JP3500254B2 - プリンタの印字テスト制御方法 - Google Patents

プリンタの印字テスト制御方法

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JP3500254B2 JP22595096A JP22595096A JP3500254B2 JP 3500254 B2 JP3500254 B2 JP 3500254B2 JP 22595096 A JP22595096 A JP 22595096A JP 22595096 A JP22595096 A JP 22595096A JP 3500254 B2 JP3500254 B2 JP 3500254B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冊子媒体に印字を
行うプリンタの印字テスト制御方法に関する。 【0002】 【従来の技術】プリンタのテスト動作の1つとして、媒
体に所定の文字種を印字する印字テストがある。このよ
うな印字テストは、上位装置からプリンタに対して印字
データを供給することによって行うことができるが、上
位装置を用意してプリンタと接続する等の作業に手間が
かかる欠点がある。したがって、上位装置から印字デー
タを供給せずに、プリンタに設けられている操作部に所
定操作を行うことによって、プリンタに内蔵されている
フォントデータに基づいて印字テストを行うようにした
プリンタが一般的となっている。このような印字テスト
は、プリンタが有する自己テスト機能の1つとして提供
されている。 【0003】図6は、このようなプリンタの一例を示す
ブロック図である。プリンタ10のCPU1は、ROM
2に格納されている制御プログラムを構成するコマンド
データに基づいて自己テストを実行する。また、ROM
2には、内蔵フォントデータも格納されている。RAM
3は、ワーキングデータを格納するためのものである。
外部フォントROM4は、印字機構6によって印字する
外部フォントデータを保持しているものである。操作表
示部5は、プリンタ10に設けられている操作スイッチ
の操作内容を入力したり、表示ランプ等の表示動作を行
うものである。印字機構部6は、媒体に対する印字動作
を行うものであり、CPU1からのコマンドで制御され
る印字制御用LSI、印字ヘッドのドライバ、印字ヘッ
ドの移動機構などを具備している。搬送機構部7は、印
字する媒体を搬送するためのものであり、CPU1から
のコマンドで制御されるモータ制御回路、ドライバ、駆
動用モータなどから構成されている。通信部8は、上位
装置11から送信される印字データを入力するなどの通
信制御を行うためのものである。 【0004】このように構成されたプリンタ10におい
ては、CPU1が種々の自己テスト動作に対応するコマ
ンドデータをROM2から読み出し、そのコマンドデー
タに基づいて各部を制御することによって自己テストを
実行するようになっている。 【0005】ROM2には、自己テストを実行するため
のコマンドデータと、そのコマンドデータを読み出すた
めのアドレスデータが格納されている。図7は、ROM
2に保持されている、テスト検索テーブルT1、コマン
ドポインタテーブルT2、及びコマンドデータテーブル
T3の説明図である。テスト検索テーブルT1には、操
作部2から出力される操作データによって指定されるテ
スト番号t(t1,t2,t3,…,tn)とコマンド
ポインタテーブルT2の格納アドレスa(a1,a2,
a3,…,an)とが対応して格納されている。 【0006】コマンドポインタテーブルT2には、印字
部3がテスト動作を実行するために必要なコマンドデー
タの格納アドレスca(ca1,ca2,ca3,…,
caq)がテスト動作の順番に対応して格納されている
とともに、テスト動作を実行するために必要なコマンド
データ数m(m1,m2,m3,…,mn)が格納され
ている。 【0007】コマンドデータテーブルT3には、コマン
ドデータcd(cd1,cd2,cd3,…,cdq)
及びそのデータ数p(p1,p2,p3,…,pq)が
格納さている。 【0008】CPU1は、操作表示部5から入力される
操作データによって指定されるテスト番号tに対応する
コマンドポインタテーブルT2の格納アドレスaをテス
ト検索テーブルT1から読出し、その読出した格納アド
レスaに基づいてコマンドポインタテーブルT2を特定
