JP3512745B2 - 光源装置及びこれを用いたプロジェクタ - Google Patents

光源装置及びこれを用いたプロジェクタ

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JP3512745B2
JP3512745B2 JP2001010039A JP2001010039A JP3512745B2 JP 3512745 B2 JP3512745 B2 JP 3512745B2 JP 2001010039 A JP2001010039 A JP 2001010039A JP 2001010039 A JP2001010039 A JP 2001010039A JP 3512745 B2 JP3512745 B2 JP 3512745B2
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充弘 和田
裕人 井ノ上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像や文字データ
をスクリーンに投写するプロジェクタ用の光源装置及び
これを用いたプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶方式をはじめとするプロジェ
クタの技術の進歩は目覚ましく、高輝度化や小型軽量化
等の多くの性能の向上が図られている。なかでも、従来
からデータプロジェクタやプロジェクションTV等の投
射型映像機器の光源部であるランプの高輝度化への要望
は強く、最近では、プロジェクタに搭載されるランプと
して、これまで主流であった従来のメタルハライドラン
プに比べ、アーク領域が小さく点光源に近いことから、
光利用効率が高い超高圧水銀ランプを用いることが一般
的になりつつある。
【0003】しかし、超高圧水銀ランプは、発光効率を
高くするため、点灯時の発光管内部の圧力は150気圧
以上とメタルハライドランプと比べ数倍以上の高圧にな
っており、この内部圧力により発光管が破壊する惧れが
ある。これを防止すべく、超高圧水銀ランプでは、通
常、発光管が内部圧力に耐え得るように、メタルハライ
ドランプと比べて厚肉に形成されている。また、一般的
には、寿命末期等の理由でランプが破損した場合、ラン
プの破片が外部へ飛散するのを防止するために、反射鏡
の前方開口部に防爆ガラスを設けた密閉式の防爆構造が
採用されている。
【0004】しかしながら、更なる高輝度化を実現すべ
く、ランプ電力を200W以上の高ワットにした場合、
若しくは、プロジェクタの小型化を向上させるべく、反
射鏡の大きさを更に小さくした場合には、発光管から放
射される熱がランプユニット内部にこもり、ランプユニ
ット内部全体の温度が高くなることから、発光管の黒
化,失透現象あるいはモリブデン箔の酸化現象が発生す
るという問題があった。
【0005】かかる問題を解消し得るランプユニット
が、例えば特開平10−254061号公報や特開平1
0−223023号公報に開示されている。これらのラ
ンプユニットは、反射鏡に少なくとも1つ以上の通気孔
を設けるとともに、この通気孔に金網や金属板が打ち抜
かれてなる多孔板を設け、ランプのガラス破片が外部に
飛散するのを阻害可能な構造を有するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平10−
254061号公報や特開平10−223023号公報
に開示されているようなランプユニットでは、ガラス破
片の一部が粉状の微細な粒子になるため、完全にガラス
破片を遮断することが難しく、ランプ破損時のガラス破
片の外部への飛散を、一時的に防止することは可能であ
るが、プロジェクタを移動させた場合、若しくは、横向
きや逆さまに姿勢を変えた場合等のランプ破損後の取扱
いにおいて、反射鏡の外部にガラス破片が流出すること
により、プロジェクタの性能劣化を生じるだけでなく、
人体に対する安全および衛生上の問題を生じることがあ
る。
【0007】また、大部分のガラス破片を遮断するため
に、金網の網目を細かくする、若しくは、多孔板の孔径
を小さくする構造を有する場合には、通風抵抗が増加
し、冷却効率が悪くなることから、ランプ温度が上昇す
るという問題が生じ、更に、プロジェクタの内部に進入
した埃が付着し、反射鏡内部に冷却風が流れなくなると
いう問題が生じる。
【0008】本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされ
たもので、超高圧水銀ランプを用いた非密閉構造のラン
プユニット内部の温度を上げることなく、破損後のラン
プユニットの取り扱いにおいても、発光管のガラス破片
が、外部に流出することを防止する、信頼性及び安全性
に優れた構成を有するランプユニット(光源装置)及び
これを用いるプロジェクタを提供することを目的とす
る。
【0009】本願の請求項1に係る発明は、プロジェク
タに用いられる光源装置であって、放電によって発光す
る発光体と、該発光体を取り囲むようにして配置され、
該発光体の光を反射して前方開口部から外部へ照射する
ための凹面形状の湾曲領域を備えた反射鏡と、該反射鏡
の前方開口部を覆い、発光体からの直接光及び反射鏡の
湾曲領域で反射された光を透過する透明隔壁とを備えた
光源装置において、上記反射鏡及び透明隔壁のいずれか
一方における所定の部位に、上記発光体を冷却すべく反
射鏡内部に冷却風を通過させるように、少なくとも吸気
及び排気用の通気口が形成されており、上記プロジェク
タが、上記発光体の破損時に上記発光体に流れる電流が
有りの状態から無しの状態に変化したことを検知した場
合に、上記通気口を閉じる遮蔽手段が設けられているこ
とを特徴としたものである。
【0010】
【0011】更に、本願の請求項に係る発明は、請求
項1に係る発明において、上記電流検知手段が、電源ソ
ケットとバラストとの間での電流の有無を検知すべく設
けられていることを特徴としたものである。また、更
に、本願の請求項に係る発明は、請求項1に係る発明
において、上記光源装置が、反射鏡を保持するランプホ
ルダを有しており、上記反射鏡が、上記湾曲領域ととも
に、上記吸気及び排気用の通気口がそれぞれ形成され
