JPH07108510A - 床 材 - Google Patents

床 材

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JPH07108510A
JPH07108510A JP25856693A JP25856693A JPH07108510A JP H07108510 A JPH07108510 A JP H07108510A JP 25856693 A JP25856693 A JP 25856693A JP 25856693 A JP25856693 A JP 25856693A JP H07108510 A JPH07108510 A JP H07108510A
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JP
Japan
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decorative veneer
wood
substrate
wpc
treated
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Hiroshi Shibazaki
博 柴崎
Morio Hayashi
守男 林
Shigeto Kawabata
成人 川畑
Sunao Furuichi
直 古市
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面取り加工しても外観を損なうことがないよ
うにする。高級な印象を与えることがようにする。 【構成】 基板1に形成した上面と側面に開口する切欠
部4にWPC処理を施した木材5を埋め込む。WPC処
理を施した化粧単板2の側端部で上記木材5の上面を覆
って化粧単板2を基板1の上面に貼着する。木材5の上
部隅部と化粧単板2の側端部との接合部分を面取り加工
して面取り部3として形成する。面取り部3にはWPC
処理した木材5と化粧単板2が露出することになり、面
取り部3に色差ができるようなことがなくなる。また木
材5と化粧単板2とが一体に見え、外観上厚みの厚い化
粧単板2を使用しているように見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋等の床を形成する
木製の床材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように従来の床材は、合板等
で形成される基板1の上面に化粧単板2を貼着し、基板
1の上部隅部と化粧単板2の側端部の接合部分を面取り
加工して面取り部3を設けて形成してある。化粧単板2
は木材をスライスして作成される材料単板に樹脂を含浸
させる処理(WPC処理)を施して形成された所謂ウッ
ド・プラスチック複合材料(WPC)であって、この処
理で化粧単板2はあめ色等に着色されることになるもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のように面
取り加工して面取り部3を形成すると、面取り部3にW
PC処理されていない基板1の一部とWPC処理された
化粧単板2とが隣合って外部に露出することになり、こ
の基板1と化粧単板2の色差が床材の外観を損ない、安
っぽい印象を与えるという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、面取り加工しても外観を損なうことがなく、また
高級な印象を与えることができる床材を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床材は、基
板1に形成した上面と側面に開口する切欠部4にWPC
処理を施した木材5を埋め込み、WPC処理を施した化
粧単板2の側端部で上記木材5の上面を覆って化粧単板
2を基板1の上面に貼着し、木材5の上部隅部と化粧単
板2の側端部との接合部分を面取り加工して面取り部3
として形成して成ることを特徴とするものである。
【0006】また本発明に係る床材は、基板1の側面に
雄実6を設けると共に基板1の他の側面に雌実7を形成
することができる。
【0007】
【作用】基板1に形成した上面と側面に開口する切欠部
4にWPC処理を施した木材5を埋め込み、WPC処理
を施した化粧単板2の側端部で上記木材5の上面を覆っ
て化粧単板2を基板1の上面に貼着し、木材5の上部隅
部と化粧単板2の側端部との接合部分を面取り加工して
面取り部3として形成したので、面取り部3にはWPC
処理した木材5と化粧単板2が露出することになり、面
取り部3に色差ができるようなことがなくなる。また木
材5と化粧単板2とが一体に見え、外観上厚みの厚い化
粧単板2を使用しているように見える。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。基板
1は合板等で形成され、その上部の隅部分は切除されて
上面と側面に開口する切欠部4が基板1の全長に亘って
設けてある。この切欠部4のうち、後述する雄実6を突
設する側の側面に形成されたものは、基板1の短手方向
に沿って深く切欠された深切欠部4aとして、また雌実
7を凹設する側の側面に形成されたものは、基板1の短
手方向に沿って浅く切欠された浅切欠部4bとしてそれ
ぞれ形成されている。木材5は角材に樹脂を含浸させる
処理(WPC処理)を施したウッド・プラスチック複合
材料(WPC)であって、このWPC処理を施すことに
よって茶色系のあめ色に着色されることになる。この木
材5は深切欠部4aと浅切欠部4bにほぼ完全に収まる
