JP3505322B2 - カード発行機 - Google Patents

カード発行機

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JP3505322B2
JP3505322B2 JP21614496A JP21614496A JP3505322B2 JP 3505322 B2 JP3505322 B2 JP 3505322B2 JP 21614496 A JP21614496 A JP 21614496A JP 21614496 A JP21614496 A JP 21614496A JP 3505322 B2 JP3505322 B2 JP 3505322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホッパより繰出し
手段によりカードを1枚ずつ繰出し、その繰り出された
カードを搬送手段により搬送し、記録手段によりそのカ
ードに記録した後、発行口から排出するカード発行機に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記カード発行機には、構成要素とし
て、ホッパ、繰出し手段、搬送手段、記録手段(印字手
段のみの場合と、印字手段と磁気記録手段とを有する場
合がある。)、カードの位置を検知するセンサ、制御部
及び電源回路を備えたものがある。そして、繰出し手
段、搬送手段及び記録手段は、動力源としてそれぞれモ
ータを、伝動手段として伝動ベルトや歯車などを有して
いる。
【0003】図2は、従来のカード発行機の動力源の配
置位置及び動力伝達系統を示す概念図である。このカー
ド発行機においては、ホッパAはカードcを載せて堆積
する底壁1と、その底壁の周辺から立上がり、カードを
包囲する周壁2とを有し、底壁1の前端部と周壁2の前
端部との間に、繰出し口3を有している。
【0004】繰出し手段Bは、ホッパの底壁1に形成し
てある溝に上部が嵌合されて、最下端のカードに当接す
る繰出しローラ4と、繰出し口3の後方に、その繰出し
面を挟んで上下に対置されたフィードローラ5及びプレ
ッシャローラ6と、プレッシャローラ6の間に配置さ
れ、繰出されるカードの上面に僅かな力で繰出し方向と
逆方向に回転されるリバースローラ7と、これらのロー
ラに回転力を与える繰出し用モータM1とを有してい
る。
【0005】搬送手段Cは、繰出し手段Bの下流側に水
平面に沿って配置されたプーリ8a〜8c,9a〜9c
間にそれぞれ掛け渡された搬送ベルト8,9と、印字手
段Dの印字ヘッド13と発行口12の間に搬送面を挟ん
で対置されたフィードローラ10及びプレッシャローラ
11と、プーリ9c及びフィードローラ10に回転力を
与える搬送用モータM2とを有している。
【0006】印字手段Dは、ガイドロッド(図示せず)
に摺動自在に保持されているキャリッジ(図示せず)に
固定されている印字ヘッド13と、前記キャリッジに着
脱自在に装着され、印字ヘッド13に対して所定位置に
固定されるリボンカセット14と、前記搬送手段の搬送
面を挟んで印字ヘッド13に対向する位置に設けられた
プラテン15と、印字ヘッド13を前記ガイドロッドの
長手方向に往復移動させる印字用モータM3とから構成
されている。なお、プラテン15は、搬送ローラを兼ね
ているので、搬送用モータM2により回転される。リボ
ンカセット14が2色リボンである場合は、リボンの印
字ヘッドに対向する部分を位置交替(色切替え)させる
ためのソレノイド16が備えられる。上記各モータM
1,M2,M3はステッピングモータである。また、S
1はニアエンプティセンサ、S2はエンプティセンサ、
S3は繰出し検知用センサ、S4,S6は………ジャム
検知用センサ、S5は印字開始用センサ、S7はカード
取出し検知用センサである。
【0007】上記リバースローラ7は、繰出しローラ
4、フィードローラ5及びプレッシャローラ6によりホ
ッパAの下端部から繰出されるカードが2枚以上重なっ
ている場合に、カード間の摩擦がカードとフィードロー
ラ間の摩擦よりも小さいことを利用して、上側のカード
に繰出し方向と逆向きの力を加えて、繰出しを阻止し、
最下端部のカードのみが繰出されるようにするためのも
のである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リバースローラ7は、繰出し用モータM1とリバースロ
ーラ7との間に、プーリ、伝動ベルトなどの伝動機構を
設けて、繰出し用モータM1により回転されるようにし
