JP3500594B2 - 化粧パネルのアンカー金物 - Google Patents

化粧パネルのアンカー金物

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JP3500594B2
JP3500594B2 JP09684297A JP9684297A JP3500594B2 JP 3500594 B2 JP3500594 B2 JP 3500594B2 JP 09684297 A JP09684297 A JP 09684297A JP 9684297 A JP9684297 A JP 9684297A JP 3500594 B2 JP3500594 B2 JP 3500594B2
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anchor
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anchor metal
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JP09684297A
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Inventor
正巳 小川
雅之 北村
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大塚オーミ陶業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧パネルと裏打
ちコンクリートとの結合に用いるアンカー金物、詳しく
は、アンカー本体部が溝形で且つ挟着爪付きとされ、該
本体部のバネ弾性下に化粧パネル裏面の並列する溝に前
記挟着爪を挟着させ、この挟着下で、溝形本体部の2脚
板を拘束部材により離隔しないように拘束するようにさ
れたアンカー金物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアンカー金物として、図
4に示すものがあり、これは、図5に示す態様で適用さ
れる。図4,5において、1は裏面に係合溝2,2が並
列に形成された化粧パネル、3は裏打ちコンクリート、
4はアンカー金物、5はアンカー金物4の図4に示すよ
うな溝形をしたアンカー本体部、5aは溝形アンカー本
体部5のウェブ、5b,5cはアンカー本体部5の2脚
板、6a,6bは2脚板5a,5bの各先端から略直角
に外方向に延びる座板7a,7bの先端に設けられた挟
着爪、8は一方の脚板5bから他方の脚板5cの側へ延
びる舌片、9は脚板5cに形成され舌片8が挿通される
挿通穴、10は舌片8に形成されたコの字の一部打抜き
によるもので、図5に示すような傾斜を持たせたストッ
パー片、11は2脚板5b,5c間に詰められたスポン
ジ部材、12は弾性接着剤である。
【0003】2脚板5b,5cを、その両外側から挟圧
工具で挟圧し、これらの間隔を狭めると、ストッパー片
10の先端が、図5に示すように挿通穴9を形成した脚
板5cに引っ掛かり、両脚板5b,5cの間隔を保持
し、係合溝2,2に嵌合している挟着爪6a,6bが、
溝形本体部5のバネ弾性下、化粧パネル1を強固に挟み
つける。即ち、舌片8及びストッパー片10が、2脚板
5b,5cを間隔が拡開しないよう拘束する拘束部材1
3をなしている。
【0004】斯かるアンカー金物4では、溝形のアンカ
ー本体部5の内空に裏打ちコンクリートが入り込むこと
で、裏打ちコンクリート3に対するアンカー効果を得て
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溝形の
アンカー本体部5内空への裏打ちコンクリート3の入り
込みで得られるアンカー効果は、該アンカー本体部5の
図5の上下方向という一方向的にしか有効でなく、裏打
ちコンクリート3に対するアンカー金物の結合が不足す
るという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、従来技術による前記問
題を解消し、裏打ちコンクリートに対する強固な結合が
得られる、化粧パネルのアンカー金物を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るアンカー金物は、アンカー本体部が溝
形で且つ挟着爪付きとされ、該本体部のバネ弾性下に化
粧パネル裏面の並列する溝に前記挟着爪を挟着させ、こ
の挟着下で、溝形本体部の2脚板を拘束部材により離隔
しないように拘束するようにされたアンカー金物におい
て、前記溝形の本体部のウェブの側端に、先広がりの楔
形をした突片を形成したことを特徴とする。
【0008】前記楔形の突片は、その両翼部が前記2脚
板の離隔間隔を超えて張り出していることが好ましい。
【0009】上記本発明に係るアンカー金物において、
前記拘束部材は、前記本体部の2脚板を先狭まりとした
状態で、当該状態を拡開しないように拘束するものであ
ることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るアンカー金物の実施
形態につき、以下に図1〜3を参照しつつ説明する。ア
ンカー金物4は、先広がりの楔形をした突片14が、溝
形のアンカー本体部5におけるウェブ5aの外側端面か
ら外方へ延びて形成されている点が従来と異なる改良点
で、他は従来と同様である。図1〜3で図4,5と同符
号は、同部分を示す。
【0011】図1に示したアンカー金物4の突片14
は、その基部がウェブ5aと同幅である。
【0012】アンカー金物4を従来と同様にして装着し
た化粧パネル1に、裏打ちコンクリート3を施すと、ア
ンカー金物4に形成した楔形の突片14が裏打ちコンク
リート3に対するアンカー金物4の図1の上下方向のア
ンカーリングをする。そのため、図1の上下方向のアン
カー効果に、図1のX方向のアンカー効果が加わる、即
ち、3次元的なアンカー効果を得ることができる。
【0013】拘束部材13は、図2に示されているよう
に、溝形本体部5の2脚板5b,5cを先狭まりとした
状態で、この先狭まり状態を広がらないよう拘束するも
のであることが好ましい。
【0014】拘束部材13についてのこのような改変
は、ストッパー片10を溝形本体部5の2脚板5b,5
cを図2の如く先狭まりとした状態で、この状態を非拡
開下に保持する長さとすることができる。
【0015】拘束部材13が、前示改変型のものであれ
ば、溝形のアンカー本体部5が、図2の上下方向におけ
る、裏打ちコンクリート3に対するアンカー金物4の結
合を高める。
【0016】図3は、アンカー金物4の他の実施形態を
示している。図3において、楔形の突片14は、図1の
実施態様のものに比べて、その幅が広く、突片14の両
翼部13a,13bが、ウェブ5aの長さLより長く突
出されている。
【0017】当該他の実施形態のアンカー金物4は、楔
形の突片14の両翼部13a,13bが裏打ちコンクリ
ート3にアンカー金物4を更に強固に結合する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るアン
カー金物によれば、3次元的なアンカー効果を得ること
ができるので、従来のアンカー金物と異なり、裏打ちコ
ンクリートに対するアンカー金物の強固な結合を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧パネルのアンカー金物を示す
斜視図である。
【図2】図1のアンカー金物の適用状態を示す断面図で
ある。
【図3】本発明に係る化粧パネルのアンカー金物の他の
実施形態を示す斜視図である。
【図4】従来の化粧パネルのアンカー金物を示す斜視図
である。
【図5】図4のアンカー金物の適用状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 化粧パネル 2 係合溝 3 裏打ちコンクリート 4 アンカー金物 5 アンカー本体部 5a ウェブ 5b,5c 2脚板 6a,6b 挟着爪 7a,7b 座板 8 舌片 9 挿通穴 10 ストッパー片 11 スポンジ部材 12 弾性接着剤 13 拘束部材 14 突片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−302951(JP,A) 実開 平6−84008(JP,U) 実開 昭59−26118(JP,U) 実公 平7−38480(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/08 E04C 2/30 F16B 2/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンカー本体部が溝形で且つ挟着爪付き
    とされ、該本体部のバネ弾性下に化粧パネル裏面の並列
    する溝に前記挟着爪を挟着させ、この挟着下で、溝形本
    体部の2脚板を拘束部材により離隔しないように拘束す
    るようにされたアンカー金物において、 前記溝形の本体部のウェブの側端に、先広がりの楔形を
    した突片が形成されていることを特徴とするアンカー金
    物。
  2. 【請求項2】 前記楔形の突片は、その両翼部が前記2
    脚板の離隔間隔を超えて張り出していることを特徴とす
    る請求項1に記載のアンカー金物。
  3. 【請求項3】 前記拘束部材は、前記本体部の2脚板を
    先狭まりとした状態で、当該状態を拡開しないように拘
    束するものであることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のアンカー金物。
JP09684297A 1997-04-15 1997-04-15 化粧パネルのアンカー金物 Expired - Lifetime JP3500594B2 (ja)

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