JP3500371B2 - 二重管方式削孔用埋設管 - Google Patents
二重管方式削孔用埋設管Info
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Description
を掘削する際に、トンネルの天井等を囲む表面の岩壁を
削孔しながら打設して先受けするのに用いられる削孔用
埋設管に関し、更に詳細に述べると、インナロッドを囲
むように配置されインナロッドの先端に取り付けられた
削孔ビットを削岩機によって操作して削孔しながらイン
ナロッドと共に押し込まれ、削孔終了後、インナロッド
を引き抜いて地中に埋設される二重管方式削孔用埋設管
の改良に関するものである。
されたインナロッドの先端に取り付けられて埋設管の先
端から露出する削孔ビットを削岩機によって操作して地
中を削孔しつつ埋設管とインナロッドとを地中に押し込
み、削孔終了後に、インナロッドを埋設管から抜き出し
て回収し、埋設管を地中に埋設する工法である。
法として利用される場合には、地中に埋設された埋設管
内にその後シリカレジン等の注入材を注入し、この注入
材は、埋設管の内部で硬化し、また埋設管の吐出孔を通
して埋設管の外部に拡散して埋設管の周囲で硬化し、ト
ンネルの天井及び側壁等を補強している。
削孔ビットの外面肩部を埋設管の先端内面肩部に係合
し、削岩機のシャンクロッドから打撃力と回転力とを削
孔ビットに伝達して削孔すると共に、削岩機から削孔ビ
ットに伝達される推進力をこれらの肩部を介して埋設管
にも伝達して埋設管を地中に押し込んでいる。
管は、一般に数m単位の複数の埋設管ユニットを接続し
て構成されているが、従来技術の埋設管は、隣り合う埋
設管ユニットを相互にねじ結合して接続されている。
続する作業は、数mの長い埋設管ユニットを数回転以上
回転して行うので、埋設管ユニットを接続するのに時間
が掛かって作業性が低く、また埋設管を削岩機の推進力
で押し込む際に、埋設管ユニットのねじ結合部でねじが
潰れて埋設管の押し込み力が充分に伝達され難い欠点が
あった。
けられた雄管部を他方に設けられた雌管部に嵌合しこれ
らの嵌合部を径方向に横切って抜け止めピンを挿入して
これらの隣り合う埋設管ユニットを接続することも考え
られるが、このような接続部は、埋設管に大きな引っ張
り力を付与して埋設する際に抜け止めピンの一部に応力
が集中的に掛かり、従って抜け止めピンが折れ易く、埋
設管の接続部の強度を維持することができない。
隣り合う埋設管ユニットの一方の埋設管ユニットの端部
に設けられた雄管部と他方の埋設管ユニットの相対する
端部に設けられた雌管部とから成り、雄管部と雌管部と
にこれらの管部が嵌合した状態で雄管部と雌管部との相
対する周壁面に跨って設けられて相互に径方向に相対す
る少なくとも1組の環状溝と雌管部の外面導入孔から導
入しこれらの相対する環状溝に跨って係入される抜け止
め部材を有する接続手段を有する埋設管を提案した(特
願2000−198364号)。
嵌合し、両管部の間に環状溝に跨って雌管部の導入孔か
ら抜け止め部材を係入することによって隣り合う埋設管
ユニットを高い強度で容易に接続することができるが、
抜け止め部材の係入に時間を要する欠点があった。
する課題は、埋設管ユニットを短時間の簡単な作業で且
つ高い強度で接続することができる二重管方式削孔用埋
設管を提供することにある。
は、複数の埋設管ユニットを相互に接続して形成され削
岩機のシャンクロッドに接続されたインナロッドを囲む
ように配置されインナロッドの先端に取り付けられた削
孔ビットを削岩機によって操作して地中を削孔しつつイ
ンナロッドと共に地中に押し込まれる二重管方式削孔工
法に用いられる埋設管において、相互に接続されるべき
隣り合う埋設管ユニットの一方の埋設管ユニットの端部
に設けられた雄管部と他方の埋設管ユニットの相対する
端部に設けられた雌管部とから成る接続手段を備え、こ
の接続手段は、雄管部の外周面に周方向に間隔をあけて
設けられた複数の歯形の雄側突条と雌管部の内周面に周
方向に間隔をあけて設けられた複数の歯形の雌側突条と
から成り、雄側突条と雌側突条とは、雄側突条の各々が
周方向に隣り合う雌側突条のに位置させた状態で相互に
嵌合し、その後雄管部と雌管部とを周方向に摺動しなが
ら回転させて雄側突条と雌側突条とが相互に噛み合うよ
うに相互に補完的に形成されていることを特徴とする二
