JP3510067B2 - 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 - Google Patents
塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物Info
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重合体用安定剤及び安定化された塩素含有重合体組成物
に関するもので、より詳細には塩素含有重合体に対する
熱安定化作用が向上した安定剤に関する。
ト)と水酸基含有化合物との組み合わせが、塩素含有重
合体の熱安定剤として優れていることは、古くから知ら
れており、本出願人の提案にかかる特公昭52−328
99号公報には、細孔容積が0.5ml/g以上のケイ
酸塩に、水酸基と炭素数との積が6以上の有機化合物を
細孔中に含有せしめた安定剤組成物が記載されている。
特定のX線回折像を有する微結晶カルシウムシリケート
が、熱安定化作用に優れた樹脂配合剤となることが記載
されている。
して熱安定化作用を有することも古くから知られてお
り、例えば、特開昭55−80445号公報には、塩素
含有重合体等の100重量部に対して、ハイドロタルサ
イトを0.01〜5重量部配合することが記載されてい
る。
わせを塩素含有重合体の安定剤として使用することも既
に公知であり、特開平5−179090号公報には、塩
素含有重合体100重量部当たり過塩素酸基含有ハイド
ロタルサイト0.05乃至10重量部及びアルミニウム
もしくはアルカリ土類金属のケイ酸塩0.001乃至3
重量部を含有する安定化された樹脂組成物が記載されて
いる。
は、塩化ビニル樹脂100重量部当たりハイドロタルサ
イト0.05乃至10重量部及びアルカリ土類金属酸化
物当たりのシリカのモル比が2.2乃至8のアルカリ土
類金属のケイ酸塩0.001乃至3重量部を含有する電
線被覆用塩化ビニル樹脂組成物が記載されている。
安定剤は、非鉛系でありながら、ある程度の熱安定化作
用を示すという点では評価に値するが、何れも少量の配
合で高い熱安定化作用を達成するという点では未だ改善
の余地がある。
も、特定の組成とX線回折像とを有する微結晶カルシウ
ムシリケートを選択し、これをハイドロタルサイトと組
み合わせるときには、熱安定性が顕著に向上することを
見いだした。
シリケートと多価アルコールとから複合物を形成し、こ
れをハイドロタルサイトと組み合わせるときには、熱安
定性が更に向上することを見いだした。
熱安定性を有する塩素含有重合体用安定剤を提供するに
ある。
するともに、電気絶縁性にも優れており、電線被覆材と
して有用な塩素含有重合体組成物を提供するにある。
一般式(1) CaO・xSiO2・nH2O ‥‥(1) 式中、xは0.5乃至2.0の数であり、nは2.5以
下の数である、で表される化学組成を有し且つ面間隔
3.01乃至3.08オングストローム、面間隔2.7
8乃至2.82オングストローム及び面間隔1.81乃
至1.84オングストロームにX線回折像を有する微結
晶カルシウムシリケートと、(B)ハイドロタルサイト
とを、5:95乃至95:5の重量比で含有することを
特徴とする塩素含有重合体用安定剤が提供される。
下の数である、で表される化学組成を有し且つ面間隔
3.01乃至3.08オングストローム、面間隔2.7
8乃至2.82オングストローム及び面間隔1.81乃
至1.84オングストロームにX線回折像を有する微結
晶カルシウムシリケートと多価アルコールとを20:8
0乃至80:20の重量比で含有する複合物と、(B)
ハイドロタルサイトとを、5:95乃至95:5の重量
比で含有することを特徴とする塩素含有重合体用安定剤
が提供される。
0重量部当たり、(A)一般式(1) CaO・xSiO2・nH2O ‥‥(1) 式中、xは0.5乃至2.0の数であり、nは2.5以
下の数である、で表される化学組成を有し且つ比表面積
が60乃至200m2/gの範囲にある微結晶カルシウ
ムシリケート或いは(C)上記微結晶カルシウムシリケ
ートと多価アルコールとを20:80乃至80:20重
量比で含有する複合物0.2乃至10重量部、(B)ハ
イドロタルサイトを、0.1乃至10重量部で含有する
ことを特徴とする安定化された塩素含有重合体組成物が
提供される。
して、(A)一般式(1) CaO・xSiO2・nH2O ‥‥(1) 式中、xは0.5乃至2.0の数であり、nは2.5以
下の数である、で表される化学組成を有し且つ面間隔
3.01乃至3.08オングストローム、面間隔2.7
8乃至2.82オングストローム及び面間隔1.81乃
至1.84オングストロームにX線回折像を有する微結
晶カルシウムシリケートを選択する。
した特開平4−15237号公報に記載されて公知のも
