は染色体X
q01である。図9に示されるように、最優秀染色体X
q01は、変化することなく次世代染色体Xq11とし
て伝えられる。父親染色体Xq0F−1乃至Xq0F−
4と母親染色体Xq0M−1乃至Xq0M−4とのクロ
スオーバーにより、新規染色体Xq0C−1乃至Xq0
C−4を生成する。そして、新規染色体Xq0C−1乃
至Xq0C−4はミューテーションにかけられ、次世代
染色体Xq12乃至Xq15となる。
【0061】ミューテーションによる染色体変化は、解
空間に於て局所最適解を狭い範囲で探索することに相当
し、クロスオーバーによる染色体変化は解空間に於て局
所最適解を広い範囲で探索することに相当する。従っ
て、クロスオーバーを取り入れることによって、より良
い適応度への収束をより高速にはかることが出来る。
【0062】図7を再び参照して、ステップS54に於
て、上記ステップS51乃至S53の処理がグループG
内の全てのパターン要素に対して行われたかをチェック
する。YESなら処理はステップS55に進み、NOな
ら処理はステップS51に戻り、ステップS51乃至S
53を繰り返す。
【0063】ステップS55に於て、グループG内の各
パターン要素に対して最優秀染色体を用いて、グループ
Gの適応度Hを算出する。ステップS56に於て、適応
度Hが最大適応度Hmax以上であるかチェックする。
YESであれば処理はステップS57へ進み、NOであ
れば処理はステップS58へ進む。ここで最大適応度H
maxの初期値は0である。
【0064】ステップS57に於て、最大適応度Hma
xを適応度Hに設定し、収束判定カウンタSCをゼロク
リアする。その後、処理はステップS59に進み変数i
を1増加して(次世代を意味する)、ステップS51に
戻る。ステップS58に於て、収束判定カウンタSCを
1増加する(収束判定カウンタSCの初期値はゼロであ
る)。この収束判定カウンタSCのインクリメントは、
適応度Hが連続して改善されなかった回数をチェックす
るためになされる。
【0065】ステップS60に於て、収束判定カウンタ
SCが所定の数M1より小さいか否かをチェックする。
YESであれば、処理は上記ステップS59へ進み変数
iを1増加させ(次世代を意味する)、更にステップS
51に戻る。NOであれば、処理はステップS61に進
む。このステップS60に於けるチェックは、適応度H
が所定回数M1の間連続して改善しなかったかどうかを
決定するためのものであり、即ち適応度Hが収束したか
否かを決定するものである。
【0066】ステップS61に於て、後述の逐次改善法
を実行する。これで処理を終了する。図10は、図7の
ステップS53で各新規染色体に対して実行されるミュ
ーテーション処理を示すフローチャートである。以下、
変位コードD中のe番目の線分の変位コードをDqij
(e)で表す。線分番号eの範囲を0≦e≦emaxと
する。
【0067】ステップS530に於て、線分番号eをゼ
ロクリアする。ステップS531に於て、範囲0<R<
1の乱数Rを発生させる。ステップS532に於て、乱
数Rがμ以下かどうかを判定する。R≦μであればステ
ップS533へ進み、そうでなければステップS537
へ進む。μは、例えば0.1 である。
【0068】ステップS533に於て、乱数Rを再度発
生させる。ステップS534に於て、乱数Rが0.5 以下
であるかどうかを判定する。YESなら処理はステップ
S535に進み、変位Dqij(e)を1減少させる。
NOなら処理はステップS536に進み、変位Dqij
(e)を1増加させる。
【0069】ステップS537に於て、線分番号eを1
増加する。ステップS538に於て、e≦emaxであ
るかどうか判定する。YESなら処理は上記ステップS
531へ戻り、NOなら処理を終了する。このような処
理により、ある染色体の変位コードの各変位が確率μで
変化し、変化する場合の変化量は等確率で1又は−1で
ある。
【0070】以下に、ステップS61の詳細を説明す
る。図11は、図7のステップS61で実行される逐次
改善法のフローチャートである。ここで、遺伝的アルゴ
リズムで最適化されたグループG内の染色体をX0乃至
Xnとする。
【0071】ステップS610に於て、後述のようにし