た、互いに対向する一対の平面領域を備える一方、上記
ランプホルダは、上記反射鏡の平面領域に対向する部位
に、上記吸気及び排気用の通気口にそれぞれ密着して接
続する吸気及び排気用の孔部を備えており、上記遮蔽手
段が、上記ランプホルダに形成された孔部に対して取り
付けられていることを特徴としたものである。
【0012】また、更に、本願の請求項に係る発明
は、請求項1に係る発明において、上記光電装置が、反
射鏡を取り囲むようにして保持する密閉箱状のランプホ
ルダを有しており、該ランプホルダは、上記反射鏡に形
成された吸気及び排気用の通気口にそれぞれ対応する吸
気及び排気用の孔部を備え、上記遮蔽手段が、上記ラン
プホルダに形成された孔部に対して取り付けられている
ことを特徴としたものである。また、更に、本願の請求
に係る発明は、請求項に係る発明において、上記
ランプホルダに形成される排気用の孔部と、上記反射鏡
に形成される排気用の通気口とが、各中心軸から互いに
外れて位置するように設けられていることを特徴とした
ものである。
【0013】また、更に、本願の請求項に係る発明
は、請求項4又は5に係る発明のいずれか一において、
上記遮蔽手段が、上記ランプホルダに設けられたガイド
手段と、該ガイド手段に沿って摺動する遮蔽板とを有し
ていることを特徴としたものである。
【0014】また、更に、本願の請求項に係る発明
は、請求項4又は5に係る発明において、上記遮蔽手段
が、上記ランプホルダに設けられた回転軸と、該回転軸
を支点として上記孔部が形成された面に平行に回動自在
である遮蔽板とを有していることを特徴としたものであ
る。
【0015】また、更に、本願の請求項に係る発明
は、請求項6又は7に係る発明において、上記遮蔽板に
は、上記ランプホルダに形成された孔部を遮蔽し得る遮
蔽部分と、所定の径以下の孔が複数形成されてなる通気
部分とが隣接して一体的に設けられており、上記遮蔽板
の遮蔽部分が、上記ランプホルダに形成された孔部に対
向する場合に、上記孔部が遮蔽される一方、上記遮蔽板
の通気部分が、上記孔部に対向する場合には、上記孔部
が開放されることを特徴としたものである。
【0016】また、更に、本願の請求項に係る発明
は、請求項6〜8に係る発明のいずれか一において、上
記遮蔽板をそれが上記ランプホルダに形成された孔部を
遮蔽する遮蔽方向に付勢させるために、所定以上の弾性
を有する付勢手段が設けられていることを特徴としたも
のである。
【0017】
【0018】
【0019】本願の請求項10に係る発明は、請求項1
記載の光源装置を用いたプロジェクタであって、上記発
光体に流れる電流を検知する電流検知手段を有し、上記
電流検知手段で、上記発光体の破損時に上記発光体に流
れる電流が有りの状態から無しの状態に変化した場合
に、上記通気口を閉じるよう上記光源装置に指令するこ
とを特徴としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1,2及び3は、それぞれ、プロジェ
クタに用いられる光源装置(以下、ランプユニットとい
う)の外観を示す斜視図,図1中のC−C線に沿った縦
断面説明図及び横断面説明図である。ランプユニット1
0は、その基本的な構成として、超高圧水銀ランプ20
と、超高圧水銀ランプ20の光をその前方開口部側に反
射する凹面状の回転放物面を備えた反射鏡1と、反射鏡
1の前方開口部側を塞ぐように設けられた透明隔壁とし
ての防爆ガラス2と、反射鏡1を保持しつつ、ランプユ
ニット本体がプロジェクタ30(図7参照)に装着固定
されるためのランプホルダ3とを有している。
【0021】反射鏡1は、一般的に光学レンズに用いら
れる材料(例えば結晶化ガラス,パイレックス(登録商
標)ガラス等)で作製され、その内側壁面1dには、超
高圧水銀ランプ20の光を前方開口部側に効率的に反射
するために、例えば五酸化タンタルや二酸化珪素からな
る反射膜(図示せず)が蒸着コーティングされている。
また、図2からよく分かるように、反射鏡1は、一端側
で開口し、他端側で超高圧水銀ランプ20を挿通させる
挿通孔1e(図2及び3参照)を有しており、超高圧水
銀ランプ20は、挿通孔1eに挿通させられ、反射鏡1
の光軸中心位置に調整された状態で、挿通孔1e内に充
填されるセメント等の充填接着剤19により固定され
る。これによって、反射鏡1の回転放物面により形成さ
れる空間が、挿通孔1eが形成される側で、十分に密閉
される。
【0022】更に、図2及び3から分かるように、反射
鏡1の前方開口部側の左右には、互いに対向する一対の
平面部16A,16Bが設けられている。そして、これ
ら左右の平面部16A,16Bの縁部には、それぞれ、
切欠き部1a,1bが設けられている。なお、これら切
欠き部1a,1bは、特許請求の範囲における「通気
口」に該当する。
【0023】超高圧水銀ランプ20は、放電によって発
光するAC型の放電ランプであり、図2及び3からよく
分かるように、透明な石英ガラスで作製され、その両端
を封止することで内部に形成された楕円球状の閉空間2
1dを備えた発光管21と、その閉空間21d内で所定
の距離を隔てて対向するタングステンの芯線及びコイル
から形成された一対の電極22F,22Rと、発光管2
1の封止部分に設けられた薄いモリブデン箔23F,2
3R(例えば厚み約20ミクロン程度のもの)と、モリ
ブデン箔23F,23Rとそれぞれ溶接された電極取出
し線24F,24Rと、後方側の電極取出し線24Rと
接続され、超高圧水銀ランプの一端部をなす口金25と
から構成されている。発光管21の閉空間21d内に
は、水銀及びハロゲンガス等の発光媒体が所定の量だけ
封入される。更に、電極取出し線24Fは、電極引出し
線26(図2参照)によって、反射鏡1の外壁面に設け
られた電極端子(不図示)と接続されており、電極端子
及び口金25は、それぞれ、電源ケーブル27F,27
Rを介して、ランプ電源端子28と接続される。
【0024】図3からよく分かるように、ランプホルダ
3は、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)等
の耐熱性樹脂で作製され、基本的には、その上方におい
て超高圧水銀ランプ20が保持される矩形状のベース部
