JP3511482B2 - スラブサイジングプレス - Google Patents

スラブサイジングプレス

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JP3511482B2 JP12888099A JP12888099A JP3511482B2 JP 3511482 B2 JP3511482 B2 JP 3511482B2 JP 12888099 A JP12888099 A JP 12888099A JP 12888099 A JP12888099 A JP 12888099A JP 3511482 B2 JP3511482 B2 JP 3511482B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J1/00Preparing metal stock or similar ancillary operations prior, during or post forging, e.g. heating or cooling
    • B21J1/04Shaping in the rough solely by forging or pressing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B15/00Arrangements for performing additional metal-working operations specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B15/0035Forging or pressing devices as units

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間スラブの幅圧
下設備に係わり、特に対向するクランク軸の回転による
揺動によってスラブ側面を抑圧して幅を減少するスラブ
サイジングプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスラブサイジングプレスにおいて
は、クランク軸の回転による揺動運動を外ブロックに伝
達する手段として、両端に軸受けを有するコネクティン
グロッドでクランク軸と外ブロックを連結する方法(特
公平2−50807号公報、図3)、あるいは、クラン
ク軸側に軸受けを有し外ブロック側がオスメスの球面
(ピットマン)となっているコネクティングロッドで連
結する方法(特開平5−123701号公報、図4)が
実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】産業機械一般に共通し
て求められるように、スラブサイジングプレス設備にお
いても、設備コストが低いこと、シンプルな構造、保守
性が良いことが求められる。スラブサイジングプレスで
は、平行部とテーパー部を有する金型を用いてスラブ側
面を抑圧し所望のスラブ幅を得る。この際、座屈を防止
するあるいはスラブの平面形状をコントロールするため
スラブ先端予成形や後端予成形を行ったり、前後設備と
の関係で逆送プレスを行う。
【0004】このような金型形状と多様な操業によって
スラブサイジングプレスでのプレス荷重の中心は一定で
なく、特に入出方向の変化が大きいことが、機構の安定
性を阻害したり、構造を複雑にする要因となっている。
【0005】従来の特公平2−50807号公報に記載
のスラブサイジングプレスは、入出2本全体で4本のコ
ネクティングロッドの両端に軸受けを備えており、プレ
ス荷重点の変化に対する機構の安定性は高いが構造が複
雑なため設備コストが高い、そして、保守性も悪い。
【0006】また、特開平5−123701号公報に記
載のスラブサイジングプレスは、各側に1本、全体で2
本のコネクティングロッドを備え、外ブロック側がオス
メスの球面(ピットマン)となっており、クランク機構
は比較的シンプルである。しかし、コネクティングロッ
ド1本の連結であるため、プレス荷重点の変化に対して
機構の安定性が低く、外ブロックに荷重点のずれによる
回転モーメントが発生する。このため、回転モーメント
に打ち勝つだけのガイド機構が外ブロソク周辺に必要
で、このガイド機構の保守性が悪い。また、オスメスの
球面部が摺動し摩耗を発生するので、この点でも保守性
が悪い。
【0007】以上のような課題により、高い機構の安定
