JP3498736B2 - 充放電保護回路、該充放電保護回路を組み込んだバッテリーパック、該バッテリーパックを用いた電子機器 - Google Patents

充放電保護回路、該充放電保護回路を組み込んだバッテリーパック、該バッテリーパックを用いた電子機器

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JP3498736B2
JP3498736B2 JP2001281249A JP2001281249A JP3498736B2 JP 3498736 B2 JP3498736 B2 JP 3498736B2 JP 2001281249 A JP2001281249 A JP 2001281249A JP 2001281249 A JP2001281249 A JP 2001281249A JP 3498736 B2 JP3498736 B2 JP 3498736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Liイオン二次電
池などの充放電保護回路に係り、特に、発振回路の周波
数を高くすることができ、過充電、過放電、放電過電
流、または充電過電流の検出時に遅延時間を短縮してテ
スト時間を短縮することが可能な二次電池の充放電保護
回路、該充放電保護回路を組み込んだバッテリーパッ
ク、該バッテリーパックを用いた携帯電話などの電子機
器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型の電子機器にはLiイオン二次電
池が使用されていることが多い。Liイオン二次電池
は、過充電すると金属Liが析出して事故を起こす危険
性があり、また過放電すると繰り返し充放電使用回数が
悪くなるなどの問題点を有している。そのため、二次電
池と機器本体の間の充放電経路に保護スイッチを設け、
所定の電圧以上に過充電された場合や所定の電圧以下に
過放電された場合に、これを検出し、保護スイッチをオ
フにし、それ以上の過充電,過放電を抑止するようにし
ている。
【0003】例えば、特開平11−103528号公報
には、2次電池の過充電、過放電、放電過電流を検出す
る保護回路が公開されている。この保護回路において
は、電池電圧が印加される端子は低耐圧構造であるが、
半導体装置の一部である充電器が印加される端子のみを
高耐圧構造にすることによって、保護回路全体を高耐圧
構造にすることができるので、大電圧の充電器が接続さ
れても、回路が破壊されることはない。
【0004】また、例えば特開平9−182283号公
報には、Liイオン二次電池の過充電、過放電、放電過
電流を検出する保護回路が開示されている。図8は、上
記公開公報に開示されている充放電保護回路の例であ
る。一般に、電池電圧が放電動作を停止すべき終止電圧
に近くなると、電圧マージンが小さくなり急激な負荷変
動などによる誤動作を起こしやすくなる。従って終止電
圧以下になっても直ちに保護スイッチをオフするのでは
なく、その状態が一定期間以上継続した場合にのみ保護
スイッチをオフにする必要がある。図8ではそのため
に、内部発振回路と分周カウンタからなるタイマーを利
用している。
【0005】図8において、電圧比較回路COMP50
4により基準電圧V4と分圧電圧VCC/Nを比較し、
電池電圧VCCが終止電圧以下になったとき、ロウレベ
ルの信号を出力して分周カウンタ502のリセットを解
除して計数を開始する。この計数値がデコーダ505に
より予め設定した値になるとラッチ回路505をセット
してMOSトランジスタで構成される保護スイッチ50
7をオフにする。
【0006】しかし、分周カウンタ502が予め設定し
た値に達する前に電池電圧VCCがもとの終止電圧以上
の電圧に復帰すると、リセット信号が発生されて分周カ
ウンタ502を計数途中でリセットする。これにより、
デコーダ回路505による設定を負荷変動を考慮して比
較的長い時間に設定しておけば、負荷変動に対して電池
電圧VCCが一時的に終止電圧以下に低下した場合に、
保護スイッチ507がオフしてしまう誤動作はなくな
る。
【0007】上述した過放電の場合と同様に、過充電や
放電過電流の検出時の遅延時間も、すべて内部発振回路
とカウンタで決定することが可能である。このように、
上記従来技術によれば、遅延時間を決定するための外付
けコンデンサーを設ける必要がなくなり、保護回路基板
の部品点数を少なくすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−103528号公報に記載された保護回路用半導
体装置は、放電時の過電流を検出する(放電過電流検
出)機能しか備えておらず、充電時の過電流を検出する
(充電過電流検出)機能は備えていないため、異常な充
電器や壊れた充電器によって過電流が流れた時の保護の
ために、保護回路に電流ヒューズやPTC素子を接続す
る必要があった。従来はこれらを外付けで行っていた。
そのために保護回路の面積が大きくなったり、保護回路
のコストが高くなったりする課題があった。
【0009】また、特開平9−182283号公報に記
載されたものは、内部発信回路を用いたため、コンデン
