JP3115968B2 - 床 材 - Google Patents

床 材

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JP3115968B2
JP3115968B2 JP05258566A JP25856693A JP3115968B2 JP 3115968 B2 JP3115968 B2 JP 3115968B2 JP 05258566 A JP05258566 A JP 05258566A JP 25856693 A JP25856693 A JP 25856693A JP 3115968 B2 JP3115968 B2 JP 3115968B2
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博 柴崎
守男 林
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直 古市
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋等の床を形成する
木製の床材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように従来の床材は、合板等
で形成される基板1の上面に化粧単板2を貼着し、基板
1の上部隅部と化粧単板2の側端部の接合部分を面取り
加工して面取り部3を設けて形成してある。化粧単板2
は木材をスライスして作成される材料単板に樹脂を含浸
させる処理(WPC処理)を施して形成された所謂ウッ
ド・プラスチック複合材料(WPC)であって、この処
理で化粧単板2はあめ色等に着色されることになるもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように面
取り加工して面取り部3を形成すると、面取り部3にW
PC処理されていない基板1の一部とWPC処理された
化粧単板2とが隣合って外部に露出することになり、こ
の基板1と化粧単板2の色差が床材の外観を損ない、安
っぽい印象を与えるという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、面取り加工しても外観を損なうことがなく、また
高級な印象を与えることができる床材を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床材は、
板1の両方の側端部に基板1の上面と側面に開口する切
欠部4を形成し、一方の側端部に設けた切欠部4を他方
の側端部に設けた切欠部4よりも深く形成し、各切欠部
4にWPC処理を施した木材5を埋め込み、WPC処理
を施した化粧単板2の側端部で上記木材5の上面を覆っ
て化粧単板2を基板1の上面に貼着し、深い方の切欠部
4を設けた基板1の側端部に雄実6を形成すると共に浅
い方の切欠部4を設けた基板1の他の側端部に雌実7を
形成し、木材5の上部隅部と化粧単板2の側端部との接
合部分を面取り加工して面取り部3として形成して成る
ことを特徴とするものである。
【0006】
【0007】
【作用】基板1の両方の側端部に基板1の上面と側面に
開口する切欠部4を形成し、一方の側端部に設けた切欠
部4を他方の側端部に設けた切欠部4よりも深く形成
し、各切欠部4にWPC処理を施した木材5を埋め込
み、WPC処理を施した化粧単板2の側端部で上記木材
5の上面を覆って化粧単板2を基板1の上面に貼着し、
深い方の切欠部4を設けた基板1の側端部に雄実6を形
成すると共に浅い方の切欠部4を設けた基板1の他の側
端部に雌実7を形成し、木材5の上部隅部と化粧単板2
の側端部との接合部分を面取り加工して面取り部3とし
て形成したので、面取り部3にはWPC処理した木材5
と化粧単板2が露出することになり、面取り部3に色差
ができるようなことがなくなる。また木材5と化粧単板
2とが一体に見え、外観上厚みの厚い化粧単板2を使用
しているように見える。さらに、深い方の切欠部4を設
けた基板1の側端部に雄実6を形成することによって、
基板1に切削加工を施して雄実6を形成しても、深い方
の切欠部4に設けた木材5の一部を基板1に残存させる
ことができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。基板
1は合板等で形成され、その上部の隅部分は切除されて
上面と側面に開口する切欠部4が基板1の全長に亘って
設けてある。この切欠部4のうち、後述する雄実6を突
設する側の側面に形成されたものは、基板1の短手方向
に沿って深く切欠された深切欠部4aとして、また雌実
7を凹設する側の側面に形成されたものは、基板1の短
手方向に沿って浅く切欠された浅切欠部4bとしてそれ
ぞれ形成されている。木材5は角材に樹脂を含浸させる
処理(WPC処理)を施したウッド・プラスチック複合
材料(WPC)であって、このWPC処理を施すことに
よって茶色系のあめ色に着色されることになる。この木
材5は深切欠部4aと浅切欠部4bにほぼ完全に収まる
大きさである。化粧単板2は上記木材5と同様にWPC
処理を施したものであって、木材5とほぼ同色に着色さ
れることになる。
【0009】そして図1(a)に示すように木材5を基
板1の上面や側面から外側にはみ出さないように接着剤
