JP3500846B2 - 気体燃料の漏れ検出装置 - Google Patents

気体燃料の漏れ検出装置

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JP3500846B2
JP3500846B2 JP08056196A JP8056196A JP3500846B2 JP 3500846 B2 JP3500846 B2 JP 3500846B2 JP 08056196 A JP08056196 A JP 08056196A JP 8056196 A JP8056196 A JP 8056196A JP 3500846 B2 JP3500846 B2 JP 3500846B2
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は気体燃料の漏れ検
出装置に係り、特に、燃料配管系からの気体燃料のわず
かずつの漏れを検出し得て、気体燃料の漏れによる損失
を防止し得て、省エネルギに貢献し得る気体燃料の漏れ
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、気体燃料であるCNG(圧縮
天然ガス)を燃料とするエンジンを搭載した気体燃料車
両である天然ガス自動車(NGV)がある。
【0003】このような車両においては、エンジンに供
給される気体燃料を貯留する気体燃料容器を設け、この
気体燃料容器に過流防止弁を設け、この過流防止弁に燃
料供給管の一端側を接続して設けるとともにこの燃料供
給管の他端側を前記エンジンのミキサに接続して設け、
前記燃料供給管に緊急遮断弁と圧力センサと燃料遮断弁
と減圧弁とを介装して設けているものがある。
【0004】気体燃料容器の気体燃料は、燃料供給管に
より取り出され、減圧弁により所定の圧力・流量に調整
され、ミキサにより空気と混合してエンジンに供給され
る。
【0005】前記気体燃料容器には、過流防止弁を設け
ている。過流防止弁は、例えば事故等による燃料配管系
の損傷によりエンジンによる消費量以上の気体燃料が流
れた場合に閉鎖動作し、気体燃料容器からの気体燃料の
流出を遮断するものである。
【0006】このような気体燃料の漏れ検出装置として
は、例えば、特開昭61−272455号公報に開示さ
れるものがある。この公報に開示されるものはガスエン
ジンの燃料供給通路に燃料の流速を検知する流速センサ
を設け、この流速センサの検知信号により燃料の漏れや
燃料供給通路の詰まりを検知して、表示や音により報知
する制御手段を設けたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記気体燃
料容器に設けられた過流防止弁は、大量の気体燃料が流
れないと閉鎖動作しない。このため、過流防止弁が閉鎖
作動するのは、例えば事故等により燃料配管系が損傷し
た場合等である。
【0008】しかし、実際に気体燃料の漏れが起こりや
すいのは、車両振動等による燃料配管系の継手部位のゆ
るみによって、気体燃料が除々にわずかずつ漏れること
である。
【0009】したがって、現在の気体燃料車両において
は、気体燃料容器の過流防止弁によって、燃料配管系の
損傷による急激な気体燃料の漏れを防止することはでき
るが、本来最も起こりやすい気体燃料の除々の漏れを検
出して漏れを防止することができない不都合がある。
【0010】このため、気体燃料車両においては、気体
燃料の除々の漏れの検出・防止をできないため、気体燃
料の損失を招き、省エネルギに対応し得ない不都合があ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、車両に搭載されたエンジ
ンに供給される気体燃料を貯留する気体燃料容器を設
け、この気体燃料容器に過流防止弁を設け、この過流防
止弁に燃料供給管の一端側を接続して設けるとともにこ
の燃料供給管の他端側を前記エンジンに接続して設け、
前記燃料供給管に緊急遮断弁と圧力センサと燃料遮断弁
と減圧弁とを介装して設け、前記エンジンの始動時に前
記エンジンのイグニションスイッチをONした際の前記
圧力センサの検出する気体燃料の圧力値と前記エンジン
をクランキングした際の前記圧力センサの検出する気体
燃料の圧力値との差が設定値以上であり且つ前記エンジ
