JP3909952B2 - 板材の連結構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉枠の縦枠材と横枠材との連結等に好適に使用される板材の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の板材の連結構造として以下の如きものは知られている。即ち、第1板材と、この第1板材の端面にそれと90°をなすようにして側面が当てられた第2板材と、第1板材と第2板材とを連結するねじ・釘等とを有するものは知られている。
【0003】
【従来技術の欠点】
前記従来の板材の連結構造には以下の如き欠点があった。即ち、ねじ・釘等で第1板材と第2板材とを連結するものであったため、連結強度を保持するためにねじ・釘等を複数本使用しなければならず、ねじのねじ嵌め作業や、釘の打ち込み作業に時間を要する欠点があると共に、ねじ頭を潰すことなくねじをねじ嵌める作業や、釘を曲げることなく釘を打ち込む作業に一応の熟練技能を必要とするという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
請求項1の発明は、第1板材の端面を第2板材の側面に当てるようにして第1板材と第2板材とを90度をなすようにして連結する板材の連結構造であって、螺旋状突条を有し、第1板材の端部に形成された孔にねじ嵌めされた軸部と、軸部に連設され、第1板材の端面に当接された一対の嵌合突起と、これら嵌合突起の先端に設けられた可撓性片と、可撓性片が通される孔を有する押え板と、押え板に摺動自在に設けられていて、可撓性片を押え板に押し付けるスライダーとを有しており、前記第2板材に、嵌合突起が嵌まると共に可撓性片が挿通するようになされた貫通孔が形成されており、嵌合突起及び可撓性片を貫通孔に嵌めた後、可撓性片を押え板の孔に通して押え板を第2板材に押し当てた後、可撓性片をスライダーで押え板に押し付けるようにしたものである。
請求項2の発明は、前記可撓性片に、スライダーの縁部に係合する複数の係合小突起が可撓性片の長手方向に所定間隔で形成されているものである。
【0005】
【発明の効果】
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
▲1▼請求項1の発明によれば、第1板材と、この第1板材の端面にそれと90°をなすようにして側面が当てられた第2板材とを、誰でも短時間に簡単に連結することが出来る。
▲2▼請求項2の発明によれば、スライダーと可撓性片とが容易に外れないようにすることが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
【0007】
長手方向を上下方向に向けた、木質系の第2板材2の上端部の左側面に、長手方向を左右方向に向けた木質系の第1板材1の右端面が当てられている。木質系の板材としては、合板・MDF・パーティクルボード等を挙げることが出来る。
【0008】
第1板材1の右端面に前後一対の嵌合突起5が以下のごとくして突設されている。嵌合突起5には螺旋状突条6を有する軸部7が連設され、この軸部7を第1板材1の端部に形成された孔にねじ嵌めることによって、嵌合突起5は第1板材1に取り付けられている。
前記嵌合突起5の右端部には可撓性片9が設けられている。前記可撓性片9には、後述のスライダー17の縁部に係合する複数の係合小突起10が可撓性片9の長手方向に所定間隔で形成されている。
前記嵌合突起5、螺旋状突条6、軸部7及び可撓性片9は、合成樹脂製や金属製の一体ものであるが、それに限定されない。
【0009】
第2板材2の上端部には、嵌合突起5及び可撓性片9が嵌まる左右方向に貫通した貫通孔12が形成されている。
【0010】
前後方向に長い合成樹脂製や金属製の押え板14には、可撓性片9が嵌め通される孔15が形成されている。また、押え板14の右側部には図4及び図5において示すごとく、前後方向に渡るT形溝16(T形溝16とは、開口縁部に相互に対向する張り出し縁が形成された溝をいい、断面形状がT字状の溝以外のものであっても開口縁部に相互に対向する張り出し縁が形成されたものを含むものである。)が形成され、このT形溝16に、可撓性片9を押え板14(具体的には、T形溝16の底面)に押し付ける、前後一対のスライダー17が前後摺動自在に嵌められている。スライダー17には可撓性片9が嵌まり込む凹所18が形成されている。前記前側の凹所18は押え板14側及び前方に開放しており、後側の凹所18は押え板14側及び後方に開放している。
【0011】
前記前後一対のスライダー17は可撓性の連結片19によって相互に連結されている。前記可撓性の連結片19は、スライダー17に繋がる前後の第1くびれ部20と、第1くびれ部20に繋がる前後の細片部21と、細片部21に前後の第2くびれ部22を介して繋がる中央部23とを有している。
