JP3506856B2 - Cd印刷面検査方法 - Google Patents
Cd印刷面検査方法Info
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- JP3506856B2 JP3506856B2 JP28090996A JP28090996A JP3506856B2 JP 3506856 B2 JP3506856 B2 JP 3506856B2 JP 28090996 A JP28090996 A JP 28090996A JP 28090996 A JP28090996 A JP 28090996A JP 3506856 B2 JP3506856 B2 JP 3506856B2
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
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- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(以下CDと云う。)などの、印刷物の表面に印刷さ
れた文字、図形などの印刷面状態を検査する検査方法お
よびその検査装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般的に、CDには記録内容などを表示
するため、その表面にメーカー名、曲名、演奏者名など
が印刷されている(以下レーベル面と云う。)。このレ
ーベル面に不備があるか否かを検査するために、検査を
行う前に、何枚かのCDを検査し、良品基準となる画像
データおよびシキイ値のデータを収集する(以下ティー
チングと云う。)。 【0003】従来、ティーチングの際に使用する複数枚
のCDは、検査員により、目視検査にて良品を選別する
か、検査ライン上を順次流れてくるCDを、良品、不良
品に係わらず順々に撮影し、その画像を、全て良品とし
て画像処理を施し、良品基準となる基準画像およびシキ
イ値を決定していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来のティーチングに
おいては、検査員による目視検査は、非常に検査員に負
担を強いる熟練度を要する作業であった。また、検査機
にてティーチングを行う場合は、検査ライン上のCD
を、全て良品として処理するため、1枚でもレーベル面
に印刷欠陥がある不良のCDが混入していれば、その不
良のCDも良品として判断するように検査シキイ値を求
めるために、求めたシキイ値が高くなり、不良品を良品
と判断してしまっていた。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、CDのレーベル面の印刷面欠陥検査を行
う際に、あらかじめ何枚かのCDを用いてティーチング
を行い、被検査CDの良品基準となるシキイ値を決定す
るCD印刷面検査方法において、ティ−チングは、撮像
装置により、被検査CDのレーベル面を撮影し、画像処
理を施し、この画像データを基に算出した濃度のバラツ
キがあらかじめ登録された判定基準内に収まっているか
どうか判別し、基準内に収まっていれば濃度のバラツキ
をティーチングデータとして採用し、基準外であれば破
棄し、基準内の検査CDのティーチング枚数が、あらか
じめ登録されたティーチング枚数に達したら、基準内の
検査CDの濃度のバラツキを基に検査シキイ値を算出
し、ティーチングは終了することを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】第1図は本発明における、CD等
の多色刷り印刷機に設置された印刷物検査装置での実施
例を示す。印刷機のターンテーブル(21)上に配設さ
れたCD搬送トレイ(22)に、投入ステージ(23)
より投入されるCD(24)は、搬送方向gに、第1色
印刷ステージ(25)、第2色印刷ステージ(26)と
順次印刷され、第3色印刷ステージ(27)で印刷は完
了し、排出ステージ(29)の直前の検査ステージ(2
8)において、検査ステージ(28)上に設置されたエ
リアカメラ(20)でCD(24)の印刷画像を撮影
し、画像処理装置(31)にて印刷欠陥を判別する。 【0007】第2図は、第1図の実施例における本発明
の原理を説明するフローチャートである。 【0008】図2のフローチャートは、本発明における
ティーチングの流れを説明したもので、図1および図2
に沿って説明すると、ターンテーブル(21)上を、印
刷が完了した被検査CD(24)が、検査ステージ(2
8)上に位置したとき、エリアカメラ(20)のライン
センサで画素に分解して検出し、画像処理を施し、この
画像データを基に濃度のバラツキを算出し(a)、算出
した濃度のバラツキが、あらかじめ登録された判定基準
内に収まっているかどうか判別する(b)。そして、基
準内に収まっていれば、その濃度のバラツキをティーチ
ングデータとして採用する(c)。そして、基準より外
れたデータは、破棄される(g)。(c)の判定基準内
の検査CD(24)のティーチング枚数が、あらかじめ
登録されたティーチング枚数に達したら(d)、前記基
準内の検査CD(24)の濃度のバラツキを基に検査シ
キイ値を算出し、ティーチングは完了する(f)。そし
て、この検査シキイ値を基に、被検査CD(24)の検
査を開始する。 【0009】本発明は、ティーチングの際に不良品デー
タは破棄されるため、従来のように、不良データが混入
することがなく、良品判定基準が、正確に得られるとと
もに、検査の際に、不良品を良品と判定する誤検査が生
じない。 【0010】また、これは取り上げて指摘するほどのこ