て、染色体X0乃至Xnを改善する。ステップS611
に於て、グループGの適応度Hを算出する。ステップS
612に於て、H>Hmaxであるかどうか判定する。
YESであれば処理はステップS613へ進み、NOで
あれば処理はステップS614へ進む。
【0072】ステップS613に於て、最大適応度Hm
axに適応度Hを代入し、収束判定カウンタSCをゼロ
クリアする。その後、処理はステップS610に戻る。
ステップS614に於て、収束判定カウンタSCを1増
加する。収束判定カウンタSCの初期値は0である。
【0073】ステップS615に於て、収束判定カウン
タSCが所定の数M2に等しいかどうか判定する。YE
Sであれば、適応度Hが収束したことを示すので、処理
を終了する。NOであれば、処理は上記ステップS61
0へ戻る。以下に、図11のステップS610の詳細を
説明する。
【0074】図12は、ステップS610に於て実行さ
れる染色体改善処理のフローチャートである。ここで、
染色体Xqのe番目の線分の変位を変位コードDq
(e)で表す。図12のフローチャートに於て、変位コ
ードDq(e)は、パターン要素Pqの適応度Hqが増
加する方向に変化させられる。適応度Hqに何等改善が
見込まれない場合には、変位コードDq(e)は変化さ
れない。
【0075】ステップS80に於て、線分番号e及びパ
ターン番号qをゼロクリアする。また染色体Xqの最大
適応度Hqmaxの初期値を、染色体Xqの適応度Hq
とする。ステップS81に於て、変位コードDq(e)
を1増加する。
【0076】ステップS82に於て、染色体Xqの適応
度Hqを算出する。この場合、ステップS81では、変
位コードDq(e)に対してのみ染色体Xqに変化がも
たらされている。従って、染色体Xqの全体に対して適
応度Hqを再計算するのではなく、変位コードDq
(e)の変化に相当する適応度Hqの変化分だけを考慮
することによって、適応度Hqを計算することが出来
る。
【0077】ステップS83に於て、Hq≦Hqmax
であるかどうか判定する。YESであれば処理はステッ
プS84へ進み、NOであれば処理はステップS87へ
進む。このステップS83に於ける判定は、変位コード
Dq(e)を1増加させることによって、適応度Hqが
増加するか否かを判定するためのものである。
【0078】ステップS84に於て、変位コードDq
(e)の値を2減ずる。これは、変位コードDq(e)
を元の値から1だけ減少させるために行われる。ステッ
プS85に於て、染色体Xqの適応度Hqを算出する。
ステップS82と同様に、染色体Xqの全体に対して適
応度Hqを再計算するのではなく、変位コードDq
(e)の変化に相当する適応度Hqの変化分だけを考慮
することによって、適応度Hqを計算することが出来
る。
【0079】ステップS86に於て、Hq≦Hqmax
であるかどうかを判定する。YESであれば処理はステ
ップS88へ進み、NOであれば処理はステップS87
へ進む。このステップS86に於ける判定は、変位コー
ドDq(e)を1減少させることによって、適応度Hq
が増加するか否かを判定するためのものである。
【0080】ステップS87に於て、最大適応度Hqm
axに適応度Hqを代入し、ステップS89へ進む。ス
テップS88に於て、変位コードDq(e)を1増加す
る。この処理によって、変位コードDq(e)になされ
た変化が相殺される。
【0081】ステップS89に於て、線分番号eを1増
加する。ステップS90に於て、e≦eqmaxである
かどうかを判定する。YESであれば処理は上記ステッ
プS81へ戻り、NOであれば処理はステップS91へ
進む。
【0082】ステップS91に於て、線分番号eをゼロ
クリアし、パターン番号qを1増加する。ステップS9
2に於て、q<nであるかどうか判定する。YESであ
れば処理は上記ステップS81へ戻り、NOであれば処
理を終了する。
【0083】図13は、最大適応度Hmaxの変化を示
す。図13に於て、遺伝的アルゴリズムとして示される
範囲は、図7のステップS50からS60に述べられた
遺伝的アルゴリズムによる最大適応度Hmaxの増加を
示す。逐次改善法として示される範囲は、図7のステッ
