JPS599896Y2 - 切削加工用化粧階段材 - Google Patents

切削加工用化粧階段材

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Publication number
JPS599896Y2
JPS599896Y2 JP1978050125U JP5012578U JPS599896Y2 JP S599896 Y2 JPS599896 Y2 JP S599896Y2 JP 1978050125 U JP1978050125 U JP 1978050125U JP 5012578 U JP5012578 U JP 5012578U JP S599896 Y2 JPS599896 Y2 JP S599896Y2
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JP
Japan
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decorative
cutting
sheet
veneer
staircase
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Expired
Application number
JP1978050125U
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English (en)
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JPS54152278U (ja
Inventor
健 伊藤
Original Assignee
朝日特殊合板株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は化粧木質材、特に化粧木質階段の側板のように
使用に際して表面に溝等の切削加工がなされる化粧階段
材に関する。
従来、化粧木質階段の側板10としては、一般に、第3
図に示すように芯材に集或材11を使用し、この表面に
ラワン単板12をその繊維方向が集或材のそれと直交す
るように貼着し(以下直交貼という。
)、さらにその上面に化粧単板13をラワン単板に対し
直交貼したものが使用されている。
このラワン単板12は集或材11の乾燥により生じるク
ラツクが表面の化粧単板13に出てくるのを防ぐことを
主なる目的として介挿されているものである。
ところが、第2図に示すようにこの種側板10に段板や
蹴込板を嵌込むための溝14を彫込む際通常のカッター
で切削すると、第3図第4図に示すようにいわゆるトビ
(切削境界線の化粧面側に発生するむしれによる材料の
小破壊)15が発生し、しかもこのトビは段板や蹴込板
を嵌込んでも尚外側から見える部分に発生するので極め
て見苦しい。
このトビを詳細に観察するとラワン単板層から材料破壊
を伴うトビが発生し、この部分はその上面に貼着された
化粧単板も同時にむしり取られている。
このようなトビを発生する原因は、ラワン単板の繊維方
向性が非常に強いうえ、切削角度が45゜になるので当
然逆目となり、この部分の切削抵抗が大となって1・ビ
を生じるものと考えられる。
これを避けるため高級な加工機械ではカッターに罫引を
組合せ、切削する直前に境界となるべき部分に罫引を入
れてラワン単板を切削し、このようなトラブルを防止し
ている。
しかし現実に大工が加工する段階では、このような高級
な機械は使われておらず、その加工の手順としては、ま
ず側板に墨打ちし、次に定規とナイフによって深く罫引
を入れて直交貼したラワン単板を切断し、しかる後カッ
ターで切削加工している。
ところがこの罫引作業は中々やっかいで、この種化粧段
階の普及を著しく妨げていた。
本考案はこのような欠点を解決したもので、特に罫引の
使用を必要とせず、普通のカッターを使用してもトビを
生じない、特に化粧階段の側板に好適する切削加工用化
粧階段材を提供するものである。
以下本考案を図面に示す実施例により説明する。
本考案は集戊材、ランバーコア、合板等を芯材1とし、
少くとも片面に繊維方向性が少く易切削性のシート状物
2を貼着し、さらにその上面に化粧材3を貼着してなる
切削加工用化粧木質板を主旨とするもので゛ある。
この考案において繊維方向性が少く、易切削性のシート
状物2とは、具体的には不織布、織布、樹脂により層間
剥離を防止した紙類、薄物パーティクルボード、薄物中
高圧ハードボード等を例示することができ、中でも不織
布、薄物中高圧ハードボードが好適である。
シート状物として繊維方向性の少いものを使用する理由
は、方向性が強い場合切削方向により切削抵抗が大とな
り、この層からトビやむしれを生じるためである。
また易切削性のものを使用する理由は、切削抵抗を小さ
くしてこの層からトビやむしれを生じないようにするた
めである。
具体的には木材と同じ硬さか、木材よりも軟い材質のも
のを使用する。
またこのシート状物2は適当な厚さを有することが必要
で、その限界は材料により異るが、一般的には余りに薄
いと切削時に芯材1とシート状物2の界面附近に芯材の
材料破壊を伴うトビが発生し、また芯材に発生するクラ
ツクが表面の化粧材にまで達し、化粧性を損うおそれが
ある。
また余りに厚いものは強度上および経済上不利である。
従って例えば中高圧ハードボードの場合で厚さ1〜3m
m程度、特に2mm程度が好適である。
本考案品は以上のように構威されているので、シート状
物の貼着により化粧表面にクラツクが発出するのを防止
しつるのはもとより、罫引なしでどのような角度で切削
しても、従来のラワン単板を貼っていたときのような化
粧性を損うトビは生じず、切削面を極めて美しく仕上げ
ることができる。
従って段板や蹴込板の溝4を彫込む際、やっかいな罫引
作業も不要となり、研磨の難しい罫引付カッターを使う
必要もなく、階段施工費用の引下げが可能となり、この
種化粧階段の普及を容易にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案品の実施例を示す一部切欠斜視図であり
、第2図乃至第4図は従来の化粧階段の側板を示すもの
で、第2図は側板の彫込状態を示す平面図、第3図は一
部切欠斜視図、第4図は第3図のI−I断面図でトビの
発生状態を示している。 1・・・芯材、2・・・シート状物、3・・・化粧材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 集或材、ランバーコア、合板等を芯材とし、少なくとも
    片面に繊維方向性が少く、かつ易切削性のシート状物を
    貼着し、さらにその上面に化粧単板等の化粧材を貼着し
    てなる切削加工用化粧階段材。
JP1978050125U 1978-04-14 1978-04-14 切削加工用化粧階段材 Expired JPS599896Y2 (ja)

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JPS54152278U JPS54152278U (ja) 1979-10-23
JPS599896Y2 true JPS599896Y2 (ja) 1984-03-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2995546B2 (ja) * 1997-02-12 1999-12-27 株式会社ノダ 床暖房パネル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50106474A (ja) * 1974-01-30 1975-08-21

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JPS50106474A (ja) * 1974-01-30 1975-08-21

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