大きさである。化粧単板2は上記木材5と同様にWPC
処理を施したものであって、木材5とほぼ同色に着色さ
れることになる。
【0009】そして図1(a)に示すように木材5を基
板1の上面や側面から外側にはみ出さないように接着剤
で接着して基板1の深切欠部4aと浅切欠部4bにそれ
ぞれ埋め込んで固着し、図1(b)に示すように基板1
の上面に接着剤(着色してもよい)を塗布して化粧単板
2をホットプレス等で圧着すると共に化粧単板2の側端
部で基板1に取り付けた上記木材5の上面を覆うように
して貼着し、研磨した後、木材5の上部隅部と化粧単板
2の側端部との接合部分を面取り加工して面取り部3を
形成すると共に木材5に沿って雄実6と雌実7を基板1
の全長に亘って形成することによって、図1(c)に示
すような床材が作成される。このあと必要に応じて表面
塗装をしてもよい。
【0010】このような床材では面取り加工によって形
成される面取り部3に化粧単板2と木材5とが露出する
ことになり、化粧単板2と色の異なる基板1が露出しな
くなるので、面取り部3で色差ができるようなことはな
くなり外観が綺麗に仕上がるものである。また化粧単板
2と木材5とはほぼ同色であるために両者は一体である
ように見え、外観上厚みの厚い化粧単板2を使用してい
るように見える。また雄実6、雌実7はWPC処理を施
していない基板1に形成することができ、実加工を容易
におこなうことができる。
【0011】尚、上記化粧単板2としては次のような製
造方法がある。先ず、米松、台檜、スプルス等の針葉樹
をスライスして作成した材料単板をソフミンH100
(大鹿振興社製)の2〜20%水溶液で100℃、3〜
15時間の条件で脱脂し、次にアルカリ性の漂白剤(過
酸化水素水等)で漂白をおこない、中和、洗浄、乾燥工
程を経たあと、不飽和ポリエステル樹脂を真空、加圧状
態で含浸して硬化させることによって製造することがで
きる。通常の単板は春材が薄い色で夏材が濃い色となっ
ているが、上記のようにして脱脂処理した後に不飽和ポ
リエステル樹脂を含浸して化粧単板2を作成すると、春
材の方が夏材に比べて組織が粗であるために不飽和ポリ
エステルが春材の方によく含浸されることになり、よっ
て春材の方が夏材に比べて色の濃いものとなる。従って
木目を逆転させて深みのある色で表現することができる
ものである。
【0012】
【発明の効果】上記のように本発明は、基板に形成した
上面と側面に開口する切欠部にWPC処理を施した木材
を埋め込み、WPC処理を施した化粧単板の側端部で上
記木材の上面を覆って化粧単板を基板の上面に貼着し、
木材の上部隅部と化粧単板の側端部との接合部分を面取
り加工して面取り部として形成したので、面取り部には
WPC処理した木材と化粧単板が露出することになり、
面取り部に色差ができるようなことがなくなって外観を
損なうことがないようにすることができるものである。
また木材と化粧単板とが一体に見えるので、外観上厚み
の厚い化粧単板を使用しているように見えて高級感を付
与することができるものである。
【0013】また基板の周側面に雄実を設けると共に基
板の他の周側面に雌実を形成したので、WPC処理を施
していない基板に雄実、雌実を形成することができ、実
加工をおこない易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の(a)、(b)、(c)は
製造工程を示す斜視図である。
【図2】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 化粧単板 3 面取り部 4 切欠部 5 木材 6 雄実 7 雌実
フロントページの続き (72)発明者 古市 直 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に形成した上面と側面に開口する切
    欠部にWPC処理を施した木材を埋め込み、WPC処理
    を施した化粧単板の側端部で上記木材の上面を覆って化
    粧単板を基板の上面に貼着し、木材の上部隅部と化粧単
    板の側端部との接合部分を面取り加工して面取り部とし
    て形成して成ることを特徴とする床材。
  2. 【請求項2】 基板の側面に雄実を設けると共に基板の
    他の側面に雌実を形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の床材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015040374A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 株式会社トッパン・コスモ 床材
US9850669B2 (en) 2000-06-13 2017-12-26 Flooring Industries Limited, Sarl Floor covering panel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9850669B2 (en) 2000-06-13 2017-12-26 Flooring Industries Limited, Sarl Floor covering panel
US9951525B2 (en) 2000-06-13 2018-04-24 Flooring Industries Limited, Sarl Floor covering panel
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