プS61で実行される逐次改善法による最大適応度Hm
axの増加を示す。
【0084】図13に示されるように、遺伝的アルゴリ
ズムによって最大適応度Hmaxが収束した後でも、逐
次改善法を用いて最大適応度Hmaxを増加させること
が出来る。逐次改善法は、遺伝的アルゴリズムよりも短
時間で収束する。しかしながら、遺伝的アルゴリズムを
用いずに逐次改善法のみを用いたところ、最大適応度H
maxの収束値が満足な値でなかった。つまり逐次改善
法は、遺伝的アルゴリズムにより最大適応度Hmaxを
ある程度高くした後にのみ有効である。遺伝的アルゴリ
ズムと逐次改善法とをこの順番で用いることにより、図
13に示されるように、両手法間に相補的な効果を得ら
れることが分かった。
【0085】上記実施例は特定の例に従って説明された
が、本発明はこの実施例に限定されることなく、様々な
変形や変更が可能である。例えば、上記実施例は、一つ
の染色体が一つのパターン要素に割り当てられるとして
説明された。しかしながら、複数のパターン要素を纏め
て一つにして、一列の変位コードとして一つの染色体を
構成してもよいことは明らかである。特別な場合とし
て、一つの染色体を一つのグループGに割り当てること
が出来る。即ち、最適化小領域内の全てのパターン要素
の全ての変位コードを一つのストリングとして一纏めに
して、一つの染色体を構成するようにしてもよい。
【0086】図14は、図3Cの最適化小領域31に割
り当てられる一つの染色体を示す。図14に示されるよ
うに、全パターン要素P1乃至P10の全ての変位コー
ドDを一つに結合して、一つの染色体を形成することが
出来る。。また上記実施例は、線分の法線方向に対する
変位のみを考慮した場合について説明された。しかしな
がら、線分の延長方向への変位、即ち法線方向に垂直な
方向への変位を、法線方向への変位と共に取り扱っても
よい。
【0087】図15(A)乃至15(D)は、線分の2
方向への変位を説明する図である。図15(A)に於
て、パターン要素P9の輪郭線は、ノード110乃至1
19によって線分100乃至109に分割される。図1
5(B)に示されるように、線分の法線方向の変位コー
ドD1が、各線分100乃至109に割り当てられる。
また線分の延長方向の変位コードD2が、各ノード11
0乃至119に割り当てられる。ここで、変位コードD
1もまた、ノード110乃至109に対して割り当てら
れていると解釈できることに留意されたい。
【0088】本発明による実施例の変形として、変位コ
ードD1と変位コードD2とのセットを一つの染色体と
して用いることによって、前述の実施例のように変位コ
ードD1のみを用いた場合よりも、より良好な近接効果
補正を行うことが出来る。変位コードD2を付加的に用
いることによって、線分を延長或いは縮小することが可
能になるからである。
【0089】図15(C)は、補正処理によって変化さ
れた変位コードD1と変位コードD2のセットを示し、
図15(D)は、図15(C)の変位コードD1と変位
コードD2に従い変形されたパターン要素P9を示す。
ここで正の変位コードD2は時計周り反対方向にノード
が変位したことを示し、負の変位コードD2は時計周り
方向にノードが変位したことを示す。図15(D)に示
されるように、2種類の変位コードD1及びD2を用い
ることによって、より自由度の大きなパターン要素の変
形が可能になる。例えば、ノード111及び112の変
位コードD2が変化すれば、変位コードD1のみを用い
たのでは不可能な線分101の大きな突出部を形成する
ことが出来る。
【0090】変位コードD1と変位コードD2との両方
を用いても、前述の実施例で説明された近接効果補正処
理には大きな変更はない。図10のミューテーション処
理と図12の改善処理とに変更があるだけである。前述
の実施例に於ては、図10のミューテーション処理と図
12の改善処理で、変位コードD(変位コードD1)の
みが変化の対象となっている。本実施例の変形に於て
は、変位コードD2もまた変位コードD1と同様に変化
させる必要がある。
【0091】また上述の例では、クロスオーバーは、母
親染色体のある部位を父親染色体の対応する部位に挿入
