JP3507724B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP3507724B2
JP3507724B2 JP7333199A JP7333199A JP3507724B2 JP 3507724 B2 JP3507724 B2 JP 3507724B2 JP 7333199 A JP7333199 A JP 7333199A JP 7333199 A JP7333199 A JP 7333199A JP 3507724 B2 JP3507724 B2 JP 3507724B2
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cooler
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章 横江
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Defrosting Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に使われる
冷媒について、特にR600aの様な可燃性冷媒を使用
したときに問題となる冷媒漏洩時に、除霜用のラジアン
トヒータが着火源となって発火の原因となる事を回避す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、クロロフルオロカーボン(以下C
FCと称する)の影響によるオゾン層破壊及び地球温暖
化等の環境問題が注目されている。このような観点よ
り、冷媒であるCFCの全廃が極めて重要なテーマとな
っていた。国内ではCFCをハイドロクロロフルオロカ
ーボン(以下HCFCと称する)やハイドロフルオロカ
ーボン(以下HFCと称する)への転換が終了している
が、一方で可燃性はあるが地球温暖化への影響が極めて
少ないハイドロカーボン(以下HCと称する)への展開
も図られている。
【0003】例えば、1993年2月にベルギーで行わ
れたIIR−IIFのコミッションB1/2の予稿集の
P281〜P291には家庭用冷蔵庫にHCであるプロ
パン(R290)やイソブタン(R600a)が適用で
きる事が示されている。
【0004】以下、図面を参照しながらこの様な可燃性
冷媒を適用した場合の現状冷蔵庫について説明する。
【0005】図10は、実公平4−34383号公報に
示されている冷蔵庫の縦断面図であり、図11は図10
の除霜装置を示す正面断面図である。
【0006】1は冷蔵庫本体、2は冷凍室、3は冷蔵
室、4は仕切壁であり冷凍室2と冷蔵室3を仕切ってい
る。冷凍室2の奥背面部には冷却器5が設けられてお
り、この冷却器5の上部にファン6、下部には排水樋7
が設置されている。又、排水樋7の内側には冷却器5に
付着した霜を除去するラジアントヒータ8が設けられて
いる。
【0007】このラジアントヒータ8の上部と前記冷却
器5との間には除霜水がラジアントヒータ8に直接当た
らないように保護カバ9が保持されている。
【0008】排水樋7は例えばポリプロピレン樹脂の射
出成形品であり、内側にラジアントヒータ8の保持部7
aを一体に形成している。また、排水樋7の内面は、ほ
ぼ全域に亘り熱反射用のアルミ箔11を貼り付けてい
る。保護カバ9は例えばアルミ板で作られている。
【0009】次に、上記構成の動作について説明する。
冷蔵庫本体1が一定時間運転されると、一般的には積算
タイマ等の運転時間積算手段により、所定の運転時間が
積算され、自動的に冷却運転から除霜運転に切り替わり
ラジアントヒータ8に通電される。通電されるとラジア
ントヒータ8が発熱し、雰囲気温度が上昇し自然対流に
より、上部に設けられている冷却器5部に上昇してい
く。
【0010】一方輻射熱は、前記保護カバ9、アルミ箔
10により反射され雰囲気を更に加熱し、一部は冷却器
5を直接加熱し除霜を促進するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、ラジアントヒータ8が通電され赤熱状態
