JP3511659B2 - 車載用演算装置の電源供給装置 - Google Patents
車載用演算装置の電源供給装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用バッテリを電源
として、車両各部の制御を行う車載用演算装置に電力供
給を行う車載用演算装置の電源供給装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、内燃機関や空調機器等、車両
各部の制御には、マイクロコンピュータからなる演算装
置が使用されている。そして、こうした車載用演算装置
に電力供給を行う電源供給装置は、例えば特開平3−1
01002号公報に開示されているように、車載用演算
装置と共に、この演算装置に制御対象の運転状態を検出
して入力するセンサ等の周辺装置にも電力供給を行うよ
うにされている。 【0003】またこうした車載用演算装置においては、
制御終了後、次の制御のために今までの制御データを記
憶しておく必要があるため、従来の電源供給装置は、車
載用演算装置に対して、電源スイッチのON時に、その
演算動作に必要な電力供給を行うだけでなく、電源スイ
ッチのOFF時には、制御データを記憶した記憶素子
(バックアップRAM)に制御データを保持させるため
の電力を供給できるようにされている。 【0004】すなわち、例えば図4に示す如く、エンジ
ン制御装置等、車両のイグニッションスイッチIGSに
連動して制御を開始する車載用演算装置(以下,マイコ
ンという。)50に電力供給を行う従来の電源供給装置
は、バッテリ52とマイコン50の電源端子Vddとの間
に設けられ、マイコン50に対して、内部のバックアッ
プRAMが制御データを保持するのに必要な電力を供給
するための出力用トランジスタTR1と、イグニッショ
ンスイッチIGSとマイコン50の電源端子Vddとの間
に設けられ、イグニッションスイッチIGSのON時に
バッテリ52に接続されて、マイコン50に対して、演
算処理等の制御動作に必要な電力を供給するための出力
用トランジスタTR2と、同じくイグニッションスイッ
チIGSと周辺装置54の電源端子Vccとの間に設けら
れ、イグニッションスイッチIGSのON時にバッテリ
52に接続されて、周辺装置54にその作動に必要な電
力を供給するための出力用トランジスタTR3と、これ
ら各トランジスタTR1〜TR3を制御する電源IC5
6とから構成されている。 【0005】そして、電源IC56には、バッテリ52
から常時電源供給を受けて、マイコン50の電源電圧V
S が所定電圧となるように出力用トランジスタTR1を
制御する第1電力制御部62、イグニッションスイッチ
IGSのON時にバッテリ52から電源供給を受けてマ
イコン50の電源電圧VS が所定電圧となるように出力
用トランジスタTR2を制御する第2電力制御部64、
同じくイグニッションスイッチIGSのON時にバッテ
リ52から電源供給を受けて周辺装置54の電源電圧V
M が所定電圧となるように出力用トランジスタTR3を
制御する第3電力制御部66、が備えられており、これ
ら各電力制御部62〜66の動作によって、イグニッシ
ョンスイッチIGSのOFF時にはマイコン50に制御
データ保持用の電力供給を行い、イグニッションスイッ
チIGSのON時にはマイコン50及び周辺装置54に
制御動作に必要な電力供給を行うようにされている。 【0006】この結果、従来の電源供給装置によれば、
マイコン50のバックアップRAMに格納された制御デ
ータは、その電源スイッチであるイグニッションスイッ
チIGSのOFF時にも保持され、マイコン50が次に
起動されて制御を再開する場合には、過去の制御データ
を基に制御を実行することができるようになる。 【0007】また、従来より、車載用演算装置(マイコ
ン)には、RAMへの制御データの書込み許可及び禁止
を外部から指令するためのRAM書込制御端子(WI端
子)、予めROM内に格納された制御プログラムの実行
開始及び停止を外部から指令するためのプログラム実行
制御端子(INIT端子)が備えられており、これら各
制御端子に対応する指令信号(WI信号,INIT信
号)が入力されたときに、制御データの書込み、制御プ
ログラムの実行を開始するようにされている。 【0008】このため、従来の電源供給装置には、図4
に示す如く、イグニッションスイッチIGSのON時に
マイコン50に電力供給を行うための第2電力制御部6
4の作動開始後、マイコン50のINIT端子及びWI
端子に、INIT信号及びWI信号を順次入力して、マ
イコン50の制御動作を開始させる指令信号発生部68
が設けられている。 【0009】また更に、最近では、車載用演算装置とし
て、上記INIT端子,WI端子の他、内部クロックを
発生する発振回路の発振開始・停止を外部から制御する
ための発振制御端子(HALT端子)を備え、この制御
端子に指令信号(HALT信号)を入力することによ
り、内部クロックの発振動作を開始するように構成され
たHALT端子付きのマイクロコンピュータが使用され
ることがある。 【0010】そして、図4に示す如く、こうしたHAL
T端子を備えたマイコン50に対しては、マイコン50
の周辺装置54に電力供給を行う出力用トランジスタT
R3の出力電圧VM を、HALT端子に入力するように
している。即ち、まず、HALT端子を備えたマイコン
50においては、INIT信号及びWI信号の入力前に
HALT信号を入力して、内部クロックを発振させてお
く必要がある。一方、第2電力制御部64及び第3電力
制御部66には、安定化用の電界コンデンサ等が外付け
されているため、イグニッションスイッチIGSの投入
後、内部の電源電圧がマイコン50及び周辺装置54の
電力供給に必要な電圧に達するまでに時間を要する。ま
た、出力用トランジスタTR2のコレクタは、出力用ト
ランジスタTR1のコレクタに接続されているため、第
2電力制御部64内の電源電圧がマイコン50の制御動
作に必要な電力を供給可能な所定電圧に達するまでの間
に、出力用トランジスタTR2をONすると、出力用ト
ランジスタTR1から出力用トランジスタTR2側に電
流が流れてしまうので、第2電力制御部64は、内部の
電源電圧が所定電圧に達するまでは出力用トランジスタ
TR2の制御を実行しないようにされている。このた
め、イグニッションスイッチIGSの投入後は、出力用
トランジスタTR3から周辺装置54への出力電圧VM
の立ち上がりに比べて、出力用トランジスタTR2から
マイコン50への出力電圧VS の立ち上がりが遅くな
る。 【0011】そこで、従来では、指令信号発生部68か
らINIT信号,WI信号が出力されるまでにマイコン
50にHALT信号を入力するために、出力用トランジ
スタTR3から周辺装置54への出力電圧VM をHAL
