JP3505761B2 - 共重合体、その製造法及びそれを用いた電界発光素子 - Google Patents

共重合体、その製造法及びそれを用いた電界発光素子

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JP3505761B2 JP35419293A JP35419293A JP3505761B2 JP 3505761 B2 JP3505761 B2 JP 3505761B2 JP 35419293 A JP35419293 A JP 35419293A JP 35419293 A JP35419293 A JP 35419293A JP 3505761 B2 JP3505761 B2 JP 3505761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クマリン誘導体とNー
ビニルカルバゾールからなる新規な共重合体、その製造
法及びその共重合体を用いた電界発光(ELECTROLUMINES
CENCE 以下ELと略称する)素子に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】有機化
合物の高い蛍光効率に着目し、有機化合物のEL性能を
利用した素子の研究は古くから行われている。例えば、
ヘルフリッシュとウィリアムス(W.Helfrish,Dresmer.W
illiams)らはアントラセン結晶を用い、青色発光を得
ている(ジャーナル オブ ケミカル フィジックス、
44巻、2902ページ、1966年 J.Chem.Phys.,4
4,2902(1966))。また、タンとバンスライク(C.W.Tan
g、S.A.Vanslyke)はオキシン錯体を用いて、緑色の発
光を得ている(アプライドフィジックス レター、51
巻、21ページ、1987年 Appl.Phys.Lett.,51(1
2),21(1987))。
【0003】しかしいずれも実用化するために充分な条
件を備えていない。例えば、前者では駆動電圧が高い、
後者では発光層が正孔注入能を持っていないために正孔
注入層を含む積層構造を必要とし、さらに電子注入能を
持つ8−ヒドロキシキノリンアルミニウム錯体の発光波
長より短波長の発光を得る事が難しいなどの問題点があ
った。
【0004】一方、特開平4-212286号公報において、正
孔注入能を持つ化合物、蛍光物質および電子注入能を持
つ化合物が混合された有機EL素子が報告されている。
しかしながら、この素子においても発光効率の点におい
て満足のいくものではなかった。 また、特開平4-3599
89号公報においてクマリンの重合体が示されている。し
かし、クマリンの単独重合体は濃度消光が著しく発光効
率が悪いという欠点を有する。
【0005】有機EL素子において高い発光効率を得る
ためには、正孔および電子を電極から効率よく取り出
し、効率よく発光中心まで輸送し、さらに効率よく発光
中心に注入する必要がある。このように正孔を輸送し、
発光中心に注入する材料(正孔輸送材料)の1つとして
ポリN−ビニルカルバゾール(以下PVCzと略記す
る)が知られている。このPVCzを正孔輸送層として
用いた例として特開平3-137186がある。しかし、発光層
との間の電位障壁が効率を低下させる1つの要因となっ
ている。また、先に述べた特開平4-212286にはPVCz
に蛍光色素を混合させた例が示されている。正孔あるい
は電子が、1分子から他の分子へ移動するとき、お互い
の分子間距離が短いほど効率よく移動する。つまり、正
孔輸送材料と発光材料は近接していることが好ましい。
さらに言えば、正孔輸送材料と発光材料が混合されてい
るより、お互いが化学結合で繋がっているような場合が
特に好ましい。
【0006】そこで、これらの問題を解決し、高発光効
率な有機EL素子を見いだすべく鋭意検討した結果、ク
マリン誘導体とNービニルカルバゾールを共重合して成
る新規な化合物を用いた有機EL素子が高効率である事
を見出し本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は下記1)乃至
6)で構成される。 1)一般式(1) で示される繰り返し単位及び式(2) で示される繰り返し単位よりなり、全繰り返し単位中一
般式(1)で示される繰り返し単位が0.01〜50モ
ル%含まれ、且つ、ゲルパーミエションクロマトグラフ
ィにより測定したポリスチレン換算重量平均分子量(以
下単に重量平均分子量と略称する)が1,000〜1,
000,000である共重合体。[ただし、一般式
(1)において、 1 は水素、フッ素、アルキル基、ア
ルコキシ基、ジアルキルアミノ基、アルカノイルオキシ
基、アルキルオキシカルボニル基、アリール基、ベンゾ
オキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイミダゾ
リル基、シアノ基、アルカノイル基またはトリフルオロ
メチル基から選択され、 〜R 5 はそれぞれ独立に水
素、フッ素、アルキル基、アルコキシ基、ジアルキルア
ミノ基、アルカノイルオキシ基、アルキルオキシカルボ
ニル基、アリール基、シアノ基、アルカノイル基または