ンの冷却水温度と吸気温度との差が所定値未満である場
合には気体燃料の漏れと判断して報知手段を報知動作す
るよう制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0012】また、この発明は、車両に搭載されたエン
ジンに供給される気体燃料を貯留する気体燃料容器を設
け、この気体燃料容器に過流防止弁を設け、この過流防
止弁に燃料供給管の一端側を接続して設けるとともにこ
の燃料供給管の他端側を前記エンジンに接続して設け、
前記燃料供給管に緊急遮断弁と圧力センサと燃料遮断弁
と減圧弁とを介装して設け、前記エンジンの始動時に前
記エンジンのイグニションスイッチをONした際の前記
圧力センサの検出する気体燃料の圧力値と前記エンジン
をクランキングした際の前記圧力センサの検出する気体
燃料の圧力値との差が設定値以上であり且つ前記エンジ
ンの始動前に前記気体燃料容器への気体燃料充填用燃料
蓋の開放機構が非操作状態であった場合には気体燃料の
漏れと判断して報知手段を報知動作するよう制御する制
御手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明の気体燃料の漏れ検出装
置は、制御手段によって、エンジンの始動時にイグニシ
ョンスイッチをONした際の気体燃料の圧力値とクラン
キングした際の気体燃料の圧力値との差が設定値以上で
あり且つ冷却水温度と吸気温度との差が所定値未満であ
る場合には気体燃料の漏れと判断して報知手段を報知動
作するよう制御することにより、エンジンの始動前に気
体燃料が充填されて圧力値が変化した場合の誤検出を回
避しながら、エンジンの始動時に気体燃料の除々の漏れ
を検出し得て運転者に感知させることができる。
【0014】また、この発明の気体燃料の漏れ検出装置
は、制御手段によって、エンジンの始動時にイグニショ
ンスイッチをONした際の気体燃料の圧力値とクランキ
ングした際の気体燃料の圧力値との差が設定値以上であ
り且つエンジンの始動前に気体燃料容器への気体燃料充
填用燃料蓋の開放機構が非操作状態であった場合には気
体燃料の漏れと判断して報知手段を報知動作するよう制
御することにより、エンジンの始動前に気体燃料が充填
されて圧力値が変化した場合の誤検出を簡単な構成によ
り回避しながら、エンジンの始動時に気体燃料の除々の
漏れを検出し得て運転者に感知させることができる。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図1・図2は、この発明の第1実施例を示すもの
である。図2において、2は図示しない車両に搭載され
たCNG(圧縮天然ガス)等の気体燃料を供給されるエ
ンジンである。このエンジン2には、吸気系にエアクリ
ーナ4とミキサ6と吸気マニホルド8とを設け、吸気通
路10にスロットル弁12を設け、排気系に排気マニホ
ルド14を設け、排気通路16を設けている。
【0016】前記エンジン2に供給される気体燃料は、
気体燃料容器18に貯留される。気体燃料容器18は、
過流防止弁20を設けている。過流防止弁20は、例え
ば事故等による燃料配管系の損傷によりエンジン2によ
る消費量以上の気体燃料が流れた場合に閉鎖動作し、気
体燃料容器8からの気体燃料の流出を遮断するものであ
る。なお、図2においては、気体燃料容器18を並列に
2つ設けている。
【0017】前記過流防止弁20には、燃料供給管22
の一端側を接続して設けている。燃料供給管22の他端
側は、前記エンジン2のミキサ6に接続して設けてい
る。燃料供給管22には、気体燃料容器18側から順次
に、緊急遮断弁24と圧力センサ26と燃料遮断弁28
と減圧弁である高圧減圧弁30及び低圧減圧弁32とを
介装して設けている。
【0018】前記緊急遮断弁24は、電磁弁からなり、
燃料供給系の安全性を確保するために気体燃料容器18
に最も近い箇所に設置される。前記圧力センサ26は、
緊急遮断弁24の下流側に設置され、気体燃料の圧力を
検出する。
【0019】前記燃料遮断弁28は、電磁弁からなり、
エンジン2の停止時に閉鎖動作されて気体燃料がミキサ
6に流れることを防止する。高圧減圧弁30及び低圧減
圧弁32は、気体燃料を適正な圧力・流量に調整し、ミ
キサ6に供給する。