サなどの外付け部品点数を削減できるという利点がある
ものの、次のような問題点を有している。
【0010】すなわち、過放電と放電過電流の検出時の
遅延時間は、一般的に10mS〜数10mS程度なの
で、テスト時間にはそれほど大きな影響はないが、過充
電の検出時の遅延時間は通常数秒程度に設定されてい
る。したがって、上記従来技術では、過充電の検出動作
のテストを行う場合、必ず数秒以上の時間が必要とな
る。まして、正確な過充電検出電圧値を測定する場合
は、電圧をステップさせるたびに、数秒以上の待ち時間
が必要となるため、仮に25ステップで検出電圧を測定
できたとして、待ち時間を2秒とすると、過充電検出電
圧値の測定に要する時間は50秒となり、これは量産を
行うには時間がかかりすぎて実用化できるレベルではな
い。
【0011】本出願人は、先に過充電、過放電、放電過
電流の検出時の遅延時間を短縮してテスト時間を短縮す
る技術を提案(特願2000−83375)したが、そ
こでは充電過電流検出時に対しては特に言及しなかっ
た。
【0012】本発明の目的は、過充電、過放電、放電過
電流、または充電過電流を検出して、二次電池を保護す
ることができる充放電保護回路を提供すること、その
際、発振回路の周波数を高くすることができ、充電過電
流の検出時においても過充電、過放電、放電過電流の検
出時と同様に遅延時間を短縮してテスト時間を短縮する
ことが可能な二次電池の充放電保護回路、該充放電保護
回路を組み込んだバッテリーパック、該バッテリーパッ
クを有する携帯電話などの電子機器を提供することであ
る。
【0013】 さらに詳しくは、請求項1記載の発明
は、過充電、過放電、放電過電流に加えて充電過電流も
検出可能にして、充電過電流検出時に二次電池を保護す
ることができる充放電保護回路であって、放電過電流検
出回路を有しない場合の充電過電流検出回路の具体的構
成を提供し、請求項記載の発明は、放電過電流検出回
路および充電過電流検出回路を有する場合の具体的構成
を提供することを目的としている。
【0014】 請求項記載の発明は、さらに、単一の
テスト端子により、過充電、過放電、放電過電流、また
は充電過電流の検出時の遅延時間を決定する遅延回路の
遅延時間を短縮する充放電保護回路を提供することを、
請求項および記載の発明は、発振回路を構成する定
電流インバータの定電流値を変えることにより遅延時間
を短縮する充放電保護回路を提供することを、請求項
および記載の発明は、発振回路を構成するコンデンサ
の容量を変えることにより遅延時間を短縮する充放電保
護回路を提供することを、請求項および記載の発明
は、発振回路を構成する定電流インバータのスレッショ
ルドを変えることにより遅延時間を短縮する充放電保護
回路を提供することを目的としている。
【0015】 また、請求項10記載の発明は、カウン
ター回路の出力位置を変えることによって遅延時間を短
縮する充放電保護回路を提供することを、請求項11
載の発明は、カウンター回路を複数の発振回路で構成す
ることによって遅延時間を短縮する充放電保護回路を提
供することを目的としている。
【0016】 また、請求項12〜16記載の発明は、
上記充放電保護回路の応用技術を提供することを目的と
している。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、過充電検出回路、過放電検
出回路、放電過電流検出回路の少なくともひとつと充電
過電流検出回路を具備し、該充電過電流検出回路により
2次電池の充電過電流を検出して充電経路を制御し、2
次電池を充電過電流から保護するものであり、2次電池
および充電器のプラス側電極に接続された第1のスイッ
チと、該スイッチにドレインが接続された飽和結線され
たディプレッション型MOSトランジスタと、該ディプ
レッション型MOSトランジスタのソースにドレインが
接続され、2次電池のマイナス側にソースが接続された
第1のMOSトランジスタと、前記ディプレッション型
MOSトランジスタのドレインにドレインが接続され、
前記ディプレッション型MOSトランジスタのソースに
ゲートが接続された第2のMOSトランジスタと、前記
第1のMOSトランジスタのゲートおよび前記第2のト
ランジスタのソースと2次電池のマイナス電極側との間
に直列に接続された第1の抵抗と、前記第2のMOSト
ランジスタのソースと充電器のマイナス電極側との間に
直列に接続された第2のスイッチと第3の抵抗と第4の
抵抗からなる回路と、前記2次電池のマイナス電極側に
第1の入力端子が接続され、前記第3の抵抗と前記第4
の抵抗の接続点に第2の入力端子が接続された充電過電
流検出回路とを有することを特徴としている。
【0018】
【0019】 請求項記載の発明は、放電過電流検出
回路または充電過電流検出回路を具体化したもので、2
次電池および充電器のプラス側電極に接続された第1の
スイッチと、該スイッチにドレインが接続された飽和結
線されたディプレッション型MOSトランジスタと、該
ディプレッション型MOSトランジスタのソースにドレ
インが接続され、2次電池のマイナス側にソースが接続
された第1のMOSトランジスタと、前記ディプレッシ
ョン型MOSトランジスタのドレインにドレインが接続