することで行われた。代わりに、父親染色体と母親染色
体との和をとることでクロスオーバーを行うことが出来
る。即ち、父親染色体の変位コードを母親染色体の変位
コードに加算することで、クロスオーバーを行う。この
クロスオーバー操作は、遺伝的アルゴリズムの高速な収
束を可能にする。
【0092】図16は、最大適応度Hmaxの変化を示
す。図16は図13と同等な図である。図16の点線に
示されるように、父親染色体と母親染色体との和をとっ
てクロスオーバーを行うと、実線で示される前述のクロ
スオーバー処理より、適応度を初期段階においてより急
峻に立ち上げることが出来る。このように収束速度が改
善される理由は、父親染色体と母親染色体との和をとる
と、線分が望ましい変位位置に近付いて行く際に、線分
をより速く移動させることが出来るからである。例え
ば、ある線分の望ましい変位が非常に大きい値(例えば
+8)であるとする。望ましい変位が非常に大きい値で
あるのでその影響が強く、父親染色体と母親染色体の対
応する線分は、新たな変位を計算する度に、共に+1の
増加を示している可能性が高い。これらの染色体同士を
加算することによって、この線分に対して+2の増加を
有した新規染色体を生成することが出来る。従って、望
ましい変位により速く収束することが出来る。
【0093】また本発明の更に他の変形例として、例え
ば、上記実施形態では本発明をマスクパターンに適用し
た場合を説明したが、本発明は荷電粒子ビームで描画さ
れるパターンにも適用できる。また、全パターン要素の
適応度を各パターン要素の適応度の和としてもよく、各
パターン要素の適応度を部分適応度の和としてもよい。
【0094】さらに、図7のステップS50での初代染
色体は、近接効果補正の経験則を適用して作成(例え
ば、第1経験則でX01、第2経験則でX02、第1経
験則+第2経験則でX03を作成)してもよい。以下
に、本発明を光リソグラフィーに於ける近接効果補正に
適用した場合の補正計算結果及び実験結果を示す。なお
変位コードとしては、線分法線方向の変位コードD1と
線分延長方向の変位コードD2とを考え、両者を纏めて
一つの染色体として扱っている。また用いた計算機はS
UN4/20であり、CPUのクロック周波数は100
MHzである。
【0095】図17は、補正対象のマスクパターンデー
タであるオリジナルマスクパターンを示す。このオリジ
ナルマスクパターンの形状は、レジストに形成されるべ
き所望のパターン形状と同一である。図18に、オリジ
ナルマスクパターンを本発明により近接効果補正した補
正マスクパターンを示す。図18に示されるように、各
パターン要素の輪郭線が複数の線分に分割され、それら
の線分が法線方向及び/或いは線分延長方向に変位され
ている。図19に、図18の補正マスクパターンの一部
を拡大して示す。近接補正計算の遺伝的アルゴリズムに
於ては、図19に部分的に示された補正マスクパターン
に対して、一つの染色体が割り当てられている。
【0096】図20に、図19の補正マスクパターンの
各頂点の座標値のリストを示す。図20は、図19の3
0個の頂点の(x座標、y座標)を示し、リストの一番
上の座標値が、図19の補正マスクパターンの一番右上
の頂点の位置を示す。以下、図19の補正マスクパター
ンの輪郭を時計と反対周りに回った場合の各頂点の座標
値が、リストの上から下に順番に示される。
【0097】この近接効果補正計算は、上記計算機で約
4分かかる。図13に示す遺伝的アルゴリズムによる最
大適応度収束と逐次改善法による最大適応度収束との時
間的割合は約3:1であり、即ち遺伝的アルゴリズムに
約3分、逐次改善法に約1分の時間がかかることにな
る。
【0098】図21に、オリジナルマスクパターンによ
るレジスト露光パターン及び本発明による補正マスクパ
ターンによるレジスト露光パターンを示す。図21
(A)は図17のオリジナルマスクパターン、図21
(B)はこのオリジナルマスクパターンにより露光され
たレジストパターンを示す。また図21(C)は図18
の補正マスクパターン、図21(D)はこの補正マスク
パターンにより露光されたレジストパターンを示す。こ
こで露光用の光の波長は248nm であり、開口数NAは0.