4と、ベース部4の前方(図3の左側)及び左右(図の
上下側)の周縁部に沿って形成された周囲壁部5,6,
7と、各周縁部から外方に延びるように形成された補強
用のフランジ5f,6f,7fとから構成される。反射
鏡1は、その開口部が前方の周囲壁部5と対向するよう
に配置される。前方の周囲壁部5には、反射鏡1と対向
する部位に開口部5aが形成されている。反射鏡1は、
各周囲壁部5,6,7の内側に配置された上で、ランプ
付け金具29A,29Bを介し、ランプホルダ3に対し
て保持される。
【0025】また、図3からよく分かるように、ランプ
ホルダ3における左右の周囲壁部6,7には、通気孔8
A,8Bが、それぞれ、位置決めされた反射鏡1の切欠
き部1a,1bに対応する部位に形成されている。通気
孔8A,8Bが形成された左右の周囲壁部6,7は、そ
れが切欠き部1a,1bが形成された平面部16A,1
6Bに対してほとんど隙間がない状態で密着して接続す
るようにに構成されている。なお、通気孔8A,8B
は、特許請求の範囲における「孔部」に該当する。更
に、このランプホルダ3では、フランジ5f,6fに固
定ネジ40が取り付けられており、この固定ネジ40に
より、ランプユニット10がプロジェクタ30の筐体内
部に装着された状態で固定される。
【0026】図1からよく分かるように、左右の周囲壁
部6,7の外面側には、それぞれ、通気孔8A,8Bの
左右両縁に沿って延びるレール対9A,9Bが、ランプ
ホルダ3と一体的に設けられている。更に、各レール対
9A,9Bの間には、シャッタ11,12が、ガイド手
段としてのレール対9A,9Bに沿って摺動可能である
ように保持されている。シャッタ11,12は、それぞ
れ、通気孔8A,8Bを完全に遮蔽する遮蔽部分11
d,12dと、孔が複数打ち抜かれ通気可能とする通気
部分11e,12eとが摺動方向に隣接して一体的に設
けられた金属板から作られている。ここで、通気部分1
1e,12eに形成された孔の径は、それぞれ、超高圧
水銀ランプ20が破損した場合に、そのガラス破片が飛
散することを十分に防止し得るように設定されている。
両シャッタ11,12は、同様に動作し、その開閉は同
時に行なわれる。
【0027】シャッタ11,12の一端側(この実施の
形態では、遮蔽部分11d,12d側)に隣接して、左
右の周囲壁部6,7の外面側には、捩りコイルバネ13
A,13Bがバネ保持ピン14A,14Bにて保持され
ている。捩りコイルバネ13A,13Bは、その一端側
で、バネ受けピン15A,15Bに当接して支持されつ
つ、他端側で、シャッタ11,12の遮蔽部分11d,
12d側の端部の一角が切り欠かれてなる切欠き部11
h,12hに当接して付勢する。これにより、捩りコイ
ルバネ13A,13Bは、シャッタ11,12をレール
対9A,9Bに沿って遮蔽部分11d,12dがそれぞ
れ通気孔8A,8Bに対向する位置に進めることにな
る。
【0028】また、シャッタ11,12では、各通気部
分11e,12e側の端部がL字型を構成するように外
方に曲折されて、シャッタ開閉用爪部11g,12gが
形成されている。シャッタ開閉用爪部11g,12gに
対して、捩りコイルバネ13A,13Bの付勢力とは逆
方向の所定以上の作用力が加えられた場合、シャッタ1
1,12はレール対9A,9Bに沿って通気部分11
e,12eが通気孔8A,8Bと対向する位置に進む。
そして、シャッタ開閉用爪部11g,12gがレール対
9A,9Bの上端部に当接することで、レール対9A,
9Bに沿ったシャッタ11,12の動作が規制されるこ
とになる。
【0029】このランプユニット10では、シャッタ1
1,12が捩りコイルバネ13A,13bにより最大限
に付勢された状態で、シャッタ11,12の遮蔽部分1
1d,12dが通気孔8A,8Bに対向し、通気孔8
A,8Bは完全に遮蔽される(図1参照)。また、一
方、シャッタ11,12の爪部11g,12gに対して
捩りコイルバネ13A,13Bの付勢力とは逆方向の力
が加えられ、シャッタ開閉用爪部11g,12gがレー
ル対9A,9Bの上端部に当接した状態では、シャッタ
11,12の通気部分11e,12eが通気孔8A,8
Bに対向し、通気孔8A,8Bを介して反射鏡1の内部
に空気が通過可能となる。図4及び5は、それぞれ、通
風状態にあるランプユニット10の外観を示す斜視図及
び図4中のD−D線に沿った横断面説明図である。図5
では、外部のファン(図8参照)を用いてシャッタ12
A側から反射鏡1内に送り込まれる冷却風の流れを矢印
で示す。
【0030】次に、図6〜9を参照しながら、ランプユ
ニット10及びそれが装着されるプロジェクタについて
説明する。図6は、プロジェクタの外観を示す斜視図で
あり、図7は、プロジェクタ本体の裏面側からランプユ
ニット10が引き出された状態を示す斜視図で、また、
図8は、プロジェクタ内部における冷却風の流れを示す
斜視図であり、更に、図9は、プロジェクタ内に組み込
まれたランプユニットを示す斜視図である。
【0031】プロジェクタ30は、上側ケース31H及
び下側ケース31Lからなる筐体31で外形をなし、そ
の一側面側から投影レンズ32aが組み込まれた鏡筒3
2が突出するように保持されている。また、下側ケース
31Lには、プロジェクタ30の裏面をなす面の四隅
に、プロジェクタ本体を支持するための接地部41が取
り付けられている。この接地部41は、特に図示しない
が、プロジェクタ本体との間隔を可変とする構造を有し
ており、この間隔を変えることにより、設置面に対する
プロジェクタ本体の傾きを変え、スクリーン上の投影位
置を調整することができる。
【0032】図8からよく分かるように、筐体31の内
部には、前述したランプユニット10を収納するランプ
ユニット収納部34と、ランプユニット収納部34と鏡
筒32との間に配置され、例えば液晶表示素子等の透過
型の画像表示素子が組み込まれた光学ユニット33と、
ランプユニット収納部34及び光学ユニット33に沿っ
て配置され、電源回路,バラスト,制御回路や駆動回路
等の電子回路を構成する各種の電子部品(不図示)が組
み込まれた電源ボックス35とが設けられている。この
プロジェクタ30では、ランプユニット収納部34の前