T信号としてマイコン50に入力するようにしているの
である。 【0012】また、イグニッションスイッチIGSの遮
断時、マイコン50においては内部の電源監視装置が電
源電圧の低下を検出して、直ちに停止のための所定の処
理(重要なデータのバックアップRAMへの退避など)
を実行するため、その後にWI信号,INIT信号の入
力を順次停止し、最後にHALT信号の入力を停止する
ことが必要であるが、上記のように出力用トランジスタ
TR3からの出力電圧VM をHALT信号とすることに
より、こうした指令信号の出力停止も良好に行うことが
できる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
出力用トランジスタTR3から周辺装置54への出力電
圧VM をHALT信号として使用した場合、例えば図5
に示す如く、5V駆動のマイコン50においては出力電
圧VM が略3.5V以上でHALTアクティブとして発
振動作を開始するため、マイコン50の発振動作開始時
には、第2電力制御部64が正常動作せず、出力用トラ
ンジスタTR2からマイコン50の動作に必要な電力を
供給することができなくなってしまう。 【0014】そこで従来では、図5に示す如く、イグニ
ッションスイッチIGS投入後、HALTアクティブと
なってマイコン50が発振動作を開始してから、第2電
力制御部64が立ち上がり、出力用トランジスタTR2
からの電力供給が開始されるまでの間は、マイコン50
への発振動作用の電力供給を、出力用トランジスタTR
1を介して行うようにされており、この間、出力用トラ
ンジスタTR1には、制御データ保持用のスタンバイ電
流に加えて発振回路駆動用の電流が流れることになる。 【0015】また、イグニッションスイッチIGSの遮
断時にも、電源電圧の低下に伴い第2電力制御部64が
出力用トランジスタTR2からマイコン50への電力供
給を停止した後、出力用トランジスタTR3から周辺装
置54への出力電圧VM が低下して、HALTディアク
ティブとなるまでの間は、マイコン50への発振動作用
の電力供給を出力用トランジスタTR1を介して行われ
るため、この期間中にも、出力用トランジスタTR1
に、制御データ保持用のスタンバイ電流に加えて発振回
路駆動用の電流が流れることになる。 【0016】従って、外部から内部クロックの発振回路
を制御可能なHALT端子付きの演算装置に電力供給を
行う従来の電源供給装置では、出力用トランジスタTR
1に、バックアップRAMに供給するデータ保持用のス
タンバイ電流に加えて、演算装置駆動用の電流を供給可
能な、電流容量の大きなものを使用しなければならず、
部品選択の幅が狭くなるとか、電流容量の大きいトラン
ジスタは体格も大きくなり発熱量も増えることから装置
の小型化が困難になるといった問題があった。 【0017】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、バックアップRAMのデータ保持用の電力供給を
行う素子の電流容量を大きくすることなく、内部クロッ
クの発振動作を外部から制御可能な車載用演算装置に対
して良好に電力供給を行うことのできる車載用演算装置
の電源供給装置を提供することを目的としている。 【0018】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明は、車載用バッテリを電源とし、内
部クロックの発振,該内部クロックに基づく演算処理の
実行等の各種機能の作動を外部から制御可能な車載用演
算装置に電源供給を行う車載用演算装置の電源供給装置
であって、上記車載用バッテリに直接接続され、上記車
載用演算装置に、該演算装置内の揮発性記憶素子の記憶
保持に必要な電力を供給する第1の電力供給手段と、上
記車載用バッテリに上記車載用演算装置の電源スイッチ
を介して接続され、該電源スイッチのON時に、上記車
載用演算装置に、上記各種機能の作動に必要な電力供給
を行う第2の電力供給手段と、該第2の電力供給手段内
部の電源電圧が、上記車載用演算装置に対して少なくと
も内部クロックの発振に必要な電力を供給可能な所定電
圧以上であるか否かを判定する判定手段と、上記電源ス
イッチがONして上記第2の電力供給手段が上記車載用
演算装置への電力供給を開始する際には、まず上記判定
手段にて上記電源電圧が上記所定電圧以上になったと判
定された時点で、上記車載用演算装置に上記内部クロッ
クの発振指令を出力し、その後、上記演算処理の実行等
の他の機能の作動指令を順次出力し、逆に上記電源スイ
ッチがOFFして上記第2の電源供給手段が上記車載用
演算装置への電力供給を停止する際には、上記内部クロ
ックの発振以外の機能の作動指令の出力を順次停止し、
その後、上記判定手段にて上記電源電圧が上記所定電圧
未満になったと判定された時点で、上記内部クロックの
発振指令の出力を停止する指令信号出力手段と、を備え
たことを特徴としている。 【0019】 【作用】上記のように構成された本発明の車載用演算装
置の電源供給装置においては、車載用バッテリに直接接
続された第1の電力供給手段が、車載用演算装置に対し
て、内部の揮発性記憶素子の記憶保持に必要な電力を常
時供給し、車載用バッテリに電源スイッチを介して接続
された第2の電力供給手段が、電源スイッチのON時に
だけ、車載用演算装置に対して、内部クロックの発振,
内部クロックに基づく演算処理の実行等、車載用演算装
置が各種機能を実行するのに必要な電力を供給する。 【0020】また本発明の電源供給装置においては、判
定手段が、電源スイッチのON時に車載用バッテリから
供給される第2の電力供給手段内部の電源電圧が、車載
用演算装置に対して少なくとも内部クロックの発振に必
要な電力を供給可能な所定電圧以上であるか否かを判定
し、指令信号出力手段が、この判定手段の判定結果に応
じて、車載用演算装置に対する各種機能の実行指令を出
力又は停止する。 【0021】つまり、指令信号出力手段は、電源スイッ
チがONして第2の電力供給手段が車載用演算装置への
電力供給を開始する際には、判定手段にて第2の電力供
給手段の電源電圧が所定電圧以上になったと判定された
時点で、車載用演算装置に内部クロックの発振指令を出
力し、その後、演算処理の実行等の他の機能の作動指令
を順次出力し、逆に電源スイッチがOFFして第2の電
源供給手段が車載用演算装置への電力供給を停止する際
には、内部クロックの発振以外の機能の作動指令の出力
を順次停止し、その後、判定手段にて電源電圧が所定電
圧未満になったと判定された時点で、内部クロックの発
振指令の出力を停止する。 【0022】このため、電源スイッチがONされ、第2
の電源供給手段に車載用バッテリから電源が供給される
と、第2の電源供給手段内部の電源電圧が上昇して、第
2の電源供給手段が車載用演算装置に対して少なくとも
内部クロックの発振に必要な電力を供給できるようにな