5 である。図21(B)及び図21(D)を比較すれば
明らかなように、本発明を適用した場合のレジストパタ
ーン(図21(D))の方が、レジストに形成されるべ
き所望のパターン形状(図21(A)と同一形状)に近
いことが分かる。
【0099】図22は、補正対象のマスクパターンデー
タであるオリジナルマスクパターンの別の例を示す。こ
のオリジナルマスクパターンの形状は、レジストに形成
されるべき所望のパターン形状と同一である。図23
に、オリジナルマスクパターンを本発明により近接効果
補正した補正マスクパターンを示す。図23に示される
ように、各パターン要素の輪郭線が複数の線分に分割さ
れ、それらの線分が法線方向及び/或いは線分延長方向
に変位されている。図24に、図23の補正マスクパタ
ーンの一部を拡大して示す。近接補正計算の遺伝的アル
ゴリズムに於ては、図24に部分的に示された補正マス
クパターンに対して、一つの染色体が割り当てられてい
る。
【0100】図25に、図24の補正マスクパターンの
各頂点の座標値のリストを示す。図25は、図24の1
0個の頂点の(x座標、y座標)を示し、リストの一番
上の座標値が、図24の補正マスクパターンの一番右上
の頂点の位置を示す。以下、図24の補正マスクパター
ンの輪郭を時計と反対周りに回った場合の各頂点の座標
値が、リストの上から下に順番に示される。
【0101】この近接効果補正計算は、上記計算機で約
1分かかる。図13に示す遺伝的アルゴリズムによる最
大適応度収束と逐次改善法による最大適応度収束との時
間的割合は約3:1であり、即ち遺伝的アルゴリズムに
約45秒、逐次改善法に約15秒の時間がかかることに
なる。
【0102】図26に、オリジナルマスクパターンによ
るレジスト露光パターン及び本発明による補正マスクパ
ターンによるレジスト露光パターンを示す。図26
(A)は図22のオリジナルマスクパターン、図26
(B)はこのオリジナルマスクパターンにより露光され
たレジストパターンを示す。また図26(C)は図23
の補正マスクパターン、図26(D)はこの補正マスク
パターンにより露光されたレジストパターンを示す。こ
こで露光用の光の波長は248nm であり、開口数NAは0.
5 である。図26(B)及び図26(D)を比較すれば
明らかなように、本発明を適用した場合のレジストパタ
ーン(図26(D))の方が、レジストに形成されるべ
き所望のパターン形状(図26(A)と同一形状)に近
いことが分かる。
【0103】
【発明の効果】前記請求項1、8、及び15の発明に於
ては、パターンデータに於てパターンのエッジを複数の
線分に分割して、パターンから求められたビーム強度プ
ロファイルが理想的ビーム強度プロファイルに近づくよ
うに、各々の線分の変位を変化させていくことによっ
て、近接効果補正されたパターンを効率的に得ることが
できる。また理想的ビーム強度プロファイルは連続的に
変化するプロファイルであるので、近接効果補正計算が
到達可能な解であり、従ってステップ形状の目標解を与
えた場合よりもより良好な補正結果を得ることが出来
る。
【0104】前記請求項2、9、及び16の発明に於て
は、ビーム強度プロファイルをパターンエッジの法線方
向に対してのみ考慮するので、効率的に近接効果補正計
算を行うことが出来る。前記請求項3、10、及び17
の発明に於ては、ビーム強度プロファイルをパターンエ
ッジの法線方向に対してのみ考慮するので、効率的に近
接効果補正計算を行うことが出来る。
【0105】前記請求項4、11、及び18の発明に於
ては、遺伝的アルゴリズムを用いて、ビーム強度プロフ
ァイルが理想的ビーム強度プロファイルに近づくよう
に、各々の線分の変位を変化させていくので、良好に近
接効果補正されたパターンを効率的に得ることができ
る。
【0106】前記請求項5、12、及び19の発明に於
ては、遺伝的アルゴリズムにクロスオーバーを導入する
ことによって、高速に近接効果補正計算を収束させるこ
とが出来る。前記請求項6、13、及び20の発明に於
ては、染色体を表す変位コード同士を加算してクロスオ
ーバーを行うことによって、望ましい変位位置に線分を
速く到達させることが可能となり、高速に近接効果補正
計算を収束させることが出来る。
【0107】前記請求項7、14、及び21の発明に於
ては、遺伝的アルゴリズムによって近接効果補正計算が
収束した後に、類似度が減少する方向に更に線分を変位
させることによって、類似度を遺伝的アルゴリズムの収
束限界以上に向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパターン近接効果補正装置の概略
構成図である。
【図2】本発明の一実施形態のパターン近接効果補正方
法の概略フローチャートである。
【図3】(A)はパターン近接効果補正の対象となる最
適化領域を示す図であり、(B)は(A)の最適化領域
を分割した矩形領域に対して設定される最適化小領域を
示す図であり、(C)は矩形領域の境界線に対して設定
される最適化小領域を示す図である。
【図4】(A)は輪郭線が線分に分割されたパターン要
素を示す図であり、(B)は該パターン要素の線分に対
する変位コードを示す図であり、(C)は線分を近接効
