JP3499933B2 - トラス状成型金属板による複合パネル及びその施工法 - Google Patents

トラス状成型金属板による複合パネル及びその施工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物内外装材の複合パ
ネル及びその施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な複合パネルには、建築表
材となる石材等に波状成型板もしくはハニカム状合成板
を接着したものがある。ハニカム状合成板による複合パ
ネルは、蜂の巣形状の芯材の両面に板を接着成型したハ
ニカム状合成板を、石材等の裏面に接着したものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、次のような問題点があった。特に石材を表
材とする複合パネルでは、その強度の要請に答える補強
板の構造がもう一歩であるため、石材自体の厚さが、2
5mmから30mmくらいが一般的であった。また補強
板と一体構造のフックで石材を保持するものがない為、
石材の剥離と脱落を機械的に防止できないものであっ
た。そして、波状成型板は、原理的に波状と並行する断
面では強度と剛性の向上が図られないものであり、ハニ
カム状合成板は、六角柱を集合させた蜂の巣形状の接着
成型芯材の両面に、更に二枚の板を接着して製造する
為、製造が複雑でありコストも非常に高いという面もあ
る。さらに波状成型板またはハニカム状合成板は、複合
パネルの背面に連続した空隙部を形成しない為、空気層
及び断熱層の形成が困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、建築表材とな
る石材等の裏側に任意厚さの連続した空隙部を形成した
パネルを作成するにあたって、トラス状成型金属板の特
異な構成の開発とプレス機によるロウコスト製造方法の
開発により、前記問題点を解決する複合パネルとその施
工法を達成したものである。ここに本発明は、次のトラ
ス状成型金属板と次の石材等の基材とを結合して石材等
の基材裏側に連続した空隙部を持つ合成トラス板構造を
形成したことを特徴とする複合パネル及び、当該複合パ
ネルを多数個組立てたのちに或はトラス状成型金属板を
多数個連結組立後に表面に板状石材等の基材を接合し組
み立てたのちに基材の裏面に連続する空隙部に断熱材等
を注入してなる複合パネルの施工法を提供するものであ
る。 トラス状成型金属板は、プレス成型で基本ユニットで
ある角錐突起部を集合させたトラス形状部と周辺折曲げ
部から構成され、角錐突起部は中央に突起を設けた定着
孔と四葉状に切れ目を入れその四つの各葉状部を押し抜
いて水平突起板を成型すると共に隣接する葉状部相互の
あきの直線部分を引き伸ばして斜材としたもので、トラ
ス形状部はこの角錐突起部を規則的に複数配置すること
によって格子状の弦材を形成して金属取付孔を設けた節
点に斜材と弦材が集合するトラスを形づくったものであ
り、周辺折曲げ部は周辺の弦材四辺を斜めに折り曲げ更
に基材面と並行になるように折り曲げ水平部を形成し、
かつ先端にはコの字形の切れ目を押し抜いて成型した基
材を保持するフックが設けてあり、このフックは向かい
合う辺で交互に配置した構成。 基材は、前記トラス状成型金属板の表面に結合する板
状の石材等であって、全体形状を前記トラス状成型金属
板を覆う大きさで側面に溝等の係合部を設けた構成であ
って、基材の溝等の係合部に前記トラス状成型金属板の
フックを係止して保持するとともに前記トラス状成型金
属板の水平突起板及び周辺折り曲げ水平部と基材裏面を
接着材で接着して一体化するもの。
【0005】さて、この発明におけるトラス状成型金属
板は、その周縁に折り曲げ水平部を形成し、その水平部
に基本ユニット列ごとに切れ目を入れ、かつこの水平部
に舌片を延設して折り曲げるとともにコの字形の切れ目
を押し抜いて成型した前記基材を保持するフックを設け
てあり、このフックは向かい合う辺で交互列に配置して
いる。この周縁の構成により、複合パネルは相互に隙間
なく連結できるものとなっている。
【0006】基材の裏側の空隙部は、空間のままで空気
層としての利用や空気通路や配線空間としての利用がで
き、また断熱材や遮音材の充填(泡体、液体、粉体を注