になった時は発熱素子(図示せず)の表面温度は、一般
的に500℃を越える温度となる。一方、冷凍サイクル
に適用するハイドロカーボン冷媒としてR600aを使
用した場合、本冷媒の発火温度は460℃〜494℃と
されている。
【0012】従って、万が一何らかの原因で冷却器5か
らR600aが漏洩し、冷凍室2内にR600aの燃焼
限界範囲とされる1.8%〜8.5%の範囲内で漏洩冷
媒が滞留し、この様な状態でタイミング悪くラジアント
ヒータ8が通電されるという条件に遭遇した場合、発火
する恐れがあるという課題が有った。
【0013】本発明は従来の課題を解決するもので、万
が一冷却器から可燃性冷媒が漏洩しても、ラジアントヒ
ータが着火源となって発火する恐れのない冷蔵庫を提供
する事を目的とする。
【0014】またラジアントヒータが着火源となって発
火する恐れがない仕様とした事により、除霜性能が劣化
して冷却機能が損なわれる事のない冷蔵庫を提供する事
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、発熱温度が適用される可燃性冷媒の発火温度
より少なくとも100℃低くなる発熱量を設定したラジ
アントヒータを設け、これにより1本のラジアントヒー
タでは必要発熱量が不足するので、総発熱量を確保する
為にこのラジアントヒータを複数本使用している。
【0016】これにより、万が一冷却器から可燃性冷媒
が漏洩し、冷凍室内に燃焼限界範囲内で滞留していて
も、発熱温度が可燃性冷媒の発火温度よりも少なく共1
00℃は低いラジアントヒータとした事により着火する
事を防止できる。
【0017】また、前後に併設した第1のラジアントヒ
ータと第2のラジアントヒータとに除霜水が直接当らな
いようにした保護カバを一体で形成し、保護カバの第1
のラジアントヒータと第2のラジアントヒータの境界部
分に冷気対流を促進するスリット穴を設けたものであ
る。
【0018】これにより、除霜中に冷却器から落下して
くる融解潜熱を必要とする霜を発熱部近傍の比較的高温
になる保護カバで受け止め溶かし易くする事により、除
霜効率が向上する。それと共に、保護カバのヒータ境界
部分にはスリット穴を設けているので冷気対流阻害を緩
和でき、対流不良による冷却性能の劣化を防ぐ事ができ
る。
【0019】また、前後に併設したラジアントヒータの
少なくとも一方に脱臭塗料を塗布したものである。これ
により、例えば庫内側に近いラジアントヒータの方に脱
臭塗料を塗布すれば、より食品側に近づき脱臭効果が向
上すると共に、ラジアントヒータ発熱時の赤色変色を脱
臭塗料により隠せるので、除霜時のタイミングで使用者
が冷凍室ドアを開けた際、薄赤く光って不安感を与える
事を防止できる。
【0020】また、第1のラジアントヒータと第2のラ
ジアントヒータを上下に配設したものである。
【0021】これにより、冷却器から排水樋に落下した
融解潜熱を必要とする霜に対して、熱源であるラジアン
トヒータを近接させ易くなる。この為、一本当りのラジ
アントヒータ発熱量を落とした事による排水樋部霜残り
を防止でき、ひいては除霜不良による冷却性能の劣化を
防ぐ事ができるものである。
【0022】また、蒸発器の下方に1本のラジアントヒ
ータを設け、ラジアントヒータの発熱温度が、適用され
る可燃性冷媒の発火温度より少なくとも100℃低くな
る発熱量を設定し、これにより1本のラジアントヒータ
では必要発熱量が不足するので、冷却器周囲に熱伝導性
部材を適用したものである。
【0023】これにより、従来のラジアントヒータを用
いた除霜が主としてヒータの輻射熱と対流熱を利用して
冷却器の霜を溶かしていた所を、冷却器周囲に設けた熱
伝導部材にラジアントヒータの熱を受ける事により、発
熱量の不足分を補い除霜性能を確保するものである。
【0024】また、蒸発器の下方に1本のラジアントヒ
ータを設け、ラジアントヒータの発熱温度が、適用され
る可燃性冷媒の発火温度より少なくとも100℃低くな
