JP3511460B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3511460B2
JP3511460B2 JP35295897A JP35295897A JP3511460B2 JP 3511460 B2 JP3511460 B2 JP 3511460B2 JP 35295897 A JP35295897 A JP 35295897A JP 35295897 A JP35295897 A JP 35295897A JP 3511460 B2 JP3511460 B2 JP 3511460B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、毛穴や小じわ等の
肌の凹凸を目立たなくすることができるとともに、その
効果の持続性に優れ、しかも肌上でのつき、のびが良
く、使用感が良好な化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、しわ、小じわ、毛穴、きめの粗さ
などの肌の凹凸を見えにくくする化粧料を得ることを目
的として、体質顔料の光学特性を利用する試みがなされ
ている(特開昭61−69708号、特開昭61−25
7908号、特開平4−364105号、特開平3−5
412号、特開平3−181411号、特開平4−36
4105号、特開平6−279235号、特開平7−2
77925号、特開平7−316014号、特開平8−
73316号、特開平8−73317号、特開平8−2
67135号、特開平8−217636号など)。 【0003】しかしながら、これらの化粧料は、肌の凹
凸を目立たなくする効果が低い;大きなしわの内部まで
体質顔料が行き渡らないためにしわを隠せない;凹凸を
目立たなくする効果が長時間持続しない;上にファンデ
ーションを塗布すると、凹凸を目立たなくする効果が消
えたり、仕上がりが汚くなったりする;しわの中に体質
顔料が溜ってしまい、逆にしわが目立ってしまうなどの
問題があり、いずれも十分満足できるものではなかっ
た。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、毛穴や小じわ等の肌の凹凸を目立たなくすることが
できるとともに、その効果の持続性に優れ、しかも肌上
でののび、つきが良く、使用感が良好な化粧料を提供す
ることにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は鋭意研究を行った結果、特定の粒径と屈折率を
有する粉体と特定の形状をした有機粉体とを組合わせて
用いるとともに、更に油分を配合すれば、毛穴や小じわ
等の肌の凹凸を目立たなくすることができるだけでな
く、その効果の持続性に優れ、しかも肌上でのつき、の
びが良く、使用感が良好な化粧料が得られることを見出
し、本発明を完成した。 【0006】すなわち、本発明は、次の成分(A)、
(B)及び(C): (A)体積平均粒径が2μmを超え30μm以下で、か
つ屈折率が2以下である球状粉体5〜70重量%、 (B)短径が長径の1/1〜1/100で、厚さが長径
の1/2以下で、体積平均粒径が0.1μmを超え10
0μm以下である有機粉体 5〜70重量%、 (C)油分
11〜80重量%、 を含有する化粧料を提供するものである。 【0007】なお、本発明において、特に記載のない限
り体積平均粒径は、測定粒子の体積相当球の径の平均値
を示し、1μm以上の粉体についてはレーザー回折法、
1μm以下の粉体についてはレーザー散乱法により、エ
タノールを分散媒として使用して求めた値を用い、屈折
率は、Larsenの油浸法により以下のように求めた。粉体
試料を液体の中に入れ、光をあてるとベッケ線が観測さ
れるが、液体と試料の屈折率が一致すると、ベッケ線が
消え、透明となる。したがって、混合溶液の組成を変え
ることで、液体の屈折率を変えて、ベッケ線が消えたと
ころの液体の屈折率をアッベの屈折計で測定し、試料の
屈折率とした。また、粉体の形状(長径、短径、厚さ)
は、透過電子顕微鏡写真により300個の粉体粒子のそ
れぞれの形状を測定し、平均した値を用いた。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(A)の
粉体としては、体積平均粒径が2μmを超え30μm以