重管方式削孔洋埋設管を提供することにある。
と雌側突条とは、周方向に傾斜して噛み合い状態で相互
に密接する傾斜部を有するのが好ましく、また雄側突条
及び雌側突条は、相互に噛み合った状態で歯の先端が係
合する縦方向の突条を含むと一層好ましい。更に、雄管
部と雌管部とは、相応する埋設管ユニットの本体にそれ
ぞれ溶接して固定され、雌管部の外径は埋設管ユニット
本体の外径と同じかほぼ同じに形成されているのが望ま
しい。
う埋設管ユニットの一方の埋設管ユニットの端部に設け
られた雄管部と他方の埋設管ユニットの相対する端部に
設けられた雌管部とを、雄管部の雄側突条の各々を雌管
部の周方向に隣り合う雌側突条の間に位置させた状態で
相互に縦方向に嵌合し、その後雄管部と雌管部とを周方
向に摺動しながら回転させると、雄側突条と雌側突条と
が相互に噛み合って埋設管ユニットが相互に接続される
が、これらの埋設管ユニットは、歯形の突条の噛み合い
であるので、軸線方向に高い強度で接続され、従って削
孔ビットから埋設管に軸線方向の引っ張り力を受けて埋
設管が押し込まれる際に、接続部が破壊するのを確実に
防止することができる。
は、ねじの締め付け時の回転のように埋設管を数回転す
るの比べて相当に小さい角度の回転で行うことができる
ので、雌雄の管部の嵌合と僅かの回転との簡単な作業で
接続することができる。
斜して噛み合い状態で相互に密接する傾斜部を有する
と、これらの突条が噛み合うように両管部を相対的に回
転すると、この傾斜部に沿ってこれらの突条が相互に締
め付けられながら噛み合い、噛み合い操作を容易に行う
ことができる。また、雄側突条及び雌側突条が相互に噛
み合った状態で歯の先端が係合する縦突条部を有する
と、この縦突条部が歯形の突条のストッパとして機能
し、噛み合いを良好に行うことができる。
ユニットの本体にそれぞれ溶接して固定され、雌管部の
外径が埋設管ユニット本体の外径と同じかほぼ同じに形
成されていると、接続手段が外径方向に突出することが
なく、埋設管の押し込みに抵抗を与えることがないので
好ましい。
して詳細に述べると、本発明に係わる埋設管10は、図
1及び図2に示すように、トンネル1等を掘削する際に
予め坑内の奧の地盤を補強する目的で地山2を先受けす
るために切羽3の上縁3aに沿ってその上方の地山部分
2aに斜めに打設される。図2に示すように、複数の埋
設管10がトンネル1の天井に沿って並べて打設され
る。各埋設管10は、図3に示すように、数mの長さの
複数の鋼管製の埋設管ユニット10A1、10A2−−
−等を順次継ぎ足して所定の長さとされる。
A1、10A2、10A3が順次継ぎ足されて1つの埋
設管10が形成されているのが示されている。一例で
は、各埋設管ユニットは、外径が略10数cmで長さが
3m強であり、3つの埋設管ユニットを接続して得られ
た埋設管10は、略12.5mである。なお、埋設管ユ
ニット10A1、10A2及び10A3を総称して説明
する際には単に符号10Aを使用する。なお、図4に示
すように、最先端の埋設管ユニット10A1は、その内
面肩部10aに削孔ビット22の外面肩部22aが係合
しており、この削孔ビット22の推進力を利用して埋設
管10が削孔ビット22によって引っ張られながら埋設
される。図示の形態では、埋設管10は、図5乃至図8
に示すように、接続手段100によって相互に接続され
る3つの埋設管ユニット10A1乃至10A3から成っ
ているが、もちろん2つ又は4つ以上の埋設管ユニット
10Aから成っていてもよい。
隣り合う埋設管ユニット、例えば、埋設管ユニット10
A1と10A2の一方の埋設管ユニット10A1の端部
(後端)に設けられた雄管部102Mと、他方の埋設管
ユニット10A2の相対する端部(前端)に設けられた
雌管部102Fとから成り、この接続手段100は、雄
管部102Mの外周面に周方向に間隔をあけて設けられ
た複数の歯形の雄側突条104M(図7参照)と雌管部
102Fの内周面に周方向に間隔をあけて設けられた複
数の歯形の雌側突条104Fとから成っている。なお、
雄雌の管部102M、102Fを総称して符号102を
使用し、また突条104M、104Fを総称して符号1
04を使用する。雄側及び雌側の突条は、図示のよう
に、帯状であるのが好ましい。
管ユニット10A1の本体端部の内周面に嵌合してこの
埋設管ユニット10A1の本体に突き合わせ溶接によっ