され、前記ディプレッション型MOSトランジスタのソ
ースにゲートが接続された第2のMOSトランジスタ
と、前記第1のMOSトランジスタのゲートおよび前記
第2のトランジスタのソースと2次電池のマイナス電極
側との間に直列に接続された第1の抵抗と第2の抵抗
と、前記第2のMOSトランジスタのソースと充電器の
マイナス電極側との間に直列に接続された第2のスイッ
チと第3の抵抗と第4の抵抗からなる回路と、充電器の
マイナス電極側に第1の入力端子が接続され、前記第1
の抵抗と前記第2の抵抗の接続点に第2の入力端子が接
続された放電過電流検出回路と、前記2次電池のマイナ
ス電極側に第1の入力端子が接続され、前記第3の抵抗
と前記第4の抵抗の接続点に第2の入力端子が接続され
た充電過電流検出回路とを有し、前記第2のスイッチは
過放電時にオフにされることを特徴としている。
【0020】 請求項記載の発明は、内部発振回路と
カウンター回路からなる過充電、過放電、放電過電流、
または充電過電流の検出時の遅延時間を決定する遅延回
路と、テスト用のテスト端子の電位をローレベルもしく
はハイレベルに固定する手段と、該テスト端子の電位が
ローレベルもしくはハイレベルに固定された場合に、前
記遅延回路の遅延時間を短縮する遅延時間短縮手段を有
することを特徴としている。
【0021】 請求項記載の発明は、内部発振回路を
定電流インバータとコンデンサからなる複数の遅延素子
を閉ループに接続したリングオシレータで構成し、遅延
素子の定電流源の定電流値を実質的に増加させることに
より遅延時間を短縮するものであり、請求項記載の発
明は、そのために一つの定電流源に並列に設けた別の定
電流源を有効化するようにしたものである。
【0022】 また、請求項記載の発明は、遅延素子
を構成するコンデンサの容量を実質的に低減させること
により遅延時間を短縮するものであり、請求項記載の
発明は、そのためにそのコンデンサに並列に設けた別の
コンデンサを無効化するようにしたものである。
【0023】 請求項記載の発明は、遅延素子の定電
流インバータを構成するインバータのスレッショルドを
実質的に減少させることにより遅延時間を短縮するもの
であり、請求項記載の発明は、そのために、インバー
タをCMOSインバータで構成し、一方のMOSトラン
ジスタに直列接続される飽和結線されたMOSトランジ
スタの個数を実質的に減らすようにしたものである。
【0024】 請求項10記載の発明は、カウンター回
路からの出力位置を変えることにより遅延時間を短縮す
るものである。
【0025】 請求項11記載の発明は、内部発振回路
を低速周波数発振器と高速周波数発振器で構成し、単一
のテスト端子の電位により低速周波数発振器と高速周波
数発振器のいずれか一方を有効化するようにしたもので
ある。
【0026】 請求項12記載の発明は、上述した構成
を有する充放電保護回路をバッテリーパックに組み込ん
だものである。請求項13〜16のこのようなバッテリ
ーパックを具体的な応用製品に用いたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を用いた半導体装
置のブロック図と、その半導体装置を使用したバッテリ
ーパック内部の保護回路を示す図である(請求項1)。
同図に示すように、バッテリーパックAの主要部を構成
部する半導体装置(充放電保護回路)1は、おおまかに
は過充電検出回路11と過放電検出回路12と放電過電
流検出回路13と短絡検出回路14と異常充電器検出回
路15と発振回路16とカウンター回路17とロジック
回路18,20とレベルシフト回路19と充電過電流検
出回路21から構成されている。
【0028】過充電検出回路11または過放電検出回路
12または放電過電流検出回路13または充電過電流検
出回路21または短絡検出回路14により、過充電また
は過放電または放電過電流または充電過電流または短絡
を検出すると、発振回路16が動作を開始し、カウンタ
ー回路17が計数を始める。そして、カウンター回路1
7によりそれぞれの検出時に予め設定されている遅延時
間をカウントすると、過充電または充電過電流の場合
は、ロジック回路(ラッチなど)18、レベルシフト1
9を通してCout出力がローレベルになり充電制御用
FET Q1をオフにし、過放電,放電過電流,または
短絡の場合はロジック回路20を通してDout出力が
ローレベルになり放電制御用FET Q2をオフにす
る。
【0029】バッテリーパックに充電器が接続され、充
電電流が流れると、放電制御用FET Q2のソース電
圧よりも、充電制御用FET Q1のソース電圧が低く
なる。放電制御用FET Q2のソース電圧は半導体装
置のVss端子電圧であり、充電制御用FET Q1の
ソース電圧は、半導体装置のV−端子に抵抗が接続され
ているが、V−端子がハイインピーダンスであるため、
ほぼ半導体装置のV−端子電圧と等しくなる。
【0030】従って充電電流が流れると、Vss端子電
圧よりもV−端子電圧が低くなる。V−端子電圧がVs
s端子電圧よりも、設定されたある電圧(充電過電流検
出電圧)だけ低くなると充電過電流を検出し、Cout
出力をローレベルにして充電制御用FET Q1をOF