った時点で、車載用演算装置が内部クロックの発振を開
始し、その後、演算処理等、この内部クロックに基づく
各種機能の作動を開始するようになる。 【0023】また、電源スイッチがOFFされ、車載用
バッテリから第2の電源供給手段への電源供給が遮断さ
れると、その後、第2の電源供給手段の電源電圧が低下
して、第2の電源供給手段が車載用演算装置に対して内
部クロックの発振に必要な電力を供給できなくなるまで
の間に、車載用演算装置が内部クロックの発振以外の作
動を停止し、その後、第2の電源供給手段が車載用演算
装置に対して内部クロックの発振に必要な電力を供給で
きなくなった時点で、車載用演算装置が内部クロックの
発振を停止する。 【0024】 【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は、本発明が適用された実施例の電源供給
装置の構成を表わすブロック図である。 【0025】図1に示す如く、本実施例の電源供給装置
は、図4に示した従来の電源供給装置と同様、電源スイ
ッチとなるイグニッションスイッチIGSのON時に所
定の制御(例えば、エンジン制御,ブレーキ制御,サス
ペンション制御等)を実行するマイコン10に電力供給
を行うためのものであり、バッテリ12に直接接続さ
れ、マイコン10に常時電力を供給するための出力用ト
ランジスタTR1と、イグニッションスイッチIGSを
介してバッテリ12に接続され、イグニッションスイッ
チIGSのON時にマイコン10に電力を供給するため
の出力用トランジスタTR2と、同じくイグニッション
スイッチIGSを介してバッテリ12に接続され、イグ
ニッションスイッチIGSのON時にマイコン10の周
辺装置(例えば、エアフロメータ,水温センサ,油圧セ
ンサ,車高センサ等)14に電力を供給するための出力
用トランジスタTR3と、これら各トランジスタTR1
〜TR3を制御する電源IC16とから構成されてい
る。 【0026】また、電源IC16には、バッテリ12か
ら常時電源供給を受けて、マイコン10の電源電圧VS
が所定電圧となるように出力用トランジスタTR1を制
御する第1電力制御部22、イグニッションスイッチI
GSのON時にバッテリ12から電源供給を受けてマイ
コン10の電源電圧VS が所定電圧となるように出力用
トランジスタTR2を制御する第2電力制御部24、同
じくイグニッションスイッチIGSのON時にバッテリ
12から電源供給を受けて周辺装置14の電源電圧VM
が所定電圧となるように出力用トランジスタTR3を制
御する第3電力制御部26、及び、バッテリ12から常
時電源供給を受けて動作し、第2電力制御部24の作動
時にマイコン10に各種指令信号を出力する、指令信号
出力手段としての指令信号発生部28が備えられてい
る。 【0027】なお、本実施例においては、マイコン10
に常時電源供給を行う出力用トランジスタTR1及びこ
れを制御する第1電力制御部22が第1の電力供給手段
に相当し、イグニッションスイッチIGSのON時にマ
イコン10に電源供給を行う出力用トランジスタTR2
及びこれを制御する第2電力制御部が第2の電力供給手
段に相当する。 【0028】ここで、マイコン10は、RAMへの制御
データの書込み許可及び禁止を外部から指令するための
RAM書込制御端子(WI端子)、及び制御プログラム
の実行開始及び停止を外部から指令するためのプログラ
ム実行制御端子(INIT端子)と共に、内部クロック
を発生する発振回路の発振開始・停止を外部から制御す
るための発振制御端子(HALT端子)を備えたHAL
T端子付きのものであり、本実施例では、指令信号発生
部28が、これら各端子に指令信号(WI信号,INI
T信号,HALT信号)を出力するようにされている。 【0029】すなわち、指令信号発生部28は、所定の
基準電圧Voを発生する基準電圧発生回路32と、第2
電力制御部24内の電源電圧+Bを分圧する分圧抵抗器
R1,R2,R3,R4と、各分圧抵抗器R1〜R4の
接続点の電圧Va,Vb,Vcと基準電圧Voとを比較
し、基準電圧Voに対して接続点電圧Va,Vb,Vc
が大きいときにHighレベルの信号を出力するコンパレー
タCO1,CO2,CO3と、各コンパレータCO1〜
CO3の出力端子に、出力用トランジスタTR3から周
辺装置14への出力電圧VM を印加して、各コンパレー
タCO1〜CO3の出力がHighレベルになったときにマ
イコン10に出力するHALT信号,INIT信号,W
I信号の電力を確保する抵抗器R5,R6,R7とから
構成されている。 【0030】そして、上記各分圧抵抗R1〜R4の抵抗
値は、イグニッションスイッチIGSの投入後、第2電
力制御部24内の電源電圧+Bが、マイコン10の作動
に必要な電力供給を行うことのできる最小電圧(例えば
5V)に達した時点で、接続点電圧Vaが基準電圧Vo
より大きくなり、電源電圧+Bがこの最小電圧より大き
い第2電圧(例えば V)に達した時点で、接続点電
圧Vbが基準電圧Voより大きくなり、電源電圧+Bが
第2電圧より更に大きい第3電圧(例えばV)に達した
時点で接続点電圧Vcが基準電圧Voより大きくなるよ
うに設定されている。 【0031】つまり、本実施例の指令信号発生部28
は、第2電力制御部24内の電源電圧+Bの各コンパレ
ータCO1〜CO3により監視し、図3に示す如く、そ
の電源電圧+Bが、少なくとも内部クロックの発振に必
要な電力供給を行うことのできるマイコン10の駆動に
最低必要な最小電圧(図では5V)に達した時点で、判
定手段としてのコンパレータCO1からマイコン10に
HALT信号を出力し、その後電源電圧+Bの上昇に伴
い、コンパレータCO2,CO3からINIT信号,W
I信号を順次出力するようにされているのである。 【0032】以下、このように構成された本実施例の電
源供給装置の動作について、図3のタイミングチャート
を参照しながら説明する。図3に示すように、イグニッ
ションスイッチIGSが投入されると、第2電力制御部
24内の電源電圧+Bは、電界コンデンサの充電等のた
めに、瞬時にバッテリ電位(例えば、12V)に達する
ことはできず、緩やかに上昇する。そして、第3電力制
御部26により制御される出力用トランジスタTR2の
出力電圧VM も緩やかに上昇し、電源電圧+Bと出力電
圧VM とは、ほぼ同じタイミングでマイコン10の駆動
に最低必要な最小電圧(図では5V)に達する。また第
2電力制御部64は、マイコン10を駆動可能になって
から出力用トランジスタTR2を制御するため、この時
点で、出力用トランジスタTR2の出力によってマイコ
ン10を駆動できるようになる。 【0033】そしてこのように電源電圧+Bがマイコン
10の駆動に必要な最小電圧に達すると、指令信号発生
部28からマイコン10のHALT端子にHALT信号