る発熱量を設定し、この為1本のラジアントヒータでは
必要発熱量が不足するので、冷却器周囲に熱伝導性部材
を適用すると共に、この熱伝導性部材に補助ヒータを設
けたものである。
【0025】これにより、冷却器下方に設けたラジアン
トヒータからの輻射熱、対流熱にて冷却器に付着した霜
を溶かすと共に、冷却器周囲の熱伝導性部材を介して補
助ヒータの熱を伝導させる事により、効率よく従来品と
同等以上の除霜性能も確保できるものである。
【0026】
【0027】
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1 に記載の発明
は、圧縮機と、凝縮器と、キャピラリーチューブと、冷
却器と、サクションパイプとを順次環状に接続してなる
冷凍サイクルにおいて、冷凍サイクルにはハイドロカ−
ボン冷媒を封入し、前記冷却器の下方には第1のラジア
ントヒータと第2のラジアントヒータとを前後に配設
し、前記冷却器の下方に設けられて前記第1のラジアン
トヒータと第2のラジアントヒータとに除霜水が直接当
らないようにした保護カバを一体で形成すると共に、前
記保護カバの第1のラジアントヒータと第2のラジアン
トヒータの境界部分に冷気対流を促進するスリット穴を
設けたものであり、冷却器から落下した霜を一体で形成
した保護カバで受け止めやすくなり、比較的高温になり
易い保護カバにて水と比較し多量の溶解潜熱を必要とす
る霜を効率的に溶かす事ができるものである。その上、
保護カバの第1のラジアントヒータと第2のラジアント
ヒータの境界部分にスリット穴を設けているため、冷気
対流を阻害する事を緩和でき、冷却性能を確保できると
いう作用を有する。
【0029】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において第1のラジアントヒータと第2のラジア
ントヒータを前後に併設すると共に、併設したラジアン
トヒータの少なくとも一方に脱臭塗料を塗布してなるも
のであり、特に庫内側に近い第1のラジアントヒータに
脱臭塗料を塗布した場合、冷凍室よりも食品の臭い成分
を多量に含んでいる冷蔵室からの戻り空気に近接し易く
なり、脱臭効果が向上するという作用を有する。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【実施例】以下、本発明による冷蔵庫の実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構
成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0034】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる冷蔵庫の冷凍サイクル図である。図2は、同実施例
の冷蔵庫の縦断面図である。
【0035】図1、図2において、21は圧縮機であ
り、高温高圧に圧縮され吐出された冷媒は凝縮器22に
て液化され、キャピラリーチューブ23にて減圧され、
冷却器5にて所定の温度で蒸発して、サクションパイプ
24を経由して圧縮機21へ戻る環状の冷凍サイクルを
順次繰り返すものである。本冷凍サイクルには冷媒とし
てハイドロカーボン冷媒であるR600aが適用されて
いる。
【0036】25は保護カバであり、冷却器5の下方に
設け、除霜水が直接ラジアントヒータに当らないように
している。26は第1のラジアントヒータであり発熱部
温度が360℃以下となる発熱量に設定されている。2
7は第2のラジアントヒータであり発熱部温度が360
℃以下となる発熱量に設定されている。従来のラジアン
トヒータよりも低い発熱部温度としている為、発熱量を
従来品と同等にする為にこの場合2本のラジアントヒー
タを適用している。
【0037】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。冷却器5よりクラック等の何
らかの理由によりハイドロカーボン冷媒が漏れだすと、
冷凍室2内にハイドロカーボン冷媒R600aが燃焼限