果補正により変位した図であり、(D)は(C)のパタ
ーン要素に対する変位コードを示す図である。
【図5】(A)はパターン要素に対して光強度プロファ
イルを計算する方向及び位置を示す図であり、(B)は
近接効果補正により得られたパターン要素を示す図であ
り、(C)は(B)のパターン要素を用いて計算された
等光強度線を示す図である。
【図6】本発明に於て用いる理想的光強度プロファイル
と、近接効果補正されるパターン要素から計算された光
強度プロファイルを示す図である。
【図7】図2の変位コード最適化処理のフローチャート
である。
【図8】本発明に於けるクロスオーバー処理を説明する
ための図である。
【図9】本発明に於ける次世代染色体生成処理を説明す
るための図である。
【図10】図7のミューテーション処理のフローチャー
トである。
【図11】図7の逐次改善法の概略フローチャートであ
る。
【図12】図11の染色体改善処理のフローチャートで
ある。
【図13】本発明に於て遺伝的アルゴリズムによる補正
計算の収束と逐次改善法による補正計算の収束との関係
を示す図である。
【図14】複数のパターン要素に対して一つの染色体を
割り当てる際の変位コードを示す図である。
【図15】(A)は輪郭線がノードによって線分に分割
されたパターン要素を示す図であり、(B)は該パター
ン要素の線分及びノードに対する変位コードを示す図で
あり、(C)は変位コードを近接効果補正により変位し
た図であり、(D)は(C)の変位コードに対するパタ
ーン要素を示す図である。
【図16】変位コードの和としてクロスオーバーを行う
ことによって、遺伝的アルゴリズムによる補正計算の収
束速度が向上する様子を示す図である。
【図17】オリジナルマスクパターンを示す図である。
【図18】補正マスクパターンを示す図である。
【図19】図18の補正マスクパターンの部分的拡大図
である。
【図20】図19の補正マスクパターンの頂点の座標を
示す図である。
【図21】(A)はオリジナルマスクパターンを示す図
であり、(B)は(A)のオリジナルマスクパターンに
よる実際のレジストパターンを示す図であり、(C)は
補正マスクパターンを示す図であり、(D)は(C)の
補正マスクパターンによる実際のレジストパターンを示
す図である。
【図22】オリジナルマスクパターンを示す図である。
【図23】補正マスクパターンを示す図である。
【図24】図23の補正マスクパターンの部分的拡大図
である。
【図25】図24の補正マスクパターンの頂点の座標を
示す図である。
【図26】(A)はオリジナルマスクパターンを示す図
であり、(B)は(A)のオリジナルマスクパターンに
よる実際のレジストパターンを示す図であり、(C)は
補正マスクパターンを示す図であり、(D)は(C)の
補正マスクパターンによる実際のレジストパターンを示
す図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ 11 マスクパターンデータ格納ユニット 12 プロファイル・パラメータ格納ユニット 13 補正マスクパターンデータ格納ユニット 20、40 最適化領域 21、22、23、24、25、26、27、28 矩
形領域 31、36 最適化小領域 P92 レジストパターン P94 等光強度線 D、D1、D2 変位コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−66098(JP,A) 特開 平6−5502(JP,A) 特開 昭60−211935(JP,A) 特開 昭58−218118(JP,A) 特開 平8−321450(JP,A) 特開 平8−76360(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/08 H01L 21/027

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターンデータに基づいて形成されたビー
    ムパターンを対象に露光し該対象に該パターンを形成す
    るときに、該パターンの近接効果を補正する方法であっ
    て、 a)該パターンを該対象に所望の形で形成するための該
    ビームパターンの理想的ビーム強度プロファイルを、連
    続的変化を有したビーム強度プロファイルとして計算
    し、 b)該パターンデータに於て該パターンのエッジを複数
    の線分に分割し、該線分の法線方向に沿った第1の変位
    と該線分の延長方向に沿った第2の変位との少なくとも
    一つを表現する変位コードを該線分に割り当て、 c)該パターンデータから求められるビーム強度プロフ
    ァイルが該理想的ビーム強度プロファイルに近づくよう
    に、該変位コードを変化させて該線分を変位させる各段
    階を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】前記理想的ビーム強度プロファイル及び前
    記ビーム強度プロファイルは、前記エッジを垂直に横切