が出力され、マイコン10内では内部クロックを発振す
る発振回路が起動される。また次に、第2電力制御部6
4内の電源電圧+Bが更に上昇し、第2電圧に達すると
指令信号発生部28からマイコン10のINIT端子に
INIT信号が出力され、更に電源電圧+Bが第3電圧
に達すると指令信号発生部28からマイコン10のWI
端子にWI信号が出力される。すると、マイコン10
は、INIT信号により所定の初期化処理の実行を開始
し、続いてWI信号によりRAMへのデータの書き込み
が可能となる。そして、その後マイコン10は、周辺装
置14からの信号を読みとり、予めROM内に格納され
た制御プログラムに従いエンジン制御等の所定の制御処
理を実行する。 【0034】一方、イグニッションスイッチIGSが遮
断されると、第2電力制御部24内の電源電圧+Bが電
界コンデンサの放電等によって緩やかに低下する。そし
て、第3電力制御部66により制御される出力用トラン
ジスタTR2の出力電圧VMも緩やかに低下し、電源電
圧+Bと出力電圧VM とは、略同じタイミングで第3電
圧に達する。すると、指令信号発生部28は、WI信号
の出力を停止し、更に電源電圧+Bが第2電圧まで低下
すると、指令信号発生部28はINIT信号の出力を停
止する。そして、電源電圧+Bが更に低下し、上記最小
電圧に達すると、指令信号発生部28はHALT信号の
出力を停止し、マイコン10の作動を全て停止させる。 【0035】以上説明したように、本実施例の電源供給
装置は、イグニッションスイッチIGSがONされる
と、第2電力制御部24の電源電圧+Bがマイコン10
に作動用の電力を供給可能な最小電圧に達してから、H
ALT信号,INIT信号,WI信号を順次出力し、イ
グニッションスイッチIGSがOFFされると、第2電
力制御部の電源電圧+Bがその最小電圧に達するまでの
間にWI信号,INIT信号の出力を順次停止し、電源
電圧+Bが最小電圧に達した時点で、HALT信号の出
力を停止する。 【0036】従って、マイコン10を起動してからその
動作を停止するまでの間は、出力用トランジスタTR2
のみによってマイコン10に電力供給を行うことができ
るようになり、従来装置のように、出力用トランジスタ
TR1からマイコン駆動用の電力を供給する必要がな
い。それゆえ、出力用トランジスタTR1には、マイコ
ン10に対してバックアップRAMのデータ保持用の電
力を供給できるだけの(つまりスタンバイ電流を流せる
だけの)、電流容量の小さなトランジスタを使用するこ
とができ、電源供給装置の小型化や製造コストの削減に
功を奏する。 【0037】なお、本実施例では、イグニッションスイ
ッチIGSのON時にエンジン制御等を実行するマイコ
ン10の電源供給装置に付いて説明したが、例えば車両
乗員により操作されるエアコンスイッチのON時に空調
装置を制御するエアコン制御用の演算装置に電源供給を
行う電源供給装置であれば、図1のイグニッションスイ
ッチIGSの代り、或はイグニッションスイッチIGS
にエアコンスイッチを直列に設ければよい。 【0038】また、本実施例では、マイコン10及びそ
の周辺装置14に電源供給を行う電源供給装置について
説明したが、本発明は、周辺装置14に電源供給を行う
第3電力制御部26を備えていない電源供給装置(つま
りマイコン10のみに電源供給を行う電源供給装置)で
あっても、適用できる。 【0039】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車載用演
算装置の電源供給装置においては、車載用演算装置の電
源スイッチがONされ、第2の電源供給手段に車載用バ
ッテリから電源が供給されると、第2の電源供給手段内
部の電源電圧が上昇して、その電源電圧が、車載用演算
装置に対して少なくとも内部クロックの発振に必要な電
力を供給できる所定電圧に達した時点で、車載用演算装
置に内部クロックの発振指令を出力し、その後、この内
部クロックに基づき実行される各種機能の作動指令を出
力する。また、電源スイッチがOFFされ、車載用バッ
テリから第2の電源供給手段への電源供給が遮断される
と、内部クロックの発振以外の機能の作動指令の出力を
順次停止し、その後、第2の電源供給手段内部の電源電
圧が、車載用演算装置に対して内部クロックの発振に必
要な電力を供給できる所定電圧未満になった時点で、内
部クロックの発振指令の出力を停止する。 【0040】このため、電源スイッチの投入時及び遮断
時に、車載用演算装置に常時電源供給を行う第1の電力
供給手段から、車載用演算装置に対して、内部クロック
発振等のための電源供給を行う必要がなく、第1の電力
供給手段には、車載用演算装置内の揮発性記憶素子の記
憶保持に必要な電力のみを供給可能な電流容量の小さい
デバイスを使用することができる。従って、本発明によ
れば、電源供給装置の小型化や製造コストの削減に功を
奏する。
として、車両各部の制御を行う車載用演算装置に電力供
給を行う車載用演算装置の電源供給装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、内燃機関や空調機器等、車両
各部の制御には、マイクロコンピュータからなる演算装
置が使用されている。そして、こうした車載用演算装置
に電力供給を行う電源供給装置は、例えば特開平3−1
01002号公報に開示されているように、車載用演算
装置と共に、この演算装置に制御対象の運転状態を検出
して入力するセンサ等の周辺装置にも電力供給を行うよ
うにされている。 【0003】またこうした車載用演算装置においては、
制御終了後、次の制御のために今までの制御データを記
憶しておく必要があるため、従来の電源供給装置は、車
載用演算装置に対して、電源スイッチのON時に、その
演算動作に必要な電力供給を行うだけでなく、電源スイ
ッチのOFF時には、制御データを記憶した記憶素子
(バックアップRAM)に制御データを保持させるため
の電力を供給できるようにされている。 【0004】すなわち、例えば図4に示す如く、エンジ
ン制御装置等、車両のイグニッションスイッチIGSに
連動して制御を開始する車載用演算装置(以下,マイコ
ンという。)50に電力供給を行う従来の電源供給装置
は、バッテリ52とマイコン50の電源端子Vddとの間
に設けられ、マイコン50に対して、内部のバックアッ
プRAMが制御データを保持するのに必要な電力を供給
するための出力用トランジスタTR1と、イグニッショ
ンスイッチIGSとマイコン50の電源端子Vddとの間
に設けられ、イグニッションスイッチIGSのON時に
バッテリ52に接続されて、マイコン50に対して、演
算処理等の制御動作に必要な電力を供給するための出力
用トランジスタTR2と、同じくイグニッションスイッ
チIGSと周辺装置54の電源端子Vccとの間に設けら
れ、イグニッションスイッチIGSのON時にバッテリ
