JP3510618B2 - バスブリッジ回路及びそのアクセス制御方法 - Google Patents

バスブリッジ回路及びそのアクセス制御方法

Info

Publication number
JP3510618B2
JP3510618B2 JP2002028456A JP2002028456A JP3510618B2 JP 3510618 B2 JP3510618 B2 JP 3510618B2 JP 2002028456 A JP2002028456 A JP 2002028456A JP 2002028456 A JP2002028456 A JP 2002028456A JP 3510618 B2 JP3510618 B2 JP 3510618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
peripheral
clock
count value
access
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002028456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003228549A (ja
Inventor
大輔 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2002028456A priority Critical patent/JP3510618B2/ja
Priority to US10/252,419 priority patent/US7500042B2/en
Publication of JP2003228549A publication Critical patent/JP2003228549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3510618B2 publication Critical patent/JP3510618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4004Coupling between buses
    • G06F13/4027Coupling between buses using bus bridges
    • G06F13/405Coupling between buses using bus bridges where the bridge performs a synchronising function
    • G06F13/4054Coupling between buses using bus bridges where the bridge performs a synchronising function where the function is bus cycle extension, e.g. to meet the timing requirements of the target bus

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1のバスから第
2のバスへ向けたアクセス制御を的確になし得るバスブ
リッジ回路のアクセス制御方法及び装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話や電子手帳、カーナビゲ
ーション装置などの電子機器が発達しており、これらの
各電子機器の機能に対応した特定用途向け集積回路(A
SIC)を搭載した半導体チップに対する需要が高くな
っている。このような半導体チップは、コアの部分とし
てCPUやその関連の回路を組み込んでおり、それ以外
の部分をゲートアレイなどにより構成し、各用途向けに
回路設計することを可能としている。この種の半導体チ
ップの適例として、例えば、ARM社のAMBA(Adva
nced Microcontroller Bus Architecture)がある。A
MBA仕様は、高性能の32ビットおよび16ビットの
埋め込みマイクロコントローラを設計するためのオンチ
ップ通信標準を定義するものである(例えば、特開2000
-112878公報参照)。
【0003】図1は、本発明の説明図であるが、従来も
全体構成はほぼ同じであるので、この図により従来の技
術の説明をする。図1において、システムバス1は、高
性能システムモジュールに使用され、周辺バス2は、低
電力周辺デバイスに使用される。そして、バスブリッジ
回路3は、システムバス1と周辺バス2との間で必要な
プロトコル変換を行う。これは、システムバス1よりも
周辺バス2のバス幅が狭いため、バスプロトコルが両者
で異なるためである。例えば、図1において、CPU1
1が第1周辺装置21に対し、データのライトまたはリ
ードのアクセスをする場合、システムバスプロトコルか
ら周辺バスプロトコルへのプロトコル変換が必要であ
る。
【0004】AMBA仕様では、このようなプロトコル
変換を行う専用のモジュールを用意している。このモジ
ュールでは、システムバス1のAHB(Advanced High
performance Bus)アドレス信号をデコーダ14でデコ
ードしてAPB(Advanced Peripheral Bus)配下の各
周辺装置21、22、…、20のセレクト信号及び内部
エラー信号を生成する。また、アドレスが所定領域内で
あること、所定の周辺装置21、22、…又は20にア
クセスしたことを示す内部信号を生成する。そして、A
HBアドレスから所定の周辺装置内でのアドレスである
APBアドレスを生成する。よって、上述のような半導
体チップを利用して各電子機器を製造しようとする場合
には、以上のようなAMBA仕様に従うのが好都合であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、AMBA仕
様でのバスプロトコル変換モジュールを使用したCPU
11から周辺装置21等へのアクセスでは、CPU11
と周辺装置21等とで同じ周期のクロックを使用してお
り、アクセスの期間がそのクロックの2周期に固定され
ていた。そのため、周辺装置21等の動作が遅く、固定
されたアクセス期間内に動作が終了せず、アクセスが完
了しない場合があった。一方、AMBA仕様に従いつ
つ、このようなアクセスを可能とするには、クロックの
周波数を下げる方法もある。しかし、その方法では、C
PU11等のシステムバス1に接続された各高性能デバ
イスの能力が生かされずに無駄となってしまった。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明は、複数の周辺装
置が接続されている周辺バスに、システムバスからシス
テムクロックに同期させて送られてくる今回のアクセス
要求に含まれる少なくとも制御信号及び前記いずれかの
周辺装置を特定するためのアドレスデータを周辺出力信
号部により保持し、出力するバスブリッジ回路のアクセ
ス制御方法において、前記アドレスデータに基づいて前
記周辺装置の動作クロックを決定するための待機周期数
を設定し、該待機周期数に対応させて前記システムクロ
ックを分周して得た前記動作クロックと前記周辺出力信
号部で保持した制御信号及びアドレスデータを前記周辺
バスに出力させ、前記周辺バスが前記今回のアクセス要
求に対応するアクセス状態の時に前記システムバスから
連続して次回のアクセス要求を受けると該アクセス要求
に含まれるアドレスデータに基づいてその特定される周
辺装置の動作クロックを決定するための次回待機周期数
を設定すると共に、前記周辺出力信号部に前記次回のア
クセス要求に含まれる制御信号及びアドレスデータを保
持させ、かつ前記周辺バスを前記今回のアクセス要求に
対応するアクセス状態に保持させ、前記周辺バスの前記
今回のアクセス要求に対するバスサイクルが終了すると
前記次回待機周期数に対応させて前記システムクロック
を分周して得た動作クロックと前記周辺出力信号部で保
持した次回アクセス要求の前記制御信号及びアドレスデ
ータを前記周辺バスに出力することを特徴とする。
【0007】また、この方法と関連する方法として、外
部から所望のデューティー比を設定し、システムバスの
システムクロックを分周して周辺バスに出力される動作
クロックを、その連続する立ち上がりエッジ間の時間
の、そのデューティー比で決定される時間で立ち下げる
方法を提供する。
【0008】他の発明は、システムバスと複数の周辺装
置が接続されている周辺バスとの間に配され、前記シス
テムバスからシステムクロックに同期して送られてくる
今回のアクセス要求に含まれる少なくとも制御信号及び
いずれかの周辺装置を特定するためのアドレスデータを
前記周辺バスに出力する周辺出力信号部と、前記システ
ムバスと前記周辺バスとの間を前記今回のアクセス要求
に対応するアクセス状態に制御する状態制御部とを備え
るバスブリッジ回路において、前記今回のアクセス要求
に対する前記周辺バスのバスサイクルが終了するまで前
記状態制御部を前記アクセス状態に保持する制御信号保
持回路と、前記アドレスデータに基づいて前記周辺装置
の動作クロックを決定するための待機周期数を設定する
と共に、前記システムバスから連続して次回のアクセス
要求を受けると該アクセス要求に含まれるアドレスデー
タに基づいてその特定される周辺装置の動作クロックを
