JP3508606B2 - コイル結束機の結束良否判定装置 - Google Patents

コイル結束機の結束良否判定装置

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JP3508606B2
JP3508606B2 JP05679799A JP5679799A JP3508606B2 JP 3508606 B2 JP3508606 B2 JP 3508606B2 JP 05679799 A JP05679799 A JP 05679799A JP 5679799 A JP5679799 A JP 5679799A JP 3508606 B2 JP3508606 B2 JP 3508606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属コイルの外周
面に対してフープを巻付けたのち、かしめヘッドにてフ
ープをかしめ金具で固縛させるコイル結束機に係わり、
特に金属コイルがフープ及びかしめ金具で正しく結束さ
れているか否かを検査するコイル結束機の結束良否判定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、製鉄工場で製造された長尺の金
属帯は図11(a)に示すように、巻き取られて金属コ
イル1の状態で搬送、保管、出荷される。このままで
は、搬送、保管、出荷時に、金属コイル1が巻き戻って
しまう懸念があるので、この金属コイル1をコイル結束
機に装着して、図11(b)に示すように、金属コイル
1の外周面1aに対して、金属製のフープ2を巻付けた
のち、図11(b)に示すように、巻付けたフープ2を
かしめ金具3で固縛し、その後、フープ2の余り部分を
切断して破棄するようにしている。
【0003】この金属コイル1がフープ2及びかしめ金
具3で正しく結束されていないと、搬送、保管、出荷作
業工程で不慮の事態が発生する懸念があるので、コイル
結束機で金属コイル1がフープ2及びかしめ金具3で正
しく結束されていることをコイル結束機の作業員が目視
で確認していた。
【0004】また、作業員の負担を軽減するために、コ
イル結束機の近傍位置にITV(工業用監視カメラ)を
設置して工場の管理室で監視員がモニタ監視していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コイル
結束機の作業員が目視で確認する手法は、確実な方法で
あるが、自動でコイル結束動作を行うコイル結束機も含
めて、全てのコイル結束機に対して作業員を配置する必
要があった。また、作業員の作業負担が増加する。さら
に、良否の判定結果に各作業員の個人差がでる懸念があ
る。
【0006】一方、ITVによる監視では、監視対象の
金属コイル1の外径は様々であるので、ITVをコイル
結束機からある程度離れた位置に設置する必要がある。
その結果、管理室におけるモニター画面で十分確認でき
なかったり、監視員が結束不良を示す画面を見逃す懸念
がある。
【0007】結束不良を見逃すと、フープ外れ等によ
り、この金属コイル1に対する搬送作業時のコイル転
倒、落下などの危険、あるいは、取り扱い不能や搬送設
備故障の要因になってしまうこともある。
【0008】さらに、離れた位置からの撮影において
は、ITVで撮影された画像が日光などの光の外乱を受
けやすく、管理室におけるモニター画面に表示された画
像が画像劣化する懸念があった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、かしめヘッドに照明装置や撮影装置を搭
載することによって、たとえ日光などの光の外乱等の撮
影に影響を及ぼすような環境であっても、また、たとえ
金属コイル径が変更になったとしても、安定して映像を
撮り込んで画像処理を行うことができ、金属コイルに対
する結束状態の良否判定を自動的かつ精度良く行うこと
のできるコイル結束機の結束良否判定装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイル装着部
に装着された金属コイルの外周面に対してフープを巻付
けたのち、かしめヘッドを金属コイルの外周面に当接さ
せて、このかしめヘッドにて巻付けられたフープをかし