方開口部側から出射された光が、光学ユニット33内の
照明光学系(不図示)により、例えば液晶パネルやデジ
タルマイクロミラーデバイス(DMD)等のライトバル
ブ(不図示)に集光されるように照射され、該ライトバ
ルブに予め形成された画像データが、鏡筒32における
投影レンズ32aを通してスクリーンに拡大投影される
構成となっている。
【0033】また、筐体31の内部には、電源ボックス
35内に組み込まれた回路,ランプユニット収納部34
内のランプユニット10を冷却すべく、筐体31の内部
に空気を送り込むため吸気用ファン36と、送り込まれ
た空気を外部に排出するための排気用ファン37とが設
けられている。これに対応して、ランプユニット収納部
34及び電源ボックス35における所定の部位には、そ
れぞれ、吸気孔34a,35a及び排気孔34b,35
bが形成されている。吸気用ファン36は、電源ボック
ス35側の吸気孔35aに対向するように配置されてお
り、また、一方、排気用ファン37は、ランプユニット
収納部34の排気孔34bに対向するように配置されて
いる。更に、ランプユニット収納部34及び電源ボック
ス35は、電源ボックス35側の排気孔35bが、ラン
プユニット収納部34の吸気孔34aに対向するように
配置されている。
【0034】吸気及び排気用ファン36,37が駆動さ
れると、吸気用ファン36に対向して筐体31に形成さ
れた吸気孔31aから外気が導入される。導入された外
気は、図8中の矢印に示すような経路で筐体31内を通
過し、電源ボックス35内の電源回路,電子回路,ラン
プユニット収納部34内のランプユニット10を冷却し
た後、排気用ファン37に対向して筐体31に形成され
た排気孔31bから外部に排出される。
【0035】次に、プロジェクタ30に装着されたラン
プユニット10のシャッタ開閉動作について説明する。
ランプユニット10は、固定ネジ40を下側ケース31
Lに対して固定することにより筐体31の内部のランプ
ユニット収納部34に装着される一方、その固定ネジ4
0を外すことにより、図7に示すように、プロジェクタ
30の裏面側から引出し可能となる。装着状態では、ラ
ンプ電源端子28がランプ収納部34に設けられた電源
ソケット42(図10参照)と接続し、これにより、電
源ボックス35内の電源から電流が供給される。
【0036】図7に示すように、ランプユニット10が
プロジェクタ30の裏面側から引き出された状態で、シ
ャッタ11,12が捩りコイルバネ13A,13Bの弾
性力によって押し上げられ、ランプホルダ3の通気孔8
A,8Bがシャッタ11,12の遮蔽部分11d,12
dにより遮蔽される。これとは逆に、ランプユニット1
0がプロジェクタ30に装着されると、図9からよく分
かるように、ランプユニット収納部34の側面に設けら
れた開口用突起部43A,43Bがシャッタ開閉用爪部
11g,12gと係合し、ランプユニット10の装着に
伴ない、シャッタ11,12をレール対9A,9Bに沿
って進め、ランプユニット10がプロジェクタ30に完
全に装着されたときには、図4及び5に示すように、ラ
ンプホルダ3の通気孔8A,8Bがシャッタ11,12
の通気部分11e,12eと対向して開口する。
【0037】このように、プロジェクタ30にランプユ
ニット10を装着した場合には、ランプホルダ3に形成
された通気孔8A,8Bが開口し、この状態では、図5
に示すように、ランプユニット収納部34の吸気孔34
aから導入された冷却風が、シャッタ11の通気部分1
1e,通気孔8A及び反射鏡1の切欠き部1aを通って
反射鏡1の内部に入り、発光管21の管球上部、及び、
モリブデン箔23Fと電極取出し線24Fとの溶接部を
冷却して、反射鏡1の切欠き部1b,通気孔8B及びシ
ャッタ12の通気部分12eを通って、ランプユニット
収納部34の排気孔34bから排出される。これによ
り、反射鏡1の外側からの冷却では、十分に温度が下が
らない超高圧水銀ランプ20の温度を効果的に下げるこ
とが可能である。また、超高圧水銀ランプ20の寿命末
期又は何らかの原因で発光管21が割れた場合において
も、シャッタ11,12の通気部分11e,12eによ
って、発光管21のガラス破片がランプユニット10の
外部へ飛散することを防止することが可能である。
【0038】他方、ランプユニット10がプロジェクタ
30から引き出された場合には、シャッタ11,12の
遮蔽部分11d,12dが通気孔8A,8Bを遮蔽する
ことにより、未装着時のランプユニット10の内部に異
物が混入し、プロジェクタ30に装着後のトラブルが発
生するのを防止することができる。
【0039】以上のように、反射鏡1に設けられた切欠
き部1a,1bを必要に応じて開閉し得るシャッタ1
1,12を構成することで、ランプユニット10の内部
温度を上げることなく、また、ランプ破損後の取り扱い
において、発光管21のガラスの破片が外部に流出する
ことを防止する一方、未装着時のランプユニット10の
内部に異物が混入し、プロジェクタ30に装着後のトラ
ブルが発生するのを防止することができる安全性に優れ
たランプユニット10を実現し得る。
【0040】更に、シャッタ11,12に遮蔽部分11
d,12dと通気部分11e,12eとを隣接させて一
体的に設け、通気孔12A,12Bを閉める場合には、
遮蔽部分11d,12dが通気孔12A,12Bと対向
する位置にくるように、他方、通気孔12A,12Bを
開ける場合には、通気部分11e,12eが通気孔12
A,12Bと対向する位置にくるように構成したことに
より、発光管21の破損時及び破損後の両方の場合に対
応したガラス破片の飛散防止を、簡素な構成で実現し得
る。
【0041】また、ガラスで形成される反射鏡1は、一
般に、内面の形状精度を劣化させないよう均一な肉厚で
構成されており、外壁が内面と同様に曲面で形成され、
直接遮蔽手段を設けることが困難であることから、この
実施の形態1では、反射鏡1の左右に切欠き部1a,1
bを有する平面部16A,16Bを設けるとともに、こ
の切欠き部1a,1bと接続するランプホルダ3の通気
孔8A,8Bに対してシャッタ11,12を設ける構成
を採用したことにより、通気孔8A,8Bと切欠き部1
a,1bの嵌合面の密着性を高め、更に、この嵌合面を
