JP3502750B2 - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体集積回路装置およびその製造方法Info
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Description
置およびその製造方法に関し、特に、配線層に隣接して
いる層間絶縁膜などの絶縁膜の誘電率が低減化できてい
る半導体集積回路装置およびその製造方法に関するもの
である。
装置の層間絶縁膜の製造方法について検討した。以下
は、本発明者によって検討された技術であり、その概要
は次のとおりである。
を形成する際に、プラズマCVD(Chemical Vapor Dep
osition )法を用いて第1の酸化シリコン膜を形成し、
次に、回転塗布法を用いてSOG(Spin On Glass )膜
を形成して平坦化を行った後、SOG膜の上にプラズマ
CVD法を用いて第2の酸化シリコン膜を形成してい
る。その後、層間絶縁膜にスルーホールを形成した後、
その層間絶縁膜の上に配線層を堆積し、フォトリソグラ
フィ技術と選択エッチング技術を用いてパターン化され
た配線層を形成している。
D法を用いて形成した第1および第2の酸化シリコン膜
は、P−TEOS(プラズマ−テトラエトキシシラン)
膜が使用されている。また、前述した層間絶縁膜として
のSOG膜は、有機SOG膜が使用されている。
縁膜の形成技術について記載されている文献としては、
例えば平成元年11月2日、(株)プレスジャーナル発
行の「’90最新半導体プロセス技術」p291〜p2
95に記載されているものがある。
導体集積回路装置の層間絶縁膜において、誘電率の小さ
い有機SOG膜(誘電率が2. 9である)を使用してい
るが、その有機SOG膜の下部膜および上部膜としての
P−TEOS膜(誘電率が4. 2である)の誘電率が大
きいことにより、有機SOG膜の下部膜および上部膜と
してのP−TEOS膜に起因した配線層のフリンジ領域
の誘電率が大きくなっている。
程度までしか低下することができないことにより、層間
絶縁膜の容量が大きい状態となってしまうので、その層
間絶縁膜に隣接している配線層間に配線信号の変更が発
生するという問題点がある。
間絶縁膜などの絶縁膜の誘電率が低減化できている半導
体集積回路装置およびその製造方法を提供することにあ
る。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
は、炭素含有率がケイ素に対して5%〜100%となっ
ているSi−C結合を含む酸化シリコン膜からなる絶縁
膜(誘電率が小さい絶縁膜)を有し、その絶縁膜の選択
的な領域に、Si−C結合を含まない酸化シリコン膜
(配線層との密着性が大きい酸化シリコン膜)が形成さ
れており、Si−C結合を含まない酸化シリコン膜に接
触されている配線層が形成されているものである。
方法は、例えば半導体基板などの基板の上に、炭素含有
率がケイ素に対して5%〜100%となっているSi−
C結合を含む酸化シリコン膜からなる絶縁膜を形成する
工程と、レジスト膜をエッチング用マスクとして用い
て、絶縁膜の選択的な領域に、配線層用の溝を形成する
工程と、酸素プラズマによって、溝の表面の絶縁膜を無
機化して、その領域に、Si−C結合を含まない酸化シ
リコン膜を形成する工程と、Si−C結合を含まない酸
化シリコン膜を有する溝に埋め込まれている状態の配線
層を形成する工程とを有するものである。
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、重複説明は省略する。
る半導体集積回路装置の製造工程を示す概略断面図であ
る。本実施の形態の半導体集積回路装置の製造方法の特
徴は、配線層に隣接している層間絶縁膜などの絶縁膜の
誘電率(絶縁膜の容量)を低減化する製造方法であり、
それ以外の半導体集積回路装置の製造方法は、種々の態
様を適用することができる。同図を用いて、本実施の形
態の半導体集積回路装置およびその製造方法を具体的に
説明する。
リコンからなるp型の半導体基板(基板)1を用意し、
先行技術などの種々の技術を使用して、MOSFETを
形成する。
p型の半導体基板1の表面の選択的な領域を熱酸化して
LOCOS(Local Oxidation of Silicon)構造の酸化
シリコン膜からなる素子分離用のフィールド絶縁膜2を
形成する。
リコン膜などからなるゲート絶縁膜3を形成した後、導
電性の多結晶シリコン膜からなるゲート電極4を堆積す
る。その後、ゲート電極4の上に酸化シリコン膜などか
らなる絶縁膜5を形成した後、フォトリソグラフィ技術
と選択エッチング技術とを使用して、ゲート電極4など
のパターンを形成した後、ゲート電極4の側壁に、酸化
シリコン膜などからなるサイドウォールスペーサ6を形
成する。
n型の不純物をイオン注入し、拡散してMOSFETの
ソースおよびドレインとなるn型の半導体領域7を形成
する。次に、半導体基板1の上に絶縁膜8を形成する。
絶縁膜8は、例えば酸化シリコン膜をCVD(Chemical
Vapor Deposition )法により形成した後、表面研磨を
行いその表面を平坦化処理することにより、平坦化され
た絶縁膜8を形成する。平坦化処理は、絶縁膜8の表面
を例えばエッチバック法またはCMP(Chemical Mecha
nical Polishing 、化学機械研磨)法などにより平坦に
する態様を採用することができる。その後、フォトリソ
グラフィ技術および選択エッチング技術を用いて、絶縁
膜8の選択的な領域にスルーホール(接続孔)を形成し
た後、スルーホールに例えば導電性多結晶シリコンまた
はタングステンなどの導電性材料を埋め込んで、スルー
ホールにプラグ(plug)9を形成する。
絶縁膜(絶縁膜)10を形成する(図2)。この場合、
1層目の層間絶縁膜10は、後述する溝12内に形成さ
れる配線層およびこの層間絶縁膜10が介在している配
線層の容量を低減するために、誘電率が小さい絶縁膜を
適用しており、炭素(C)含有量がケイ素(Si)に対
して5%(Si:C=1:0. 05)〜100%(S
i:C=1:1)となっているSi−C結合を含む酸化
シリコン膜であり、次に述べる製造方法により形成され
ている有機SOG(Spin On Glass )膜(誘電率が2.
9である絶縁膜)またはCVD法で形成した酸化シリコ
ン膜(誘電率が2.9である絶縁膜)を使用している。
10を形成する際に、オルガノシロキサンなどの有機材
料を用いた回転塗布法を使用して、半導体基板1の上
に、有機SOG膜を塗布して、例えば0.5μm の膜厚
をもって堆積する。その後、有機SOG膜をベーク処理
する。この場合、回転塗布法を使用していることによ
り、表面平坦性を容易に行うことができる。
を形成する際の他の態様として、TEOS(テトラエト
キシシラン、Si(OC2 H5 )4 )と過酸化水素(H
2 O2 )とを用いたCVD法を使用して、半導体基板1
の上に、酸化シリコン膜を例えば0. 5μm の膜厚をも
って堆積する。この場合、CVD法を使用していること
により、スループットを向上することができる。
11を塗布した後、そのレジスト膜11をリソグラフィ
技術を使用してパターン化する。次に、レジスト膜11
をエッチング用マスクとして用いて、ドライエッチング
などの選択エッチング技術を使用して、層間絶縁膜10
に配線層用の溝12を形成する(図3)。
分に形成する配線層用の溝であり、配線層を形成するた
めの配線層パターンを有する溝である。また、図3に示
す溝12は、その一部の溝12の底部がプラグ9の表面
を露出させるために、層間絶縁膜10の膜厚の値(例え
ば0. 5μm )と同一の深さ(例えば0. 5μm )とし
ている。他の態様として、溝12の底部がプラグ9の表
面を露出させる必要がない態様の場合には、層間絶縁膜
10の膜厚の値を大きく(例えば0. 8〜1μm )し
て、その層間絶縁膜10の膜厚の値(例えば0. 8μm
)よりも小さい値の深さ(例えば0. 5μm )の溝1
2とすることができる。
g)装置を使用して、層間絶縁膜10を、10mtorr (ミ
リトール)以下の圧力で放電した酸素プラズマ(反応性
ガスプラズマ)にさらすことにより、溝12の領域の層
間絶縁膜(Si−C結合を含む酸化シリコン膜)10を
無機化し、その領域に無機状態の酸化シリコン膜(Si
−C結合を含まない酸化シリコン膜)13を0. 01μ
m 以下の膜厚をもって形成する(図4)。
の形態の特徴の一部であり、溝12に形成する配線層と
の密着性を高めるための膜として適用されており、本発
明者の検討の結果、0. 01μm 以下の膜厚をもって形
成することが有効であることが明らかになった。すなわ
ち、酸化シリコン膜13は、Si−C結合を含まない酸
化シリコン膜13であることにより、層間絶縁膜(Si
−C結合を含む酸化シリコン膜)10よりも溝12に形
成する配線層との密着性を高めることができる。また、
Si−C結合を含まない酸化シリコン膜13は、層間絶
縁膜(Si−C結合を含む酸化シリコン膜)10よりも
誘電率が大きいので、溝12に形成する配線層との密着
性を高めるための膜として機能する膜厚とし、できるだ
け薄膜化することにより、溝12に形成する配線層の近
傍の絶縁膜の誘電率を低減化することができる。
除いた後、半導体基板1の上に、スパッタリング法を使
用して、アルミニウム層または銅層などからなる配線層
14を例えば1μm の膜厚をもって堆積して、溝12に
配線層14を埋め込む作業を行う(図5)。この場合、
アルミニウム層などからなる配線層14を溝12に完全
に埋め込むために、配線層14を堆積する際に、溝12
の深さ(例えば0. 5μm )よりも大きい膜厚(例えば
1μm )としている。
して、配線層14の表面から配線層14を表面研磨し
て、溝12に埋め込まれている配線層14以外の配線層
14を取り除く作業を行う(図6)。この場合、溝12
に埋め込まれている配線層14の表面は、層間絶縁膜1
0の表面と同一面とすることができる。
と密着性が大きい酸化シリコン膜13を表層部としてい
る溝12に埋め込まれていると共にその溝12は誘電率
の低い層間絶縁膜10に形成されているものであること
により、各々の配線層14間の誘電率が小さいので、層
間絶縁膜10の誘電率に影響された各々の配線層14間
の信号の変動が防止できるので、高性能で高信頼度の配
線層14とすることができる。
絶縁膜(絶縁膜)15を前述した1層目の層間絶縁膜1
0の製造方法を適用して形成する(図7)。この場合、
2層目の層間絶縁膜15の膜厚は、0. 8μm としてい
る。
6を形成した後、溝16の表面の層間絶縁膜15を無機
化して、その領域に酸化シリコン膜17を形成する(図
8)。この場合、前述した1層目の層間絶縁膜10に配
線層用の溝12を形成する製造工程と、溝12の表面の
層間絶縁膜10を無機化して、その領域に酸化シリコン
膜13を形成する製造工程を適用して行っている。
させる必要がない態様のものであることにより、層間絶
縁膜15の膜厚の値を大きく(例えば0. 8〜1μm )
して、その層間絶縁膜15の膜厚の値(例えば0. 8μ
m )よりも小さい値の深さ(例えば0. 5μm )の溝1
6としている。
一の製造方法を適用して、半導体基板1の上に、アルミ
ニウム層または銅層などからなる配線層18を例えば1
μmの膜厚をもって堆積して、溝16に配線層18を埋
め込んだ後、CMP装置を用いたCMP法を使用して、
配線層18の表面から配線層18を表面研磨して、溝1
6に埋め込まれている配線層18以外の配線層18を取
り除く作業を行う(図9)。
と密着性が大きい酸化シリコン膜16を表層部としてい
る溝16に埋め込まれていると共にその溝16は誘電率
の低い層間絶縁膜15に形成されているものであること
により、各々の配線層18間の誘電率が小さいので、層
間絶縁膜15の誘電率に影響された各々の配線層18間
の信号の変動が防止できるので、高性能で高信頼度の配
線層18とすることができる。
して多層配線層を必要に応じて形成した後、パシベーシ
ョン膜(図示を省略)を形成して、本実施の形態の半導
体集積回路装置の製造工程を終了する。
置およびその製造方法によれば、層間絶縁膜(絶縁膜)
10として、炭素(C)含有量がケイ素(Si)に対し
て5%(Si:C=1:0. 05)〜100%(Si:
C=1:1)となっているSi−C結合を含む酸化シリ
コン膜を適用していることにより、層間絶縁膜10の誘
電率を小さく(2. 9)することができる。
として、有機SOG膜またはCVD法で形成した酸化シ
リコン膜を使用していることにより、層間絶縁膜10の
製造工程を簡単化できると共に高性能でしかも高信頼度
の絶縁膜とすることができる。
その製造方法によれば、層間絶縁膜10の選択的な領域
に配線層用の溝12を形成した後、例えばRIE装置を
使用して、層間絶縁膜10を、10mtorr 以下の圧力で
放電した酸素プラズマにさらすことにより、溝12の領
域の層間絶縁膜(Si−C結合を含む酸化シリコン膜)
10を無機化し、その領域に無機状態の酸化シリコン膜
(Si−C結合を含まない酸化シリコン膜)13を0.
