JP3500940B2 - 商品画像データ処理装置 - Google Patents

商品画像データ処理装置

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JP3500940B2
JP3500940B2 JP35841397A JP35841397A JP3500940B2 JP 3500940 B2 JP3500940 B2 JP 3500940B2 JP 35841397 A JP35841397 A JP 35841397A JP 35841397 A JP35841397 A JP 35841397A JP 3500940 B2 JP3500940 B2 JP 3500940B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多種,多様な商品
の画像を撮影し記憶して管理するための商品画像データ
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多種,多様な商品を管理する商
品管理システムでは、個々の商品管理は、該商品を撮影
した商品画像に対して、商品コード,商品名,寸法,重
量等の商品情報を一覧にした商品管理データとして作成
し、記憶,保存することで行なわれる。
【0003】このような商品管理データは、管理する当
事者により利用されるだけでなく、広告,パンフレッ
ト,カタログ等に載せて利用したり、直接、取引先に見
せて利用したりするため、商品の画像は、該商品として
の魅力が最大限に引き出されるよう上手に撮影する必要
がある。
【0004】従来、この商品管理データは、まず、商品
の画像をプロのカメラマンにより、あるいは商品撮影の
熟練者により撮影し、この撮影した画像データに、商品
コード,商品名,寸法,重量等の各種の商品情報を、全
て手作業により入力して一覧としてまとめることで作成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、取り扱
う商品の種類も数も非常に多い商品売買の現場におい
て、このような商品管理データの作成作業を全て人為的
に行なっていたのでは、その熟練者といえども非常に手
間と時間が掛かる問題がある。
【0006】また、特に、ディスカウントストアやスー
パーマーケット等の大型店においては、このような商品
管理データの作成作業をもパートタイマー等の熟練者以
外の人員により行なう必要が生じるが、この場合、さら
に手間と時間がかかるだけでなく、個々の商品の画像を
プロカメラマンや熟練者なみに上手に撮影するのは極め
て難しい問題がある。
【0007】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、その第1の目的は、商品の画像データに該商
品の情報を対応付けた商品管理データを容易に作成する
ことが可能になる商品画像データ処理装置、及び商品画
像データ処理プログラムを記録した記録媒体を提供する
ことにある。
【0008】また、本発明の第2の目的は、慣れや熟練
を要すること無く、誰でも上手に素早く、商品の画像デ
ータを撮影し、該商品の情報を対応付けた商品管理デー
タを容易に作成することが可能になる商品画像データ処
理装置、及び商品画像データ処理プログラムを記録した
記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項1に係わる商品画像データ処理装置は、商品分類デー
タを入力する入力手段と、商品を撮影して該商品の画像
データを取り込み、商品の撮影状態を変化させるための
撮影状態変化機構を有した撮影手段と、前記撮影状態変
化機構により商品の撮影状態を最適な状態に変化させた
際の該商品の撮影状態の変化データを、当該商品の特徴
データに対応付けて記憶する学習データ記憶手段と、撮
影対象商品の特徴データを入力する商品特徴入力手段
と、この商品特徴入力手段により入力された撮影対象商
品の特徴データに対応付けられて前記学習データ記憶手
段に記憶されている撮影状態の変化データに従い前記撮
影状態変化機構により前記撮影手段における商品の撮影
状態を変化させる撮影制御手段と、前記入力手段により
入力された商品分類データに対し、前記撮影手段により
撮影された商品の画像データを対応付けて記憶する商品
別データ記憶手段と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】 つまり、本発明の請求項1に係わる商品
画像データ処理装置では、撮影手段が有する撮影状態変
化機構により商品の撮影状態を最適な状態に変化させた
際には、該商品の撮影状態の変化データが当該商品の特
徴データに対応付けられて学習データ記憶手段に記憶さ
れ、商品撮影に際し、商品特徴入力手段により撮影対象
商品の特徴データを入力すると、この入力された撮影対
象商品の特徴データに対応付けられて前記学習データ記
憶手段に記憶されている撮影状態の変化データが読み出
され、この撮影状態の変化データに従い前記撮影状態変
化機構により前記撮影手段における商品の撮影状態が変
化されるので、多種多様な商品個々の画像を、誰でも上
手に素早く撮影でき、より簡単に商品分類コードに高品
位な商品撮影画像を対応付けた商品管理データを生成で
きることになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。
【0016】図1は本発明の実施形態に係わる商品画像
データ処理装置の全体の構成を示す図である。
【0017】この商品画像データ処理装置は、商品を撮
影するための撮影ボックス11と、この撮影ボックス1
1内に配置された商品を撮影して商品画像を得るデジタ
ルカメラ12と、撮影ボックス11及びデジタルカメラ
12における各部の動作を制御し、且つ、該撮影ボック
ス11及びデジタルカメラ12から得られる各種のデー
タを処理するためのパーソナルコンピュータ(PC)1
3とを備えて構成される。
【0018】撮影ボックス11は、長方形をしたボック
ス本体14と、このボックス本体14の前面側に取り付
けられた撮影フード15と、この撮影フード15とボッ
クス本体14との上部側の境界に取り付けられ該ボック
ス本体14の内部を均一に照明するための照明ボックス
16とを組み合わせて構成される。
【0019】撮影ボックス16の底面における中央後部
側には、商品J(図3参照)を載せて配置するためのス
テージ17が設けられ、このステージ17の後方の背面
板18は、外光取り入れのために、その下端部をヒンジ
として回動自在に構成される。
【0020】また、ステージ17の上方には、撮影対象
商品J(図3参照)に関する重量,寸法,撮影枚数等を
表示するための表示面が前面方向を向いた正面撮影用の
表示部19a、該ステージ17の側方には、同様の商品
情報を表示するための表示面が上面を向いた天面撮影用
の表示部19bが設けられる。
【0021】前記撮影フード15の前端部にあるレンズ
配置窓20は、その上部側より下部側がボックス本体1
4の奥行き方向に向けて深く切り欠かれた楕円の開口形
状に形成され、デジタルカメラ12のレンズ部21が、
正面撮影用のアングルと天面撮影用のアングルとで回動
する際の動きを許容するように構成される。
【0022】前記照明ボックス16は、その内側に複数
本の蛍光灯23a,23b,…を配設して備え、撮影フ
ード15とボックス本体14との上部側の境界に設けら
れた照明回動機構24を介して、その照明の照射方向が
ボックス本体14の底面を向く方向とボックス本体14
の後部を向く方向との間で矢印aに示すように回動可能
に取り付けられる。
【0023】また、前記ステージ17は、回転機能、昇
降機能、計量機能を備えている。
【0024】前記デジタルカメラ12は、三脚22によ
りそのレンズ部21を前記撮影フード15のレンズ配置
窓20に合わせて設置され、該三脚22との間に介在し
て設けたカメラ回動機構25により前記正面撮影用のア
ングルと天面撮影用のアングルとで矢印bに示すように
回動可能に構成される。
【0025】そして、撮影ボックス11における照明ボ
ックス16の回動,点灯,消灯,照度等の制御系、ステ
ージ17の回転,昇降,計量等の制御系、このステージ
17を介した後述の採寸用台座71(図5参照)でのサ
