JP3495947B2 - 端子及び端子への電線加締め構造 - Google Patents

端子及び端子への電線加締め構造

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    • H01R4/18Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping
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    • H01R4/184Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping for cylindrical elongated bodies, e.g. cables having circular cross-section comprising a U-shaped wire-receiving portion
    • H01R4/185Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping for cylindrical elongated bodies, e.g. cables having circular cross-section comprising a U-shaped wire-receiving portion combined with a U-shaped insulation-receiving portion

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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線接続に用いら
れる端子及び端子への電線加締め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の端子101は、例えば図
4に示すように、一方の相手端子との接触部103が、
他方の被覆電線105の芯線105bを圧着する芯線接
続部107および被覆105aを圧着する被覆接続部1
09がそれぞれ形成されている。そして、芯線接続部1
07および被覆接続部109に加締め加工を施すことに
より、図5に示すように被覆電線105の端末が端子1
01に加締め接続される。
【0003】ところで、この種の端子101は、一般
に、被覆電線105の外径を基準にして加締め加工がで
きる電線の巾により適用電線範囲(例えば、0.3〜
0.85mm2、0.5〜2.0mm2等の範囲)を定
めて何種類かにランク分けし、前記芯線接続部107お
よび被覆接続部109の内径寸法を適用電線範囲中の最
大外径のものに適合させて形成されている。この場合、
被覆電線105が適用電線範囲中の最大径に近いもの
は、被覆電線105の外径が被覆接続部109の内径に
適合して中心が保持されるので良好な加締め把持が行わ
れる。
【0004】しかしながら、被覆電線105が適用電線
範囲中の最小径に近くなるにしたがって、図6の(a)
に示すように、被覆電線105の外径と被覆接続部10
9の内径が適合しないため、加締め加工時に左右いずれ
かに片寄ることになり、図6の(b)に示すように、被
覆電線105と被覆接続部109との間に空間Aが生じ
る。
【0005】このように空間Aが生じると、電線接続部
に振動等がかかったときに、この振動等を被覆105a
で吸収することができず、被覆電線105が左右に移動
される。この被覆電線105の移動によって図5におけ
るB部、すなわち、被覆接続部109の端縁により被覆
電線105が損傷されるという問題があった。
【0006】そこで、上記のような問題点を改善する端
子としては、例えば実開昭60−57066号公報に示
すものが開示されている(図7参照)。この端子111
では、被覆電線113を圧着するための電線接続部とし
て芯線接続部115と被覆接続部117とを形成し、被
覆接続部117の基部側の内径を適用電線範囲中の最大
径の被覆外径にほぼ適合させ、該被覆接続部117の基
部の両側から内方へ打ち出した対称状の突起119をそ
れぞれ設け、この突起119間の内径を適用電線範囲中
の最小径の被覆外径に適合させて、図8に示すように、
適用電線範囲中の最小径から最大径のものに対して突起
119により片寄ることなく中心位置が保持されるとと
もに、該突起119により被覆の下部側が押圧を受けた
状態で加締め接続されるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の端子111では、被覆接続部117に突起
119が打出しにより設けられているので、図7におい
て鎖線で示したC部の強度が弱くなり、加締め加工時に
前記C部が加締め力によって図9(b)に示すように極
端な折り曲げ部が生じ、加締め接続が不良状態となる。
このような加締め接続の被覆接続部117に、例えば上
向きの張力Fがかかった場合には、図9の(b)に示す
ように、加締め片が上向きに伸ばされ、電線113が端
子111から外れてしまうという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、加締め接続した電線の
移動を規制し、良好な加締め接続が得られる端子及び端
子への電線加締め構造の提供を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、相手端子との接触部と、
電線端末が加締め接続される加締め部とからなり、前記
加締め部が、電線を載置する底壁の両側部から同方向に
折り曲げ形成された一対の側壁にそれぞれ設けられた一
対の加締め片を有する端子であって、前記底壁上に載置