のであるが、本発明では、この微結晶カルシウムシリケ
ートを選択して、これをハイドロタルサイトと組み合わ
せることにより、後述する表3等の実施例に示すとお
り、熱安定性を顕著に向上させることができる。
て、ハイドロタルサイト2重量部を他の安定助剤との組
み合わせで配合した組成物(比較例3)は、後述する表
4に示すとおり、190℃で約100分の黒化時間(黒
色に着色するまでの時間)、コンゴーレッド法で求めて
264分の塩化水素捕捉時間を示すのに対して、上記安
定剤に0.5重量部のゾノトライト型ケイ酸カルシウム
を添加した場合(比較例4)には、ケイ酸カルシウム未
配合の場合と同様に、約100分の黒化時間と265分
の塩化水素捕捉時間を示すにすぎない。これに対して、
上記微結晶カルシウムシリケートを上記と同様に0.5
重量部添加すると(実施例7)、黒化時間は約160分
に延長されると共に、塩化水素捕捉時間も312分に延
長されるのであって、本発明による微結晶カルシウムシ
リケートの選択の意義が明らかとなる。
ートとハイドロタルサイトとを組み合わせることの意義
は、後述する表5を参照することによっても明らかとな
る。即ち、微結晶カルシウムシリケート0.5重量部を
他の安定助剤と組み合わせで用いた場合(比較例7)、
190℃で加熱10分後には、亜鉛バーニングによると
思われる黒化を生じ、塩化水素捕捉時間も11分にすぎ
ないのに対して、3重量部のハイドロタルサイトを組み
合わせると(実施例11)、190℃で加熱180分後
にも黒化を発生せず、塩化水素捕捉時間も493分とい
う驚くべき長い時間に延長されるのである。また、ハイ
ドロタルサイト未配合の場合に比して、体積抵抗率の値
から考えて電気絶縁性も1桁以上高いオーダーに向上し
ており、本発明の安定剤を含む塩素含有重合体組成物が
電線被覆材として有用であることが了解される。
ケートと多価アルコールとを、例えば湿式共粉砕による
複合物の形で使用することにより、夫々を単なる混合物
として使用する場合に比して、相乗的に熱安定性を向上
させることができる。例えば、表6に示すとおり、微結
晶カルシウムシリケートと多価アルコールとハイドロタ
ルサイトとを単に塩化ビニル樹脂にブレンドした場合
(実施例16)、この樹脂組成物の黒化時間は約120
分で、塩化水素捕捉時間も158分にすぎないのに対し
て、微結晶カルシウムシリケートと多価アルコールとを
予め複合物の形にしておくことにより(実施例14)、
同じ量比でありながら、樹脂組成物の黒化時間を約14
0分、塩化水素捕捉時間も192分に延長することがで
きる。
般式(1)で表される化学組成と、前述したX線回折像
とを有している。この一般式において、xは0.5乃至
2.0の数であるが、0.7乃至1.2の範囲にあるこ
とが好ましい。また、nは2.5以下の数であるが、
0.5乃至1.0の範囲にあることが好ましい。
きいときには、上記範囲内にある場合に比して熱安定性
が低下する傾向があり、一方、この範囲を越えて小さい
場合には、上記範囲内にある場合に比して初期着色傾向
が増大する場合がある。この微結晶カルシウムシリケー
トは、若干水和している方が、熱安定化の活性が大きく
なる傾向があるが、水和量が余りにも多くなると、樹脂
の発泡傾向があるので好ましくない。
トのX線回折像を図1に示す。この微結晶カルシウムシ
リケートと化学組成が近いゾノトライトのX線回折像を
図2に示す。これらの対比から、本発明で用いるカルシ
ウムシリケートは、微細結晶であることが理解される。
ートのX線回折像について、その3強線を示すと、下記
表1
る、のとおりとなるが、その最強ピークがかなりブロー
ドなものとなっていることが図1から明らかである。
式(3) nλ = 2dhkl Sinθ ‥‥(3) 式中、nは次数であり、λはX線の波長であり、dhkl
は結晶の(hkl)の面間隔であり、θは回折角であ
る、を満足するとき、干渉に強度ピークが現れることが
知られており、この干渉ピークの鋭さと結晶の大きさと
の間にも、下記のScherrerの式(4) Lhkl = Kλ/Hcosθ …(4) 式中、Lhkl は結晶の(hkl)面に垂直な方向の寸
法、Kは約0.9の定数、Hは干渉ピークの半価幅(ラ
ジアン)、λ及びθは前記式(1)と同一である、で表
される関係がある。
間隔3.01〜3.08オングストローム)の回折ピー
クの半価幅を求め、この半価幅から、前記式(4)によ
り、結晶子のサイズを算出すると、面指数040の結晶
子サイズは、60乃至120Åの範囲に一般に抑制され
ている。
は、結晶の表面を通して発現されるものであり、結晶子
のサイズが小さくなれば、その表面積は当然大きくなる
から、本発明で用いる微結晶カルシウムシリケートが熱
安定化作用に優れていることが容易に了解されるもので
ある。