決定するための次回待機周期数を設定する待機数設定回
路と、前記待機周期数及び前記次回待機周期数が供給さ
れると前記システムクロックをそれぞれ分周して得た各
動作クロックを前記周辺バスに出力するクロック制御回
路と、前記今回のアクセス要求に対する前記バスサイク
ルが終了すると前記次回待機周期数を前記クロック制御
回路に供給する計数値生成部とを含み、前記次回のアク
セス要求を受けると該アクセス要求の少なくとも制御信
号及びアドレス信号を前記周辺出力信号部に保持させる
ことを特徴とする。
【0009】そして、また、それと関連する装置とし
て、クロック制御回路について、外部から所望のデュー
ティー比を設定し、システムバスのシステムクロックを
分周して周辺バスに出力する動作クロックを、その連続
する立ち上がりエッジ間の時間の、所望のデューティー
比で決定される時間で立ち下げるようにした装置を提供
する。
【0010】〈作用〉 CPUからのアクセス要求を受けて、バスブリッジ回
そのアクセス要求に対応したアドレスにより複数の周
辺装置のうちから例えば第1周辺装置を識別する。そし
て、第1周辺装置の動作速度に応じて、バスブリッジ回
路内でシステムバスに接続されたクロック発生器が発生
するシステムクロックhclkを分周し、周辺クロックpclk
として周辺バスを介して第1周辺装置に出力する。バ
ブリッジ回路はCPUのアクセス要求をシステムクロッ
クhclkの所定周期にわたって保持し、CPUを待機させ
る。
【0011】一方、周辺装置は周辺クロックpclkに従っ
てアクセス要求に応じた動作をし、その動作の終了後、
バスブリッジ回路に接続された周辺バスとシステムバ
経由してアクセス結果をCPUへ送る。周辺クロック
pclkの周波数とCPUの待機時間は、CUからのアド
レスにより、各周辺装置に応じた適切な値に設定され
る。また、周辺クロックpclkは、そのデューティー比を
調整して立ち下がりのタイミングのみを変えることもで
きる。このようにして、システムバスのクロック周波数
を調整せずに固定したまま、CPUが動作の遅い周辺装
置等へアクセスすることを可能とする。具体的な装置の
作用は、後述する実施の形態における実施例の装置の動
作の説明で詳述する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、実
施例を挙げて説明する。図1は、本発明のバスブリッジ
回路を備えたデータ処理装置の全体構成の説明図であ
る。図示の装置は、1つの半導体チップに搭載されるも
のである。図1において、第1のバスであるシステムバ
ス1は、AMBA仕様の高性能32ビットバスである。
また、第2のバスである周辺バス2は、AMBA仕様の
低帯域幅16ビットバスである。各バスは、制御バス、
アドレスバスおよびデータバスからなる。そして、シス
テムバス1と周辺バス2とは、これらの間のバスプロト
コル変換を行うバスブリッジ回路3によって接続されて
いる。
【0013】システムバス1には、CPU11、RAM
12、DMA13、デコーダ14、クロック発生器15
と、図示しない種々のデバイスが接続されている。CP
U11は、周知のとおり、各装置に記憶されたデータに
アクセスし、読み出したデータを利用したり、加工して
書き込んだり、また、新たなデータを書き込むなど、種
々の処理を行う中心となる装置である。RAM12は、
ランダムアクセスメモリであり、CPU11の主記憶装
置として使用される。DMA13は、ダイレクトメモリ
アクセス装置であり、RAM12と例えば第1周辺装置
21等との間のデータ転送をCPU11に代わって行う
ための処理装置である。デコーダ14は、CPU11ま
たはDMA13がシステムバス1の制御バスおよびアド
レスバス上に出力している制御信号およびアドレス信号
を解読し、周辺装置21、22、…、20のいずれかを
選択するセレクト信号と、アクセス要求のタイプがライ
トかリードかを示すライト信号を出力する。
【0014】クロック発生器15は、上述したシステム
バス1に接続された各デバイスの動作の同期をとるため
のクロックをシステムバス1に出力する。一方、周辺バ
ス2には、第1、第2、…、第x周辺装置21、22、
…、20が接続されている。これらはそれぞれ動作性能
が異なっていても同じでもよく、その数xは1でもよ
い。それらは、図1のデータ処理装置が適用される電子
機器によって異なる。例えば、携帯電話機では、それら
はキーボード入力回路とディスプレイ出力回路とメモリ
等である。
【0015】次に、上述した装置におけるバスブリッジ
回路のアクセス制御装置の実施例を説明する。図2は、
本発明のバスブリッジ回路のアクセス制御装置の第1実
施例の説明図である。図示の装置は、APB出力信号部
31、状態制御部32、バスサイクル終了信号生成部3
3、待機数設定回路34、計数値生成部35、制御信号
保持回路36、およびクロック制御回路37を備えてい
る。APB出力信号部31は、図3に示すように、状態
制御部32の遷移状態すなわち今回状態と次回状態に応
じて、システムバス1より入力され、フリップフロップ
に保持されている信号すなわち制御信号、アドレス信
号、データ信号を出力する。これらの信号のうち、制御
信号には、ライト信号、セレクト信号、および周辺バス
2へのアクセスを可能とするためのイネーブル信号が含
まれる。これらの信号は、システムクロックの立ち上が
りエッジと同期して、フリップフロップ311、31
2、313、314および315にそれぞれ保持されて
いる次回の信号が今回の信号として出力される。
【0016】状態制御部32は、図4に示すように、状
態生成部38を備え、この状態生成部38に、ライトレ
ジスタ信号、ライトホールド信号、有効ホールド信号、
今回計数値、計数最大値、および今回状態を入力させ
る。ライトレジスタ信号とは、ライトサイクル中に待た
せている次の処理がライトかどうかを示す信号である。
この信号は、フリップフロップ321に保持されている
ものがシステムクロックと同期して出力される。フリッ
プフロップ321にはマルチプレクサ322が接続され
ている。マルチプレクサ322は選択回路であり、その
制御端子に入力される有効信号がHレベルであるときに
ライト信号のビットデータをフリップフロップ321に
対して出力する。フリップフロップ321はシステムク
ロックの立ち上がりエッジと同期して、このデータを入
力する。これにより、例えば、後述する図9において、
時点P1で有効信号がHレベルであるときのライト信号
がマルチプレクサ322から出力され、その後のシステ
ムクロックの立ち上がり時点P2でこのライト信号のビ
ットデータがライトレジスタ信号としてフリップフロッ
プ321に保持される。一方、マルチプレクサ322は
その制御端子に入力される有効信号がLレベルであると
きにライトレジスタ信号のビットデータをフリップフロ
ップ321に対して出力する。フリップフロップ321
はシステムクロックの立ち上がりエッジと同期して、こ
のデータを入力する。これにより、例えば、後述する図
9において、時点P2で有効信号がLレベルであるとき
のライトレジスタ信号がマルチプレクサ322から出力
され、その後のシステムクロックの立ち上がり時点P3
でこのライトレジスタ信号のビットデータがライトレジ
スタ信号としてフリップフロップ321に保持される。
【0017】また、後述する図9において、時点P3で
有効信号がHレベルであるときのライト信号がマルチプ
レクサ322から出力され、その後のシステムクロック
の立ち上がり時点P4でこのライト信号のビットデータ
がライトレジスタ信号としてフリップフロップ321に
保持される。この結果、図9に示すように、時点P1か
らP2の間にシステムバス側から送られるライト信号
が、バスブリッジ回路内では1クロック遅れて時点P2
からP4の間のライトレジスタ信号となる。ライトホー
ルド信号と、有効ホールド信号は、後述する制御信号保
持回路36でライト信号と有効信号を所定期間保持した
信号である。今回計数値と、計数最大値は、後述する計
数値生成部35で出力される値である。状態生成部38
の出力が次回状態の表示となり、その出力をシステムク
ロックと同期させてフリップフロップ323で保持した
ものが今回状態の表示となる。
【0018】状態制御部32は、システムバス1と周辺
バス2との両方のバスに対する今回のアクセス状態と次
回のアクセス状態を出力する。後述する図8に周辺装置
へのアクセス時の状態遷移の一部を示す。今回のアクセ
ス状態がアクセス開始の状態にあるとき、バスブリッジ
回路3は、セレクト信号をHレベルにし、APB出力信
号部31によって周辺装置へのアドレスを出力する。そ
して、状態制御部32がシステムクロックの次の周期で
アクセス可能の状態に移ると、APB出力信号部31が
周辺装置に対し、そのアクセス動作を可能とすべく、イ
ネーブル信号を出力する。図5に示すように、バスサイ
クル終了信号生成部33は、周辺バス2のバスサイクル
が終了したことを示す終了信号を生成する。この信号
は、AMBA仕様によりサイクルの開始から2周期以内
に生成される。
【0019】この信号は、アクセスが正常に終了したと
きはHレベルで出力され、正常に終了しなかったときは
Lレベルで出力される。ところで、アクセスの対象とな
るアドレスには正当な領域と不当な領域とがあり、不当