【0020】また、前記気体燃料容器18に近接する燃
料供給管22には、燃料充填管34の一端側を接続して
いる。燃料充填管34の他端側には、充填カプラ36を
設けている。充填カプラ36には、気体燃料容器18に
気体燃料を充填する際に、充填装置の充填器具(図示せ
ず)が接続される。前記燃料充填管34には、充填カプ
ラ36側から順次に、充填弁38と逆止弁40とを介装
して設けている。
【0021】前記緊急遮断弁24と圧力センサ26と燃
料遮断弁28とは、気体燃料の漏れ検出装置42の制御
手段44に接続して設けている。制御手段44には、エ
ンジン2のイグニションスイッチン58と、スタータモ
ータ(図示せず)を駆動してエンジン2をクランキング
するスタータスイッチ60と、エンジン2の冷却水温度
Twを検出する水温センサ62と、吸気通路10の吸気
温度Taを検出する吸気温センサ64と、車両(図示せ
ず)の車速Vを検出する車速センサ54と、を接続して
設けている。
【0022】また、漏れ検出装置42は、気体燃料の漏
れ検出時に報知動作される報知手段として、漏れ検出ラ
ンプ56を設けている。漏れ検出ランプ56は、制御手
段44に接続されている。
【0023】この第1実施例の制御手段44は、エンジ
ン2の始動時にイグニションスイッチ58をONした際
の気体燃料の圧力値Xとスタータスイッチ60のONに
よりクランキングした際の気体燃料の圧力値X’との差
(X’−X)が設定値Y以上であり、且つ冷却水温度T
wと吸気温度Taとの差(|Tw−Ta|)が所定値T
未満である場合には気体燃料の漏れと判断して報知手段
である漏れ検出ランプ56を報知動作として点灯するよ
う制御する。
【0024】次に第1実施例の作用を説明する。
【0025】気体燃料の漏れ検出装置42は、制御手段
44によって、図1に示す如く、制御がスタート(ステ
ップ202)すると、イグニションスイッチ58をON
(ステップ204)した際の圧力センサ26の検出する
圧力値Xを読み込む(ステップ206)。
【0026】次に、スタータスイッチ60のONによる
クランキングにより緊急遮断弁24及び燃料遮断弁28
を開放動作(ステップ208)し、クランキングした際
の圧力センサ26の検出する圧力値X’を読み込み(ス
テップ210)。
【0027】制御手段44は、イグニションスイッチ5
8をONした際の気体燃料の圧力値Xとスタータスイッ
チ60のONによりクランキングした際の気体燃料の圧
力値X’との差(X’−X)を比較し、その差が設定値
Y以上(X’−X≧Y)であるか否かを判断(ステップ
212)する。
【0028】この判断(ステップ212)において、そ
の差が設定値Y未満(X’−X<Y)でNOの場合に
は、エンドにジャンプする(ステップ220)。
【0029】この判断(ステップ212)において、そ
の差が設定値Y以上でYES(X’−X≧Y)の場合に
は、冷却水温度Twと吸気温度Taとの差(|Tw−T
a|)を比較し、その差が所定値T以上(|Tw−Ta
|≧T)であるか否かを判断する(ステップ214)。
【0030】この判断(ステップ214)において、そ
の差が所定値T以上(|Tw−Ta|≧T)でYESの
場合には、気体燃料の充填を行ったと判断して正常の処
理(ステップ216)をし、エンドになる(ステップ2
20)。
【0031】この判断(ステップ214)において、そ
の差が所定値T未満(|Tw−Ta|<T)でNOの場
合には、気体燃料の漏燃料配管系からの気体燃料の漏れ
と判断して漏れ検出ランプ56を点灯(ステップ21
8)し、エンドになる(ステップ220)。
【0032】このように、第1実施例の漏れ検出装置4
2は、エンジン2の始動時にイグニションスイッチ58
をONした際の気体燃料の圧力値Xとスタータスイッチ
60のONによりエンジン2をクランキングした際の気
体燃料の圧力値X’との差が設定値Y以上であり、且つ
冷却水温度Twと吸気温度Taとの差が所定値T未満で
ある場合には気体燃料の漏れと判断して漏れ検出ランプ
56を点灯する。
【0033】これにより、この漏れ検出装置42は、エ
ンジン2の始動時に気体燃料が充填されて圧力値が変化
した場合の誤検出を回避しながら、エンジン2の始動時
に気体燃料の除々の漏れを検出し得て、運転者に感知さ
せることができる。