52に接続されて、周辺装置54にその作動に必要な電
力を供給するための出力用トランジスタTR3と、これ
ら各トランジスタTR1〜TR3を制御する電源IC5
6とから構成されている。 【0005】そして、電源IC56には、バッテリ52
から常時電源供給を受けて、マイコン50の電源電圧V
S が所定電圧となるように出力用トランジスタTR1を
制御する第1電力制御部62、イグニッションスイッチ
IGSのON時にバッテリ52から電源供給を受けてマ
イコン50の電源電圧VS が所定電圧となるように出力
用トランジスタTR2を制御する第2電力制御部64、
同じくイグニッションスイッチIGSのON時にバッテ
リ52から電源供給を受けて周辺装置54の電源電圧V
M が所定電圧となるように出力用トランジスタTR3を
制御する第3電力制御部66、が備えられており、これ
ら各電力制御部62〜66の動作によって、イグニッシ
ョンスイッチIGSのOFF時にはマイコン50に制御
データ保持用の電力供給を行い、イグニッションスイッ
チIGSのON時にはマイコン50及び周辺装置54に
制御動作に必要な電力供給を行うようにされている。 【0006】この結果、従来の電源供給装置によれば、
マイコン50のバックアップRAMに格納された制御デ
ータは、その電源スイッチであるイグニッションスイッ
チIGSのOFF時にも保持され、マイコン50が次に
起動されて制御を再開する場合には、過去の制御データ
を基に制御を実行することができるようになる。 【0007】また、従来より、車載用演算装置(マイコ
ン)には、RAMへの制御データの書込み許可及び禁止
を外部から指令するためのRAM書込制御端子(WI端
子)、予めROM内に格納された制御プログラムの実行
開始及び停止を外部から指令するためのプログラム実行
制御端子(INIT端子)が備えられており、これら各
制御端子に対応する指令信号(WI信号,INIT信
号)が入力されたときに、制御データの書込み、制御プ
ログラムの実行を開始するようにされている。 【0008】このため、従来の電源供給装置には、図4
に示す如く、イグニッションスイッチIGSのON時に
マイコン50に電力供給を行うための第2電力制御部6
4の作動開始後、マイコン50のINIT端子及びWI
端子に、INIT信号及びWI信号を順次入力して、マ
イコン50の制御動作を開始させる指令信号発生部68
が設けられている。 【0009】また更に、最近では、車載用演算装置とし
て、上記INIT端子,WI端子の他、内部クロックを
発生する発振回路の発振開始・停止を外部から制御する
ための発振制御端子(HALT端子)を備え、この制御
端子に指令信号(HALT信号)を入力することによ
り、内部クロックの発振動作を開始するように構成され
たHALT端子付きのマイクロコンピュータが使用され
ることがある。 【0010】そして、図4に示す如く、こうしたHAL
T端子を備えたマイコン50に対しては、マイコン50
の周辺装置54に電力供給を行う出力用トランジスタT
R3の出力電圧VM を、HALT端子に入力するように
している。即ち、まず、HALT端子を備えたマイコン
50においては、INIT信号及びWI信号の入力前に
HALT信号を入力して、内部クロックを発振させてお
く必要がある。一方、第2電力制御部64及び第3電力
制御部66には、安定化用の電界コンデンサ等が外付け
されているため、イグニッションスイッチIGSの投入
後、内部の電源電圧がマイコン50及び周辺装置54の
電力供給に必要な電圧に達するまでに時間を要する。ま
た、出力用トランジスタTR2のコレクタは、出力用ト
ランジスタTR1のコレクタに接続されているため、第
2電力制御部64内の電源電圧がマイコン50の制御動
作に必要な電力を供給可能な所定電圧に達するまでの間
に、出力用トランジスタTR2をONすると、出力用ト
ランジスタTR1から出力用トランジスタTR2側に電
流が流れてしまうので、第2電力制御部64は、内部の
電源電圧が所定電圧に達するまでは出力用トランジスタ
TR2の制御を実行しないようにされている。このた
め、イグニッションスイッチIGSの投入後は、出力用
トランジスタTR3から周辺装置54への出力電圧VM
の立ち上がりに比べて、出力用トランジスタTR2から
マイコン50への出力電圧VS の立ち上がりが遅くな
る。 【0011】そこで、従来では、指令信号発生部68か
らINIT信号,WI信号が出力されるまでにマイコン
50にHALT信号を入力するために、出力用トランジ
スタTR3から周辺装置54への出力電圧VM をHAL
T信号としてマイコン50に入力するようにしているの
である。 【0012】また、イグニッションスイッチIGSの遮
断時、マイコン50においては内部の電源監視装置が電
源電圧の低下を検出して、直ちに停止のための所定の処
理(重要なデータのバックアップRAMへの退避など)
を実行するため、その後にWI信号,INIT信号の入
力を順次停止し、最後にHALT信号の入力を停止する
ことが必要であるが、上記のように出力用トランジスタ
TR3からの出力電圧VM をHALT信号とすることに
より、こうした指令信号の出力停止も良好に行うことが
できる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
出力用トランジスタTR3から周辺装置54への出力電
圧VM をHALT信号として使用した場合、例えば図5
に示す如く、5V駆動のマイコン50においては出力電
圧VM が略3.5V以上でHALTアクティブとして発
振動作を開始するため、マイコン50の発振動作開始時
には、第2電力制御部64が正常動作せず、出力用トラ
ンジスタTR2からマイコン50の動作に必要な電力を
供給することができなくなってしまう。 【0014】そこで従来では、図5に示す如く、イグニ
ッションスイッチIGS投入後、HALTアクティブと
なってマイコン50が発振動作を開始してから、第2電
力制御部64が立ち上がり、出力用トランジスタTR2
からの電力供給が開始されるまでの間は、マイコン50
への発振動作用の電力供給を、出力用トランジスタTR
1を介して行うようにされており、この間、出力用トラ
ンジスタTR1には、制御データ保持用のスタンバイ電
流に加えて発振回路駆動用の電流が流れることになる。 【0015】また、イグニッションスイッチIGSの遮
断時にも、電源電圧の低下に伴い第2電力制御部64が
出力用トランジスタTR2からマイコン50への電力供
給を停止した後、出力用トランジスタTR3から周辺装
置54への出力電圧VM が低下して、HALTディアク
ティブとなるまでの間は、マイコン50への発振動作用
の電力供給を出力用トランジスタTR1を介して行われ
るため、この期間中にも、出力用トランジスタTR1
に、制御データ保持用のスタンバイ電流に加えて発振回
路駆動用の電流が流れることになる。 【0016】従って、外部から内部クロックの発振回路
を制御可能なHALT端子付きの演算装置に電力供給を
行う従来の電源供給装置では、出力用トランジスタTR
1に、バックアップRAMに供給するデータ保持用のス
タンバイ電流に加えて、演算装置駆動用の電流を供給可
能な、電流容量の大きなものを使用しなければならず、
部品選択の幅が狭くなるとか、電流容量の大きいトラン
ジスタは体格も大きくなり発熱量も増えることから装置
の小型化が困難になるといった問題があった。 【0017】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、バックアップRAMのデータ保持用の電力供給を
行う素子の電流容量を大きくすることなく、内部クロッ
クの発振動作を外部から制御可能な車載用演算装置に対
して良好に電力供給を行うことのできる車載用演算装置
の電源供給装置を提供することを目的としている。 【0018】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明は、車載用バッテリを電源とし、内
部クロックの発振,該内部クロックに基づく演算処理の
実行等の各種機能の作動を外部から制御可能な車載用演
算装置に電源供給を行う車載用演算装置の電源供給装置
であって、上記車載用バッテリに直接接続され、上記車
載用演算装置に、該演算装置内の揮発性記憶素子の記憶
保持に必要な電力を供給する第1の電力供給手段と、上
記車載用バッテリに上記車載用演算装置の電源スイッチ
を介して接続され、該電源スイッチのON時に、上記車
載用演算装置に、上記各種機能の作動に必要な電力供給
を行う第2の電力供給手段と、該第2の電力供給手段内
部の電源電圧が、上記車載用演算装置に対して少なくと
も内部クロックの発振に必要な電力を供給可能な所定電
圧以上であるか否かを判定する判定手段と、上記電源ス
イッチがONして上記第2の電力供給手段が上記車載用
演算装置への電力供給を開始する際には、まず上記判定
手段にて上記電源電圧が上記所定電圧以上になったと判
定された時点で、上記車載用演算装置に上記内部クロッ
クの発振指令を出力し、その後、上記演算処理の実行等
の他の機能の作動指令を順次出力し、逆に上記電源スイ
ッチがOFFして上記第2の電源供給手段が上記車載用
演算装置への電力供給を停止する際には、上記内部クロ
ックの発振以外の機能の作動指令の出力を順次停止し、
その後、上記判定手段にて上記電源電圧が上記所定電圧
未満になったと判定された時点で、上記内部クロックの
発振指令の出力を停止する指令信号出力手段と、を備え
たことを特徴としている。 【0019】 【作用】上記のように構成された本発明の車載用演算装
置の電源供給装置においては、車載用バッテリに直接接
続された第1の電力供給手段が、車載用演算装置に対し
て、内部の揮発性記憶素子の記憶保持に必要な電力を常
時供給し、車載用バッテリに電源スイッチを介して接続
された第2の電力供給手段が、電源スイッチのON時に
だけ、車載用演算装置に対して、内部クロックの発振,
内部クロックに基づく演算処理の実行等、車載用演算装
置が各種機能を実行するのに必要な電力を供給する。 【0020】また本発明の電源供給装置においては、判
定手段が、電源スイッチのON時に車載用バッテリから
供給される第2の電力供給手段内部の電源電圧が、車載
用演算装置に対して少なくとも内部クロックの発振に必
要な電力を供給可能な所定電圧以上であるか否かを判定
し、指令信号出力手段が、この判定手段の判定結果に応
じて、車載用演算装置に対する各種機能の実行指令を出
力又は停止する。 【0021】つまり、指令信号出力手段は、電源スイッ
チがONして第2の電力供給手段が車載用演算装置への
電力供給を開始する際には、判定手段にて第2の電力供
給手段の電源電圧が所定電圧以上になったと判定された
時点で、車載用演算装置に内部クロックの発振指令を出
力し、その後、演算処理の実行等の他の機能の作動指令
を順次出力し、逆に電源スイッチがOFFして第2の電
源供給手段が車載用演算装置への電力供給を停止する際
には、内部クロックの発振以外の機能の作動指令の出力
を順次停止し、その後、判定手段にて電源電圧が所定電
圧未満になったと判定された時点で、内部クロックの発
振指令の出力を停止する。 【0022】このため、電源スイッチがONされ、第2
の電源供給手段に車載用バッテリから電源が供給される
と、第2の電源供給手段内部の電源電圧が上昇して、第
2の電源供給手段が車載用演算装置に対して少なくとも
内部クロックの発振に必要な電力を供給できるようにな
った時点で、車載用演算装置が内部クロックの発振を開
始し、その後、演算処理等、この内部クロックに基づく
各種機能の作動を開始するようになる。 【0023】また、電源スイッチがOFFされ、車載用
バッテリから第2の電源供給手段への電源供給が遮断さ
れると、その後、第2の電源供給手段の電源電圧が低下
して、第2の電源供給手段が車載用演算装置に対して内
部クロックの発振に必要な電力を供給できなくなるまで
の間に、車載用演算装置が内部クロックの発振以外の作
動を停止し、その後、第2の電源供給手段が車載用演算
装置に対して内部クロックの発振に必要な電力を供給で
きなくなった時点で、車載用演算装置が内部クロックの
発振を停止する。 【0024】 【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず図1は、本発明が適用された実施例の電源供給
装置の構成を表わすブロック図である。 【0025】図1に示す如く、本実施例の電源供給装置
は、図4に示した従来の電源供給装置と同様、電源スイ
ッチとなるイグニッションスイッチIGSのON時に所
定の制御(例えば、エンジン制御,ブレーキ制御,サス
ペンション制御等)を実行するマイコン10に電力供給
を行うためのものであり、バッテリ12に直接接続さ
れ、マイコン10に常時電力を供給するための出力用ト
ランジスタTR1と、イグニッションスイッチIGSを
介してバッテリ12に接続され、イグニッションスイッ
チIGSのON時にマイコン10に電力を供給するため
の出力用トランジスタTR2と、同じくイグニッション
スイッチIGSを介してバッテリ12に接続され、イグ
ニッションスイッチIGSのON時にマイコン10の周
辺装置(例えば、エアフロメータ,水温センサ,油圧セ
ンサ,車高センサ等)14に電力を供給するための出力
用トランジスタTR3と、これら各トランジスタTR1
〜TR3を制御する電源IC16とから構成されてい
る。 【0026】また、電源IC16には、バッテリ12か
ら常時電源供給を受けて、マイコン10の電源電圧VS
が所定電圧となるように出力用トランジスタTR1を制
御する第1電力制御部22、イグニッションスイッチI
GSのON時にバッテリ12から電源供給を受けてマイ