め金具で固縛させ、固縛動作完了後、かしめヘッドを金
属コイルの外周面から遠ざけるコイル結束機に組込まれ
た結束良否判定装置に適用される。
【0011】そして、上記課題を解消するために、本発
明の結束良否判定装置においては、かしめヘッドに搭載
され、このかしめヘッドと金属コイルの外周面との間の
距離を検出するコイル接触検知用レバーとリミットスイ
ッチとからなる距離検出機構を含み、固縛動作完了後
に、この距離検出機構が外周面との間の距離が一定距離
に達したことを検出すると撮影タイミングを出力する撮
影タイミング決定装置と、かしめヘッドに搭載され、固
縛したかしめ金具及びこのかしめ金具近傍のフープを照
明する照明装置と、かしめヘッドにおけるフープを固縛
するかしめ金具の対向位置に搭載され、撮影タイミング
決定装置から出力された撮影タイミングで前記かしめ金
具及びこのかしめ金具近傍のフープを撮影する撮影装置
と、この撮影装置で撮影されたかしめ金具及びこのかし
め金具近傍のフープの画像に対して所定の画像処理を行
い、その画像処理結果から金属コイルに対する結束状態
の良否判定を行う結束良否判定手段と、この結束良否判
定手段が不良判定を行うと警告出力する警告出力手段と
を備えている。
【0012】このように構成されたコイル結束機の結束
良否判定装置においては、撮影装置、照明装置、撮影タ
イミング決定装置がかしめヘッドに搭載されている。か
しめヘッドは、種々の外径を有する金属コイルの外周面
に当接された状態で、この金属コイルの外周面に巻付け
られたフープをかしめ金具で固縛する機能を有する。
【0013】したがって、たとえ金属コイルの径が変化
しても、いつも同じ距離、同じ角度からかしめ金具及び
その近傍のフープを撮影でき、かつ、照明も金属コイル
に結束された金具の近傍でいつも同じ距離、同じ角度で
照射されるため、撮影に十分な照度を確保することがで
き、シャッター速度を高速にすることができるため、日
光等の外乱に影響されずに安定した鮮明な映像を撮影す
ることができる。この安定した鮮明な映像をもとに画像
処理を行うことにより、高い精度の結束良否判定が得ら
れる。
【0014】また、別の発明において、先の発明の結束
良否判定装置における結束良否判定手段で判定される結
束状態の良否判定は、かしめ金具なし、かしめ金具のず
れ及びフープなしの不良判定を含むようにしている。
【0015】このように構成されたコイル結束機の結束
良否判定装置においては、金属コイルに対す良否判定が
不良判定の場合、かしめ金具なし、かしめ金具のずれ及
びフープなしの等の具体的不良内容を把握できる。
【0016】さらに、別の発明において、上述した発明
の結束良否判定装置における結束良否判定手段は、撮影
された画像の各画素を白又は黒に2値化し、白又は黒の
画素数に基づいて良否判定を行うようにしている。
【0017】さらに、別の発明において、上述した発明
の結束良否判定装置における結束良否判定手段は、撮影
された画像をパターン化し、そのパターンの形状及び重
心位置に基づいて良否判定を行うようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を用いて説明する。 (第1実施形態)図1(a)は本発明の第1実施形態の
結束良否判定装置が組込まれたコイル結束機の上面図で
あり、図1(b)は同コイル結束機の正面図であり、図
2は同コイル結束機のかしめヘッド部分を拡大した拡大
図である。
【0019】建屋の床に設置されたベース7に対して、
金属コイル1を装着するためのコイル装着部4が取付け
られている。このコイル装着部4の一端に設けられた回
動軸6にかしめヘッド5の一端が回動自在に軸支されて
いる。このかしめヘッド5の回動角θは、一端が前記ベ
ース7に取付けられた回動軸9に枢支された空圧シリン
ダ8で制御される。
【0020】この回動角θはコイル装着部4に装着する
金属コイル1の外形Dに応じて変化する。具体的には、
空圧シリンダ8のストロークを短くして、かしめヘッド
5を時計方向に回動させて、図中5‘で示す待機位置に
移動させる。次に金属コイル1をコイル装置役部4内へ
装着して、空圧シリンダ8のストロークを伸ばして、か
しめヘッド5を反時計方向に回動させて、図示するよう
にかしめヘッド5を金属コイル1の外周面1aに当接さ
せる。
【0021】コイル装着部4内には、フープ2をかしめ
ヘッド5に供給するフープ機構が収納されている。ま
た、かしめヘッド5には、図2に示すようにコイル接触
検知用バー10が上下方向に摺動自在に設けられてい
る。また、このコイル接触検知用バー10の後端10b
の位置、すなわちコイル接触検知用バー10の前端10
aの位置を検出する3個のリミットSW11a、11
b、11cが取付けられている。このコイル接触検知用
バー10は待機状態時においては、コイルバネ10cで
下方向に付勢されており、リミットSW11cが待機状
態を検出する。
【0022】空圧シリンダ8が起動して、かしめヘッド
5が金属コイル1の外周面1aに当接すると、コイル接
触検知用バー10は上方へ移動して、リミットSW11
aがコイル接触を検出する。リミットSW11aがコイ
ル接触を検出すると、フープ機構からフープ2がかしめ
ヘッド5に供給されて、フープ2が金属コイル1の外周
面1aに巻付けられる。その後、結束機構5aが作動し
て、金属コイル1の外周面1aに巻付けられたフープ2
をかしめ金具3で固縛する。そして、余分のフープ2は
切断される。
【0023】フープ2及びかしめ金具3による金属コイ
ル1に対する結束動作が終了すると、空圧シリンダ8の
ストロークが縮んで、かしめヘッド5が時計方向に回動
して待機位置へ戻る。
【0024】かしめヘッド5には、少なくとも撮影装置
としてのCCDカメラ12、照明装置としての一対のリ
ングランプ13a、13b及び撮影タイミング決定装置
としの前述したリミットSW11bが取付けられてい
る。
【0025】CCDカメラ12の撮影タイミングは、リ
ミットSW11b及びタイマにより決められる。例え
ば、かしめヘッド5が結束完了後、コイル接触検知用バ
ー10がある一定距離L(例えば150mm)だけ戻っ
た時にスイッチが入るようにリミットSW11bの上下
位置が設置されている。なお、撮影対象のかしめ金具3
を画像中心に取込むための微調整用として、図3に示す
タイマ15を使用して画像を取込むタイングを決定す
る。
【0026】すなわち、CCDカメラ12は、たとえ金
属コイル1の外径Dが変化しても、かしめ金具3及び及
びこのかしめ金具3の近傍位置を同一距離位置から撮影
する。なお、図1、図2では、CCDカメラ12は、か
しめヘッド5の横に配置されているが、横でなくても上
部または、かしめヘッド5の内部に組込むことも可能で
ある。
【0027】また、一対のリングランプ13a、13b
は、正反射防止および乱反射による映像の外乱を防止す
るため、できればかしめヘッド5の両横より、かしめ金
具3に対して鉛直方向から120度以内の角度(但し、
鉛直上を除く)から照射することが望ましい。また、リ
ングライト13a、13b以外にも棒状光源でもよく、
また、蛍光燈、白熱球、あるいはストロボでもよい。ま
た、リングライト13a、13bは1個でも複数でもか
まわない。このように、リングライト13a、13b
は、かしめヘッド5に搭載したほうが、金属コイル1の
外径Dの差や外乱となる光の影響を受けにくい。
【0028】図3は、結束良否判定装置の例えばコンピ
ユータで構成された制御部の概略構成を示すブロック図
である。
【0029】この制御部は、リングライト13a、13
bに電源を供給する照明用電源16、CCDカメラ12
により取込んだ画像を2値化処理する2値化処理部1
7、白の画素数のしきい値S1、S2、S3を記憶する
しきい値メモリ18、金属コイル1の結束状態の良否を
判定する結束良否判定部19、結束不良判定を音声で警
告出力するスピーカ20、同じく結束不良判定を表示出
力する表示部21、画像処理結果や不良判定結果を記憶
する例えばHDD等の記憶装置22及びコイル結束機本
体の動作を制御する装置本体制御部23とで構成されて
いる。
【0030】このように構成された制御部における結束
良否判定処理動作を図5の流れ図を用いて説明する。
【0031】かしめヘッド5が金属コイル1に対する結
束動作を終了して、リミットSW11bが作動して、タ
イマ15で定められた時間経過後にCCDカメラ12が
起動して、かしめ金属3及びこのかしめ金属3近傍のフ
ープ2及び外周面1aの図4(a)に示す画像を読み取
る(S1)。CCDカメラ12から入力されたデジタル
映像信号は、2値化処理部17において、判定すべきエ
リアをグレー処理により数段階(例えば256段階)の
濃淡に変換され(S2)、2値化処理により、予め設定
しておいた濃淡のしきい値(例えば140段階の濃淡よ
りも黒ければ、黒とする)により、図4(b)に示すよ
うに、黒か白の2値に変換する(S3)。
【0032】そして、図4(c)に示すように、2値化
した画像内にウインドウ24を設定して、図4(d)に
示すように、そのウインドウ24内における白(または
黒)の画素数Nをカウントし(S4)、その画素数Nに
より結束良否判定を行う。例えばかしめ金具3に銀色の
ものを使用し、フープ2に黒っぽい色のものを使用して
いる時は、しきい値メモリ18に記憶されている白の画
素数Nのしきい値S1、S2、S3(S1<S2<S
3)を読取る(S5)。
【0033】フープ2のみでかしめ金具3がない時は、
図6(a)に示すように、フープ2の色が黒いためN<
S1となり(S6)、「金具なし」の判定となり(S
7)、この「金具なし」状態をスピーカ20で音声出力
すると共に表示部21に表示出力する(S8)。さら
に、この「金具なし」の不良判定結果及び画像データを
記憶装置に書込む(S9)。この場合、装置本体制御部
23から入力された該当金属コイル1を特定するコイル
番号(ID)も同時に記憶保持される。
【0034】また、図6(b)に示すように、かしめ金
具3が緩んでいたり、下方にずれてかしめ不良になって
いたりする時は、S1<N<S2となり(S10)、
「金具ずれ、ゆるみ」判定となり(S11)、この「金
具ずれ、ゆるみ」状態をスピーカ20で音声出力すると
共に表示部21に表示出力する(S8)。さらに、この
「金具ずれ、ゆるみ」の不良判定結果及び画像データを
記憶装置に書込む(S9)。
【0035】さらに、図6(d)に示すように、フープ
2もない時は、金属コイル1の外周面1aが白っぽいた
めS3<Nとなり(S12)、「フープなし」判定とな
り(S13)、この「フープなし」状態をスピーカ20
で音声出力すると共に表示部21に表示出力する(S
8)。さらに、この「フープなし」の不良判定結果及び
画像データを記憶装置に書込む(S9)。
【0036】さらに、図6(c)に示すように、正常な
時は、S2<N<S3となる。この場合は、特に警報指
示は出さない。
【0037】このように構成されたコイル結束機の結束
良否判定装置においては、CCDカメラ12、リングラ
イト13a、13b、撮影タイミング決定装置としての
リミットSW11bがかしめヘッド5に搭載されてい
る。
【0038】したがって、たとえ金属コイル1の外径D
が変化しても、いつも同じ距離、角度からかしめ金具3
及びこのかしめ金具3近傍のフープ2と外周面1aを撮
影でる。そのため、しきい値メモリ18に記憶されてい
る各しきい値S1.S2.S3は固定値とすることがで
きる。その結果、全ての外径Dの金属コイル1に対し
て、同一処理とすることができる。
【0039】さらに、照明も金属コイル1に結束された
かしめ金具3の近傍でいつも同じ距離および同じ角度に
あるため、撮影に十分な照度を確保することができ、シ
ャッター速度を高速にすることができるため、金属コイ
ル1の外径Dの変化、日光等の外乱に影響されずに安定
した鮮明な画像を得ることができる。その結果、この安
定した鮮明な画像を基に画像処理をおこなうことによ
り、精度良く結束良否判定を自動的に行うことができ
る。
【0040】(第2実施形態)図7は、本発明の第2実
施形態に係わるコイル結束機の結束良否判定装置におけ
る制御部の概略構成を示すブロック図である。図3に示
す第1実施形態の結束良否判定装置の制御部と同一部分
は同一符号を付して詳細説明を省略する。また、コイル
結束機の機械的構成は図1、図2に示す第1実施形態と
同じである。
【0041】この第2実施形態の制御部においては、第
1実施形態の2値化処理部17の代りにパターン化処理
部27が設けられている。さらにしきい値メモリ26内
には、パターン一致率Rの限界値Rm(許容最低値)、
算出されたパターンPの重心位置G(X、Y)のX、Y
各方向の下限値X1、Y1及び上限値X2,Y2が記憶
されている。また、基準パターンメモリ25内には、金
属コイル1に対して、フープ2及びかしめ金具3が正常
に取付けられている状態の形状を示す図8(a)に示す
基準パターンP0と、この基準パターンP0の重心位置
G0(X0,Y0)が記憶されている。また、結束良否
判定部19aは、パターン化処理部27から出力された
画像のパターンPから金属コイル1の結束状態の良否を
判定する。
【0042】次に、図9の流れ図を用いて、この制御部
の処理動作を説明する。CCDカメラ12で撮影された
画像は(Q1)、パターン化処理部27で、判定すべき
エリアをグレー処理により数段階(例えば256段階)
の濃淡に変換される(Q2)。そして、かしめ金具3に
相当する領域のパターンPを読取る(Q2)。
【0043】次に、基準パターンメモリ25から基準パ
ターンP0、重心位置G0(X0,Y0)を読出す(Q
3)。また、読取ったパターンPから、このパターンP
の重心位置G(X,Y)、すなわち、かしめ金具3の位
置を算出する(Q4)。次に、読取ったパターンPと基
準パターンP0とを比較してパターン一致率Rを算出す
る(Q5)。
【0044】R=P/P0 次に、しきい値メモリ26から、パターン一致率Rの限
界値Rm(許容最低値)、算出されたパターンPの重心
位置G(X、Y)のX、Y各方向の各下限値X1、Y1
及び各上限値X2,Y2を読出す(Q6)。
【0045】算出されたターン一致率Rが例えば70%
等の限界値Rm(許容最低値)未満場合(Q7)、「か
しめ金具なし又はフープなし」と判定し(Q8)、この
「金具なし又はフープなし」状態をスピーカ20で音声
出力すると共に表示部21に表示出力する(Q9)。さ
らに、この「かしめ金具なし又はフープなし」の不良判
定結果及び画像データを記憶装置に書込む(Q10)。
この場合、装置本体制御部23から入力された該当金属
コイル1を特定するコイル番号(ID)も同時に記憶保
持される。
【0046】また、 X1<X<X2でなければ(Q1
1)、図8(b)に示すように、かしめ金具3が正常位
置から「横ずれ」していると判定する(Q12)。この
「横すれ」状態をスピーカ20で音声出力すると共に表
示部21に表示出力する(Q9)。さらに、この「横ず
れ」の不良判定結果及び画像データを記憶装置に書込む
(Q10)。
【0047】さらに、Y1<Y<Y2でなければ(Q1
3)、図8(c)に示すように、かしめ金具3が正常位
置から「縦ずれ」していると判定する(Q14)。この
「縦ずれ」状態をスピーカ20で音声出力すると共に表
示部21に表示出力する(Q9)。さらに、この「縦ず
れ」の不良判定結果及び画像データを記憶装置に書込む
(Q10)。
【0048】さらに、いずれにも該当すれば、正常と判
定する。
【0049】図10は、パターン認識処理を施した時の
かしめ金具3の重心座標(X,Y)をプロットしたデー
タである。 この例では、X方向しきい値下限X1=−
35、X方向しきい値上限X2=35およびY方向しき
い値下限Y1=−20、 Y方向しきい値上限Y2=7
0とすることで、通常の結束だけでなく、1つの金属コ
イル1に対し、2回結束を行なう2重結束時においても
結束良否判定を確実に行なうことができた。
【0050】したがって、第1実施形態の結束良否判定
装置とほぼ同様の作用効果を奏することが可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコイル結
束機の結束良否判定装置においては、かしめヘッドに照
明装置や撮影装置を搭載し、撮影装置で得られた画像に
対して全ての良否判定対象の金属コイルに対して、同一
の画像処理を実施して、結束状態の良否を判定してい
る。
【0052】したがって、たとえ日光などの光の外乱等
の撮影に影響を及ぼすような環境であっても、また、た
とえ金属コイル径が変更になったとしても、安定して映
像を撮り込んで画像処理を行うことができ、金属コイル
に対する結束状態の良否判定を自動的かつ精度良く行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の結束良否判定装置が組
込まれたコイル結束機の概略構成を示す上面図及び正面