性とシンプルな構造を両立し、かつ保守性の良いスラブ
サイジングプレスが望まれている。
【0008】本発明の目的は、機構の安定性を確保しつ
つ構造を簡略化し、かつ保守性の良いスラブサイジング
プレスを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、偏心クランク軸と、該偏心クラン
ク軸に回転可能に取り付けられたアームと、該アームと
の間で荷重を伝達する第1のブロックと、該第1ブロッ
クと間隔調整可能に取り付けられた第2のブロックと、
該第2のブロックに取り付けられた金型とを備えたスラ
ブサイジングプレスにおいて、前記アームと第1のブロ
ックとの荷重伝達部の一方に第1の転動体を設け、他方
に第2の転動体を設け、第1の転動体と第2の転動体の
転動接触によって荷重を伝達すると共に、前記第1及び
第2の転動体の転動接触面のすべり止め手段として、前
記アーム側と前記第1のブロック側のそれぞれに相互に
噛み合うギヤーを設け、かつこれらギヤーの少なくとも
一方を移動可能に支持したものである。
【0010】アームと第1のブロックとの荷重伝達部の
一方に第1の転動体を設け、他方に第2の転動体を設
け、それらの転動接触によって荷重を伝達するようにす
ることにより、従来のコネクティングロッドを必要とせ
ず、設備構造が簡略化し、かつ設備長を縮小することが
できる。
【0011】また、第1及び第2の転動体の転動接触面
のすべり止め手段として、アーム側と第1のブロック側
のそれぞれに相互に噛み合うギヤーを設けることによ
り、荷重伝達経路を一定に保つことができ、高い機構の
安定性を得ることができる。これと同時に転動接触面の
摩耗を抑制でき、保守性の向上を実現できる。
【0012】以上は先願発明である特願平9−2999
14号で提案した発明の技術思想に基づくものである。
【0013】本発明では、以上に加えて更に、噛み合う
ギヤーの少なくとも一方を移動可能に支持することによ
り、プレス荷重によって第1及び第2の転動体の転動面
が弾性変形を起こしても、ギヤー同士が押し込み合わな
いので、くさび効果は起こらず、歯面に働く過大な面圧
や曲げ応力を回避することができ、ギヤーの長寿命化を
実現でき、更なる保守性の向上を図れる。
【0014】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記移動可能に支持したギヤーを所望の位置に保持する
手段として、前記ギヤーの移動範囲を制限するストッパ
と、このストッパに前記ギヤーを押し付ける付勢手段と
を設ける。
【0015】移動可能に支持したギヤーを、このギヤー
に揺動運動により働く慣性力より大きな力でストッパー
に押し付けることにより、慣性力の影響を排除できるの
で、第1及び第2の転動体の相対位置を更に精度良く保
持することができ、ギヤーの更なる長寿命化を実現でき
る。
【0016】(3)また、上記(2)において、好まし
くは、前記噛み合うギヤー間の距離を維持する手段とし
て、前記移動可能に支持したギヤーと一体で移動する第
3の転動体を設け、この第3の転動体を前記移動可能に
支持したギヤー側の転動体の転動面と同じ形状とし、か
つ他方のギヤー側の転動体に接触させる。
【0017】これにより噛み合うギヤー間の距離を一定
に保つことができるので、所望のバックラシュを保持す
ることができ、くさび効果、歯面の焼付きを抑制でき、
ギヤーの一層の長寿命化を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1〜
図7により説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
であるスラブサイジングプレスの正面図を示し、図2
は、同スラブサイジングプレスの平面図を示す。
【0019】スラブサイジングプレスは、主に、スラブ
幅圧下手段、スラブ幅調整手段及びスラブ搬送手段を備
えている。以下においては、主としてスラブ幅圧下手段
及びスラブ幅調整手段について説明する。
【0020】図1及び図2において、スラブ18の幅方
向に1対の金型14を振動させるスラブ幅圧下は、スラ
ブ18を挟んだ両側の位置にそれぞれ1本づつ設けられ
た偏心クランク軸であるクランクシャフト2を回転する
ことによって行われる。これらクランクシャフト2は、
ハウジング1のウインドー1Aの両端にクランクシャフ
ト用ベアリング4によって回転自在に保持され、クラン