下であり、かつ屈折率が2以下のものであれば、無機粉
体、有機粉体のいずれでもよく、その形状としては、凹
凸を目立たなくする効果及び使用感等の点から球状のも
のが好ましい。かかる粉体としては、例えばシリカ、ア
ルミナ、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、炭酸カル
シウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、ケイ
酸アルミニウム等の無機粉体;ポリアミド樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル酸メチル
樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン
とアクリル酸の共重合体、シリコーン樹脂等の有機粉体
などが挙げられる。これらのうち、無機粉体としては、
シリカ、硫酸バリウム等の低屈折率のものが、より自然
な仕上がりが得られるので好ましい。また、これらの粉
体に、通常の方法により着色顔料、色素、染料、金属イ
オン等を被覆、内包処理し、着色したものを使用するこ
ともできる。 【0009】これらの粉体は、体積平均粒径が2μmを
超え30μm以下、好ましくは2〜15μm、特に好ま
しくは2〜12μmであることが必要である。2μm以
下では使用感が悪く、また毛穴や小ジワ等の凹凸を目立
たなくする効果が低減し、30μmを超えると、やはり
毛穴や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果が低減し、
使用感も悪化する。 【0010】また、成分(A)は、肌に塗布したときに
特にぼかし効果が得られ、これにより、毛穴や小じわ等
の凹凸を目立たなくする効果が優れたものとなることか
ら、屈折率が2.0以下、好ましくは1.3〜2.0、
特に好ましくは1.4〜1.8であることが必要であ
る。2.0を超えるとこれらの効果が得られない。 【0011】本発明で用いられる成分(B)の有機粉体
としては、短径が長径の1/1〜1/100で厚さが長
径の1/2以下のもので成分(A)以外のものであれば
特に制限されないが、板状又は偏平状のものが好まし
い。具体的には、例えばセチルリン酸亜鉛ナトリウム、
ラウリルリン酸亜鉛、ラウリルリン酸カルシウム等のア
ルキルリン酸多価金属塩(特開昭60−248605
号、特開昭61−229889号及び特開平3−178
987号の各公報に記載の方法に従って製造されたも
の);N−ラウロイル−β−アラニンカルシウム、N−
ラウロイル−β−アラニン亜鉛、N−ラウロイルアミノ
ヘキサン酸カルシウム等のアシル化アミノ酸多価金属塩
(特開平4−5216号公報に記載の方法に従って製造
されたもの);N−ラウロイル−タウリンカルシウム、
N−パルミトイル−タウリンカルシウム等のアミドスル
ホン酸多価金属塩(特開平3−294210号公報に記
載の方法に従って製造されたもの);N1−ラウロイル
−L−リジン、N1−パルミトイルリジン等のN−アシ
ルリジン(特開昭60−67406号公報に記載の方法
に従って製造されたもの、市販品としては味の素(株)
製のアミホープLL);α−アミノカプリル酸、α−ア
ミノラウリン酸等のα−アミノ脂肪酸(特開昭62−4
211号公報に記載の方法に従って製造されたもの);
ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリメチル
メタクリレート、ポリスチレン、ジビニルベンゼン・ス
チレン共重合体、四フッ化エチレン等の偏平もしくは板
状樹脂粉末(特開昭57−78466号、特開昭62−
190112号及び特開昭62−104706号の各公
報に記載の方法に従って製造されたもの)等を使用する
ことができる。 【0012】これらの有機粉体は、短径が長径の1/1
〜1/100、好ましくは1/1〜1/50、特に好ま
しくは1/1〜1/10であり、厚さが長径の1/2以
下、好ましくは1/2〜1/100、特に好ましくは1
/2〜1/50であることが必要である。これらの範囲
外では使用感の点で好ましくない。また、粉体は長径が
0.1〜100μm、特に1〜50μm、短径が0.1
〜100μm、特に1〜50μm、厚さが0.05〜5
0μm、特に0.05〜10μmであるのが好ましい。 【0013】これらの有機粉体は、体積平均粒径が0.