界範囲内で滞留する。この時にたまた冷蔵庫本体1の除
霜が入ると、第1のラジアントヒータ26及び第2のラ
ジアントヒータ27に通電され発熱して、冷却器5に付
着した霜も溶かすものである。しかしながら、それぞれ
のラジアントヒータ26,27の発熱部温度を360℃
以下としている為、R600aの発火温度460℃〜4
94℃に対して100℃以上の余裕度を有するので、ラ
ジアントヒータ26,27に起因する発火を防止できる
ものである。
【0038】以上のように本実施例の冷蔵庫は、発熱部
温度が360℃以下となる発熱量に設定されている第1
のラジアントヒータ26と同じく発熱部温度が360℃
以下となる発熱量に設定されている第2のラジアントヒ
ータ27より構成され、従来ラジアントヒータよりも低
い発熱部温度としている分、発熱量を従来品と同等にす
る為にこの場合2本のラジアントヒータ26,27を適
用しているので、除霜性能を従来品と同等以上に保ちな
がら、冷却器から万が一、R600冷媒がリークしたタ
イミングにラジアントヒータが通電されても、発火に至
る事がない。
【0039】なお、本実施例ではラジアントヒータ本数
2本の例で説明したが発熱部温度を360℃以下として
いる為に、2本では総発熱量が不足する場合は2本以上
のラジアントヒータを適用する事はいう迄もない。
【0040】(実施例2)図3は、本発明の実施例2に
よる冷蔵庫の縦断面図、図4は同実施例の保護カバ部の
平面図である。
【0041】図3、図4において、31は保護カバであ
り、冷却器5の下方に設け、除霜水が直接ラジアントヒ
ータに当らないようにしている。26は第1のラジアン
トヒータであり発熱部温度が360℃以下となる発熱量
に設定されている。27は第2のラジアントヒータであ
り発熱部温度が360℃以下となる発熱量に設定されて
いる。前記保護カバ31は第1のラジアントヒータ26
と第2のラジアントヒータ27の両方のカバを兼ねるよ
うに一体的に形成され、境界部分には冷気対流穴として
のスリット穴31aを設けている。
【0042】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0043】冷却器5よりクラック等の何らかの理由に
よりハイドロカーボン冷媒が漏れだすと、冷凍室2内に
ハイドロカーボン冷媒R600aが燃焼限界範囲内で滞
留する。この時にたまたま冷蔵庫本体1の除霜が入る
と、第1のラジアントヒータ26及び第2のラジアント
ヒータ27に通電され発熱して、冷却器5に付着した霜
も溶かすものである。
【0044】しかしながら、それぞれのラジアントヒー
タの発熱部温度を360℃以下としている為、R600
aの発火温度460℃〜494℃に対して100℃以上
の余裕度を有するので、ラジアントヒータに起因する発
火を防止できるものである。
【0045】また、通常冷却運転時は、保護カバ31が
ラジアントヒータ2本分をカバする幅広タイプになる為
に、冷気通路をふさぐ事になるが保護カバ31に開けて
いるスリット穴31aにより冷気対流空間を確保してい
る。このようにスリット穴31aを設ける事により冷気
対流を促進し、対流阻害による冷却性能の劣化を緩和す
るものである。
【0046】また、保護カバ31が幅広タイプのため、
冷却器5から落下してきた霜をラジアントヒータ近傍の
比較的高温になり易い保護カバ31で受け止め易くな
り、高温部で効率よく除霜できる。その上、スリット穴
31aは第1のラジアントヒータ26と第2のラジアン
トヒータ27の境界部分に設けている為、冷却器5から
落下した除霜水が発熱している時のラジアントヒータに
直接かかり、熱ストレスを与えるとか、或いは水の沸点
以上の表面温度を有するラジアントヒータ表面に水がか
かる事によるジュンという耳障りな蒸発音の発生を防止
できるものである。
【0047】以上のように本実施例の冷蔵庫は、前後に
併設した第1のラジアントヒータ26と第2のラジアン
トヒータ27の保護カバ31を一体で形成すると共に、
前記保護カバ31の第1のラジアントヒータ26と第2