【0034】このため、この気体燃料の漏れ検出装置4
2は、エンジンの始動時に、燃料配管系からの気体燃料
のわずかの漏れを検出することができ、気体燃料の漏れ
による損失を防止することができ、省エネルギに貢献す
ることができる。
【0035】即ち、エンジン2の始動時に燃料配管系か
ら気体燃料が徐々に漏れている場合は、圧力センサ26
の検出する圧力値は気体燃料容器18の圧力値よりも低
くなっている。緊急遮断弁24及び燃料遮断弁28は、
スタータスイッチ60のONによるクランキング後に開
くので、気体燃料が漏れている場合に、イグニションス
イッチ58のON時の圧力値よりもクランキング後の圧
力値が大きくなる。
【0036】したがって、この値がある値以上に大きい
ときは、気体燃料が漏れていると判断することができ
る。
【0037】ただし、気体燃料を充填した後のエンジン
2の始動時には、クランキング後の圧力値が大きくな
る。したがって、このような場合には、正常であると判
別する必要がある。
【0038】気体燃料を気体燃料容器18に充填する場
合には、通常、スタンドまで車両を走行させることにな
るので、エンジン2は暖機されている。
【0039】そこで、エンジン2の始動時に、冷却水温
度Twと吸気温度Taとの差(|Tw−Ta|)がある
値以上の場合は、気体燃料の充填を行った判断できる。
【0040】これにより、第1実施例の漏れ検出装置4
2は、前記の如く、エンジン2の始動時にイグニション
スイッチ58がONした際の圧力値Xとクランキングし
た際の圧力値X’との差(X’−X)が設定値Y以上で
あり、且つ冷却水温度Twと吸気温度Taとの差(|T
w−Ta|)が所定値T未満である場合には気体燃料の
漏れと判断し、漏れ検出ランプ56を点灯している。
【0041】このため、この漏れ検出装置42は、エン
ジン2の始動前に気体燃料が充填されて圧力値が変化し
た場合の誤検出を回避しながら、エンジン2の始動時に
気体燃料の除々のわずかずつの漏れを検出し得て、運転
者に感知させることができ、燃料配管系からの気体燃料
のわずかずつの漏れを検出することができ、気体燃料の
漏れによる損失を防止することができ、省エネルギに貢
献することができる。
【0042】図3・図4は、この発明の第2実施例を示
すものである。この第2実施例において、第1実施例と
同様の機能を果たす箇所には、同一符号を付して概略を
説明する。即ち、図4において、2はエンジン、4はエ
アクリーナ4、6はミキサ、8は吸気マニホルド、10
は吸気通路、12はスロットル弁、14は排気マニホル
ド、16は排気通路である。
【0043】前記エンジン2に供給される気体燃料を貯
留する気体燃料容器18は、過流防止弁20を設け、過
流防止弁20に燃料供給管22の一端側を接続して設
け、燃料供給管22の他端側をミキサ6に接続して設け
ている。燃料供給管22には、気体燃料容器18側から
順次に、緊急遮断弁24と圧力センサ26と燃料遮断弁
28と高圧減圧弁30及び低圧減圧弁32とを介装して
設けている。
【0044】前記緊急遮断弁24は、電磁弁からなる。
前記圧力センサ26は、気体燃料の圧力を検出する。前
記燃料遮断弁28は、電磁弁からなる。高圧減圧弁30
及び低圧減圧弁32は、気体燃料を適正な圧力・流量に
調整する。
【0045】また、前記気体燃料容器18に近接する燃
料供給管22には、燃料充填管34の一端側を接続して
設け、燃料充填管34の他端側に充填カプラ36を設け
ている。燃料充填管34には、充填カプラ36側から順
次に、充填弁38と逆止弁40とを介装して設けてい
る。
【0046】前記充填カプラ36は、気体燃料充填用の
開閉可能な燃料蓋(フューエルリッド)66により覆わ
れている。燃料蓋66は、蓋ロック機構68により閉鎖
状態に保持される。蓋ロック機構68は、開放機構(フ
ューエルオープナ)70の操作により解除動作され、燃
料蓋66の開放を許容する。前記開放機構70には、開
放操作時にONする開放スイッチ72を設けている。
【0047】前記緊急遮断弁24と圧力センサ26と燃
料遮断弁28とは、気体燃料の漏れ検出装置42の制御
手段44に接続して設けている。制御手段44には、エ
ンジン2のイグニションスイッチン58と、スタータモ
ータ(図示せず)を駆動してエンジン2をクランキング