な領域のアドレスが要求されているときはアクセスが正
常に終了しないことが当初より分かっている。そこで、
デコーダ14によるアドレスのデコード時にそれを調べ
ておいて、次回終了信号としてその結果を用意してお
く。次回終了信号は、システムクロックと同期してフリ
ップフロップ331で保持され、そこでバスブリッジ回
路3の内部での終了信号として保持される。
【0020】この信号はアンド回路332に入力され、
このアンド回路332の他方の入力がHレベルとなった
ときにバスサイクルの終了を意味する終了信号がHレベ
ルになる。アンド回路332の他方の入力には、フリッ
プフロップ333の出力であるセレクトレジスタ信号が
入力される。セレクトレジスタ信号は、セレクトスレー
ブ信号をシステムクロックと同期させてフリップフロッ
プ333でラッチしているものである。セレクトスレー
ブ信号は、アドレスが正当な領域にあることを示す信号
である。セレクトレジスタ信号のビットデータとセレク
トスレーブ信号のビットデータとはそれぞれマルチプレ
クサ334の各入力端子に入力される。マルチプレクサ
334はシステムバス1側でのアクセス要求の準備の完
了を意味する準備完了信号がHレベルとなるときに、セ
レクトスレーブ信号のビットデータをフリップフロップ
333の入力端子に向けて出力する。フリップフロップ
333は、これをシステムクロックの立ち上がりエッジ
と同期させて保持する。一方、マルチプレクサ334は
上記準備完了信号がLレベルとなるときに、セレクトレ
ジスタ信号のビットデータをフリップフロップ333の
入力端子に向けて出力する。フリップフロップ333
は、これをシステムクロックの立ち上がりエッジと同期
させて保持する。
【0021】待機数設定回路34は、図6に示す入出力
関係を持ち、システムバス1から送られるアドレスをデ
コードし、システムバス1を待機させる周期数を設定す
る。この周期数は、計数値生成部35、制御信号保持回
路36、およびクロック制御回路37の制御のために用
いられる。その際、連続したアクセスにも対応すべく、
待機周期数は、今回の待機周期数と次回の待機周期数と
が設定される。これらの待機周期数は、計数値生成部3
5で用いられる計数最大値と、次回計数最大値とにそれ
ぞれ設定される。
【0022】システムクロックの立ち上がりエッジで、
有効信号がHレベルであるときに、計数最大値と今回計
数値との値が等しく、周辺装置アクセス信号がLレベル
であるか、周辺装置アクセス信号がHレベルで周辺バス
2のイネーブル信号もHレベルであるならば、待機周期
数をそのまま計数最大値に設定する。ここで、周辺装置
アクセス信号とは、システムクロックの立ち上がりエッ
ジで、有効信号がHレベルであるときにHレベルにな
り、システムクロックの立ち上がりエッジで、計数最大
値と今回計数値との値が等しいときにおいて、有効信号
がLレベルで、かつ周辺バス2のイネーブル信号がHレ
ベルであるときに、Lレベルになる信号である。
【0023】例えば、後述する図9において、時点P2
で、有効信号がHレベルであり、計数最大値と今回計数
値との値が“1”で等しく、周辺装置アクセス信号がL
レベルであるので、待機周期数をそのまま計数最大値に
設定する。また、後述する図12において、時点P14
で、有効信号がHレベルであり、計数最大値と今回計数
値との値が“2”で等しく、周辺装置アクセス信号がH
レベルで周辺バス2のイネーブル信号もHレベルである
ので、待機周期数をそのまま計数最大値に設定する。
【0024】一方、計数最大値と今回計数値との値が等
しくない場合や、周辺装置アクセス信号がHレベルで周
辺バス2のイネーブル信号がLレベルならば、次回イネ
ーブル信号をHレベルにして待機周期数を次回計数最大
値に設定する。例えば、図9または図10の時点P4
で、有効信号がHレベルであり、計数最大値と今回計数
値との値が等しいが、周辺装置アクセス信号がHレベル
で周辺バス2のイネーブル信号がLレベルなので、次回
イネーブル信号をHレベルにして待機周期数“2”を次
回計数最大値に設定する。
【0025】次回計数最大値に設定された値は、システ
ムクロックの立ち上がりエッジで、次回イネーブル信号
がHレベルで、かつ計数最大値と今回計数値との値が等
しいときにおいて、周辺バス2のイネーブル信号がHレ
ベルである場合か、周辺バス2のイネーブル信号がLレ
ベルであり、かつ有効ホールド信号がHレベルである場
合に、計数最大値に移し、それと同時に次回イネーブル
信号をLレベルにする。例えば、図10の時点P8で
は、次回イネーブル信号がHレベルで、かつ計数最大値
と今回計数値との値が“1”で等しくなっており、周辺
バス2のイネーブル信号がHレベルであるので、次回計
数最大値に設定されている待機周期数“2”を、計数最
大値に移し、それと同時に次回イネーブル信号をLレベ
ルにする。
【0026】計数値生成部35は、図7に示すように、
カウンタ351とフリップフロップ352からなる。カ
ウンタ351は、システムクロックと同期して今回計数
値と計数最大値との間の範囲で次回計数値をカウントア
ップする。フリップフロップ352は、システムクロッ
クと同期して次回計数値を保持する。そして、状態制御
部32、待機数設定回路34、制御信号保持回路36、
およびクロック制御回路37を制御する上で必要な計数
値を生成する。計数値として、今回計数値と、次回計数
値とを用意し、次回計数値の方をカウントアップしてい
く。
【0027】次回計数値は、システムクロックにより変
化したときの直前の今回計数値が計数最大値より小さい
ときにカウントアップしていく。一方、その今回計数値
が計数最大値と等しいときには、この次回計数値は、
“0”とする。そして、この次回計数値をシステムクロ
ックと同期させたフリップフロップでラッチした値をそ
の時点で今回計数値に設定する。例えば、後述する図9
において、時点P1では、今回計数値が“0”であり、
計数最大値の“1”より小さいので、次回計数値を
“1”にカウントアップし、この次回計数値を今回計数
値に設定し、今回計数値を“1”にする。
【0028】次に、時点P2では、今回計数値が“1”
であり、計数最大値と等しいので、次回計数値を“0”
にして、この次回計数値を今回計数値に設定し、今回計
数値を“0”にする。時点P3以降、図10の時点P8
までは、これを繰り返す。図11において、時点P9で
は、今回計数値が“0”であり、計数最大値の“2”よ
り小さいので、次回計数値を“1”にカウントアップ
し、この次回計数値を今回計数値に設定し、今回計数値
を“1”にする。次に、時点P10では、今回計数値が
“1”であり、計数最大値の“2”より小さいので、次
回計数値を“2”にカウントアップし、この次回計数値
を今回計数値に設定し、今回計数値を“2”にする。次
に、時点P11では、今回計数値が“2”であり、計数
最大値と等しいので、次回計数値を“0”にして、この
次回計数値を今回計数値に設定し、今回計数値を“0”
にする。図12の時点P11以降は、これを繰り返す。
【0029】制御信号保持回路36は、計数値生成部3
5の計数がされている期間すなわち今回計数値が計数最
大値である待機周期数と等しくない期間に、状態制御部
32にシステムバス1より入力された制御信号を保持さ
せる信号を状態生成部38に対して出力する。すなわ
ち、有効信号がHレベルになったとき、有効ホールド信
号はHレベルになり、次のシステムクロックの立ち上が
りエッジで有効信号がLレベルで今回計数値と計数最大
値が等しいなら有効ホールド信号をLレベルにする。今
回計数値と計数最大値が等しくないなら有効信号がLレ
ベルであっても有効ホールド信号をHレベルに保持す
る。ライト信号とライトホールド信号に関しても同様の
処理を行う。
【0030】例えば、後述する図9において、時点P1
で、有効信号がHレベルになっているので、有効ホール
ド信号はHレベルになり、次のシステムクロックの立ち
上がりエッジで有効信号がLレベルになる時点P3で今
回計数値と計数最大値が等しくないので有効信号がLレ
ベルであっても有効ホールド信号をHレベルに保持す
る。
【0031】クロック制御回路37は、システムクロッ
クを分周して周辺クロックを生成する。この生成の手順
を説明する。システムクロックの立ち上がりエッジで今
回計数値が計数最大値である待機周期数に等しければ、
周辺クロックをHレベルにする。そして、周辺クロック
をLレベルに戻すタイミングは、待機周期数が偶数か奇
数かで異ならせ、偶数であるときは、システムクロック
の立ち下がりエッジで今回計数値が待機周期数の1/2に
等しいときにLレベルにする。奇数であるときは、シス
テムクロックの立ち上がりエッジで今回計数値が待機周
期数-1の1/2に等しいときにLレベルにする。
【0032】例えば、後述する図9では、システムクロ
ックの立ち上がりエッジP2で今回計数値が計数最大値
である待機周期数に等しいので、周辺クロックをHレベ
ルにする。そして、周辺クロックをLレベルに戻すタイ
ミングは、待機周期数が奇数であるので、システムクロ
ックの立ち上がりエッジで今回計数値が待機周期数-1の
1/2すなわち“0”に等しいときの時点P3でLレベル
にする。図10の時点P4、P5、そのつぎのP6、P
7も同様である。
【0033】また、図11では、システムクロックの立
ち上がりエッジP8で今回計数値と計数最大値である待