1〜100μm、特に1〜50μm、更に1〜20μm
であるのが肌へののび、つき、使用感の点で好ましい。 【0014】本発明の化粧料においては、成分(A)及
び(B)をそれぞれ1種又は2種以上を組合わせて用い
ることができる。成分(A)は全組成中に5〜70重量
%(以下、単に%で示す)、好ましくは10〜50%配
合される。また、成分(B)は全組成中に5〜70%、
好ましくは10〜50%配合される。更に、成分(A)
及び(B)の配合量の合計は、全組成中の5%以上、特
に30〜70%が好ましい。成分(A)及び(B)の配
合量の合計が5%未満では、しわ、小じわ、毛穴、きめ
の粗さ等の凹凸を目立たなくする効果や良好な使用感が
充分に得られない。 【0015】また、成分(A)の微粉末及び成分(B)
の有機粉体は、本発明の効果を損わない範囲で、通常の
化粧料用粉体に用いられる処理剤、例えばシリコーン、
金属石鹸、レシチン、アミノ酸、コラーゲン、フッ素化
合物等で表面処理したものを用いることもできる。 【0016】本発明の化粧料においては、成分(A)と
してシリカ、硫酸バリウム、ポリアミド樹脂、メタクリ
ル酸メチル樹脂又はシリコーン樹脂を用い、成分(B)
としてアルキルリン酸多価金属塩、アミル化アミノ酸多
価金属塩、N−アシルリジンを組合わせて用いるのが、
自然な仕上がり、良好な感触を得る上で特に好ましい。 【0017】本発明の化粧料には、前記必須成分以外の
粉体を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合する
ことができる。かかる粉体としては、例えばタルク、マ
イカ、セリサイト、カオリン、ベントナイト、バーミキ
ュライト、ヘクトライト、ゼオライト、シリカ、アルミ
ナ、ハイジライト、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウムマグネ
シウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸バリ
ウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、フッ化炭
素、硫酸バリウム処理マイカ等の無機体質顔料;ナイロ
ン粉末、ポリメチルメタクリレート粉末、ポリエチレン
粉末、ポリスチレン粉末、ベンゾグアナミン粉末、フッ
素樹脂粉末、ポリメチルシルセスキオキサン粉末等のポ
リマー粉末;酸化ジルコニウム被覆ナイロン粉末、酸化
チタン被覆ナイロン粉末等の有機−無機複合化粉末;球
状ポリメチルメタクリレート−マイカ複合粉体、球状ポ
リメチルメタクリレート−セリサイト複合粉体、球状ポ
リメチルメタクリレート−タルク複合粉体、球状シリカ
−マイカ複合粉体等の球状−板状粉体複合化顔料;二酸
化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム等の無機白色顔
料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄、カラミン等の無
機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化
鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボンブラ
ック、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイ
オレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;
酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機
緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタ
ンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン
コーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッド
タルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、魚鱗箔等の
パール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー
等の金属粉末顔料;セルロース、シルク等の有機体質顔
料;ステアリン酸亜鉛等の金属石ケン;赤色201号、
赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色20
5号、赤色213号、赤色219号、赤色220号、赤
色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203
号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色
404号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤
色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505
号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202
号、黄色203号、緑色3号及び青色1号などの色素及
びこれらのジルコニウム、バリウム又はアルミニウム等
のレーキ顔料;クロロフィル、β−カロチン等の天然色
素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、薄片状酸化亜
鉛、微粒子酸化ジルコニウム、微粒子酸化セリウム等の
紫外線防御粉体などが挙げられる。 【0018】これらの粉体は、そのままで使用すること
ができるが、シリカ処理、アルミナ処理、シリカアルミ
ナ処理、チタニア処理、硫酸バリウム処理等の無機系の
処理剤による表面処理及び/又はシリコーン処理、金属
石ケン処理、アシルグルタミン酸、N−モノ長鎖アシル
塩基性アミノ酸等のアミノ酸処理、レシチン処理、コラ
ーゲン処理、ポリエチレン処理、ポリアクリル酸処理、