するスタータスイッチ60と、気体燃料充填用の燃料蓋
66の開放機構70の開放操作時にONする開放スイッ
チ72と、車両(図示せず)の車速Vを検出する車速セ
ンサ54と、を接続して設けている。
【0048】また、漏れ検出装置42は、気体燃料の漏
れ検出時に報知動作される報知手段として、漏れ検出ラ
ンプ56を設けている。漏れ検出ランプ56は、制御手
段44に接続されている。
【0049】この第2実施例の制御手段44は、エンジ
ン2の始動時にイグニションスイッチ58をONした際
の気体燃料の圧力値Xとスタータスイッチ60のONに
よりクランキングした際の気体燃料の圧力値X’との差
(X’−X)が設定値Y以上であり、且つエンジン2の
始動前に気体燃料容器18への気体燃料充填用の燃料蓋
66の開放機構70が開放スイッチ72のOFFにより
非操作状態であった場合には気体燃料の漏れと判断して
報知手段である漏れ検出ランプ56を報知動作として点
灯するよう制御する。
【0050】次に第2実施例の作用を説明する。
【0051】気体燃料の漏れ検出装置42は、制御手段
44によって、図3に示す如く、制御がスタート(ステ
ップ302)すると、イグニションスイッチ58をON
(ステップ304)した際の圧力センサ26の検出する
圧力値Xを読み込む(ステップ306)。
【0052】次に、スタータスイッチ60のONによる
クランキングにより緊急遮断弁24及び燃料遮断弁28
を開放動作(ステップ308)し、クランキングした際
の圧力センサ26の検出する圧力値X’を読み込み(ス
テップ310)。
【0053】制御手段44は、イグニションスイッチ5
8をONした際の気体燃料の圧力値Xとスタータスイッ
チ60のONによりクランキングした際の気体燃料の圧
力値X’との差(X’−X)を比較し、その差が設定値
Y以上(X’−X≧Y)であるか否かを判断(ステップ
312)する。
【0054】この判断(ステップ312)において、そ
の差が設定値Y未満(X’−X<Y)でNOの場合に
は、エンドにジャンプする(ステップ320)。
【0055】この判断(ステップ312)において、そ
の差が設定値Y以上でYES(X’−X≧Y)の場合に
は、エンジン2の始動前に開放スイッチ72がONであ
ったか否かを判断する(ステップ314)。
【0056】この判断(ステップ314)において、エ
ンジン2の始動前に開放スイッチ72がONであってY
ESの場合には、気体燃料の充填を行ったと判断して正
常の処理(ステップ316)をし、エンドになる(ステ
ップ320)。
【0057】この判断(ステップ314)において、エ
ンジン2の始動前に開放スイッチ72がOFFであって
NOの場合には、漏燃料配管系からの気体燃料の漏れと
判断して漏れ検出ランプ56を点灯(ステップ318)
し、エンドになる(ステップ320)。
【0058】このように、第2実施例の漏れ検出装置4
2は、エンジン2の始動時にイグニションスイッチ58
をONした際の気体燃料の圧力値Xとスタータスイッチ
60のONによりクランキングした際の気体燃料の圧力
値X’との差が設定値Y以上であり、且つエンジン2の
始動前に気体燃料容器18への気体燃料充填用の燃料蓋
66の開放機構70が開放スイッチ72のOFFにより
非操作状態であった場合には気体燃料の漏れと判断して
漏れ検出ランプ56を点灯する。
【0059】つまり、第2実施例においては、燃料蓋6
6の開放機構70が開放操作された場合には、気体燃料
が充填されたことにより圧力値が大きくなっているため
正常と判定し、燃料蓋66の開放機構70が開放操作さ
れていずに、気体燃料が充填されていないにもかかわら
ず圧力値が大きくなっている場合は漏れと判断し、漏れ
検出ランプ56を点灯させるものである。
【0060】これにより、この第2実施例の漏れ検出装
置42は、エンジン2の始動時に気体燃料が充填されて
圧力値が変化した場合の誤検出を前述第2実施例よりも
簡単な構成により回避しながら、エンジン2の始動時に
気体燃料の除々の漏れを検出し得て、運転者に感知させ
ることができる。
【0061】このため、この気体燃料の漏れ検出装置4
2は、エンジンの始動時に、燃料配管系からの気体燃料
のわずかずつの漏れを検出することができ、気体燃料の
漏れによる損失を防止することができ、省エネルギに貢
献することができる。