機周期数とがともに“1”で等しいので、周辺クロック
をHレベルにする。そして、周辺クロックをLレベルに
戻すタイミングは、待機周期数である計数最大値が時点
P8で変更されているので、変更される。すなわち、待
機周期数が偶数であるので、システムクロックの立ち下
がりエッジで今回計数値が待機周期数の1/2に等しいと
きの時点N9でLレベルにする。また、図12の時点P
11では、今回計数値と計数最大値である待機周期数と
がともに“2”で等しいので、周辺クロックをHレベル
にする。図12の時点N12では、図11の時点N9と
同様にLレベルにする。
【0034】図8は、状態制御部32の状態遷移の一部
の説明図である。後述する図10のP4時点で図8の第
1遷移(丸数字1)が生じ、アクセス開始になり、セレ
クト信号がHレベルにされ、イネーブル信号がLレベル
のままにされる。次に、図10のP5時点で今回計数値
と計数最大値が等しくないので、図8の第2遷移(丸数
字2)によりアクセス開始にとどまる。次に、図10の
P6時点で今回計数値と計数最大値が等しいので、第3
遷移(丸数字3)によりイネーブルオンになる。次に、
図10のP7時点で今回計数値と計数最大値が等しくな
いので、第4遷移(丸数字4)でイネーブルオンにとど
まる。次に、図10のP8時点で今回計数値と計数最大
値が等しいので、図8の第5遷移(丸数字5)により処
理を終える。この時点で、もし有効ホールド信号がHレ
ベルであれば、第6遷移(丸数字6)によりアクセス開
始に戻る。
【0035】次に、上述した実施例の装置の動作を説明
する。図9〜図12は、周辺装置に対するライト・リー
ドの連続アクセスを説明するタイムチャートである。図
示の例では、CPU11がアドレスA1のメモリ領域に
RAM12のデータをライトし、それに引き続き、RA
M12にアドレスA2のデータをリードする動作を示
す。
【0036】アドレスA1は、第1周辺装置21内のメ
モリ領域のアドレスである。システム側の処理能力は、
第1周辺装置21の処理能力の2倍ある。第1周辺装置
21の動作速度によってアクセス等の仕事を完了するに
は、システムバス1に接続されたCPU11等の処理能
力でシステムクロックの1周期内で処理できる仕事量に
対し、システムクロックの2周期分の時間が必要であ
る。よって、第1周辺装置21の待機数は、“1”に決
められている。よって、アドレスA1をデコーダ14で
デコードして待機数“1”が得られる。また、アドレス
A2は、第2周辺装置22内のメモリ領域のアドレスで
ある。第2周辺装置22の動作速度によってアクセスを
完了するには、システムクロックの3周期分の時間が必
要である。よって、第2周辺装置22の待機数は、
“2”に決められている。よって、アドレスA2をデコ
ーダ14でデコードして待機数“2”が得られる。
【0037】図9において、システムクロックの立ち上
がりエッジP1でCPU11からシステムバス1を通じ
てライトのアクセス要求がバスブリッジ回路3に送られ
たとする。このとき、デコーダ14により有効信号がH
レベルにされている。また、ライト信号はHレベルであ
る。よって、バスブリッジ回路3によって、以下のよう
なライトアクセスの準備がされる。すなわち、システム
クロックの立ち上がりエッジP2で有効信号がHレベル
であるので、システムバス1側から送られた転送状態信
号、アドレスA1、ライト信号、セレクト信号がこのP
2時点でサンプリングされ、フリップフロップに保持さ
れる。また、このP2時点で計数最大値に待機数“1”
が設定され、次回計数値に“1”が設定される。
【0038】システムクロックの立ち上がりエッジP4
時点では、今回計数値が計数最大値に等しくなる。それ
によって、P4時点でRAM12からCPU11により
システムバス1を通じて送られているライトデータがサ
ンプリングされ、フリップフロップに保持されているア
ドレスA1、ライト信号、セレクト信号とともに、周辺
バス2を通じて第1周辺装置21に送られる。これによ
って、第1周辺装置21でライトアクセスの準備が開始
される。そして、この時点P4では、ライト信号がLレ
ベルであり、かつ有効信号がHレベルになっている。こ
れは、ライトアクセスの後にリードアクセスが行われる
ことを意味している。そこで、時点P4で、CPU11
によってシステムバス1側から送られている転送状態信
号、アドレスA2、リード信号、セレクト信号がサンプ
リングされ、フリップフロップに保持される。また、同
時にこの時点P4で、次回計数最大値に待機数“2”が
設定される。
【0039】図10において、システムクロックの立ち
上がりエッジP6時点では、また、今回計数値が計数最
大値に等しくなる。それによって、P6時点で周辺バス
2のイネーブル信号がHレベルにされる。これによっ
て、第1周辺装置21でライトアクセスの実行が開始さ
れる。システムクロックの立ち上がりエッジP8時点で
は、また、バスブリッジ回路3内で今回計数値が計数最
大値に等しくなる。それによって、P8時点でイネーブ
ル信号がLレベルにされる。これによって、第1周辺装
置21のライトアクセスは終了する。このとき、終了信
号がHレベルにされ、OKかエラーかの応答信号が出力
される。ライトデータをサンプリングするタイミング
は、第1周辺装置21の仕様に従って決められている。
【0040】そして、この時点P8で、フリップフロッ
プに保持されている転送状態信号、アドレスA2、リー
ド信号、セレクト信号が周辺バス2を通じて第2周辺装
置22に送られる。これによって、第2周辺装置22で
リードアクセスの準備が開始される。また、このP8時
点で計数最大値に次回計数最大値の待機数“2”が設定
される。
【0041】図11において、システムクロックの立ち
上がりエッジP11時点では、また、今回計数値が計数
最大値に等しくなる。それによって、P11時点で周辺
バス2のイネーブル信号がHレベルにされる。これによ
って、第2周辺装置22でリードアクセスの実行が開始
される。図12において、システムクロックの立ち上が
りエッジP14時点では、第2周辺装置22から周辺バ
ス2およびバスブリッジ回路3を通じてシステムバス1
に出力されたリードデータが、CPU11によってサン
プリングされる。尚、リードデータのサンプリングは、
リードデータ出力イネーブル信号がHレベルのときに行
われる。また、この時点P14では、バスブリッジ回路
3内で今回計数値が計数最大値に等しくなる。それによ
って、P14時点で周辺バス2のイネーブル信号がLレ
ベルにされる。これによって、第2周辺装置22のリー
ドアクセスは終了する。
【0042】以上のように、第1実施例によれば、アド
レスによってシステムクロックに対する周辺クロックの
分周比と、状態制御部の状態を保持するシステムクロッ
ク周期数である待機数を決定し、周辺装置に対するアク
セス処理を行うタイミングを調整するようにしたので、
システムクロックの周波数を落とさずに、アクセス時間
の延長を調節することが可能になる。これをシステムク
ロックの周波数を落として調節しようとすると、最も遅
い周辺装置にあわせてクロック周波数を落とさなければ
ならない。例えば、上述した実施例の説明では、第2周
辺装置22にあわせてクロック周波数を落とさなければ
ならない。よって、第1周辺装置21に対するアクセス
処理に関しても、第2周辺装置22と同様の処理時間が
かかってしまうことになる。
【0043】これに対し、クロック周波数を落とさず
に、イネーブル信号をLレベルに戻すタイミングを遅ら
せる方法も考えられる。しかし、上述した実施例の説明
におけるライト・リードの連続アクセスでのライトの場
合に処理の都合上その方法を使うことができなかった。
よって、本発明の方法が最善の方法となっている。尚、
第1実施例では、第1周辺装置21の待機周期数を
“1”とし、第2周辺装置22の待機周期数を“2”と
した場合について説明したが、これに限らず、各周辺装
置について種々の待機周期数を設定できることはもちろ
んである。
【0044】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
13は、本発明のバスブリッジ回路のアクセス制御装置
の第2実施例の説明図である。第2実施例は、ハードウ
ェアについては、第1実施例とは、待機数設定回路のみ
が異なる。図示の待機数設定回路342は、待機数設定
回路34の入力に加えて計数設定値を入力するようにな
っている。この計数設定値は、例えば、携帯電話機で
は、周辺装置の1つであるキーボード入力回路に接続さ
れたキーボード等から入力される。そして、これが図1
のシステムバス1に接続された図示しない書き換え可能
なROM等に記憶されるか、あるいはバスブリッジ回路
3内の図示しない書き換え可能なROM等に記憶されて
いるものである。これにより、アドレスのデコード時に
得られる待機周期数を変更できるようにしている。計数
設定値は、複数の周辺装置の一部について設定できるよ
うにしてもよいし、すべてについて設定できるようにし
てもよい。
【0045】次に、上述した第2実施例の装置の動作を
説明する。計数設定値に、待機周期数“1”を設定した
周辺装置に対するアクセスについては、例えば、図9〜
図12において、第1実施例の装置の動作について説明
した周辺装置21と同じ動作となる。また、計数設定値
に、待機周期数“2”を設定した周辺装置に対するアク
