JP3506891B2 - 画像形成装置の転写位置ずれ補正方法 - Google Patents

画像形成装置の転写位置ずれ補正方法

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JP3506891B2
JP3506891B2 JP34223797A JP34223797A JP3506891B2 JP 3506891 B2 JP3506891 B2 JP 3506891B2 JP 34223797 A JP34223797 A JP 34223797A JP 34223797 A JP34223797 A JP 34223797A JP 3506891 B2 JP3506891 B2 JP 3506891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に転写さ
れる画像の位置ずれ補正装置を有した画像形成装置によ
って、記録媒体に印刷されたテストパターンの転写具合
にもとづいて位置ずれを補正する画像形成装置の転写画
像位置ずれ補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、カラー画像用の画像形成装置
は、感光体表面に形成された画像を記録媒体に転写する
際に、記録媒体上に複数の原色のドットを個別に、且つ
同じ位置に、転写させる必要があり、光偏向器から射出
される2個の光源から、それぞれ別個の2個の光ビーム
を出射し、該光ビームに対応して前記光偏向器の下流側
にそれぞれ別個の反射器を設け、それぞれ別個の感光体
に偏向入射する光学装置を有している。
【0003】上述の構成の画像形成装置は、少なくとも
2個の感光体に入射する光ビームが記録媒体上に転写さ
れた際には、各部材の製作誤差により両感光体上の光ビ
ームの軌跡が記録媒体に対して互いにズレて転写される
ように各感光体上に光ビームが入射する。
【0004】それらのズレは、図6上(1)のように記
録用紙搬送方向前後にズレるトップマージンズレ、
(2)のように光走査開始位置が左右にズレるレフトマ
ージンズレ、(3)のように光ビームの両軌跡が互い
に、または両軌跡の延長線が互いに交差する傾斜ズレ、
(4)のように光ビームの両軌跡の長さが一致しない倍
率ゴサ等が発生することは仕方のないことである。
【0005】よって、特開平3ー142412号公報に
記載するように、レフトマージンズレは走査タイミング
を適宜調整することにより解消させ、前記トップマージ
ンズレ、前記傾斜ゴサ及び倍率ゴサは光偏向器の下流側
に設けた反射器の位置調整を行う技術が知られている。
【0006】そして、前記先行技術の反射器調整手段
は、長手方向に延在する反射器の両端及び、その中間部
分に合計3個のアクチュエータを配置し、前記中間部分
のアクチュエータにより前記倍率ゴサが調整され、前記
両端のアクチュエータの両方を同時に駆動することによ
り、前記トップマージンズレが調整され、一方もしくは
両方を駆動することにより、前記傾斜ズレが調整される
ものである。
【0007】しかしながら、前記先行技術は、3個のア
クチュエータを用いているために構成が複雑になりコス
トが上昇するとともに、3個のアクチュエータをどのよ
うに動作させるべきかの判断上の選択枝が多く、操作が
複雑となる。
【0008】また、図6に示した各光学的ゴサは、それ
ぞれが単独で現れるより、2個以上の複合で現れる場合
が多く、よって、単一操作で複数の複合ゴサを解消する
機構が望まれている。
【0009】このような事情から、本出願人は、感光体
ドラム上の照射ビームの光学的ズレの少なくとも一つ、
もしくは複合ゴサを単一操作で解消することが可能な画
像形成装置を別途出願している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その前提とな
る転写画像の光学的ズレ量を知るには、ズレ量を測定し
なければならない。そのためには、画像形成装置本体内
に各種センサを配置する方法が知られている。しかしな
がら、このズレ量の調整は、製品の製造時、ユーザー使
用場所への設置時、また、感光体ドラムの交換時等であ
り、前記調整を必要とする頻度は低い。このような状況
において、高精度なセンサとその処理回路を装置本体に
付与することはいたずらにコストを上昇させることとな
る。
【0011】 上述の事情に鑑み、本発明は、画像形成
装置本体内にずれ量測定用の各種センサを配置すること
なくずれ量を検出して、ずれ量を補正する画像形成装置