トは、下記式(2) IS=tanθ2/tanθ1 ‥‥(2) 式中、θ1は面間隔3.01乃至3.08オングストロ
ームのX線回折ピークにおけるピーク垂線と挟角側接線
とがなす角度、θ2は上記ピークにおいてピーク垂線と
広角側接線とがなす角度を示す、で定義される積層不整
指数(IS)が1.75以上、特に1.8乃至2.0の
範囲にあることが好ましい。本発明で用いる微結晶カル
シウムシリケートは、前述したX線回折像からも明らか
なとおり、層状の微細結晶であるが、上記の積層不整指
数とは、層のC軸方向の積み重ねが不規則である程度を
示すものであり、この値が大きいほど、不規則性が大き
いことを示している。本発明に用いる微結晶カルシウム
シリケートは、積層が不規則的であるため、活性表面が
大きく、塩素含有重合体の安定化作用に優れているもの
である。
トは、一般に40μm以上の粒度のものが全体の10重
量%以下で且つ20μm以下の粒度のものが全体の50
重量%以上であるような粒度分布を有していることが、
塩素含有重合体への均一な分散と熱安定化効果の点で好
ましい。また、この微結晶カルシウムシリケートは、上
記の粒子構造に関連して、60乃至200m2/g、特
に70乃至150m2/gの比較的大きな比表面積、
0.5ml/g以上、特に1.0乃至4.0ml/gの
細孔容積、及び50乃至250ml/100g、特に8
0乃至200ml/100gの吸油量を有している。
質の活性ケイ酸を石灰乳中で微粉砕することにより製造
できるが、勿論この製造法に限定されない。
属塩は、ケイ酸の周期律表第二族金属塩が、塩化亜鉛に
対しマスキング乃至キレート作用を有する有機配合剤を
細孔内或いは表面に保持するものであることが好まし
い。
コール、フェノール類、β−ケト酸エステルまたはβ−
ジケトンが好ましく、その適当な例は次の通りである。
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリエチレングリコール、トリメチレングリ
コール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ジグ
リセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリト
ール、マンニトール、ソルビトール、トリメチロールプ
ロパン、ジトリメチロールプロパン、トリスイソシアヌ
レート、ジペンタエリスリトールアジペート等を挙げる
ことができる。
ば、ビスフェノールA、ビスフェノールB、ビスフェノ
ールF、2,6−ジフェニル−4−オクタデシロキシフ
ェノール、ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)−プロピオネート、ジステアリル
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホ
スホネート、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−
ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、1,6−ヘキサメチレンビス〔(3,5−ジ第三
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アミ
ド〕、ビス〔3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三
ブチルフェニル)ブチリックアシッド〕グリコールエス
テル、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−ト
リス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−第三ブ
チルベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドルキシベンジル)イ
ソシアヌレート、トリエチレングリコールビス〔(3−
第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プ
ロピオネート〕などがあげられる。
しては、例えば、1,3−シクロヘキサジオン、メチレ
ンビス−1,3ーシクロヘキサジオン、2−ベンジル−
1,3−シクロヘキサジオン、アセチルテトラロン、パ
ルミトイルテトラロン、ステアロイルテトラロン、ベン
ゾイルテトラロン、2−アセチルシクロヘキサノン、2
−ベンゾイルシクロヘキサノン、2−アセチル−1,3
−シクロヘキサンジオン、ビス(ベンゾイル)メタン、
ベンゾイル−p−クロルベンゾイルメタン、ビス(4−
メチルベンゾイル)メタン、ビス(2−ヒドロキシベン
ゾイル)メタン、ベンゾイルアセトン、トリベンゾイル