Fさせる。検出する過電流値Iと充電過電流検出電圧V
chgdetと放電制御用FET Q2、充電制御用FET Q
1のON抵抗Ron1、Ron2との関係は以下のようにな
る。 I=Vchgdet/(Ron1+Ron2)
【0031】 図2は、図1の放電過電流検出回路13
と充電過電流検出回路21の回路構成の一例を示す図で
ある(請求項)。Nchデプレッショントランジスタ
52とNchエンハンスメントトランジスタ53、54
と抵抗56、57とを同図のように接続することによっ
て、ノード62に定電圧が発生することは当業者によく
知られている。
【0032】ここで、Pchトランジスタ51とNch
トランジスタ55は通常状態ではONになっている。N
chデプレッショントランジスタ52のVthをVtn
d、L長をLd、W長をWd、K値をKd、Nchエン
ハンスメントトランジスタ53のVthをVtne、L
長をLe、W長をWe、K値をKeとし、Kd×Wd/
Ld=Kd’、Ke×We/Le=Ke’とすると、ノ
ード62の電圧Vrefは、以下の式になる。 Vref=Vtne−(Kd’/Ke’)1/2×Vtn
【0033】このVrefとVssとの間を抵抗56と
57で分割した電圧を、放電過電流検出コンパレータ6
1の基準電圧としており、その値Vref1は以下のよ
うになる。 Vref1=Vref×R2/(R1+R2)
【0034】放電時に過電流が流れて、放電過電流検出
コンパレータ61の+入力に接続されているVref1
よりも、放電過電流検出コンパレータ61の−入力に接
続されているV−電圧が高くなると、放電過電流を検出
して、放電過電流検出コンパレータ61を反転し、その
出力Doutをローレベルにし、放電制御用FETQ2
をOFFにして、それ以上放電電流が流れないようにす
る。
【0035】上記放電過電流検出動作と同様に、Vre
fとV−との間を抵抗58と59で分割した電圧を、充
電過電流検出回路の基準電圧としており、その電圧Vr
ef2を充電過電流検出コンパレータ60の+入力に接
続し、Vss電圧を充電過電流コンパレータ60の−入
力に接続している。
【0036】このとき、Vref2の値は以下のように
なる。 Vref2=Vref−(Vref−V)×{R3/(R3+R4)} ={R4/(R3+R4)}×Vref+{R3/(R3+R4) } ×V
【0037】このVref2がVssレベル、すなわち
0Vになる時のV−の値が充電過電流検出電圧であり、
充電時に過電流が流れて、V−電圧が、Vref2が0
Vになる値まで下がった時に、充電過電流を検出して、
充電過電流検出コンパレータ60を反転し、その出力C
outをローレベルにし、充電制御用FET Q2をO
FFにして、それ以上充電電流が流れないようにする。
【0038】すなわち、充電過電流検出電圧Vchgdetは
以下のようになる。 {R4/(R3+R4)}×Vref+{R3/(R3
+R4)}×Vchgdet=0 従って、 Vchgdet=−(R4/R3)×Vref
【0039】ここで、Nchトランジスタ55は、過放
電を検出した時にOFFするスイッチである。過放電を
検出すると、DoutがOFFするため、VssとV−
間はハイインピーダンスになり、V−電位はVddレベ
ルに上昇する。このNchトランジスタ55がないと、
VddレベルになっているV−から抵抗59、58を介
してNchトランジスタ54の寄生ダイオード、Nch
デプレッショントランジスタ52、Nchエンハンスメ
ントトランジスタ53からVssという経路と、抵抗5
9、58を介して抵抗56、57からVssという経路
で電流が流れる。過放電を検出すると、電池電圧の低下
をなるべく防ぐために消費電流を極力少なくする必要が
ある。したがってNchトランジスタ55で上記経路の
電流パスを遮断しなければならない。
【0040】図1の異常充電器検出回路15は、異常充
電器等が接続されて大電圧がバッテリーパックAに印加
された時に、過電流検出回路13と短絡検出回路14の
入力に大電圧(V−電位)がかからないようにスイッチ
SW2をオフにすると同時に、スイッチSW1をオンに
することによって過電流検出回路13と短絡検出回路1
4の入力にVss電位を印加し、放電過電流検出回路1
3と短絡検出回路14の入力トランジスタのVthの経
時変化による過電流検出電圧値と短絡検出電圧値のシフ
トが起こらないようにするための回路である(詳細な回
路構成は、本出願人によって先に出願された特願平11
−312713号に記載されている)。
【0041】通常、過放電検出回路12による過放電検
出時の遅延時間は16mS程度、放電過電流検出回路1
3による過電流検出時の遅延時間は10mS程度、短絡
検出回路14による短絡検出時の遅延時間は1mS程度
であるが、過充電検出回路11による過充電検出時の遅
延時間は1S以上である。そこで、半導体装置1もしく
は保護回路基板などのテストを行うときに、テスト端子
をローレベルに固定(例えば、スイッチSW3をオン)
することによって、発振回路16の出力周波数を高く
し、遅延時間を短くすることでテスト時間を短縮するこ
とができる。本構成は、過充電、過放電、放電過電流ま
たは充電過電流のいずれの検出時にも有効であるが、特
に過充電検出時に有効性が大きい。
【0042】 図2は、放電過電流検出コンパレータ6
1と充電過電流検出コンパレータ60の両方を有する例
であるが、本発明は放電過電流検出コンパレータ61を
有せず、充電過電流検出コンパレータ60だけを有する
場合にも適用可能である。図3は、図2において、放電
過電流検出コンパレータ61を有しない場合の回路構成
図であり、図2に比較して、放電過電流検出コンパレー
タ61がないこと、抵抗R1とR2を一つの抵抗R1’
に置き換えたこと以外は図2と全く同じ回路構成であ
り、充電過電流検出コンパレータの回路動作は図2にお
ける動作と同様である(請求項)。
【0043】(1)定電流源の定電流値を変えることに
より遅延時間を変える実施例(請求項)図4
は、テスト機能を持った発振回路16を詳しく説明する
ための図である。図4の発振回路16は、定電流インバ
ータ111〜115と、コンデンサ116および117
を使ったリングオシレータである。このリングオシレー
タの発振周波数は、(a)定電流源105および109
の定電流値と、(b)コンデンサ116および117の
値と、(c)インバータ112および115のスレッシ
ョルドによって決まる。
【0044】また、テスト端子は抵抗101によってV
ddにプルアップされている。例えば、テスト端子に接
続しているスイッチSW3をオフさせてテスト端子をオ
ープンにした時は、プルアップ抵抗101によってPch
MOSトランジスタ102,103のゲート電圧がハ
イレベルになるため、Pch MOSトランジスタ10
2,103はオフしている。したがって、このときの発
振周波数は、定電流105,109およびコンデンサ1
16,117の値で決定される。
【0045】しかし、スイッチSW3をオンさせてテス
ト端子をローレベルにすると、PchMOSトランジスタ
102,103のゲート電圧がローレベルとなり、Pch
MOSトランジスタ102,103がオンするので、
発振周波数を決めている定電流の値は、定電流源105
および定電流源104における定電流値の和、定電流源
109および定電流源108における定電流値の和とな
るため、発振周波数が高くなり、結果的に過充電検出時
の遅延時間を短くすることができる。
【0046】例えば、定電流源105と定電流源104
の定電流の比、定電流源109と定電流源108の定電
流の比を1:9にすると、発振周波数は10倍になり、
遅延時間を1/10にすることができる。この場合は、
半導体装置1または半導体装置1を実装した保護回路基
板のテスト時間を、1/10に短縮することができる。
【0047】(2)コンデンサの容量値を変えることに
より遅延時間を変える実施例(請求項)図5
は、テスト機能を持った発振回路16の別の実施例を示
す図である。図4は、発振周波数を決めている電流源の
定電流値をテスト端子によって切替えるようにした発振
回路の実施例であるが、図5では、コンデンサの値をテ
スト端子によって切替えるようにした発振回路の実施例
を示す。
【0048】図5において、スイッチSW3がオフでテ
スト端子がオープンの時は、NchMOSトランジスタ2
16および217のゲートにVddが印加され、Nch
MOSトランジスタ216および217がオンしている
ため、発振周波数を決めているコンデンサの値は、コン
デンサ212+213、コンデンサ214+215にな
る。
【0049】しかし、スイッチSW3をオンにしてテス
ト端子をローレベルにすると、NchMOSトランジスタ
17および18のゲートが接地されNch MOSトラン
ジスタ17および18がオフになり、コンデンサの値
は、コンデンサ213と215だけになり、発振周波数
は高くなって、遅延時間が短くなり、結果的にテスト時
間を短縮できる。
【0050】図4では定電流源の定電流値を切替えるこ
とにより発振回路16の発信周波数を制御し、図5では
コンデンサの値を切替えることにより発振回路16の発
信周波数を制御しているが、リングオシレータを構成す
る定電流インバータのスレッショルドを変えることによ
っても可能である。
【0051】(3)定電流インバータのスレッショルド
を変えることにより遅延時間を変える実施例(請求項
)図6は、定電流インバータのスレッショル
ドを変更する構成例を説明するための図である。
【0052】同図(a)は、定電流源301とCMOS
インバータで構成される定電流インバータの基本構成図
である。CMOSインバータはPch MOSトランジス
タ302とNch MOSトランジスタ303で構成され
る。同図(b)は、同図(a)のNch MOSトランジ
スタ303に、飽和結線したNch MOSトランジスタ
304(図は1個の場合を示す)の直列接続する個数を
変えることによってスレッショルドを変えるようにした
ものである。
【0053】直列に接続するNch MOSトランジスタ
304の個数を1つ増やすごとにスレッショルドをVt
h(Vthは1つのNch MOSトランジスタ304の
スレッショルド)ずつ増加させることができる。直列に
接続するNch MOSトランジスタの個数の切替えは、
例えば、直列に接続する任意個のNch MOSトランジ
スタの両端をバイパスするMOSトランジスタを設け、
該バイパス用のMOSトランジスタを外部信号(テスト
信号)によりオンオフを制御することにより行うことが
できる。この構成により、例えば、スレッショルドを1
/2にして発振周波数を高め、遅延時間を短縮すること
も可能になる。
【0054】(4)カウンター回路からの出力位置を変
えることにより遅延時間を変える実施例(請求項
)図4〜図6は、発振周波数を変えることにより、遅
延時間を変える実施例であるが、発振周波数を変えるの
ではなく、カウンター回路から出力を取り出す位置
(段)を変えることによっても遅延時間を変えることが
できる。
【0055】図7は、カウンター回路17から出力を取
り出す位置(段)を変えて遅延時間を変える構成例であ
る。同図は、カウンター回路17の2つの位置(段)か
ら取り出した出力を、外部信号(テスト信号)によって
制御されるトランスミッションゲート401、402を
介して取り出すようにした例を示している。出力を取り
出す位置や個数は任意であり、これによって遅延時間を
所望の値にすることができる。
【0056】(5)内部発振回路を低速周波数発振器と
高速周波数発振器で構成し、切り替えることによって遅
延時間を短縮する実施例(請求項11)また、別の
実施例として、過充電、過放電、放電過電流、または充
電過電流の検出時の遅延時間を決定する遅延回路を内部
発振回路とカウンター回路で構成し、かつ、その内部発
振回路を低速周波数発振器と高速周波数発振器で構成
し、単一のテスト端子の電位により低速周波数発振器と
高速周波数発振器のいずれか一方を動作可能(有効化)
にするようにしてもよい(請求項11)。
【0057】 以上述べた充放電保護回路をバッテリー
パックに組み込むことで、テスト時間が短縮できる有用
性の高いバッテリーパックを実現できる。またこのよう
なバッテリーパックは各種電子機器、例えば、近年普及
してきている携帯電話、ディジタルカメラ、または小型
軽量の携帯用ミニディスク装置などの携帯用音響機器な
ど各種電子機器に広く利用可能である(請求項12〜1
)。
【0058】なお、図4および図5に示した実施例で
は、テスト端子にプルアップ抵抗101,201を接続
して、テスト端子をローレベルにすることによって発振
周波数を高くしているが、論理を逆にして、テスト端子
にプルダウン抵抗を接続し、テスト端子をハイレベルに
することによって発振周波数を高くしてもまったく同じ
効果を得ることができる。
【0059】また、図4および図5の実施例では、5段
の定電流インバータによるリングオシレータで、ハイ側
定電流、コンデンサをVssに接続した場合で説明した
が、一般的な奇数段のリングオシレータであればすべて
に活用でき、また、ロー側定電流でコンデンサをVdd
に接続したリングオシレータでも同様である。さらに、
上記実施例では、リングオシレータで説明したが、リン
グオシレータに限らず他の方式の発振回路であっても、
電流値や抵抗値やコンデンサを切替えることによって同
様の効果を得ることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、テスト端子をローレベ
ルもしくはハイレベルに固定することによって、2次電
池の過充電、過放電、放電過電流に加えて充電過電流の
検出時の遅延時間、特に一般的に遅延時間が長く設定さ
れている過充電検出時の遅延時間を短くすることがで
き、テスト時間を大幅に短縮することが可能な充放電保
護回路が実現でき、また、このような充放電保護回路を
組み込んだバッテリーパック、該バッテリーパックを用
いた携帯電話などの電子機器を提供することができる。
【0061】 さらに詳しくは、請求項記載の発明に
よれば、充電時の過電流を検出することができるので、
従来のように充電時の過電流保護のための電流ヒューズ
やPTC素子を接続する必要がなくなり、保護回路とし
ての部品点数を少なくできてコストを安くすることがで
きる。また、請求項記載の発明によれば、充電時の過
電流に加えて放電時の過電流も検出することができるの
で、さらに保護回路としての部品点数を少なくできてコ
ストを安くすることができる。
【0062】 請求項記載の発明によれば、単一のテ
スト端子により、過充電、過放電、放電過電流または充
電過電流の検出時の遅延時間を決定する遅延回路の遅延
時間を短縮することができる充放電保護回路が実現でき
る。
【0063】 また、請求項および記載の発明によ
れば、発振回路を構成する定電流インバータの定電流値
を変えることにより遅延時間を短縮する充放電保護回路
が実現でき、請求項および記載の発明によれば、発
振回路を構成するコンデンサの容量を変えることにより
遅延時間を短縮する充放電保護回路が実現でき、請求項
および記載の発明によれば、発振回路を構成する定
電流インバータのスレッショルドを変えることにより遅
延時間を短縮する充放電保護回路を実現できる。
【0064】 また、請求項10記載の発明によれば、
カウンター回路の出力位置を変えることによって遅延時
間を短縮する充放電保護回路を実現でき、請求項11
載の発明によれば、カウンター回路を複数の発振回路で