の転写画像位置ずれ補正方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、本発明は、記録媒体に印刷
されたテストパターンの転写具合によって、記録媒体に
転写される画像の位置ずれを検出して、ずれ量を補正す
る画像形成装置の転写画像位置ずれ補正方法に関するも
のである。
【0013】 本発明は、記録媒体に転写される画像の
位置ずれ補正装置を有し、記録媒体に印刷されたテスト
パターンの転写具合によって前記位置ずれを補正する画
像形成装置の転写画像位置ずれ補正方法において、前記
テストパターンは、一定の線幅と一定の間隔で縞状に形
成した第1パターンと、該第1パターンより間隔が異な
る第2パターンとを互いに対向させた一対の組で形成さ
れ、前記記録媒体の搬送方向左端部と右端部に印刷した
前記第1パターン及び第2パターンで形成した前記一対
の組で群を構成し、すべて縦縞で構成した第1の群と、
すべて横縞で構成した第2の群とを前記記録媒体に印刷
して、前記第1の群で前記搬送方向左端部及び右端部に
印刷した組毎に前記第1及び前記第2のパターンに応じ
てそれぞれ第1のずれ量及び第2のずれ量を求めて、該
第1及び該第2のずれ量に応じて左右・倍率補正量を得
て、前記第2の群で前記搬送方向左端部及び右端部に印
刷した組の前記第1及び前記第2のパターンに応じてそ
れぞれ第3のずれ量及び第4のずれ量を求めて、該第3
及び該第4のずれ量に応じて上下・傾斜補正量を得て、
前記左右・倍率補正量及び前記上下・傾斜補正量をそれ
ぞれ所定値と比較して、所定値以上である方を補正候補
とし、両方がともに所定値以上である際には、前記左右
・倍率補正量及び前記上下・傾斜補正量のうち大きい方
を補正候補として、前記補正候補に応じた調整量を前記
補正装置に付与することを特徴とする。
【0014】 なお、左端部及び右端部のずれ量とは、
左端部のずれ量と右端部のずれ量の組み合わせを意味す
る。よって、左端部または右端部のずれ量、あるいは左
端部と右端部のずれ量との組み合わせ、もしくは左端部
と右端部のずれ量の差等に対応する調整量を予め用意し
ておくか、または、それらのずれ量もしくは組み合わせ
条件から調整量を演算して調整量を補正装置に付与す
る。
【0015】 このように本発明は、光ビームの主走査
方向である記録媒体の搬送方向左端部と右端部に印刷さ
れた、第1パターンと第2パターンとの一致部分の値か
ずれ量を検出しているので、両端を加味したずれ量を
検出することができ、このずれ量のデータからずれ量を
補正するに際して、最適の補正量を得ることができる。
また、記録媒体の搬送方向に対して、すべて縦縞で構成
した第1の群を印刷することにより、記録媒体に対して
左右方向及び倍率のゴサ検出が容易であり、すべて横縞
で構成した第2の群を印刷することにより記録媒体に対
して進行方向の前後方向及び傾斜ゴサの検出が容易であ
る。また、両端を加味した最適の位置に光ビームの軌跡
を補正する調整量を得ることができるとともに、該調整
量を用いて単一の調整操作により画像ずれが補正できる
ので、補正操作が簡単化し製造コストを低減することが
できる。
【0016】
【0017】
【0018】 また、本発明では、前記第1パターン及
び第2パターンは目視可能に印刷表示することが望まし
く、さらに、前記第1パターンと第2パターンを異なっ
た色彩で形成することがさらに望ましい。
【0019】前記第1パターン及び第2パターンは目視
可能に印刷表示することにより、特別の検出手段をとら
なくてもズレ量を容易に視認することができ、また、前
記第1パターンと第2パターンを異なった色彩で形成す
ることによりさらに容易にズレ量を視認することができ
る。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を例示的に詳しく説明する。但しこの実施の形
態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、この発
明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明
例に過ぎない。
【0024】本発明の実施の形態を図面を用いて説明す
る。光ビームによる感光体ドラム上の光学的ゴサを検出
する方法を説明する前に光学的ゴサ補正装置を説明す
る。図2は、本発明に用いられる画像形成装置の一実施
の形態を示す構成斜視図である。図2において、画像形
成装置1には、中間転写体21が回転可能に配設され、
該中間転写体21の外周には感光体ドラム20A及び2
0Bが所定間隔離間して接触して転動可能に配置されて
いる。
【0025】前記感光体ドラム20A、20Bの上方に
は、該感光体ドラムの外周表面に画像を形成する光ビー
ムを送出する光学系が配置されている。尚、前記感光体
ドラムの潜像を現像する諸装置は本願発明に係る実施形
態の要部ではないので、省略している。
【0026】前記光学系には、ポリゴンミラー17が配
置され、該ポリゴンミラー17の外周面には左右対称位
置に配置された光源8A,8Bから光ビーム19A,1
9Bが集光レンズ16A,16Bを介して入射するよう
に構成されている。ポリゴンミラー17の外周面に対面
して、前記光源8A,8Bに対応する集光レンズ18
A,18Bが配置されている。
【0027】該集光レンズ18A,18Bの下流側に
は、前記感光体ドラム20A,20Bに前記集光レンズ
18A,18Bからの光ビームを反射して照射する反射
器(ミラー)3を内蔵したミラー部組14が、端部14
bを取付具15により図示しない枠体に取付られてい
る。該ミラー部組14には、両端部14a,14b間に
ミラー3が、反射角を変換するために回動可能に保持さ
れている。
【0028】前記ミラー部組14の端部14aは、後述
する位置調整器9により揺動可能に配置され、端部14
bは半球形上に形成された軸端部23が取付具15の凹
部15aに回動可能(図4)に保持されている。
【0029】図3は、位置調整手段を示す構成図であ
る。位置調整手段23は位置調整器9で構成される機構
部と電気制御部とで構成される。位置調整器9はステッ
プモータ10と、該モータ10の回転駆動軸に設けられ
たピニオン11と、該ピニオン11により回転されるギ
ア12と一体的に形成されたカム13とで構成され、前
記カム13によりミラー部組14の端部14aはミラー
3及び3′に示すように図上左右方向に、揺動可能に構
成される。
【0030】また、前記端部14aにはミラー3を、3
aを回動中心として左右回動可能にステップモータ22
が配置されている。電気制御部は、制御回路30、イン
ターフェイス31、入出力装置33、及びCPU32で
構成され、該制御回路30及び入出力装置33はインタ
ーフェイス31を介してCPU32と接続している。前
記入出力装置33は画像形成装置本体の操作面に配置さ
れる。そして、このモータ22及びモータ10は、制御
回路30によって制御されるように構成されている。
【0031】次に、このように構成された本実施の形態
の動作を説明する。図4において、反射器(ミラー)3
の長手方向の下方の端部14bに設けられた軸端部23
は半球形状に形成され、該半球形状面は取付具15の凹
部15aに摺回動可能に配置されている。また、上方の
端部14aは、光ビームの走査方向と交差する方向に揺
動可能に構成されているので、端部14aの揺動により
ミラーは下方の軸端部23を支点として傾動する。
【0032】ミラー3を3′、3″と調整移動すること
により、感光体ドラム20A上の光ビームの軌跡は
L′、L、L″と変化し、図上の上側は大きく変化する
が、位置調整手段を有さない下側は変化具合は小さい。
よって、位置調整手段9(図3)を操作することにより
ミラー3は軸端部23を支点として傾動し、傾斜部分ゴ
サが補正される。
【0033】また、図4上裏面側のミラー3の反射面3
eに入射する光ビームは、走査の任意の位置において、
光偏向器から同じ射出方向で前記反射面3eに入射す
る。そして、該反射面3eの揺動で入射角が変化し、入
射ビームm0と射出ビームn0とがなす角α0、入射ビ
ームm1と射出ビームn1とがなす角α1、入射ビーム
m2と射出ビームn2とがなす角α2とすると、α1<
α0<α2の関係で変化し、S1,S0,S2のごとく
感光体ドラム20Aの軸線方向にズレて感光体ドラム上
に軌跡L′,L,L″を形成する。よって、前記位置調
整手段23を操作することにより記録媒体搬送方向に対
する左右方向ゴサが補正される。
【0034】また、前記S1,S0,S2は、感光体ド
ラム20A上に記録媒体搬送方向に対する前後方向にズ
レて位置するので、前記位置調整手段を操作することに
より前後方向ゴサが補正される。
【0035】また、ミラー部組14内にモータ22を配
置し(図3)、該モータ22の回転によりミラー3を回
動可能に反射角度調整手段を構成することにより、図5
に示すように、反射面3ebを有する位置にあるミラー
3の光偏向器から反射点P1を経由して感光体ドラム2
0AのPに至る光路長を変えずに、反射点P2を経由し
てP4もしくはP7の点に光ビームが至るように、調整
することが可能であり、この場合は、記録用紙の搬送方
向に対する前後方向ゴサが調整される。
【0036】また、ミラー3の光偏向器から反射点P1
を経由して感光体ドラム20AのPに至る前記光路長を
変えて補正することも可能であり、この場合は倍率と前
後方向ゴサが複合で調整される。
【0037】尚、前記実施の形態においては、ミラー
(反射器)3が内蔵されるミラー部組14の長手方向の
端部14aにミラー3の位置調整可能な位置調整器9が
配置されているが、これに限らず、端部14b側に前記
位置調整器9が配置されていてもよい。
【0038】また、位置調整手段は、光ビームの走査方
向と直交する方向に移動可能な移動手段により反射器を
揺動しているが、これは、光ビームの主操作方向に適宜
角度を有して交差する方向であればよいことは勿論のこ
とである。
【0039】以上詳述したように、本実施の形態は、位
置調整器のみの駆動により反射器を介して入射する感光
体ドラム上の照射ビーム位置を調整することができるの
で、前記位置調整器の単一操作で光学的ズレを補正する
ことができ、機構構成が簡単化し、工場での調整操作が
単純化し、コストが低減する。
【0040】また、前記光学的ズレは、一方の感光体ド
ラムに照射される一方の照射ビームに対する他方の感光
体ドラムに照射される他方の照射ビームのズレであり、
記録媒体搬送方向に対する前後方向、左右方向、傾斜、
倍率等が発生するが、そのうちの一つだけのズレの解消
ですむとは限らない。本実施の形態は、少なくとも一
つ、もしくは複数の組み合わせズレを補正可能に構成し
ているので、一つだけでなく複数の光学的ゴサの組み合
わせを単一操作で同時に解消することによって、操作が
単純化される。
【0041】次に、光学的ズレ検出方法を説明する。図
1は、テストパターンを印刷した記録用紙の態様を示す
図である。図1において、記録用紙24には記録用紙の
搬送方向に対して、左側にすべて縦縞で構成した第1パ
ターン25a及び第2パターン25bで形成するA組
と、右側にすべて縦縞で構成した第1パターン26a及
び第2パターン26bで形成するB組で構成される第1
群が印刷されている。
【0042】また、記録用紙の搬送方向に対して、左側
にすべて横縞で構成した第1パターン27a及び第2パ
ターン27bで形成するC組と、右側にすべて横縞で構
成した第1パターン28a及び第2パターン28bで形
成するD組で構成される第2群が印刷されている。
【0043】本実施の形態においては、A組及びB組を
構成する縦縞の上側の目盛りは20ドット間隔で、下側
目盛りは19ドット間隔である。また、C組及びD組を
構成する横縞の左側の目盛りは20ドット間隔で、右側
目盛りは19ドット間隔である。図1(b)は、ズレが
ない場合のテストパターンの印字例を示している。上の
「2」の目盛線と下の「0」の目盛線が直線上に並んで
一致している。
【0044】 一方、ずれがある場合は、上下の目盛線
の一致する場所が変化し、図1(c)では上が「7」と
下が「5」と一致し、(d)では上が「6」と下が
「5」と一致している。上の目盛線のi番と下の目盛線
のj番が一致する場合、ずれ量Xは、上側目盛の間隔が
20ドット、下側目盛の間隔が19ドットであるので、 X=(i−2)×20−j×19 (1) で求められ、(c)の場合は、上下間で5ドット、
(d)の場合は−15ドットずれていることが読み取れ
る。尚、ずれ量の符号は、上側に対して下側が右にずれ
ているときは正(+)、左側にずれているときは負
(−)である。
【0045】一般に、上側ピッチをk、下側ピッチh
(k≠h)、ズレがない場合に上側の「m番」と下側の
[n番」が一致するようなパターンで、上側がi番、下
側jで一致した場合は、ズレ量Xは、 X=(i−m)×k−(j−n)×h (2) で求められる。この(2)式から、B〜D組のズレ量を
求めることができる。
【0046】この(2)式は、図3に示すCPU32に
接続されているROMに記憶され、前記i番及びj番を
入出力装置33に入力することによってズレ量Xは演算
される。
【0047】A組のズレ量をXa、B組のズレ量をX
b、C組のズレ量をXc、D組のズレ量をXdとする
と、左右、倍率、上下、傾斜の4種類のズレ量は以下の
式で求められる。 左端部での左右ズレ量(書き出し位置のずれ)=Xa (3) 倍率のズレ量(基準長からのずれ)=Xb−Xa (4) 左端部での上下ズレ量(書き出し位置のずれ)=Xc (5) 傾斜のズレ量=Xd−Xc (6)
【0048】これらの式(3)〜(6)の値は、演算の
後一時RAMに記憶され、これらの値に対応するモータ
10もしくはモータ22の調整量は、各部材の設計仕様