セスについては、例えば、図9〜図12において、第1
実施例の装置の動作について説明した周辺装置22と同
じ動作となる。一方、計数設定値に、待機周期数“0”
を設定することもでき、これを設定した周辺装置に対す
るアクセスについては、従来の装置の動作と同じ動作と
なる。これを、図14を参照して説明する。
【0046】図14において、システムクロックの立ち
上がりエッジで今回計数値が計数最大値と等しく、
“0”であるので、周辺クロックをHレベルにする。そ
して、周辺クロックをLレベルに戻すタイミングは、計
数最大値が“0”であり、偶数なので、システムクロッ
クの立ち下がりエッジで今回計数値が計数最大値の1/2
の“0”に等しいときの時点N1でLレベルにする。こ
の結果、分周比は、“1”となり、周辺クロックの周期
はシステムクロックの周期と等しくなる。よって、従
来、システムクロックのみを使用して周辺装置の動作を
もさせていた場合と同様の制御がなされる。ただし、周
辺クロックのエッジで立ち上がり及び立ち下がりの若干
の遅れはある。
【0047】以上のようにして、第2実施例によれば、
第1実施例の効果に加えて、各アドレスについてのアク
セス時間を調節できるという効果が得られる。これによ
り、周辺装置の変更があった場合でも、変更後の周辺装
置の動作性能に応じた適切なアクセスができる。
【0048】次に、本発明の第3実施例を説明する。図
15は、本発明のバスブリッジ回路のアクセス制御装置
の第3実施例の説明図である。第3実施例は、ハードウ
ェアについては、第1実施例とは、クロック制御回路の
みが異なる。図示のクロック制御回路373は、クロッ
ク制御回路37の入力に加えてデューティー設定値とデ
ューティー基準値とをそれぞれ入力するようになってい
る。これらの値は、第2実施例で説明した方法と同様の
方法により入力され、記憶される。これにより、周辺ク
ロックのデューティー比を変更できるようにしている。
【0049】デューティー比とは、ここでは、クロック
等のパルス波の周期に対するHレベルまたはLレベルの
期間の割合をいう。すなわち、デューティー基準値は、
HレベルまたはLレベルに設定され、Hレベルに設定さ
れたときは、周辺クロックのHレベルの期間の半周期を
基準としてデューティー比を変更できるようにされる。
また、Lレベルに設定されたときは、周辺クロックのL
レベルの期間の半周期を基準としてデューティー比を変
更できるようにされる。そして、デューティー設定値に
システムクロックの半周期をかけた時間の分だけデュー
ティー比を調整するようにした。
【0050】図16および図17は、デューティー比の
調整方法の説明図である。図16および図17の例で
は、周辺クロックの周期がシステムクロックの周期の3
倍および4倍となっているとき、その周辺クロックの立
ち下がりエッジをシステムクロックの1周期または半周
期分だけ延ばす調整をすることができる。このような調
整は、周辺クロックの分周比が偶数か奇数かにより異な
る。これは、これらのいずれかにより、周辺クロックの
立ち下がりエッジと対応するシステムクロックのエッジ
が立ち上がりか立ち下がりかに変わるからである。よっ
て、調整の方法は、デューティー基準値とデューティー
設定値の設定に応じ、以下の8通りがある。その前に、
まず、システムクロックの立ち上がりエッジで今回計数
値が計数最大値と等しければ周辺クロックをHレベルに
する。そして、計数最大値が偶数であるか奇数であるか
に応じて、以下の条件で周辺クロックを立ち下げる。
【0051】図16において、計数最大値が偶数である
場合、分周比は奇数となり、図16(a)〜(d)のときに以
下の時点で立ち下げる。(a)において、デューティー基
準値がLレベルでデューティー設定値が偶数のとき、シ
ステムクロックの立ち下がりで周辺クロックの立ち下が
りが生じるので、 今回計数値 = 計数最大値/2−
デューティー設定値/2 の時点で立ち下げる。図示
の例では、今回計数値 = 2/2 − 2/2 =
0 のN1時点で立ち下げる。これにより、図示の点線
から実線で示すようにデューティー比が変更される。
【0052】また、(b)において、デューティー基準値
がLレベルでデューティー設定値が奇数のとき、システ
ムクロックの立ち上がりで 今回計数値 = 計数最大
値/2 − (デューティー設定値+1)/2 の時点
で立ち下げる。図示の例では、今回計数値 = 2/2
− (1+1)/2 = 0 のP2時点で立ち下げ
る。
【0053】(c)において、デューティー基準値がHレ
ベルでデューティー設定値が偶数のとき、システムクロ
ックの立ち下がりで 次回計数値 = 計数最大値/2
+デューティー設定値/2 の時点で立ち下げる。図
示の例では、次回計数値= 2/2 + 2/2 =
2 のN3時点で立ち下げる。
【0054】(d)において、デューティー基準値がHレ
ベルでデューティー設定値が奇数のとき、システムクロ
ックの立ち上がりで 次回計数値 = 計数最大値/2
+(デューティー設定値+1)/2 の時点で立ち下
げる。図示の例では、次回計数値 = 2/2 +
(1+1)/2 = 2 のP3時点で立ち下げる。
【0055】また、図17において、計数最大値が奇数
である場合、分周比は偶数となり、図17(a)〜(d)のと
きに以下の時点で周辺クロックを立ち下げる。(a)にお
いて、デューティー基準値がLレベルでデューティー設
定値が偶数のとき、システムクロックの立ち上がりで
今回計数値 = (計数最大値−1)/2 − デュー
ティー設定値/2 の時点で立ち下げる。図示の例で
は、今回計数値 = (3−1)/2 − 2/2 =
0 のP2時点で立ち下げる。
【0056】(b)において、デューティー基準値がLレ
ベルでデューティー設定値が奇数のとき、システムクロ
ックの立ち下がりで 今回計数値 = (計数最大値−
1)/2 − (デューティー設定値−1)/2 の時
点で立ち下げる。図示の例では、今回計数値 = (3
−1)/2 − (1−1)/2 = 1 のN2時点
で立ち下げる。
【0057】(c)において、デューティー基準値がHレ
ベルでデューティー設定値が偶数のとき、システムクロ
ックの立ち上がりで 今回計数値 = (計数最大値−
1)/2 + デューティー設定値/2 の時点で立ち
下げる。図示の例では、今回計数値 = (3−1)/
2 + 2/2 = 2 のP4時点で立ち下げる。
【0058】(d)デューティー基準値がHレベルでデュ
ーティー設定値が奇数のとき、システムクロックの立ち
下がりで 今回計数値 = (計数最大値−1)/2
+(デューティー設定値+1)/2 の時点で立ち下げ
る。図示の例では、今回計数値 = (3−1)/2
+ (1+1)/2 = 2 のN3時点で立ち下げ
る。ただし、上述の各場合で、今回計数値や次回計数値
が“0”以下または計数最大値以上の値になるような設
定はできない。
【0059】次に、上述した第3実施例の装置の動作を
説明する。前述した第1実施例の動作の説明で、周辺装
置のライトデータのサンプリングのタイミングは、その
周辺装置の仕様によると述べたが、これが周辺クロック
の立ち下がりエッジのタイミングである場合について説
明する。この場合、図10において、時点P6で周辺バ
ス2のイネーブル信号がHレベルになっても、周辺装置
21は、すぐにサンプリングをせず、時点P7でサンプ
リングを開始することになる。ところが、ライトデータ
は時点P6よりずっと前の時点P4で既に周辺バス2上
に送られてきているので、データ信号の状態は既に十分
に安定している。よって、すぐにサンプリングを開始す
ることができる。
【0060】そこで、図17(b)の場合のデューティー
制御を行う。この場合、分周比が“2”で計数最大値は
“1”であり、デューティー基準値はLレベルでデュー
ティー設定値は“1”である。すると、図10におい
て、周辺クロックの時点P7での立ち下がりエッジが時
点N6に移り、この時点でライトデータのサンプリング
が開始されることになる。よって、周辺装置21は、そ
の動作を完了するまでにシステムクロックの半周期分の
余裕を与えられることになる。
【0061】尚、この動作例では、デューティー設定値
を例えば“1”に固定した場合について説明したが、こ
れに限らず、クロックの分周比に応じた複数値を用意
し、クロックの分周比に応じたデューティー比を設定す
るようにしてもよい。例えば、図18に示すように、デ
ューティー設定値を計数最大値と等しくなるように設定
した場合、周辺クロックの立ち下がりエッジを立ち上が
りエッジから常にシステムクロックの半周期分の時間の
経過後に生じさせることができる。これにより、周辺装
置21の動作を常に周辺クロックの立ち上がりからの一
定時間後に同期させてできるだけ早い時期に動作開始す
るようにできる。よって、周辺装置21に最大限の余裕
を与えるようにすることができる。
【0062】以上のように第3実施例によれば、第1実
施例の効果に加えて、周辺クロックのデューティー比の
変更すなわち周辺クロックの立ち下がりの時点を変更で
きるという効果が得られる。そして、この立ち下がりの
タイミングで種々の制御を行うようにすることができ
る。
【0063】尚、第3実施例では、デューティー設定値
を1つとした場合、デューティー設定値をクロックの分
周比に応じた複数値とし、クロックの分周比に応じたデ