スライダー17及び可撓性の連結片19は、合成樹脂製や金属製の一体ものであるが、それに限定されない。なお、可撓性の連結片19の素材は、第1くびれ部20及び第2くびれ部22に繰り返して折り曲げが作用しても、それらが疲労で切断しないようなものが選択される。
前記第1くびれ部20、細片部21及び第2くびれ部22の一部は、T形溝16内に嵌まり込むような幅になされている。
他方、第2くびれ部22の一部及び中央部23は、T形溝16の開口幅W(図3参照)より幅広となされると共に、T形溝16に無理矢理押し込むことによってT形溝16の奥部に入り込み、その状態でT形溝16の上下の張り出し縁に係合するようになされている。なお、設定値以上の力で中央部23をT形溝16より引き出せば、中央部23はT形溝16の張り出し縁から外れるようになされている。そして、中央部23を更に押え板14から引き離すように移動させると、可撓性の連結片19は、第1くびれ部20及び第2くびれ部22において折れ曲がり、図2においてコの字状となり、その結果、スライダー17が相互に近接して、孔15に嵌められた可撓性片9を押え板14に押し付けた状態から可撓性片9を自由とする位置に移動する。他方、図示のごとく、中央部23をT形溝16に嵌めると、スライダー17は孔15に嵌められた可撓性片9を押え板14に押し付けた状態となる。
【0012】
【発明の実施の形態の使用方法】
次に発明の実施の形態の使用方法を説明する。
第2板材2の貫通孔12に嵌合突起5及び可撓性片9を嵌める。
その後、貫通孔12から突出した可撓性片9に押え板14を孔15を利用して嵌め、押え板14を第2板材2の右側面に押し付ける。なお、その際、スライダー17が第2板材2側に向かないようにする。
その後、第2板材2を第1板材1に押し付けつつ、可撓性片9をT形溝16の底面に当てるように折り曲げ、今まで相互に近接していて孔15を塞いでいなかったスライダー17を可撓性片9に被せて、スライダー17によって可撓性片9を押え板14に押し付け、中央部23をT形溝16に無理嵌めする。その状態で、前側の可撓性片9の係合小突起10の1つが、前側のスライダー17の前縁部に係合し、後側の可撓性片9の係合小突起10の1つが、後側のスライダー17の後縁部に係合する。
このようにして、第1板材1と第2板材2とが連結される。
前記と逆の操作によって、第1板材1と第2板材2とを分離することが出来る。
【0013】
【変形例等】
以下に変形例等について説明を加える。
(1)スライダー17の形状は、任意である。
(2)可撓性の連結片19はない場合もある。
(3)板材には、枠材等を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部破砕の要部正面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う一部破砕の拡大矢視図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3のV−V線断面図である。
【符号の説明】
1 第1板材
2 第2板材
5 嵌合突起
9 可撓性片
12 貫通孔
14 押え板
15 孔
17 スライダー
Claims (2)
- 第1板材の端面を第2板材の側面に当てるようにして第1板材と第2板材とを90度をなすようにして連結する板材の連結構造であって、
螺旋状突条を有し、第1板材の端部に形成された孔にねじ嵌めされた軸部と、
軸部に連設され、第1板材の端面に当接された一対の嵌合突起と、
これら嵌合突起の先端に設けられた可撓性片と、
可撓性片が通される孔を有する押え板と、
押え板に摺動自在に設けられていて、可撓性片を押え板に押し付けるスライダーと
を有しており、
前記第2板材に、嵌合突起が嵌まると共に可撓性片が挿通するようになされた貫通孔が形成されており、
嵌合突起及び可撓性片を貫通孔に嵌めた後、可撓性片を押え板の孔に通して押え板を第2板材に押し当てた後、可撓性片をスライダーで押え板に押し付けるようにした板材の連結構造。 - 前記可撓性片に、スライダーの縁部に係合する複数の係合小突起が可撓性片の長手方向に所定間隔で形成されている請求項1記載の板材の連結構造。
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JP (1) | JP3909952B2 (ja) |
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1998
- 1998-04-13 JP JP10112198A patent/JP3909952B2/ja not_active Expired - Fee Related
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