メタン、ジアセチルベンゾイルメタン、ステアロイルベ
ンゾイルメタン、パルミトイルベンゾイルメタン、ラウ
ロイルベンゾイルメタン、ジベンゾイルメタン、ビス
(4−クロルベンゾイル)メタン、ビス(メチレン−
3,4−ジオキシベンゾイル)メタン、ベンゾイルアセ
チルフェニルメタン、ステアロイル(4−メトキシベン
ゾイル)メタン、ブタノイルアセトン、ジステアロイル
メタン、アセチルアセトン、ステアロイルアセトン、ビ
ス(シクロヘキサノイル)−メタン及びジピバロイルメ
タン等を用いることが出来る。
使用され、ケイ酸の周期律表第二族金属塩当たり1乃至
250重量%、特に10乃至200重量%、最も好適に
は100乃至200重量%配合されていることが望まし
い。
ルシウムシリケートと多価アルコールとを20:80乃
至80:20、特に30:70乃至60:40の重量比
で含有する複合物の形で使用する。上記の複合物は、塩
素含有重合体の熱安定性を顕著に向上させうると共に、
初期着色や亜鉛バーニングを防止し、移行性も小さいと
いう利点を与える。この複合物は、一般に多価アルコー
ルと微結晶カルシウムシリケートとを湿式及び乾式で共
粉砕することにより得られる。
少ないと、初期着色や亜鉛バーニングの点で不満足とな
り、また上記範囲を上回ると、移行性が増大する傾向が
ある。多価アルコールとしては、ペンタエリスリトール
やジペンタエリスリトールが好適である。
するハイドロタルサイトは、炭酸アルミニウムマグネシ
ウム水酸化物に属する合成鉱物であり、一般式(5) M2+ xM3+ y(OH)2x+3y−2z(A++)z・aH2O …(5) 式中、M2+はMg等の2価金属イオンであり、M3+
はAl等の3価金属イオンであり、A++はCO3等の
2価アニオンであり、x,y及びzは8≧x/y≧1/4 お
よびz/x+y>1/20を満足する正数であり、aは0.25≦a/x
+y≦1.0を満足する数である。を有する複合金属水酸化
物が使用される。
れる天然鉱物であり、この鉱物及び同族類は、協和化学
工業株式会社の出願に係る特公昭47−32198号、
特公昭48−29477号及び特公昭48−29478
号公報記載の方法等により合成されるものである。
(7) Mg4.5Al2(OH)16(CO3)・3H2O …(7) で示される化合物が塩素イオンの捕捉性能に優れている
ことも既に知られており、このものを本発明の配合成分
として用いることもできる。
に分散された状態において容易にイオン交換されるとい
う特性、即ち炭酸イオンが他のアニオンでイオン交換さ
れるという性質を利用して、過ハロゲン酸素酸イオンを
導入したものを用いることもできる。
サイトを使用できるのは勿論であるが、亜鉛変性のハイ
ドロタルサイトを使用することもできる。亜鉛変性ハイ
ドロタルサイトとしては、前記一般式(5)において、
M2+の2価金属イオンがMgとZnとの組み合わせか
らなるものであり、Mg:Znの原子比が9:1乃至
1.8:1、特に3:1乃至2.5:1の範囲にあるも
のが、熱安定性と初期着色防止の点で優れている。
組み合わせでも使用することができ、前記(A)、
(B)及び(C)成分の合計量100重量部当たり、1
5乃至95重量部で使用すべきであるが、30乃至90
重量部で用いるのが好ましい。
亜鉛を、前記(A)または(C)成分及び(B)成分の
合計量100重量部当たり5乃至70重量部、特に10
乃至50重量部の量で更に配合することが好ましい。上
記(D)成分を用いることにより、暖色系の初期着色を
有効に防止することが可能となる。
至22、特に8乃至14、最も好適には8乃至12の飽
和乃至不飽和脂肪酸、例えばオクチル酸、カプリン酸、
ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸等の飽和脂肪
酸、リンデル酸、ツズ酸、ペトロセリン酸、オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸等の不飽和
脂肪酸等が使用される。ステアリン酸、パルミチン酸等
を使用することもできるが、亜鉛バーニングを防止する
には、より低級の脂肪酸が好適である。安定性の点では
飽和脂肪酸が望ましく、ラウリン酸が最も好適なもので
ある。脂肪酸は勿論ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸等の
混合脂肪酸であってもよい。
も兼ねるものであり、正塩であることが好ましい。
ール系酸化防止剤を、前記(A)または(C)成分及び
(B)成分の合計量100重量部当たり1乃至50重量
部、特に2乃至20重量部の量で用いることが好まし
い。この酸化防止剤は、連鎖反応による減成等を抑制す
るのに有用である。
しては、前に例示したもの、ビスフェノール型酸化防止
剤、立体障害性フェノール系酸化防止剤が何れも使用さ