反射鏡1をランプホルダ3に取り付ける際の位置決めに
使用可能であるとともに、ランプユニット10の装着に
際して、ランプユニット収納部34の開口用突起部44
A,44Bにより、シャッタ11,12の開閉動作を容
易化することができる。
【0042】更に、ランプユニット収納部34からラン
プユニット10を引き出す方向と、シャッタ11,12
の動作する方向を一致させ、ランプユニット収納部34
の開口用突起部44A,44Bにより、ランプユニット
収納部34の装着時に、通気孔8A,8Bが開き、ラン
プユニット10の引出し時に通気孔8A,8Bが閉まる
方向にシャッタ11,12を動作するよう構成したこと
により、シャッタ11,12の開閉を自動的に行う利便
性に優れたランプユニット10及びプロジェクタ30を
簡素な構成で実現することができる。また、この場合に
は、ランプ破損時に、プロジェクタ30の姿勢を変える
ことなくランプユニット10を引き出すことができ、反
射鏡1の外部へのガラスの破片の飛散を一層確実に防止
し得る。
【0043】続いて、本発明の他の実施の形態について
説明する。なお、以下の説明では、上記実施の形態1に
おける場合と同じものについては、同一の符号を付し、
それ以上の説明を省略する。 実施の形態2.次に、図10,11及び12を参照しな
がら、本発明の第2の実施の形態に係るランプユニット
10が装着されるプロジェクタ50について説明する。
図10及び11は、それぞれ、ランプユニット10にお
けるシャッタ11,12の開閉状態を示す斜視図であ
る。また、図12は、シャッタ11,12の開閉機構を
駆動させるための構成をあらわすブロック図である。
【0044】この実施の形態2では、ランプユニット収
納部54に、ランプユニット10の左右に設けられたシ
ャッタ11,12の開閉機構として、開口用ラッチ51
A,51Bが取り付けられている。これら開口用ラッチ
51A,51Bは、ランプユニット収納部54におい
て、シャッタ11,12の上側と対向する部位に形成さ
れた開口部54a,54bに取り付けられたラッチ支持
軸53A,53Bによって、シャッタ11,12の開閉
方向と直角方向に回転するように保持されている。
【0045】開口用ラッチ51A,51Bは、それぞ
れ、一端側にて、シャッタ11,12の上端部に形成さ
れたシャッタ開閉用爪部11g,12gに係合する一
方、他端側にて、ランプユニット収納部54の外側に設
けられた電磁式のソレノイド55A,55Bのシャフト
56A,56Bと当接している。通常、開口用ラッチ5
1A,51Bは、バネ(不図示)の弾性力により、シャ
フト56A,56B側に付勢されている。
【0046】この実施の形態2では、図12に示すよう
に、ランプユニット収納部54内に設けられた電源ソケ
ット42とバラスト45との間には、ランプ電流の有無
を検知する電流センサ44が設けられている。この電流
センサ44は、例えば超高圧水銀ランプ20の破損時
に、ランプ電流有りの状態から無しの状態に変化した場
合に、ソレノイド55A,55Bにシャフト56A,5
6Bを突き出すように指令する。シャフト56A,56
Bが突き出されると、開口用ラッチ51A,51Bが回
転して、シャッタ開閉用爪部11g,12gとの係合が
外れる。そして、捩りコイルバネ13A,13Bの弾性
力により、シャッタ11,12が閉じる方向に付勢さ
れ、ランプホルダ3の通気孔8A,8Bが、シャッタ1
1,12の遮蔽部分11e,12eによって遮蔽され
る。
【0047】このように、電流センサ44,この電流セ
ンサ44の出力信号により動作するソレノイド55A,
55B、及び、ソレノイド55A,55Bのシャフト5
6A,56Bの移動により回動する開口用ラッチ51
A,51Bを設けることにより、超高圧水銀ランプ20
の破損と同時に通気孔8A,8Bを遮蔽することが可能
なことから、ランプ破損後にプロジェクタ30を移動し
たり、横向きや逆さまに姿勢を変えたりする場合におい
ても、反射鏡1の外部にガラスの破片が飛び出すことを
防止し、また、プロジェクタ30の性能劣化,人体に対
する安全および衛生上の問題を生じることがない、高品
質で、安全性及び利便性に優れたプロジェクタを実現す
ることができる。
【0048】実施の形態3.次に、図13,14及び1
5を参照しながら、本発明の第3の実施の形態に係るラ
ンプユニットについて説明する。図13は、ランプユニ
ットの外観を示す斜視図で、図14は、ランプユニット
の内部構成を示す斜視図で、また、図15は、ランプユ
ニット内部における冷却風の流れを示す横断面説明図で
ある。
【0049】このランプユニット60は、基本的には、
反射鏡61と、防爆ガラス2と、超高圧水銀ランプ20
と、反射鏡61に対して超高圧水銀ランプ20を保持す
るための碍子63と、反射鏡61を収納するランプホル
ダ64とから構成されている。超高圧水銀ランプ20
は、反射鏡61を光軸中心位置に調整した後、二段式の
中空円筒形状を有する碍子63に対し、セメント等の充
填接着剤19により固定される。碍子63の内側の中空
部分と超高圧水銀ランプ20との間には、全周にわたっ
て空間部65が形成されており、この空間部65に連通
する3つの通気孔63aが碍子63の周方向に配列する
ように設けられている。
【0050】ランプホルダ64は、反射鏡61を取り囲
むように密閉箱状にPPS等の耐熱樹脂で作られ、その
左右側面に、冷却風導入用の通気孔66A,66Bが形
成される構造を有している。ここでは、吸気用の通気孔
66Aが前方寄りに配置される一方、排気用の通気孔6
6Bが後方寄りに配置されている。更に、この実施の形
態3では、排気用の通気孔66Bが、碍子63に形成さ
れた通気孔63aの位置よりも後方寄りに配置され、更
に、ランプホルダ64の内側において、通気孔66Bの
ランプホルダ前方の縁部に沿って、遮蔽壁69が形成さ
れている。これにより、ランプ破損時に、碍子63の通
気孔63aからガラスの破片が外部に飛散し、通気孔6
6Bを通過して外部に飛び出すことが防止される。ま
た、反射鏡61では、ランプホルダ64の吸気用の通気
孔66Aに対向する部位において、切欠き部61aが形
成されている。
【0051】また、この実施の形態3では、上記実施の