する。CPU1は、特定したコマンドポインタテーブル
T2からコマンドデータテーブルT3のアドレスcaを
1つ分読み出してコマンドテーブルT3を特定する。そ
して、特定したコマンドテーブルT3からデータ数pに
相当する分のコマンドデータcdを読出して、そのコマ
ンドデータに基づいて印字機構部6及び搬送機構7を含
む各部を制御する。このような動作をコマンドポインタ
テーブルT2に格納されているコマンドデータ数mによ
って指定される分、すなわち当該コマンドポインタテー
ブルT2に含まれるコマンドアドレスcaの数分だけ実
行することによって、所定の自己テストを実行してい
る。 【0009】プリンタが図8に示すような通帳等の冊子
媒体Pに対して印字を行うものであった場合には、その
プリンタが行う自己テストの1つとして、冊子媒体Pの
各頁に特定の文字種、例えばJISコードの第1水準の
漢字の全て(オールレターともいう)を印字する印字テ
ストが用意されている。このような印字テストを行う際
には、図8に示すように、見開き状態の冊子媒体Pの上
頁Pa及び下頁Pbに印字がなされるが、両頁の間にあ
る綴じ目m近傍の所定領域nzには印字を行わずに所定
行数だけ改行してスキップ(空送り)する必要がある。
したがって、見開き状態の上頁及び下頁の印字動作を行
うためには、上頁に対する印字開始コマンドと、スキッ
プする行数分の改行コマンドと、下頁に対する印字開始
コマンドとが必要となる。このため、冊子媒体Pの全頁
について印字テストを行うためには、上記各動作に対応
する複数のコマンドデータからなる一組のコマンドデー
タに基づく動作を冊子媒体の頁数分に対応する分だけ繰
り返して実行する必要がある。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】したがって、コマンド
ポインタテーブルT2には、一組分のコマンドデータに
対応する一組分のコマンドデータポインタを上記冊子媒
体の頁数に相当する数だけ繰り返して配列している。と
ころが、このように多数のコマンドポインタテーブルT
2がROM2上を占有すると、ROM2に格納し得る他
の自己テストのための制御プログラムの数が制限されて
しまい好ましくない。また、冊子媒体の印字仕様、つま
り1頁当たりの印字行数、改行ピッチ、スキップ動作の
際の改行数等は、冊子媒体の種類によって異なってい
る。このため、上記印字仕様が異なると、スキップ動作
に対応する改行コマンドの回数を変更しなくてはならな
いので、上記改行コマンドの回数に対応して応じてコマ
ンドデータポインタの数も変更しなければならない。し
たがって、冊子媒体の仕様が異なる都度、コマンドデー
タを書き替えるだけではなく、冊子媒体の頁数に対応す
る数のコマンドポインタを書き替える必要が生じるため
に作業が繁雑で時間がかかる欠点がある。本発明は、こ
のような事情に基づいてなされたもので、その目的は、
記憶手段上において印字テストを行うための制御プログ
ラムが占有する割合を削減するとともに、印字仕様の異
なる冊子媒体の種類に応じて制御プログラムを書き替え
る必要がないプリンタの印字テスト制御方法を提供する
ことにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、冊子媒体に印
字を行うプリンタにおいて前記冊子媒体の各頁に所定内
容の文字を印字する印字テストを行う印字テスト制御方
法であって、前記プリンタは、印字しようとする前記冊
子媒体の種類に対応する改行ピッチ及び頁当たりの印字
行数を定めた印字パラメータを保持する記憶部を有する
ものであって、印字テストすべき印字頁数を指定する頁
数指定処理と、前記記憶部に保持されている前記印字パ
ラメータに基づいて前記冊子媒体の上頁及び下頁に所定
内容の文字を印字する印字処理と、前記印字処理の過程
において、前記印字パラメータに基づいて決定される空
送り行数分だけ前記冊子媒体の上頁及び下頁間の綴じ目
部分を空送りするセンタースキップ処理とを有し、前記
印字処理及び前記センタースキップ処理を前記頁数指定
処理によって指定された頁数に相当する回数だけ実行す
るようにしたことを特徴としている。上記方法によれ
ば、記憶部に保持されている印字パラメータに基づいて
印字処理を行うとともに、その印字処理の過程において
上記印字パラメータに基づいて空送り行数を決定してセ
ンタースキップ処理を行う。そして、上記印字処理を頁
数指定処理によって指定される頁数に相当する回数だけ
実行する。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明方法を用い
て印字テストを行うプリンタのメモリ構成を説明する説
明図であり、図2は、コマンドポインタテーブルの内容
を示す説明図であり、図3は、印字テストのフローチャ
ートであり、図4は、センタースキップ処理のフローチ
ャートであり、図5は、頁数計数処理のフローチャート
である。なお、プリンタのハードウェア構成については
従来と変わらないので、図6を用いて説明を行う。 【0013】まず、図1を参照して、ROM2及びRA
M3のデータ構成について説明する。ROM2には、テ
スト検索テーブルT1、コマンドポインタテーブルT
2、及びコマンドデータテーブルT3が格納されてい
る。これら3種類のテーブルは、図7で説明したよう
に、互いに関連付けられた階層関係となっているもので
ある。 【0014】一方、パラメータテーブルPTは、印字し
ようとする冊子媒体に対応して設定される印字パラメー
タDpを保持している。印字パラメータDPは、印字の
際に印字機構部6を制御するために必要な制御情報、す
なわち改行ピッチ、上頁の印字行数(以下、1頁当たり
の印字行数という)及び1行当たりの印字字数等を含む
ものであって、従来からプリンタに具備されているもの
である。 【0015】RAM3には、ROM2に格納されている
コマンドポインタテーブルT2の各ポインタを順次読み
出すためのコマンドカウンタCCと、コマンドポインタ
テーブルT2から読み出したポインタによって指定され
たコマンドデータテーブルT3のコマンドデータを一時
的に格納するコマンドバッファCBと、ROM2の印字
パラメータテーブルPTから読み出された印字パラメー
タDpを格納するための印字パラメータ記憶部Mとが設
けられている。印字パラメータ記憶部Mは、従来からプ
リンタに具備されているものである。また、RAM3に
は、後述する印字行数を計数するための行数カウンタC
Lと、印字がなされた頁数を計数するための頁数カウン
タCPとが設けられている。 【0016】次に、図2を参照して、印字テスト処理を
行うためのコマンドポインタテーブルT2ついて説明す
る。コマンド数mは、このコマンドポインタテーブルT
2に含まれているコマンドアドレス(ポインタ)の数を
示す。この例では、コマンド数mが9である場合を示し
ている。なお、図2には、説明の都合上、各コマンドの
名称を示しているが、実際には名称を示したコマンドに
対応するコマンドデータテーブルT3の格納アドレス
(先頭アドレス)が格納されている。 【0017】ここで、各コマンドの動作内容について説
明する前に、各コマンドと、CPU1が実行するROM
2に格納されている制御プログラムの構成とについて説
明しておく。制御プログラムは、機能別に構成された複
数のモジュールが階層的に関係付けされて構成されてい
る。例えば、各モジュールは、モニタモジュールと称さ
れる最も上位のモジュールと、プリンタが行う複数動作
の内のある動作(例えばテスト動作)を統括して制御す
る中位のモジュールと、ハードウェアである印字機構や
搬送機構部を制御するための印字モジュールや搬送モジ
ュール等からなる下位のモジュールといったように階層
別に構成されている。あるモジュールが他のモジュール
に対してコマンドを発行すると、そのコマンドを受け付
けたモジュールは、受け付けたコマンドに対応する制御
動作を印字機構部や搬送機構部等のハードウェアに対し
て行ったり、別のモジュールに対して必要なコマンドを
発行したりすることによって、各モジュール自身の機能
を実現するようになっている。なお、上述した制御プロ
グラムを構成するモジュール自体については、従来技術
と基本的に変わるところはないので、その詳細な説明に
ついては省略する。 【0018】図2に戻って、各コマンドについて説明す
ると、通帳指定コマンド#1は、印字する媒体が単票媒
体であるか、冊子媒体であるかを指定するためのもので
ある。印字機構部6は、この通帳指定コマンド#1で指
定された媒体に対応した印字動作を行う。なお、単票媒
体に対する印字動作については、本発明の要旨とは関係
がないので、その説明を省略する。 【0019】印字モード指定コマンド#2は、冊子媒体
の印字パラメータDpである改行ピッチ及び1頁当たり
の印字行数を印字パラメータ記憶部Mから読み出して印