    る複数の線に沿って計算されることを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】前記段階c)は、 c1)前記変位コードを変化させて前記線分を変位さ
    せ、 c2)前記エッジを垂直に横切る複数の線に沿った前記
    理想的ビーム強度プロファイルと前記ビーム強度プロフ
    ァイルとの違いを示す類似度を求め、 c3)該段階c1)と該段階c2)とを該類似度が収束
    するまで繰り返す各段階を含むことを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  4. 【請求項4】前記段階c1)は、 c1−1)遺伝的アルゴリズムに於ける少なくとも一つ
    の染色体として前記変位コードを扱い、 c1−2)該変位コードの少なくとも幾つかをランダム
    に変化させることによって該少なくとも一つの染色体か
    ら複数の進化した染色体を求める各段階を含み、前記段
    階c2)は、該複数の進化した染色体の類似度のうちで
    最も高い類似度を求める段階を含むことを特徴とする請
    求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】前記段階c1−2)は、一対の該進化した
    染色体にクロスオーバーを適用する段階を更に含むこと
    を特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】前記段階c1−2)は、一対の該進化した
    染色体の該変位コード同士を加えることによって、該一
    対の該進化した染色体にクロスオーバーを適用する段階
    を更に含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】前記段階c)は、前記段階c3)の後に、 c4)前記変位コードの一つを単位増加させると前記類
    似度が増加する場合に前記変位コードの一つを単位増加
    させ、 c5)該変位コードの一つを単位減少させると該類似度
    が増加する場合に該変位コードの一つを単位減少させ、 c6)該段階c4)及びc5)を全ての変位コードに対
    して実行し、 c7)該段階c4)乃至c6)を該類似度が収束するま
    で繰り返す各段階を更に含むことを特徴とする請求項3
    記載の方法。
  8. 【請求項8】パターンデータに基づいて形成されたビー
    ムパターンを対象に露光し該対象に該パターンを形成す
    るときに、該パターンの近接効果を補正するコンピュー
    タプログラム製品であって、 該パターンの近接効果を補正するプログラムコード手段
    を提供するコンピュータ読み取り可能な媒体を含み、該
    プログラムコード手段は、 該パターンを該対象に所望の形で形成するための該ビー
    ムパターンの理想的ビーム強度プロファイルを、連続的
    変化を有したビーム強度プロファイルとして計算する第
    1のプログラムコード手段と、 該パターンデータに於て該パターンのエッジを複数の線
    分に分割し、該線分の法線方向に沿った第1の変位と該
    線分の延長方向に沿った第2の変位との少なくとも一つ
    を表現する変位コードを該線分に割り当てる第2のプロ
    グラムコード手段と、 該パターンデータから求められるビーム強度プロファイ
    ルが該理想的ビーム強度プロファイルに近づくように、
    該変位コードを変化させて該線分を変位させる第3のプ
    ログラムコード手段を含むことを特徴とするコンピュー
    タプログラム製品。
  9. 【請求項9】前記理想的ビーム強度プロファイル及び前
    記ビーム強度プロファイルは、前記エッジを垂直に横切
    る複数の線に沿って計算されることを特徴とする請求項
    8記載のコンピュータプログラム製品。
  10. 【請求項10】前記第3のプログラムコード手段は、 前記変位コードを変化させて前記線分を変位させる第3
    −1のプログラムコード手段と、 前記エッジを垂直に横切る複数の線に沿った前記理想的
    ビーム強度プロファイルと前記ビーム強度プロファイル
    との違いを示す類似度を求める第3−2のプログラムコ
    ード手段と、 該第3−1のプログラムコード手段と第3−2のプログ
    ラムコード手段とを該類似度が収束するまで繰り返す第
    3−3のプログラムコード手段を含むことを特徴とする
    請求項8記載のコンピュータプログラム製品。
  11. 【請求項11】前記第3−1のプログラムコード手段
    は、 遺伝的アルゴリズムに於ける少なくとも一つの染色体と
    して前記変位コードを設定する第3−1−1のプログラ
    ムコード手段と、 該変位コードの少なくとも幾つかをランダムに変化させ
    ることによって該少なくとも一つの染色体から複数の進
    化した染色体を求める第3−1−2のプログラムコード
    手段を含み、前記第3−2のプログラムコード手段は、
    該複数の進化した染色体に対する前記類似度のうちで最
    も高い類似度を求めることを特徴とする請求項10記載
    のコンピュータプログラム製品。
  12. 【請求項12】前記第3−1−2のプログラムコード手