形態1及び2と同様に、ランプホルダ64と一体的に設
けられたレール対72A,72Bに沿って摺動し、捩り
コイルバネ13A,13Bでそれぞれ通気孔66A,6
6Bを遮蔽する方向に付勢されるシャッタ71,72が
設けられている。シャッタ71,72には、それぞれ、
通気孔66A,66Bを完全に遮蔽する遮蔽部分71
d,72dと、ランプ破損時にガラス破片が飛散するこ
とを防止するための通気可能な微細な孔が複数打ち抜か
れてなる通気部分71e,72eとが摺動方向に隣接し
て設けられている。また、シャッタ71,72の遮蔽部
分71d,72d側の端部の一角が切り欠かれて、捩り
コイルバネ13A,13Bが当接して付勢するための切
欠き部71h,72hが形成されている。また、更に、
シャッタ71,72では、各通気部分71e,72e側
の端部がL字型を構成するように外方に曲折されて、シ
ャッタ開閉用爪部71g,72gが形成されている。両
シャッタ71,72は、同様に動作し、通気孔66A,
66Bの開閉は同時に行なわれる。
【0052】図15中の矢印で示すように、シャッタ7
1,72の通気部分71e,72eが、ランプホルダ6
4の通気孔66A,66Bと対向する位置にある状態
で、外部のファンを用いて送り込まれる冷却風は、吸気
用の通気孔66Aからランプホルダ64の内側へ入る。
そして、冷却風の一部は、反射鏡61の外側を通過し
て、排気用の通気孔66Bからランプホルダ64の外側
に出る。また他の一部は、反射鏡61の切欠き部61a
から反射鏡61の内側を通過し、碍子63に形成された
通気孔63aから反射鏡61の外側へ出て、更に、排気
用の通気孔66Bからランプホルダ64の外側に出る。
【0053】このランプユニット60では、反射鏡61
側の切欠き部61aとランプホルダ64側の通気孔66
Aとを互いに密着接続させる必要がなく、ランプホルダ
64の通気孔66Aおよび反射鏡61側の切欠き部61
aについての配置位置や個数の制約がなくなることか
ら、プロジェクタ30の内部構成に合わせて自由度の高
い放熱構造を取るという効果を上げることができる。
【0054】また、冷却風の流れは、超高圧水銀ランプ
20のモリブデン箔23Fと電極取出し線24との溶接
部及び発光管21の管球上部の双方を同時に冷却するこ
とができる。特に温度を下げるのが難しい発光管21の
管球上部の冷却効果が大きい。
【0055】更に、排気用の通気孔66Bが、碍子63
に形成された通気孔63aの位置よりも後方寄りに配置
され、更に、ランプホルダ64の内側において、通気孔
66Bのランプホルダ前方の縁部に沿って、遮蔽壁69
が形成されることにより、ランプ破損時に、碍子63の
通気孔63aを通じて飛散するガラスの破片が、通気孔
66Bを通過して外部に飛び出す割合が少なくなること
から、ランプ破損時のランプホルダ64の外部へのガラ
スの飛散防止性能を向上させることが可能である。
【0056】実施の形態4.前述した実施の形態1〜3
に係るランプユニットでは、シャッタをランプホルダに
設けられたレール対に沿って摺動させる構成としたが、
図16に示す本発明の実施の形態4に係るランプユニッ
ト80では、ランプホルダ3に形成された通気孔を完全
に遮蔽する遮蔽部分81d,82dと、ランプ破損時の
ガラス破片の飛散を防止するための通気可能な微細な孔
が複数打ち抜かれてなる通気部分81e,82eとが回
動方向に隣接して一体的に設けられたシャッタ81,8
2が、ランプホルダ3に設けられた回転軸83A,83
Bを支点として回動可能に設けられている。このシャッ
タ81は、必要に応じて回動させられ、その遮蔽部分8
1d,82dがランプホルダ3に形成された通気孔(不
図示)と対向してその通気孔を開閉する。この実施の形
態4でも、前述した実施の形態1〜3と同様に、発光管
21の破損時及び破損後の両方の場合に対応したガラス
破片の飛散防止を実現することができる。
【0057】なお、本発明は、例示された実施の形態に
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0058】例えば、前述した実施の形態1〜4では、
反射鏡に切欠き部を設けているが、これに限定されるこ
となく、防爆ガラスを平板ではなく、その周囲の全て又
は一部を曲折して略コップ形状に形成した上で、その周
囲の曲折部分に切欠き部を設けても、上記と同様の効果
を上げることができる。また、前述した実施の形態1〜
4では、シャッタの通気部分は、金属板に複数の微細な
孔が形成されてなるものが用いられているが、複数の細
い線材を網状に交差させて形成した金網状のもの(不図
示)を用いても、上記と同様の効果をあげることができ
る。
【0059】更に、前述した実施の形態1では、図7に
示すように、ランプユニットをプロジェクタ本体の裏面
側から引き出す構造が採用されているが、これに限定さ
れることなく、図17に示すように、ランプユニット1
0をプロジェクタ90の下面側から取り出す構造を採用
してもよい。この場合には、ランプ破損時にプロジェク
タ90の姿勢を変えることなく、ランプユニット10を
取り出すことができ、反射鏡の外部にガラスの破片が生
じにくい。
【0060】本願の請求項1に係る発明によれば、放電
によって発光する発光体と、該発光体を取り囲むように
して配置され、該発光体の光を反射して前方開口部から
外部へ照射するための凹面形状の湾曲領域を備えた反射
鏡と、該反射鏡の前方開口部を覆い、発光体からの直接
光及び反射鏡の湾曲領域で反射された光を透過する透明
隔壁とを備えた光源装置において、上記反射鏡及び透明
隔壁のいずれか一方における所定の部位に、上記発光体
を冷却すべく反射鏡内部に冷却風を通過させるように、
少なくとも吸気及び排気用の通気口が形成されており、
上記プロジェクタが、上記発光体の破損時に該発光体に
流れる電流が有りの状態から無しの状態に変化したこと
を検知した場合に、上記通気口を閉じる遮蔽手段が設け
られているため、反射鏡内部の温度を上げることなく、
また、発光体が破損した場合の取扱いにおいても、発光
体のガラスの破片が外部に流出することを防止する安全
性に優れた光源装置を実現することができる。
【0061】
【0062】更に、本願の請求項に係る発明によれ
ば、電流検知手段が、電源ソケットとバラストとの間で
の電流の有無を検知すべく設けられ、ランプ破損時に、
ランプ電流の有りの状態から無しの状態への変化を検知
することができる。
【0063】また、更に、本願の請求項に係る発明に
よれば、上記光源装置が、反射鏡を保持するランプホル
ダを有しており、上記反射鏡が、上記湾曲領域ととも
に、上記吸気及び排気用の通気口がそれぞれ形成され
た、互いに対向する一対の平面領域を備える一方、上記
ランプホルダは、上記反射鏡の平面領域に対向する部位
に、上記吸気及び排気用の通気口にそれぞれ密着して接
続する吸気及び排気用の孔部を備えており、上記遮蔽手
段が、上記ランプホルダに形成された孔部に対して取り
付けられているので、遮蔽手段をランプホルダの外側に
おいて容易に開閉動作させることができ、また、簡素な
構成で、上記通気口と孔部との嵌合面を反射鏡のランプ
ホルダに取り付けるに際して、容易に位置決めすること
ができる。
【0064】また、更に、本願の請求項に係る発明に
よれば、上記光電装置が、反射鏡を取り囲むようにして
保持する密閉箱状のランプホルダを有しており、上記ラ
ンプホルダは、上記反射鏡に形成された吸気及び排気用
の通気口にそれぞれ対応する吸気及び排気用の孔部を備
え、上記遮蔽手段が、上記ランプホルダに形成された孔
部に対して取り付けられており、通気口と孔部とを密着
して接続する必要がなく、ランプ開口孔と通気孔の配置
位置や個数の制約がなくなることから、プロジェクタの
内部構成に合わせて自由度の高い放熱構造を採用するこ
とができる。
【0065】また、更に、本願の請求項に係る発明に
よれば、上記ランプホルダに形成される排気用の孔部
と、上記反射鏡に形成される排気用の通気口とが、各中
心軸から互いに外れて位置するように設けられるので、
発光体が破損した場合にランプ開口孔から直接飛散する
ガラスの破片が、孔部を通過して外部に飛び出す割合が
少なくなることから、光源装置の外部へのガラスの飛散
防止の性能を向上させることができる。
【0066】また、更に、本願の請求項に係る発明に
よれば、上記遮蔽手段が、上記ランプホルダに設けられ
たガイド手段と、該ガイド手段に沿って摺動する遮蔽板
とを有し、遮蔽板がガイド手段に沿って摺動すること
で、遮蔽手段が開閉可能である。
【0067】また、更に、本願の請求項に係る発明に
よれば、上記遮蔽手段が、上記ランプホルダに設けられ
た回転軸と、該回転軸を支点として上記孔部が形成され
た面に平行に回動自在である遮蔽板とを有し、遮蔽板が
回転軸まわりに回動することで、遮蔽手段が開閉可能で
ある。
【0068】また、更に、本願の請求項に係る発明に
よれば、上記遮蔽板には、上記ランプホルダに形成され
た孔部を遮蔽し得る遮蔽部分と、所定の径以下の孔が複
数形成されてなる通気部分とが隣接して一体的に設けら
れており、上記遮蔽板の遮蔽部分が、上記ランプホルダ
に形成された孔部に対向する場合に、上記孔部が遮蔽さ
れる一方、上記遮蔽板の通気部分が、上記孔部に対向す
る場合には、上記孔部が開放されるので、反射鏡内部の
温度を上げることなく、また、外部へのガラス破片の飛
散防止を、簡素な構成で実現することができる。
【0069】また、更に、本願の請求項に係る発明に
よれば、上記遮蔽板をそれが上記ランプホルダに形成さ
れた孔部を遮蔽する遮蔽方向に付勢させるために、所定
以上の弾性を有する付勢手段が設けられるので、光源装
置単体での取扱いにおいて、その内部に異物が混入して
プロジェクタ装着後にトラブルが発生するのを防止する
ことができる。
【0070】
【0071】
【0072】また、更に、本願の請求項10に係る発明
によれば、請求項1記載の光源装置を用いたプロジェク
タが、上記発光体に流れる電流を検知する電流検知手段
を有し、該電流検知手段で、上記発光体の破損時に該発
光体に流れる電流が有りの状態から無しの状態に変化し
た場合に、上記通気口を閉じるよう上記光源装置に指令
するため、発光体の破損と同時に通気口を遮蔽すること
ができ、発光体破損後にプロジェクタを移動したり、横
向きや逆さまに姿勢を変えたりする場合においても、反
射鏡外部にガラスの破片が飛び出すことを防止し、ま
た、プロジェクタの性能劣化,人体に対する安全および
衛生上の問題を生じることがない、高品質で、安全性及
び利便性に優れたプロジェクタを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るプロジェクタに
用いられる光源装置の外観を示す斜視図である。
【図2】 図1中のC−C線に沿った光源装置の縦断面
説明図である。
【図3】 図1中のC−C線に沿った光源装置の横断面
説明図である。
【図4】 通風状態にある光源装置の外観を示す斜視図
である。
【図5】 図4中のD−D線に沿った光源装置の横断面
説明図である。
【図6】 プロジェクタの外観を示す斜視図である。
【図7】 プロジェクタ本体の裏面側から光源装置が引
き出された状態を示す斜視図である。
【図8】 プロジェクタ内部における冷却風の流れを示
す斜視図である。
【図9】 プロジェクタ内に組み込まれた光源装置を示
す斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態2に係る光源装置にお
けるシャッタの開いた状態を示す斜視図である。
【図11】 上記実施の形態2に係る光源装置における
シャッタの閉じた状態を示す斜視図である。
【図12】 上記実施の形態2に係るシャッタの開閉機
構を駆動させるための構成をあらわすブロック図であ
る。
【図13】 本発明の実施の形態3に係る光源装置の外
観を示す斜視図である。
【図14】 上記実施の形態3に係る光源装置の内部構
成を示す斜視図である。
【図15】 上記実施の形態3に係る光源装置内部にお
ける冷却風の流れを示す横断面説明図である。
【図16】 本発明の実施の形態4に係る光源装置の外
観を示す斜視図である。
【図17】 本発明の実施の形態1に係るプロジェクタ