【0062】
【発明の効果】このように、この発明の気体燃料の漏れ
検出装置は、エンジンの始動前に気体燃料が充填されて
圧力値が変化した場合の誤検出を回避しながら、エンジ
ンの始動時に気体燃料の除々の漏れを検出し得て運転者
に容易における感知させることができ、また、エンジン
の始動前に気体燃料が充填されて圧力値が変化した場合
の誤検出を簡単な構成により回避しながら、エンジンの
始動時に気体燃料の除々の漏れを検出し得て運転者に感
知させることができる。
【0063】このため、この気体燃料の漏れ検出装置
は、燃料配管系からの気体燃料のわずかずつの漏れを検
出し得て、気体燃料の漏れによる損失を防止し得て、省
エネルギに貢献し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による気体燃料の漏れ検出装置の第1
実施例を示す制御のフローチャートである。
【図2】気体燃料の漏れ検出装置の概略構成図である。
【図3】この発明による気体燃料の漏れ検出装置の第2
実施例を示す制御のフローチャートである。
【図4】気体燃料の漏れ検出装置の概略構成図である。
【符号の説明】 2 エンジン 4 エアクリーナ 6 ミキサ 8 吸気マニホルド 10 吸気通路 12 スロットル弁 14 排気マニホルド 16 排気通路 18 気体燃料容器 20 過流防止弁 22 燃料供給管 24 緊急遮断弁 26 圧力センサ 28 燃料遮断弁 30 高圧減圧弁 32 低圧減圧弁 34 燃料充填管 36 充填カプラ 38 充填弁 40 逆止弁 42 漏れ検出装置 44 制御手段 54 車速センサ 56 漏れ検出ランプ 58 イグニションスイッチ 60 スタータスイッチ 62 水温センサ 64 吸気温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 21/02 F02D 19/02 F02D 45/00 364

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンに供給される
    気体燃料を貯留する気体燃料容器を設け、この気体燃料
    容器に過流防止弁を設け、この過流防止弁に燃料供給管
    の一端側を接続して設けるとともにこの燃料供給管の他
    端側を前記エンジンに接続して設け、前記燃料供給管に
    緊急遮断弁と圧力センサと燃料遮断弁と減圧弁とを介装
    して設け、前記エンジンの始動時に前記エンジンのイグ
    ニションスイッチをONした際の前記圧力センサの検出
    する気体燃料の圧力値と前記エンジンをクランキングし
    た際の前記圧力センサの検出する気体燃料の圧力値との
    差が設定値以上であり且つ前記エンジンの冷却水温度と
    吸気温度との差が所定値未満である場合には気体燃料の
    漏れと判断して報知手段を報知動作するよう制御する制
    御手段を設けたことを特徴とする気体燃料の漏れ検出装
    置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載されたエンジンに供給される
    気体燃料を貯留する気体燃料容器を設け、この気体燃料
    容器に過流防止弁を設け、この過流防止弁に燃料供給管
    の一端側を接続して設けるとともにこの燃料供給管の他
    端側を前記エンジンに接続して設け、前記燃料供給管に
    緊急遮断弁と圧力センサと燃料遮断弁と減圧弁とを介装
    して設け、前記エンジンの始動時に前記エンジンのイグ
    ニションスイッチをONした際の前記圧力センサの検出
    する気体燃料の圧力値と前記エンジンをクランキングし
    た際の前記圧力センサの検出する気体燃料の圧力値との
    差が設定値以上であり且つ前記エンジンの始動前に前記
    気体燃料容器への気体燃料充填用燃料蓋の開放機構が非
    操作状態であった場合には気体燃料の漏れと判断して報
    知手段を報知動作するよう制御する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする気体燃料の漏れ検出装置。
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