とでもないが、本発明は、ティ−チングを自動化するこ
とで、目視検査員の負担を減少させている。すなわち、
従来は、ティーチング画像の選別の多くが目視検査に頼
っていたため、検査員に、極度の精神的緊張や目に過度
の負担を強いるものであった。そして、今までネックと
なっていたティ−チング画像の選別が自動化されること
により、一連の検査工程の自動化が可能となり、検査工
程の省力化が図れた。 【0011】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0012】CDの良品基準を作成するティーチングの
際に、印刷欠陥のあるCDが混入した場合に、その影響
を防止することができ、シキイ値の精度が上がり、誤検
査がなくなり、不良率の向上が図れる。 【0013】また、従来の多くが行っていた目視検査に
よるティーチング画像の選別が自動化され、検査員の負
担を軽減するとともに、検査工程の省力化が図れる。
ク(以下CDと云う。)などの、印刷物の表面に印刷さ
れた文字、図形などの印刷面状態を検査する検査方法お
よびその検査装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般的に、CDには記録内容などを表示
するため、その表面にメーカー名、曲名、演奏者名など
が印刷されている(以下レーベル面と云う。)。このレ
ーベル面に不備があるか否かを検査するために、検査を
行う前に、何枚かのCDを検査し、良品基準となる画像
データおよびシキイ値のデータを収集する(以下ティー
チングと云う。)。 【0003】従来、ティーチングの際に使用する複数枚
のCDは、検査員により、目視検査にて良品を選別する
か、検査ライン上を順次流れてくるCDを、良品、不良
品に係わらず順々に撮影し、その画像を、全て良品とし
て画像処理を施し、良品基準となる基準画像およびシキ
イ値を決定していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来のティーチングに
おいては、検査員による目視検査は、非常に検査員に負
担を強いる熟練度を要する作業であった。また、検査機
にてティーチングを行う場合は、検査ライン上のCD
を、全て良品として処理するため、1枚でもレーベル面
に印刷欠陥がある不良のCDが混入していれば、その不
良のCDも良品として判断するように検査シキイ値を求
めるために、求めたシキイ値が高くなり、不良品を良品
と判断してしまっていた。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、CDのレーベル面の印刷面欠陥検査を行
う際に、あらかじめ何枚かのCDを用いてティーチング
を行い、被検査CDの良品基準となるシキイ値を決定す
るCD印刷面検査方法において、ティ−チングは、撮像
装置により、被検査CDのレーベル面を撮影し、画像処
理を施し、この画像データを基に算出した濃度のバラツ
キがあらかじめ登録された判定基準内に収まっているか
どうか判別し、基準内に収まっていれば濃度のバラツキ
をティーチングデータとして採用し、基準外であれば破
棄し、基準内の検査CDのティーチング枚数が、あらか
じめ登録されたティーチング枚数に達したら、基準内の
検査CDの濃度のバラツキを基に検査シキイ値を算出
し、ティーチングは終了することを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】第1図は本発明における、CD等
の多色刷り印刷機に設置された印刷物検査装置での実施
例を示す。印刷機のターンテーブル(21)上に配設さ
れたCD搬送トレイ(22)に、投入ステージ(23)
より投入されるCD(24)は、搬送方向gに、第1色
印刷ステージ(25)、第2色印刷ステージ(26)と
順次印刷され、第3色印刷ステージ(27)で印刷は完
了し、排出ステージ(29)の直前の検査ステージ(2
8)において、検査ステージ(28)上に設置されたエ
リアカメラ(20)でCD(24)の印刷画像を撮影
し、画像処理装置(31)にて印刷欠陥を判別する。 【0007】第2図は、第1図の実施例における本発明
の原理を説明するフローチャートである。 【0008】図2のフローチャートは、本発明における
ティーチングの流れを説明したもので、図1および図2
に沿って説明すると、ターンテーブル(21)上を、印
刷が完了した被検査CD(24)が、検査ステージ(2
8)上に位置したとき、エリアカメラ(20)のライン
センサで画素に分解して検出し、画像処理を施し、この
画像データを基に濃度のバラツキを算出し(a)、算出
した濃度のバラツキが、あらかじめ登録された判定基準
内に収まっているかどうか判別する(b)。そして、基
準内に収まっていれば、その濃度のバラツキをティーチ
ングデータとして採用する(c)。そして、基準より外
れたデータは、破棄される(g)。(c)の判定基準内
の検査CD(24)のティーチング枚数が、あらかじめ
登録されたティーチング枚数に達したら(d)、前記基
準内の検査CD(24)の濃度のバラツキを基に検査シ
キイ値を算出し、ティーチングは完了する(f)。そし
て、この検査シキイ値を基に、被検査CD(24)の検
査を開始する。 【0009】本発明は、ティーチングの際に不良品デー
タは破棄されるため、従来のように、不良データが混入
することがなく、良品判定基準が、正確に得られるとと
もに、検査の際に、不良品を良品と判定する誤検査が生
じない。 【0010】また、これは取り上げて指摘するほどのこ
とでもないが、本発明は、ティ−チングを自動化するこ
とで、目視検査員の負担を減少させている。すなわち、
従来は、ティーチング画像の選別の多くが目視検査に頼
っていたため、検査員に、極度の精神的緊張や目に過度
の負担を強いるものであった。そして、今までネックと
なっていたティ−チング画像の選別が自動化されること
により、一連の検査工程の自動化が可能となり、検査工
程の省力化が図れた。 【0011】 【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。 【0012】CDの良品基準を作成するティーチングの
際に、印刷欠陥のあるCDが混入した場合に、その影響
を防止することができ、シキイ値の精度が上がり、誤検
査がなくなり、不良率の向上が図れる。 【0013】また、従来の多くが行っていた目視検査に
よるティーチング画像の選別が自動化され、検査員の負
担を軽減するとともに、検査工程の省力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例で、CD印刷面検査装
置に使用した主要な構成を示す概略構成図である。 【図2】本発明の原理を説明するフローチャートである 【符号の説明】 24 CD 20 撮像装置 a 前記被検査CDの画像データを撮影し、画像処理を
施し、この画像データを基に算出した濃度のバラツキ
が、 b あらかじめ登録された判定基準内に収まっているか
どうか判別し、 c 基準内に収まっていれば、前記濃度のバラツキをテ
ィーチングデータとして採用し、 d 前記画像データがあらかじめ設定されたティーチン
グ枚数に達したら、濃度のバラツキを基に検査シキイ値
を算出し、 e 前記ティーチングは終了する。
置に使用した主要な構成を示す概略構成図である。 【図2】本発明の原理を説明するフローチャートである 【符号の説明】 24 CD 20 撮像装置 a 前記被検査CDの画像データを撮影し、画像処理を
施し、この画像データを基に算出した濃度のバラツキ
が、 b あらかじめ登録された判定基準内に収まっているか
どうか判別し、 c 基準内に収まっていれば、前記濃度のバラツキをテ
ィーチングデータとして採用し、 d 前記画像データがあらかじめ設定されたティーチン
グ枚数に達したら、濃度のバラツキを基に検査シキイ値
を算出し、 e 前記ティーチングは終了する。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】CDのレーベル面の印刷面欠陥検査を行う
際に、あらかじめ何枚かのCDを用いてティーチングを
行い、被検査CDの良品基準となるシキイ値を決定する
CD印刷面検査方法において、 前記ティ−チングは、撮像装置により、前記被検査CD
のレーベル面を撮影し、画像処理を施し、この画像デー
タを基に算出した濃度のバラツキがあらかじめ登録され
た判定基準内に収まっているかどうか判別し、基準内に
収まっていれば前記濃度のバラツキをティーチングデー
タとして採用し、基準外であれば破棄し、前記基準内の
検査CDのティーチング枚数が、あらかじめ登録された
ティーチング枚数に達したら、前記基準内の検査CDの
濃度のバラツキを基に検査シキイ値を算出し、前記ティ
ーチングは終了することを特徴とする印刷物の検査方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28090996A JP3506856B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | Cd印刷面検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28090996A JP3506856B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | Cd印刷面検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10124675A JPH10124675A (ja) | 1998-05-15 |
JP3506856B2 true JP3506856B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=17631639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28090996A Expired - Fee Related JP3506856B2 (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | Cd印刷面検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3506856B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3586118B2 (ja) * | 1998-10-19 | 2004-11-10 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 出力物検査装置 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP28090996A patent/JP3506856B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10124675A (ja) | 1998-05-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031217 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |