JP3503975B2 - パワーユニットの筺体への取付構造 - Google Patents

パワーユニットの筺体への取付構造

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、たとえば無線機などの
電子機器において、パワートランジスタなどの電力増幅
を行うためのパワーユニットの筺体への取付構造に関す
る。 【0002】 【従来の技術】図4は、典型的な従来技術の取付構造を
有する電子機器41の分解斜視図である。この電子機器
41は、コスト削減の目的で、Aタイプ、たとえば5W
のパワーユニットとBタイプ、たとえば10Wのパワー
ユニットとが選択的に取付可能となるように形成されて
いる。すなわち、変調回路などは共用し、終段のパワー
ユニットが各用途に対応して交換されて使用される。 【0003】前記電子機器41は、大略的に、筺体42
に蓋43と底板44とがねじ止め固定されて形成された
ケーシング内に無線機本体が組込まれて構成されてい
る。アルミダイキャストなどから成る前記筺体42は、
前壁45、後壁46および側壁47,48とから構成さ
れている。 【0004】電子機器41にAタイプのパワーユニット
53を取付ける際には、取付台51の取付孔52に、前
記Aタイプのパワーユニット53の取付部54を挿通し
たビス55を螺着する。このとき、前記Aタイプのパワ
ーユニット53の放熱は前記筺体42によって行われ
る。 【0005】一方、電子機器41にBタイプのパワーユ
ニット59を取付ける際には、前記取付台51の該Bタ
イプのパワーユニット59の切欠部60に対応した位置
に、ドリルなどで取付孔56を形成した後、ねじ止め固
定する。このとき放熱対策として、後壁46に形成され
たねじ孔57に、放熱板58に形成された挿通孔59を
挿通したビス60を螺着して、該放熱板58を後壁46
に固定する。これによって、Bタイプのパワーユニット
の使用時における十分な放熱効果を得ることができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
Bタイプのパワーユニット59への交換は、取付台51
に、該Bタイプのパワーユニット59の取付用の切欠部
60に対応して、ドリルなどで取付孔56を形成するこ
とによって容易に実現することができる。このBタイプ
のパワーユニット59は、たとえば電子部品の専門店で
商業的に簡単に入手することができる。 【0007】また、放熱板58が取付られる筺体2の取
付面は平坦であるので、交換されたパワーユニットの送
信出力に対応した放熱板への交換も容易に行うことがで
きる。この放熱板58もまた、たとえば電子部品の専門
店で簡単に入手することができる。 【0008】本発明の目的は、比較的小容量のパワーユ
ニットから比較的大容量のパワーユニットへの違法な交
換を防止することができるような、パワーユニットの筺
体への取付構造を提供することである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、電力増幅を行
うパワーユニットを筺体へ取付けるための構造におい
て、前記筺体には、比較的小容量のパワーユニットに対
応した第1取付孔を形成し、かつ比較的大容量のパワー
ユニットに対応した凹所または透孔を形成し、前記凹所
または透孔に嵌り込み、かつ前記大容量のパワーユニッ
トに対応した第2取付孔が形成された凸部を有し、前記
筺体に固定可能な放熱部材を備え、前記小容量のパワー
ユニットを使用するときには、該小容量のパワーユニッ
トを前記第1取付孔にねじ止め固定し、大容量のパワー
ユニットを使用するときには、筺体に前記放熱部材を固
定し、これによって前記凹所または透孔に嵌り込んだ凸
部の第2取付孔に該大容量のパワーユニットを固定する
ことを特徴とするパワーユニットの筺体への取付構造で
ある。 【0010】 【作用】本発明に従えば、たとえば5Wの送信出力を持
つ比較的小容量のパワーユニットは、該小容量のパワー
ユニットに対応して、筺体に形成された第1取付孔にね
じ止め固定される。また、たとえば10Wの送信出力を
持つ比較的大容量のパワーユニットは、該大容量のパワ
ーユニットに対応して、筺体に取付けられるべき放熱部
材の、前記筺体に形成された凹所または透孔に嵌り込ん
だ凸部に形成された第2取付孔にねじ止め固定される。 【0011】したがって、大容量のパワーユニットを筺
体に取付けようとすると、該大容量のパワーユニットの
取付孔に対応する位置には凹所または透孔が形成されて
いるので、専用の放熱部材を用いなければならない。ま
た、前記放熱部材は市販されておらず、たとえ大容量の
パワーユニットを購入して筺体に取付けたとしても、接
地が不充分であるので、充分なパワーを出力することが
できない。したがって、大容量のパワーユニットへの違
法な交換を防止することができる。 【0012】 【実施例】図1は本発明の第1実施例の取付構造を有す
る無線機1の一部を拡大して示す分解斜視図であり、図
2は前記無線機1の全体の構造を示す分解斜視図であ
る。この無線機1は、コスト削減の目的で、送信信号を
電力増幅するためのパワーユニットには、Aタイプ、た
とえば5WのパワーユニットとBタイプ、たとえば10
Wのパワーユニットとが選択的に取付可能な構造となっ
ている。すなわち、変調回路などは共用し、終段のパワ
ーユニットのみを各用途に対応して交換するように構成
されている。 【0013】前記無線機1は、大略的に、たとえばアル
ミダイキャストから成る筺体2の上方と下方とに、それ
ぞれ蓋3と底板4とがねじ止め固定されて形成されたケ
ーシング内に図示しない回路基板等が収納されて構成さ
れる。前記筺体2は、アルミダイキャストなどから成
り、前壁5、後壁6および側壁7,8から構成されてい
る。 【0014】前記前壁5に形成された切欠部9には、前
面操作パネルと前記回路基板とを接続する接続端子を備
える図示しないコネクタ等が臨み、また前記前壁5の内
方側には、上端と下端とにそれぞれねじ孔10a,10