の変形例であるプロジェクタの外観を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…反射鏡 1a,1b…切欠き部 2…防爆ガラス 3…ランプホルダ 8A,8B…通気孔 9A,9B…レール対 10…ランプユニット 11,12…シャッタ 11d,12d…遮蔽部分 11e,12e…通気部分 11g,12g…シャッタ開閉用爪部 13A,13B…捩りコイルバネ 20…超高圧水銀ランプ 21…発光管 30…プロジェクタ 31…筐体 32…鏡筒 32a…投影レンズ 33…光学ユニット 34…ランプユニット収納部 35…電源ボックス 44…電流センサ 51A,51B…開口用ラッチ 55A,55B…ソレノイド 56A,56B…シャフト 63…碍子 63a…通気孔 81,82…シャッタ 81d,82d…遮蔽部分 81e,82e…通気部分 83A,83B…回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03B 21/14 F21Y 101:00 21/16 F21M 7/00 L // F21Y 101:00 1/00 A (72)発明者 小倉 敏明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−223023(JP,A) 特開 平10−254061(JP,A) 特開 平11−237691(JP,A) 特開2000−200511(JP,A) 特開2000−56396(JP,A) 特開2002−107823(JP,A) 特開2001−183746(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/00 - 21/30 F21M 1/00 - 15/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロジェクタに用いられる光源装置であ
    って、 放電によって発光する発光体と、該発光体を取り囲むよ
    うにして配置され、該発光体の光を反射して前方開口部
    から外部へ照射するための凹面形状の湾曲領域を備えた
    反射鏡と、該反射鏡の前方開口部を覆い、発光体からの
    直接光及び反射鏡の湾曲領域で反射された光を透過する
    透明隔壁とを備えた光源装置において、 上記反射鏡及び透明隔壁のいずれか一方における所定の
    部位に、上記発光体を冷却すべく反射鏡内部に冷却風を
    通過させるように、少なくとも吸気及び排気用の通気口
    が形成されており、 上記プロジェクタが、上記発光体の破損時に上記発光体
    に流れる電流が有りの状態から無しの状態に変化したこ
    とを検知した場合に、上記通気口を閉じる遮蔽手段が設
    けられていることを特徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 上記電流検知手段が、電源ソケットとバ
    ラストとの間での電流の有無を検知すべく設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 更に、上記光源装置が、反射鏡を保持す
    るランプホルダを有しており、 上記反射鏡が、上記湾曲領域とともに、上記吸気及び排
    気用の通気口がそれぞれ形成された、互いに対向する一
    対の平面領域を備える一方、上記ランプホルダは、上記
    反射鏡の平面領域に対向する部位に、上記吸気及び排気
    用の通気口にそれぞれ密着して接続する吸気及び排気用
    の孔部を備えており、 上記遮蔽手段が、上記ランプホルダに形成された孔部に
    対して取り付けられていることを特徴とする請求項1記
    載の光源装置。
  4. 【請求項4】 更に、上記光電装置が、反射鏡を取り囲
    むようにして保持する密閉箱状のランプホルダを有して
    おり、 上記ランプホルダは、上記反射鏡に形成された吸気及び
    排気用の通気口にそれぞれ対応する吸気及び排気用の孔
    部を備え、 上記遮蔽手段が、上記ランプホルダに形成された孔部に
    対して取り付けられていることを特徴とする請求項1記
    載の光源装置。
  5. 【請求項5】 上記ランプホルダに形成される排気用の
    孔部と、上記反射鏡に形成される排気用の通気口とが、
    各中心軸から互いに外れて位置するように設けられてい
    ることを特徴とする請求項4記載の光源装置。
  6. 【請求項6】 上記遮蔽手段が、上記ランプホルダに設
    けられたガイド手段と、該ガイド手段に沿って摺動する
    遮蔽板とを有していることを特徴とする請求項4又は5
    に記載の光源装置。
  7. 【請求項7】 上記遮蔽手段が、上記ランプホルダに設
    けられた回転軸と、該回転軸を支点として上記孔部が形
    成された面に平行に回動自在である遮蔽板とを有してい
    ることを特徴とする請求項4又は5に記載の光源装置。
  8. 【請求項8】 上記遮蔽板には、上記ランプホルダに形
    成された孔部を遮蔽し得る遮蔽部分と、所定の径以下の
    孔が複数形成されてなる通気部分とが隣接して一体的に
    設けられており、 上記遮蔽板の遮蔽部分が、上記ランプホルダに形成され
    た孔部に対向する場合に、上記孔部が遮蔽される一方、
    上記遮蔽板の通気部分が、上記孔部に対向する場合に
    は、上記孔部が開放されることを特徴とする請求項6又
    は7に記載の光源装置。
  9. 【請求項9】 更に、上記遮蔽板をそれが上記ランプホ
    ルダに形成された孔部を遮蔽する遮蔽方向に付勢させる
    ために、所定以上の弾性を有する付勢手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一に記載
    の光源装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の光源装置を用いたプロ
    ジェクタであって、 上記発光体に流れる電流を検知する電流検知手段を有
    し、 上記電流検知手段で、上記発光体の破損時に上記発光体
    に流れる電流が有りの状態から無しの状態に変化した場
    合に、上記通気口を閉じるよう上記光源装置に指令する
    ことを特 徴とするプロジェクタ。
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