て固定された小径管102MPから成り、一方雌管部1
02Fは、同様に埋設管ユニット10A2の端部の内周
面に嵌合してこの埋設管ユニット10A2に突き合わせ
溶接によって固定された大径管102FPから成ってい
る。雄管部102Mの小径管102MPの外径は、雌管
部102Fの大径管102FPの内径にほぼ相応し、小
径管102MPが大径管102FPに滑り込むことがで
きるように形成されている。大径管102FPの外径
は、埋設管ユニット10A2の外径と同じかほぼ同じと
している。図示の形態では、小径管102MPの肉厚
は、大径管102FPの肉厚よりも若干小さいが、これ
らはほぼ同じ肉厚であってもよい。なお、小径管102
MPの内径及び大径管102FPの埋設管ユニット10
A2に嵌合する部分の内径は、その内部を延びるインナ
ロッド16に支障がないように設定されている。なお、
雄管部102M及び雌管部102Fは、それぞれの相手
方の管部102F、102Mの先端面が衝合すべき外側
肩部102MS、内側肩部102FSをそれぞれ有し
(図5参照)、これによって両管部は、縦方向に相互に
衝合する(図8参照)。
突条104Fとは、図5に示すように、それぞれ2条で
あるのが示されているが、1条、3条またはそれ以上で
あってもよい。また、雄側突条104M及び雌側突条1
04Fは、図6に示すように、周方向にほぼ60°の角
度間隔をあけてそれぞれ3個づつ(各1個がほぼ60°
の弧長さを有する)設けられているが、90°間隔で2
個づつ(各1個がほぼ90°の弧長さを有する)設けら
れていてもよいし、45°間隔で4個づつ(各1個がほ
ぼ45°の弧長さを有する)設けられていてもよい。
4Fとは、図8に示すように、各雄側突条104Mが周
方向に隣り合う雌側突条104Fの間に位置させた状態
(図6参照)で雄管部102Mと雌管部102Fとを相
互に嵌合し、その後雄管部102Mと雌管部102Fと
を周方向に摺動しながら回転させて相互に噛み合うよう
に相互に補完的に形成されている。図示の形態では、図
8に示すように、一方の2条の突条104Mまたは10
4Fの歯の間に他方の1つの突条104Fまたは104
Mの歯がほぼ完全に入り込むように補完されているが、
この補完は、完全またはほぼ完全である必要はなく、突
条の歯が相互に噛み合うと周方向及び縦方向にがたつき
が生ずることがないようになっていればよく、例えば、
突条の辺の間に部分的な隙間が生ずるようになっていて
もよい。なお、雄管部102Mの先端外周には先端に向
けて次第に小径となるテーパ部105Mを有し、また雌
管部102Fの先端内周には先端に向けて次第に大径と
なるテーパ部105Fを有し、これらのテーパ部105
M、105Fは、雌雄の管部102M、102Fの先端
を調心するように案内して嵌合を容易にする機能を有す
る。
突条104Fとは、図8(A)に示すように、相対する
辺部分が相互に反対方向に傾斜する傾斜部(テーパ部)
104MI、104FIを有しており、これらの傾斜部
104MI及び104FIは、図8(B)に示すよう
に、突条104M、104Fの噛み合い状態で相互に密
接する。この傾斜部104MI及び104FIは、噛み
合いを案内すると共に雄管部102M及び雌管部102
Fを相互に縦方向(軸線方向)に締め付ける機能を有す
る。
側突条104Fは、相互に噛み合った状態で歯の先端が
係合する縦方向の突条部104ML及び104FLを含
んでいる。この縦突条部104ML及び104FLは、
雄雌側突条104M、104Fの噛み合いを周方向に規
制するストッパとして機能し、噛み合いを良好に行うこ
とができる。
2の後端と埋設管ユニット10A3の前端とは、同様の
接続手段100によって接続される。
を述べると、隣り合う埋設管ユニット10Aの管部10
2をその突条104M、104Fが相互に干渉すること
がないように一方の突条104Mの周方向の間に他方の
突条104Fが位置するようにして管部102を相互に
嵌合し、その後これらの管部102を相対的に回転して
雄側突条104Mと雌側突条104Fとを図8及び図9
に示すように噛み合わせる。
M、104Fは、それぞれ相互に相対する傾斜面104
MI、104FIに沿って雄管部102Mと雌管部10
2Fとが軸線方向に接近するようにしながら周方向に締
め付けるので、管部102の締め付けと噛み合いとの操
作を容易に行うことができる。また、雄側突条104M