ューティー比を設定するようにした場合について説明し
たが、これらに限らず、デューティー設定値をクロック
の分周比以外の他のパラメータを用いて変更するように
しても差し支えないことはもちろんである。
【0064】次に、本発明の第4実施例を説明する。図
16は、本発明のバスブリッジ回路のアクセス制御装置
の第4実施例の説明図である。第4実施例の装置は、第
2実施例の装置の待機数設定回路342と第3実施例の
装置のクロック制御回路373を兼ね備えており、さら
に、アクセス制御レジスタ39を設けたことが特徴であ
る。アクセス制御レジスタ39は、待機数設定回路34
2とクロック制御回路373とを制御するために設定す
る信号を保持する。すなわち、計数設定値と、デューテ
ィー設定値、デューティー基準値を保持する。これは、
例えば、書き換え可能なROM等からなり、周辺装置に
対して、電子機器の操作者が手動で設定した値が記憶さ
れる。周辺装置に対するアクセスのためのアドレスのデ
コードは、アクセス制御レジスタ39を使って行うよう
になっている。
【0065】次に、上述した第4実施例の装置の動作を
説明する。第4実施例の装置では、第1実施例の装置の
動作を説明した図9〜図12のタイムチャートにおい
て、例えば、ライトアクセスの待機周期数を“2”に変
更し、リードアクセスの待機周期数を“0”に変更し、
周辺装置21を低速化し、周辺装置22を高速化し、周
辺クロックの立ち下がりのタイミングを何らかの制御で
使う場合の適切な動作がなされる。そのため、第1実施
例、第2実施例および第3実施例の効果に加えて、より
きめ細かなアクセス制御にも対応できるという効果が得
られる。
【0066】尚、第4実施例では、アクセス制御レジス
タ39において、1つのアドレスに対して1つの待機周
期数を設定するようにしたが、これに限らず、1つのア
ドレスに対しても複数の待機周期数を設定するようにし
て種々の状況に応じて動作を変更できるようにしてもよ
い。また、待機周期数とデューティー比とをそれぞれ別
個に設定する場合に限らず、1回のライトアクセスで同
時に変更できるようにしてもよい。また、アクセス制御
レジスタ39に対するライトアクセスに限らず、リード
アクセスも可能とし、設定内容を確認できるようにして
もよい。
【0067】尚、本発明は、上述した実施例に限定され
ず、その要旨の範囲内で種々の変更ができることはもち
ろんである。例えば、上述した各実施例では、AMBA
仕様の場合ついて説明したが、この仕様に限らず、本発
明は、アクセス等の処理の期間が固定のクロック周期に
制限されるようなすべての場合に適用できるものであ
る。また、処理もアクセスに限らず、いかなる処理にも
適用できる。とにかく、システムクロックを分周して周
辺クロックなるクロックをつくって、それによって周辺
の装置を動作させ、その動作の期間中にシステム側を待
機させるというのが本発明の思想である。
【0068】よって、周辺クロックの分周比を決定する
具体的な手段は、待機数設定回路による待機周期数を決
定する手段に限らず、周辺クロックを出力する手段は、
クロック制御回路に限らず、システムバスを待機させる
具体的な手段は、計数値生成部と制御信号保持回路とに
限らず、これらを慣用的な方法によって他の手段に置き
換えた装置は、本発明の範囲に含まれる。すなわち、こ
れらの手段のいかんにかかわらない本発明方法が本発明
の要旨である。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
システムバスと周辺バスを接続するバスブリッジ回路に
おいて、アドレスによってシステムクロックに対する周
辺クロックの分周比と、状態制御部の状態を保持するシ
ステムクロック周期数である待機周期数を決定し、周辺
装置に対するアクセス等の処理を行うタイミングを調整
するようにしたので、システムクロックの周波数を落と
さずに、アクセス等の処理時間の延長を調節することが
可能になる。また、アドレスに対する待機周期数の設定
を変更できるようにすることにより、周辺装置の変更が
あった場合でも、変更後の周辺装置の動作性能に応じた
適切なアクセス等の処理ができる。さらに、周辺クロッ
クの立ち下がりのタイミングをデューティー比の変更に
より変更できるようにして、これを種々の制御のタイミ
ングに使用することができる。さらに、また、これらを
総合してよりきめ細かな処理すなわちシステム側と周辺
側とを密接に協調させて両者の処理能力を十分に生か
し、できるだけ早期に処理を完了できるような制御を実
現することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバスブリッジ回路を備えたデータ処理
装置の全体構成の説明図である。
【図2】本発明のバスブリッジ回路のアクセス制御装置
の第1実施例の説明図である。
【図3】図2のAPB出力信号部の構成の説明図であ
る。
【図4】図2の状態制御部の構成の説明図である。
【図5】図2のバスサイクル終了信号生成部の構成の説
明図である。
【図6】図2の待機数設定回路の構成の説明図である。
【図7】図2の計数値生成部の構成の説明図である。
【図8】状態制御部の状態遷移の説明図である。
【図9】周辺装置に対するライト・リードの連続アクセ
ス(その1)を説明するタイムチャートである。
【図10】周辺装置に対するライト・リードの連続アク
セス(その2)を説明するタイムチャートである。
【図11】周辺装置に対するライト・リードの連続アク
セス(その3)を説明するタイムチャートである。
【図12】周辺装置に対するライト・リードの連続アク
セス(その4)を説明するタイムチャートである。
【図13】本発明のバスブリッジ回路のアクセス制御装
置の第2実施例の説明図である。
【図14】計数最大値を0とした場合の動作を説明する
タイムチャートである。
【図15】本発明のバスブリッジ回路のアクセス制御装
置の第3実施例の説明図である。
【図16】分周比が奇数で計数最大値が偶数の場合の第
3実施例の装置の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図17】分周比が偶数で計数最大値が奇数の場合の第
3実施例の装置の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図18】デューティー設定値を計数最大値と等しくし
た場合の第3実施例の装置の動作を説明するタイムチャ
ートである。
【図19】本発明のバスブリッジ回路のアクセス制御装
置の第4実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 システムバス(第1のバス) 2 周辺バス(第2のバス) 3 バスブリッジ回路 32 状態制御部 34 待機数設定回路 35 計数値生成部 36 制御信号保持回路 37 クロック制御回路 39 アクセス制御レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/42 350 G06F 13/36 320 WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の周辺装置が接続されている周辺バ
    スに、システムバスからシステムクロックに同期させて
    送られてくる今回のアクセス要求に含まれる少なくとも
    制御信号及び前記いずれかの周辺装置を特定するための
    アドレスデータを周辺出力信号部により保持し、出力す
    るバスブリッジ回路のアクセス制御方法において、 前記アドレスデータに基づいて前記周辺装置の動作クロ
    ックを決定するための待機周期数を設定し、該待機周期
    数に対応させて前記システムクロックを分周して得た前
    記動作クロックと前記周辺出力信号部で保持した制御信
    号及びアドレスデータを前記周辺バスに出力させ、 前記周辺バスが前記今回のアクセス要求に対応するアク
    セス状態の時に前記システムバスから連続して次回のア
    クセス要求を受けると該アクセス要求に含まれるアドレ
    スデータに基づいてその特定される周辺装置の動作クロ
    ックを決定するための次回待機周期数を設定すると共
    に、前記周辺出力信号部に前記次回のアクセス要求に含
    まれる制御信号及びアドレスデータを保持させ、かつ前
    記周辺バスを前記今回のアクセス要求に対応するアクセ
    ス状態に保持させ、 前記周辺バスの前記今回のアクセス要求に対するバスサ
    イクルが終了すると前記次回待機周期数に対応させて前
    記システムクロックを分周して得た動作クロックと前記
    周辺出力信号部で保持した次回アクセス要求の前記制御
    信号及びアドレスデータを前記周辺バスに出力する、 ことを特徴とするバスブリッジ回路のアクセス制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記アドレスにかかわらず電子機器の外
    部から所望のデューティー比を設定し、前記システム
    スのシステムクロックを分周して前記周辺バスに出力さ
    れる動作クロックを、その連続する立ち上がりエッジ間
    の時間の、前記デューティー比で決定される時間で立ち
    下げることを特徴とする請求項1記載のバスブリッジ回
    路のアクセス制御方法。