イズ測定の制御系、正面撮影用及び天面撮影用それぞれ
の表示部19a,19bの制御系は、パーソナルコンピ
ュータ(PC)13の本体装置26に対し、撮影側デー
タ・制御バス27を介して接続され、また、デジタルカ
メラ12におけるアングル設定の回動制御系、フォーカ
ス,アイリス,ズームの制御系は、カメラ側データ・制
御バス28を介して同パーソナルコンピュータ(PC)
13の本体装置26に接続される。
【0026】一方、パーソナルコンピュータ(PC)1
3は、外観上、PC本体26、キーボードからなる入力
装置29、バーコードを読み取るハンドスキャナ30、
CRTからなる表示装置31、プリンタからなる印刷装
置32の組み合わせにより構成されるもので、前記撮影
ボックス11及びデジタルカメラ12とその周辺におけ
る制御系は、全てこのパーソナルコンピュータ(PC)
13からの指令により制御され、また、前記撮影ボック
ス11及びデジタルカメラ12とその周辺における制御
系にて得られた各種のデータは、全てこのパーソナルコ
ンピュータ(PC)13に転送されて取り込まれる。
【0027】図2は前記商品画像データ処理装置の照明
ボックス16が取り付けられる照明回動機構24の構成
を示す部分断面図である。
【0028】この照明回動機構24は、ボックス本体1
4側に取り付けられる筒状の固定ヒンジ41に対して、
照明ボックス16の下端部に取り付けられる筒状の可動
ヒンジ42を回転可能に連結してなるもので、固定ヒン
ジ41の筒内に設けられた照明回動用モータ43の回転
が、複数のギア44,45,46を介して可動ヒンジ4
2側に伝達され、照明ボックス16の全体が矢印c(図
1中矢印a)で示す方向に回動される。
【0029】また、照明回転機構24は、照明ボックス
16の回動位置を検出する位置センサを備え、この位置
センサにより検出される照明ボックス16の回動位置デ
ータは、前記撮影側データ・制御バス27を介してパー
ソナルコンピュータ(PC)13の本体装置26に送ら
れる。
【0030】なお、デジタルカメラ12が取り付けられ
るカメラ回動機構25も、前記照明回動機構24と略同
様の機構として構成され、位置センサにより検出される
撮影アングルの位置データは、前記カメラ側データ・制
御バス28を介してパーソナルコンピュータ(PC)1
3の本体装置26に送られる。
【0031】図3は前記商品画像データ処理装置の撮影
ボックス11における商品Jの撮影状態を示す側断面図
である。
【0032】照明ボックス16における蛍光灯23a,
23b,…の背面には、反射板51が設けられ、また、
撮影ボックス11の天井には、鏡52が取り付けられ
る。
【0033】そして、撮影ボックス11の天井は、撮影
フード15におけるレンズ配置窓20から見て、ステー
ジ17が鏡52に映る角度に傾斜して構成される。
【0034】つまり、デジタルカメラ12が前記カメラ
回動機構25により正面撮影用の水平アングルに設定さ
れた状態では、矢印dに示す焦点経路で商品Jの正面画
像が撮影され、また、天面撮影用の傾斜アングルに設定
された状態では、矢印eに示す鏡52の反射による焦点
経路で商品Jの天面画像が撮影される。
【0035】図4は前記商品画像データ処理装置の撮影
ボックス11に設けられたステージ17の構成を示す図
であり、同図(A)は平面外観図、同図(B)は側面外
観図、同図(C)は縦断面図である。
【0036】ステージ17の上面には、後述する採寸用
台座71(図5参照)の結合ピン71a〜71dが嵌ま
り込む結合穴61a〜61dが形成され、また、ステー
ジ17の外周側面には、白色のホワイトバランス調整枠
62,…が一定間隔で設けられる。
【0037】一方、ステージ17の上面裏側には、ステ
ージ回転用モータ63が固着され、このステージ回転用
モータ63の回転ギア63aが、ボックス本体14の底
面に立設された回転方向固定の昇降用シャフト64の上
端部の回転用ギア65に噛合され、ステージ17は矢印
fで示す方向に回転される。
【0038】また、前記昇降用シャフト64の外周面に
は、昇降用ギア66が形成され、ボックス本体14側に
固定されたステージ昇降用モータ67の回転ギア67a
に噛合され、ステージ17は矢印gで示す方向に昇降さ
れる。このステージ昇降用モータ67の回転制御及び昇
降位置の検出は、前記パーソナルコンピュータ(PC)
13からの指令に基づき昇降コントロールユニット68
により行なわれる。
【0039】また、ステージ17の上面裏側には、計量
用圧電素子69が設けられる。そして、前記ステージ回
転用モータ63の回転制御、回転位置の検出、及び計量
用圧電素子69による重量の計測は、前記パーソナルコ
ンピュータ(PC)13からの指令に基づき回転計量コ
ントロールユニット70により行なわれる。
【0040】図5は前記商品画像データ処理装置のステ
ージ17上に着脱される採寸用台座71の構成を示す図
である。
【0041】この採寸用台座71は、商品Jの撮影に伴
ない、自動採寸を行なう場合に前記ステージ17上に載
置結合されて使用されるもので、この採寸用台座71上
面の採寸台72には、帯状に切り欠いた採寸窓73が形
成され、この採寸窓73には、L字板状の採寸板74
L,74Rそれぞれの上端部分が台座71の内部から挿
通され該採寸窓73の長さ方向にスライド可能に配置さ
れる。
【0042】そして、前記採寸板74L,74Rはそれ
ぞれ、図示しない採寸用モータの回転軸75からの回転
が回転ギア76からスライドギア77L,77Rに伝達
されて矢印h1,h2で示す互いに近付く方向にスライ
ドしたり、矢印i1,i2で示す互いに離れる方向にス
ライドするもので、前記採寸用モータの回転軸75には
エンコーダ78が取り付けられ、矢印jで示す回転量が
計測され、この回転量は前記採寸板74L,74Rのス
ライドに伴なう移動距離の計測データとして撮影側デー
タ・制御バス27を介しパーソナルコンピュータ(P
C)13へ送られる。
【0043】つまり、前記採寸用台座71において、採
寸台72における採寸窓73の長さは予め既知であり、
この採寸窓73の両端に位置させた採寸板74L,74
Rをスライドさせて商品Jを挟み付けて止まるまでの移
動距離を前記エンコーダ78により計測することで、商
品Jの幅Wが算出される。そして、商品Jの高さH,奥
行Dは、デジタルカメラ12により撮影された商品Jの
正面画像及び側面画像のエッジ検出による前記採寸され
た幅Wに対する高さH及び奥行Dの割合に基づき算出さ
れる。
【0044】なお、前記採寸用台座71の採寸板74
L,74Rにより商品Jを挟み付けて採寸を行なった際
には、該商品Jは必然的に採寸台72の中央、すなわ
ち、ステージ17上の中央に配置されたことになる。
【0045】図6は前記商品画像データ処理装置のパー
ソナルコンピュータ(PC)13を中心とする電子回路
の構成を示すブロック図である。
【0046】パーソナルコンピュータ(PC)13は、
コンピュータ等からなる制御部(CPU)81を備えて
いる。
【0047】制御部(CPU)81は、キーボードから
なる入力装置29やハンドスキャナ30及び撮影側,カ
メラ側の各データ・制御バス27,28を介して入力さ
れる各種の入力データに応じて、記憶装置82内のRO
Mに予め記憶されているシステムプログラムを起動さ
せ、あるいは外部記録媒体(記憶媒体)83に予め記憶
されている商品管理データ作成制御用プログラムや通信
回線84を介して受信される各種制御用プログラムを記
憶装置82内のRAMに読み込んで起動させ、RAM8
5をワークメモリとして回路各部の動作制御を行なうも
のである。
【0048】この制御部(CPU)81には、前記入力
装置29、ハンドスキャナ30、記憶装置82、通信回
線84、RAM85の他、表示装置31、印刷装置3
2、そして、撮影ボックス11及びデジタルカメラ12
の各制御系が接続される。
【0049】入力装置29のキーボードには、例えば汎
用されるパーソナルコンピュータと同種のキーボードが
使用されるもので、テンキーや文字キー,実行キー,カ
ーソルキー、各種ファンクションキー等が備えられる。
【0050】記憶装置82は、半導体メモリからなるR
OMを備えると共に、フロッピディスクドライバ等の外
部記録媒体(記憶媒体)83の読み込み装置、ハードデ
ィスク装置等のRAMを備えている。
【0051】例えば前記記憶装置82のROMには、本
商品画像データ処理装置における全体の処理を司るシス
テムプログラムデータが予め記憶されると共に、図12
に示す学習処理、図13に示す検品処理、図14〜図1
7に示す撮影・採寸処理、図18に示す未撮影商品確認
処理等、各種の動作モードの処理を司るサブプログラム
データである制御プログラムデータも予め記憶される。
【0052】図7は前記パーソナルコンピュータ(P
C)13のRAM85におけるデータメモリの構成を示
す図である。
【0053】RAM85には、商品別データメモリ85
a(図10参照)、フォト分類コードメモリ85b(図
8参照)、学習データメモリ85c(図9参照)、画像
データメモリ85d(図11参照)、ワークメモリ85
e等が備えられる。
【0054】図8は前記パーソナルコンピュータ(P
C)13のRAM85に確保されるフォト分類コードメ
モリ85bのデータ内容を示す図である。
【0055】フォト分類コードメモリ85bには、撮影
対象商品の容器/中身の見える範囲に関し、素材,色合
い1,色合い2,てかり,中身色1,中身色2それぞれ
における多数の分類が分類コード0,1,…,Xに対応
付けられて予め記憶されるもので、例えばある商品の容
器の素材が「ガラス」、容器の色合いが「透明」、中身
の色が「黄色」と「白」である場合のフォト分類種別コ
ードは、“10XX30”となる。
【0056】図9は前記パーソナルコンピュータ(P
C)13のRAM85に確保される学習データメモリ8
5cのデータ内容を示す図である。
【0057】この学習データメモリ85cには、学習処
理(図12参照)に伴ないプロのカメラマンあるいは商
品撮影の熟練者により商品の撮影を行なった際に得られ
た正面撮影時、天面撮影時、側面撮影時等、対象商品の
各面撮影時それぞれにおける照明回動機構24の照明回
動用モータ43(M1)、カメラ回動機構25のカメラ
アングル回動用モータ(M2)、デジタルカメラ12の
フォーカス調整用モータ(M3),アイリス調整用モー
タ(M4),ズーム調整用モータ(M5)、ステージ1
7のステージ回転用モータ63(M6),ステージ昇降
用モータ67(M7)等、この商品画像データ処理装置
に含まれる全ての回転機構において検出された回転位置
データX,Y,…,Pが、対象商品のサイズ(W,H,
D)、フォト分類種別コードに対応付けられて記憶され
る。
【0058】図10は前記パーソナルコンピュータ(P
C)13のRAM85に確保される商品別データメモリ
85aのデータ内容を示す図である。
【0059】この商品別データメモリ85aには、検品
処理(図13参照)において入力された撮影対象商品の
商品コード,品名,単価に対応して、撮影・採寸処理
(図14〜図17参照)において入力されるサイズ
(W,H,D),重量,フォト分類種別コード,各撮影
面毎の撮影画像のメモリアドレス(No),撮影済みか
未撮影かを示す撮影済みフラグが記憶される。
【0060】図11は前記パーソナルコンピュータ(P
C)13のRAM85に確保される画像データメモリ8
5dのデータ内容を示す図である。
【0061】この画像データメモリ85dには、撮影処
理(図14〜図17)において撮影された全ての商品そ
れぞれの各面毎の撮影画像データが個々のメモリアドレ
ス(No)に対応付けられて記憶される。
【0062】次に、前記構成による商品画像データ処理
装置の動作について説明する。
【0063】図12は前記商品画像データ処理装置にお
ける学習処理をフローチャートである。
【0064】この学習処理では、プロカメラマンあるい
は商品撮影の熟練者により予め多種多様な商品画像の撮
影を行ない、各商品画像の撮影毎、各撮影面毎の最適な
画像取り込み状態での、この商品画像データ処理装置に
含まれる全ての回転機構において検出された回転位置デ
ータを記憶し、学習データメモリ85cを生成する。
【0065】ある商品を撮影ボックス11内のステージ
17上においてデジタルカメラ12を撮像状態とし、入
力装置29における学習処理実行の指示により、図12
における学習処理が起動されると、デジタルカメラ12
により撮像されてパーソナルコンピュータ(PC)13
に取り込まれ、表示装置31にモニタ表示されている商
品画像データの縦及び横方向の画素数が画像エッジの検
出により求められ、この撮像画像の縦及び横の画素数
が、それぞれ撮像画像の全体の縦及び横の画像数の80
%〜90%の範囲であるか否か判断される(ステップS
1)。
【0066】ここで、撮像画像の全体の縦/横画素数に
対する商品画像の縦/横画素数の占める割合が、80%
未満と小さいと判断された場合、あるいは90%より大
きいと判断された場合には、デジタルカメラ12内のズ
ーム調整用モータがパーソナルコンピュータ(PC)1
3からの指令により駆動されて撮像画像がズームアップ
あるいはズームダウンされ、80%〜90%の範囲ない
に調整される(ステップS1→S2)。
【0067】つまり、ステージ17上に置かれた商品が
「ねじ」等のように小さい場合、あるいは「ドックフー
ド」等のように大きい場合の何れであっても、撮像画像
の全体に占める商品画像の割合が最適な割合(80%〜
90%)に一定に調整されるもので、こうして、撮像画
像の全体に占める商品画像の割合が最適な割合に設定さ
れると、デジタルカメラ12におけるフォーカス,アイ
リス,撮影アングル、及びステージ17の回動,昇降位
置、照明ボックス16の回動位置、背板18の回動位置
それぞれの調整をオペレータに促すメッセージデータが
表示装置31に表示される(ステップS1→S3)。
【0068】オペレータは、表示装置31に撮像表示さ
れる商品画像を見ながら、入力装置29におけるキー入
力操作により照明回動機構24の照明回動用モータ43
(M1)、カメラ回動機構25のカメラアングル回動用
モータ(M2)、デジタルカメラ12のフォーカス調整
用モータ(M3),アイリス調整用モータ(M4)、ス
テージ17のステージ回転用モータ63(M6),ステ
ージ昇降用モータ67(M7)等、この商品画像データ
処理装置に含まれる各回転機構に指令信号を送り、最適
な撮像状態となるように調整するもので(ステップS3
→S4→S3)、ここで、一旦シャッタキーを操作して
撮像画像が確定表示された状態で、最適な撮像画像状態
であることが確認され、入力装置29における実行キー
が操作されると(ステップS5→S6)、前記各回転機
構の制御系において検出されて取り込まれる各モータM
1,M2,…の回転位置データX,Y,…が、それぞれ
RAM85内の学習データメモリ85c(図9参照)に
記憶される(ステップS6→S7)。
【0069】この際、ステージ17の回動位置が初期位
置で且つデジタルカメラ12のアングル位置が正面撮影
位置である場合には、正面撮影用の各モータ位置データ
として、また、デジタルカメラ12のアングル位置が天
面撮影位置である場合には、天面撮影用の各モータ位置
データとして、また、ステージ17の回動位置が初期位
置から90度の回転位置である場合には、側面撮影用の
各モータ位置データとして、また、ステージ17の回動
位置が初期位置から180度の回転位置である場合に
は、背面撮影用の各モータ位置データとして、それぞれ
前記学習データメモリ85cに記憶される(ステップS
7)。
【0070】そして、前記各回動機構の回転位置データ
を学習データとして保存した商品の商品サイズ(W,
H,D)を、入力装置29により入力すると、入力され
た商品サイズデータは、前記学習データメモリ85cに
入力保存された各回動機構の回転位置データに対応付け
られて記憶される(ステップS8)。
【0071】また、表示装置31に対し、RAM85内
のフォト分類コードメモリ85b(図8参照)から読み
出されて表示されるフォト分類コードデータに従って、
今回学習した商品の容器,中身の種別であるフォト分類
種別コードを6桁入力すると、入力されたフォト分類種
別コードデータが、さらに前記学習データメモリ85c
に入力保存された各回動機構の回転位置データに対応付
けられて記憶される(ステップS9)。
【0072】この後、同一商品の各面、及び他の多種多
様な商品のそれぞれについて、前記学習処理を繰り返し
実行することで、RAM85内の学習データメモリ85
cには、各商品毎,各撮影面毎のそれぞれ最適な撮影状