及び雌側突条104Fが相互に噛み合った状態で歯の先
端が係合する縦突条104ML、104FLを有する
と、この縦突条部104ML、104FLが歯形の突条
の周方向のストッパとして機能し、噛み合いを一層良好
に行うことができる。
ト10A1、10A2は、雄側突条104Mと雌側突条
104Fとの噛み合いによって軸線方向に強固に接続さ
れる。突条104は、充分な幅(歯の幅)を有する帯状
であるので、噛み合い状態で軸線方向に大きな引っ張り
力が付与されてもそれに充分に耐えることができる。な
お、これらの埋設管ユニット10Aを接続する際の噛み
合わせ回転方向は、削孔作業中にインナロッド16が受
ける回転方向と同じ方向であることが必要である。
回転角度は、図示の形態ではほぼ60°であり、これは
従来技術のねじ結合の数回転(360°×n)(nは回
転数)に比較して僅かであり、接続作業を面倒にするこ
とはない。また、突条104は、ねじに比べて幅が相当
に大きく、従って埋設管10に付与される押し込み力に
充分に耐えることができる高い接続強度を得ることがで
きる。
の埋設管ユニット10A1乃至10A3を接続手段10
0によって順次継ぎ足しながら、図1及び図2に示すよ
うに、ジャンボ24に搭載された削岩機12によって切
羽3の上縁3aに沿って埋設される。この場合、埋設管
10の最初の埋設管ユニット10A1が地山部分2aに
押し込まれてその後端が切羽3に近づくと、次の埋設管
ユニット10A2が前の埋設管ユニット10A1に接続
されて地山部分2aに押し込まれ、以下同様にして更に
次の(図示の例では最後の)埋設管ユニット10A3が
埋設管ユニット10A2に接続されて地山部分2aに押
し込まれる。
に、図3及び図4に示すように、削岩機12のシャンク
ロッド14に接続されて埋設管10の中に挿入される中
空のインナロッド16が用いられる。このインナロッド
16は、図3に示すように、複数の単位ロッド16A1
乃至16A3をカップリング18を介して順次連結して
形成される。削岩機12のシャンクロッド14は、シャ
ンクロッド連結ップリング20を介してインナロッド1
6の後端に連結される。
端に削孔ビット22を取付け、この削孔ビット22は、
削岩機12のシャンクロッド14からインナロッド16
を介して打撃力と回転力とを受けて埋設管10の先端開
口より前方の地山部分2aを削孔し、また、埋設管10
は、図4に示すように、削孔ビット22の外面肩部22
aが先端の埋設管ユニット10A1の内面肩部10aに
係合することによって削孔ビット22に接続されてお
り、削孔ビット22が削岩機12から受ける推進力によ
って引っ張られながら削孔された部分を前進して埋設さ
れる。
ように、ジャンボ24のブーム26に保持されているフ
ィーダ28の上に搭載され、削岩機12は、フィーダ2
8のフィード力(推進力)によって前進する。
して削孔水が供給されており、削孔が進につれて生ずる
スライムは、インナロッド16の中を送給されて削孔ビ
ット22から排出される削孔水によって埋設管10の中
を逆流して排出される。図4に示すように、埋設管10
が所定の長さで地山2に打設された後、インナロッド1
6を埋設管10から引き抜いて回収する。
材を注入する注入機にホースを介して接続された注入管
を埋設管10の中に引き入れ、注入材を埋設管10内に
充填し、またその一部を埋設管10の図示しない多数の
吐出孔を通して埋設管10のまわりに漏出し、この内外
の注入材を硬化して切羽3の前方の地山部分2aを先受
けする。
下に説明する。3つの埋設管ユニット10A1乃至10
A3は、内径102.5mm、外径114.1mmのS
TK鋼管から成り、埋設管ユニット10A1の長さは、
3618mm、埋設管ユニット10A2の長さは、30
50mm、埋設管ユニット10A3の長さは、3132
mmであった。雄管部102M及び雌管部102Fの長
さはそれぞれ80mmであり、そのうち25mmの部分
が埋設管ユニット10Aの端部の内周に嵌合されて雄雌
の管部102が埋設管ユニット10Aに突き合わせ溶接
して固定されれた。雄雌の管部102の突き合わせ溶接
に必要な肉厚部(肩部)の長さは、5mmであり、従っ
て埋設管ユニット10Aの端部から突出する雄雌の管部
102の長さは、50mmであった。雄管部102Mの
外径は、97mm、雌管部102Fの内径106.5m
mであった。また、帯状突条104の最小幅(軸線方向
の寸法)は、12.5mm、最大幅は13.8mm、軸
線方向に隣り合う突条104の最小間隔は、12.5m
mであり、傾斜部104MI、104FIの角度は、略
5°であった。なお、突条の上記寸法は、相互に円滑に
噛み合うのを許すが、締め付け噛み合い状態で相互にが
たつくことがないように寸法設定される。
接続されるべき隣り合う埋設管ユニットの一方の埋設管
ユニットの端部に設けられた雄管部と他方の埋設管ユニ
ットの相対する端部に設けられた雌管部とを相互に嵌合
し、その後雄管部と雌管部とを周方向に摺動しながら回
転させることによって雄側突条と雌側突条とを相互に噛
み合せて埋設管ユニットを相互に接続するので、これら
の埋設管ユニットは、歯形の突条の噛み合いによって高
い接続強度で接続され、従って削孔ビットから埋設管に
軸線方向の引っ張り力を受けて埋設管が押し込まれる際
に、接続部が破壊するのを確実に防止することができ
る。
は、ねじの締め付け時の回転のように埋設管を数回転す
るの比べて相当に小さい角度の回転で行うことができる
ので、雌雄の管部の嵌合と僅かの角度の回転との簡単な
作業で接続することができる。
斜して噛み合い状態で相互に密接する傾斜部を有するの
で、これらの突条が噛み合うように両管部を相互に回転
すると、この傾斜部に沿ってこれらの突条が相互に締め
付けられながら噛み合い、噛み合い操作を容易に行うこ
とができる。
状態で歯の先端が係合する縦突条を有すると、この縦突
条が歯形の突条のストッパとして機能し、噛み合いを良
好に行うことができる。
ユニットの本体にそれぞれ溶接して固定され、雌管部の
外径が埋設管ユニット本体の外径と同じかほぼ同じに形
成されていると、接続手段が外径方向に突出することが
なく、埋設管の押し込みに抵抗を与えることがない。
る状態を説明する概略側断面図である。
ある。
である。
まれる状態を示す部分縦断面図である。
手段の分解状態の縦断面図である。
見た図であり、同図(A)は、雄管部の端面図、同図
(B)は、雌管部の端面図である。
である。
(A)は、接続前の状態の展開図、同図(B)は、接続
後の状態の展開図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の埋設管ユニットを相互に接続して
形成され削岩機のシャンクロッドに接続されたインナロ
ッドを囲むように配置され前記インナロッドの先端に取
り付けられた削孔ビットを前記削岩機によって操作して
地中を削孔しつつ前記インナロッドと共に地中に押し込
まれる二重管方式削孔工法に用いられる埋設管におい
て、相互に接続されるべき隣り合う埋設管ユニットの一
方の埋設管ユニットの端部に設けられた雄管部と他方の
埋設管ユニットの相対する端部に設けられた雌管部とか
ら成る接続手段を備え、前記接続手段は、前記雄管部の
外周面に周方向に間隔をあけて設けられた複数の歯形の
雄側突条と前記雌管部の内周面に周方向に間隔をあけて
設けられた複数の歯形の雌側突条とから成り、前記雄側
突条と雌側突条とは、前記雄側突条の各々が周方向に隣
り合う雌側突条の間に位置させた状態で相互に嵌合し、
その後前記雄管部と雌管部とを周方向に摺動しながら回
転させて前記雄側突条と前記雌側突条とが相互に噛み合
うように補完的に形成されていることを特徴とする二重
管方式削孔洋埋設管。 - 【請求項2】 請求項1に記載の二重管方式削孔用埋設
管であって、前記雄側突条と雌側突条とは、相対する辺
が周方向に傾斜して噛み合い状態で相互に密接する傾斜
部を有することを特徴とする二重管方式削孔用埋設管。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の二重管方式削孔
用埋設管であって、前記雄側突条及び雌側突条は、相互
に噛み合った状態で歯の先端が係合する縦方向の突条を
含むことを特徴とする二重管方式削孔用埋設管。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の二重
管方式削孔用埋設管であって、前記雄管部と雌管部と
は、相応する埋設管ユニットの本体にそれぞれ溶接して
固定され、前記雌管部の外径は前記埋設管ユニットの外
径と同じかほぼ同じに形成されていることを特徴とする
二重管方式削孔用埋設管。
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