アルキルリン酸エステル処理、アルキルリン酸金属塩処
理、フルオロアルキルリン酸等のフッ素処理等の有機系
の処理剤による表面処理をした粉体を用いることもでき
る。 【0019】本発明で用いられる成分(C)の油分とし
ては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限
されず、例えば流動パラフィン、スクワラン、ヒマシ
油、オリーブ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミン
ク油、タートル油、アーモンド油、サフラワー油、アボ
ガド油、ステアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、グリセリルジイソステアレート、グリセリル
トリイソステアレート、トリメチロールプロパン−2−
エチルイソステアレート、グリセリル−トリ−2−エチ
ルヘキサノエート、イソプロピルミリステート、セチル
−2−エチルヘキサノエート、2−ヘプチルウンデシル
パルミテート、メチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、ポリブテン、ジイソステアリルマレー
ト、ラノリン、セタノール、ステアリルアルコール、オ
レイルアルコール、ラウリルアルコール、ポリジメチル
シロキサン、アルキル変性シリコーン、揮発性鎖状シリ
コーン油、揮発性環状シリコーン油、揮発性炭化水素
油、パーフルオロポリエーテル、フッ素変性シリコーン
等のフッ素系油剤等が挙げられ、更にはグリセリン、プ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ソルビトール、1,3−ブチレング
リコール等の多価アルコール、油溶性植物抽出物、卵黄
レシチン、大豆レシチン等のリン脂質、スフィンゴ脂
質、セラミド、セラミド類似構造物質(特開昭62−2
28048号公報等)、コレステロール、コレステリル
エステル、コレステリルイソステアレート等の細胞間脂
質の他合成高分子、醗酵代謝物、生体抽出物、ステロイ
ド化合物、蛋白質、コラーゲン、キチンなどの保湿剤が
挙げられる。 【0020】成分(C)の油分は、1種又は2種以上を
組合わせて用いることができ、全組成中に11〜80重
量%、特に11〜60重量%配合すると、油分によるて
かりが生じないので好ましい。 【0021】本発明の化粧料には、前記成分のほか、通
常の化粧料に用いられる成分、例えば固形脂、半固形
油、界面活性剤、水溶性及び油溶性ポリマー、エタノー
ル、保湿剤、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調
整剤、香料、紫外線吸収剤、血行促進剤、冷感剤、制汗
剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、薬剤、高分子ラテックス、水
等を、本発明の効果を損わない範囲で適宜配合すること
ができる。 【0022】上記固形脂又は半固形油としては、例え
ば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタ
リンワックス、カルナバロウ、キャンデリラロウ、モク
ロウ、ポリエチレンワックス、固形パラフィンワックス
等が挙げられる。 【0023】上記界面活性剤としては、例えば、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシ
エチレンソルビトール脂肪酸エステル等の非イオン性界
面活性剤;ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸トリ
エタノールアミン等の脂肪酸石ケンで代表されるアニオ
ン性界面活性剤;及びカチオン性界面活性剤、両性界面
活性剤等の化粧品に汎用される界面活性剤が挙げられ
る。 【0024】上記水溶性ポリマーしては、例えば、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、トランガントガム、カラギーナン、ロー
カストビーンガム、デキストリン、デキストリン脂肪酸
エステル、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガ
ム、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム等
の化粧品に汎用される水溶性高分子が挙げられる。 【0025】上記保湿剤としては、例えば、ソルビトー
ル、キシリトール、グリセリン、マルチトール、プロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4
−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウ
ム、乳酸、乳酸ナトリウム、ポリエチレングリコール等
の化粧品に汎用される保湿剤が挙げられる。 【0026】上記防腐剤としては、例えば、パラオキシ
安息香酸アルキルエステル、安息香酸ナトリウム、ソル
ビン酸カリウム等の化粧品に汎用される防腐剤が挙げら
れる。 【0027】上記薬剤としては、例えば、ビタミン類、
生薬、消炎剤、殺菌剤等の化粧品に汎用される薬剤が挙
げられる。 【0028】上記紫外線吸収剤としては、例えば、パラ
アミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル系紫外線
吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸
収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等の化粧品に汎用
される紫外線吸収剤が挙げられる。 【0029】本発明の化粧料は、通常の方法に従って製
造することができ、例えば、ファンデーション、ほほ
紅、アイシャドウ等のメイクアップ化粧品等とすること
ができる。 【0030】 【発明の効果】本発明の化粧料は、毛穴や小じわ等の肌
の凹凸を目立たなくすることができるとともに、その効
果の持続性に優れ、しかも肌上でののび、つきが良く、