bを有する取付部材11が形成される。前記後壁6に
は、第1取付孔14と凹所15とを備える取付台12が
形成されており、前記凹所15には、第2取付孔18を
備える放熱部材16の凸部17が挿入される。 【0015】無線機1が前記Aタイプの5W機である場
合には、5Wのパワーユニット24が搭載される。5W
のパワーユニット24は、端子群25を備えるパワーユ
ニット本体26にGND端子板27が取付けられて構成
される。前記第1取付孔14に前記GND端子板27に
形成された切欠部28を挿通したビス29が螺着され
て、前記5Wのパワーユニット24が前記取付台12に
取付けられる。この時、5Wのパワーユニット24の放
熱は、後壁6を介して行われる。 【0016】また、無線機1が前記Bタイプの10W機
である場合には、10Wのパワーユニット30が搭載さ
れる。10Wのパワーユニット30は、前記5Wのパワ
ーユニット23と同様に、端子群31を備えるパワーユ
ニット本体32にGND端子板33が取付けられて構成
されており、前記GND端子板33には切欠部34が形
成されている。この10Wのパワーユニット30の放熱
は、良好な熱伝導性を有する金属材料から成る放熱部材
16を介して行われる。すなわち前記放熱部材16は、
該放熱部材16の凸部17が前記凹所15に嵌り込み、
さらに後壁6に、挿通孔36を挿通したビス37が螺着
されて取付けられる。前記10Wのパワーユニット30
は、前記凹所15に嵌り込んだ凸部17に形成されてい
る第2取付孔18に、前記切欠部34を挿通したビス3
5が螺着されて、前記取付台12に取付けられる。この
ように前記GND端子板27,33を、接地されている
筺体2の取付台12に密着させることによって、前記1
0Wのパワーユニット30は正常な動作を行うことがで
きる。 【0017】前記端子群25,31は、図示しない配線
基板に取付けられるコネクタを共用することができるよ
うに、同一形状で、かつ同一間隔で形成される。これに
よって、使用するパワーユニット24または30に拘わ
らず配線基板を共用し、低コスト化を図っている。 【0018】無線機1に搭載される10Wのパワーユニ
ット30は、電子部品の専門店などで容易に入手するこ
とができる。しかしながら、5W機である無線機1に、
違法に10Wのパワーユニット30を取付けようとして
も、取付台12の切欠部34に対応する位置には、凹所
15が形成されているので、取付けることはできない。
また、前記凹所15にねじ孔を形成するなどして前記1
0Wのパワーユニット30を固定しようとすると、図3
に示されるように、取付台12から突出したビス35に
妨げられて、底板4を筺体2に取付けることができな
い。したがってGND端子板33を筺体2に接地するこ
とができなくなり、前記パワーユニット30からパワー
が出力されない。 【0019】このように、10Wのパワーユニット30
を取付ける際には、前記放熱部材16は不可欠な構造と
なっているが、該放熱部材16はメーカーの特注品であ
り、一般に入手することは極めて困難である。したがっ
て、無線機1に搭載されている5Wのパワーユニット2
4を10Wのパワーユニット30へ違法に交換すること
を防止することができる。 【0020】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、比較的小
容量のパワーユニットは、該小容量のパワーユニットに
対応して筺体に形成された第1取付孔に、また、比較的
大容量のパワーユニットは、該大容量のパワーユニット
に対応して前記筺体に形成された凹所または透孔に嵌り
込んだ放熱部材の凸部に形成された第2取付孔にそれぞ
れねじ止め固定される。 【0021】したがって、前記大容量のパワーユニット
を筺体に直接取付けようとしても、前記大容量のパワー
ユニットの取付孔に対応する位置には凹所または透孔が
形成されているので、前記放熱部材を用いなければ取付
けることはできない。また、前記放熱部材は市販品では
なく、一般に入手が困難である。さらにまた、ねじ孔を
穿孔するなどして取付けられたとしても、放熱を充分に
行うことができず、パワーユニットは破損してしまう。
このようにして、パワーユニットの違法な交換を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の取付構造を有する無線機1
の一部を拡大して示す分解斜視図である。 【図2】前記無線機1の全体の構造を示す分解斜視図で
ある。 【図3】取付台12からビス35が突出した状態を示す
断面図である。 【図4】典型的な従来技術の取付構造を有する電子機器
41の構造を示す分解斜視図である。 【符号の説明】 1 無線機 2 筺体 6 後壁 12 取付台 14 第1取付孔 15 凹所 16 放熱部材 17 凸部 18 第2取付孔 24 5Wのパワーユニット 30 10Wのパワーユニット

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電力増幅を行うパワーユニットを筺体へ
    取付けるための構造において、 前記筺体には、比較的小容量のパワーユニットに対応し
    た第1取付孔を形成し、かつ比較的大容量のパワーユニ
    ットに対応した凹所または透孔を形成し、 前記凹所または透孔に嵌り込み、かつ前記大容量のパワ
    ーユニットに対応した第2取付孔が形成された凸部を有
    し、前記筺体に固定可能な放熱部材を備え、 前記小容量のパワーユニットを使用するときには、該小
    容量のパワーユニットを前記第1取付孔にねじ止め固定
    し、大容量のパワーユニットを使用するときには、筺体
    に前記放熱部材を固定し、これによって前記凹所または
    透孔に嵌り込んだ凸部の第2取付孔に該大容量のパワー
    ユニットを固定することを特徴とするパワーユニットの
    筺体への取付構造。
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