01μm 以下の膜厚をもって形成している。
4との密着性を高めることができる。また、本発明者の
検討の結果、0. 01μm 以下の膜厚をもって形成する
ことが有効であることが明らかになった。すなわち、酸
化シリコン膜13は、Si−C結合を含まない酸化シリ
コン膜13であることにより、層間絶縁膜(Si−C結
合を含む酸化シリコン膜)10よりも溝12に形成する
配線層14との密着性を高めることができる。また、S
i−C結合を含まない酸化シリコン膜13は、層間絶縁
膜(Si−C結合を含む酸化シリコン膜)10よりも誘
電率が大きいので、溝12に形成する配線層との密着性
を高めるための膜として機能する膜厚とし、できるだけ
薄膜化することにより、溝12に形成する配線層10の
近傍の絶縁膜の誘電率を低減化することができる。
その製造方法によれば、前述した誘電率の小さい層間絶
縁膜10を適用しており、層間絶縁膜10に形成されて
いる溝12の表面に配線層14との密着性がよい薄膜の
酸化シリコン膜13を形成しており、その溝12に埋め
込まれている状態の配線層14の構造としている。
酸化シリコン膜13を表層部としている溝12に配線層
14が埋め込まれていると共にその溝12は誘電率の低
い層間絶縁膜10に形成されているものであることによ
り、各々の配線層14間の誘電率が小さい(配線層間の
絶縁膜の容量が小さい)ので、層間絶縁膜10の誘電率
に影響された各々の配線層14間の信号の変動が防止で
きるので、高性能で高信頼度の配線層14とすることが
できる。また、配線層14の配線容量が低下することに
より、配線遅延が低減できるので、半導体集積回路装置
などのデバイス全体の信号速度を向上することができ
る。
その製造方法によれば、層間絶縁膜(絶縁膜)10に形
成されている溝12に配線層14を埋め込んでいる態様
の配線層としていることにより、フォトリソグラフィ技
術と選択エッチング技術とを使用して配線層のパターン
を形成する従来の配線層のパターンの製造工程を使用せ
ずに、配線層14を形成していることによって、配線層
幅および隣接配線層間の距離が極めて小さい配線層構造
であろうとも微細加工により高精度な寸法精度をもって
配線層14を製造することができる。
装置の微細化を行うことができる。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
いる半導体基板をSOI(Siliconon Insulator)基板
に変更することができ、MOSFET、CMOSFET
およびバイポーラトランジスタなどの種々の半導体素子
を組み合わせた態様の半導体集積回路装置およびその製
造方法とすることができる。
SFETなどを構成要素とするロジック系あるいはDR
AM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(St
aticRandom Access Memory )などのメモリ系などを有
する種々の半導体集積回路装置およびその製造方法に適
用できる。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
びその製造方法によれば、層間絶縁膜(絶縁膜)とし
て、炭素(C)含有量がケイ素(Si)に対して5%
(Si:C=1:0. 05)〜100%(Si:C=
1:1)となっているSi−C結合を含む酸化シリコン
膜を適用していることにより、層間絶縁膜の誘電率を小
さく(2. 9)することができる。
て、有機SOG膜またはCVD法で形成した酸化シリコ
ン膜を使用していることにより、層間絶縁膜の製造工程
を簡単化できると共に高性能でしかも高信頼度の絶縁膜
とすることができる。
びその製造方法によれば、層間絶縁膜(絶縁膜)の選択
的な領域に配線層用の溝を形成した後、例えばRIE装
置を使用して、層間絶縁膜を、10mtorr 以下の圧力で
放電した酸素プラズマにさらすことにより、溝の領域の
層間絶縁膜(Si−C結合を含む酸化シリコン膜)を無
機化し、その領域に無機状態の酸化シリコン膜(Si−
C結合を含まない酸化シリコン膜)を0. 01μm 以下
の膜厚をもって形成している。
着性を高めることができる。また、本発明者の検討の結
果、0. 01μm 以下の膜厚をもって形成することが有
効であることが明らかになった。すなわち、酸化シリコ
ン膜は、Si−C結合を含まない酸化シリコン膜である
ことにより、層間絶縁膜(Si−C結合を含む酸化シリ
コン膜)よりも溝に形成する配線層との密着性を高める
ことができる。また、Si−C結合を含まない酸化シリ
コン膜は、層間絶縁膜(Si−C結合を含む酸化シリコ
ン膜)よりも誘電率が大きいので、溝に形成する配線層
との密着性を高めるための膜として機能する膜厚とし、
できるだけ薄膜化することにより、溝に形成する配線層
の近傍の絶縁膜の誘電率を低減化することができる。