構成することによって遅延時間を短縮する充放電保護回
路を実現できる。
【0065】 また、請求項12〜16記載の発明によ
れば、上記充放電保護回路の応用技術として、近年普及
している携帯電話、ディジタルカメラ、携帯型のMD
(ミニディスク)装置などの音響機器を始めとして2次
電池を必要とする各種電子機器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた半導体装置のブロック図と、そ
の半導体装置を使用したバッテリーパック内部の保護回
路を示す図である。
【図2】放電過電流検出回路と充電過電流検出回路を有
する場合の具体的回路構成の一例を示す図である。
【図3】充電過電流検出回路だけを有する場合の具体的
回路構成の一例を示す図である。
【図4】テスト機能を有する発振回路の実施例を説明す
るための図である(定電流源の定電流値を変更)。
【図5】テスト機能を有する発振回路の別の実施例を説
明するための図である(コンデンサ容量を変更)。
【図6】テスト機能を有する発振回路の別の実施例を説
明するための図である(定電流インバータのスレッショ
ルドを変更)。
【図7】テスト機能を有するカウンター回路の実施例を
説明するための図である(カウンター回路からの出力取
出し位置を変更)。
【図8】従来技術における過放電保護回路の例である。
【符号の説明】
1:半導体装置(充放電保護回路)、 11:過充電検出回路、 12:過放電検出回路、 13:放電過電流検出回路、 14:短絡検出回路、 15:異常充電器検出回路、 16:発振回路、 17:カウンター回路、 18,20:ロジック回路(ラッチ)、 19:レベルシフト回路、 21:充電過電流検出回路、 Q1:充電制御用FET、 Q2:放電制御用FET、 SW1,SW2,SW3:スイッチ、 51:Pchトランジスタ 52:Nchデプレッショントランジスタ、 53,54:Nchエンハンスメントトランジスタ、 55:Nchトランジスタ、 56〜59:抵抗、 60:充電過電流検出コンパレータ、 61:放電過電流検出コンパレータ、 62:ノードVref、 101,201:プルアップ抵抗、 102,103,302:Pch MOSトランジスタ、 104〜110,202〜206,301:定電流源、 111〜115,207〜211:定電流インバータ、 116,117,212〜215:コンデンサ、 303,304:Nch MOSトランジスタ、 401,402:トランスミッションゲート、 501:内蔵発振器、 502:分周カウンタ、 503:ゲート、 504:比較器(COMP)、 505:デコーダ(ラッチ回路)、 506:インバータ、 507:保護スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36 H01M 10/42 - 10/48 301

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過充電検出回路、過放電検出回路、放電
    過電流検出回路の少なくともひとつと充電過電流検出回
    路を具備し、該充電過電流検出回路により2次電池の充
    電過電流を検出して充電経路を制御し、2次電池を充電
    過電流から保護する充放電保護回路であって、 2次電池および充電器のプラス側電極に接続された第1
    のスイッチと、該スイッチにドレインが接続された飽和
    結線されたディプレッション型MOSトランジスタと、
    該ディプレッション型MOSトランジスタのソースにド
    レインが接続され、2次電池のマイナス側にソースが接
    続された第1のMOSトランジスタと、前記ディプレッ
    ション型MOSトランジスタのドレインにドレインが接
    続され、前記ディプレッション型MOSトランジスタの
    ソースにゲートが接続された第2のMOSトランジスタ
    と、前記第1のMOSトランジスタのゲートおよび前記
    第2のトランジスタのソースと2次電池のマイナス電極
    側との間に直列に接続された第1の抵抗と、前記第2の
    MOSトランジスタのソースと充電器のマイナス電極側
    との間に直列に接続された第2のスイッチと第3の抵抗
    と第4の抵抗からなる回路と、前記2次電池のマイナス
    電極側に第1の入力端子が接続され、前記第3の抵抗と
    前記第4の抵抗の接続点に第2の入力端子が接続された
    前記充電過電流検出回路とを有することを特徴とする充
    放電保護回路。
  2. 【請求項2】 過充電検出回路、過放電検出回路、放電
    過電流検出回路の少なくともひとつと充電過電流検出回
    路を具備し、該充電過電流検出回路により2次電池の充
    電過電流を検出して充電経路を制御し、2次電池を充電
    過電流から保護する充放電保護回路であって、 2次電池および充電器のプラス側電極に接続された第1
    のスイッチと、該スイッチにドレインが接続された飽和
    結線されたディプレッション型MOSトランジスタと、
    該ディプレッション型MOSトランジスタのソースにド
    レインが接続され、2次電池のマイナス側にソースが接