れる。ビスフェノールAが特に好適なものである。これ
らのフェノール系酸化防止剤は、単独でも組み合わせで
も使用することができる。
ン] 本発明では更に、前記必須成分に加えて、(F)β−ケ
ト酸エステルまたはβ−ジケトンを、前記(A)または
(C)成分及び(B)成分の合計量100重量部当たり
0.5乃至30重量部、特に1乃至15重量部の量で配
合することができる。β−ケト酸エステルまたはβ−ジ
ケトンを配合することにより、熱安定性が向上すると共
に、初期着色傾向も改善される。
ジケトンは、前に例示したものであり、これらは単独で
も2種以上の組み合わせでも使用することができる。
で、或いは粒状物の形で、ワンパックの安定剤として使
用することができる。粒状物の製造には、押出成形造粒
法、噴霧造粒法、回転円盤造粒法、転動造粒法、圧縮造
粒法等のそれ自体公知の造粒法を用いることができる。
粉粒体の粒度は、粒度は目的に応じて任意に調節するこ
とができ、一般に粒径が50μm乃至5mm特に70μ
m乃至2mmの範囲にあるのが好適である。
樹脂用配合剤、例えば、着色料、無機或いは有機の充填
剤、酸化防止剤、滑剤、可塑剤、キレート化剤、抗菌
剤、光安定剤、難燃剤、衝撃強化剤等を配合することが
できる。
シリカ、焼成カオリン、酸化アルミニウム、珪酸アルミ
ニウム、チタンホワイト、リン酸チタン、リン酸ジルコ
ニウム等を、(A)乃至(D)の合計量100重量部当
たり20乃至1000重量部、特に200乃至500重
量部の量で配合することができる。
体100重量部当たり、(A)微結晶カルシウムシリケ
ート或いは(C)上記微結晶カルシウムシリケートと多
価アルコールとを20:80乃至80:20の重量比で
含有する複合物0.2乃至10重量部、特に0.5乃至
5重量部、(B)ハイドロタルサイトを、0.1乃至1
0重量部、特に0.2乃至0.5重量部の量で配合す
る。
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリ塩化ビニ
ル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、塩素
化ゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
−エチレン共重合体、塩化ビニル−プロピレン共重合
体、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩化ビニル−イソ
ブチレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合
体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイン酸三元共重合
体、塩化ビニル−スチレン−アクリロニトリル共重合
体、塩化ビニル−ブタジエン共重合体、塩素化ビニル−
塩化プロピレン共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン
−酢酸ビニル三元共重合体、塩化ビニル−アクリル酸エ
ステル共重合体、塩化ビニル−マレイン酸エステル共重
合体、塩化ビニル−メタクリル酸エステル共重合体、塩
化ビニル−アクリロニトリル共重合体、内部可塑化ポリ
塩化ビニル等の重合体、及びこれらの塩素含有重合体と
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ−3
−メチルブテンなどのα−オレフィン重合体又はエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合
体、などのポリオレフィン及びこれらの共重合体、ポリ
スチレン、アクリル樹脂、スチレンと他の単量体(例え
ば無水マレイン酸、ブタジエン、アクリロニトリルな
ど)との共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、アクリル酸エステル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、メタクリル酸エステル−ブタジエン−
スチレン共重合体とのブレンド品などを挙げることがで
きる。
100重量部当たり(D)高級脂肪酸亜鉛を0.1乃至
5.0重量部、特に0.2乃至2.0重量部で配合する
のがよく、また塩素含有重合体100重量部当たり
(E)フェノール系酸化防止剤を0.01乃至5.0重
量部、特に0.05乃至2.0重量部で配合するのがよ
い。更に、ハイドロタルサイトが亜鉛変性ハイドロタル
サイトである場合、塩素含有重合体100重量部当たり
(F)β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステルを0.0
1乃至5.0重量部、特に0.03乃至1.0重量部で
配合するのがよい。
自体公知の塩素含有重合体用配合剤をそれ自体公知の処
方に従って、配合することができる。例えば、本発明の
組成物には、可塑剤、滑剤、充填剤、着色剤、耐候安定
剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、強化剤、改質用樹脂乃至ゴム、等の公知の樹脂配合
剤を、それ自体公知の処方に従って配合できる。
剤、アジピン酸エステル系可塑剤等のエステル系可塑
剤、ポリエステル系可塑剤、燐酸エステル系可塑剤、塩
素系可塑剤、テトラヒドロフタール酸系可塑剤、アゼラ
イン酸系可塑剤、セバチン酸系可塑剤、ステアリン酸系
可塑剤、クエン酸系可塑剤、トリメリット酸系可塑剤、
ピロメリット酸系可塑剤などがあげられる。
成パラフィン、マイクロワックス、ポリエチレンワック
ス、塩素化ポリエチレンワックス等の炭化水素系のも
の、(ロ)ステアリン酸、ラウリン酸等の脂肪酸系のも
の、(ハ)ステアリン酸アミド、バルミチン酸アミド、
オレイン酸アミド、エシル酸アミド、メチレンビスステ
アロアミド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸モ
ノアミド系またはビスアミド系のもの、(ニ)ブチルス
テアレート、硬化ヒマシ油、エチレングリコールモノス
テアレート等のエステル系のもの、(ホ)セチルアルコ
ール、ステアリルアルコール等のアルコール系のもの、
(ヘ)ステアリン酸鉛、ステアリン酸カルシウム等の金
属石ケンおよび(ト)それらの混合系が一般に用いられ
る。
の塩素を含有する塩素化ポリエチレン、アクリル酸エス
テルを主体とする共重合ゴムにメチルメタクリレート、
スチレン、アクリロニトリル等の単量体をグラフト重合
した多成分系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・ス
チレン樹脂、メタルメタクリエート・ブタジエン・スチ
レン樹脂、酢酸ビニル・エチレン共重合体樹脂などが挙
げられる。
マグネシウム、アンチモン、ジルコニウム、モリブデ
ン、アルミニウム、シリカ、チタンの酸化物、水酸化
物、及び硫化物、ホウ酸亜鉛、スズ酸亜鉛、ヒドロキシ
スズ酸亜鉛、これら亜鉛化合物の金属水酸化物表面処理
品などが挙げられる。
の例に限定されるものではない。実施例における測定
は、以下の方法で行った。 (1)初期着色の評価 シート片をギヤオーブン中で190℃、10分後のシー
トの色調を目視にて判定し、下記のように示す。 1:無色 2:薄黄色 3:黄色 4:赤 (2)ギヤオーブン耐熱性 混練成形したPVCシートをオーブン中にて190℃に
加熱し、黒色に着色するまでの時間(分)を測定してシ
ートの耐熱性を評価した。 (3)熱安定性(H.T) JIS−K−6723法に準じて、180℃におけるコ
ンゴーレッド法による塩化水素捕捉性試験により測定し
た。 (4)体積抵抗率 ADVANTEST R8340を用いて、印加電圧5
00Vで体積固有抵抗を測定した。
合成方法の一例を具体的に説明する。石灰乳スラリー
(CaO分6%)498.8gと平均粒径5ミクロンの
活性ケイ酸粉末42.8gを磁性ポットミルに入れ、5
4時間摩砕反応を行い、pH10のスラリーを得た。こ
れを濾過・水洗後、110℃で乾燥し、次いで小型のサ
ンプルミルで粉砕して微粉末カルシウムシリカ複合水酸
化物(CSH)を得た。この物性を表2に示す。
と多価アルコールの摩砕混合物の合成方法の一例を具体
的に説明する。石灰乳スラリー(CaO分6%)285
gと平均粒径5ミクロンの活性ケイ酸粉末24.2gと
ジペンタエリスリトール40gを磁性ポットミルに入
れ、54時間摩砕反応を行い、pH10のスラリーを得
た。これを濾過・水洗後、110℃で乾燥し、次いで小
型のサンプルミルで粉砕して多価アルコール被覆微粉末
カルシウムシリカ複合水酸化物(CASH)を得た。こ
の物性を表2に示す。
し、厚さ0.5mmのシートを作成した。そのシートか
ら試験片を作成し初期着色、ギヤオーブン耐熱性、熱安
定性、体積抵抗率を測定した。その結果を表3に示す。 配合 重量部 ポリ塩化ビニル樹脂(重合度=1050) 100 ジオクチルフタレート 50 試料 下記表(表中の配合量は重量部)
和化学工業社製)
し、厚さ0.5mmのシートを作成した。そのシートから
試験片を作成し初期着色、ギヤオーブン耐熱性、熱安定
性、体積抵抗率を測定した。その結果を表4に示す。 配合 重量部 ポリ塩化ビニル樹脂(重合度=1050) 100 ジオクチルフタレート 50 ステアリン酸亜鉛 0.4 ビスフェノールA 0.1 ジベンゾイルメタン 0.1 アルカマイザー4 2.0 試料 下記表(表中の配合量は重量部)
し、厚さ0.5mmのシートを作成した、そのシートか
ら試験片を作成しギヤオーブン耐熱性、熱安定性、体積
抵抗率を測定した。その結果を表5に示す。 配合 重量部 ポリ塩化ビニル樹脂(重合度=1050) 100 ジオクチルフタレート 50 ステアリン酸亜鉛 0.4 ビスフェノールA 0.1 ジベンゾイルメタン 0.1 CSH 0.5 試料 下記表(表中の配合量は重量部)
し、厚さ0.5mmのシートを作成した。そのシートか
ら試験片を作成しギヤオーブン耐熱性、熱安定性、体積
抵抗率を測定した。その結果を表6に示す。 配合 重量部 ポリ塩化ビニル樹脂(重合度=1050) 100 ジオクチルフタレート 50 ステアリン酸亜鉛 0.8 ビスフェノールA 0.1 ジベンゾイルメタン 0.1 アルカマイザー4 0.5 試料 下記表(表中の配合量は重量部)
更し、乾式摩砕混合した多価アルコール被覆微粉末カル
シウムシリカ複合粒子(CASH−M)を得た。同様に
合成例2のジペンタエリスリトールをジペンタエリスリ
トールアジペートに変更し乾式摩砕混合した多価アルコ
ール被覆微粉末カルシウムシリカ複合粒子(CASH−
S)を得た。下記配合の組成物を150℃の混練ロール
で7分間混練し、厚さ0.5mmのシートを作成し、そ
のシートから試験片を作成しギヤオーブン耐熱性、熱安
定性、体積抵抗率を測定した。その結果を表7に示す。 配合 重量部 ポリ塩化ビニル樹脂(重合度=1050) 100 ジオクチルフタレート 50 ステアリン酸亜鉛 0.5 ビスフェノールA 0.1 ジベンゾイルメタン 0.01 アルカマイザー4 1.0 試料 下記表(表中の配合量は重量部)
し、厚さ0.5mmのシートを作成し、そのシートから
試験片を作成しギヤオーブン耐熱性、熱安定性、体積抵
抗率を測定した。その結果を表8に示す。 配合 重量部 塩素化塩ビ樹脂(塩素含有率67%) 100 ジオクチルフタレート 50 ステアリン酸亜鉛 0.4 ビスフェノールA 0.1 ジベンゾイルメタン 0.05 試料 下記表(表中の配合量は重量部)
でも、特定の組成とX線回折像とを有する微結晶カルシ
ウムシリケートを選択し、これをハイドロタルサイトと
組み合わせることにより、熱安定性が顕著に向上し、電
気絶縁性も向上し、しかも初期着色傾向も改善された塩
素含有重合体組成物を提供することができる。
多価アルコールとから複合物を形成し、これをハイドロ
タルサイトと組み合わせるときには、熱安定性や初期着
色防止性をも更に改善することができる。
回折像である。
の求め方を図示したものである。
Claims (15)
- 【請求項1】 (A)一般式(1) CaO・xSiO2・nH2O ‥‥(1) 式中、xは0.5乃至2.0の数であり、nは2.5以
下の数である、で表される化学組成を有し且つ面間隔
3.01乃至3.08オングストローム、面間隔2.7
8乃至2.82オングストローム及び面間隔1.81乃
至1.84オングストロームにX線回折像を有する微結
晶カルシウムシリケートと、(B)ハイドロタルサイト
とを、5:95乃至95:5の重量比で含有することを
特徴とする塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項2】 (C)一般式(1) CaO・xSiO2・nH2O ‥‥(1) 式中、xは0.5乃至2.0の数であり、nは2.5以
下の数である、で表される化学組成を有し且つ面間隔
3.01乃至3.08オングストローム、面間隔2.7
8乃至2.82オングストローム及び面間隔1.81乃
至1.84オングストロームにX線回折像を有する微結
晶カルシウムシリケートと多価アルコールとを20:8
0乃至80:20の重量比で含有する複合物と、(B)
ハイドロタルサイトとを、5:95乃至95:5の重量
比で含有することを特徴とする塩素含有重合体用安定
剤。 - 【請求項3】 微結晶カルシウムシリケートが下記式
(2) IS=tanθ2/tanθ1 ‥‥(2) 式中、θ1は面間隔3.01乃至3.08オングストロ
ームのX線回折ピークにおけるピーク垂線と挟角側接線
とがなす角度、θ2は上記ピークにおいてピーク垂線と
広角側接線とがなす角度を示す、 で定義される積層不整指数(IS)が1.75以上であ
る請求項1または2記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項4】 微結晶カルシウムシリケートが60乃至
200m2/gの比表面積、0.5ml/g以上の細孔
容積、50乃至250ml/100gの吸油量、及び
0.1乃至10μmの平均粒径を有するものである請求
項1乃至3の何れかに記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項5】 微結晶カルシウムシリケートと多価アル
コールとの複合物(C)が、微結晶カルシウムシリケー
トと多価アルコールとを湿式及び乾式で共粉砕すること
により得られたものである請求項2または3記載の塩素
含有重合体用安定剤。 - 【請求項6】 多価アルコールがペンタエリスリトール
またはジペンタエリスリトールである請求項2または5
に記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項7】 前記(A)または(C)成分及び(B)
成分の合計量100重量部当たり(D)高級脂肪酸亜鉛
を5乃至70重量部更に含有する請求項1乃至6の何れ
かに記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項8】 前記(A)または(C)成分及び(B)
成分の合計量100重量部当たり(E)フェノール系酸
化防止剤を1乃至50重量部更に含有する請求項1乃至
7の何れかに記載の塩素含有重合体用安定剤。 - 【請求項9】 ハイドロタルサイトが亜鉛変性ハイドロ
タルサイトである請求項1乃至8の何れかに記載の塩素
含有重合体用安定剤。 - 【請求項10】 前記(A)または(C)成分及び
(B)成分の合計量100重量部当たり(F)β−ジケ
トン或いはβ−ケト酸エステルを0.5乃至30重量部
更に含有する請求項9に記載の塩素含有重合体用安定
剤。 - 【請求項11】 塩素含有重合体100重量部当たり、
(A)一般式(1) CaO・xSiO2・nH2O ‥‥(1) 式中、xは0.5乃至2.0の数であり、nは2.5以
下の数である、で表される化学組成を有し且つ比表面積
が60乃至200m2/gの範囲にある微結晶カルシウ
ムシリケート或いは(C)上記微結晶カルシウムシリケ
ートと多価アルコールとを20:80乃至80:20重
量比で含有する複合物0.2乃至10重量部、(B)ハ
イドロタルサイトを、0.1乃至10重量部で含有する
ことを特徴とする安定化された塩素含有重合体組成物。 - 【請求項12】 塩素含有重合体100重量部当たり
(D)高級脂肪酸亜鉛を0.1乃至0.5重量部更に含
有する請求項11に記載の塩素含有重合体組成物。 - 【請求項13】 塩素含有重合体100重量部当たり
(E)フェノール系酸化防止剤を0.01乃至5.0重
量部更に含有する請求項11または12に記載の塩素含
有重合体組成物。 - 【請求項14】 ハイドロタルサイトが亜鉛変性ハイド
ロタルサイトである請求項11に記載の塩素含有重合体
用安定剤。 - 【請求項15】 塩素含有重合体100重量部当たり
(F)β−ジケトン或いはβ−ケト酸エステルを0.0
1乃至5.0重量部更に含有する請求項14に記載の塩
素含有重合体組成物。
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---|---|---|---|
JP33586396A JP3510067B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33586396A JP3510067B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10168263A JPH10168263A (ja) | 1998-06-23 |
JP3510067B2 true JP3510067B2 (ja) | 2004-03-22 |
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ID=18293231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33586396A Expired - Lifetime JP3510067B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 塩素含有重合体用安定剤及び塩素含有重合体組成物 |
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JP4516650B2 (ja) * | 2000-01-21 | 2010-08-04 | 水澤化学工業株式会社 | 塩素含有重合体用安定剤組成物 |
JP2002256252A (ja) * | 2001-03-01 | 2002-09-11 | Kansai Paint Co Ltd | 水性シーラー組成物 |
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-
1996
- 1996-12-16 JP JP33586396A patent/JP3510067B2/ja not_active Expired - Lifetime
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