のラジアントヒータ27の境界部分にスリット穴31a
を設けたものであるから、可燃性冷媒がリークした時の
発火を防止できる。
【0048】また、保護カバ31に設けたスリット穴3
1aにより、通常冷却運転時の性能劣化を緩和できる。
【0049】また、保護カバ31が幅広タイプとなるた
め、冷却器5から落下する霜を高温部で受け止め易くな
り除霜効率が向上する。更に、ラジアントヒータ発熱時
の耳障りな音の発生や、水とヒータの温度差からくるラ
ジアントヒータへ熱ストレスがかかる事を防止できるも
のである。
【0050】(実施例3)図5は本発明の実施例3によ
る冷蔵庫の縦断面図、図6は同実施例の冷蔵庫の要部を
示す正面断面図である。
【0051】図5、図6において、2は冷凍室であり、
冷凍室2を冷却した冷気は冷凍室吸込口2aより冷却器
5へ戻る。3は冷蔵室であり、冷蔵室3を冷却した冷気
は冷蔵室吸込口3aを経由して冷却器5へ戻る。31は
保護カバである。32は第1のラジアントヒータである
脱臭ラジアントヒータであり、発熱部温度が360℃以
下となる発熱量に設定されており、表面には脱臭塗料3
2aを塗布している。33は第2のラジアントヒータで
あり、発熱部温度が360℃以下となる発熱量に設定さ
れている。
【0052】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0053】冷却器5よりクラック等の何らかの理由に
よりハイドロカーボン冷媒が漏れだすと、冷凍室2内に
ハイドロカーボン冷媒R600aが燃焼限界範囲内で滞
留する。この時にたまたま冷蔵庫本体1の除霜が入る
と、第1のラジアントヒータ32及び第2のラジアント
ヒータ33に通電され発熱して、冷却器5に付着した霜
も溶かすものである。
【0054】しかしながら、それぞれのラジアントヒー
タ32,33の発熱部温度を360℃以下としている
為、R600aの発火温度460℃〜494℃に対して
100℃以上の余裕度を有するので、ラジアントヒータ
に起因する発火を防止できるものである。
【0055】また、通常冷却運転時は、冷蔵室3に収容
された食品臭気を多量に含む冷蔵室冷気の冷却器5への
戻り通路となる冷蔵室吸込口3aに近接させて、脱臭塗
料32aを塗布した第1のラジアントヒータ32を設置
している。
【0056】これにより従来より脱臭性能を向上させる
事ができる。その上、冷凍室吸込口3a近傍では、第1
のラジアントヒータ32が発熱すると赤熱するので、冷
蔵庫本体1の除霜中は冷凍室2の奥面が、ほんわかと赤
くなり、使用者に不安を与える事がある。本実施例で
は、冷凍室吸込口2aに近い第1のラジアントヒータ3
2は脱臭塗料32aを塗布しているので赤熱が覆い隠さ
れ、冷凍室2の奥面が除霜中でもほんわかと赤くならず
使用者に不安感を与える事がない。前後に併設した第2
のラジアントヒータ33には脱臭塗料を塗らなくてもそ
の発熱光は、手前に設置された第1のラジアントヒータ
32でブロックされ、マスキング効果により使用者に不
安を与えない。
【0057】なお、脱臭効果を最大限に引き出す為には
第1のラジアントヒータ32、第2のラジアントヒータ
33両方共に脱臭塗料を塗布すれば良い事はいう迄もな
い。
【0058】以上のように本実施例の冷蔵庫は、第1の
ラジアントヒータ32と第2のラジアントヒータ33を
前後に併設すると共に、併設したラジアントヒータの少
なくとも一方に脱臭塗料を塗布してなるものであるか
ら、可燃性冷媒がリークした時の発火を防止できる。
【0059】また、脱臭塗料を塗布した第1のラジアン
トヒータ32を冷蔵室3の臭気を多量に含み易い冷蔵室
吸込口3aに近接させて設置できるので、従来より脱臭
効果が向上する。更に、ラジアントヒータの赤熱を脱臭
塗料により覆い隠す事ができるので、使用者に不安を与
えない。
【0060】(実施例4)図7は本発明の実施例4によ
る冷蔵庫の縦断面図である。
【0061】図7において、41は保護カバであり、冷
却器5の下方に設け、除霜水が直接ラジアントヒータに