態を再現するための各回動機構の回転位置データが、各
商品の商品サイズ及びフォト分類種別コードに対応付け
られて記憶され蓄積される。
【0073】図13は前記商品画像データ処理装置にお
ける検品処理を示すフローチャートである。
【0074】この検品処理では、商品管理の対象となる
全種類の商品の商品コードを品名,単価を対応付けて順
次バーコード入力し、RAM85内の商品別データメモ
リ85aにて(図10参照)画像撮影の対象となる各商
品のインデックスを生成する。
【0075】商品管理の対象となる商品の容器に付され
たバーコードを、ハンドスキャナ30により読み取って
入力すると、入力されたバーコードデータがRAM85
内の商品別データメモリ85aの管理データとして既に
存在するか否か判断される(ステップA1,A2)。
【0076】ここで、前記入力された商品のバーコード
データは新たに入力されたもので、商品別データメモリ
85aの管理データとして既に存在するものではないと
判断されると、当該商品別データメモリ85aに対して
入力されたバーコードデータが商品コードとして記憶さ
れると共に、この商品コードと共に、入力装置29によ
り入力された品名,単価の各商品データが対応付けられ
て記憶される(ステップA2→A3)。
【0077】そして、順次新たな商品のバーコードデー
タが入力される状態では、ステップA1〜A4の処理が
繰り返され、各商品毎にその商品コード,品名,単価の
各データが対応付けられて商品別データメモリ85aに
記憶される。
【0078】一方、前記ステップA1においてハンドス
キャナ30によりバーコード入力された商品コードが、
商品別データメモリ85aにおいて既に記憶されている
と判断された場合には、当該商品コードに対応付けられ
て記憶されている商品画像のメモリアドレスに基づき、
対応する商品の画像データが画像データメモリ85d
(図11参照)から読み出されて表示装置31に表示さ
れる(ステップA2→A5)。
【0079】ここで、前記ステップA1におけるバーコ
ード入力の対象商品と、商品別データメモリ85a内に
既に記憶されている同一商品コードに対応付けられた商
品の画像とが、例えばその容器が変更されていることに
より異なり、再撮影の必要ありとして入力装置29にお
いて再撮影の指定が行なわれると、該商品別データメモ
リ85a内で対応付けられた撮影済フラグが、「済」→
「未」にリセットされる(ステップA6→A7)。
【0080】また、例えば誤った検品等により、入力装
置29により撮影が不要であるとの指定がなされた場合
には、次の検品対象となる商品のバーコード入力処理に
移行される(ステップA8→A4→A1)。
【0081】そして、前記ステップA1〜A8における
何れかの処理が、各商品毎のバーコード入力毎に繰り返
し実行され、全ての商品に対する検品作業が終了する
と、入力装置29における「確定」キーの操作に伴ない
前記一連の検品処理が終了され、全ての商品それぞれの
商品コード,品名,単価からなる商品別データメモリ8
5d上での商品インデックスが作成される。
【0082】図14は前記商品画像データ処理装置にお
ける撮影処理を示すフローチャートである。
【0083】図15は前記商品画像データ処理装置にお
ける撮影処理に伴なう自動採寸処理を示すフローチャー
トである。
【0084】図16は前記商品画像データ処理装置にお
ける撮影処理に伴なうシャッタ処理を示すフローチャー
トである。
【0085】図17は前記商品画像データ処理装置にお
ける撮影処理に伴なう撮影済対応処理を示すフローチャ
ートである。
【0086】前記図13における検品処理が終了した後
に、撮影対象となる商品のバーコードを、ハンドスキャ
ナ30により読み取った後に、当該商品を撮影ボックス
11内のステージ17上に載せると、このステージ17
の裏側に取り付けられた計量用圧電素子69により商品
の重量が計測(採寸用台座,商品センタリング機構等の
載置装置の種類は自動検出されるようになっており、そ
の種類に応じた重量を減算することで商品の重量を求め
る。)されてパーソナルコンピュータ(PC)13に転
送され、RAM85内の商品別データメモリ85aに対
し、前記バーコード入力された商品コードと対応付けら
れて記憶される(ステップB1,B2,B3)。
【0087】これと共に、前記計測された商品の重量デ
ータは、撮影ボックス11内の表示部19a,19bに
表示される(ステップB4)。
【0088】ここで、商品別データメモリ85a内の該
当商品コードに対応付けられた撮影済フラグが「済」で
あるか「未」かに応じて、既に撮影済みの商品か否か判
断されるもので、前記撮影済フラグが「未」であること
で撮影済みでないと判断されると、自動採寸を行なうか
否かの指定を促すメッセージデータが表示装置31に表
示される(ステップB5→B6)。
【0089】この際、自動採寸の指定を行なわずに、対
象商品のサイズ(W,H,D)を入力装置29を操作し
てマニュアルで入力すると、入力された商品サイズデー
タが商品別データメモリ85bの該当商品コードに対応
付けられて登録されると共に、撮影ボックス11内の表
示部19a,19bに表示される(ステップB6→B
7,B8)。
【0090】一方、前記ステップB6において、対象商
品に対する自動採寸の指定が行なわれると、図15にお
ける自動採寸処理に移行される(ステップB6→B
C)。
【0091】この自動採寸の指定を行なう場合、撮影ボ
ックス11内のステージ17上には、採寸用台座71
(図5参照)が予めセットされており、ステップB1に
おいてバーコード入力された撮影対象商品は、この採寸
用台座71の採寸台72上に載せられる。
【0092】すなわち、この自動採寸処理が開始される
と、まず、図示しない採寸用モータが駆動されて採寸板
74L,74Rがそれぞれ採寸窓73の両端位置から矢
印h1,h2で示す互いに近付く方向に移動され、商品
J(被写体)がその左右両側から挟み付けられると共
に、採寸台72の中央に配置(センタリング)される
(ステップC1)。
【0093】すると、エンコーダ78からパーソナルコ
ンピュータ(PC)13に転送される前記採寸板74
L,74Rのスライドに伴なう移動距離の計測データに
基づき、商品Jの幅Wが算出され(ステップC2)、こ
の後、前記採寸板74L,74Rが矢印i1,i2で示
す互いに離れる方向に移動され、再び採寸窓73の両端
位置にリセットされる(ステップC3)。
【0094】ここで、前記採寸台72の中央にセットさ
れた商品J(被写体)がデジタルカメラ12により一旦
撮影され、その商品画像データがパーソナルコンピュー
タ(PC)13に読み込まれ、RAM85内のワークメ
モリ85eに書き込まれると共に、表示装置31にモニ
タ表示される(ステップC4,C5)。
【0095】すると、前記RAM85内のワークメモリ
85eに書き込まれた商品J(被写体)の画像データに
対し、XY座標が割り当てられ、商品画像の幅方向のエ
ッジに対応するX座標(XStart 〜Xend )が検出され
る(ステップC6,C7)。
【0096】そして、前記ステップC2にて得られた商
品Jの幅Wが前記ステップC7にて得られた商品画像の
幅方向に対応するX座標数により除算され、単位座標当
りの寸法が算出される(ステップC8)。
【0097】すると、さらに、商品画像の高さ方向のエ
ッジに対応するY座標(YStart 〜Yend )が検出され
ると共に、当該高さ方向のエッジ検出位置が表示装置3
1にポインタ表示される(ステップC9,C10)。
【0098】ここで、表示装置31にポインタ表示され
た商品画像の高さ方向のエッジ検出位置が、当該モニタ
表示されている商品画像の高さ位置と一致しない場合に
は、ポインタ位置がキー操作により適宜上下方向に移動
され、この高さ方向のエッジ検出位置が修正される(ス
テップC11)。
【0099】すると、前記ステップC8において算出さ
れた単位座標当りの寸法が、前記ステップC9〜C11
において検出,修正表示された高さ方向のエッジポイン
タ間に相当するY座標数で乗算され、商品Jの高さHが
算出される(ステップC12,C13)。
【0100】すると、前記ステップC2にて得られた商
品Jの幅Wの寸法データ、及びステップC13にて得ら
れた商品Jの高さHの寸法データが、それぞれ商品別デ