クシャフト用駆動モータ8で回転させる。そして、各ク
ランクシャフト2には、入出方向(スラブ搬送方向)に
隔てて2本のアーム3がアーム用ベアリング5によって
回転自在に取り付けられている。
【0021】また、各クランクシャフト2及び2本のア
ーム3と金型14の間には、クランクシャフト2の回転
による揺動運動を与えられる外ブロック9、この外ブロ
ック9とスクリュー10及びナット11を介して間隔調
整可能に取り付けられた内ブロック13とが設けられて
いる。
【0022】各アーム3の先端には、本実施形態では、
第1の転動体として平板6が設けられ、外ブロック9に
は第1の転動体(平板6)に接触する第2の転動体とし
てロッカープレート7が設けられている。平板6とロッ
カープレート7との転動接触により、スラブ18の幅圧
下により生じたプレス荷重を外ブロック9からアーム3
へと伝達することができる。
【0023】また、平板6及びロッカープレート7の接
触面のすべり止め手段として、アーム3側にセクターギ
ヤー19を、外ブロック9側にセクターギヤー19と噛
み合うセクターギヤー20が設けられている。セクター
ギヤー19,20は平板6及びロッカープレート7を挟
んだ両側部の位置に1対設けられている。セクターギヤ
ー19,20のピッチ線は対応する転動体である平板6
及びロッカープレート7の転動面と同一形状をしてい
る。即ち、平板19側のセクターギヤー19のピッチ線
は直線であり、セクターギヤー19はラックである。ロ
ッカープレート7側のセクターギヤー20のピッチ線は
ピッチ円であり、このピッチ円半径はロッカープレート
7の転動面の半径と同じである。なお、本願明細書中で
はピッチ円とはラックのピッチ線も含むものとする。
【0024】本実施形態では、第1の転動体である平板
6と第2の転動体であるロッカープレート7は、図3
(a)に示すように一方の転動面を平面とし他方の転動
面を凸状の円筒面又は球面とした転動体の組み合わせの
例である。しかし、これに限らず、図3(b)に示すよ
うに、2つの転動面を共に凸状の円筒面又は球面とした
転動体の組み合わせであっても良いし、図3(c)に示
すように一方の転動面を凹状の円筒面又は球面とし他方
の転動面を凸状の円筒面又は球面とした転動体の組み合
わせであっても良い。つまり、外ブロック9を介して金
型14からのプレス荷重をアーム3に伝達する際に、転
動接触によって行えればよい。そして、いずれの場合
も、セクターギヤー19,20は対応する転動体の転動
面の半径と同じピッチ円半径(転動体が平板である場合
はピッチ線)を有している。
【0025】また、外ブロック9側のセクターギヤー2
0は、図4及び図5に示すように、ピン21に回転自在
に取り付けられ、外ブロック9に対して移動可能に支持
されている。
【0026】クランクシャフト2の回転により外ブロッ
ク9に与えられる揺動運動はスクリュー10及び内ブロ
ック13を介して金型14に伝達され、この金型14に
よってスラブ18の側面を押圧してスラブ幅を減少せし
める。つまり、抑圧に必要な仕事はクランクシャフト2
の回転による揺動運動によって与えられる。
【0027】次に、所望の幅のスラブを得るためのスラ
ブ幅調整は、内ブロック13と外ブロック9との距離を
変化させることで行う。この幅調整機構として、外ブロ
ック9に上記のスクリュー10とナット11が備えられ
ている。本実施形態では、スクリュウー10とナット1
1は入出方向(スラブ搬送方向)に2セット設けられ
て、プレス荷重中心が入出方向に変化しても荷重中心が
2つのスクリュー10の間に位置するようになってい
る。そして、この2つのスクリュー10の軸心高さは、
図2に示すように、スラブ20の中心高さとほぼ同一高
さに配置され、上下方向で安定して荷重がスラブ20に
伝達するように構成されている。
【0028】また、スクリュー10はナット11をウォ
ームシャフト17(図2参照)によって回転させて押し
引きされる。ウォームシャフト17はモータ12で駆動
する。スクリュー10の先端は内ブロック13の背面に
接してプレス荷重を伝達する。内ブロック13の内側に
は平行部とテーパー部を有する上記の金型14が設けら
れている。
【0029】更に、金型14からハウジング1までプレ
ス荷重を伝達する経路に、隙間やガタがあると衝撃荷重
が発生するので、内ブロック13と外ブロック9間のガ
タを無くすための内ブロックバランスシリンダ16と、
外ブロック9とハウジング1間のガタを無くすための外