で接着して基板1の深切欠部4aと浅切欠部4bにそれ
ぞれ埋め込んで固着し、図1(b)に示すように基板1
の上面に接着剤(着色してもよい)を塗布して化粧単板
2をホットプレス等で圧着すると共に化粧単板2の側端
部で基板1に取り付けた上記木材5の上面を覆うように
して貼着し、研磨した後、木材5の上部隅部と化粧単板
2の側端部との接合部分を面取り加工して面取り部3を
形成すると共に木材5に沿って雄実6と雌実7を基板1
の全長に亘って形成することによって、図1(c)に示
すような床材が作成される。このあと必要に応じて表面
塗装をしてもよい。
【0010】このような床材では面取り加工によって形
成される面取り部3に化粧単板2と木材5とが露出する
ことになり、化粧単板2と色の異なる基板1が露出しな
くなるので、面取り部3で色差ができるようなことはな
くなり外観が綺麗に仕上がるものである。また化粧単板
2と木材5とはほぼ同色であるために両者は一体である
ように見え、外観上厚みの厚い化粧単板2を使用してい
るように見える。また雄実6、雌実7はWPC処理を施
していない基板1に形成することができ、実加工を容易
におこなうことができる。
【0011】尚、上記化粧単板2としては次のような製
造方法がある。先ず、米松、台檜、スプルス等の針葉樹
をスライスして作成した材料単板をソフミンH100
(大鹿振興社製)の2〜20%水溶液で100℃、3〜
15時間の条件で脱脂し、次にアルカリ性の漂白剤(過
酸化水素水等)で漂白をおこない、中和、洗浄、乾燥工
程を経たあと、不飽和ポリエステル樹脂を真空、加圧状
態で含浸して硬化させることによって製造することがで
きる。通常の単板は春材が薄い色で夏材が濃い色となっ
ているが、上記のようにして脱脂処理した後に不飽和ポ
リエステル樹脂を含浸して化粧単板2を作成すると、春
材の方が夏材に比べて組織が粗であるために不飽和ポリ
エステルが春材の方によく含浸されることになり、よっ
て春材の方が夏材に比べて色の濃いものとなる。従って
木目を逆転させて深みのある色で表現することができる
ものである。
【0012】
【発明の効果】上記のように本発明は、基板の両方の側
端部に基板の上面と側面に開口する切欠部を形成し、一
方の側端部に設けた切欠部を他方の側端部に設けた切欠
部よりも深く形成し、各切欠部にWPC処理を施した木
材を埋め込み、WPC処理を施した化粧単板の側端部で
上記木材の上面を覆って化粧単板を基板の上面に貼着
し、深い方の切欠部を設けた基板の側端部に雄実を形成
すると共に浅い方の切欠部を設けた基板の他の側端部に
雌実を形成し、木材の上部隅部と化粧単板の側端部との
接合部分を面取り加工して面取り部として形成したの
で、面取り部にはWPC処理した木材と化粧単板が露出
することになり、面取り部に色差ができるようなことが
なくなって外観を損なうことがないようにすることがで
きるものである。また木材と化粧単板とが一体に見える
ので、外観上厚みの厚い化粧単板を使用しているように
見えて高級感を付与することができるものである。さら
に、深い方の切欠部を設けた基板の側端部に雄実を形成
することによって、基板に切削加工を施して雄実を形成
しても、深い方の切欠部に設けた木材の一部を基板に残
存させることができ、雄実や雌実を設ける場合であって
も面取り部に色差ができなくて外観を損なうことがなく
且つ高級感を付与することができるものである。
【0013】また基板の周側面に雄実を設けると共に基
板の他の周側面に雌実を形成したので、WPC処理を施
していない基板に雄実、雌実を形成することができ、実
加工をおこない易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の(a)、(b)、(c)は
製造工程を示す斜視図である。
【図2】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 化粧単板 3 面取り部 4 切欠部 5 木材 6 雄実 7 雌実
フロントページの続き (72)発明者 古市 直 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−146146(JP,A) 実開 昭61−45106(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27M 3/04 E04F 15/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の両方の側端部に基板の上面と側面
    に開口する切欠部を形成し、一方の側端部に設けた切欠
    部を他方の側端部に設けた切欠部よりも深く形成し、各
    切欠部にWPC処理を施した木材を埋め込み、WPC処
    理を施した化粧単板の側端部で上記木材の上面を覆って
    化粧単板を基板の上面に貼着し、深い方の切欠部を設け
    た基板の側端部に雄実を形成すると共に浅い方の切欠部
    を設けた基板の他の側端部に雌実を形成し、木材の上部
    隅部と化粧単板の側端部との接合部分を面取り加工して
    面取り部として形成して成ることを特徴とする床材。
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