トリフルオロメチル基から選択され、Xは、OまたはN
Y(Yは、水素、アルキル基またはアリール基を示す)
を示し、nは0、1または2を示し、R6は水素または
メチル基を示す]。 2)一般式(3) で示されるクマリン誘導体の1種以上でそれらの合計量
が0.01〜50モル%及びNービニルカルバゾール9
9.99〜50モル%からなる混合物を重合開始剤また
は触媒の存在下に反応を行うことを特徴とする共重合体
の製造法。ただし、上式において、R 〜R 、X及び
nは上述した通りである。 3)一般式(1)及び式(2)で示される繰り返し単位
よりなり、全繰り返し単位中一般式(1)で示される繰
り返し単位が0.01〜50モル%含まれ、且つ、重量
平均分子量が1,000〜1,000,000である共
重合体を含む薄膜を用いた電界発光素子。 4)陽極/共重合体を含む薄膜/陰極の順番に配列され
ることを特徴とする前項3)に記載の電界発光素子。 5)陽極/共重合体を含む薄膜/電子輸送材料よりなる
薄膜/陰極の順番に配列されることを特徴とする前項
3)に記載の電界発光素子。 6)陽極/共重合体と電子輸送材料を含む薄膜/陰極の
順番に配列されることを特徴とする前項3)に記載の電
界発光素子。
【0008】本発明の構成と効果につき以下に詳述す
る。上述した本発明の新規な共重合体は、以下に述べる
本発明の製造方法により製造することができる。すなわ
ち、Nービニルカルバゾールと一般式(3)で表される
クマリン誘導体を開始剤または触媒の存在下に共重合さ
せることによって得られる。重合方法は、両モノマーが
ともに重合する方法であるなら特に限定されない。重合
方法の例としては、ラジカル重合あるいはカチオン重合
などがあげられる。ラジカル重合に用いられる開始剤と
しては、アゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと
略記する)のようなアゾ系、過酸化ベンゾイルのような
過酸化物系、テトラエチルチウラムジスルフィドのよう
なジチオカルバメート系など公知の開始剤があげられ
る。カチオン重合に用いられる触媒としては、トリフル
オロボレートあるいは四塩化錫のようなルイス酸系、硫
酸あるいは塩酸のような無機酸系、カチオン交換樹脂な
ど公知の化合物があげられる。
【0009】本発明の共重合体合成に用いられるクマリ
ン誘導体モノマーの具体例としては、式(4)〜式(6
2)
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】 で示される化合物を挙げる事ができる。これらの中で、
アクリル(メタクリル)基とクマリン環の間にエチレン
基を介した化合物が好ましく、それらのうち式(1
3)、(15)、(17)、(29)、(31)、(3
3)、(43)、(45)、(47)、(57)、(5
9)及び(61)で表される化合物が特に好ましい。
【0010】重合反応において溶媒を使用することなく
反応を行うこともできるが、溶媒を使用した方が反応熱
を容易に除去することができ、より好ましい。本発明で
使われる溶媒の具体例としてはベンゼン、トルエン、キ
シレン、アニソール、クロロフォルム、四塩化炭素、
N,Nージメチルフォルムアミド、N,Nージメチルア
セトアミド、Nーメチルー2ーピロリドン、N,Nージ
メチルスルフォキシド、石油エ−テル、リグロイン、ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサンあるいはジオキサン
等が考えられるが必ずしもこれらに限定されるものでは
ない。
【0011】重合反応の好ましい態様としては溶媒の存
在下、1種以上の式(3)で表されるクマリン誘導体と
Nービニルカルバゾールを混合して重合開始剤あるいは
触媒の存在下に反応を行う方法。クマリン誘導体とNー
ビニルカルバゾールを混合して所定の時間重合反応を行
った後、異種のクマリン誘導体を追加して重合反応を続
ける方法。この反応過程を繰り返し行う方法。最初にク
マリン誘導体あるいはNービニルカルバゾールのどちら
かのみの反応を所定時間行った後、他のモノマーを添加
して重合反応を続ける方法。その他重合体の分子量分布
あるいは組成分布をコントロールすることを目的に重合
反応の途中で断続的あるいは連続的に反応条件を変える
方法などが考えられる。このように重合条件を選択する
ことによりランダム、ブロックあるいはマルチブロック
共重合体などを得ることができる。
【0012】本発明の製造方法において重合温度は0〜
120℃、好ましくは10〜80℃であり、反応時間は
1〜48時間、好ましくは2〜12時間である。反応終
了後、反応液はメチルアルコール、エチルアルコール、
プロピルアルコール、アセトンなどの貧溶媒に混合して
ポリマーを析出させ、炉別乾燥して使用に供する。
【0013】このようにして得られた本発明の共重合体
の重量平均分子量は1,000〜1,000,000、
好ましくは5,000〜500,000、特に好ましく
は10,000〜200,000の範囲である。下限未
満であれば得られた薄膜の強度が弱く好ましくなく、上
限を超えるとポリマーの加工性が低下して好ましくな
い。 本発明の共重合体の組成比は、発光機能を担うク
マリン誘導体部の繰り返し単位が全繰り返し単位の0.