しっとり感が得られ、使用感に優れたものである。 【0031】 【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例において示した体積平均粒径は、すべて、
エタノールを分散媒とし、セイシン企業製のSKレーザ
ーミクロンサイザーを用い、1μm以上の粉体について
はレーザー回折法、1μm以下の粉体についてはレーザ
ー散乱法により求めた粒度分布から求めた。 【0032】実施例1 表1及び表2に示す組成の液状の部分使用ファンデーシ
ョンを製造し、これを使用したときの仕上がり、化粧効
果の持続性及び使用感について評価した。結果を表1に
示す。 【0033】(製法)粉体成分を、分析粉砕器(日本理
化学機械社製)を用いて混合し、これに油分を加えて高
速攪拌機(特殊機化工業社製)を用いて更に混合し、目
的とするファンデーションを得た。 【0034】(評価方法) 仕上がり:ファンデーションを顔に塗布したときの仕上
りを、専門パネラーが目視により、以下の基準で評価し
た。 ◎;しわ、小じわ、毛穴、きめの粗さがほとんど目立た
ない。 ○;しわ、小じわ、毛穴、きめの粗さがあまり目立たな
い。 △;しわ、小じわ、毛穴、きめの粗さが目立つ。 ×;しわ、小じわ、毛穴、きめの粗さが非常に目立つ。 【0035】化粧効果の持続性:ファンデーションを顔
に塗布したときの化粧効果の持続性を、専門パネラーが
目視により以下の基準で評価した。 ○;塗布した2時間後も効果が持続する。 ×;塗布した2時間後には効果が消えている。 【0036】使用感:専門パネラーがファンデーション
をスポンジで顔に塗布し、そのときの使用感を、以下の
基準で評価した。 (のび) ◎;ファンデーションののびが非常に良い。 ○;ファンデーションののびが良い。 △;ファンデーションののびがやや悪い。 ×;ファンデーションののびが悪い。 【0037】(つき) ◎;ファンデーションのつきが非常に良い。 ○;ファンデーションのつきが良い。 △;ファンデーションのつきがやや悪い。 ×;ファンデーションのつきが悪い。 【0038】(しっとり感) ◎;非常にしっとり感がある。 ○;しっとり感がある。 △;しっとり感がややない。 ×;しっとり感がない。 【0039】 【表1】 【0040】実施例2 表2に示す組成の固型の部分使用ファンデーションを製
造し、これを使用したときの仕上がり、化粧効果の持続
性及び使用感について実施例1と同様に評価した。結果
を表2に示す。 【0041】(製法)粉体成分を分析粉砕器(日本理化
学機械社製)を用いて混合し、これに油分を加えて混合
した後、加熱下(約100度)で固形油性成分を添加し
て混合、氷冷し、目的とするファンデーションを得た。 【0042】 【表2】【0043】実施例3 実施例1の成分(1)〜(6)の粉体に代え、それぞれ
のシリコーン処理粉体を用いて実施例1と同様に液状フ
ァンデーションを製造したところ、得られたファンデー
ションはいずれも、肌の凹凸を見えにくくすることがで
き、その効果が長時間持続し、肌に塗布したときに良好
な使用感が得られるものであった。 【0044】実施例4 実施例1の成分(1)〜(6)の粉体に代え、それぞれ
を米国特許明細書第3632744記載の方法に準じ、
ジヘプタデカフルオロデシルリン酸〔C8172
4O)2P(=O)(OH)〕を用いてフッ素化合物処理
した粉体を用い、更に成分(7)のメチルポリシロキサ
ンに代えてパーフルオロアルキルエーテル(FOMBL
IN HC/04、アウシモント社製)を用いて実施例
1と同様に液状ファンデーションを製造したところ、得
られたファンデーションはいずれも、肌の凹凸を見えに
くくすることができ、その効果が長時間持続し、肌に塗
布したときに良好な使用感が得られるものであった。 【0045】実施例5 実施例2の成分(1)〜(5)の粉体に代え、それぞれ
のシリコーン処理粉体を用いて実施例2と同様に液状フ
ァンデーションを製造したところ、得られたファンデー
ションはいずれも、肌の凹凸を見えにくくすることがで
き、その効果が長時間持続し、肌に塗布したときに良好
な使用感が得られるものであった。 【0046】実施例6 実施例2の成分(1)〜(5)の粉体に代え、それぞれ
を米国特許明細書第3632744記載の方法に準じ、
ジヘプタデカフルオロデシルリン酸〔(C81 724
O)2P(=O)(OH)〕を用いてフッ素化合物処理
した粉体を用い、更に成分(6)のメチルポリシロキサ
ンに代えてパーフルオロアルキルエーテル(FOMBL
IN HC/04、アウシモント社製)を用いて実施例
2と同様に液状ファンデーションを製造したところ、得
られたファンデーションはいずれも、肌の凹凸を見えに
くくすることができ、その効果が長時間持続し、肌に塗
布したときに良好な使用感が得られるものであった。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−41411(JP,A) 特開 平4−18011(JP,A) 特開 平3−206018(JP,A) 田村健夫,香粧品科学,社団法人日本 毛髪科学協会,1981年 3月20日,第6 版,139−144頁 第10回新入社化粧品技術者講習会テキ スト,東京化粧品工学会、東京化粧品技 術者会,1978年 5月,50−56頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)体積平均粒径が2μmを超え30μm以下で、か
    つ屈折率が2以下である球状粉体5〜70重量%、 (B)短径が長径の1/1〜1/100で、厚さが長径
    の1/2以下で、体積平均粒径が0.1μmを超え10
    0μm以下である有機粉体 5〜70重量%、 (C)油分
    11〜80重量%、 を含有する化粧料。
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第10回新入社化粧品技術者講習会テキスト,東京化粧品工学会、東京化粧品技術者会,1978年 5月,50−56頁

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