ている。また、リバースローラ7に、繰出し方向に加わ
るトルクが一定値以上に大きくなった場合に空転する
ルクリミッタが内蔵されている。そして、発券条件が満
たされると、制御部が繰出し用モータM1及び搬送用モ
ータM2を同時に起動させ、繰出し手段Bにより繰出さ
れたカードの前端が繰出しセンサS3により検知された
ときに、繰出し用モータM1の回転を停止し、したがっ
て、リバースローラ7の逆転も停止されて、その後は回
転を継続される搬送用モータM2により駆動される搬送
ベルト8,9により印字位置(印字ヘッド13とプラテ
ン15との間)に向けて搬送されるようになっている。
【0009】ところで、繰出されたカードの前端が繰出
しセンサS3により検知された時点では、カードの後端
部がまだフィードローラ5とプレッシャローラ6及びリ
バースローラ7の間に挟持されており、その挟持されて
いる部分は、搬送ベルト8,9による搬送力により引き
出される。その引き出されるカードとリバースローラ7
との間の摩擦は、カード間摩擦よりも大きいため、トル
クリミッタが働いてリバースローラ7が正転(空転)さ
れる事態が発生する場合がある。従って、繰出し用モー
タM1によりリバースローラを駆動する従来機において
は、カードの重送を完全に防止することができないとい
う問題点があった。
【0010】本発明は、上記事情を背景としてなされた
ものであり、第一の目的は、カードの重送を防止するた
めのリバースローラを有するカード発行機において、
来技術のリバースローラがトルクリミッタを内蔵するこ
とに基づいて発生する重送の可能性に着眼して、トルク
リミッタを内蔵しないリバースローラを用い、なおかつ
重送が一層確実に防止されるようにすることにある。
二の目的は、上記第一の目的を達成する場合に、従来よ
りも格段に小型化することができるカード発行機を提供
することにある。(根拠:0023) 第三の目的は、上
記第二の目的を達成する場合に、ホッパに対するカード
の補給、リボンカセットの交換を容易に行うことができ
るカード発行機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第一
の目的を達成するため、ホッパの最下端部のカードに繰
出し力を加える繰出しローラと、その繰出しローラによ
るカード繰出し面を挟んで対設されるフィードローラ及
びプレッシャローラと、これらのローラにより繰出され
るカードが2枚以上繰出されないように、繰出される
ードに繰出し方向と逆方向の力を加えるリバースローラ
と、前記繰出しローラ及びフィードローラを回転させる
繰出し用モータとからなる繰出し手段と、搬送用モータ
により駆動され、前記ホッパから繰出されたカードを発
行口まで搬送する搬送手段と、搬送されるカードに対し
て所定事項を記録する記録手段とを有するカード発行機
において、前記リバースローラに前記搬送用モータの回
転力を伝動する手段を設け、発券条件が満たされると前
記繰出し用モータと前記搬送用モータとを同時に回転さ
せるとともに、前記ホッパから繰出されたカードの先端
が搬送路に設けた繰出しセンサにより検知された時に前
記繰出し用モータの回転を停止させ、記搬送手段がカ
ードを搬送している間は前記リバースローラの回転を継
させるようにしたことを特徴としている。上記構成に
より、発券条件の充足に基づき、繰出し用モータと搬送
用モータが同時に起動される。繰出し用モータは、繰出
されたカードの先端が繰出しセンサにより検知される
と、停止される。しかし、搬送用モータが駆動されてい
る間は、リバースローラが逆転を継続する。
【0012】請求項2の発明は、第二の目的を達成する
ため、ホッパが引出しユニットの前扉背面に近い上部に
設けられ、そのホッパの背後側下部に設けられた繰出し
口に繰出し手段が設けられ、搬送手段を構成する搬送路
は前記繰出し手段の背後から前記引出しユニットの正面
に設けられた発行口までL形に形成され、前記ホッパと
前記搬送路の水平部分との間に記録手段が設けられてい
ことを特徴としている。上記構成により、カード発行
機の構成部材を死空間が発生させずに装備でき、稠密な
配置が可能になる。 請求項3の発明は、第三の目的を達
成するため、請求項2の発明において、記録手段が印字
手段である場合に、その印字手段で用いられるリボンカ
セットを前扉を開放すると交換可能に装填したことを特
徴としている。 上記構成により、前扉を開放すると、ホ
ッパ及びリボンカセットが正面に臨む。従って、ホッパ
へのカード補給及びリボンカセットの交換を容易に行う
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
示の実施例について説明する。図1は実施例の要部の側
面図である。図2の従来機と同一の構成部材に対しては
同一の符号を用いる。本発明では、ホッパAが引出しユ
ニットDUの前扉FDに近い側の上部に取付けられ、繰
出し手段Bは、そのホッパAの背後側に、すなわち、ホ
ッパの繰出し口から前扉FDと反対方向、つまり、後方
に繰出すように設けられている。これにより、繰出し手
段のフィードローラ5及びプレッシャローラ6、並びに
リバースローラ7の上方に空間が形成され、その空間を
利用して、繰出し手段の繰出し用モータM1が、ホッパ
Aの周壁の背面又は引出しユニットの側面壁に取付けら
れている。17は、繰出し用モータM1の回転力を繰出
しローラ4及びフィードローラ5に与える伝動ベルトで
ある。
【0014】搬送手段Cの搬送ベルト8,9は、それぞ
れプーリ8a〜8e、9a〜9dに掛け渡され、そのう
ち、プーリ8a,9aは、繰出し手段のフィードローラ
5及びプレッシャローラ6によりカードが繰出される水
平面に対してほぼ45度の角度で交差する傾斜直線上に
軸を有するように配置され、また、プーリ8bは、可能
な限り径の大きいものが使用されていて、搬送ベルト
8,9がプーリ8a,9a間からプーリ8bの一部を経
て,プーリ8c,9b間に至る間において、互いに接触
するように張設され、垂直搬送路C1と水平搬送路C2
を形成している。そして、傾斜直線上に配置されたプー
リ8a,9aに巻回されている搬送ベルト部分により、
水平背後方向に繰出されるカードを垂直下方に偏向させ
る第1コーナ部が形成されている。また、径が大きいプ
ーリ8bに半回された搬送ベルト部分により、垂直方向
から水平方向に、すなわち、繰出し方向とは逆向きの発
行口12の方向に偏向させる第2コーナ部が形成されて
いる。
【0015】搬送手段Cは、プーリ8c,9bと発行口
12との間の水平搬送路C2の延長上に配置された、搬
送ローラを兼ねるプラテン15と、フィードローラ10
及びプレッシャローラ11とを有している。搬送手段C
を駆動する搬送用モータM2は、水平搬送路C2の下側
に設けられている。そして、搬送用モータM2の回転力
は、伝動ベルト18を介してフィードローラ10、伝動
ベルト19を介してプーリ9bにそれぞれ与えられる。
また、本発明においては、繰出し手段Bのリバースロー
ラ7の付近にプーリ20を設けて、伝動ベルト21によ
りこのプーリ20に搬送用モータM2の回転力を伝える
と共に、プーリ20に接続した歯車20gを、リバース
ローラ7に接続した歯車7gに噛み合わせることによ
り、繰出し用モータM1が停止した後も、搬送手段Cが
カードを搬送している間は、搬送用モータM2によりリ
バースローラ7の回転を継続させるようにしている。
【0016】搬送手段Cの垂直搬送路C1は、記録手段
D(図示の例は、印字手段のみで構成されているが、印
字手段と磁気記録手段を有する場合もある。)の高さよ
りも僅かに大きい距離を有するように設定されており、
これにより、水平搬送路C2とホッパAとの間に空間が
確保され、その空間に記録手段Dが取付けられている。
しかも、その場合に、ガイドロッド22により移動自在
に支持される印字ヘッド13は、ガイドロッド22より
も前扉側に位置され、また、印字ヘッド13を駆動する
印字用モータM3は、前扉に対して印字ヘッドの背後に
存在するように、取付けられている。こうして、印字ヘ
ッド13を支持するキャリッジ23に固定されるリボン
カセット14は、前扉FDを開放すれば、何にも邪魔さ
れずに前扉側から着脱自在に装着することができるよう
になっている。
【0017】なお、16は、リボンカセット14が2色
リボンを用いるものである場合に、色の切替えのため
に、リボンカセットを図面において、実線位置から鎖線
位置の間を選択的に移動させるためのソレノイドであ
る。このソレノイドも、印字用モータM3と同一側に設
けられている。
【0018】従来と同様に、ホッパAにはニアエンプテ
イセンサS1及びエンプテイセンサS2が取付けられ、
また、搬送路途中には、搬送制御のためのセンサS3,
S4,S6、印字制御のためのセンサS5、取出し検知
用センサS7がそれぞれ所要の位置に取付けられてい
る。上記の構成によるカード繰出し、搬送及び印字のた
めの制御は、従来と同様に行われる。すなわち、図示さ
れていない貨幣投入口から投入された貨幣の金額が、発
券条件を満たす場合は、図示されていない制御部が繰出
し用モータM1のドライバ、及び搬送用モータM2のド