コン10の電源電圧VS が所定電圧となるように出力用
トランジスタTR2を制御する第2電力制御部24、同
じくイグニッションスイッチIGSのON時にバッテリ
12から電源供給を受けて周辺装置14の電源電圧VM
が所定電圧となるように出力用トランジスタTR3を制
御する第3電力制御部26、及び、バッテリ12から常
時電源供給を受けて動作し、第2電力制御部24の作動
時にマイコン10に各種指令信号を出力する、指令信号
出力手段としての指令信号発生部28が備えられてい
る。 【0027】なお、本実施例においては、マイコン10
に常時電源供給を行う出力用トランジスタTR1及びこ
れを制御する第1電力制御部22が第1の電力供給手段
に相当し、イグニッションスイッチIGSのON時にマ
イコン10に電源供給を行う出力用トランジスタTR2
及びこれを制御する第2電力制御部が第2の電力供給手
段に相当する。 【0028】ここで、マイコン10は、RAMへの制御
データの書込み許可及び禁止を外部から指令するための
RAM書込制御端子(WI端子)、及び制御プログラム
の実行開始及び停止を外部から指令するためのプログラ
ム実行制御端子(INIT端子)と共に、内部クロック
を発生する発振回路の発振開始・停止を外部から制御す
るための発振制御端子(HALT端子)を備えたHAL
T端子付きのものであり、本実施例では、指令信号発生
部28が、これら各端子に指令信号(WI信号,INI
T信号,HALT信号)を出力するようにされている。 【0029】すなわち、指令信号発生部28は、所定の
基準電圧Voを発生する基準電圧発生回路32と、第2
電力制御部24内の電源電圧+Bを分圧する分圧抵抗器
R1,R2,R3,R4と、各分圧抵抗器R1〜R4の
接続点の電圧Va,Vb,Vcと基準電圧Voとを比較
し、基準電圧Voに対して接続点電圧Va,Vb,Vc
が大きいときにHighレベルの信号を出力するコンパレー
タCO1,CO2,CO3と、各コンパレータCO1〜
CO3の出力端子に、出力用トランジスタTR3から周
辺装置14への出力電圧VM を印加して、各コンパレー
タCO1〜CO3の出力がHighレベルになったときにマ
イコン10に出力するHALT信号,INIT信号,W
I信号の電力を確保する抵抗器R5,R6,R7とから
構成されている。 【0030】そして、上記各分圧抵抗R1〜R4の抵抗
値は、イグニッションスイッチIGSの投入後、第2電
力制御部24内の電源電圧+Bが、マイコン10の作動
に必要な電力供給を行うことのできる最小電圧(例えば
5V)に達した時点で、接続点電圧Vaが基準電圧Vo
より大きくなり、電源電圧+Bがこの最小電圧より大き
い第2電圧(例えば V)に達した時点で、接続点電
圧Vbが基準電圧Voより大きくなり、電源電圧+Bが
第2電圧より更に大きい第3電圧(例えばV)に達した
時点で接続点電圧Vcが基準電圧Voより大きくなるよ
うに設定されている。 【0031】つまり、本実施例の指令信号発生部28
は、第2電力制御部24内の電源電圧+Bの各コンパレ
ータCO1〜CO3により監視し、図3に示す如く、そ
の電源電圧+Bが、少なくとも内部クロックの発振に必
要な電力供給を行うことのできるマイコン10の駆動に
最低必要な最小電圧(図では5V)に達した時点で、判
定手段としてのコンパレータCO1からマイコン10に
HALT信号を出力し、その後電源電圧+Bの上昇に伴
い、コンパレータCO2,CO3からINIT信号,W
I信号を順次出力するようにされているのである。 【0032】以下、このように構成された本実施例の電
源供給装置の動作について、図3のタイミングチャート
を参照しながら説明する。図3に示すように、イグニッ
ションスイッチIGSが投入されると、第2電力制御部
24内の電源電圧+Bは、電界コンデンサの充電等のた
めに、瞬時にバッテリ電位(例えば、12V)に達する
ことはできず、緩やかに上昇する。そして、第3電力制
御部26により制御される出力用トランジスタTR2の
出力電圧VM も緩やかに上昇し、電源電圧+Bと出力電
圧VM とは、ほぼ同じタイミングでマイコン10の駆動
に最低必要な最小電圧(図では5V)に達する。また第
2電力制御部64は、マイコン10を駆動可能になって
から出力用トランジスタTR2を制御するため、この時
点で、出力用トランジスタTR2の出力によってマイコ
ン10を駆動できるようになる。 【0033】そしてこのように電源電圧+Bがマイコン
10の駆動に必要な最小電圧に達すると、指令信号発生
部28からマイコン10のHALT端子にHALT信号
が出力され、マイコン10内では内部クロックを発振す
る発振回路が起動される。また次に、第2電力制御部6
4内の電源電圧+Bが更に上昇し、第2電圧に達すると
指令信号発生部28からマイコン10のINIT端子に
INIT信号が出力され、更に電源電圧+Bが第3電圧
に達すると指令信号発生部28からマイコン10のWI
端子にWI信号が出力される。すると、マイコン10
は、INIT信号により所定の初期化処理の実行を開始
し、続いてWI信号によりRAMへのデータの書き込み
が可能となる。そして、その後マイコン10は、周辺装
置14からの信号を読みとり、予めROM内に格納され
た制御プログラムに従いエンジン制御等の所定の制御処
理を実行する。 【0034】一方、イグニッションスイッチIGSが遮
断されると、第2電力制御部24内の電源電圧+Bが電
界コンデンサの放電等によって緩やかに低下する。そし
て、第3電力制御部66により制御される出力用トラン
ジスタTR2の出力電圧VMも緩やかに低下し、電源電
圧+Bと出力電圧VM とは、略同じタイミングで第3電
圧に達する。すると、指令信号発生部28は、WI信号
の出力を停止し、更に電源電圧+Bが第2電圧まで低下
すると、指令信号発生部28はINIT信号の出力を停
止する。そして、電源電圧+Bが更に低下し、上記最小
電圧に達すると、指令信号発生部28はHALT信号の
出力を停止し、マイコン10の作動を全て停止させる。 【0035】以上説明したように、本実施例の電源供給
装置は、イグニッションスイッチIGSがONされる
と、第2電力制御部24の電源電圧+Bがマイコン10
に作動用の電力を供給可能な最小電圧に達してから、H
ALT信号,INIT信号,WI信号を順次出力し、イ
グニッションスイッチIGSがOFFされると、第2電
力制御部の電源電圧+Bがその最小電圧に達するまでの
間にWI信号,INIT信号の出力を順次停止し、電源
電圧+Bが最小電圧に達した時点で、HALT信号の出
力を停止する。 【0036】従って、マイコン10を起動してからその
動作を停止するまでの間は、出力用トランジスタTR2
のみによってマイコン10に電力供給を行うことができ
るようになり、従来装置のように、出力用トランジスタ
TR1からマイコン駆動用の電力を供給する必要がな
い。それゆえ、出力用トランジスタTR1には、マイコ
ン10に対してバックアップRAMのデータ保持用の電
力を供給できるだけの(つまりスタンバイ電流を流せる
だけの)、電流容量の小さなトランジスタを使用するこ
とができ、電源供給装置の小型化や製造コストの削減に
功を奏する。 【0037】なお、本実施例では、イグニッションスイ
ッチIGSのON時にエンジン制御等を実行するマイコ
ン10の電源供給装置に付いて説明したが、例えば車両
乗員により操作されるエアコンスイッチのON時に空調
装置を制御するエアコン制御用の演算装置に電源供給を
行う電源供給装置であれば、図1のイグニッションスイ
ッチIGSの代り、或はイグニッションスイッチIGS
にエアコンスイッチを直列に設ければよい。 【0038】また、本実施例では、マイコン10及びそ
の周辺装置14に電源供給を行う電源供給装置について
説明したが、本発明は、周辺装置14に電源供給を行う
第3電力制御部26を備えていない電源供給装置(つま
りマイコン10のみに電源供給を行う電源供給装置)で
あっても、適用できる。 【0039】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車載用演
算装置の電源供給装置においては、車載用演算装置の電
源スイッチがONされ、第2の電源供給手段に車載用バ
ッテリから電源が供給されると、第2の電源供給手段内
部の電源電圧が上昇して、その電源電圧が、車載用演算
装置に対して少なくとも内部クロックの発振に必要な電
力を供給できる所定電圧に達した時点で、車載用演算装
置に内部クロックの発振指令を出力し、その後、この内
部クロックに基づき実行される各種機能の作動指令を出
力する。また、電源スイッチがOFFされ、車載用バッ
テリから第2の電源供給手段への電源供給が遮断される
と、内部クロックの発振以外の機能の作動指令の出力を
順次停止し、その後、第2の電源供給手段内部の電源電
圧が、車載用演算装置に対して内部クロックの発振に必
要な電力を供給できる所定電圧未満になった時点で、内
部クロックの発振指令の出力を停止する。 【0040】このため、電源スイッチの投入時及び遮断
時に、車載用演算装置に常時電源供給を行う第1の電力
供給手段から、車載用演算装置に対して、内部クロック
発振等のための電源供給を行う必要がなく、第1の電力
供給手段には、車載用演算装置内の揮発性記憶素子の記
憶保持に必要な電力のみを供給可能な電流容量の小さい
デバイスを使用することができる。従って、本発明によ
れば、電源供給装置の小型化や製造コストの削減に功を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電源供給装置全体の構成を表わすブロ
ック図である。 【図2】電源供給装置内の指令信号発生部の構成を表わ
す電気回路図である。 【図3】実施例の電源供給装置の動作を表わすタイムチ
ャートである。 【図4】従来の電源供給装置の構成を表わすブロック図
である。 【図5】従来の電源供給装置の動作を表わすタイムチャ
ートである。 【符号の説明】 10…マイコン(車載用演算装置) 12…バッテリ
14…周辺装置 16…電源IC 22…第1電力制御部 24…第
2電力制御部 26…第3電力制御部 28…指令信号発生部 32…基準電圧発生回路 CO1,CO2,CO3…
コンパレータ IGS…イグニッションスイッチ R1〜R4…分圧
抵抗器 TR1,TR2,TR3…出力用トランジスタ
ック図である。 【図2】電源供給装置内の指令信号発生部の構成を表わ
す電気回路図である。 【図3】実施例の電源供給装置の動作を表わすタイムチ
ャートである。 【図4】従来の電源供給装置の構成を表わすブロック図
である。 【図5】従来の電源供給装置の動作を表わすタイムチャ
ートである。 【符号の説明】 10…マイコン(車載用演算装置) 12…バッテリ
14…周辺装置 16…電源IC 22…第1電力制御部 24…第
2電力制御部 26…第3電力制御部 28…指令信号発生部 32…基準電圧発生回路 CO1,CO2,CO3…
コンパレータ IGS…イグニッションスイッチ R1〜R4…分圧
抵抗器 TR1,TR2,TR3…出力用トランジスタ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車載用バッテリを電源とし、内部クロッ
クの発振,該内部クロックに基づく演算処理の実行等の
各種機能の作動を外部から制御可能な車載用演算装置に
電源供給を行う車載用演算装置の電源供給装置であっ
て、 上記車載用バッテリに直接接続され、上記車載用演算装
置に、該演算装置内の揮発性記憶素子の記憶保持に必要
な電力を供給する第1の電力供給手段と、 上記車載用バッテリに上記車載用演算装置の電源スイッ
チを介して接続され、該電源スイッチのON時に、上記
車載用演算装置に、上記各種機能の作動に必要な電力供
給を行う第2の電力供給手段と、 該第2の電力供給手段内部の電源電圧が、上記車載用演
算装置に対して少なくとも内部クロックの発振に必要な
電力を供給可能な所定電圧以上であるか否かを判定する
判定手段と、 上記電源スイッチがONして上記第2の電力供給手段が
上記車載用演算装置への電力供給を開始する際には、ま
ず上記判定手段にて上記電源電圧が上記所定電圧以上に
なったと判定された時点で、上記車載用演算装置に上記
内部クロックの発振指令を出力し、その後、上記演算処
理の実行等の他の機能の作動指令を順次出力し、逆に上
記電源スイッチがOFFして上記第2の電源供給手段が
上記車載用演算装置への電力供給を停止する際には、上
記内部クロックの発振以外の機能の作動指令の出力を順
次停止し、その後、上記判定手段にて上記電源電圧が上
記所定電圧未満になったと判定された時点で、上記内部
クロックの発振指令の出力を停止する指令信号出力手段
と、 を備えたことを特徴とする車載用演算装置の電源供給装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33349393A JP3511659B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車載用演算装置の電源供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33349393A JP3511659B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車載用演算装置の電源供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JPH07191701A (ja) | 1995-07-28 |
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