びその製造方法によれば、誘電率の小さい層間絶縁膜
(絶縁膜)を適用しており、層間絶縁膜に形成されてい
る溝の表面に配線層との密着性がよい薄膜の酸化シリコ
ン膜を形成しており、その溝に埋め込まれている状態の
配線層の構造としている。
シリコン膜を表層部としている溝に配線層が埋め込まれ
ていると共にその溝は誘電率の低い層間絶縁膜に形成さ
れているものであることにより、各々の配線層間の誘電
率が小さい(配線層間の絶縁膜の容量が小さい)ので、
層間絶縁膜の誘電率に影響された各々の配線層間の信号
の変動が防止できるので、高性能で高信頼度の配線層と
することができる。また、配線層の配線容量が低下する
ことにより、配線遅延が低減できるので、半導体集積回
路装置などのデバイス全体の信号速度を向上することが
できる。
びその製造方法によれば、層間絶縁膜(絶縁膜)に形成
されている溝に配線層を埋め込んでいる態様の配線層と
していることにより、フォトリソグラフィ技術と選択エ
ッチング技術とを使用して配線層のパターンを形成する
従来の配線層のパターンの製造工程を使用せずに、配線
層を形成していることによって、配線層幅および隣接配
線層間の距離が極めて小さい配線層構造であろうとも微
細加工により高精度な寸法精度をもって配線層を製造す
ることができる。したがって、LSIなどの半導体集積
回路装置の微細化を行うことができる。
置の製造工程を示す概略断面図である。
置の製造工程を示す概略断面図である。
置の製造工程を示す概略断面図である。
置の製造工程を示す概略断面図である。
置の製造工程を示す概略断面図である。
置の製造工程を示す概略断面図である。
置の製造工程を示す概略断面図である。
置の製造工程を示す概略断面図である。
置の製造工程を示す概略断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 炭素含有率がケイ素に対して5%〜10
0%となっているSi−C結合を含む酸化シリコン膜か
らなる絶縁膜を有し、前記絶縁膜の選択的な領域に溝が
形成されており、前記溝の表面に前記Si−C結合を含
まない酸化シリコン膜が形成されており、前記Si−C
結合を含まない酸化シリコン膜を表層部としている前記
溝に配線層が埋め込まれた状態で形成されていることを
特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
って、前記絶縁膜は、前記Si−C結合を含む有機SO
G膜またはCVD法により形成されているSi−C結合
を含む酸化シリコン膜であることを特徴とする半導体集
積回路装置。 - 【請求項3】 基板の上に、炭素含有率がケイ素に対し
て5%〜100%となっているSi−C結合を含む酸化
シリコン膜からなる絶縁膜を形成する工程と、 レジスト膜をエッチング用マスクとして用いて、前記絶
縁膜の選択的な領域に、配線層用の溝を形成する工程
と、 酸素プラズマによって、前記溝の表面の前記絶縁膜を無
機化して、その領域に、Si−C結合を含まない酸化シ
リコン膜を形成する工程と、 前記Si−C結合を含まない酸化シリコン膜を有する前
記溝に埋め込まれている状態の配線層を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、前記絶縁膜は、オルガノシロキサンな
どの有機材料を用いた回転塗布法を使用して、前記基板
の上に、有機SOG膜を塗布して堆積していることを特
徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項5】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、前記絶縁膜は、TEOSと過酸化水素
とを用いたCVD法を使用して、前記基板の上に、酸化
シリコン膜を堆積していることを特徴とする半導体集積
回路装置の製造方法。 - 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項に記載の半
導体集積回路装置の製造方法であって、前記Si−C結
合を含まない酸化シリコン膜を形成する工程は、前記絶
縁膜を、10mtorr 以下の圧力で放電した酸素プラズマ
にさらすことにより、前記溝の領域の前記絶縁膜を無機
化し、その領域に無機状態の酸化シリコン膜を形成する
製造工程を適用していることを特徴とする半導体集積回
路装置の製造方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
造方法であって、前記Si−C結合を含まない酸化シリ
コン膜は、0.01μm 以下の膜厚をもって形成するこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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