01〜50モル%、好ましくは0.05〜10モル%の
範囲である。下限未満であるとクマリン誘導体部の蛍光
が弱くなり、上限を超えると濃度消光が起こり、蛍光強
度が低下し、また正孔輸送能が低下し、いづれも好まし
くない。
【0014】本発明の共重合体は、この正孔輸送能に優
れたNービニルカルバゾール部(一般式(2)で示され
る繰り返し単位)と発光効率の高いクマリン誘導体部
(一般式(1)で示される繰り返し単位)が化学的に結
合したものである。そのため、発光中心であるクマリン
誘導体部へ正孔の輸送が非常に効率よく起こり、高効率
な発光が達成された。また、本発明の共重合体は、クマ
リン部の構造を変化させることによって、発光色を種々
に変化させることができる。例えば式(13)で示され
るモノマーより得られた共重合体は青色に発光し、式
(62)で示されるモノマーより得られた共重合体は赤
色に発光する。また、クマリン誘導体部の組成比がNー
ビニルカルバゾール部に対して極端に少ない場合にはN
ービニルカルバゾール部に由来する紫色の発光が見られ
る。すなわち本発明の共重合体は、可視域全般に渡って
発光することが可能であるのでフルカラー用ディスプレ
イの1成分としても好適である。また本発明の共重合体
は適度な分子量を有しているため、塗布液として使用す
る場合、溶媒に対する溶解性に優れるとともに成膜性に
も優れ、且つ、基板に対する密着性にも優れるため、良
好な塗膜を形成することができる。
【0015】本発明の共重合体を用いたEL素子の構成
は、各種の態様があるが、基本的には一対の電極(陽極
と陰極)間に、本発明の共重合体を挟持した構成とし、
これに必要に応じて、正孔輸送層および電子輸送層を介
在させればよい。又、前記構成の素子においては、いず
れも基板に支持されていることが好ましく、該基板に付
いては特に制限はなく、従来EL素子に慣用されている
もの、例えばガラス、透明プラスチック、石英などから
成るものを用いることができる。本発明の共重合体は、
これらEL素子の発光層として有用である。この発光層
は、例えば蒸着法、塗布法等の公知の方法によって、薄
膜化する事により形成することができるが、特に分子堆
積膜とすることが好ましい。ここで分子堆積膜とは、該
化合物の気相状態から沈着され形成された薄膜や、該化
合物の溶液状態または液相状態から固体化され形成され
た膜のことであり、通常この分子堆積膜はLB法により
形成された薄膜(分子累積膜)とは区別することができ
る。また、該発光層は、特に樹脂などの結着剤を必要と
せず、溶剤に溶かして溶液とした後、これをスピンコー
ト法などにより薄膜化し形成することができるので工業
的に有利である。このようにして形成された発光層の薄
膜の厚みについては特に制限はなく、適宜状況に応じて
選ぶことができるが、通常2nmないし5000nmの
範囲で選定される。
【0016】このEL素子における陽極としては、仕事
関数の大きい(4eV以上)金属、合金、電気伝導性化
合物及びこれらの混合物を電極物質とするものが好まし
く用いられる。このような電極物質の具体例としてはA
uなどの金属、CuI、ITO、SnO2、ZnOなど
の誘電性透明材料が挙げられる。該陽極は、これらの電
極物質を蒸着やスパッタリングなどの方法により、薄膜
を形成させることにより作製することができる。この電
極より発光を取り出す場合には、透過率を10%より大
きくすることが望ましく、また、電極としてのシート抵
抗は数百Ω/mm以下が好ましい。さらに膜厚は材料に
もよるが、通常10nmないし1μm、好ましくは10
〜200nmの範囲で選ばれる。
【0017】一方、陰極としては、仕事関数の小さい
(4eV以下)金属、合金、電気伝導性化合物及びこれ
らの混合物を電極物質とするものが用いられる。このよ
うな電極物質の具体例としては、ナトリウム、ナトリウ
ム−カリウム合金、マグネシウム、リチウム、マグネシ
ウム/銅混合物、Al/AlO2、インジウムなどが挙
げられる。該陰極は、これらの電極物質を蒸着やスパッ
タリングなどの方法により、薄膜を形成させることによ
り、作製することができる。また、電極としてのシート
抵抗は数百Ω/mm以下が好ましく、膜厚は通常10n
mないし1μm、好ましくは50〜200nmの範囲で
選ばれる。
【0018】本発明の共重合体を用いるEL素子の構成
は、前記したように、各種の態様があるが、本発明の共
重合体自身が正孔輸送能を有するために特に正孔輸送層
を設ける必要がなく工業的に有利となる。しかしなが
ら、必要ならば正孔輸送層を陽極と共重合体層の間に設
けてもよいし、他の正孔輸送材料を共重合体層に混合さ
せても良い。
【0019】用いられる正孔輸送材料としては、電界を
与えられた2個の電極間に配置されて陽極から正孔が注
入された場合、該正孔を適切に発光層へ伝達しうる化合
物であって、例えば、104〜106V/cmの電界印加
時に、少なくとも10-6cm2/V・秒以上の正孔移動
度をもつものが好適である。このような正孔輸送材料に
ついては、前記の好ましい性質を有する物であれば特に
制限はなく、従来、光導電材料において、正孔の電荷輸
送材として慣用されているものやEL素子の正孔輸送層
に使用される公知のものの中から任意のものを選択して
用いることができる。
【0020】該正孔輸送材料としては、例えばトリアゾ
ール誘導体(米国特許第3,112,197号明細書な
どに記載のもの)、オキサジアゾール誘導体(米国特許
第3,189,447号明細書などに記載のもの)、イ
ミダゾール誘導体(特公昭37−16096号公報など
に記載のもの)、ポリアリールアルカン誘導体(米国特
許第3,615,402号明細書、同3,820,98
9号明細書、同3,542,544号明細書、特公昭4
5−555号公報、同51−10983号公報、特開昭
51−93224号公報、同55−17105号公報、
同56−4148号公報、同55−108667号公
報、同55−156953号公報、同56−36656
号公報などに記載のもの)、ピラゾリン誘導体及びピラ
ゾロン誘導体(米国特許第3,180,729号明細
書、同4,278,746号明細書、特開昭55−88
064号公報、同55−88065号公報、同49−1
05537号公報、同55−51086号公報、同56
−80051号公報、同56−88141号公報、同5
7−45545号公報、同54−112637号公報、
同55−74546号公報などに記載のもの)、フェニ
レンジアミン誘導体(米国特許第3,615,404号
明細書、特公昭51−10105号公報、同46−37
12号公報、同47−25336号公報、特開昭54−
53435号公報、同54−110536号公報、同5
4−119925号公報などに記載のもの)、アリール
アミン誘導体(米国特許第3,567,450号明細
書、同3,180,703号明細書、同3,240,5
97号明細書、同3,658,520号明細書、同4,
232,103号明細書、同4,175,961号明細
書、同4,012,376号明細書、特公昭49−35
702号公報、同39−27577号公報、特開昭55
−144250号公報、同56−119132号公報同
56−22437号公報、西独特許第1,110,51
8号明細書などに記載のもの)、アミノ置換カルコン誘
導体(米国特許第3,526,501号明細書などに記
載のもの)、オキサゾール誘導体(米国特許第,25
7,203号明細書などに記載のもの)、スチリルアン
トラセン誘導体(特開昭56−46234号公報などに
記載のもの)、フルオレノン誘導体(特開昭54−11
0837号公報などに記載のもの)、ヒドラゾン誘導体
(米国特許第3,717,462号明細書、特開昭54
−59143号公報、同55−52063号公報、同5
5−52064号公報、同55−46760号公報、同
55−85495号公報、同57−11350号公報、
同57−148749号公報などに記載されているも
の)、スチルベン誘導体(特開昭61−210363号
公報、同61−228451号公報、同61−1464
2号公報、同61−72255号公報、同62−476
46号公報、同62−36674号公報、同62−10
652号公報、同62−30255号公報、同60−9
3445号公報、同60−94462号公報、同60−
174749号公報、同60−175052号公報に記
載のもの)などを挙げることができる。
【0021】これらの化合物を正孔輸送材料として使用
することができるが、次に示すポリフィリン化合物(特
開昭63−295695号公報などに記載のもの)及び
芳香族第三級アミン化合物及びスチリルアミン化合物
(米国特許第4,127,412号明細書、特開昭53
−27033号公報、同54−58445号公報、同5
4−149634号公報、同54−64299号公報、
同55−79450号公報、同55−144250号公
報、同56−119132号公報、同61−29555
8号公報、同61−98353号公報、同63−295
695号公報などに記載のもの)、特に該芳香族第三級
アミン化合物を用いることが好ましい。
【0022】該ポリフィリン化合物の代表例としては、
ポリフィリン;5,10,15,20−テトラフェニル
−21H,23H−ポリフィリン銅(II);5,10,
15,20−テトラフェニル−21H,23H−ポリフ
ィリン亜鉛(II);5,10,15,20−テトラキス
(ペンタフルオロフェニル)−21H,23H−ポリフ
ィリン;シリコンフタロシアニンオキシド;アルミニウ
ムフタロシアニンクロリド;フタロシアニン(無金
属);ジリチウムフタロシアニン;銅テトラメチルフタ
ロシアニン;銅フタロシアニン;クロムフタロシアニ
ン;亜鉛フタロシアニン;鉛フタロシアニン;チタニウ
ムフタロシアニンオキシド;マグネシウムフタロシアニ
ン;銅オクタメチルフタロシアニン;などが挙げられ
る。
【0023】また該芳香族第三級化合物及びスチリルア
ミン化合物の代表例としては、N,N,N’,N’,−
テトラフェニル−4,4’−ジアミノビフェニル;N,
N’−ジフェニル−N,N’−ジ(3−メチルフェニ
ル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TPD);2,
2−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)プロパ
ン;1,1−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニ
ル)シクロヘキサン; N,N,N’,N’,−テトラ
−p−トリル−4,4’−ジアミノビフェニル;1,1
−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)−4−フ
ェニルシクロヘキサン;ビス(4−ジメチルアミノ−2
−メチルフェニル)フェニルメタン;N,N’−ジフェ
ニル−N,N’−ジ(4−メトキシフェニル)−4,
4’−ジアミノビフェニル;N,N’−テトラフェニル
−4,4’−ジアミノビフェニルエーテル;4,4’−
ビス(ジフェニルアミノ)クオードリフェニル;N,
N,N−トリ(p−トリル)アミン;4−(ジ−p−ト
リルアミン)−4’−[4(ジ−p−トリルアミン)ス
チリル]スチルベン;4−N,N−ジフェニルアミノ−
(2−ジフェニルビニル)ベンゼン;3−メトキシ−
4’−N,N−ジフェニルアミノスチルベン;N−フェ
ニルカルバゾールなどが挙げられる。
【0024】本発明のEL素子における電子輸送層は、
電子輸送材料からなるものであって、陰極より注入され
た電子を発光層に伝達する機能を有している。このよう
な電子輸送材料について特に制限はなく、従来公知の化
合物の中から任意のものを選択して用いる事ができる。
該電子輸送材料の好ましい例としては、式(63)及び
式(64)
【化21】 で示されるニトロ置換フルオレノン誘導体、式(65)
【化22】 で示されるチオピランオキシド誘導体、式(66)
【化23】 で示されるジフェニルキノン誘導体等、あるいは式(6
7)及び式(68)
【化24】 で示される化合物、アントラキノジメタン誘導体(特開
昭57−149259号公報、同58−55450号公
報、同61−225151号公報、同61−23375
0号公報、同63−104061号公報などに記載のも
の)、フルオレニリデンメタン誘導体(特開昭60−6
9657号公報、同61−143764号公報、同61
−148159号公報などに記載のもの)、アントロン
誘導体(特開昭61−225151号公報、同61−2
33750号公報などに記載のもの)、オキサジアゾー
ル誘導体(日化誌、1991(11):1540、 Jpn.J.Appl.Phy
s.,27,L713(1988), Appl.Phys.Lett.,55,1489(1989)な
どに記載のもの)、チオフェン誘導体(特開平4−21
2286号公報などに記載のもの)などを挙げることが
できる。
【0025】次に、本発明の共重合体を用いたEL素子
を作製する好適な方法の例を各構成の素子それぞれにつ
いて説明する。前記の陽極/共重合体を含む薄膜/陰極
からなるEL素子の作製法について説明すると、まず適
当な基板上に、所望の電極物質、例えば陽極用物質から
なる薄膜を、1μm以下、好ましくは10〜200nm
の範囲の膜厚になるように、蒸着やスパッタリングなど
の方法により形成させ、陽極を作製したのち、この上に
本発明の共重合体を含む薄膜を形成させ発光層を設け
る。該発光材料の薄膜化の方法としては、例えば、浸せ
き塗工法、スピンコート法、キャスト法、蒸着法などが
あるが、本発明の共重合体を破壊することなく、均質な
膜が得られやすく、かつピンホールが生成しにくいなど
の点から浸せき塗工法、スピンコート法またはキャスト
法が好ましい。該共重合体の薄膜化に、例えばスピンコ
ート法を採用する場合、この共重合体を溶解する溶媒
(例えば、THF,DMF,NMP,DMSO,トルエ
ン、ベンゼン、クロロフォルム等)に溶かし、スピンナ
ーを用いて基板を回転させながらその基板上に塗布す
る。次にこの共重合体層の形成後、その上に陰極用物質
からなる薄膜を、1μm以下、例えば蒸着やスパッタリ
ング等の方法により形成させ、陰極を設けることによ
り、所望のEL素子が得られる。なお、このEL素子の
作製においては、作製順序を逆にして、陰極、発光層、
陽極の順に作製することも可能である。
【0026】次に、陽極/共重合体を含む薄膜/電子輸
送層/陰極からなるEL素子の作製法について説明する
と、まず、陽極を前記のEL素子の場合と同様にして形
成した後、その上に、前記のスピンコート条件に準じ共
重合体を含む薄膜を形成する。次に、この薄膜の上に、
電子輸送材料からなる薄膜を蒸着法等により形成し、電
子輸送層を設け、ついでこの上に、陰極を前記EL素子
の作製の場合と同様にして設けることにより、所望のE
L素子が得られる。なお、このEL素子の作製において
も、作製順序を逆にして、陰極、電子注入層、発光層、
陽極の順に作製することも可能である。
【0027】更に、陽極/共重合体と電子輸送材料を含
む薄膜/陰極からなるEL素子の作製法について説明す
ると、前記のEL素子の場合と同様にして、陽極を設
け、次に、本発明の共重合体と電子輸送材料を混合し、
スピンコート法により発光層を設け、最後に陰極を前記
と同様に設けることにより所望のEL素子が得られる。
なお、このEL素子の作製においても、作製順序を逆に
して、陰極、発光層、正孔注入層、陽極の順に作製する
ことも可能である。
【0028】このようにして得られたEL素子に、直流
電圧を印加する場合には、電圧5〜40V程度を印加す
ると、発光が透明または半透明の電極側より観測でき
る。さらに、交流電圧を印加することによっても発光す
る。なお印加する交流の波形は任意でよい。
【0029】次に、該EL素子の発光メカニズムについ
て、陽極/共重合体と電子輸送材料を含む薄膜/陰極の
構成の場合を例に上げて説明する。電極間に電圧を印加
すると、正孔は該陽極より共重合体のカルバゾール部に
電界により注入される。この注入された正孔は、高分子
のカルバゾール部を通りクマリン部へ輸送される。一
方、電子は、陰極から電子輸送材料に電界により注入さ
れ、さらに共重合体のクマリン部へ輸送され、正孔と再
結合する。この再結合が行われると、クマリン部が励起
され、基底状態に戻るときに発光する。この際、クマリ
ン部の酸化電位はカルバゾール部のそれより低く、ま
た、クマリン部の還元電位は電子輸送材料のそれよりも
低い方が好ましい。
【0030】本発明の共重合体の用途としてはEL素子
の他に蛍光塗料などの発光材料、電子写真用感光材料、
太陽電池用光電材料等が、また本発明の素子の用途とし
てはディスプレイあるいは照明(液晶表示装置のバック
ライト、蛍光灯)等が考えられる。
【0031】
【実施例】次に本発明を合成例、実施例及び比較例に基
づいて更に詳しく説明する。
【0032】
【合成例1】3−(2’−ベンゾオキサゾリル)−7−ビニルカルボ
ニルウンベリフェロンの合成 3−(2’−ベンゾオキサゾリル)ウンベリフェロン3
23mgをTHFに溶かし、ピリジン2mlとアクリル
酸クロライド110mgを順に加え、室温で一昼夜攪拌
した。微量のハイドロキノンを加えた後、水およびトル
エンをそれぞれ100ml加え有機層に抽出し、有機層
を水50mlで五回洗浄し硫酸マグネシウムにて乾燥し
た。トルエンを留去後、シリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、目的の3−(2’−ベンゾオキサゾ
リル)−7−ビニルカルボニルウンベリフェロンを得
た。構造は1H−NMRにて確認した。1 H−NMR(CHCl3) δ=6.12(q,1H), 6.36(q,1H), 6.79(q,1H), 7.21(q,1
H), 7.27(q,1H), 7.41(m, 2H), 7.64(m,1H), 7.70(d,1
H), 7.87(m,1H), 8.78(s,1H)
【0033】
【合成例2】3−(2’−ベンゾオキサゾリル)−7−(2−ビニル
カルボニルオキシエチル)ウンベリフェロンの合成 3−(2’−ベンゾオキサゾリル)ウンベリフェロン
1.4gと炭酸カリウム1.38gのTHF溶液に2−
ブロモエタノール2.74gのTHF溶液を加えた。5
時間還流後、固体をろ別してTHFを留去した。トルエ
ンと水をそれぞれ50ml加え有機層に抽出後、さらに
2回水洗し硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。酢酸エ
チルで再結晶し、真空下で乾燥後、1gの黄色の結晶を
得た。得られた結晶をTHFに溶かし、ピリジン10m
lとアクリル酸クロライド400mgを順に加え、室温
で一昼夜攪拌した。微量のハイドロキノンを加えた後、
水およびトルエンをそれぞれ100ml加え有機層に抽
出し、有機層を水50mlで五回洗浄し硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。トルエンを留去後、シリカゲルカラム
クロマトグラフィーにて精製し目的のクマリンモノマー
を得た。構造は1H−NMRにて確認した。1 H−NMR(CHCl3) δ=4.33(t,2H), 4.57(t,2H), 5.89(q,1H), 6.18(q,1
H), 6.48(q,1H), 6.91(d,1H), 6.96(q,1H), 7.39(m,2
H), 7.58(d,1H), 7.62(m,1H), 7.85(m,1H), 8.73(s,1H)
【0034】
【実施例1】N−ビニルカルバゾールとクマリン誘導体モノマーの共
重合 合成例1で得た3−(2’−ベンゾオキサゾリル)−7
−ビニルカルボニルウンベリフェロン25mgとN−ビ
ニルカルバゾール500mgを20mlのベンゼンに溶
解させ、十分に脱気を行ったあとAIBNを10mg加
え、60−70℃で五時間攪拌した。冷却後、この溶液
をメタノール300mlとアセトン200mlの混合溶
液中に滴下した。析出した固体をろ取し、10mlのT
HFに溶解後、再びメタノール300mlとアセトン2
00mlの混合溶液中に滴下した。この操作を3回繰り
返した後に得られた固体を減圧下にて乾燥し、本発明の
共重合体320mgを得た。この共重合体の元素分析に
よるクマリン誘導体部の含量は5.0モル%であり、重
量平均分子量は31,000であった。また、このポリ
マーは紫外線の照射で青緑色の蛍光を発し、そのスペク
トルを図1に示した。
【0035】
【実施例2】N−ビニルカルバゾールとクマリン誘導体モノマーの共
重合 合成例1で得た3−(2’−ベンゾオキサゾリル)−7
−ビニルカルボニルウンベリフェロン5mgとN−ビニ
ルカルバゾール500mgを20mlのベンゼンに溶解
させ、十分に脱気を行ったあとAIBNを10mg加
え、60−70℃で五時間攪拌した。冷却後、この溶液
をメタノール300mlとアセトン200mlの混合溶
液中に滴下した。析出した固体をろ取し、10mlのT
HFに溶解後、再びメタノール300mlとアセトン2
00mlの混合溶液中に滴下した。この操作を3回繰り
返した後に得られた固体を減圧下にて乾燥し、本発明の
共重合体390mgを得た。この共重合体の元素分析に
よるクマリン誘導体の含量は10.5モル%であり、重
量平均分子量は28,000であった。このポリマーは
紫外線の照射で青緑色の蛍光を発し、そのスペクトルを
図2に示した。
【0036】
【実施例3】N−ビニルカルバゾールとクマリン誘導体モノマーの共
重合 合成例2で得た3−(2’−ベンゾオキサゾリル)−7
−(2−ビニルカルボニルオキシエチル)ウンベリフェ
ロン10mgとN−ビニルカルバゾール500mgを2
0mlのベンゼンに溶解させ、十分に脱気を行ったあと
AIBNを10mg加え、60−70℃で五時間攪拌し
た。冷却後、この溶液をメタノール300mlとアセト
ン200mlの混合溶液中に滴下した。析出した固体を
ろ取し、10mlのTHFに溶解後、再びメタノール3
00mlとアセトン200mlの混合溶液中に滴下し
た。この操作を3回繰り返した後に得られた固体を減圧
下にて乾燥し、本発明の共重合体390mgを得た。こ
の共重合体の元素分析によるクマリン誘導体の含量は
3.6モル%であり、重量平均分子量は30,000で
あった。このポリマーは、紫外線の照射で青色の蛍光を
発し、そのスペクトルは図3に示した。
【0037】
【実施例4】N−ビニルカルバゾールとクマリン誘導体モノマーの共
重合 合成例2で得た3−(2’−ベンゾオキサゾリル)−7
−(2−ビニルカルボニルオキシエチル)ウンベリフェ
ロン15mgとN−ビニルカルバゾール500mgを2
0mlのベンゼンに溶解させ、十分に脱気を行ったあと
AIBNを10mg加え、60−70℃で五時間攪拌し
た。冷却後、この溶液をメタノール300mlとアセト
ン200mlの混合溶液中に滴下した。析出した固体を
ろ取し、10mlのTHFに溶解後、再びメタノール3
00mlとアセトン200mlの混合溶液中に滴下し
た。この操作を3回繰り返した後に得られた固体を減圧
下にて乾燥し、本発明の共重合体390mgを得た。こ
の共重合体の元素分析によるクマリン誘導体の含量は
5.2モル%であり、重量平均分子量は32,000で
あった。このポリマーは紫外線の照射で青色の蛍光を発
し、そのスペクトルを図4に示した。
【0038】
【実施例5】25mm×75mm×1.1mmのガラス
基板上にITOを蒸着法にて50nmの厚さで製膜した
もの(東京三容真空(株)製)を透明支持基板とした。
この透明支持基板を市販のスピンナー(協栄セミコンダ
クター(株)製)に固定し、実施例3で得られた共重合
体0.5重量部のトルエン溶液を用いて6000rpm
でスピンコート後、この基板を10-1Paの減圧下50
℃にて乾燥して、発光層を形成した。膜厚は50nmで
あった。次に発光層を形成させた基板を市販の蒸着装置
(真空機工(株)製)の基板ホルダーに固定し、上記発
光層の上にアルミニウム製のマスクを設置し、その後真
空層を2×10ー4Paまで減圧してから、グラファイト
性のるつぼから、マグネシウムを1.2〜2.4nm/
秒の蒸着速度で、同時にもう一方のるつぼから銀を0.
1〜0.2nm/秒の蒸着速度で蒸着した。上記条件で
マグネシウムと銀の混合金属電極を発光層の上に200
nm積層蒸着して対向電極とし、素子を形成した。IT
O電極を陽極、マグネシウムと銀の混合金属電極を陰極
として、作製した素子に、大気中で直流電圧40V印加
すると100mA/cm2電流が流れ、300cd/m2
の均一且つ安定な青色の面発光を得た。
【0039】
【実施例6】実施例5の発光層を形成後、基板を蒸着装
置の基板ホルダーに固定し、真空層を2×10ー4Paま
で減圧してから、石英製のるつぼから2ー(4ービフェ
ニル)ー5ー(4ーブチルフェニル)ー1、3、4ーオ
キサジアゾールを電子輸送層として50nm蒸着した。
蒸着速度は0.1〜0.2nm/秒であった。その後、
実施例5と同様にマグネシウムと銀の混合金属電極を電
子輸送層の上に200nm蒸着して素子を作製した。I
TO電極を陽極、混合金属を陰極として、作製した素子
に、大気中で直流電圧を35V印加すると100mA/
cm2の電流が流れ、500cd/m2の均一且つ安定な
青色の面発光を得た。
【0040】
【実施例7】発光材料として実施例3の共重合体0.3
重量部、電子輸送材料として2ー(4ービフェニル)ー
5ー(4ーブチルフェニル)ー1、3、4ーオキサジア
ゾールを0.3重量部溶解させたトルエン溶液を用い
て、実施例5と同様に透明支持基板上に発光層を形成し
た。そのときの膜厚は50nmであった。その後、実施
例5と同様にマグネシウムと銀の混合金属電極を発光層
の上に200nm蒸着して素子を作製した。ITO電極
を陽極、混合金属電極を陰極として作製した素子に、大
気中で直流電圧を25V印加すると100mA/cm2
の電流が流れ、500cd/m2の均一且つ安定な青色
の面発光を得た。
【0041】
【実施例8】実施例7と同様な発光層を形成後、基板を
蒸着装置の基板ホルダーに固定し、真空層を2×10ー4
Paまで減圧してから、石英製のるつぼからトリス(8
ーヒドロキシキノリノ)アルミニウムを電子輸送層とし
て50nm蒸着した。蒸着速度は0.1〜0.2nm/
秒であった。その後、実施例5と同様にマグネシウムと
銀の混合金属電極を電子輸送層の上に200nm蒸着し
て素子を作製した。ITO電極を陽極、混合金属電極を
陰極として作製した素子に、大気中で直流電圧を15V
印加すると100mA/cm2の電流が流れ、800c
d/m2の均一且つ安定な青色の面発光を得た。
【0042】
【比較例1】発光材料としてポリ(3−(2’−ベンゾ
オキサゾリル)−7−(2−ビニルカルボニルオキシエ
チル)ウンベリフェロン)を0.015重量部、ポリ
(N−ビニルカルバゾール)を0.5重量部溶解させた
トルエン溶液を用いて、実施例5と同様に透明支持基板
上に発光層を形成した。そのときの膜厚は50nmであ
った。その後、実施例5と同様にマグネシウムと銀の混
合金属電極を発光層の上に200nm蒸着して素子を作
製した。ITO電極を陽極、混合金属電極を陰極として
作製した素子に、大気中で直流電圧を41V印加すると
100mA/cm2の電流が流れ、250cd/m2の青
色の面発光を得たが、濃淡のあるものであり、発光は電
圧印加後直ちに減衰した。
【0043】
【発明の効果】本発明の共重合体は成膜製に優れるとと
もに基板に対する密着性も優れるため接着剤を使うこと
なく、良好な塗布膜を形成することができる。しかも、
1分子中に蛍光強度の強いクマリン誘導体部と電荷輸送
性に優れるN−ビニルカルバゾール部を同時に有してい
るので、本発明の共重合体膜を含むEL素子は電荷の移
動が効率よく起こり、安定した面発光を得ることができ
る。更に、本発明の共重合体は、可視域全般にわたって
発光することが可能であるので、これらを用いることに
より、フルカラーディスプレー等の高効率な発光素子が
作製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた共重合体の蛍光スペクトル
を示す。
【図2】実施例2で得られた共重合体の蛍光スペクトル
を示す。
【図3】実施例3で得られた共重合体の蛍光スペクトル
を示す。
【図4】実施例4で得られた共重合体の蛍光スペクトル
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08F 226/12 C08F 226/12 C09K 11/06 680 C09K 11/06 680 H05B 33/14 H05B 33/14 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 220/10 - 220/60 C08F 20/10 - 20/60 C08F 226/12 C08F 26/12 C09K 11/06 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) で示される繰り返し単位及び下記式(2) で示される繰り返し単位よりなり、全繰り返し単位中一
    般式(1)で示される繰り返し単位が0.01〜50モ
    ル%含まれ、且つ、ゲルパーミエションクロマトグラフ
    ィにより測定したポリスチレン換算重量平均分子量が
    1,000〜1,000,000である共重合体。〔た
    だし、一般式(1)において、 は水素、フッ素、ア
    ルキル基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ基、アルカ
    ノイルオキシ基、アルキルオキシカルボニル基、アリー
    ル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベ
    ンゾイミダゾリル基、シアノ基、アルカノイル基、また
    はトリフルオロメチル基から選択され、 〜R はそ
    れぞれ独立に水素、フッ素、アルキル基、アルコキシ
    基、ジアルキルアミノ基、アルカノイルオキシ基、アル
    キルオキシカルボニル基、アリール基、シアノ基、アル
    カノイル基、またはトリフルオロメチル基から選択さ
    れ、Xは、OまたはNY(Yは、水素、アルキル基また
    はアリール基を示す)を示し、nは0、1または2を示
    し、Rは水素またはメチル基を示す〕。
  2. 【請求項2】 一般式(3) で示されるクマリン誘導体の1種以上でそれらの合計量
    が0.01〜50モル%及びN−ビニルカルバゾール9
    9.99〜50モル%からなる混合物を重合開始剤また
    は触媒の存在下に反応を行うことを特徴とする共重合体
    の製造法。〔ただし、一般式(3)において、R は水
    素、フッ素、アルキル基、アルコキシ基、ジアルキルア
    ミノ基、アルカノイルオキシ基、アルキルオキシカルボ
    ニル基、アリール基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチ
    アゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、シアノ基、アルカ
    ノイル基、またはトリフルオロメチル基から選択され、
    〜R はそれぞれ独立に水素、フッ素、アルキル
    基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ基、アルカノイル
    オキシ基、アルキルオキシカルボニル基、アリール基、
    シアノ基、アルカノイル基、またはトリフルオロメチル
    基から選択され、Xは、OまたはNY(Yは、水素、ア
    ルキル基またはアリール 基を示す)を示し、nは0、1
    または2を示し、R は水素またはメチル基を示す〕。
  3. 【請求項3】 一般式(1) で示される繰り返し単位及び下記式(2) で示される繰り返し単位よりなり、全繰り返し単位中一
    般式(1)で示される繰り返し単位が0.01〜50モ
    ル%含まれ、且つ、ゲルパーミエションクロマトグラフ
    ィにより測定したポリスチレン換算重量平均分子量が
    1,000〜1,000,000である共重合体を含む
    薄膜を用いた電界発光素子。〔ただし、一般式(1)に
    おいて、 は水素、フッ素、アルキル基、アルコキシ
    基、ジアルキルアミノ基、アルカノイルオキシ基、アル
    キルオキシカルボニル基、アリール基、ベンゾオキサゾ
    リル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾイミダゾリル基
    シアノ基、アルカノイル基、またはトリフルオロメチル
    基から選択され、 〜R はそれぞれ独立に水素、フ
    ッ素、アルキル基、アルコキシ基、ジアルキルアミノ
    基、アルカノイルオキシ基、アルキルオキシカルボニル
    基、アリール基、シアノ基、アルカノイル基、またはト
    リフルオロメチル基から選択され、Xは、OまたはNY
    (Yは、水素、アルキル基またはアリール基を示す)を
    示し、nは0、1または2を示し、Rは水素またはメ
    チル基を示す〕。
  4. 【請求項4】 陽極/共重合体を含む薄膜/陰極の順番
    に配列されることを特徴とする請求項3に記載の電界発
    光素子。
  5. 【請求項5】 陽極/共重合体を含む薄膜/電子輸送材
    料よりなる薄膜/陰極の順番に配列されることを特徴と
    する請求項3に記載の電界発光素子。
  6. 【請求項6】 陽極/共重合体と電子輸送材料を含む薄
    膜/陰極の順番に配列されることを特徴とする請求項3
    に記載の電界発光素子。
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