当らないようにしている。42は第1のラジアントヒー
タであり、発熱部温度が360℃以下となる発熱量に設
定されている。43は第2のラジアントヒータであり、
第1のラジアントヒータ42の下方に設けられると共に
発熱部温度が360℃以下となる発熱量に設定されてい
る。7は排水樋であり、冷却器5に付着した霜を溶かし
た除霜水の通路である。
【0062】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を説明する。冷却器5よりクラック等の何ら
かの理由によりハイドロカーボン冷媒が漏れだすと、冷
凍室2内にハイドロカーボン冷媒R600aが燃焼限界
範囲内で滞留する。この時にたまたま冷蔵庫本体1の除
霜が入ると、第1のラジアントヒータ42及び第2のラ
ジアントヒータ43に通電され発熱して、冷却器5に付
着した霜も溶かすものである。
【0063】しかしながら、それぞれのラジアントヒー
タ42,43の発熱部温度を360℃以下としている
為、R600aの発火温度460℃〜494℃に対して
100℃以上の余裕度を有するので、ラジアントヒータ
に起因する発火、爆発を防止できるものである。また、
除霜時には、冷却器5からの霜が解けずに直接排水樋7
に落下する場合が有るが、第2のラジアントヒータ43
は第1のラジアントヒータ42の下方に位置し排水樋7
に近接しているので、落下した霜を容易に溶かし、除霜
不良を防止できるものである。
【0064】また、複数のラジアントヒータ42,43
を縦列に配設しているので、保護カバ41は1本のヒー
タを覆う幅で良く、保護カバ41の幅が広がる事による
冷気対流阻害を防止でき、冷却性能を損なわない。
【0065】以上のように本実施例の冷蔵庫は、第1の
ラジアントヒータ42と第2のラジアントヒータ43を
上下に配設しているので、可燃性冷媒がリークした時の
発火、爆発を防止できる。
【0066】また、下側に設置した第2のラジアントヒ
ータ43は排水樋7に近接しているので、排水樋7の霜
残りによる冷却不良を防止できる。更に、ラジアントヒ
ータ42,43を上下に設置しているので、保護カバ4
1の幅を広げずにすむため、冷気の対流を阻害しない。
【0067】(実施例5)図8は本発明の第5の実施例
による冷蔵庫の縦断面図である。
【0068】図8において、51は保護カバであり、冷
却器5の下方に設け、除霜水が直接ラジアントヒータに
当らないようにしている。52はラジアントヒータであ
り発熱部温度が360℃以下となる発熱量に設定されて
いる。53は熱伝導性部材で、具体的な材料としてはア
ルミ箔であり冷却器5の周囲に巻かれて配設されてい
る。
【0069】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0070】冷却器5よりクラック等の何らかの理由に
よりハイドロカーボン冷媒が漏れだすと、冷凍室2内に
ハイドロカーボン冷媒R600aが燃焼限界範囲内で滞
留する。この時にたまたま冷蔵庫本体1の除霜が入る
と、ラジアントヒータ52に通電され発熱して、冷却器
5に付着した霜も溶かすものである。
【0071】しかしながら、ラジアントヒータの発熱部
温度を360℃以下としている為、R600aの発火温
度460℃〜494℃に対して100℃以上の余裕度を
有するので、ラジアントヒータに起因する発火を防止で
きるものである。また、正常運転中の除霜時には、ラジ
アントヒータ52の通電による輻射熱及び対流熱を利用
して冷却器5に付着した霜を溶かすものである。
【0072】さらに冷却器5の周囲には熱伝導部材53
を巻いているので、ラジアントヒータ52からの輻射熱
や対流熱をアルミ箔を介したて熱伝導により冷却器5の
上部へ伝え易くできるので、発熱部温度を360℃以下
とする為に発熱量を落としたラジアントヒータ52の1
本のみで支障なく冷却器5の除霜ができるものである。
【0073】この方式は、部品コストを押さえたい小型
冷却器を適用する小型冷蔵庫に向いており、2本のラジ
アントヒータを適用する場合と比較し、安価にハイドロ
カーボン冷媒を適用した除霜システムを提供できる。
【0074】以上のように本実施例の冷蔵庫は、冷却器
5の下方に1本のラジアントヒータ52を設け、ラジア
ントヒータ52の発熱温度が、適用される可燃性冷媒の
発火温度より少なくとも100℃低くなる発熱量を設定
し、これにより1本のラジアントヒータ52では必要発
熱量が不足するので、冷却器5周囲に熱伝導性部材53
を適用したものであるから、可燃性冷媒がリークした時
の発火を防止できる。
【0075】また、正常運転中の除霜時は、ラジアント
ヒータの輻射熱や対流熱を冷却器に巻いた熱伝導部材に
より効率的に冷却へ伝え除霜性能を確保することができ
る。
【0076】さらに、低価格で除霜方式が提供できるた
め、コスト競争の厳しい小型の冷蔵庫用に適している。
【0077】(実施例6)図9は本発明の第6の実施例
による冷蔵庫の縦断面図である。
【0078】図9において、61は保護カバであり、冷
却器5の下方に設け、除霜水が直接ラジアントヒータに
当らないようにしている。62はラジアントヒータであ
り、発熱部温度が360℃以下となる発熱量に設定され
ている。63は熱伝導性部材で、具体的な材料としては
アルミ箔であり、冷却器5の周囲に巻かれて配設されて
いる。
【0079】熱伝導性部材63としてのアルミ箔の表面
には、除霜時の補助ヒータ64としてプラスチックコー
ドヒータが例えば溶着等で取り付けられている。この補
助ヒータ64は除霜時の補助的な用途で設けている為、
その発熱量は数十ワットレベルの容量であり、発熱時の
温度は360℃以下に対し十分余裕のある発熱温度とし
ている。
【0080】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0081】冷却器5よりクラック等の何らかの理由に
よりハイドロカーボン冷媒が漏れだすと、冷凍室2内に
ハイドロカーボン冷媒R600aが燃焼限界範囲内で滞
留する。この時にたまたま冷蔵庫1の除霜が入ると、ラ
ジアントヒータ62及び補助ヒータ64に通電され発熱
して、冷却器5に付着した霜も溶かすものである。
【0082】しかしながら、ラジアントヒータ62の発
熱部温度及び補助ヒータ64の発熱温度を360℃以下
としている為、R600aの発火温度460℃〜494
℃に対して100℃以上の余裕度を有するので、ラジア
ントヒータ62に起因する発火を防止できるものであ
る。
【0083】また、正常運転中の除霜時には、ラジアン
トヒータ62の通電による輻射熱及び対流熱を利用して
冷却器5に付着した霜を溶かすものである。さらに冷却
器5の周囲には熱伝導部材63としてのアルミ箔を巻
き、その表面には補助ヒータ64を設けているので、ラ
ジアントヒータ62の熱的な影響が受け難い場所に任意
に配置できるため、除霜性能を損なう事なく冷却器5の
大型化に対応できるものである。
【0084】以上のように本実施例の冷蔵庫は、冷却器
5の下方に1本のラジアントヒータ62を設け、ラジア
ントヒータ62及び補助ヒータ64の発熱温度が、適用
される可燃性冷媒の発火温度より少なくとも100℃低
くなる発熱量を設定し、1本のラジアントヒータ62で
は必要発熱量が不足するのを補う為に、冷却器5周囲に
設けた熱伝導性部材63と補助ヒータ64を適用する様
にしたものであるから、可燃性冷媒がリークした時の発
火を防止できる。
【0085】また、正常運転中の除霜時は、ラジアント
ヒータ62の輻射熱や対流熱を冷却器5に巻いた熱伝導
部材63により効率的に冷却へ伝え除霜性能を確保する
と共に、補助ヒータ64を適用している為、ラジアント
ヒータ62の熱的影響が受け難くなる大型冷却器の除霜
に対応し易いものである。
【0086】
【0087】
【発明の効果】以上説明したように請求項1 に記載の発
明は、圧縮機と、凝縮器と、キャピラリーチューブと、
冷却器と、サクションパイプとを順次環状に接続してな
る冷凍サイクルにおいて、冷凍サイクルにはハイドロカ
−ボン冷媒を封入し、前記冷却器の下方には第1のラジ
アントヒータと第2のラジアントヒータとを前後に配設
し、前記冷却器の下方に設けられて前記第1のラジアン
トヒータと第2のラジアントヒータとに除霜水が直接当
らないようにした保護カバを一体で形成すると共に、前
記保護カバの第1のラジアントヒータと第2のラジアン
トヒータの境界部分に冷気対流を促進するスリット穴を
設けたものであるから、冷却器から万が一、ハイドロカ
ーボン冷媒がリークしたタイミングにラジアントヒータ
が通電されても、発火に至る事がない。また、スリット
穴を設ける事により冷気対流を促進し、対流阻害による
冷却性能の劣化を緩和するものである。さらに、スリッ
ト穴は第1、第2のラジアントヒータの境界部分に設け
ているので、冷却器から落下した除霜水が発熱している
時のラジアントヒータに直接かかり、熱ストレスを与え
るとか、或いは水の沸点以上の表面温度を有するラジア
ントヒータ表面に水がかかる事によるジュンという耳障
りな蒸発音の発生を防止できるものである。
【0088】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において第1のラジアントヒータと第2の
ラジアントヒータを前後に併設すると共に、併設したラ
ジアントヒータの少なくとも一方に脱臭塗料を塗布して
なるものであるから、従来より脱臭性能を向上させる事
ができる。その上、第1のラジアントヒータに脱臭塗料
を塗布することにより、ラジアントヒータが発熱すると
赤熱するので、除霜中は冷凍室の奥面が、ほんわかと赤
くなり、使用者に不安を与えるという事がない。
【0089】
【0090】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施例1の冷凍サイクル
【図2】本発明による冷蔵庫の実施例1の縦断面図
【図3】本発明による冷蔵庫の実施例2の縦断面図
【図4】本発明による冷蔵庫の実施例2の保護カバ部平
面図
【図5】本発明による冷蔵庫の実施例3の縦断面図
【図6】本発明による冷蔵庫の実施例3の要部正面図
【図7】本発明による冷蔵庫の実施例4の縦断面図
【図8】本発明による冷蔵庫の実施例5の縦断面図
【図9】本発明による冷蔵庫の実施例6の縦断面図
【図10】従来の冷蔵庫の縦断面図
【図11】従来の冷蔵庫の除霜装置を示す正面断面図
【符号の説明】
5 冷却器 21 圧縮機 22 凝縮器 23 キャピラリーチューブ 24 サクションパイプ 26、32、42 第1のラジアントヒータ 27、33、43 第2のラジアントヒータ 32a 脱臭塗料 52、62 ラジアントヒータ 53、63 熱伝導性部材 64 補助ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 21/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、凝縮器と、キャピラリーチュ
    ーブと、冷却器と、サクションパイプとを順次環状に接
    続してなる冷凍サイクルにおいて、冷凍サイクルにはハ
    イドロカ−ボン冷媒を封入し、前記冷却器の下方には第
    1のラジアントヒータと第2のラジアントヒータとを前
    後に配設し、前記冷却器の下方に設けられて前記第1の
    ラジアントヒータと第2のラジアントヒータとに除霜水
    が直接当らないようにした保護カバを一体で形成すると
    共に、前記保護カバの第1のラジアントヒータと第2の
    ラジアントヒータの境界部分に冷気対流を促進するスリ
    ット穴を設けてなる冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 第1のラジアントヒータと第2のラジア
    ントヒータを前後に併設すると共に、併設したラジアン
    トヒータの少なくとも一方に脱臭塗料を塗布してなる請
    求項1記載の冷蔵庫。
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