ブロックバランスシリンダ15が設けられている。内ブ
ロックバランスシリンダ16は、幅調整機構の駆動系の
ガタをなくし、また、外ブロックバランスシリンダ15
は、クランクシャフト2の駆動系のガタをなくす作用も
有している。
【0030】本実施形態によれば、以下のような効果が
得られる。
【0031】1)平板6とロッカープレート7との転動
接触によってプレス力を伝達するようにしたので、従来
のコネクティングロッドを必要とせず、設備構造が簡略
化し、旦つ設備長を縮小することができる。
【0032】2)特公平2−50807号公報のスラブ
サイジングプレスでは、図6に示すように、入出上下方
向に2本づつ、合計4本のスクリュー110とナット1
11を外ブロック109に備え、スラブ幅圧下により生
じるプレス荷重を金型114から内ブロック113、ス
クリュー110とナット111に伝え、更にスクリュー
110とナット111から外ブロック109、コネクテ
ィングロッド130、クランクシャフト102、ハウジ
ング101の順に伝えている。この際、設備全長が長く
ならないように、上下スクリュー110とナット11間
にコネクティングロッド130の先端を入れ込んだ配置
とする工夫がなされている。しかし、このようにコネク
ティングロッド130の先端を入れ込んだ場合は、スク
リュー110とナット111を上下方向の中央に配置し
た構成ではスクリュー110とナット111がコネクテ
ィングロッド130の連結部と干渉するため、スクリュ
ー110とナット111は上下方向に離して配置せざる
を得ず、スクリュー110とナット111は4本備える
ことが必須となる。
【0033】これに対し、本実施形態では、コネクティ
ングロッドによる連結をやめ、平板6とロッカープレー
ト7との転動接触によってプレス力を伝達するようにし
たので、スクリュー10とナット11を上下方向の中央
に配置配置できるようになり、スクリュー10とナット
11を入出方向に2本とすることができ、幅調整機構も
簡素化できる。また、プレス荷重の中心の変化が上下方
向では小さく、入出方向(スラブ搬送方向)では大きい
ことが判明しており、入出方向に2本のスクリュー10
とナット11を設けることにより、安定性を損なうこと
なく構造を簡素化できる。
【0034】3)平板6とロッカープレート7が転動接
触すると、図7(a)及び(b)に示すように、平板6
が受ける垂直抗力とアーム用ベアリング5から受ける支
持力の向きが異なるので、アーム3に回転モーメントが
発生する。この回転モーメントにより、平板6とロッカ
ープレート7の転動接触面にすべりが発生する。このす
べりは、平板6とロッカープレート7の転動接触面の摩
耗を助長し、保守性が悪くなる。さらに転動接触する点
(線)が変化し、荷重伝達経路が一定にならないので、
プレス荷重を安定して伝達できない。
【0035】本実施形態によれば、セクターギヤー19
及び20を設けることにより、平板6とロッカープレー
ト7の転動接触面のすべりを防止することができるの
で、転動接触面の摩耗を抑制でき、保守性の向上を実現
できる。同時に、荷重伝達経路を一定に保つことができ
るので、高い機構の安定性を得ることができる。
【0036】4)プレス荷重が働くと、アーム3側の平
板6と外ブロック9側のロッカープレート7は弾性変形
を起こす。その結果、平板6とロッカープレート7にセ
クターギヤー19,20を固定すると、セクターギヤー
19,20間の距離(ピッチ円中心間距離)が縮まり、
くさび効果によって、歯面に過大な面圧や曲げ応力が発
生する。
【0037】本実施形態によれば、セクターギヤー20
をロッカープレート7に対して移動可能に支持したの
で、プレス荷重によって平板6とロッカープレート7が
弾性変形を起こしても、セクターギヤー同士が押し込み
合わないので、くさび効果は起こらない。従って、歯面
に働く過大な面圧や曲げ応力を回避することができる。
これにより、セクターギヤー19,20の長寿命化を実
現できる。
【0038】なお、セクターギヤー20の移動可能な支
持方法はピン21による以外、摺動面を備えたガイド部
材によりセクターギヤー20を平行移動可能に支持する
方法、セクターギヤー20の背面をゴムなどの弾性部材
で支持する方法等であってもよい。つまり、セクターギ
ヤー20が平板6とロッカープレート7が弾性変形する
方向に移動できる手段であれば何でも良い。
【0039】また、外ブロック9側のセクターギヤー2