された電線の両外周面に当接して電線の移動を規制する
一対の電線振れ防止片を設け、前記一対の電線振れ片
が、底壁の中央部を基端として側壁側を自由端として切
り起こされているとともに、中間部が屈曲されて山形形
状に形成されていることを特徴とする。
【0010】したがって、底壁上に載置された電線は、
その両外周面が一対の電線振れ防止片に当接された状態
で一対の加締め片によって加締め接続され、加締め接続
後には、前記一対の電線振れ防止片によって電線の左右
方向への移動が規制される。
【0011】したがって、加締め接続部に振動等がかか
った場合でも一対の電線振れ防止片によって電線の左右
方向への移動が防止され、この振動等は電線の被覆によ
って吸収されので、加締め片の端縁等による電線の損傷
等が防止される。
【0012】また、底壁上に載置された電線は、その外
周面が一対の電線振れ防止片に当接された状態で一対の
加締め片によって加締め接続され、加締め接続後には、
前記一対の電線振れ防止片によって電線の左右方向への
移動が規制される。したがって、加締め接続部に振動等
がかかった場合でも一対の電線振れ防止片によって電線
の左右方向への移動が防止され、この振動等は電線の被
覆によって吸収されるので、加締め片の端縁等による電
線の損傷等が防止される。
【0013】また、底壁上に載置された電線が、加締め
時に、加締め片により加締められると、電線振れ防止片
が変形することによってこの反力により加締め片、一対
の電線振れ防止片との3方向から押されるため、底壁の
中央部分に位置決めされる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の端子であって、前記電線振れ片の前記自由端側とそれ
ぞれ当接して電線振れ片の変形を防止するストッパを前
記両側壁に設けたことを特徴とする。
【0015】したがって、一対の電線振れ防止片上に載
置され状態で、加締められると、一対の電線振れ防止片
の自由端側は、両側壁側へそれぞれ変形しようとする
が、この自由端側は、ストッパにそれぞれ当接すること
によってその移動が規制されるしたがって、一対の電線
振れ防止片の過大な変形が防止される。
【0016】請求項3に記載の発明は、相手端子との接
触部と、電線端末が加締め接続される加締め部とからな
り、前記加締め部が電線を載置する底壁の両側部から同
方向に折り曲げ形成された一対の側壁にそれぞれ設けら
れた一対の加締め片を有する端子に、電線端末を加締め
接続する端子への電線加締め構造であって、前記底壁上
に載置された電線の両外周面に当接して電線の移動を規
制する一対の電線振れ防止片を設け、前記一対の電線振
れ片が、底壁の中央部を基端として側壁側を自由端とし
て切り起こされているとともに、中間部が屈曲されて山
形形状に形成されていることを特徴とする。
【0017】したがって、底壁上に載置された電線は、
その両外周面が一対の電線振れ防止片に当接された状態
で一対の加締め片によって加締め接続された端子への電
線加締め構造であるので、請求項1の発明による作用と
同等の作用が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る端子及び端子
への電線加締め構造の実施形態について説明する。図1
は、端子21の後端側の一部を示し、図2は、電線23
を加締めた状態を示す断面図である。また、図3は、端
子の後端側を展開状態で示した展開図である。
【0019】図1に示すように、本実施形態の端子21
の電線加締め部25は、底壁27と、この底壁27から
同方向へ屈曲形成された一対の側壁29、29とからな
り、これらの底壁27と一対の側壁29、29で囲まれ
る内部に電線収容空間31が形成されている。
【0020】前記一対の側壁29、29には、電線23
を加締めるための一対の加締め片33、33と、導電体
(芯線)を加締めるための一対の導電体加締め片(不図
示)とがそれぞれに設けられている。さらに、底壁27
の中心部を基端37aとして、底壁27から切り起こさ
れて一対の電線振れ防止片37、37が形成されてい
る。
【0021】この電線振れ防止片37は、自由端側37
bとの間が屈曲されて山形状に形成されている。また、
底壁27の側壁29、29側は、側壁29と同方向に屈
曲形成されてストッパ35、35がそれぞれ形成されて
いる。これらのストッパ35、35は電線振れ防止片3
7、37の自由端側37b、37bの先端部が当接する
ことにより、電線振れ防止片37、37の過大な変形を
防止している。
【0022】また、電線振れ防止片37の自由端側37
bには、幅方向の両側に当接突起39、39がそれぞれ
設けられている。
【0023】図3は、電線加締め部を平板状の板材から
打ち抜き形成した展開状態で示す。
【0024】本実施形態の電線加締め部25、電線振れ
防止片37、37を打ち抜き形成したため、貫通孔4
1、41がそれぞれ形成されている。
【0025】本実施形態の電線加締め部25に電線23
を加締め接続するには、電線23の端末を底壁27上に
載置することにより、一対の電線振れ防止片37、37
上に電線23が載置される。この状態から電線加締め部
25、25を内側に向けて折り曲げることにより、図2
に示すように、加締める。この状態では、一対の電線振
れ防止片37、37、加締め部25との3方向から支持
される。また、電線23を底壁27上の略中心位置に位
置させることができる。
【0026】この状態では、電線振れ防止片37、37
により電線23の左右方向への移動が規制される。
【0027】したがって、加締め接続部25に振動がか
かった場合でも、一対の電線振れ防止片37、37によ
って、電線の左右方向への移動が防止され、この振動等
は電線23の被覆によって吸収されるので、加締め片3