ライバにそれぞれに駆動信号を出力ことにより、繰出し
手段のホッパAの最下端部のカードが1枚繰出される。
そのカードの先端が繰出しセンサS3により検知される
と、制御部は繰出用モータM1のドライバにパルス信号
を与えなくなるため、繰出し用モータM1は停止され
る。しかし、リバースローラ7は、搬送用モータM2に
より逆転を継続しているので、ホッパの最下端部から繰
出されたカードの前端部が搬送ベルト8,9の間に進入
して搬送力を受け、そのカードの後端部がフィードロー
ラ5とプレッシャローラ6の間にまだ存在する状態で、
そのカードの後端部の上側に次のカードの前端部が存在
し、上下のカード間摩擦がカード・リバースローラ7間
摩擦よりも大きくとも、リバースローラ7は今もなお逆
転を継続しているので、次のカードが引き出されること
はない。すなわち、重送が完全に防止される。
【0019】繰出し手段のフィードローラ5とプレッヤ
ローラ6により繰出されたカードは、プーリ8a,9a
に支持された搬送ベルト8,9の間に進入すると同時に
第1コーナ部において下方に偏向され、垂直搬送路C1
を下方に搬送される。そして、センサS4は、垂直搬送
路の途中に設けられたジャム検知用センサである。下方
に搬送されるカードは、引き続き、第2のコーナー部に
おいて、垂直方向から水平に偏向され、発行口12方向
に搬送される。
【0020】そして、カードの後端部が水平搬送路C2
の末端部直前に設けられたセンサS5により検知される
と、搬送用モータM2が一端停止され、引き続いて、搬
送用モータM2及び印字用モータM3がそれぞれ制御駆
動されて、印字ヘッド13に関するX軸方向とY軸方向
の座標軸制御が行われるとともに、印字ヘッド13の印
字制御がされて、カード面に対する所要の印字がなされ
る。このときに、印字色を切替える必要がある場合は、
ソレノイド16に通電されて、リボンカセット14が揺
動され、リボンの印字ヘッドの下面に対向する部分が前
又は後方向に移動される。
【0021】所定の印字が終了すると、搬送用モータM
2に対する印字時の搬送制御から通常時の搬送制御に切
替えられる。そして、印字位置を通過したカードがフィ
ードローラ10及びプレッャローラ11により発行口1
2まで送られ、カードの先端部がセンサS6により検知
された時点から所定ステップ、カード搬送が継続された
後、すなわち、カードの前半部の所定長が発行口12か
ら前扉FDの前方に突出されると、搬送用モータM2の
駆動が停止される。そして、次の貨幣投入額が所定金額
に達した場合に、取出し検知用センサS7がOFFであ
る時、すなわち、発行口12にカードが存在しない時
に、発券条件が満足される。
【0022】上記のようにして、カード発行機が使用さ
れ、ホッパA内のカードがニアエンプティセンサS1を
動作させた時、又はエンプテイセンサS2を動作させた
時は、制御部は、カード補給が必要である旨、又はカー
ド切れである旨をカード発行機の前扉などに設けられた
表示器(図示省略)に表示されるようになっている。こ
の表示に基づいて、ホッパAにカードを補給するとき
は、既知の施錠装置を解錠して、前扉FDを開放し、そ
のまま、又は必要な場合は、引出しユニットDUを引出
し、上面が開放されたホッパAにカードの補給を行うこ
とができる。また、試刷をした時に、インクの消耗によ
りカードの印字品質が低下している場合は、前扉FDを
開放して引出しユニットUDの前面側から従来と同様に
してリボンカセット14を取り出し、これに代えて、新
しいリボンカセットを装着することができる。
【0023】上記の実施例によれば、ホッパAから繰出
し手段までが引出しユニットの上部に配置され、かつ、
ホッパは、前扉側に、繰出し用モータがそのホッパの背
面に取付けられているので、ホッパへのカードの補給
は、前扉を開放するだけで、容易に行うことができる。
そして、搬送手段はカードがほぼU字形の搬送路に沿っ
て搬送されるように配置され、ホッパと搬送路の水平部
分との間に形成された空間に印字手段を設けているの
で、死空間を形成させることなく、カード発行機の構成
要素を稠密に実装することができ、全体容積を従来より
も格段に小型にすることができると共に、カード発行機
の奥行きを、従来のほぼ半分短縮することができる。ま
た、ホッパとリボンカセットは、引出しユニットの前面
側の、前扉からほぼ等しい位置に設けられているので、
カード補給時も、また、リボンカセットの交換時も、こ
れから行う作業がいずれかを識別する必要なしに、引出
しユニットを等しく短い距離だけ引き出せば良いので、