ータメモリ85b内の該当商品コードに対応付けられて
登録される(ステップC14)。
【0101】そして、前記自動採寸処理に伴ない商品別
データメモリ85bに登録された商品Jの寸法データ
は、撮影ボックス11内の表示部19a,19bに表示
される(ステップBC→B8)。
【0102】こうして、バーコード入力された商品別デ
ータメモリ85aでの商品コードに対応させて、商品J
の重量計測,登録,表示、寸法計測,登録,表示が行な
われると、表示装置31に対し、RAM85内のフォト
分類コードメモリ85b(図8参照)から読み出されて
表示されるフォト分類コードデータに従って、商品Jの
容器,中身の種別であるフォト分類種別コードが6桁入
力されて、商品別データメモリ85aに登録される(ス
テップB9)。
【0103】この撮影対象商品Jに対するフォト分類種
別コードの入力,登録が完了すると、当該登録したフォ
ト分類種別コードと一致あるいは最も近い学習データメ
モリ85cに記憶されているフォト分類種別コードが検
索され、当該フォト分類種別コードに対応付けられた正
面撮影時の各モータM1,M2,…に対する回転位置制
御データが読み出される(ステップB10→B11)。
【0104】すると、RAM85内のワークメモリ85
eに確保された枚数カウンタメモリnに“1”がセット
され、撮影ボックス11内の表示部19a,19bに対
して撮影枚数“1”として表示される(ステップB1
2,B13)。
【0105】そして、前記学習データメモリ85cから
撮影対象商品Jのフォト分類種別コードに応じて読み出
された正面撮影時の各モータM1,M2,…に対する回
転位置制御データX1,Y1,…に従って、照明回動機
構24の照明回動用モータ43(M1)、カメラ回動機
構25のカメラアングル回動用モータ(M2)、デジタ
ルカメラ12のフォーカス調整用モータ(M3),アイ
リス調整用モータ(M4)、ステージ17のステージ回
転用モータ63(M6),ステージ昇降用モータ67
(M7)等、各回動機構のモータが駆動制御され、当該
商品Jの正面撮影に最適な撮影状態にセットされると、
図16におけるシャッタ処理に移行される(ステップB
14,B15→BD)。
【0106】すなわち、このシャッタ処理では、まず、
前記同一フォト分類種別コードの学習データに従って撮
影装置の各回動機構が制御された状態で、デジタルカメ
ラ12により撮像されてパーソナルコンピュータ(P
C)13に転送され表示装置31にモニタ表示されてい
る商品Jの正面画像が、最適なモニタ状態であるか否か
オペレータにより判断される(ステップD1)。
【0107】ここで、商品Jの正面画像のモニタ状態が
最適でないと判断された場合に、照明ボックス16,デ
ジタルカメラ12,ステージ17等の各回動機構の中で
任意の回動機構のモータを微調整により駆動し、商品J
の正面モニタ画像の撮像状態を変更すると、今回の撮影
対象商品Jに関し最初の撮像状態の微調整操作であるか
否かが判断され、最初の微調整操作であると判断された
場合には、RAM85内の学習データメモリ85c内の
空きエリアに、新規学習データの登録エリアが確保され
る(ステップD1→D2,D3→D4)。
【0108】そして、この学習データメモリ85c内の
空きエリアに新たに確保された新規学習データの登録エ
リアに対して、前記微調整後の各回動機構の回転位置デ
ータが記憶されるもので(ステップD5)、この後、同
一商品Jに対する他の回動機構の微調整操作が続けて行
なわれた場合には、学習データメモリ85cに対する新
規の学習データ登録エリアの確保処理は行なわれず、当
該商品Jに対する最初の回動機構の微調整操作に伴ない
確保された学習データ登録エリアに順次各対応する回動
機構微調整後の各回転位置データが順次記憶登録される
(ステップD2→D3→D5)。
【0109】これにより、実際の撮影処理の段階で、学
習データメモリ85cに既に存在する学習データとは異
なる各回動機構の最適なモータ位置制御データが得られ
た場合には、その一連のモータ位置制御データM1,M
2,…が新たな1つの学習データとして学習データメモ
リ85cに追加登録される(ステップD1〜D5)。
【0110】そして、前記撮影対象商品Jの正面画像の
モニタ状態が最適であると判断された場合に、入力装置
29におけるシャッタキーが操作されると、デジタルカ
メラ12におけるシャッタ動作時に対応する商品Jの正
面の撮影画像データが取り込まれ、表示装置31に対し
て固定表示される(ステップD1→D6)。
【0111】すると、前記ステップB6における自動採
寸指定による商品サイズの自動採寸処理(ステップB
C)を行なったか否か、つまり、採寸用台座71を使用
しているか否か判断されるもので、ここで、前記自動採
寸処理による商品サイズの自動採寸処理を行なったと判
断されると、デジタルカメラ12により撮像されて表示
装置31に取り込まれている商品Jの正面撮影画像デー
タの中で、採寸用台座71に相当する部分の画像データ
が背景部分の画像データに置き換えられて画像補正され
る(ステップD7→D8)。
【0112】そして、今回の商品Jの撮影対象面が、天
面である場合には、前記取り込み画像の画像反転処理が
行なわれ、天面撮影に伴なう鏡52の反射による反転撮
影画像がさらに反転補正されて正しい天面撮影画像に戻
される(ステップD9→D10)。
【0113】こうして、まず、商品Jの正面の撮影に伴
なうシャッタ処理が終了すると、当該正面撮影の画像デ
ータがRAM85内の画像データメモリ85dに記憶さ
れると共に、その画像データメモリ85dのメモリアド
レス(No)が、商品別データメモリ85a内の前記バ
ーコード入力された商品コードに対応付けられて記憶さ
れる(ステップBD→B16)。
【0114】すると、撮影対象商品Jにおける撮影の必
要な各面全ての画像の取り込みを行なったか否かを表示
部19a,19bに表示されている撮影枚数に応じて判
断し、この場合、さらに、商品Jの天面,側面,背面等
の画像の取り込みを行なう必要があるため、入力装置2
9における「N」キーが操作されると、次の撮影面、つ
まり、学習データメモリ85cに記憶されている該当フ
ォト分類種別コードに対応付けられた天面撮影時の各モ
ータM1,M2,…に対する回転位置制御データが読み
出される(ステップB17→B18)。
【0115】すると、RAM85内のワークメモリ85
eに確保された枚数カウンタメモリnのカウント枚数が
(+1)され“2”にカウントアップされ、撮影ボック
ス11内の表示部19a,19bに対して撮影枚数
“2”として表示される(ステップB19→B13)。
【0116】そして、前記学習データメモリ85cから
撮影対象商品Jのフォト分類種別コードに応じて読み出
された天面撮影時の各モータM1,M2,…に対する回
転位置制御データX2,Y2,…に従って、照明回動機
構24の照明回動用モータ43(M1)、カメラ回動機
構25のカメラアングル回動用モータ(M2)、デジタ
ルカメラ12のフォーカス調整用モータ(M3),アイ
リス調整用モータ(M4)、ステージ17のステージ回
転用モータ63(M6),ステージ昇降用モータ67
(M7)等、各回動機構のモータが駆動制御され、当該
商品Jの正面撮影に最適な撮影状態にセットされると、
再び図16におけるシャッタ処理に移行される(ステッ
プB14,B15→BD)。
【0117】そして、図16におけるステップD1〜D
10の処理を経て、商品Jの天面の撮影に伴なうシャッ
タ処理が終了すると、当該天面撮影の画像データがRA
M85内の画像データメモリ85dに記憶されると共
に、その画像データメモリ85dのメモリアドレス(N
o)が、商品別データメモリ85a内の前記バーコード
入力された商品コードに対応付けられて記憶される(ス
テップBD→B16)。
【0118】この後、さらに、ステップB17〜B19
→B13〜B16における商品Jの各撮影面毎の撮影枚
数のカウントアップ表示処理、学習データに基づく最適
モータ回転位置制御処理、シャッタ処理による対応撮影
面の画像取り込み記憶処理が順次繰り返されることで、
ステップB17において、撮影対象商品Jにおける撮影
の必要な各面全ての画像の取り込みを行なったとの判断
により、入力装置29における「Y」キーが操作される
と、この撮影モードの処理を終了するか否かの判断をオ
ペレータに促すメッセージデータが表示装置31に表示
される(ステップB17→B20)。
【0119】ここで、次の商品Jの画像の撮影が必要で
あり、撮影モードの処理を終了しない場合に、入力装置
29における「N」キーが操作されると、1つの商品J
の予め定められた画像の取り込みが完了したことを示す
メッセージデータが表示装置31に表示され、商品別デ
ータメモリ85aにおける該当する商品コードに対応付
けられた撮影済フラグが「済」にセットされる(ステッ
プB20→B21,B22)。
【0120】すると、再び、ステップB1からの次なる
撮影対象商品Jのバーコード入力処理からの撮影処理に
戻り、前記同様に、該当商品Jに対する計量,採寸,各
撮影面毎の最適画像の取り込み処理による商品別データ
メモリ85aでの商品管理データの生成処理が繰返され
る(ステップB1〜B22)。
【0121】一方、前記ステップB1において、次に撮
影しようとしてバーコード入力した商品Jの商品コード
に対応する商品別データメモリ85a内の撮影済フラグ
が既に「済」にセットされており、商品管理データの生
成が済んでいる商品Jであると判断されると、図17に
おける撮影済対応処理に移行され、まず、該当商品Jが
既に撮影済であることを示すメッセージデータが表示装
置31に表示される(ステップB5→B23)。
【0122】そして、RAM85内のワークエリア85
e等に記憶されている不要なデータがクリアされ、次な
る撮影対象商品Jの撮影準備がなされた後、ステップB
20を経て、撮影モードを終了するか(ステップB24
→B20→END)、次なる撮影対象商品Jのバーコー
ド入力処理からの撮影処理に戻り、前記同様に、該当商
品Jに対する計量,採寸,各撮影面毎の最適画像の取り
込み処理による商品別データメモリ85aでの商品管理
データの生成処理が繰返される(ステップB24→B2
0〜B22)。
【0123】この後、全ての撮影対象商品J,…に関す
る商品管理データの生成が済んだことで、ステップB2
0において、撮影モードの処理を終了するか否かの判断
をオペレータに促すメッセージデータが表示装置31に
表示された際に、入力装置29における「Y」キーが操
作されると、前記一連の撮影処理が終了される。この場
合、今撮影した商品と対応する撮影済フラグを「済」に
して(図示せず)から終了する(ステップB20→EN
D)。
【0124】図18は前記商品画像データ処理装置にお
ける未撮影商品確認処理を示すフローチャートである。
【0125】すなわち、前記図14〜図17における撮
影処理に基づく各商品J,…それぞれの商品別データメ
モリ85aでの商品管理データの生成処理が終了した後
に、未撮影の商品Jが存在するかどうかを確認するため
に、入力装置29における未撮影確認のためのファンク
ションキーを操作すると、前記商品別データメモリ85
aにおいて撮影済フラグが「未」にセットされていると
ころの商品コード,品名が検索され、表示装置31に紹
介表示されると共に、印刷装置32によりプリントアウ
トされてオペレータに知らされる(ステップE1,E
2)。
【0126】これにより、商品管理データの生成を要す
る全ての撮影対象商品J,…を、漏れなく撮影処理にお
いて計量,採寸,画像取り込みの処理を行ない、商品管
理データとして生成し商品別データメモリ85aにて管
理できるようになる。
【0127】したがって、前記構成の商品画像データ処
理装置によれば、パーソナルコンピュータ(PC)13
に接続されたハンドスキャナ30により商品Jの商品コ
ードをバーコード入力し、該パーソナルコンピュータ
(PC)13からの指令により、照明角度,商品配置,
撮影フォーカス,撮影アイリス,撮影ズーム,撮影アン
グル,シャッタ等の各撮影条件が制御される撮影ボック
ス11内のステージ17に置かれた該当商品Jをビデオ
カメラ12により撮影してその商品画像データをパーソ
ナルコンピュータ(PC)13に取り込むと、RAM8
5内の画像データメモリ85dに当該商品Jの撮影画像
データが記憶されると共に、商品別データメモリ85a
に対して前記バーコード入力された商品コードと対応付
けられて前記商品Jの画像データを記憶したメモリアド
レスが記憶されるので、多種多様な商品J,…それぞれ
の商品コードのバーコード入力作業と該商品Jの撮影作
業を繰り返すだけで、非常に簡単に商品コードに商品画
像データを対応付けた商品管理データを生成できるよう
になる。
【0128】また、前記構成の商品画像データ処理装置
によれば、パーソナルコンピュータ(PC)13の入力
装置29において、多種多様な商品J,…それぞれの容
器や中身の特徴をコード化したフォト分類種別コードを
入力するのに伴ない、その個々の商品J,…をそれぞれ
撮影ボックス11内のステージ17上におき、パーソナ
ルコンピュータ(PC)13からの指令により、照明ボ
ックス16の照明角度,ステージ17における商品配置
位置,デジタルカメラ12におけるフォーカス,アイリ
ス,ズーム,アングル等の各撮影条件を最適に制御する
と、前記各撮影条件を設定する制御位置データが検出さ
れ前記入力されたフォト分類種別コードと対応付けられ
てRAM85内の学習データメモリ85cに記憶され
る。そして、実際の商品管理データを作成する際に、対
象商品Jの商品コードをハンドスキャナ30によりバー
コード入力して該商品Jを撮影ボックス11内のステー
ジ17上に載せ、そのフォト分類種別コードを入力する
と、入力されたフォト分類コードに対応して前記学習デ
ータメモリ85cに記憶されている各撮影条件毎の制御
位置データに従い、照明ボックス16の照明角度,ステ
ージ17における商品配置位置,デジタルカメラ12に
おけるフォーカス,アイリス,ズーム,アングル等の各
撮影条件が最適に制御されて商品Jが撮影され、この撮
影画像データが前記バーコード入力された商品コードと
対応付けられて商品別データメモリ85aに記憶されて
管理されるので、多種多様な商品J,…それぞれの商品
コードのバーコード入力作業と該商品Jの撮影作業を繰
り返すだけで、誰でも上手に素早く商品Jの画像データ
を撮影でき、非常に簡単に商品コードに商品画像データ
を対応付けた商品管理データを生成できるようになる。
【0129】また、前記構成の商品画像データ処理装置
によれば、前記商品J,…それぞれの撮影による商品管
理データ生成の前に、全ての商品J,…それぞれの商品
コードをハンドスキャナ30により順次バーコード入力
して商品別データメモリ85aにおいて商品管理データ
の生成対象となる商品インデックスを予め作成し、この
後の商品撮影による商品コードに対応付けた商品別デー
タメモリ85aでの撮影画像データの登録の際には撮影
済みフラグを「未」から「済」にセットすることで、未
撮影の商品Jを容易に検索できるので、バーコード入力
した商品全ての商品管理データを漏れなく生成して登録
できるようになる。
【0130】また、前記構成の商品画像データ処理装置
によれば、デジタルカメラ12を天面撮影用のアングル
に設定して撮影ボックス11の天井に取り付けた鏡52
に反射させてステージ17上に置かれた商品Jの天面の
画像データを撮影した際には、この天面撮影の画像デー
タは上下反転されて取り込まれ画像データメモリ85d
に記憶されるので、鏡52の反射による天面撮影を行な
っても、撮影画像が逆転されたまま記憶されるのを防止
できるようになる。
【0131】また、前記構成の商品画像データ処理装置
によれば、前記学習データメモリ85cに記憶された商
品Jのフォト分類種別コードに対応する各撮影条件の制
御位置データに従って、当該商品Jの撮影条件を最適に
制御設定する際に、個々の撮影条件に関する制御位置デ
ータを微調整した際には、この微調整後の新たな制御位
置データが新規の撮影条件として学習データメモリ85
cの空きエリアに登録されるので、実際の撮影処理の段
階でも、学習データメモリ85cに既に存在する学習デ
ータとは異なる新たな学習データを追加して登録できる
ようになる。
【0132】また、前記構成の商品画像データ処理装置
によれば、ステージ17の裏側に取り付けた計量用圧電
素子69により商品Jの重量が計測されてパーソナルコ
ンピュータ(PC)13に送られると共に、前記ステー
ジ17上に一体結合した採寸用台座71により商品Jの
撮影位置のセンタリングに伴ない幅寸法Wが計測され、
この計測幅寸法Wと商品Jの撮影画像から得られる縦横
方向の座標比とに基づき高さ寸法Hが算出されてパーソ
ナルコンピュータ(PC)13に送られ、前記商品別デ
ータメモリ85aに対してバーコード入力された商品コ
ードと該商品Jの撮影画像データとに対応付けられて記
憶されるので、商品重量や商品サイズをマニュアル入力
することなく、商品撮影による画像の取り込みと共に商
品管理データとして登録できるようになる。
【0133】なお、前記実施形態では、商品Jをステー
ジ17上でセンタリングする手段として、採寸用台座7
1を使用した自動採寸処理により共に行なう構成とした
が、以下の図19又は図20に示すようなセンタリング
機構を用いて、ステージ17上での撮影位置のセンタリ
ングを行なう構成としてもよい。
【0134】図19は前記商品画像データ処理装置にお
ける商品センタリング機構の第2実施形態の構成を示す
図であり、同図(A)はその外観斜視図、同図(B)は
そのA矢視側断面によるセンタリング状態を示す図であ
る。
【0135】すなわち、この商品センタリング機構の第
2実施形態は、ステージ17上に一体化されるセンタリ
ング基板91の中央部に、それぞれ矢印k1〜k4で示
すように外方へ倒れて開放状態となり、内方への閉塞時
にお椀形を構成する開閉機構92a〜92dを設けてな
るもので、商品Jを矢印mで示す方向からセンタリング
基板91上に載せ、お椀形の開閉機構92a〜92dを
閉じて4方向から均等に挟み付けることで、商品Jのセ
ンタリングが行なえるものである。
【0136】図20は前記商品画像データ処理装置にお
ける商品センタリング機構の第3実施形態の構成を示す
図であり、同図(A)はその外観平面図、同図(B)は
そのセンタリング状態を示す図である。
【0137】すなわち、この商品センタリング機構の第
3実施形態は、ステージ17の外周縁に近接するボック
ス本体14の底面上の3か所に、それぞれ矢印n1〜n
3で示す方向に同時にステージ17上の中心へ向けて回
動する3本の幅よせ棒93a〜93cを設けて構成され
るもので、商品Jをステージ17上の適当な位置に載
せ、各幅よせ棒93a〜93cを共にステージ17上の
中心へ向けて回動させて3方向から均等に挟み付けるこ
とで、商品Jのセンタリングが行なえるものである。
【0138】さらに、前記商品センタリング機構として
は、ステージ17上において、商品Jをその幅方向と奥
行方向との4方向からの商品押え板により同時に挟み付
けるエンコーダ付きの自動採寸センタリング機構を構成
してもよく、この場合、商品撮影時には、デジタルカメ
ラ側の撮影方向にある商品押え板が水平に倒れて撮影を
妨げない構成とすればよい。
【0139】また、前記実施形態では、ステージ17上
に配置した商品Jの正面の撮影と天面の撮影とを、同一
の撮影処理の繰り返しにより順次2回に別けて撮影しそ
の正面撮影画像と天面画像とを別々の画像データして取
り込む構成としたが、以下の図21に示すような撮影商
品固定機構を用いて、天面画像と正面画像とを同時に撮
影して取り込む構成としてもよい。
【0140】図21は前記商品画像データ処理装置にお
ける撮影商品固定機構の構成を示す図であり、同図
(A)はその側断面図、同図(B)はその商品撮影状態
を示す外観斜視図である。
【0141】すなわち、この撮影商品固定機構は、ステ
ージ17上に一体化して配置するL字板上のステージ基
板94と、このステージ基板94のL字部である背面板
に平行に商品Jの大きさより十分な間隔を設定して立設
される透明板95と、前記背面板の左右2箇所に透明板
95の方向に向けて設けた商品押えばね96とから構成
されるもので、同一の撮影対象商品Jを2つ容易し、一
方でその正面を透明板95に正対させて商品押えばね9
6により押え付け、他方でその天面を透明板95に正対
させて商品押えばね96により押え付けることで、デジ
タルカメラ12の焦点距離は透明板95の位置で調整さ
れ、商品Jの天面画像と正面画像とを同時に撮影して取
り込むことができるようになる。
【0142】また、前記実施形態では、採寸用台座71
の採寸台72に載せた商品Jを採寸板74L,74Rに
より左右から直接挟み付けることで、エンコーダ78に
よりその距離を計測して幅寸法Wを自動採寸し、この幅
寸法Wに基づき商品撮影画像の縦横比から高さ寸法Hを
算出する構成としたが、例えば前記採寸用台座71でそ
の離間距離が既知となる採寸板74L,74Rそれぞれ
の先端に、商品Jの撮影画像と共に撮影される基準マー
クを取り付け、この撮影された基準マーク間の距離に基
づき、商品画像の縦横比から幅寸法W及び高さ寸法Hを
算出する構成としてもよい。
【0143】さらに、前記採寸用台座71を使用せず
に、撮影ボックス11の背面板18に商品Jの撮影画像
と共に撮影される固定離間距離の基準マークを書き込ん
で設け、この撮影された基準マーク間の離間距離に基づ
き、商品画像の縦横比から幅寸法W及び高さ寸法Hを算
出する構成としてもよい。
【0144】また、前記実施形態では、パーソナルコン
ピュータ(PC)13におけるRAM85内の学習デー
タメモリ85cにおいて、撮影ボックス11側の最適撮
影条件に対応する各制御位置データと共に、デジタルカ
メラ12における最適撮影条件に対応するフォーカス,
アイリス,ズームの各制御位置データも、各種商品毎の
フォト分類種別コードに対応付けて一括して記憶する構
成としたが、デジタルカメラ12における各制御位置デ
ータについては、該カメラコントローラの内部に記憶さ
せ、商品撮影時に入力されるフォト分類種別コードに応
じて、パーソナルコンピュータ(PC)13から対応す
る制御位置データが指定される構成としてもよい。
【0145】また、前記実施形態では、撮影対象商品J
の特徴を示すフォト分類種別コードは、RAM85内の
フォト分類コードメモリ86bに記憶されているテーブ
ルデータに従いキー入力する構成としたが、商品Jの撮
影画像に対するカラー解析処理等により、自動でフォト
分類種別コードを生成する構成としてもよい。
【0146】なお、前記各実施形態において記載した手
法、すなわち、図12のフローチャートに示す学習処
理、図13の処理に示す検品処理、図14〜図17のフ
ローチャートに示す計量・採寸・撮影処理、図18のフ
ローチャートに示す未撮影商品撮影処理等の各手法は、
コンピュータに実行させることができるプログラムとし
て、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、
磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク
等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体
メモリ等の記憶媒体(外部記録媒体)83に格納して配
布、あるいは通信回線84を介して伝送することができ
る。そして、コンピュータは、この記憶媒体83に記録
されたプログラムや通信回線84を介して伝送されたプ
ログラムを記憶装置82において読み込み、この読み込
んだプログラムによって動作が制御されることにより、
前記実施形態において説明した商品管理データの作成機
能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行する
ことができる。
【0147】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、撮影手段が有
する撮影状態変化機構により商品の撮影状態を最適な状
態に変化させた際には、該商品の撮影状態の変化データ
が当該商品の特徴データに対応付けられて学習データ記
憶手段に記憶され、商品撮影に際し、商品特徴入力手段
により撮影対象商品の特徴データを入力すると、この入
力された撮影対象商品の特徴データに対応付けられて前
記学習データ記憶手段に記憶されている撮影状態の変化
データが読み出され、この撮影状態の変化データに従い
前記撮影状態変化機構により前記撮影手段における商品
の撮影状態が変化されるので、多種多様な商品個々の画
像を、誰でも上手に素早く撮影でき、より簡単に商品分
類コードに高品位な商品撮影画像を対応付けた商品管理
データを生成できるようになる。
【0148】
【0149】
【0150】よって、本発明によれば、商品の画像デー
タに該商品の情報を対応付けた商品管理データを容易に
作成することが可能になる。
【0151】また、本発明によれば、慣れや熟練を要す
ること無く、誰でも上手に素早く、商品の画像データを
撮影し、該商品の情報を対応付けた商品管理データを容
易に作成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる商品画像データ処理
装置の全体の構成を示す図。
【図2】前記商品画像データ処理装置の照明ボックスが
取り付けられる照明回動機構の構成を示す部分断面図。
【図3】前記商品画像データ処理装置の撮影ボックスに
おける商品Jの撮影状態を示す側断面図。
【図4】前記商品画像データ処理装置の撮影ボックスに
設けられたステージの構成を示す図であり、同図(A)
は平面外観図、同図(B)は側面外観図、同図(C)は
縦断面図。
【図5】前記商品画像データ処理装置のステージ上に着
脱される採寸用台座の構成を示す図。
【図6】前記商品画像データ処理装置のパーソナルコン
ピュータ(PC)を中心とする電子回路の構成を示すブ
ロック図。
【図7】前記パーソナルコンピュータ(PC)のRAM
におけるデータメモリの構成を示す図。
【図8】前記パーソナルコンピュータ(PC)のRAM
に確保されるフォト分類コードメモリのデータ内容を示
す図。
【図9】前記パーソナルコンピュータ(PC)のRAM
に確保される学習データメモリのデータ内容を示す図。
【図10】前記パーソナルコンピュータ(PC)のRA
Mに確保される商品別データメモリのデータ内容を示す
図。
【図11】前記パーソナルコンピュータ(PC)のRA
Mに確保される画像データメモリのデータ内容を示す
図。
【図12】前記商品画像データ処理装置における学習処
理をフローチャート。
【図13】前記商品画像データ処理装置における検品処
理を示すフローチャート。
【図14】前記商品画像データ処理装置における撮影処
理を示すフローチャート。
【図15】前記商品画像データ処理装置における撮影処
理に伴なう自動採寸処理を示すフローチャート。
【図16】前記商品画像データ処理装置における撮影処
理に伴なうシャッタ処理を示すフローチャート。
【図17】前記商品画像データ処理装置における撮影処
理に伴なう撮影済対応処理を示すフローチャート。
【図18】前記商品画像データ処理装置における未撮影
商品確認処理を示すフローチャート。
【図19】前記商品画像データ処理装置における商品セ
ンタリング機構の第2実施形態の構成を示す図であり、
同図(A)はその外観斜視図、同図(B)はそのA矢視
側断面によるセンタリング状態を示す図。
【図20】前記商品画像データ処理装置における商品セ
ンタリング機構の第3実施形態の構成を示す図であり、
同図(A)はその外観平面図、同図(B)はそのセンタ
リング状態を示す図。
【図21】前記商品画像データ処理装置における撮影商
品固定機構の構成を示す図であり、同図(A)はその側
断面図、同図(B)はその商品撮影状態を示す外観斜視
図。
【符号の説明】
11 …撮影ボックス、 12 …デジタルカメラ、 13 …パーソナルコンピュータ(PC)、 14 …ボックス本体、 15 …撮影フード、 16 …照明ボックス、 17 …ステージ、 18 …背面板、 19a…正面撮影用表示部、 19b…天面撮影用表示部、 20 …レンズ配置窓、 21 …レンズ部、 22 …三脚、 23a〜23f…蛍光灯、 24 …照明回動機構、 25 …カメラ回動機構、 26 …本体装置、 27 …撮影側データ・制御バス、 28 …カメラ側データ・制御バス、 29 …入力装置、 30 …ハンドスキャナ、 31 …表示装置、 32 …印刷装置、 41 …固定ヒンジ、 42 …可動ヒンジ、 43 …照明回動用モータ、 51 …反射板、 52 …鏡、 61a〜61d…台座結合穴、 62…ホワイトバランス調整枠、 63 …ステージ回転用モータ、 64 …昇降用シャフト、 65 …回転用ギア、 66 …昇降用ギア、 67 …ステージ昇降用モータ、 68 …昇降コントロールユニット、 69 …計量用圧電素子、 70 …回転計量コントロールユニット、 71 …採寸用台座、 71a〜71d…ステージ結合ピン、 72 …採寸台、 73 …採寸窓、 74L,74R…採寸板、 75 …採寸用モータ回転軸、 77L,77R…スライドギア、 78 …エンコーダ、 81 …制御部(CPU)、 82 …記憶装置、 83 …記憶媒体(外部記録媒体)、 84 …通信回線、 85 …RAM、 85a…商品別データメモリ、 85b…フォト分類データメモリ、 85c…学習データメモリ、 85d…画像データメモリ、 85e…ワークメモリ、 91 …センタリング基板、 92a〜92d…お椀形開閉機構、 93a〜93d…幅よせ棒、 94 …L字板状ステージ基板、 95 …透明板、 96 …商品押えばね、 J …商品。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−158956(JP,A) 特開 昭60−219100(JP,A) 特開 平6−105311(JP,A) 特開 平8−146498(JP,A) 特開 平9−133946(JP,A) 宝飾品店の端末から商品を画像で見て 発注,日経コンピュータ,日本,日経B P社,1992年 5月 4日,第280号, 80〜90 デジタルカメラの普及とプリプレス, 印刷情報,日本,株式会社印刷出版研究 所,1996年10月 1日,第56巻 第10 号,44〜47 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G03B 15/00 - 15/07 H04N 5/222

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品分類データを入力する入力手段と、 商品を撮影して該商品の画像データを取り込み、商品の
    撮影状態を変化させるための撮影状態変化機構を有した
    撮影手段と、前記撮影状態変化機構により商品の撮影状態を最適な状
    態に変化させた際の該商品の撮影状態の変化データを、
    当該商品の特徴データに対応付けて記憶する学習データ
    記憶手段と、 撮影対象商品の特徴データを入力する商品特徴入力手段
    と、 この商品特徴入力手段により入力された撮影対象商品の
    特徴データに対応付けられて前記学習データ記憶手段に
    記憶されている撮影状態の変化データに従い前記撮影状
    態変化機構により前記撮影手段における商品の撮影状態
    を変化させる撮影制御手段と、 前記入力手段により入力された商品分類データに対し、
    前記撮影手段により撮影された商品の画像データを対応
    付けて記憶する商品別データ記憶手段と、 を具備したことを特徴とする商品画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影制御手段により、前記学習デー
    タ記憶手段に記憶されている撮影状態の変化データに従
    い前記撮影手段における商品の撮影状態が変化された後
    に、さらに、前記撮影状態変化機構により前記撮影手段
    における商品の撮影状態が変化された際には、該さらに
    変化された撮影状態の変化データを前記学習データ記憶
    手段に新たに記憶する学習データ追加手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の商品画像データ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記商品の撮影状態とは、少なくとも、
    商品の位置状態、商品の照明状態、商品に対するフォー
    カス,アイリス,ズームの状態であり、前記撮影状態の
    変化データとは、前記商品の位置及び照明の各設定デー
    タ、フォーカス,アイリス,ズームの各設定データある
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の商品画
    像データ処理装置。
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