入して個化形成する)をして所定の機能の付加ができ
る。特にトラス状成型金属板の斜材が隠れる程度に断熱
材等を注入したものは、防錆効果があり、強度を更に高
めることが可能である。
【0007】また、強度の要請に答えるためにトラス状
成型金属板の斜材や格子状の弦材の形状を横断面で湾曲
した形状や屈折した形状にプレス成型することも本発明
に含まれる。
【0008】さらにこの発明では、基材のL状の溝等の
係合部に前記トラス状成型金属板のフックを係止して保
持するとともに前記トラス状成型金属板の水平突起板及
び周辺折り曲げ水平部と基材裏面を接着材で接着して一
体化しているが、接着材の量を定着孔や各所の切れ目か
ら若干溢れる程度にすることにより接着度を強靱にでき
ることも提案する。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係るトラス状成型金属板を使
用した複合パネルの一実施例を、図面に基づいて説明す
る。複合パネルは、トラス状成型金属板1と石材等の基
材19で構成される。
【0010】図1は、本発明に使用するトラス状成型金
属板1の平面図である。トラス状成型金属板1は、プレ
ス機で一括一体成型されるもので大量生産ができる構成
となっており、実施例では、0,5mmm 厚さの鉄板を正
方形状のものに成型したものを示し、基本ユニットであ
る多数の角錐突起部2を集合したトラス形状部3と周辺
折曲げ部4から構成されている。前記トラス状成型金属
板1は、次の基材19の裏面に取り付けられるもので基
材19の大きさ・形状に相応して設計される。基材19
は、「みかげ石板」などの石材・合成樹脂板・ステンレ
ス板等の建築用内外装材であり、前記トラス状成型金属
板1の表面に結合するものであって、全体平面形状を前
記トラス状成型金属板1を覆う大きさとし、図2のよう
に側面にL状の溝等の係合部17を設けた構成である。
実施例は、厚さ0,9mmの正方形の「みかげ石板」で
あり、L状の溝は2mm幅で3mm深さである。基材1
9は平面状とは限らず曲面状でもよく、その場合はトラ
ス状成型金属板1も相応の湾曲面に設計する。
【0011】トラス形状部3は、基本ユニットである角
錐突起部2を規則的に複数配置することによって、格子
状の弦材10を形成して金属取付孔13を設けた節点に
斜材9と格子状の弦材10が集合するトラスを形づくっ
たものである。斜材9と格子状の弦材10は、角錐突起
部2を形成するときに同時に形成される。
【0012】トラス状成型金属板1は、石材等の基材1
9の側面の係合部17にフック15を嵌合して保持する
と共に、水平突起板8及び周辺折曲げ部の水平部分をセ
メント系ボンド(接着材)で基材19裏面に接着して複
合パネルとなる。
【0013】複合パネルは、風荷重等の面外力に対して
は、基材19から斜材9そして弦材10と力を伝達して
抵抗するトラス板構造を形成し、また、重力等の面内力
に対しては、前記接着部の接着力に加えてボンド注入孔
も兼ねる定着孔6に充填したボンドも協力して抵抗す
る。
【0014】図3は、本発明に使用するトラス状成型金
属板1のトラス形状部3を構成する角錐突起部2の平面
詳細図であり、図4は、同じくトラス状成型金属板1の
トラス形状部3を構成する角錐突起部2の側面詳細図で
ある。
【0015】角錐突起部2は、四葉状に切れ目7を入
れ、その四つの葉状部をプレスで押し抜いて水平突起板
8とし、隣接する葉状部の相互のあきの直線部分11を
引き伸ばして略傾斜45度の斜材9を形成して四角錐を
成形したものである。前述のようにこのプレス成型によ
り斜材9、弦材10が形成される。実施例の斜材9、弦
材10は、横断面が平板状であるが、角錐突起部2の寸
法が大きくなれば強度の要請に答えるために斜材9や弦
材の形状を横断面で湾曲した形状や屈折した形状にプレ
ス成型する。角錐突起部2の中央には、接着材を注入し
定着一体化する突起5を設けた定着孔6を設けている。
【0016】図5は、本発明に使用するトラス状成型金
属板1のトラス形状部3の平面詳細図であり、図6は、
同じくトラス状成型金属板1のトラス形状部3の側面詳
細図である。
【0017】トラス形状部3は、基本ユニットである角
錐突起部2を規則的に複数配置することによって、角錐
突起部2相互のあきの直線部分12を残して押し抜き格
子状の弦材10を成型することにより、斜材9と弦材1
0が連続したトラスを形成したものである。斜材9と弦
材10が集合する節点には金具取付孔13が設けてあ
る。
【0018】図7は、本発明に使用するトラス状成型金
属板1の周辺折曲げ部4の平面詳細図であり、図8は、
同じく本発明のトラス状成型金属板1の周辺折曲げ部4
の側面詳細図であり、図9はフック15部分の斜視図で
ある。
【0019】周辺折曲げ部4は、周辺の弦材10の四辺
を斜めに折り曲げた傾斜部、更に基材19の裏面と並行
になるように水平に折り曲げた水平部を形成し、かつ先
端にはコの字形の切れ目14を押し抜いて図9のように
成型した基材19を保持するフック15が設けてある。
このフック15が成型してある辺には切れ目16が設け
てある。詳細には図1のように、実施例ではトラス状成
型金属板1の4辺周縁に折り曲げ水平部を形成し、その
うち上下の水平部に基本ユニット列ごとに切れ目16を
入れ、かつこの水平部に図7のように折る前の形状を点
線で示した舌片を延設して折り曲げるとともに舌片のあ
る水平部の略中間に平面視でコの字形の切れ目14を形
成し、これを押し抜いて側面L状に成型し、前記基材1
9の係合部17に嵌合して保持するフック15を設けて
ある。このフック15は向かい合う上下の辺で交互列に
配置している。この交互列に配置したフック15の周縁
の構成により、複合パネルは隙間なく連結できるのであ
る。因に実施例はプレス加工の関係で上下の辺にフック
15を形成した例を開示しているが、フック15は四辺
に形成することも可能である。
【0020】図2は、前記トラス状成型金属板1を基材
19に適用した複合パネルの側面図である。この複合パ
ネルは、まず基材19の裏面全体に接着材を塗布し、ト
ラス状成型金属板1を載せて、周縁の夫々のフック15
を基材19のL状の係合部17にパチンと嵌込んで、圧
着して一体化したものである。両者は接着材で接着して
一体化しているが、接着材の量を定着孔6や各所の切れ
目16等から若干溢れる程度にすることにより接着度を
強靱にできる。複合パネルは、トラス状成型金属板1と
基材19を結合してその裏側に連続した空隙部18を持
つ合成トラス板構造を形成している。なお、トラス状成
型金属板1を予め多数個連結組立後に裏面に接着材を塗
布した基材19を接着して、フック15で係止してもよ
い。
【0021】基材19の背面側には、斜材9と弦材10
が連続した空隙部18を形成する。空隙部18は、1個
の複合パネルのトラス状成型金属板1ではすべて連通し
ている。なお複合パネルを連結したときの相互の空隙部
18は、周縁の傾斜部で遮断されるので、連通が必要な
場合は、傾斜部に孔を形成する構成になる。複合パネル
を壁材などに使用するときは、その空隙部18は、空気
通路や断熱空間や或は湿気通路・水路として機能する。
また空隙部18は、空間のままで空気層としての利用や
OA機器の配線空間としての利用もできる。
【0022】次に基材の裏側の空隙部18に、泡体、液
体、粉体等の材料を注入や侵漬して個化し、不燃材や遮
音材や断熱材等の充填材20を形成した複合パネルも提
案する。充填材20の選択により所定の機能の付加がで
きる。特にトラス状成型金属板1の斜材9が隠れる程度
に空隙部18に断熱材20等を注入したものは、防錆効
果があり、強度を更に高めることが可能である。斜材9
を包含する断熱材は、接着材機能もあり、剥離すること
がない。
【0023】このような複合パネルは、次のように施工
される。まず、基材19にトラス状成型金属板1を取り
付けた複合パネルをその金具取付孔13を用いて順次壁
面等に連結してゆく。複合パネルの周縁には交互に舌片
を折った個所があるので、連結する複合パネルの凹凸部
分を合わせるようにすれば両者の間の目地はきわめて狭
いものとなる。裏に空間のある壁面が容易に形成でき
る。複合パネルを多数個を組み立てた後に、壁面に取り
付けることもできる。さらにはトラス状成型金属板を多
数個連結組立後に表面に板状石材等の基材を接合し組み
立てることもできる。
【0024】複合パネルは、予め裏面の空隙部18に断
熱材等の充填材20を形成したものを用いて連結施工も
できるし、また基材19にトラス状成型金属板1を取り
付けた複合パネルを連結して壁面等に取り付けた後に、
断熱材等を注入施工することもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るトラス状成型金属板を使用
した複合パネル及びその施工法は次のような特有な効果
がある。
【0026】石材等の平板及び曲面板とトラス状成型金
属板を組み合わせる事により、高い強度と剛性を保有す
る合成トラス板構造ができる。従来の石材等の厚さと比
較すると、本発明の複合パネルの石材は略3分の1の厚
さであり、軽量化・低廉化が達成できる。その他従来の
複合パネルに比して、生産性・経済性が著しく向上して
いる。
【0027】トラス形状部及び周辺折り曲げ部と連続し
た一体構造のフックが石材を保持するため、石材の剥離
と脱落を安全に防止できる。
【0028】プレスで一枚の金属板を押し抜き、トラス
状成型金属板を完全自動で製造できるため、高精度で安
い立体成型金属板の大量生産が可能である。
【0029】石材及び金属板背面のトラス状成型金属板
の連続した空隙部を利用し、下地躯体との間に空気断熱
層を形成した施工や、この空隙部に断熱材を注入等する
事により、斜材を内包し一体化され、かつ連続した断熱
層との積層パネル化も可能である。
【0030】石材等はモルタルに密着するのではなく、
トラスメタルを介して機械的に下地躯体に固定するた
め、温度膨張差及び下地コンクリート躯体の乾燥収縮に
伴う石材等の反り、ひび割れ、又裏面モルタル等接着材
流出に伴う白華現象が防止できる。
【0031】以上のように、本発明に係るトラス状成型
金属板を使用した複合パネル及びその施工法は、建築壁
材等の広い用途に使用できる複合パネルであり、実用価
値の高い優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合パネルに使用するトラス状成
型金属板の一実施例の平面図。
【図2】同じくトラス状成型金属板を使用した複合パネ
ルの側面図。
【図3】同じくトラス状成型金属板のトラス形状部を構
成する角錐突起部の平面詳細図。
【図4】同じくトラス状成型金属板のトラス形状部を構
成する角錐突起部の側面詳細図。
【図5】同じくトラス状成型金属板のトラス形状部の平
面詳細図。
【図6】同じくトラス状成型金属板のトラス形状部の側
面詳細図。
【図7】同じくトラス状成型金属板の周辺折り曲げ部の
平面詳細図。
【図8】同じくトラス状成型金属板の周辺折り曲げ部の
側面詳細図。
【図9】同じくトラス状成型金属板の周辺折り曲げ部の
フックの斜視図。
【符号の説明】
1 トラス状成型金属板 2 角錐突起部 3 トラス形状部 4 周辺折曲げ部 5 定着孔周辺の突起 6 定着孔 7 四葉状の切れ目 8 水平突起板 9 斜材 10 格子状の弦材 11 隣接する葉相互のあきの直線部分 12 角錐突起部相互のあきの直線部分 13 金属取付孔 14 コの字の切れ目 15 フック 16 周辺折り曲げ部の切れ目 17 石材側面の溝 18 空隙部 19 石材等の基材 20 断熱材等の充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04C 2/36 E04C 2/36 G E04F 13/08 E04F 13/08 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 13/12 E04F 13/14 E04C 2/08 E04C 2/28 E04C 2/30 B32B 3/12 B32B 13/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のトラス状成型金属板と次の石材等の
    基材とを結合して石材等の基材裏側に連続した空隙部を
    持つ合成トラス板構造を形成したことを特徴とする複合
    パネル。 トラス状成型金属板は、プレス成型で基本ユニットで
    ある角錐突起部を集合させたトラス形状部と周辺折曲げ
    部から構成され、角錐突起部は中央に突起を設けた定着
    孔と四葉状に切れ目を入れその四つの各葉状部を押し抜
    いて水平突起板を成型すると共に隣接する葉状部相互の
    あきの直線部分を引き伸ばして斜材としたもので、トラ
    ス形状部はこの角錐突起部を規則的に複数配置すること
    によって格子状の弦材を形成して金属取付孔を設けた節
    点に斜材と弦材が集合するトラスを形づくったものであ
    り、周辺折曲げ部は周辺の弦材四辺を斜めに折り曲げ更
    に基材面と並行になるように折り曲げ水平部を形成し、
    かつ先端にはコの字形の切れ目を押し抜いて成型した基
    材を保持するフックが設けてあり、このフックは向かい
    合う辺で交互に配置した構成。 基材は、前記トラス状成型金属板の表面に結合する板
    状の石材等であって、全体形状を前記トラス状成型金属
    板を覆う大きさで側面に溝等の係合部を設けた構成であ
    って、基材の溝等の係合部に前記トラス状成型金属板の
    フックを係止して保持するとともに前記トラス状成型金
    属板の水平突起板及び周辺折り曲げ水平部と基材裏面を
    接着材で接着して一体化するもの。
  2. 【請求項2】 次のトラス状成型金属板と次の石材等の
    基材とを結合して石材等の基材裏側に連続した空隙部を
    持つ合成トラス板構造を形成し、前記空隙部に斜材を覆
    うように断熱材等を形成したことを特徴とする複合パネ
    ル。 トラス状成型金属板は、プレス成型で基本ユニットで
    ある角錐突起部を集合させたトラス形状部と周辺折曲げ
    部から構成され、角錐突起部は中央に突起を設けた定着
    孔と四葉状に切れ目を入れその四つの各葉状部を押し抜
    いて水平突起板を成型すると共に隣接する葉状部相互の
    あきの直線部分を引き伸ばして斜材としたもので、トラ
    ス形状部はこの角錐突起部を規則的に複数配置すること
    によって格子状の弦材を形成して金属取付孔を設けた節
    点に斜材と弦材が集合するトラスを形づくったものであ
    り、周辺折曲げ部は周辺の弦材四辺を斜めに折り曲げ更
    に基材面と並行になるように折り曲げ水平部を形成し、
    かつ先端にはコの字形の切れ目を押し抜いて成型した基
    材を保持するフックが設けてあり、このフックは向かい
    合う辺で交互に配置した構成。 基材は、前記トラス状成型金属板の表面に結合する板
    状の石材等であって、全体形状を前記トラス状成型金属
    板を覆う大きさで側面に溝等の係合部を設けた構成であ
    って、基材の溝等の係合部に前記トラス状成型金属板の
    フックを係止して保持するとともに前記トラス状成型金
    属板の水平突起板及び周辺折り曲げ水平部と基材裏面を
    接着材で接着して一体化するもの。
  3. 【請求項3】 次のトラス状成型金属板を次の石材等の
    基材に結合して石材等の基材背面に連続した空隙部を持
    つ合成トラス板構造を形成した複合パネルを多数個組立
    てたのちに、或はトラス状成型金属板を多数個連結組立
    後に表面に板状石材等の基材を接合し組み立てたのち
    に、基材の裏面に連続する空隙部に断熱材等を注入して
    なる複合パネルの施工法 トラス状成型金属板は、プレス成型で基本ユニットで
    ある角錐突起部を集合させたトラス形状部と周辺折曲げ
    部から構成され、角錐突起部は中央に突起を設けた定着
    孔と四葉状に切れ目を入れその四つの各葉状部を押し抜
    いて水平突起板を成型すると共に隣接する葉状部相互の
    あきの直線部分を引き伸ばして斜材としたもので、トラ
    ス形状部はこの角錐突起部を規則的に複数配置すること
    によって格子状の弦材を形成して金属取付孔を設けた節
    点に斜材と弦材が集合するトラスを形づくったものであ
    り、周辺折曲げ部は周辺の弦材四辺を斜めに折り曲げ更
    に基材面と並行になるように折り曲げ水平部を形成し、
    かつ先端にはコの字形の切れ目を押し抜いて成型した基
    材を保持するフックが設けてあり、このフックは向かい
    合う辺で交互に配置した構成。 基材は、前記トラス状成型金属板の表面に結合する板
    状の石材等であって、全体形状を前記トラス状成型金属
    板を覆う大きさで側面に溝等の係合部を設けた構成であ
    って、基材の溝等の係合部に前記トラス状成型金属板の
    フックを係止して保持するとともに前記トラス状成型金
    属板の水平突起板及び周辺折り曲げ水平部と基材裏面を
    接着材で接着して一体化するもの。
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