JP3511068B2 - カバー巻回装置 - Google Patents

カバー巻回装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワゴン車等の後部座席
の後に配設された荷物室の荷物を隠す様に成したトノカ
バーに用いて好適なカバー巻回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からワゴン車等の後部座席の後の空
間に形成された荷置部に置かれた荷物を窓を介して直接
視られない様に、これら荷物を隠す様にカバーを覆う様
に成したトノカバーは図5に示す様にカバー巻回装置を
ワゴン車のボデーの左右側壁間に橋絡させて、カバーを
引き出す様に成されていた。
【0003】即ち、図5で1はトノカバー巻回装置を示
すもので、ワゴン車等の後部座席の後方のボデー左右側
壁2L及び2Rの内側に配設された凹部3L及び3Rに
嵌合・橋絡される。
【0004】このカバー巻回装置1は2本のカバーをケ
ーシング5内に巻回して、更に反対方向にトノカバー6
A及び6Bを引き出す様に成されたものについて説明す
る。
【0005】本例のケーシング5は断面が小判型と成さ
れ、その断面の中心位置に設けた仕切板5A(図6及び
図7参照)を境に互に反対方向に該ケーシング5の長手
方向に沿って溝状の開口部4A及び4Bを有する。断面
が小判型のケーシング5内には2つのトノカバー6A、
6B及び図7に示す様にシャフト14A及び14Bに固
定されたローラ16A及び16Bに巻回され、トノカバ
ー6A及び6Bは開口部4A及び4Bから互に反対方向
に引き出す様に成されている。
【0006】更に、ケーシング5の両側端の内側に嵌合
する、同じく断面が小判型のカバーガイド10には上記
2本のシャフト14A及び14Bと回動自在に枢着され
る軸受突部11A及び11Bが設けられ、該カバーガイ
ド10は後述するもキャップ7L及び7Rの側面に穿設
した長溝15L及び15Rを介してセットスクリュー2
0によってケーシング5に固定されている。
【0007】ケーシング5の両側端の外側には同じく略
々断面が小判型の有底筒状の左右キャップ7L及び7R
がケーシング5の長手方向に摺動自在に嵌着される。該
キャップ7L及び7Rの外端部には係合片8L及び8R
が形成され、同5に示す様に自動車のボデーの左右側壁
2L及び2Rに形成した凹部3L及び3Rに嵌挿され橋
絡保持される。
【0008】従って、トノカバー6A及び6Bを引き出
して荷物に覆い引掛部9A及び9Bを所定位置に設けた
フック等に掛けることで荷物を隠すことが出来る。
【0009】キャップ7L及び7Rがケーシング5の両
側端でケーシング5の長手方向に摺動自在と成され伸縮
可能とするためにキャップ7L及び7Rの有底部内側に
コイルスプリング13、13の内径に嵌り合う突起2
1、21が設けられ、カバーガイド10の軸受突部11
A及び11Bにもコイルスプリング13、13の外径と
嵌り合う穴22、22が形成され、コイルスプリング1
3、13を上記穴22、22と突起21、21間に介在
させて図6では右キャップ7Rを矢印D方向に偏倚させ
ている。従ってキャップ7L及び7Rは長溝15L及び
15Rのストローク内で摺動可能となる様に成されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成で説明
したカバー巻回装置によれば、キャップをケーシングの
長手方向に伸縮自在と成すためにキャップの内周はケー
シングの外周に嵌合しているだけであるため強度面で弱
く、かつ自動車への取付時に振動によってガタ付き異音
を発生するため運転者に不快感を与えるという問題があ
った。
【0011】本発明は上述の問題点を解決するために成
されたもので、その目的とするところはキャップの強度
アップが図れて、ガタの発生及び異音発生の生じないカ
バー巻回装置を提供するにある。
【0012】本発明の第2の目的は相対向する角度差で
反対方向に引き出せる様に成されたカバーの少なくとも
一方をネット等を用い、他方をトノカバーとするなど異
なる種類のカバーを用いることの出来るカバー巻回装置
を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のカバー巻回装置は、巻回したカバーを内蔵
し、このカバーを引き出す開口部が筒状の長手方向に形
成されたケーシングと、このケーシングの両端に嵌挿さ
れ、巻回したカバーの軸を回動自在に軸支する様に成さ
れたケースガイドと、ケーシングの両端の外周に嵌合
し、内蔵するスプリングによってケーシングの長手方向
に伸縮自在となされたキャップとを具備し、このキャッ
プに複数の突起部をケーシングガイド側に突出させ、ケ
ースガイドに突出させた突起部を受ける透孔を設ける様
に成したものである。
【0014】
【作用】本発明のカバー巻回装置によれば、伸縮自在と
成されるキャップはその嵌合部分がケーシングの外周の
他にキャップに形成した突起部とケースガイド間の嵌合
部分との摩擦のある共動で摺動可能と成されるため、機
械的強度が向上し、ガタ付きがなく異音の発生しないも
のが得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明のカバー巻回装置として車輛の
バン或いはワゴン車に多用されるトノカバーの巻回装置
を図1乃至図4によって詳記する。尚、図5乃至図7で
説明した従来構成との対応部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。
【0016】図1は互に180度の角度差で互に反対方
向にトノカバーを引き出すことの出来るカバー巻回装置
の組立斜視図を示すものであり、図2は組立状態の側断
面図、図3は図2のA−A断面矢視図、図4は他の構成
を示す図である。
【0017】先ず図1乃至図3を参照して、本例の構成
を説明する。図1及び図2ではケーシング5の右側端の
みが示されているが左側端は図1と対象となる以外全く
同一構成である。ケーシング5の構成は従来と同一であ
り、合成樹脂や金属で作られる。カバーガイド10には
本例の特徴であるキャップ7Rまたは7Lに形成した突
起部25、25を受け入れるための受部の透孔26、2
6が穴22、22の下側に2個穿設されている。
【0018】ケースガイド10の形状は全体として小判
型に有底筒状と成されると共に図1の矢印Eで示す様に
底部27から空洞の軸受突部11A及び11Bが裏面側
に突出され、空洞部がコイルスプリング13を受け入れ
る穴22、22となされ、且つシャフト14A及び14
Bの軸受部を構成している。この軸受突部11A及び1
1Bを囲繞する様に配設した側壁28、28にはトノカ
バーを引き出すための切欠き部29、29が形成された
構造となされ、下端コーナーには側壁28、28に沿っ
て円筒部が形成され、中空部がキャップ7L及び7Rに
配設した突起部25、25の受入部、即ち透孔26、2
6と成されている。
【0019】キャップ7L及び7Rの図6及び図7との
差異は、上述のケースガイド10の受け入れ透孔26、
26との対応位置に柱状の2本の突起部が設けられてい
る点である。勿論、上記したケースガイドや左右キャッ
プは金属又は合成樹脂等で形成可能である。
【0020】上記した各部品の組立状態側断面図の図2
に示す様に、ケーシング5の左右両端の内側(内径)に
ケースガイド10、10を嵌挿し、ローラ16A及び1
6Bのシャフト14A及び14Bを軸受突部11A及び
11Bに遊嵌させ、ローラ16A及び16Bを回動自在
となし、次にコイルスプリング13、13を介在させて
ケーシング両端部の外側(外径)にキャップ7L及び7
Rを嵌挿すれば突起部25、25はケースガイドの透孔
26、26に挿通されると共にキャップ7L及び7Rの
内側(内径)はケーシング5の外径と嵌合しているので
伸長時の摺動部分は突起部25、25と透孔26、26
の摺動部分だけ増大して、キャップ7L及び7Rの機械
的強度を高めることが出来る。最終的にはセットスクリ
ウ20、20をセッティングすることで組立は完了す
る。
【0021】図4に示すものはケーシング5と左右キャ
ップ7L及び7Rとの嵌合状態を示す側断面図である
が、本例の場合はキャップ7L及び7Rの内側に左右に
断面ハの字状に拡がる舌片31、31を有する係止部3
0をケーシング5の開口部4A及び4B位置に対応して
形成し、この係止部30、30を左右(図で上下)の開
口部4A及び4Bに嵌挿させる様に成したのでケーシン
グ5の長手方向には係止部のネック32、32で摺動自
在と成されるが、上下左右には舌片31、31で抜けな
い様に成されている。この構成によればキャップ7L及
び7Rとケーシング5の摺動時(伸縮時)のキャップ7
L及び7Rの機械的強度を更に向上させることが出来
る。
【0022】更に、本例では180°の角度差を持って
トノカバー6A及び6Bを更に反対方向に引き出す様に
構成させたのでカバー巻回装置を荷物室の中央に置いて
左右にトノカバーを引き出して荷物を覆ったり、一方の
ロールをネット状にしたり、日よけ用のアルミニウム等
をコーティングしたカバーにしたりする等、多くの利用
範囲に拡大可能である。
【0023】又、上記実施例では2個のロールを内蔵し
た例で説明したが、勿論1個のロールを内蔵したカバー
巻回装置にも適用可能であり、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能となる。
【0024】
【発明の効果】本発明のカバー巻回装置によれば、伸縮
可能と成されたケーシングと左右キャップとの摺動面が
増大し、キャップの強度が増加すると共にガタ付きを削
減出来て、運転時の摺動時の異音発生を防止出来る。
又、開口部との係合部での嵌合では、特にケーシング側
に係合する部材を設ける必要もなく、開口部を有効利用
出来て、コストダウンにつなげることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカバー巻回装置の要部の組立状態を示
す斜視図である。
【図2】本発明のカバー巻回装置の組立状態の側断面図
である。
【図3】図2に示すA−A断面矢視図である。
【図4】本発明のカバー巻回装置の他の構成を示す側断
面図である。
【図5】従来のカバー巻回装置の外観斜視図である。
【図6】従来のカバー巻回装置の組立状態の側断面図で
ある。
【図7】図6のB−B断面矢視図である。
【符号の説明】
4A、4B 開口部 5 ケーシング 7L、7R キャップ 10 ケースガイド 25 突起部 26 透孔 30 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 5/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻回したカバーを内蔵し、該カバーを引
    き出す開口部が筒状の長手方向に形成されたケーシング
    と、 上記ケーシングの両端に嵌挿され、上記巻回したカバー
    の軸を回動自在に軸支する様に成されたケースガイド
    と、 上記ケーシングの両端の外周に嵌合し、内蔵するスプリ
    ングによって、該ケーシングの長手方向に伸縮自在とな
    されたキャップとを具備し、 上記キャップに複数の突起部を上記ケースガイド側に突
    出させ、該ケースガイドに該突出させた突起部を受ける
    透孔を設けたことを特徴とするカバー巻回装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップに前記ケーシングの開口部
    に係止する係止部を設けて成ることを特徴とする請求項
    1記載のカバー巻回装置。
  3. 【請求項3】 開口部が相対向する角度差を持って相反
    する方向に配設され2方向にカバーを引き出すことが出
    来る様に成されたケーシングを有し、上記ケーシングの
    開口部から引き出される少なくとも一方のカバーがネッ
    ト状等と成されたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載のカバー巻回装置。
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