JP3505738B2 - 縫製位置設定機能付きミシン - Google Patents
縫製位置設定機能付きミシンInfo
- Publication number
- JP3505738B2 JP3505738B2 JP13198293A JP13198293A JP3505738B2 JP 3505738 B2 JP3505738 B2 JP 3505738B2 JP 13198293 A JP13198293 A JP 13198293A JP 13198293 A JP13198293 A JP 13198293A JP 3505738 B2 JP3505738 B2 JP 3505738B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sewing
- embroidery
- embroidery frame
- pattern
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Description
枠を有するミシンに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、そのようなミシンにおいては、刺
繍枠の移動方向である前後左右に対応した4つのボタン
が設けられていた。また、刺繍模様が刺繍枠のどこに位
置するかをレイアウト表示するように構成されていた。
そして、使用者はレイアウト表示を見ながら、方向の異
なるボタンを組み合せて、縫製位置を希望する位置に到
達させていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前後左
右のボタンによる縫製位置の変更は、刺繍枠が所望の位
置に移動するまでスイッチを押し続けていなければなら
ず、操作が面倒であるという問題点があった。特に、現
在位置から斜め方向にある位置に、縫製位置を変更する
場合、縫製位置の変更は、ボタン操作を組み合わせなけ
ればならず、非常に手間であった。 【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、縫製位置を簡単に設定可能なミ
シンを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の縫製位置設定機能付きミシン
は、縫製模様の縫製可能な領域を表示する縫製領域表示
手段と、前記縫製領域表示手段の表示部分に対応する位
置に設けられた透明電極スイッチにより構成され、前記
縫製領域表示手段によって表示された前記領域において
前記縫製模様の縫製位置を直接押す操作で指定するため
の縫製位置設定手段と、縫製位置設定手段の操作に基づ
いて刺繍枠を移動するように駆動手段を制御する制御手
段とを備えている。 【0006】 【0007】 【0008】 【作用】以上の構成を有する本発明の請求項1記載の縫
製位置設定機能付きミシンにおいては、縫製領域表示手
段は、縫製模様の縫製可能な領域を表示する。縫製位置
設定手段は、前記縫製領域表示手段によって表示された
前記領域において前記縫製模様の縫製位置が直接押され
ることにより前記透明電極スイッチが機能してその縫製
位置を指定する。制御手段は、縫製位置設定手段の操作
に基づいて刺繍枠を移動するように駆動手段を自動的に
制御して、縫製位置が決定される。 【0009】 【0010】 【0011】 【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。 【0012】このミシンは、図2に示すように、ベッド
部10と、ベッド部10の右端から立直する脚柱部12
と、その脚柱部12からベッド部10と同方向に水平方
向に延びるアーム部14と、アーム部14の先端の頭部
16から構成されている。 【0013】アーム部14の前面には、液晶ドットマト
リクスで構成された表示器20が取り付けられている。
表示器20は模様選択用のキー表示や選択された刺繍模
様や、縫製位置変更用のキー等を表示するように構成さ
れている。更に、この表示器20の前面には、透明なア
ナログ式透明電極スイッチ22がはめられており、表示
されたキーを操作可能に構成されている。アナログ式透
明電極スイッチ22の右側には、操作キー24が設けら
れ、この操作キー24は、刺繍模様の種類等を選択する
ように構成されている。 【0014】頭部6の前面には、ミシンの縫製の開始及
び停止を行うスタートストップスイッチ26が設けられ
ている。更に、頭部16の下端には、上下動する針棒3
0が配置されている。この針棒30の下端には、縫い針
32が固定されている。また、頭部16の下端には、押
え足棒34が針棒30と平行して上下位置を調節可能に
配置されている。この押え足棒34の下端には、押え足
36が固定されている。 【0015】また、ベッド部10には、刺繍器37が取
り付けられている。この刺繍器37の上面には、被加工
布を保持する刺繍枠38を縫い針32に対し前後左右に
移動する刺繍枠移動機構39が設けられている。 【0016】次に、操作に応じて表示や縫製機構の制御
を行う電子制御装置40の構成を図3のブロック図を用
いて説明する。 【0017】図3の破線で示す電子制御装置40は、演
算処理をするCPU42、記憶装置であるROM44や
RAM46、信号の入出力のための入力インターフェー
ス50や出力インターフェース52を備えている。 【0018】CPU42は、縫製及び表示の制御や、前
述のアナログ式透明電極の押された位置の検出等を行う
ように動作するように構成されている。ROM44に
は、縫製データや、選択キー表示用などの液晶表示用デ
ータなどを記憶する記憶領域が設けられている。RAM
46には、選択された模様番号や、縫製位置設定モード
か否かなど各種動作モード判別用フラグなどに相当する
記憶領域が設けられている。 【0019】入力インターフェース50には、上記のア
ナログ式透明電極スイッチ22やスタートストップスイ
ッチ26が接続されている。アナログ式透明電極スイッ
チ22は、透明電極上のX方向、Y方向それぞれに対し
て、その押された位置に比例したアナログ電圧が、CP
U30のアナログ入力ポートに入力される様に構成され
ている。 【0020】出力インターフェイス52には、刺繍枠移
動機構39がCPU30に制御されるように接続されて
いる。更に、出力インターフェース52には、液晶表示
器20を駆動する液晶ドライバー54や、ミシンモータ
60を駆動するモータ駆動装置62や、針棒30や公知
の釜を駆動するための縫針アクチュエータ70の駆動を
行うアクチュエータ駆動装置72が接続されている。 【0021】また、刺繍模様のついた模様選択用キーが
液晶表示器20に表示され、その模様選択用キーに対応
するアナログ式透明電極スイッチ22が押されると、そ
の表示された刺繍模様が選択されるように構成されてい
る。 【0022】次に、縫製位置を変更するときの作用につ
いて図4のフロ−チャートに沿って説明する。 【0023】まず、作業者が図4(a)に示す画面に
て、アナログ式透明電極14の位置を押すことにより、
縫製する刺繍模様90が選択される。続いて、表示器1
0の表示は図4(b)に示すように変化する(S1:Y
ES)。ここで、作業者によってレイアウトキー2に相
当するアナログ式透明電極14の位置が押されると(S
2:YES)、表示画面は縫製領域及び縫製位置を示す
図4(c)のようになり、縫製位置変更モードになる
(S3)。 【0024】このモードのときには、図4(c)に示す
枠94の内部が刺繍枠38内の縫製エリアと対応して表
示される。縫製位置を変えたい位置として、作業者がこ
の画面上の点Aが押される(S4:YES)。この点A
の位置は、アナログ式透明電極22が押されたときに、
アナログ式透明電極22を介してCPU30のアナログ
電圧入力ポートへ入力される入力電圧レベルに基づき、
CPU30によって検出される。 【0025】この検出された位置と現在の枠94に対す
る針の位置により、枠の移動量が自動的に算出されるの
で、この移動量分枠を自動的に移動させることにより選
択された刺繍模様90の縫製位置を自動的に変えること
ができる(S5)。 【0026】このように刺繍模様90の縫製位置を設定
するために、所望の位置を前記タッチパネルを1度押す
だけで良い為、作業効率と操作性とが向上している。 【0027】次に、参考例を説明する。 【0028】本参考例のミシンは前記実施例と同じ構成
を有しており、実施例と同じ構成についてはその説明を
省略する。 【0029】図3の一点鎖線に示すように、CPU42
には、入力インターフェース50を介してジョイスティ
ック100が接続されている。このジョイスティック1
00には、平面上の8つの方向に対応したスイッチがそ
の内部に設けられている。つまり、作業者によりジョイ
スティック100がある方向へ倒されると、ジョイステ
ィック100の方向に対応したスイッチがONされ、C
PU42の入力ポートにローレベル信号が入力されるこ
とによりジョイスティック100が倒された方向を検知
するように構成されている。 【0030】次に、縫製位置の設定の動作を図5を参照
して説明する。 【0031】刺繍模様の選択後に(S1,S2)、ジョ
イスチック100の検出結果に基づいく縫製位置変更モ
ードになる(S13)。ジョイスティック100が所望
の方向へ倒されたと(S14:YES)、この検知され
た方向と逆の方向に刺繍枠38が自動的に駆動されるこ
とにより(S15)、刺繍模様の縫製位置を簡単な操作
で変えることができる。 【0032】次に、他の参考例について説明する。 【0033】本参考例のミシンは前記実施例と同じ構成
を有しており、実施例と同じ構成についてはその説明を
省略する。 【0034】図3の二点鎖線に示すように、CPU42
には、入力インターフェース50を介して圧力センサ1
10が接続されている。この圧力センサ110は刺繍枠
38の4つの側面に帯状に配されている。更に、刺繍枠
38の刺繍枠移動機構39への取付部分には、4つの圧
力センサーを電気的に接続するコネクターが取り付けら
れている。 【0035】次に、縫製位置の設定の動作を図6を参照
して説明する。 【0036】刺繍模様の選択後に(S1,S2)、圧力
センサー110の検出結果に基づいく縫製位置変更モー
ドになる(S23)。作業者が動かしたい方向に刺繍枠
38を手で押したとき(S24:YES)、前記の4つ
の圧力センサー110のうちどれが押されたかにより刺
繍枠が押された方向を自動的に判別すると共に、圧力セ
ンサー110で刺繍枠38の押された強さを検出し、そ
の押された強さに正比例して、刺繍枠移動機構39によ
る刺繍枠38の移動量を増加して、刺繍枠38を押され
た方向に移動させて、刺繍模様の縫製位置が半自動的に
設定される。 【0037】よって、作業者により直接手で刺繍枠38
を移動させることにより縫製位置を設定するので、所望
の位置に刺繍枠38を設定しやすく、操作性が一層向上
している。また、刺繍枠38を直接操作しているので、
表示器20の画面と実際の刺繍枠38の位置とを見比べ
る必要が無いので、縫製位置を容易に設定できる。半自
動に構成されているので、刺繍枠38を小さな力で移動
することができる。 【0038】 【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の縫製位置設定機能付きミシンにおいては、いづれ
も縫製位置の設定が容易にできる。また、極めて少ない
操作で希望する縫製位置の指定が可能である。 【0039】 【0040】
ャートである。 【図2】図2は本実施例のミシンの全体図である。 【図3】図3は上記ミシンの電気的構成を示すブロック
図である。 【図4】図4(a)は上記ミシンの刺繍模様選択時の画
面を表わす説明図である。図4(b)は刺繍模様選択後
の画面を表わす説明図である。図4(c)はレイアウト
画面を表わす説明図である。 【図5】図5は参考例の縫製位置設定のためのフローチ
ャートである。 【図6】図6は他の参考例の縫製位置設定のためのフロ
ーチャートである。 【符号の説明】 22 アナログ式透明電極スイッチ 38 刺繍枠 42 CPU
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下端に縫針を取り付けた針棒と糸輪捕捉
器とを含む縫い目形成手段と、被加工布を保持する刺繍
枠と、前記刺繍枠を前後左右に移動駆動する駆動手段と
を有し、前記縫い目形成手段と駆動手段との協動により
刺繍模様を刺繍するミシンにおいて、 前記縫製模様の縫製可能な領域を表示する縫製領域表示
手段と、前記縫製領域表示手段の表示部分に対応する位置に設け
られた透明電極スイッチにより構成され、前記縫製領域
表示手段によって表示された前記領域において 前記縫製
模様の縫製位置を直接押す操作で指定するための縫製位
置設定手段と、 前記縫製位置設定手段の操作に基づいて前記刺繍枠を移
動するように前記駆動手段を制御する制御手段とを備え
たことを特徴とする縫製位置設定機能付きミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13198293A JP3505738B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 縫製位置設定機能付きミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13198293A JP3505738B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 縫製位置設定機能付きミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06343778A JPH06343778A (ja) | 1994-12-20 |
JP3505738B2 true JP3505738B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=15070788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13198293A Expired - Fee Related JP3505738B2 (ja) | 1993-06-02 | 1993-06-02 | 縫製位置設定機能付きミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3505738B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7493867B2 (en) | 2005-09-22 | 2009-02-24 | Juki Corporation | Sewing machine |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1119367A (ja) * | 1997-07-07 | 1999-01-26 | Tokai Ind Sewing Mach Co Ltd | ミシン |
JP4605492B2 (ja) * | 2003-09-29 | 2011-01-05 | ブラザー工業株式会社 | 縫製装置及び縫製装置の制御プログラム |
JP2007244463A (ja) | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Brother Ind Ltd | ミシンの布保持枠移送装置 |
JP2008228961A (ja) | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Brother Ind Ltd | ミシン及びミシン制御プログラム |
-
1993
- 1993-06-02 JP JP13198293A patent/JP3505738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7493867B2 (en) | 2005-09-22 | 2009-02-24 | Juki Corporation | Sewing machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06343778A (ja) | 1994-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5826526A (en) | Sewing machine | |
US11993883B2 (en) | Sewing machine | |
US5782189A (en) | Sewing machine with display for selecting sewing patterns | |
JP2000107480A (ja) | データ補正装置 | |
JP3505738B2 (ja) | 縫製位置設定機能付きミシン | |
KR101453038B1 (ko) | 재봉기 | |
JPH06339588A (ja) | 被加工布と刺繍枠との位置合わせ機能付きミシン | |
US5390615A (en) | Embroidery machine | |
US11625867B2 (en) | Sewing apparatus | |
US5794552A (en) | Embroidery data processing device | |
JP2006043231A (ja) | ミシンの模様データ作成装置 | |
JP2012196271A (ja) | 刺繍ミシン | |
JPH08299632A (ja) | 始動許可機能を備えた刺繍縫い装置 | |
JP2001198372A (ja) | 電子制御ミシンの縫製条件設定装置 | |
JP3942953B2 (ja) | ミシン | |
JP2602432B2 (ja) | 電子ミシン | |
JP3941972B2 (ja) | 刺しゅう機能付きミシン | |
JP3907072B2 (ja) | 刺しゅう機能付きミシン | |
JPH1190071A (ja) | 刺繍縫製可能なミシン | |
JP2696338B2 (ja) | ミシンにおけるデータ設定装置 | |
JPH0356755B2 (ja) | ||
JPH0542268A (ja) | 縫目模様一覧表示機能を有するミシン | |
JPH0733744Y2 (ja) | ミシンの表示制御装置 | |
JPH1190070A (ja) | 電子制御式ミシン | |
JP3907068B2 (ja) | パッチワーク縫い補助装置及び該補助装置を備えたミシン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031208 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071226 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081226 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091226 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101226 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |