JP3502782B2 - テープによる結束機 - Google Patents

テープによる結束機

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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B13/00Bundling articles
    • B65B13/18Details of, or auxiliary devices used in, bundling machines or bundling tools

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープによるルー
プを形成し、このループを引き締めることにより、紙
幣、各種カード及び封筒等を多数重ね合わせたものから
なる被結束物を結束するテープによる結束機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙幣等を結束する小型の結束機と
して、少なくとも片面が熱接着性の結束用のテープを、
被結束物に巻回すると共に、その巻きか締め部の外面と
巻き終わり部の内面とを重合させ、この重合部分にヒー
タにて加熱された加熱押圧部を押し当てて、テープに塗
布された熱可塑性樹脂で重合部分を熱融着させることに
より、被結束物を結束するものが提供されている。
【0003】この結束機では、テープロールから引き出
したテープを、アーチ状の案内路に沿って走行させて、
案内路に沿うテープのループを形成した後、このループ
を絞り込んで、ループ内に配置された被結束物を結束す
る。ルールからテープを引き出しつつ小ループを大ルー
プに膨らませる際のテープの順走、大ループを絞り込ん
で被結束物を結束する際のテープの逆走は、回転するロ
ーラの周面にテープの表面を押圧することにより行われ
ている。
【0004】ループの引き締め時には、テープロールと
ローラとの間で相当量の長さのテープが一旦、弛んだ状
態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の結
束機は机の上等に置かれて用いられる場合が多く、少な
くとも使用しないときには、できるだけ小型であること
が机の上のスペースを有効に活用できる点で好ましい。
ローラによるテープの走行方向が機枠の前面に平行であ
る関係上、テープロールの軸心を機枠の前面に直交する
ように配置している。通例、テープの幅(例えば5c
m)に比してテープロールの外径(例えば15cm)は
かなり大きい。このため、前からみて機枠が横方向に長
いものとなり、結束機が大型化していた。
【0006】そこで、テープロールの軸心が機枠の側面
に直交するようにテープロールを配置することも考えら
れる。ところが、そうした場合、テープロールから引き
出されたテープを途中でねじって方向を代えて、ローラ
に供給することになる。しかも、テープロールとローラ
との間のねじりの必要な区間において、テープを一旦弛
ませることも必要となり、この区間で良好なテープの動
作を確保するためには、この区間でのテープ支持構造が
複雑となる。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、本発明の目的は簡単な構造にて省スペースを達成
できるテープによる結束機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の課題解決手段として、請求項1記載の発明の態様は、
機枠の前面に直交する軸心を有するローラ手段によって
機枠の前面に平行にテープを順走させることにより、テ
ープロールからテープを引き出してテープによるループ
を形成した後、テープを逆走させて上記ループを引き締
めることにより、被結束物を結束するテープによる結束
機において、上記機枠の側面に形成され、回動により開
閉される扉と、この扉の裏面に、該裏面にテープロール
の中心が直交する状態でテープロールを支持するロール
支持部と、上記扉に一体回動可能に取り付けられ、扉の
裏面に所定間隔離して対向する案内板と、この案内板と
扉の裏面との間に区画されるテープロールの収容空間
と、テープロールの周面を摺接可能に受けて上記収容空
間内にテープロールを保持する保持部材とを備え、使用
時に扉を開いて扉を機枠の前面に平行な状態とすること
により、テープロールの中心をローラ手段の軸心と平行
され、上記保持部材は、テープロールからのテープ引
き出しを許容する状態でテープロールロールを受ける使
用位置と、テープロールの少なくとも一部を収容空間外
へ突出させてテープロールロールを着脱可能とする着脱
位置とに変位可能であることを特徴とするものである。
【0009】本態様では、結束機を使用しないときには
扉を閉じて扉が機枠の側面に沿う状態とし、テープロー
ルを機枠の内部に収容しておくので、前から見た機枠の
横幅を小さくすることができる結果、非使用時の省スペ
ース化を図ることができる。一方、結束機を使用すると
きは、扉を開いて機枠の前面に平行とし、テープロール
とローラ手段の中心同士を互いに平行にする。これによ
り、テープロールとローラ手段との間に特に複雑なテー
プ支持機構を設けることなく、ローラ手段によってスム
ーズにテープを走行させることができる。
【0010】
【0011】 また、扉の裏面と案内板との間の収容空
間に、テープロールを保持部材によってその周面を保持
する状態に挿入するだけで、簡便にテープロールを装着
し、またこれと逆の動作で簡便にテープロールを取り外
すことができる。交換作業が非常に容易である。また、
扉の裏面と案内板との間でテープの走行を案内すること
ができ、スムーズなテープ走行を確保することができ
る。
【0012】
【0013】 さらに、使用位置にある保持部材をテー
プロールと共に着脱位置に変位させて、テープロールの
少なくとも一部を収容空間外へ突出させた後、古いテー
プロールを取り外すことができる。また、着脱位置にあ
る保持部材に新品のテープロールを保持し、テープロー
ルと共に使用位置に変位させることにより、使用可能な
状態となる。
【0014】 請求項記載の発明の態様は、請求項
において、上記保持部材はテープロールの周面の相異な
る2位置にそれぞれ当接する一対の板ばねを含み、これ
ら一対の板ばねを連結する部材を回動させることによ
り、保持部材を使用位置と着脱位置に変位させることを
特徴とするものである。本態様では、周面の相異なる2
位置を板ばねで押圧しつつテープロールを受けるので、
テープロールの保持が確実であり、また、回動によりテ
ープロールを容易に使用位置と着脱位置に容易に変位さ
せることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を添
付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の一実施の
形態のテープのよる結束機の非使用時の概略斜視図であ
り、図2は使用時の概略斜視図である。図1及び図2を
参照して、本結束機1はその外郭を箱型の機枠2により
構成している。この機枠2の前面2aには、前扉3が回
動軸線4の回りに回動により開閉自在に設けられ、機枠
2の左の側面2bには、横扉5が回動軸線6の回りに回
動により開閉自在に設けられている。前扉3は、テープ
ロールの交換時にテープの先端を走行機構にセットする
ときや、機械内部のメンテナンス時にノブ3aを用いて
開放されるが、通常は閉じられたままである。
【0016】機枠2の前面2aには、前扉3の上方には
前方に開放する窓7が形成されており、この窓7を通し
て被結束物をテーブル8上にセットし、また結束後の被
結束物を取り出すようにしている。テーブル8は前テー
ブル9と後テーブル10に分かれており、両者の間に通
過溝11が形成されている。この通過溝11は巻回作業
時に結束用のテープが通過するものである。
【0017】テープは機枠2の前面2aに平行に走行す
るようになっている。本実施の形態の特徴とするところ
は、横扉5の裏面5aとこれに対向する案内板12との
間に形成したロール支持部としての収容空間13にテー
プロール14を収容し、使用時のみに図2に示すように
横扉5を90度開いてテープロール14の中心15をテ
ープ走行のための後述するローラの軸心と平行にし、非
使用時には図1に示すようにノブ5bを用いて横扉5を
閉じ、テープロール14を機枠2の内部に収容するよう
にしている点である。16は収容空間13にテープロー
ル14を保持するための保持部材である。
【0018】次いで、図3は横扉5とこれに関連する部
材の分解斜視図である。図3を参照して、横扉5とこれ
に所定間隔離して対向する案内板12は、回動軸線6に
近い側の縁部17,18同士を、上下一対の連結部1
9,20を介して一体に連結され、全体が断面コの字状
をなしている。また、案内板12の縁部18にはステー
21が延設されており、このステー21はテープ走行を
案内する案内ローラ22を軸支するものである。横扉
5、案内板12、連結部19,20及びステー21は一
体に板金形成されたものからなり、コストダウンが図ら
れている。23,24は蝶番であり、それぞれ連結部1
9,20と機枠1内のフレーム25とを相対回動自在に
連結している。
【0019】保持部材16は、テープロール14の周面
の相異なる2位置をそれぞれ押圧する一対の板ばね2
6,27を含んでいる。これら一対の板ばね26,27
はその固定端28,29が連結部材30を介して連結さ
れている。板ばね26,27は互いに略直交する方向に
延びており、連結部材30は両者に対して傾斜してい
る。連結部材30は一対のフランジ31を有し、これら
フランジ31を貫通する支軸32を案内板12により支
持するようにしている。保持部材16は一体に板金形成
されたものからなる。
【0020】保持部材16は、支軸32の回りに回動す
ることにより、テープロール14からのテープ引き出し
を許容する状態でテープロール14を受ける使用位置
(図2及び図5を参照)と、テープロール14の少なく
とも一部を収容空間13外へ突出させてテープロール1
4を着脱可能とする着脱位置(図6を参照)とに変位可
能である。図2及び図5に示す使用位置では、板ばね2
7の先端がストッパ48に当接した状態で板ばね27が
テープロール14の下部を受け、板ばね26がテープロ
ール14の側部を受けている。また、保持部材16は、
図2及び図5に示す使用位置から90度回転して、図6
に示す着脱位置となる。
【0021】次いで、図4及び図5を参照して、テーブ
ル8の上方において通過溝11の両端部にはアーチ状の
案内枠33,34が配置されている。テーブル8の下方
には、テープTの送り出しおよび引き戻しを行うテープ
走行機構35が設けられている。このテープ走行機構3
5は、ゴムローラからなる送出ローラ36および結束ロ
ーラ37を有している。送出ローラ36は正回転(時計
回り)するように駆動制御されており、テープロール1
4からのテープTを案内枠33へ向けて送り出す際に使
用される。また、結束ローラ37は送出ローラ36に対
して逆回転(反時計回りに回転)するように駆動制御さ
れている。
【0022】送出ローラ36および結束ローラ37の直
上には、それぞれ金属製の従動ローラ38,39が配置
されている。これら従動ローラ38,39は、対応する
送出ローラ36および結束ローラ37に対して交互に当
接するように、内部側板によって支持されている。即
ち、テープロール14のテープTを送り出す場合は、送
出ローラ36と従動ローラ38とが当接し(このとき、
従動ローラ39は結束ローラ37から離れている)、テ
ープTを被結束物の周囲に引き締めて結束する場合に
は、上記状態とは逆になって、図5に示すように結束ロ
ーラ37と従動ローラ39とが互いに当接し、送出ロー
ラ36と従動ローラ38とが互いに離れることになる。
【0023】上記の送出ローラ36の直下流には、送出
ローラ36及び従動ローラ38から送出された直後のテ
ープTを、上下から挟持可能な固定側挟持部材40と移
動側挟持部材41とが取り付けられている。その他、本
結束機1が備える機構としては、被結束物の下面を受け
る前後進退自在な受け板42と、この受け板42の下面
との間でテープTの先端部から所定距離離れた部分をク
ランプする第1クランプ部材43と、テープTの先端部
に重ね合わされるテープTの巻き終わり部を受け板42
の下面との間でクランプする第2クランプ部材44と、
両クランプ部材43,44間のテープTの重合部分を加
熱押圧する加熱押圧部45と、この加熱押圧部45に弾
性支持され熱融着後のテープTを切断するカッタ46と
が配置されている。
【0024】また、47は移動挟持具である。移動挟持
具47は、テープTを挟持して上下、回転及び前後運動
が可能な一対の板ばねからなる挟持部材で構成されてい
る。移動挟持具45はテープTの先端を挟持した状態で
回転することにより、テープTの小ループを形成するも
のである。小ループを形成した後、機枠2の前面2aに
直交する軸心を有する送出ローラ36によって機枠2の
前面2aに平行にテープを順走させることにより、テー
プロール14からテープTを引き出してテープによる大
ループを形成し、次いで、被結束物をテーブル上に載置
した後、図5に示すように結束ローラ37によってテー
プTを逆走させて上記ループを引き締めることにより、
被結束物を結束する。テープTを引き締めたとき、テー
プロール14とテープ走行機構35の結束ローラ37と
の間にテープTの弛み部分Taがスムーズにプールさ
れ、次のテープの送り出しの準備状態となる。
【0025】本実施の形態では、使用時に横扉5を開い
て横扉5を機枠2の前面2aに平行な状態とすることに
より、テープロール14の中心15を送出ローラ36や
結束ローラ37の軸心B,Cと平行にするので、スムー
ズなテープ走行が可能となる。その結果、テープロール
14と走行機構35との間に特に複雑なテープ支持機構
を設ける必要がなく、構造を簡素化できる。
【0026】しかも、非使用時には、横扉5を閉じて機
枠2の側面2bに沿う状態とし、テープロール14を機
枠2の内部に収容しておくので、前から見た機枠2の横
幅を小さくでき、非使用時のスペースを削減することが
できる。また、開放した横扉5の裏面5aと案内板12
との間の収容空間13にテープロール14を挿脱するだ
けで、簡便にテープロール14を着脱でき、テープロー
ル14の交換作業が非常に容易である。また、扉5の裏
面5aと案内板12との間で案内してスムーズなテープ
走行を確保できる。
【0027】しかも、周面の相異なる2位置を板ばねで
押圧しつつテープロール14を受けるので、テープロー
ル14の保持が確実である。また、保持部材14の回動
により、テープロール14を容易に使用位置と着脱位置
に容易に変位させることができ、作業性が良い。なお、
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の種々の変更を施すことができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、非使用時は扉
を閉じて機枠の側面に沿う状態とし、テープロールを機
枠の内部に収容しておくので、前から見た機枠の横幅を
小さくして非使用時のスペース削減を達成できる。一
方、結束機を使用するときは、扉を開いて機枠の前面に
平行な状態とすることにより、テープロールの軸心をロ
ーラ手段の軸心に平行にしてスムーズなテープ走行が可
能となる。その結果、テープロールとローラ手段との間
に特に複雑なテープ支持機構を設ける必要がなく、構造
を簡素化できる。
【0029】 また、テープロールを扉の裏面と案内板
との間の収容空間に挿脱するだけで、簡便にテープロー
ルを着脱でき、テープロールの交換作業が非常に容易で
ある。また、扉の裏面と案内板との間で案内してスムー
ズなテープ走行を確保できる。特に、保持部材を着脱位
置に変位させた状態で簡便にテープロールの着脱が行え
る。
【0030】 請求項記載の発明では、周面の相異な
る2位置を板ばねで押圧しつつテープロールを受けるの
で、テープロールの保持が確実であり、また、回動によ
りテープロールを容易に使用位置と着脱位置に容易に変
位させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るテープによる結束
機の非使用時の概略斜視図である。
【図2】使用時の結束機の概略斜視図である。
【図3】横扉とその周辺部分の分解斜視図である。
【図4】非使用時の結束機の内部構成を示す模式的断面
図である。
【図5】使用時の結束機の内部構成を示す模式的断面図
である。
【図6】横扉のテープロールを保持する保持部材を着脱
位置に変位させた状態を示す横扉の概略正面図である。
【符号の説明】
1 結束機 2 機枠 2a 前面 5 横扉 6 回動軸線 8 テーブル 12 案内板 13 収容空間 14 テープロール 15 中心 16 保持部材 26,27 板ばね 30 連結部材 35 テープ走行機構 36 送出ローラ 37 結束ローラ T テープ Ta 弛み部分 B,C 軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機枠の前面に直交する軸心を有するローラ
    手段によって機枠の前面に平行にテープを順走させるこ
    とにより、テープロールからテープを引き出してテープ
    によるループを形成した後、テープを逆走させて上記ル
    ープを引き締めることにより、被結束物を結束するテー
    プによる結束機において、 上記機枠の側面に形成され、回動により開閉される扉
    と、 この扉の裏面に、該裏面にテープロールの中心が直交す
    る状態でテープロールを支持するロール支持部と 上記扉に一体回動可能に取り付けられ、扉の裏面に所定
    間隔離して対向する案内板と、 この案内板と扉の裏面
    との間に区画されるテープロールの収容空間と、 テープロールの周面を摺接可能に受けて上記収容空間内
    にテープロールを保持する保持部材とを備え、 使用時に扉を開いて扉を機枠の前面に平行な状態とする
    ことにより、テープロールの中心をローラ手段の軸心と
    平行にされ、 上記保持部材は、テープロールからのテープ引き出しを
    許容する状態でテープロールロールを受ける使用位置
    と、テープロールの少なくとも一部を収容空間外へ突出
    させてテープロールロールを着脱可能とする着脱位置と
    に変位可能である ことを特徴とするテープによる結束
    機。
  2. 【請求項2】上記保持部材はテープロールの周面の相異
    なる2位置をそれぞれ押圧する一対の板ばねを含み、こ
    れら一対の板ばねの固定端を連結する部材を回動させる
    ことにより、保持部材を使用位置と着脱位置に変位させ
    ことを特徴とする請求項1記載のテープによる結束
    機。
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