作業が容易である。また、引出しユニットの引出量は1
段階で良いので、引出しユニットの構成も簡単になる。
さらに、奥行きが小さく、引出ユニットを全部引き出し
て行う保守点検や搬送路途中にジャムしたカードの排除
作業も、道路交通の障害になる心配をせずに、落ち着い
て能率的に行うことができる。更に、ホッパAの背面に
空間が形成されるので、その空間を利用して、搬送用モ
ータM2からリバースローラに回転力を伝達するための
プーリ及び伝動ベルトや歯車などを容易に設置すること
ができる。そして、このような伝動部材を用いるので、
搬送用モータがどこに設置されても、狭い空間を利用し
て、リバースローラに動力を伝達することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、カードがホッパから繰出される時ばかりでなく搬送
される間もリバースローラが逆転を継続するので、カー
ドの重送が一層確実に防止される。また、請求項2記載
の発明によれば、カード発行機の中に死空間を形成させ
ることなく、カード発行機の構成要素を稠密に実装する
ことができるから、従来よりも格段に小型のカード発行
機を提供することができる。 さらに、請求項3記載の発
明によれば、カード補給及びリボンカセット交換を、容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す要部の側面図であ
る。
【図2】従来のカード発行機の構成を説明する概念図で
ある。
【符号の説明】
DU 引出しユニット FD 前扉 A ホッパ B 繰出し手段 4 繰出しローラ 5 フィードローラ 6 プレッシャローラ 7 リバースローラ 7g 歯車 M1 繰出し用モータ C 搬送手段 8,9 搬送ベルト 10 フィードローラ 11 プレッシャローラ M2 搬送用モータ 12 発行口 20 プーリ 20g 歯車 21 伝動ベルト D 印字手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G07F 7/08 K (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 7/08 B65H 3/52 330 B65H 5/02 G06K 13/103 G06K 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパの最下端部のカードに繰出し力を加
    える繰出しローラと、その繰出しローラによるカード繰
    出し面を挟んで対設されるフィードローラ及びプレッシ
    ャローラと、これらのローラにより繰出されるカードが
    2枚以上繰出されないように、繰出されるカードに繰出
    し方向と逆方向の力を加えるリバースローラと、前記繰
    出しローラ及びフィードローラを回転させる繰出し用モ
    ータとからなる繰出し手段と、搬送用モータにより駆動
    され、前記ホッパから繰出されたカードを発行口まで搬
    送する搬送手段と、搬送されるカードに対して所定事項
    を記録する記録手段とを有するカード発行機において、前記リバースローラに前記搬送用モータの回転力を伝動
    する手段を設け、 発券条件が満たされると前記繰出し用モータと前記搬送
    用モータとを同時に回転させるとともに、前記ホッパか
    繰出されたカードの先端が搬送路に設けた繰出しセン
    サにより検知された時に前記繰出し用モータの回転を停
    止させ、 記搬送手段がカードを搬送している間は前記リバース
    ローラの回転を継続させるようにしたことを特徴とする
    カード発行機。
  2. 【請求項2】 ホッパが引出しユニットの前扉背面に近
    い上部に設けられ、そのホッパの背後側下部に設けられ
    た繰出し口に繰出し手段が設けられ、搬送手段を構成す
    る搬送路は前記繰出し手段の背後から前記引出しユニッ
    トの正面に設けられた発行口までL形に形成され、前記
    ホッパと前記搬送路の水平部分との間に記録手段が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のカード発行
    機。
  3. 【請求項3】 記録手段は印字手段であって、その印字
    手段で用いられるリボンカセットは、前扉を開放すると
    交換可能に装填されていることを特徴とする請求項2記
    載のカード発行機。
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