  3. 【請求項3】 システムバスと複数の周辺装置が接続さ
    れている周辺バスとの間に配され、前記システムバスか
    らシステムクロックに同期して送られてくる今回のアク
    セス要求に含まれる少なくとも制御信号及びいずれかの
    周辺装置を特定するためのアドレスデータを前記周辺バ
    スに出力する周辺出力信号部と、前記システムバスと前
    記周辺バスとの間を前記今回のアクセス要求に対応する
    アクセス状態に制御する状態制御部とを備えるバスブリ
    ッジ回路において、 前記今回のアクセス要求に対する前記周辺バスのバスサ
    イクルが終了するまで前記状態制御部を前記アクセス状
    態に保持する制御信号保持回路と、 前記アドレスデータに基づいて前記周辺装置の動作クロ
    ックを決定するための待機周期数を設定すると共に、前
    記システムバスから連続して次回のアクセス要求を受け
    ると該アクセス要求に含まれるアドレスデータに基づい
    てその特定される周辺装置の動作クロックを決定するた
    めの次回待機周期数を設定する待機数設定回路と、 前記待機周期数及び前記次回待機周期数が供給されると
    前記システムクロックをそれぞれ分周して得た各動作ク
    ロックを前記周辺バスに出力するクロック制御回路と、 前記今回のアクセス要求に対する前記バスサイクルが終
    了すると前記次回待機周期数を前記クロック制御回路に
    供給する計数値生成部とを含み、 前記次回のアクセス要求を受けると該アクセス要求の少
    なくとも制御信号及びアドレス信号を前記周辺出力信号
    部に保持させることを特徴とするバスブリッジ回路。
  4. 【請求項4】 前記クロック制御回路は、前記アドレス
    データにかかわらず電子機器の外部から所望のデューテ
    ィー比を設定し、前記システムバスのシステムクロック
    を分周して前記周辺バスに出力する動作クロックを、そ
    の連続する立ち上がりエッジ間の時間の、所望のデュー
    ティー比で決定される時間で立ち下げることを特徴とす
    る請求項記載のバスブリッジ回路
JP2002028456A 2002-02-05 2002-02-05 バスブリッジ回路及びそのアクセス制御方法 Expired - Fee Related JP3510618B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002028456A JP3510618B2 (ja) 2002-02-05 2002-02-05 バスブリッジ回路及びそのアクセス制御方法
US10/252,419 US7500042B2 (en) 2002-02-05 2002-09-24 Access control device for bus bridge circuit and method for controlling the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002028456A JP3510618B2 (ja) 2002-02-05 2002-02-05 バスブリッジ回路及びそのアクセス制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003228549A JP2003228549A (ja) 2003-08-15
JP3510618B2 true JP3510618B2 (ja) 2004-03-29

Family

ID=27654655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002028456A Expired - Fee Related JP3510618B2 (ja) 2002-02-05 2002-02-05 バスブリッジ回路及びそのアクセス制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7500042B2 (ja)
JP (1) JP3510618B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100560761B1 (ko) * 2003-07-08 2006-03-13 삼성전자주식회사 인터페이스 변환 시스템 및 그 방법
FR2870368B1 (fr) * 2004-01-27 2006-12-15 Atmel Corp Procede et dispositif pour piloter de multiples peripheriques avec des frequences d'horloge differentes dans un circuit integre
WO2005074135A1 (en) * 2004-01-27 2005-08-11 Atmel Corporation Method and apparatus for driving multiple peripherals with different clock frequencies in an integrated circuit
US7606960B2 (en) * 2004-03-26 2009-10-20 Intel Corporation Apparatus for adjusting a clock frequency of a variable speed bus
KR100826496B1 (ko) 2007-02-06 2008-05-02 삼성전자주식회사 반도체 집적 회로 장치 및 그 동작 방법
KR101328944B1 (ko) 2007-02-22 2013-11-13 엘지전자 주식회사 제어 정보 처리 장치 및 방법
DE112008001143T5 (de) * 2007-04-27 2010-11-04 Atmel Corporation, San Jose Serialisierung von Daten in einer Multi-Chip-Busimplementierung
US7761632B2 (en) * 2007-04-27 2010-07-20 Atmel Corporation Serialization of data for communication with slave in multi-chip bus implementation
US7769933B2 (en) * 2007-04-27 2010-08-03 Atmel Corporation Serialization of data for communication with master in multi-chip bus implementation
US7814250B2 (en) * 2007-04-27 2010-10-12 Atmel Corporation Serialization of data for multi-chip bus implementation
US7743186B2 (en) * 2007-04-27 2010-06-22 Atmel Corporation Serialization of data for communication with different-protocol slave in multi-chip bus implementation
FR2916873B1 (fr) * 2007-05-29 2009-09-18 Schneider Electric Ind Sas Dispositif de controle de communication entre un module et un bus de transmission
US8402188B2 (en) * 2008-11-10 2013-03-19 Micron Technology, Inc. Methods and systems for devices with a self-selecting bus decoder
US9286257B2 (en) 2011-01-28 2016-03-15 Qualcomm Incorporated Bus clock frequency scaling for a bus interconnect and related devices, systems, and methods
CN113704147B (zh) * 2021-10-28 2022-02-18 苏州浪潮智能科技有限公司 多控制器通信方法、装置、计算机设备和存储介质

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03248236A (ja) * 1990-02-26 1991-11-06 Mitsubishi Electric Corp ウエイトコントロール装置
JPH06314255A (ja) 1993-04-28 1994-11-08 Kawasaki Steel Corp コンピュータシステム
JP3490131B2 (ja) * 1994-01-21 2004-01-26 株式会社ルネサステクノロジ データ転送制御方法、データプロセッサ及びデータ処理システム
JP3565603B2 (ja) 1995-02-06 2004-09-15 富士通株式会社 マイクロコントローラシステム及びマイクロコントローラ
US5623648A (en) * 1995-08-30 1997-04-22 National Semiconductor Corporation Controller for initiating insertion of wait states on a signal bus
US6023776A (en) * 1996-03-22 2000-02-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Central processing unit having a register which store values to vary wait cycles
WO1998038571A1 (fr) * 1997-02-27 1998-09-03 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Processeur de donnees
FR2773625B1 (fr) * 1998-01-13 2003-01-03 Sgs Thomson Microelectronics Microcontroleur a vitesse de fonctionnement amelioree
GB2339369B (en) 1998-07-09 2003-06-18 Advanced Risc Mach Ltd Apparatus and method for controlling timing of transfer requests within a data processing apparatus
US6356987B1 (en) * 1999-03-10 2002-03-12 Atmel Corporation Microprocessing device having programmable wait states
US6571308B1 (en) * 2000-01-31 2003-05-27 Koninklijke Philips Electronics N.V. Bridging a host bus to an external bus using a host-bus-to-processor protocol translator
US6658508B1 (en) * 2000-01-31 2003-12-02 Koninklijke Philips Electronics N.V. Expansion module with external bus for personal digital assistant and design method therefor
US6633994B1 (en) * 2000-02-22 2003-10-14 International Business Machines Corporation Method and system for optimizing data transfers between devices interconnected by buses operating at different clocking speeds
US6594718B1 (en) * 2000-04-29 2003-07-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Arbitration scheme for equitable distribution of bandwidth for agents with different bandwidth requirements
US6751723B1 (en) * 2000-09-02 2004-06-15 Actel Corporation Field programmable gate array and microcontroller system-on-a-chip
JP2002091905A (ja) * 2000-09-20 2002-03-29 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置およびアクセスウェイト数変更プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6810460B1 (en) * 2001-02-15 2004-10-26 Lsi Logic Corporation AMBA bus off-chip bridge
US6434082B1 (en) * 2001-03-13 2002-08-13 International Business Machines Corporation Clocked memory device that includes a programming mechanism for setting write recovery time as a function of the input clock
US6876941B2 (en) * 2001-04-12 2005-04-05 Arm Limited Testing compliance of a device with a bus protocol
US20030110306A1 (en) * 2001-12-10 2003-06-12 International Business Machines Corporation Method and system for use of a field programmable gate array (FPGA) cell for controlling access to on-chip functions of a system on a chip (SOC) integrated circuit

Also Published As

Publication number Publication date
US7500042B2 (en) 2009-03-03
US20030149826A1 (en) 2003-08-07
JP2003228549A (ja) 2003-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3510618B2 (ja) バスブリッジ回路及びそのアクセス制御方法
EP1356468B1 (en) Method for programming memory controller in a high performance microprocessor
US11768607B1 (en) Flash controller for ASIC and control method therefor
KR20110021982A (ko) 메모리 서브시스템에서 쓰기 레벨화를 구현하는 장치 및 방법
JP2009163758A (ja) クロックの異なるバス間におけるデータ転送
JP2003114864A (ja) データ転送制御回路
JP2762138B2 (ja) メモリコントロールユニット
JP6200503B2 (ja) 遅延ロック・ループを使用するメモリ・デバイスのための省電力の装置及び方法
EP1902403A1 (en) Integrated circuit and method of securing access to an on-chip memory.
US20040064748A1 (en) Methods and apparatus for clock domain conversion in digital processing systems
JP3800164B2 (ja) 情報処理装置、情報記憶装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US6571106B1 (en) Method and apparatus for glitchless signal generation
US9367495B1 (en) High speed integrated circuit interface
JPH09185427A (ja) クロック位相調整回路およびクロック位相調整方法
JP4114749B2 (ja) メモリ制御装置および電子装置
JP2507955B2 (ja) 同期式バスインタフェ―ス装置
JP2003067324A (ja) インタフェース回路
CN117420342B (zh) 多通道采集方法、装置、系统、fpga及采样示波器
KR100800665B1 (ko) 중앙처리장치와 주변 장치들간의 인터페이스를 위한 장치
CN117149675A (zh) 接口转换电路、方法、集成芯片、电子设备及存储介质
JP2004157646A (ja) 集積回路の検証装置、検証方法および集積回路検証用のインターフェースモデルの生成方法
JP2001034357A (ja) クロック周波数制御装置
JPH11126480A (ja) 半導体装置
JPS61183764A (ja) ダイレクトメモリアクセス制御方式
JPH1021186A (ja) コンピュータシステムおよびバスコントローラ

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3510618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees