JP3498991B2 - 床板材 - Google Patents

床板材

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JP3498991B2 JP04758994A JP4758994A JP3498991B2 JP 3498991 B2 JP3498991 B2 JP 3498991B2 JP 04758994 A JP04758994 A JP 04758994A JP 4758994 A JP4758994 A JP 4758994A JP 3498991 B2 JP3498991 B2 JP 3498991B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンボス加工を施し
た床板材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、フローリング材、床板材とし
て、いわゆる一枚板を用いずに、合板を用いることは、
広く採用されている。このような合板を用いた床板材
は、以下のようにして形成されている。まず、合板は、
薄板を積層固定して形成したものであり、目の方向が互
い違いとなるように各々の薄板を積層する。通常、「反
り」が生じないように、両最外側の薄板の木目の方向を
同じとするため、奇数枚の薄板を積層させている。合板
の厚さは、例えば12mmから15mmくらいのものが
多い。
【0003】そして、床を形成する薄板の上面側の表面
に、木目模様を呈する木製の薄い単板たる化粧板を貼付
することによって形成する。この化粧板は、通常、0.
25mmくらいの厚さとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の合板を用いた床板材においては、化粧板を貼付する工
程が必須であったが、化粧板を貼付する工程を省略して
も模様を得たいという要請があった。本発明が解決すべ
き課題は、化粧板を用いずに模様が得られる床板材を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の床板材
は、床を形成する細長の板材たる床板材であって、複数
の薄板を積層させるとともに、合板(10)における最も上
側の薄板たる加工板(11)の木目方向を合板(10)の長手方
向とは直角として形成される合板(10)と、その加工板(1
1)の上面側に貼付されて一体化した呈色シート(20)とを
備え、この呈色シート (20) を貼付した加工板 (11) の上面
に対し、加工板(11)の板厚よりも浅い深さであって、加
工板(11)の木目方向と平行な複数の細溝(21)を施すとと
もに、シーラー処理を施してあることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の床板材は、請求項1記載の
床板材において、細溝(21)の中が着色されていることを
特徴とする。
【0007】請求項3記載の床板材は、請求項1または
2記載の床板材において、加工板(11)の上面がコーティ
ングされていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の床板材によれば、加工板(11)の
板厚よりも浅い深さ、しかも加工板(11)の木目方向と平
行な複数の細溝(21)が形成されるので、加工板(11)が壊
れることはない。この床板材は化粧版を用いずに上面に
模様が得られる。
【0009】請求項2記載の床板材によれば、細溝(21)
の中が着色されたものとなる。請求項3記載の床板材に
よれば、加工板(11)の上面がコーティングされているの
で、加工板(11)の地の色や、細溝(21)内の色がコーティ
ングによって保護される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例及び図面に基づいて、
更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1およ
び図2である。図1は、本発明の第一の実施例を示すた
めの斜視図である。図2は、本発明の第二の実施例を示
すための斜視図である。まず、第一の実施例の構成およ
びその製造方法について説明する。
【0011】この床板材は、床基礎材の上に敷き詰めら
れて固定され、床を形成する細長の板材たる床板材であ
って、複数の薄板を積層させるとともに、合板10にお
ける最も上側の薄板たる加工板11の木目方向を合板1
0の長手方向とは直角として形成される合板10と、そ
の加工板11の上面側に貼付された呈色シート20から
形成されている。
【0012】合板10は、五層の薄板を積層固定させて
形成されている厚さ12mmの合板である。床の上面を
形成する加工板11と、床基礎材に当接する最も下側の
薄板とは、堅い材質の薄板を採用している。加工板11
については、後にエンボス加工が施されるからであり、
最も下側の薄板については床基礎材に当接するからであ
る。加工板11の厚さは、約3mmとしている。
【0013】呈色シート20とは、着色材の色を呈する
ことができる浸透性のあるシートである。本実施例の呈
色シート20には和紙を用い、接着剤を含浸させた和紙
を貼付して加工板11と一体化させているが、後に行う
着色がうまくゆけば和紙に限られない。加工板11の上
面には、加工板11の板厚よりも浅い深さであって、加
工板11の木目方向と平行な複数の細溝21を備える。
この細溝21は、エンボス加工によって施されたもので
あり、鋸目をなしている。
【0014】エンボス加工は、回転軸31と、その回転
軸31の軸回りに回転可能な円筒状のエンボスローラー
32とを備えたエンボス加工装置30によって行われ
る。エンボスローラー32の周面には、細溝21を作成
するための細溝突起33が多数設けられている。この細
溝突起33の高さは、約1mmである。なお、いうまで
もなく、細溝21の深さは、細溝突起33の高さ以下で
ある。
【0015】また、エンボスローラー32の円周長さ
は、合板10の長手方向長さと等しいものとしている。
このようなエンボス加工装置30の回転軸31の方向と
合板10の長手方向とが直角となるようにし、合板10
に対してエンボスローラー32を上から押圧させながら
回転させることによって、加工板11に対してエンボス
加工が施されることとなる。このとき、エンボス加工
は、加工板11の板厚よりも浅い深さ、しかも加工板1
1の木目方向と平行な複数の細溝21にて施されるの
で、加工板11が壊れることはない。
【0016】この後、合板10を水平方向に連結する必
要がある場合には、複数の合板10を仕口する。図示は
省略するものの、本実施例では実矧ぎ(さねはぎ)加工
のうちの本実(ほんざね)加工によって行う。次に、加
工板11の上面にシーラー処理を行う。このシーラー処
理によって、細溝21の中を目止めする。
【0017】次に、着色を行う。着色は、木に似合う色
彩として、焦げ茶色を採用した。次に、加工板11の上
面をわずかに削る研磨を行う。この研磨作業によって、
細溝21内部以外の部分が削られ、その削られた部分は
加工板11の地の色が出る。次に、中塗りを行う。必要
に応じて、中塗りの前およびまたは後にUVコートを施
し、更に上塗りを行う。
【0018】次に、クリアウレタンによってトップコー
トを施し、最後に、そのトップコートの上からトップコ
ートを硬化させるためにUVコートを施す。上記のよう
な製造工程によって製造された床板材は、化粧板を用い
ずに木目模様が得られる床板材である。例えば、キャス
ター付きの家具を転がしていて、そのキャスターが小さ
くて堅いものを踏んでしまったとしても、UVコートま
たはトップコートに傷がつく程度である。
【0019】また、UVコートおよびトップコートを使
用しているとはいえ、加工板11が本物の木であり、エ
ンボス加工によって模様もついているので、化粧合板を
用いた床板よりも木の感触が味わえる。次に、第二の実
施例について、図2を参照させながら説明する。図2に
示すように、合板10の幅が広い場合には、エンボス加
工装置30のエンボスローラー32も合板10の幅に合
わせた長さのものとする。このとき、エンボスローラー
32の周囲に1本以上の長手溝突起34を設けることも
できる。すると、加工板11の上面には、長手溝22が
形成される。
【0020】この長手溝22の溝方向は、細溝21の目
の方向と直交するので、この床板材の上を歩く人にとっ
ては、滑りにくくなるという効果がある。なお、第二の
実施例によって得た合板10も、水平方向に連結する必
要がある場合には、複数の合板10を仕口する。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の床板材によれば、化粧板
を用いずに模様が得られるという床板材を提供すること
ができた。請求項2記載の床板材によれば、細溝の中が
着色されたものとなる。請求項3記載の床板材によれ
ば、加工板の地の色や、細溝内の色がコーティングによ
って保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示すための斜視図であ
る。
【図2】本発明の第二の実施例を示すための斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 合板 11 加工板 20 呈色シート 21 細溝 22 長手溝 30 エンボス加工装置 31 回転軸 32 回転ローラー 33 細溝突起 34 長手溝突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/04 E04F 15/04 601

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床を形成する細長の板材たる床板材であ
    って、複数の薄板を積層させるとともに、合板における
    最も上側の薄板たる加工板の木目方向を合板の長手方向
    とは直角として形成される合板と、その加工板の上面に
    貼付されて一体化した呈色シートとを備え、この呈色シ
    ートを貼付した加工板の上面に対し、加工板の板厚より
    も浅い深さであって、加工板の木目方向と平行な複数の
    細溝を施すとともに、シーラー処理を施してあることを
    特徴とする床板材。
  2. 【請求項2】 細溝の中が着色されていることを特徴と
    する請求項1記載の床板材。
  3. 【請求項3】 加工板の上面がコーティングされている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の床板材。
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