【図2】同コイル結束機の結束良否判定装置における要
部の詳細拡大図
【図3】同結束良否判定装置の制御部の概略構成を示す
ブロック図
【図4】制御部における結束良否判定部の判定動作を説
明するための図
【図5】同制御部における結束良否判定部の判定動作を
示す流れ図
【図6】同制御部における結束良否判定部の判定結果を
示す図
【図7】本発明の第2実施形態の結束良否判定装置が組
込まれたコイル結束機における制御部の概略構成を示す
ブロック図
【図8】同制御部における結束良否判定部の判定動作を
説明するための図
【図9】同制御部における結束良否判定部の判定動作を
示す流れ図
【図10】同制御部における結束良否判定部の判定結果
を示す実測図
【図11】金属コイル及びこの金属コイルの結束状態を
示す斜視図
【符号の説明】
1…金属コイル 2…フープ 3…かしめ金具 4…コイル装着部 5…かしめヘッド 10…コイル接触検知バー 11a,11b,11c…リミットSW 12…CCDカメラ 13a,13b…リングライト 17…2値化処理部 18,26…閾値(しきい値)メモリ 19,19a…結束良否判定部 20…スピーカ 21…表示部 22…記憶装置 27…パターン化処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−215312(JP,A) 特開 昭63−138938(JP,A) 特開 平4−138306(JP,A) 実開 昭63−190004(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 27/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル装着部に装着された金属コイルの
    外周面に対してフープを巻付けたのち、かしめヘッドを
    前記金属コイルの外周面に当接させて、このかしめヘッ
    ドにて前記巻付けられたフープをかしめ金具で固縛さ
    、固縛動作完了後、かしめヘッドを前記金属コイルの
    外周面から遠ざけるコイル結束機の結束良否判定装置に
    おいて、 前記かしめヘッドに搭載され、このかしめヘッドと前記
    金属コイルの外周面との間の距離を検出するコイル接触
    検知用レバーとリミットスイッチとからなる距離検出機
    構を含み、前記固縛動作完了後に、この距離検出機構が
    前記外周面との間の距離が一定距離に達したことを検出
    すると撮影タイミングを出力する撮影タイミング決定装
    置と、 前記かしめヘッドに搭載され、前記固縛したかしめ金具
    及びこのかしめ金具近傍のフープを照明する照明装置
    と、 前記かしめヘッドにおける前記フープを固縛するかしめ
    金具の対向位置に搭載され、前記撮影タイミング決定装
    置から出力された撮影タイミングで前記かしめ金具及び
    このかしめ金具近傍のフープを撮影する撮影装置と、 この撮影装置で撮影されたかしめ金具及びこのかしめ金
    具近傍のフープの画像に対して所定の画像処理を行い、
    その画像処理結果から前記金属コイルに対する結束状態
    の良否判定を行う結束良否判定手段と、 この結束良否判定手段が不良判定を行うと警告出力する
    警告出力手段とを備えたコイル結束機の結束良否判定装
    置。
  2. 【請求項2】 前記結束良否判定手段で判定される結束
    状態の良否判定は、かしめ金具なし、かしめ金具のずれ
    及びフープなしの不良判定を含むことを特徴とする請求
    項1記載のコイル結束機の結束良否判定装置。
  3. 【請求項3】 前記結束良否判定手段は、前記撮影され
    た画像の各画素を白又は黒に2値化し、白又は黒の画素
    数に基づいて良否判定を行うことを特徴とする請求項1
    又は2記載のコイル結束機の結束良否判定装置。
  4. 【請求項4】 前記結束良否判定手段は、前記撮影され
    た画像をパターン化し、そのパターンの形状及び重心位
    置に基づいて良否判定を行うことを特徴とする請求項1
    又は2記載のコイル結束機の結束良否判定装置。
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