で異なるが、予め記憶されたテーブルもしくは演算式に
より演算され、該調整値によりズレ量が補正される。
【0049】次に、図1及び図7の流れ図を用いて、本
実施形態の動作を説明する。図示しない入出力装置33
(図3)を操作して、画像ズレ調整モードに設定して、
チャート出力操作を行う(S1)と、図1(a)に示す
記録用紙24が印刷される。
【0050】該記録用紙24に印刷されたテストパター
ンのA組の縦縞25aと25bが一致する両者の値を読
みを入出力装置33に入力して上記式(2)からA組の
左端側の左右ズレ量を演算する(S2)。同じように、
B組の縦縞26aと26bが一致する両者の値からB組
の右端側の左右ズレを求める(S3)。
【0051】これらの値を用いて、前記(4)式及び、
所定の演算式もしくはテーブルから左右・倍率の補正量
M1を求め(S4)、一時記憶する。次に、テストパタ
ーンのC組の横縞27aと27bが一致する両者の値を
読みを入出力装置33に入力して上記式(2)からC組
の左端部の上下ズレ量を演算する(S5)。同じよう
に、D組の横縞28aと28bが一致する両者の値から
D組の右端側の左右ズレを求める(S6)。
【0052】これらの値を用いて、前記(6)式及び、
所定の演算式もしくはテーブルから上下・傾きの補正量
M2を求め(S7)、一時記憶する。次に、前記補正量
M1,及びM2をそれぞれ所定値と比較して、所定値以
上の補正量のものを補正候補とする。この際に、両者の
補正量が補正候補の場合は、両者の補正量のうちどちら
か大きいほうを最終の補正候補とする。
【0053】そして、前記補正量が所定値未満である場
合は、この画像ズレ調整モードを終了するが、前記補正
量が所定値以上である場合は(S8)、その補正量に対
応するようにモータ10、もしくはモータ22(図3)
を駆動して補正し(S9)、ステップS1に戻る。
【0054】尚、前記実施の形態においては、倍率のズ
レ量、及び傾きのズレ量は、それぞれ前記(4)式、ま
たは(6)式で示すように、記録用紙の搬送方向両端部
におけるズレ量の差を求めているが、これに限らず、左
端部のズレ量と右端部のズレ量の組み合わせに対応する
調整量を、予め用意しておくか、または、ぞれらのズレ
量の組み合わせ条件から直接前記調整量を演算して該調
整量を前記補正装置に付与してもよい。
【0055】以上詳述したように、本実施の形態は、記
録媒体に印刷されたテストパターンの転写具合によって
転写画像の光学的位置ズレを検出して補正するものであ
り、前記テストパターンは、一定の線幅と一定の間隔で
縞状に形成した第1パターンと、該第1パターンより間
隔が異なる第2パターンとを互いに対向させた一対の組
で形成され、該一対の組を、記録媒体の搬送方向左端部
と右端部に印刷し、前記第1パターンと第2パターンと
の一致部分の値からズレ量を検出しているので、両端を
加味したズレ量を得ることができる。
【0056】また、該ズレ量から最適の位置に光ビーム
の軌跡を補正する調整量を迅速正確に得ることができ、
該調整量を用いて単一の調整操作により補正可能であり
補正操作が簡単化し製造コストを低減することができる
とともに、ユーザにおいても各製品のバラツキに対応し
て色ズレ補正を行うことができる。
【0057】また、本実施の形態は、ずれる方向に対し
て交差する縞状の第1及び第2パターンの一致を読むよ
うに構成し、また、前記第1パターンと第2パターンを
異なった色彩で形成することにより色彩間のズレ量をさ
らに容易に視認することができる。
【0058】
【発明の効果】以上記載したごとく、本発明は、記録媒
体に印刷されたテストパターンの転写具合によって画像
形成装置の画像の位置ずれを補正するものであり、前記
テストパターンは、一定の線幅と一定の間隔で縞状に形
成した第1パターンと、該第1パターンより間隔が異な
る第2パターンとを互いに対向させた一対の組で形成さ
る結果、記録媒体の搬送方向左端部と右端部に印刷し
た両端を加味したずれ量を検出することができ、このず
れ量のデータからずれ量を補正するに際して、最適の補
正量を得ることができる。また、記録媒体に対して左右
方向及び倍率のゴサ検出が容易であり、すべて横縞で構
成した第2の群を印刷することにより記録媒体に対して
進行方向の前後方向及び傾斜ゴサの検出が容易となる。
さらに、該一対の組を、記録媒体の搬送方向左端部と右
端部に印刷し両端を加味した最適の位置に光ビームの軌
跡を補正する調整量を迅速正確に得ることができ、ま
た、該調整量により単一の調整操作によって補正が可能
であり、補正操作が簡単化し製造コストを低減し、ユー
ザにおいても簡単に色ずれ補正を行うことができる。
【0059】
【0060】 また、本発明では、前記第1パターン及
び第2パターンは目視可能に印刷表示され、前記第1パ
ターン第2パターンを異なった色彩で形成しているの
で、前記第1パターン及び第2パターンは容易に目視可
能であり、特別の検出手段をとらなくてもずれ量を容易
に視認することができ、また、前記第1パターンと第2
パターンを異なった色彩で形成することにより色彩間の
ずれ量をさらに容易に視認することができる。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いられるテストパターンを印刷し
た記録用紙の態様を示す図である。
【図2】 本発明に用いられる画像形成装置の一実施の
形態を示す構成斜視図である。
【図3】 位置調整手段の構成図である。
【図4】 反射器の揺動により調整される感光体ドラム
上の光ビーム軌跡を説明する説明図である。
【図5】 反射器の反射角度調整手段により調整される
感光体ドラム上の光ビーム到達位置を説明する説明図で
ある。
【図6】 光ビームの光学的ズレを説明する説明図であ
る。
【図7】 動作を説明する流れ図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 24 記録用紙(記録
媒体) 25,26,27,28 テストパターン 25a,26a,27a,28a 第1パターン 25b,26b,27b,28b 第2パターン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−109453(JP,A) 特開 平9−265225(JP,A) 特開 平9−116688(JP,A) 特開 平8−2011(JP,A) 特開 平6−308857(JP,A) 特開 平6−278323(JP,A) 特開 平4−131750(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 372 G03G 21/14 G03G 15/01 111 B41J 29/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に転写される画像の位置ずれ補
    正装置を有し、記録媒体に印刷されたテストパターンの
    転写具合によって前記位置ずれを補正する画像形成装置
    の転写画像位置ずれ補正方法において、 前記テストパターンは、一定の線幅と一定の間隔で縞状
    に形成した第1パターンと、該第1パターンより間隔が
    異なる第2パターンとを互いに対向させた一対の組で形
    成され、 前記記録媒体の搬送方向左端部と右端部に印刷した前記
    第1パターン及び第2パターンで形成した前記一対の組
    で群を構成し、すべて縦縞で構成した第1の群と、すべ
    て横縞で構成した第2の群とを前記記録媒体に印刷し
    て、 前記第1の群で前記搬送方向左端部及び右端部に印刷し
    た組毎に前記第1及び前記第2のパターンに応じてそれ
    ぞれ第1のずれ量及び第2のずれ量を求めて、該第1及
    び該第2のずれ量に応じて左右・倍率補正量を得て、 前記第2の群で前記搬送方向左端部及び右端部に印刷し
    た組の前記第1及び前記第2のパターンに応じてそれぞ
    れ第3のずれ量及び第4のずれ量を求めて、該第3及び
    該第4のずれ量に応じて上下・傾斜補正量を得て、 前記左右・倍率補正量及び前記上下・傾斜補正量をそれ
    ぞれ所定値と比較して、所定値以上である方を補正候補
    とし、両方がともに前記所定値以上である際には、前記
    左右・倍率補正量及び前記上下・傾斜補正量のうち大き
    い方を補正候補として、前記補正候補に応じた調整量を
    前記補正装置に付与する ことを特徴とする画像形成装置
    の転写画像位置ずれ補正方法
  2. 【請求項2】 前記第1パターン及び前記第2パターン
    は目視可能に印刷表示することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置の転写画像位置ずれ補正方法
  3. 【請求項3】 前記第1パターンと前記第2パターンを
    異なった色彩で形成したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の画像形成装置の転写画像位置ずれ補正方法
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