    続された第1のMOSトランジスタと、前記ディプレッ
    ション型MOSトランジスタのドレインにドレインが接
    続され、前記ディプレッション型MOSトランジスタの
    ソースにゲートが接続された第2のMOSトランジスタ
    と、前記第1のMOSトランジスタのゲートおよび前記
    第2のトランジスタのソースと2次電池のマイナス電極
    側との間に直列に接続された第1の抵抗と第2の抵抗
    と、前記第2のMOSトランジスタのソースと充電器の
    マイナス電極側との間に直列に接続された第2のスイッ
    チと第3の抵抗と第4の抵抗からなる回路と、充電器の
    マイナス電極側に第1の入力端子が接続され、前記第1
    の抵抗と前記第2の抵抗の接続点に第2の入力端子が接
    続された前記放電過電流検出回路と、前記2次電池のマ
    イナス電極側に第1の入力端子が接続され、前記第3の
    抵抗と前記第4の抵抗の接続点に第2の入力端子が接続
    された前記充電過電流検出回路とを有し、前記第2のス
    イッチは過放電時にオフにされることを特徴とする充放
    電保護回路。
  3. 【請求項3】 内部発振回路とカウンター回路からなる
    過充電、過放電、放電過電流、または充電過電流の検出
    時の遅延時間を決定する遅延回路と、テスト用のテスト
    端子の電位をローレベルもしくはハイレベルに固定する
    手段と、該テスト端子の電位がローレベルもしくはハイ
    レベルに固定された場合に、前記遅延回路の遅延時間を
    短縮する遅延時間短縮手段を有することを特徴とする請
    求項1または記載の充放電保護回路。
  4. 【請求項4】 前記内部発振回路を定電流インバータと
    コンデンサからなる複数の遅延素子を閉ループに接続し
    たリングオシレータで構成し、前記遅延時間短縮手段を
    前記遅延素子の定電流インバータを構成する定電流源の
    定電流値を実質的に増加させる手段としたことを特徴と
    する請求項3記載の充放電保護回路。
  5. 【請求項5】 前記定電流値を実質的に増加させる手段
    は、前記定電流源に並列に設けた別の定電流源を有効化
    する手段であることを特徴とする請求項載の充放電保
    護回路。
  6. 【請求項6】 前記内部発振回路が定電流インバータと
    コンデンサからなる複数の遅延素子を閉ループに接続し
    たリングオシレータで構成され、前記遅延時間短縮手段
    が前記遅延素子を構成するコンデンサの容量を実質的に
    低減させる手段であることを特徴とする請求項記載の
    充放電保護回路。
  7. 【請求項7】 前記コンデンサの容量を実質的に低減さ
    せる手段は、前記コンデンサに並列に設けた別のコンデ
    ンサを無効化する手段であることを特徴とする請求項
    記載の充放電保護回路。
  8. 【請求項8】 前記内部発振回路が定電流インバータと
    コンデンサからなる複数の遅延素子を閉ループに接続し
    たリングオシレータで構成され、前記遅延時間短縮手段
    が、前記遅延素子の定電流インバータを構成するインバ
    ータのスレッショルドを実質的に減少させる手段である
    ことを特徴とする請求項記載の充放電保護回路。
  9. 【請求項9】 前記インバータがCMOSインバータで
    あり、前記遅延素子の定電流インバータを構成するイン
    バータのスレッショルドを実質的に減少させる手段が、
    CMOSインバータを構成する一方のMOSトランジス
    タに直列接続される飽和結線されたMOSトランジスタ
    の個数を実質的に減らす手段であることを特徴とする請
    求項記載の充放電保護回路。
  10. 【請求項10】 前記遅延時間短縮手段が、該カウンタ
    ー回路からの出力位置を変える手段であることを特徴と
    する請求項記載の充放電保護回路。
  11. 【請求項11】 前記遅延時間短縮手段が、前記内部発
    振回路を低速周波数発振器と高速周波数発振器で構成
    し、単一のテスト端子の電位により低速周波数発振器と
    高速周波数発振器のいずれか一方を有効化する手段であ
    ことを特徴とする請求項3記載の充放電保護回路。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    された充放電保護回路を組み込んだことを特徴とするバ
    ッテリーパック。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のバッテリーパックを
    用いた電子機器。
  14. 【請求項14】 請求項12記載のバッテリーパックを
    用いたことを特徴とする携帯電話。
  15. 【請求項15】 請求項12記載のバッテリーパックを
    用いたことを特徴とするディジタルカメラ。
  16. 【請求項16】 請求項12記載のバッテリーパックを
    用いたことを特徴とする携帯用音響機器。
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