JPH05240223A - プラスチック拡張栓 - Google Patents

プラスチック拡張栓

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JPH05240223A
JPH05240223A JP4327814A JP32781492A JPH05240223A JP H05240223 A JPH05240223 A JP H05240223A JP 4327814 A JP4327814 A JP 4327814A JP 32781492 A JP32781492 A JP 32781492A JP H05240223 A JPH05240223 A JP H05240223A
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ダロワ ゲータン
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ジェスペール ジャン−ルイ
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RAIMONTO E CO A
A Raymond SARL
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RAIMONTO E CO A
A Raymond SARL
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    • F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/002—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose self-cutting
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16B13/12—Separate metal or non-separate or non-metal dowel sleeves fastened by inserting the screw, nail or the like
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック拡張栓において、拡張栓機能を
損なうことなく、硬質材料から成る支持構造体にもプラ
スタボードにも打ち込めるようにし、さらにこれらに固
定可能にし、しかもプラスタボードにおいては予め作孔
を不要にする。 【構成】 一方の拡開フィンガ２が、他方の拡開フィン
ガ３よりも長く形成されていて、短い方の前記拡開フィ
ンガ３の端部６に被さったフック状の先端部４を備えて
おり、短い方の前記拡開フィンガ３の前記端部６がフッ
ク凹部５に突入しており、ねじのねじ込み時に短い方の
前記拡開フィンガ３が係止解除する程度にだけフック突
起１７が短い方の前記拡開フィンガ３の前記端部６に被
さっており、前記拡開フィンガ２，３が、シャンク部分
１から前記フック先端部４まで尖頭アーチ状に形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、硬質の弾性的な材料か
ら成るプラスチック拡張栓であって、閉じたシャンク部
分と、該シャンク部分に一体成形されかつ互いに向かい
合って位置する２つの拡開フィンガとを有しており、該
拡開フィンガが、シャンク部分の背面側の端面から前記
拡開フィンガ内に延びる、木ねじをねじ込むための孔を
備えている形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】このような形式のプラスチック拡張栓は
実際には、支持構造体、例えば壁、床、または天井など
に構成部材を固定するために使用される。通常このよう
な支持構造体は硬質材料、つまりコンクリート、煉瓦、
またはこれに類するものから形成されている。この場
合、拡張栓を挿入し、さらにねじをねじ込むために、シ
ャンク直径とシャンク長さとに応じて支持構造体に作孔
する必要がある。
【０００３】しかし天井と壁とのためには、しばしばプ
ラスタボード、つまり約１ｃｍの厚さの石膏板が両側で
厚紙ウェブと合わされて１つのボードを形成しているよ
うなプラスタボードも使用されている。このようなプラ
スタボードに前記拡張栓を挿入する場合にも、プラスタ
ボードの材料が比較的硬質のピン、たとえば釘を問題な
く打ち込むことができるほど軟らかいにもかかわらず、
まず作孔が行なわれなければならない。
【０００４】このことは、ドイツ連邦共和国特許公開第
１７５０２４９号明細書に示された、特にプラスタボー
ドのために開発されたプラスチック拡張栓、つまり折畳
み可能で先細りになった拡開フィンガを有するプラスチ
ック拡張栓にも当てはまる。このような拡張栓に対して
も、少なくとも拡張栓の先端部が打ち込み時に孔縁部に
よって閉じ合わされるような直径の孔が予め作孔されな
ければならない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、拡張栓機能を損なうことなく、硬質材料から成る
支持構造体にもプラスタボードにも打ち込むことがで
き、さらにこれらに固定可能であって、しかもプラスタ
ボードにおいては予め作孔が不要となるような構造を有
する、冒頭で述べた形式のプラスチック拡張栓を提供す
ることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、一方の拡開フィンガが、他方の拡
開フィンガよりも長く形成されていて、短い方の前記拡
開フィンガの端部に被さったフック状の先端部を備えて
おり、短い方の前記拡開フィンガの前記端部がフック凹
部に突入しており、ねじのねじ込み時に短い方の前記拡
開フィンガが係止解除する程度にだけフック突起が短い
方の前記拡開フィンガの前記端部に被さっており、前記
拡開フィンガが、シャンク部分から前記フック先端部ま
で尖頭アーチ状に形成されているようにした。
【０００７】
【発明の効果】これにより、拡張栓をボードに打ち込む
際に拡開フィンガは確実に閉じ合わされるようになり、
ねじのねじ込み時にはフィンガの迅速な拡開が可能にな
る。
【０００８】本発明の別の特徴は請求項２以下に記載さ
れている。閉じたシャンク部分の楕円形の構成により、
支持ボードに打ち込まれた拡張栓が固定ねじのねじ込み
時に孔内で一緒に回転してしまうのが回避される。
【０００９】拡開フィンガの側縁部に設けられた鋸歯状
のギザ列によってプラスタボードへの拡張栓の打ち込み
が容易になり、平らに面取りされたシャンク部に相応す
るきれいに「鋸引き」された孔が得られる。これによ
り、ねじのねじ込み時にはシャンク壁も周囲の石膏に対
してしっかりと押圧される。
【００１０】さらに、請求項４に記載された、拡開フィ
ンガの内壁に設けられた拡開突起によって、拡開フィン
ガのための拡開作用が強化される。このことは特にボー
ドへの拡張栓の固定形式、すなわち拡開フィンガがボー
ド表面の背後で自由に互いに離れるように移動し、拡張
栓が主として孔出口縁部に保持されるような形式におい
て重要である。
【００１１】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
【００１２】図示のプラスチック拡張栓は、閉じたシャ
ンク部分１と、このシャンク部分に一体成形されかつ互
いに向かい合って位置する２つの拡開フィンガ２，３と
を有しており、これらの拡開フィンガのうち、一方の拡
開フィンガ２が他方の拡開フィンガ３よりも少し長く形
成されている。
【００１３】長い方の拡開フィンガ２はフック先端部４
を備えており、このフック先端部の凹部５には、使用前
の状態では、拡開フィンガ３の先細りになった端部６が
突入している。
【００１４】拡開フィンガ２，３はシャンク部分１から
フック先端部４まで尖頭アーチ状に形成されていて、外
側にギザ列７を備えている。さらに拡開フィンガ２，３
の互いに向かい合った側縁部には鋸歯状のギザ列８が一
体成形されている。
【００１５】閉じたシャンク部分１は断面をほぼ楕円形
に成形されていて、すべての側に向かって突出したヘッ
ドプレート９を備えている。シャンク部分１とヘッドプ
レート９とは円形孔１０によって貫通されており、この
円形孔は楕円焦点に向けられた、互いに向かい合う２つ
の溝１１によって拡張されている。円形孔１０はねじ１
８の導入のために役立って、拡開フィンガ２，３にまで
続いて延びている。これに対し溝１１はシャンク部分１
の端部で、拡開フィンガ２，３の互いに向かい合った側
縁部の間の、両側に向かって開いたギャップ１２に移行
する。
【００１６】拡開フィンガ２，３の向かい合った内壁１
３，１４には、その上半部に拡開突起１５，１６がそれ
ぞれ一体成形されており、これらの拡開突起のうち、短
い方の拡開フィンガ３の拡開突起１６が、長い方の拡開
フィンガ２の拡開突起１５より上方に配置されていると
有利である。
【００１７】フック先端部４は次のように構成されてい
る。すなわち高い位置に位置するフック突起１７が、短
い方の拡開フィンガ３の端部６に少し被さっているが、
しかしこの場合、ねじ１８のねじ込み時に拡開フィンガ
３の端部６が係止解除されて、拡開フィンガ２，３が拡
開自由となる程度にだけ被さるように形成されている。
この係止解除と拡開とは拡開突起１５，１６によっても
促進される。
【００１８】図６から図９には本発明によるプラスチッ
ク拡張栓の２つの使用可能性が示されている。図６は、
プラスタボード１９への打ち込み後、まだ互いに内外に
係止されている状態の、先細りになった拡開フィンガ
２，３を備えたプラスチック拡張栓を示している。この
ような打ち込みは、ハンマ（図示せず）による打撃によ
って矢印Ｐの示す方向で行なわれる。この場合、ボード
１９内の石膏はフック先端部４によって、続いて拡開フ
ィンガ２，３によって押し退けられて、鋸歯状のギザ列
８によってきれいに分断される。
【００１９】次いでねじ１８がねじ込まれると、まず円
形孔１０を取り囲むシャンク壁２２が、互いに離れる方
向で押圧され、これによりシャンク１が楕円形の形状か
ら徐々に円筒形の形状に移行して、ギザ列７で石膏に食
い込む。ねじ山が拡開突起１５，１６の間に進入すると
すぐに、拡開フィンガ２，３はフック先端部４で係止解
除されて、外方に向かって強力に押圧される。なお拡開
フィンガ２，３はボード１９の背面で付加的に支持され
る。
【００２０】図８は、比較的硬質の材料から成る支持ボ
ード２０でのプラスチック拡張栓の使用を示したもので
ある。この場合にはまず孔２１、つまり直径がシャンク
幅Ｂよりも少し小さく、シャンク厚さＤよりも少し大き
い孔２１を作孔しなければならない。それあとでねじ１
８のねじ込みが通常の形式で行なわれる。この場合すで
に述べたように、まずシャンク壁２２が孔２１の内壁に
押圧され、次いで拡開フィンガ２，３が互いに離れる方
向で拡開して、ボード２０の後ろ側から孔２１の縁部２
３にしっかりと当接する。シャンク壁２２がほぼ楕円形
の形状を有しているので、ねじ１８のねじ込み時にシャ
ンク部分１が孔２１内で回動することはない。
【００２１】もちろん本発明によるプラスチック拡張栓
は、コンクリート壁または石壁のような中実の支持構造
材料においても、前作孔された盲孔に、同様に良好な固
定特性を持って挿入することができる。このことによ
り、本発明による拡張栓が、軟質、硬質のいずれの支持
構造材料においても広く使用できることが明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による拡張栓の側面図である。
【図２】本発明による拡張栓の正面図である。
【図３】本発明による拡張栓の平面図である。
【図４】図２のＩＶ−ＩＶ線に沿った、閉じたシャンク
部分の断面図である。
【図５】図２のＶ−Ｖ線に沿った、拡開フィンガの断面
図である。
【図６】本発明による拡張栓がプラスタボードに打ち込
まれた状態を示した図である。
【図７】図６に示した拡張栓を、ねじがねじ込まれて拡
開フィンガが拡開した状態で示した図である。
【図８】本発明による拡張栓を、硬質の支持ボードの孔
に使用した状態で示した図である。
【図９】図８に示した拡張栓を、ねじがねじ込まれて拡
開フィンガが拡開した状態で示した図である。
【符号の説明】
１ シャンク部分、 ２，３ 拡開フィンガ、 ４ フ
ック先端部、 ５ 凹部、 ６ 端部、 ７，８ ギザ
列、 ９ ヘッドプレート、 １０ 円形孔、１１
溝、 １２ ギャップ、 １３，１４ 内壁、 １５，
１６ 拡開突起、 １７ フック突起、 １８ ねじ、
１９ プラスタボード、 ２０ 支持プレート、 ２
１ 孔、 ２２ シャンク壁、 ２３ 縁部、 Ｂ シ
ャンク幅、 Ｄ シャンク厚さ、 Ｐ 矢印

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 硬質の弾性的な材料から成るプラスチッ
    ク拡張栓であって、閉じたシャンク部分と、該シャンク
    部分に一体成形されかつ互いに向かい合って位置する２
    つの拡開フィンガとを有しており、該拡開フィンガが、
    シャンク部分の背面側の端面から前記拡開フィンガ内に
    延びる、木ねじをねじ込むための孔を備えている形式の
    ものにおいて、一方の前記拡開フィンガ（２）が、他方
    の前記拡開フィンガ（３）よりも長く形成されていて、
    短い方の前記拡開フィンガ（３）の端部（６）に被さっ
    たフック状の先端部（４）を備えており、短い方の前記
    拡開フィンガ（３）の前記端部（６）がフック凹部
    （５）に突入しており、前記ねじ（１８）のねじ込み時
    に短い方の前記拡開フィンガ（３）が係止解除する程度
    にだけフック突起（１７）が短い方の前記拡開フィンガ
    （３）の前記端部（６）に被さっており、前記拡開フィ
    ンガ（２，３）が、前記シャンク部分（１）から前記フ
    ック先端部（４）まで尖頭アーチ状に形成されているこ
    とを特徴とする、プラスチック拡張栓。
  2. 【請求項２】 閉じた前記シャンク部分（１）が、横断
    面楕円形に成形されており、前記ねじをねじ込むための
    円形孔（１０）が、楕円焦点に向けられた軸方向の２つ
    の溝（１１）によって拡張されている、請求項１記載の
    プラスチック拡張栓。
  3. 【請求項３】 前記拡張フィンガ（２，３）の側縁部
    に、鋸歯状のギザ列（８）が一体成形されている、請求
    項２記載のプラスチック拡張栓。
  4. 【請求項４】 前記拡開フィンガ（２，３）の、互いに
    向かい合った前記内壁（１３，１４）に拡開突起（１
    ５，１６）がそれぞれ一体成形されている、請求項１か
    ら３までのいずれか１項記載のプラスチック拡張栓。
JP4327814A 1991-12-09 1992-12-08 プラスチック拡張栓 Expired - Lifetime JPH0672605B2 (ja)

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JP (1) JPH0672605B2 (ja)
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