3、33の端縁等による電線23の損傷等が防止され
る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、底壁上に載置された電線の両
外周面に当接して電線の移動を規制する電線振れ防止片
を、前記側壁又は底壁のいずれか一方に設けているの
で、底壁上に載置された電線は、その両外周部が一対の
電線振れ防止片に当接された状態で一対の加締め片によ
って加締め接続され、加締め接続後には、前記一対の電
線振れ防止片によって電線の左右方向への移動が規制さ
れる。
【0029】したがって、加締め接続部に振動等がかか
った場合でも、一対の電線振れ防止片によって電線の左
右方向への移動が防止され、この振動等は電線の被覆に
よって吸収されるので、加締め片の端縁片による電線の
損傷等を防止することができる。
【0030】また、一対の電線振れ片が、底壁の中央部
を基端として側壁側を自由端として切り起こされている
とともに、中間部が屈曲されて山形形状に形成されてい
るので、底壁上に載置された電線は、その外周面が一対
の電線振れ防止片に当接された状態で一対の加締め片に
よって加締め接続され、加締め接続後には、前記一対の
電線振れ防止片によって電線の左右方向への移動が規制
される。
【0031】したがって、加締め接続部に振動等がかか
った場合でも一対の電線振れ防止片によって電線の左右
方向への移動が防止され、この振動等は電線の被覆によ
って吸収されるので、加締め片の端縁等による電線の損
傷等が防止される。
【0032】また、底壁上に載置された電線が、加締め
時に、加締め片により加締められると、電線振れ防止片
が変形することによってこの反力により加締め片、一対
の電線振れ防止片との3方向から押されるため、底壁の
中央部分に位置決めされる。
【0033】請求項2に記載の発明によれば、電線振れ
片の前記自由端側とそれぞれ当接して電線振れ片の変形
を防止するストッパを前記両側壁に設けたので、一対の
電線振れ防止片上に載置され状態で、加締められると、
一対の電線振れ防止片の自由端側は、両側壁側へそれぞ
れ変形しようとするが、この自由端側は、ストッパにそ
れぞれ当接することによってその移動が規制される。し
たがって、一対の電線振れ防止片の過大な変形が防止さ
れる。
【0034】請求項3に記載の発明によれば、側壁又は
底壁のいずれか一方に設けられて、底壁のいずれか一方
に設けられて、底壁上に載置された電線の両外周面に当
接して電線の移動を規制する一対の電線振れ防止片を有
するので、請求項1の発明による効果と同等の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の端子の要部斜視図である。
【図2】実施形態において電線を加締め接続した状態を
示す断面図である。
【図3】実施形態の電線加締め部の展開状態を示す平面
図である。
【図4】第1従来例の端子の斜視図である。
【図5】第1従来例の接続状態における全体斜視図であ
る。
【図6】(a)は第1従来例の加締め接続前の状態を示
す断面図である。(b)は第1従来例の加締め接続状態
を示す断面図である。
【図7】第2従来例の端子の要部斜視図である。
【図8】第2従来例の加締め接続状態を示す断面図であ
る。
【図9】(a)は第2従来例の加締め接続の不良状態を
示す断面図である。(b)は第2従来例の加締め接続部
の破損状態を示す断面図である。
【符号の説明】
21 端子 23 電線 25 加締め部 27 底壁 29 側壁 37 電線振れ防止片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−111248(JP,A) 特開 平9−180772(JP,A) 実開 昭59−20569(JP,U) 実開 昭55−7235(JP,U) 実開 昭60−57066(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手端子との接触部と、電線端末が加締
    め接続される加締め部とからなり、前記加締め部が、電
    線を載置する底壁の両側部から同方向に折り曲げ形成さ
    れた一対の側壁にそれぞれ設けられた一対の加締め片を
    有する端子であって、前記底壁上に載置された電線の両
    外周面に当接して電線の移動を規制する一対の電線振れ
    防止片を設け、前記一対の電線振れ片が、底壁の中央部
    を基端として側壁側を自由端として切り起こされている
    とともに、中間部が屈曲されて山形形状に形成されてい
    ことを特徴とする端子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の端子であって、前記電
    線振れ片の前記自由端側とそれぞれ当接して電線振れ片
    の変形を防止するストッパを前記両側壁に設けたことを
    特徴とする端子。
  3. 【請求項3】 相手端子との接触部と、電線端末が加締
    め接続される加締め部とからなり、前記加締め部が電線
    を載置する底壁の両側部から同方向に折り曲げ形成され
    た一対の側壁にそれぞれ設けられた一対の加締め片を有
    する端子に、電線端末を加締め接続する端子への電線加
    締め構造であって、前記底壁上に載置された電線の両外
    周面に当接して電線の移動を規制する一対の電線振れ防
    止片を設け、前記一対の電線振れ片が、底壁の中央部を
    基端として側壁側を自由端として切り起こされていると
    ともに、中間部が屈曲されて山形形状に形成されている
    ことを特徴とする端子への電線加締め構造。
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