0を移動可能に支持したが、アーム3側のセクターギヤ
ー19を移動可能に支持しても、更にはセクターギヤー
19,20の両方を移動可能に支持しても良い。
【0040】本発明の第2の実施形態を図8及び図9を
用いて説明する。
【0041】図8及び図9において、本実施形態は、ピ
ン21によって回転自在に取り付けられたセクターギヤ
ー20を所望の位置に保持する手段として、セクターギ
ヤー20の移動範囲を制限するストッパー23と、この
ストッパ23にセクターギヤー20を押し付ける弾性
体、例えばバネ22とを設けたものである。弾性体22
の代わりに油圧アクチュエータ又は空気圧アクチュエー
タを用いてもよい。つまり、セクターギヤー20をスト
ッパー23に押し付ける付勢手段であれば良い。
【0042】セクターギヤー20には、揺動運動による
慣性力が働く。バネ22を設け、その慣性力より大きな
力でセクターギヤー20をストッパー23に押し付ける
ことにより、慣性力の影響を排除できるので、平板6と
ロッカープレート7の相対位置を更に精度良く保持する
ことができる。なお、プレス荷重によって平板6とロッ
カープレート7が弾性変形を起こしても、弾性体22の
出力を適当に調整することで、くさび効果を回避するこ
とができる。
【0043】本実施形態によれば、平板6とロッカープ
レート7の相対位置を更に精度良く保持できるので、平
板6並びにロッカープレート7の長寿命化を実現でき、
同時に、高い機構の安定性を得ることができる。
【0044】本発明の第3の実施形態を図10及び図1
1を用いて説明する。
【0045】図10及び図11において、本実施形態
は、ピン21によって回転自在に取り付けられたセクタ
ーギヤー20を所望の位置に保持する手段として、セク
ターギヤー20の移動範囲を制限するストッパー23
と、このストッパ23にセクターギヤー20を押し付け
るバネ22とを設けたものに、更に、噛み合うセクター
ギヤー19,20間の距離(噛み合うセクターギヤー1
9及び20のピッチ円中心間距離)を一定に保つ手段と
して、第3の転動体、例えばセパレータ24を設けたも
のである。このセパレーター24はセクターギヤー20
に取り付けられ、セクターギヤー20と一体で移動す
る。また、セパレータ24はロッカープレート7の転動
面と同じ形状(ロッカープレート7が平板の場合は平
面)を有している。なお、セクターギヤー20のピッチ
円半径はロッカープレート7の転動面の半径と同じなの
で、セパレータ24はセクターギヤー20のピッチ円半
径と同じ曲率半径(セクターギヤー20がラックの場合
は平面)を有することになる。また、セパレータ24は
平板6と転動接触している。
【0046】弾性体22は、揺動運動によって働く慣性
力よりも大きな力でセクターギヤー20をストッパー2
3に押し付ける役目を果たす。プレス荷重が働いたとき
平板6とロッカープレート7が弾性変形を起こすと、セ
パレーター24と平板6の間に弾性体22に対抗する力
が発生し、セクターギヤー19及び20には弾性体22
の出力並びにプレス荷重は働かない。一方、歯車はバッ
クラシュが無い状態で使うと焼付きを起こすことが知ら
れている。
【0047】本実施形態によれば、セパレーター24に
より噛み合うセクターギヤー19,20のピッチ円中心
間距離を一定に保つことができるので、所望のバックラ
シュを保持することができ、くさび効果、歯面の焼付き
を抑制でき、セクターギヤー19,20の長寿命化を実
現できる。
【0048】本発明の第4の実施形態を図12及び図1
3を用いて説明する。
【0049】図10及び図11において、本実施形態
は、平板6に代えロッカープレート7と同様な形状の曲
面板6Aを用い、第1及び第2の転動体の転動面を共に
凸状の円筒面又は球面にしたものである。それ以外は第
3の実施形態と同じである。
【0050】本実施形態によっても第3の実施形態と同
様の効果が得られる。
【0051】以上は金型14を1次元的に振動させるス
ラブサイジングプレスについて述べたが、金型14をス
ラブ幅方向に振動させるとともに金型14をスラブ搬送
方向に移動させる手段を付与して金型14を円軌道もし
くは円弧軌道で移動する設備においても、本実施形態を
適用できる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、サイジングプレスの機
構の安定性を確保しつつ構造を簡略化し、設備コストを
低減しかつ保守性を向上できる。
【0053】また、ギヤーの歯面に働く過大な面圧や曲
げ応力を回避し、ギヤーの長寿命化を実現でき、更なる
保守性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるスラブサイジン
グプレスを示す平面図である。
【図2】図1に示すスラブサイジングプレスの正面図で
ある。
【図3】本発明のアーム側転動体と外ブロック側転動体
の転動面の形状の組合せを示す図である。
【図4】図1に示すスラブサイジングプレスの転動体部
分を拡大して示す平面図である。
【図5】図1に示すスラブサイジングプレスの転動体部
分を拡大して示す正面図である。
【図6】特公平2−50807号公報のスラブサイジン
グプレスを比較例として示す図である。
【図7】プレス荷重の伝達状態を示す図であり、(a)
は平板が受ける垂直抗力とアーム用ベアリングから受け
る支持力の向きが同じ場合を、(b)は平板が受ける垂
直抗力とアーム用ベアリングから受ける支持力の向きが
異なる場合を示す。
【図8】本発明の第2の実施形態によるスラブサイジン
グプレスの転動体部分を拡大して示す平面図である。
【図9】図8に示すスラブサイジングプレスの転動体部
分を拡大して示す正面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態によるスラブサイジ
ングプレスの転動体部分を拡大して示す平面図である。
【図11】図10に示すスラブサイジングプレスの転動
体部分を拡大して示す正面図である。
【図12】本発明の第4の実施形態によるスラブサイジ
ングプレスの転動体部分を拡大して示す平面図である。
【図13】図12に示すスラブサイジングプレスの転動
体部分を拡大して示す正面図である。
【符号の説明】 1…ハウジング 2…クランクシャフト 3…アーム 4…クランクシャフト用ベアリング 5…アーム用ベアリング 6…平板 7…ロッカープレート 8…クランクシャフト用駆動モータ 9…外ブロック 10…スクリュー 11…ナット 12…幅調整用駆動モータ 13…内ブロック 14…金型 15…外ブロックバランス 16…内ブロックバランス 17…幅調整用ウォームシャフト 18…スラブ 19…セクターギヤー 20…セクターギヤー 21…ピン 22…弾性体(バネ) 23…ストッパー 24…セパレーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21J 9/18 B21B 15/00 B21J 1/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏心クランク軸と、該偏心クランク軸に回
    転可能に取り付けられたアームと、該アームとの間で荷
    重を伝達する第1のブロックと、該第1ブロックと間隔
    調整可能に取り付けられた第2のブロックと、該第2の
    ブロックに取り付けられた金型とを備えたスラブサイジ
    ングプレスにおいて、 前記アームと第1のブロックとの荷重伝達部の一方に第
    1の転動体を設け、他方に第2の転動体を設け、第1の
    転動体と第2の転動体の転動接触によって荷重を伝達す
    ると共に、前記第1及び第2の転動体の転動接触面のす
    べり止め手段として、前記アーム側と前記第1のブロッ
    ク側のそれぞれに相互に噛み合うギヤーを設け、かつこ
    れらギヤーの少なくとも一方を移動可能に支持したこと
    を特徴とするサイジングプレス。
  2. 【請求項2】請求項1記載のスラブサイジングプレスに
    おいて、前記移動可能に支持したギヤーを所望の位置に
    保持する手段として、前記ギヤーの移動範囲を制限する
    ストッパと、このストッパに前記ギヤーを押し付ける付
    勢手段とを設けたことを特徴とするスラブサイジングプ
    レス。
  3. 【請求項3】請求項2記載のスラブサイジングプレスに
    おいて、前記噛み合うギヤー間の距離を維持する手段と
    して、前記移動可能に支持したギヤーと一体で移動する
    第3の転動体を設け、この第3の転動体を前記移動可能
    に支持したギヤー側の転動体の転動面と同じ形状とし、
    かつ他方のギヤー側の転動体に接触させたことを特徴と
    するスラブサイジングプレス。
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