    段は、一対の該進化した染色体にクロスオーバーを適用
    するプログラムコード手段を更に含むことを特徴とする
    請求項11記載のコンピュータプログラム製品。
  13. 【請求項13】前記第3−1−2のプログラムコード手
    段は、一対の該進化した染色体の該変位コード同士を加
    えることによって、該一対の該進化した染色体にクロス
    オーバーを適用するプログラムコード手段を更に含むこ
    とを特徴とする請求項11記載のコンピュータプログラ
    ム製品。
  14. 【請求項14】前記第3のプログラムコード手段は、前
    記第3−3のプログラムコード手段の後に実行されるべ
    き、 前記変位コードの一つを単位増加させると前記類似度が
    増加する場合に前記変位コードの一つを単位増加させる
    第3−4のプログラムコード手段と、 該変位コードの一つを単位減少させると該類似度が増加
    する場合に該変位コードの一つを単位減少させる第3−
    5のプログラムコード手段と、 該第3−4のプログラムコード手段及び該第3−5のプ
    ログラムコード手段を全ての変位コードに対して実行す
    る第3−6のプログラムコード手段と、 該第3−4乃至第3−6のプログラムコード手段を該類
    似度が収束するまで繰り返すプログラムコード手段を更
    に含むことを特徴とする請求項10記載のコンピュータ
    プログラム製品。
  15. 【請求項15】パターンデータに基づいて形成されたビ
    ームパターンを対象に露光し該対象に該パターンを形成
    するときに、該パターンの近接効果を補正する装置であ
    って、 該パターンを該対象に所望の形で形成するための該ビー
    ムパターンの理想的ビーム強度プロファイルを、連続的
    変化を有したビーム強度プロファイルとして計算する第
    1の手段と、 該パターンデータに於て該パターンのエッジを複数の線
    分に分割し、該線分の法線方向に沿った第1の変位と該
    線分の延長方向に沿った第2の変位との少なくとも一つ
    を表現する変位コードを該線分に割り当てる第2の手段
    と、 該パターンデータから求められるビーム強度プロファイ
    ルが該理想的ビーム強度プロファイルに近づくように、
    該変位コードを変化させて該線分を変位させる第3の手
    段を含むことを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】前記理想的ビーム強度プロファイル及び
    前記ビーム強度プロファイルは、前記エッジを垂直に横
    切る複数の線に沿って計算されることを特徴とする請求
    項15記載の装置。
  17. 【請求項17】前記第3の手段は、 前記変位コードを変化させて前記線分を変位させる第3
    −1の手段と、 前記エッジを垂直に横切る複数の線に沿った前記理想的
    ビーム強度プロファイルと前記ビーム強度プロファイル
    との違いを示す類似度を求める第3−2の手段と、 該第3−1の手段と第3−2の手段とを該類似度が収束
    するまで繰り返し実行させる第3−3の手段を含むこと
    を特徴とする請求項15記載の装置。
  18. 【請求項18】前記第3−1の手段は、 遺伝的アルゴリズムに於ける少なくとも一つの染色体と
    して前記変位コードを設定する第3−1−1の手段と、 該変位コードの少なくとも幾つかをランダムに変化させ
    ることによって該少なくとも一つの染色体から複数の進
    化した染色体を求める第3−1−2の手段を含み、前記
    第3−2の手段は、該複数の進化した染色体に対する前
    記類似度のうちで最も高い類似度を求めることを特徴と
    する請求項17記載の装置。
  19. 【請求項19】前記第3−1−2の手段は、一対の該進
    化した染色体にクロスオーバーを適用する手段を更に含
    むことを特徴とする請求項18記載の装置。
  20. 【請求項20】前記第3−1−2の手段は、一対の該進
    化した染色体の該変位コード同士を加えることによっ
    て、該一対の該進化した染色体にクロスオーバーを適用
    する手段を更に含むことを特徴とする請求項18記載の
    装置。
  21. 【請求項21】前記第3の手段は、前記第3−3の手段
    が前記類似度を収束させた後に実行されるべき、 前記変位コードの一つを単位増加させると前記類似度が
    増加する場合に前記変位コードの一つを単位増加させる
    第3−4の手段と、 該変位コードの一つを単位減少させると該類似度が増加
    する場合に該変位コードの一つを単位減少させる第3−
    5の手段と、 該第3−4の手段及び該第3−5の手段を全ての変位コ
    ードに対して実行させる第3−6の手段と、 該第3−4乃至第3−6の手段を該類似度が収束するま
    で繰り返し実行させる手段を更に含むことを特徴とする
    請求項17記載の装置。
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