字モジュールに渡すためのものである。印字機構部6
は、この印字モード指定コマンド#2で指定された印字
仕様に従って印字動作を行う。 【0020】頁番号指定コマンド#3は、冊子媒体の印
字すべき頁数、すなわち印字テストする頁数を指定する
ためのものである。なお、以下の説明において、頁数
は、見開き状態の上頁及び下頁を合わせたものを1頁と
して取り扱う。印字機構部6は、この頁番号指定コマン
ド#3で指定された頁数に相当する回数だけ、見開き状
態の冊子媒体の印字面に対する印字テストを繰り返して
行う。なお、ここで指定された頁数は、予め印字テスト
の開始前にRAM3の頁数カウンタCPにセットされる
ようになっている。 【0021】印字開始コード指定コマンド#4は、印字
テストにおいて漢字等のオールレターを印字する場合
に、文字コードの開始コードを指定するためのものであ
る。 【0022】媒体吸入コマンド#5は、プリンタの媒体
挿入排出口に挿入された冊子媒体の吸入動作の実行を搬
送機構部6に指示するためのものである。 【0023】印字開始コマンド#6,#7は、それぞれ
冊子媒体の上頁及び下頁に対する印字テストの開始を指
示するためのものである。また、上頁及び下頁間の綴じ
目の空送りは、上記コマンド#6,#7の間で行われる
後述の図4に示すセンタースキップ処理によって実行さ
れる。 【0024】媒体排出コマンド#8は、冊子媒体をプリ
ンタの媒体挿入排出口から排出する排出動作の実行を搬
送機構部6に指示するためのものである。 【0025】次の媒体吸入待機コマンド#9は、上記媒
体排出コマンド#8で排出された冊子媒体を操作者が手
で頁めくりした後、プリンタに挿入されることを待機す
るためのものである。ここで、印字テストが終了した冊
子媒体の頁数が頁番号指定コマンド#3で指定された頁
数に到達していないときは、媒体吸入コマンド#5に移
行して、新たな頁から印字テストを開始するようになっ
ている。 【0026】次に、図3〜図5に示す各フローチャート
を参照して印字テストを説明する。まず、図3に示すよ
うに、操作者がプリンタ10の操作表示部5の操作キー
を押下する等して印字テストを行わせるためのテスト番
号を入力する(ステップS1)。上記テスト番号が入力
されると、RAM3のワーキングエリアの初期化(クリ
ア)が実行され(ステップS2),コマンドカウンタC
Cに1がセットされる(ステップS3)。 【0027】次いで、媒体吸入待ち状態に維持されて冊
子媒体の挿入を待機する(ステップS4)。ここで、見
開き状態の冊子媒体がプリンタの挿入排出口に挿入され
ると、先に入力されているテスト番号に基づいてテスト
検索テーブルT1からコマンドポインタテーブルT2の
先頭アドレスが読み出される(ステップS5)。 【0028】そして、読み出されたコマンドポインタテ
ーブルT2の先頭アドレスにコマンドカウンタCCの値
を加算したアドレスが生成される(ステップS6)。生
成されたアドレスに基づいてコマンドデータテーブルT
3からコマンドデータを読み出して(ステップS7)、
実行する(ステップS8)。この制御処理による各コマ
ンドの実行については、次述する。 【0029】コマンドカウンタCCの計数値がコマンド
ポインタテーブルT2のコマンド数mに到達したか否か
によって、コマンド実行が終了したか否かを判定し(ス
テップS9)、終了していれば(ステップS9で肯定
(“Y”))、ステップS3に移行して次の冊子媒体の
挿入を待機する。終了していなければ(ステップS9で
否定(“N”))、コマンドカウンタCCをインクリメ
ント(+1)して(ステップS10)、ステップS7に
移行して次のコマンドを読み出してコマンドを実行する
(ステップS8)。 【0030】次に、図3のステップS8に示すコマンド
実行処理の処理内容を各コマンドに対応して図1〜図5
を参照して説明する。まず、通帳指定コマンド#1を処
理することによって媒体の種類(単票媒体か冊子媒体
か)が指定される。印字モード指定コマンド#2を処理
することによってパラメータテーブルPTに格納されて
いる印字パラメータDpがRAM3の印字パラメータ記
憶部Mに格納される。頁番号指定コマンド#3を処理す
ることによって印字すべき頁数がRAM3の頁数カウン
タCPに格納される。印字開始コード指定コマンド#4
を処理することによって印字テストする文字コードの開
始コードが指定される。媒体吸入コマンド#5を処理す
ることによってプリンタの媒体吸入排出口に挿入されて
いる冊子媒体が搬送機構部6によって吸入される。印字
開始コマンド#6を処理することによって1行づつ印字
テストがなされる。この際、印字パラメータに従って印
字が行われる。すなわち、改行ピッチに従って改行が行
われつつ、1頁分の印字テストが行われる。1行分の印
字がなされる毎にインクリメントされる行数カウンタC
Lの計数値が印字パラメータDpの頁当たりの行数に到
達したことをもって上頁の印字が終了したことが認識さ
れると、図4のセンタースキップ処理が実行される。こ
の際、行数カウンタCLは、クリアされる。 【0031】ここで、図4を参照して、センタースキッ
プ処理について説明する。この実施の形態では、冊子媒
体の綴じ目で行われる空送り量が2種類ある場合につい
て説明する。すなわち、冊子媒体には、改行ピッチが2
種類(1/5インチ及び1/6インチ)のものがあり、
改行ピッチが1/5インチの場合には2行分の空送りを
行い、1/6インチの場合には3行分の空送りを行うよ
うになっている場合について説明する。したがって、図
4に示すように、まず、上頁の印字が終了した後は、無
条件に2行分空送りし(ステップS20)、次いで、改
行ピッチが1/6インチか否かを判定し(ステップS2
1)、判定結果が否定(1/5インチ)ならば、センタ
ースキップ処理を終了する。上記判定結果が肯定(1/
6インチ)ならば、さらに1行改行してから(ステップ
S22)センタースキップ処理を終了する。 【0032】センタースキップ処理が終了すると、印字
開始コマンド#7によって冊子媒体の下頁に対して上頁
の場合と同様に印字を行う。下頁の印字が終了すると、
行数カウンタCLの計数値に基づいて1頁分の印字が完
了したことを認識する。そして、媒体排出コマンド#8
によって媒体を排出する。この際、行数カウンタCL
は、クリアされる。そして、媒体吸入待機コマンド#9
によって冊子媒体の頁めくりを促す表示を操作表示部5
に行わせる。 【0033】なお、媒体吸入待機コマンド#9の処理の
際には、図5に示すような頁計数処理が行われる。すな
わち、頁カウンタCPをデクリメント(−1)して(ス
テップS30)、頁数カウンタCPの計数値が0か否か
を判定する(ステップS31)。この判定結果が否定
(“N”)ならば、印字テストが未だ終了していないか
ら、手によって頁めくりした冊子媒体をプリンタに挿入
することによって、媒体吸入コマンド#5に移行して次
の見開き面に対する印字動作を開始する。上記判定結果
が肯定(“Y”)ならば、印字テストが終了しているの
で、図3のステップS9へ移行し、ステップS3によっ
て次の冊子媒体に対する印字テストを開始する。 【0034】上述した実施の形態の印字テストの制御方
法によれば、冊子媒体の綴じ目部分の空送り動作を印字
パラメータに基づいて自動的に行うので、冊子媒体の印
字パラメータである改行ピッチ及び1頁あたりの印字行
数が変更されても、制御プログラムを大幅に変更する必
要がない。また、従来方法と異なり、冊子媒体の各頁に
対応する一組のコマンドポインタを冊子媒体の頁数分だ
けならべる必要がないので、印字テストのための制御プ
ログラムの容量を従来方法の場合より減らすことができ
る。 【0035】上述した実施の形態の説明と請求項の記載
との対応を説明しておくと、図1に示されているROM
2のパラメータテーブルPTが印字しようとする前記冊
子媒体の種類に対応する改行ピッチ及び頁当たりの印字
行数を定めた印字パラメータを保持する「記憶部」に相
当している。図2に示されている頁番号指定コマンド#
3の処理が印字テストすべき印字頁数を指定する「頁数
指定処理」に対応している。図2に示されている印字開
始コマンド#6,#7によってなされる印字処理が、冊
子媒体の種類に対応する印字パラメータに基づいて冊子
媒体の上頁及び下頁に所定内容の文字を印字する「印字
処理」に対応している。図4に示したセンタースキップ
処理が、上記印字処理の過程において、印字パラメータ
に基づいて決定される空送り行数分だけ冊子媒体の上頁
及び下頁間の綴じ目部分を空送りする「センタースキッ
プ処理」に相当している。 【0036】なお、上述の実施の形態では、印字パラメ
ータDpをROM2に保持させているが、次のような構
成とすることもできる。すなわち、プリンタ10におい
て、ROM2の他に書き替え可能な記憶手段(例えばE
E−PROM)を設け、予めデフォルト値(既定値)と
して設定された印字パラメータをROM2に記憶してお
き、印字仕様の変更がない場合には、ROM2のデフォ
ルト値をEE−PROMに書き込んでそのデフォルト値
に基づいて印字を行うようにしておき、印字仕様の変更
が生じた場合には、EE−PROMに書き込まれている
デフォルト値の印字パラメータを操作表示部5の操作に
よって任意に変更し得るように構成してもよい。 【0037】印字テストする文字種は、漢字、カタカ
ナ、ひらかな、英字、数字、記号等のいずれか1つ又は
それらを組み合わせたものでもよい。 【0038】本実施の形態では、図4に示したセンター
スキップ処理において、空送り行数が改行ピッチに対応
して一義的に決定される場合について説明した。しかし
ながら、空送り行数を一義的に決定することができれ
ば、印字パラメータである頁あたりの印字行数に基づい
て空送り行数を決定してもよいし、頁当たりの印字行数
及び改行ピッチの組み合わせに基づいて空送り行数を決
定するようにしてもよい。 【0039】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明のプリンタ
の印字テスト制御方法によれば、記憶部に保持されてい
る印字パラメータに基づいて印字処理を行うとともに、
その印字処理の過程において上記印字パラメータに基づ
いて空送り行数を決定してセンタースキップ処理を行
う。したがって、冊子媒体の印字パラメータが変更され
ても、従来方法と違って、繁雑で時間を要する制御プロ
グラムの変更作業が不要である。また、頁数指定処理に
よって指定された頁数だけ印字処理及びセンタースキッ
プ処理を行うので、従来と違って、冊子媒体の各頁に対
応する一組のコマンドポインタを冊子媒体の頁数分だけ
ならべる必要がないため、印字テストのための制御プロ
グラムの容量を従来方法の場合より減らすことができ
る。したがって、制御プログラムが記憶手段上に占有す
る割合が削減するので、記憶手段に格納し得る制御プロ
グラムの数を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明方法を用いて印字テストを行うプリンタ
のメモリ構成を説明する説明図である。 【図2】コマンドポインタテーブルT2の内容を示す説
明図である。 【図3】印字テストのフローチャートである。 【図4】センタースキップ処理のフローチャートであ
る。 【図5】頁数計数処理のフローチャートである。 【図6】プリンタの一例を示すブロック図である。 【図7】ROM上に構成される各テーブルの説明図であ
る。 【図8】見開き状態の冊子媒体を示す平面図である。 【符号の説明】 10 プリンタ 2 ROM PT パラメータテーブル(記憶部) Dp 印字パラメータ #3 頁番号指定コマンド #6,#7 印字開始コマンド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 29/16 G06F 3/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 冊子媒体に印字を行うプリンタにおいて
    前記冊子媒体の各頁に所定内容の文字を印字する印字テ
    ストを行う印字テスト制御方法であって、 前記プリンタは、印字しようとする前記冊子媒体の種類
    に対応する改行ピッチ及び頁当たりの印字行数を定めた
    印字パラメータを保持する記憶部を有するものであっ
    て、 印字テストすべき印字頁数を指定する頁数指定処理と、 前記記憶部に格納されている印字パラメータに基づいて
    前記冊子媒体の上頁及び下頁に所定内容の文字を印字す
    る印字処理と、 前記印字処理の過程において、前記印字パラメータに基
    づいて決定される空送り行数分だけ前記冊子媒体の上頁
    及び下頁間の綴じ目部分を空送りするセンタースキップ
    処理とを有し、 前記印字処理及び前記センタースキップ処理を前記頁数
    指定処理によって指定された頁数に相当する回数だけ実
    行するようにしたこと、 を特徴とするプリンタの印字テスト制御方法。
JP22595096A 1996-08-08 1996-08-08 プリンタの印字テスト制御方法 Expired - Fee Related JP3500254B2 (ja)

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