JP3495614B2 - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JP3495614B2
JP3495614B2 JP29531198A JP29531198A JP3495614B2 JP 3495614 B2 JP3495614 B2 JP 3495614B2 JP 29531198 A JP29531198 A JP 29531198A JP 29531198 A JP29531198 A JP 29531198A JP 3495614 B2 JP3495614 B2 JP 3495614B2
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/642Cooling of the microwave components and related air circulation systems
    • H05B6/6423Cooling of the microwave components and related air circulation systems wherein the microwave oven air circulation system is also used as air extracting hood

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  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジ等の加
熱調理装置に関し、詳しくは、装置の内部に空気を取込
み外部に空気を排出するよう構成された加熱調理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の加熱調理装置では、食品等の被加
熱物の加熱調理を行なうため、装置内部が室温に比べて
高温になる場合があった。このことから、従来の加熱調
理装置には、吸気孔と排気孔とを備え、装置内の冷却等
のために、装置内に外気を取込む機構、および、装置の
内部から外部に空気を排出する機構を有するものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の加熱調理装置では、空気の取込みや排出を
行なわない場合でも、吸気孔と排気孔が開いていた。し
たがって、従来の加熱調理装置では、空気の取込みや排
出を行なわない場合でも、装置の内部に、吸気孔と排気
孔を介して埃や汚れが入る、という問題があった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、装置の内部に、埃や汚れが入
りにくい加熱調理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる加熱調理装置は、加熱調理装置内に空気を取込
むための吸気孔と、当該加熱調理装置外に空気を排出す
るための排気孔とを備えた加熱調理装置であって、前記
吸気孔と前記排気孔とを覆う開閉可能なカバーを含み、
前記カバーは、当該カバーが開状態となった場合に、前
記吸気孔を介して前記加熱調理装置内に取込まれる空気
と、前記排気孔を介して前記加熱調理装置外に排出され
る空気との混合を防ぐ仕切部材を備えることを特徴とす
る。
【0006】請求項1に記載の発明によると、加熱調理
装置において、空気の取込みおよび排出を行なわない場
合には、カバーにより、吸気孔および排気孔を覆うこと
ができる。
【0007】これにより、埃や汚れが加熱調理装置内に
入り込む機会を減らすことができるため、埃や汚れが入
りにくい加熱調理装置を提供することができる。
【0008】
【0009】また、カバーが開状態となると、加熱調理
装置において、取込まれる空気と排出される空気の混合
を防止できる。
【0010】これにより、請求項1に記載の発明による
効果に加えて、加熱調理装置において装置内の冷却のた
めの空気の取込みおよび排出が行なわれる場合、排出さ
れた暖かい空気を取込むことが回避され、当該冷却効率
の向上が可能となる。
【0011】請求項2に記載の本発明にかかる加熱調理
装置は、請求項1に記載の発明にかかる加熱調理装置の
構成に加えて、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加
熱手段の動作状況に応じて、前記カバーの開閉状態を制
御する加熱連動制御手段をさらに含むことを特徴とす
る。
【0012】請求項2に記載の発明によると、請求項1
に記載の発明による効果に加えて、加熱連動制御手段の
働きにより、カバーは、加熱手段の動作状況に応じて、
自動的に開閉される。
【0013】これにより、請求項1に記載の発明による
効果に加えて、加熱調理装置において、カバーの開閉状
態が、適宜、自動的に切替えられるため、加熱調理装置
の使い勝手がよくなる。
【0014】請求項3に記載の本発明にかかる加熱調理
装置は、キッチンキャビネット等の高所に取付けられる
加熱調理装置の本体と、該本体正面に設けたドアと、前
記本体の内部であって前記ドアの奥に被加熱物を収納す
る加熱室と、加熱制御のためのマグネトロン等の電子部
品を収納する機械室と、前記本体正面の上部に設けた本
体正面の吸気孔及び排気孔と、該本体正面の吸気孔およ
び排気孔を一体に覆う開閉可能なカバーと、前記本体下
面に設けた本体下面の吸気孔と、該本体下面の吸気孔か
ら空気を取込み前記排気孔から排出するフードファン
と、前記本体正面の吸気孔から前記機械室に空気を取り
込み前記マグネトロン等の部品を冷却するファンと、を
備え、前記カバーは、当該カバーが開状態となった場合
に、前記排気孔から排出される空気が前記吸気孔から直
接取り込まれることを回避するための仕切板を有するこ
とを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明によると、前記カバ
ーは、前記排気孔から排気される空気の流れる方向を制
御することができ、また、前記本体下面の吸気孔から空
気を取込み、前記排気孔から排出できることにより、換
気扇として使用することができる。
【0016】そして、前記カバーの仕切板は、前記排気
孔から排出される空気が直接前記本体正面の吸気孔から
取り込まれることを回避できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、加熱調理装置の一例としてキッチンキャビ
ネット等の高所に取付けるタイプの電子レンジを示す
が、本発明はこれに限らず、所定の場所に備え付けるタ
イプではない移動可能な電子レンジなどであってもよ
く、装置の内部に空気を取込み外部に空気を排出するよ
う構成された加熱調理装置であれば、すべてに適用する
ことが可能である。
【0018】図1は、本発明の第1実施の形態の電子レ
ンジを示す図である。図1に、電子レンジの外観を示
す。電子レンジ1は、本体4の正面に、前板5と、ドア
3を備えている。前板5の上部には、吸気孔および排気
孔(後述する吸気孔21および排気孔2,22、図1で
は省略)が設けられ、そして、当該吸気孔および排気孔
を覆うようにカバー7が備えられている。また、前板5
には、ユーザが、電子レンジ1の操作内容を入力するた
めのコントロールパネル51が設けられている。電子レ
ンジ1は、図2に示すように、たとえば、キッチンキャ
ビネット82内の、ガスレンジ83の真上に取付けられ
る。
【0019】図3は、図1の電子レンジ1のドア3を開
いた状態を示す図である。電子レンジ1では、本体4の
内部であってドア3の奥に、被加熱物を収納する加熱室
30が設けられている。
【0020】図4は、図1のIV−IV線に沿う矢視断
面図である。また、図5は、図1の電子レンジ1の斜視
図であり、電子レンジ1の内部構造を詳細に説明するた
めに、本体4の外郭部分を省略した図である。
【0021】図4および図5を参照して、電子レンジ1
は、本体4内に、中枠11と、中枠11の外側にある通
気路12を備えている。なお、中枠11は、加熱室30
と、加熱制御等のための電子部品(後述するマグネトロ
ン33等)を収納する機械室31と、加熱室30から排
出される空気が送り込まれる排気室32とを囲うように
構成されている。通気路12の壁面であって本体4の下
面には、吸気孔40が設けられている。また、中枠11
の上には、2つのフードファン8が設けられている。ま
た、前板5の上部には、カバー7に覆われた、吸気孔2
1および排気孔2,22が形成されている。そして、図
中10は、フードファン8から送られる空気を排気孔2
のみに導く本体ガイドである。
【0022】電子レンジ1において、フードファン8が
作動すると、カバー7が図1に示す閉状態から図5に示
す開状態となり、そして、図4および図5に白抜きの矢
印で示すように、吸気孔40から通気路12内に空気が
取込まれ、その空気は、フードファン8を介して、排気
孔2から電子レンジ1外に排出される。なお、排気孔2
の前面にカバー7が備えられることにより、排気孔2か
ら、上方に向かって、空気を排出させることができる。
つまり、カバー7は、排気孔2(および排気孔22)か
ら排出される空気の流れる方向を制御することができ
る。このように、電子レンジ1において、吸気孔40か
ら空気を取込み、排気孔2から排出できることにより、
ガスレンジ83において調理が行なわれた際に、電子レ
ンジ1を換気扇として使用することができる。
【0023】なお、カバー7には、仕切板71と把手7
2が設けられている。仕切板71は、排気孔2から排出
される空気が直接吸気孔21から電子レンジ1内に取込
まれることを回避するために設けられており、把手72
は、カバー7の開閉を手動で切替えるために設けられて
いる。把手72が設けられることにより、特に、フード
ファン8やファン34を運転させずに、吸気孔21およ
び排気孔2,22付近の掃除等を行なう場合や、カバー
7を自動的に開閉する部材が故障した場合、手動で、カ
バー7を開閉できる。本実施の形態では、仕切板71に
より、カバーが開状態となった場合に、吸気孔を介して
加熱調理装置内に取込まれる空気と、排気孔を介して加
熱調理装置外に排出される空気との混合を防ぐ仕切部材
が構成されている。なお、本実施の形態の仕切部材は仕
切板71のように板体であるが、空気の混合を防ぐ機能
を有するものであれば、形状はこれに限定されない。
【0024】一方、図5中、52は、吸気孔21から取
込まれた空気が送り込まれる吸気室であり、機械室32
と接続されている。そして、電子レンジ1では、フード
ファン8とは別のファン(後述するファン34)を備え
ており、図4および図5に示す空気の流れとは別の態様
で空気を流すことができる。以下に、電子レンジ1にお
ける当該別の態様での空気の流れについて、図6を参照
しつつ、説明する。
【0025】図6は、図5と同様の、電子レンジ1の本
体4の外郭部分を省略した斜視図である。なお、図6に
おいては、上述の別の態様での空気の流れを、白抜きの
矢印で示している。また、図6においては、機械室31
の内部構造を説明するために、中枠11を一部破断させ
て記載している。
【0026】電子レンジ1は、機械室31内に、加熱室
30内の被加熱物を加熱するためのマグネトロン33
と、マグネトロン33等の部品を冷却するためのファン
34を備えている。そして、電子レンジ1において、フ
ァン34が作動すると、カバー7が図1に示す閉状態か
ら図5に示す開状態となり、そして、図6に白抜きの矢
印で示すように、吸気孔21から、吸気室52、機械室
31を介して加熱室30内に空気が取込まれ、その空気
は、排気室32を通り、排気孔22から電子レンジ1外
に排出される。
【0027】以上説明したように、電子レンジ1では、
フードファン8とファン34とにより、異なった態様
で、空気が流れる。なお、電子レンジ1では、後述する
ようにフードファン8またはファン34のいずれかが作
動する際には、自動で、カバー7が、図5または図6に
示されるように開状態とされ、フードファン8およびフ
ァン34の動作が停止すると、カバー7が、図1に示す
ように閉状態とされる。なお、電子レンジ1では、マグ
ネトロン33による加熱調理が行なわれる際には、自動
的に、ファン34が作動する。また、コントロールパネ
ル51において所定のキー操作を行なうことにより、フ
ードファン8を作動させることができる。つまり、電子
レンジ1において、フードファン8とファン34とは、
独立して作動するものである。
【0028】次に、カバー7の構成について、図7〜図
10をしつつ説明する。図7は、電子レンジ1の右上部
の拡大図であり、図8は、電子レンジ1の本体4の外郭
部を省略した状態での平面図であり、図9は、電子レン
ジ1の仕切板71付近の拡大図である。
【0029】まず、図7〜図9を参照して、仕切板71
には、円弧状の窓76が形成されている。また、電子レ
ンジ1は、仕切板71付近に、アーム73を備え、吸気
室52を構成する壁面の上部であって、吸気孔21の裏
側に対応する場所に、ステッピングモータ74を備えて
いる。アーム73は、一端をステッピングモータ74に
接続され、他端を、接続部材75および窓76を介し
て、仕切板71に接続されている。
【0030】ここで、ステッピングモータ74を、吸気
孔21の裏側に対応する場所に配設したのは、ステッピ
ングモータ74の温度上昇を抑えるためである。すなわ
ち、電子レンジ1において、吸気孔21は、外気が取込
まれる場所であるため、加熱調理によってある程度温度
が上昇する電子レンジ1の他の場所よりも、温度が低く
なると考えられる。したがって、ステッピングモータ7
4を、排気孔2または排気孔22の裏側に対応する場所
に配設するよりも、吸気孔21の裏側に対応する場所に
配設する方が、ステッピングモータ74の温度上昇を抑
えることができるのである。
【0031】電子レンジ1では、フードファン8または
ファン34が作動すると、ステッピングモータ74が作
動することにより、アーム73が、ステッピングモータ
74との接続部分を中心として、図9の反時計方向に回
転して、カバー7が開状態となる。このときのカバー7
の状態変化の機構を詳細に説明するために、図10に、
電子レンジ1の接続部材75付近を正面から見た場合の
拡大図を示す。
【0032】接続部材75は、アーム73に取付けられ
ている。また、接続部材75は、その上端に、第一の溝
77と第二の溝78を備え、下端に、下溝79を備えて
いる。第一の溝77および下溝79は、仕切板71の厚
みに対して大きな幅を有しており、第2の溝は、仕切板
71の厚みと同程度の幅を有している。接続部材75
は、フードファン8およびファン34が作動していない
場合は、図10に示すように、第一の溝77と下溝79
とで仕切板71を挟み込み、第二の溝78は仕切板71
を挟まない状態とされている。
【0033】フードファン8またはファン34が作動
し、ステッピングモータ74が作動すると、まず、アー
ム73が、上方に移動し、それに伴って、接続部材75
も、上方に移動する。これにより、仕切板71が、第二
の溝78に嵌め込まれ、仕切板71は、アーム73の動
作に伴って変位することになる。次に、ステッピングモ
ータ74がさらに作動すると、アーム73が、ステッピ
ングモータ74との接続部分を中心として図9の反時計
方向に回転し、これに伴って仕切板71もステッピング
モータ74と重なっている部分を中心として反時計方向
に回転して、カバー7が開状態となる。なお、カバー7
が閉状態に戻される際には、仕切板71が、第二の溝7
8に嵌め込まれ、アーム73が、ステッピングモータ7
4により、ステッピングモータ74との接続部分を中心
として図9の時計方向に回転させられる。
【0034】なお、フードファン8およびファン34が
作動していない状態では、仕切板71は、第二の溝78
に嵌め込まれていない。これにより、仕切板71を、ア
ーム73を回転させなくとも、図9の時計方向または反
時計方向に回転させることができる。これにより、手動
で、カバー7の開閉状態を切替えることもできる。な
お、手動で、カバー7の開閉状態が切替えられる際に
は、仕切板71は、窓76内において、静止した接続部
材75の第一の溝77および下溝79と対応する部分を
変化させることになる。
【0035】上述したように、電子レンジ1では、カバ
ー7は、フードファン8およびファン34の動作状況に
応じて、自動的に開閉状態を切替えられる。以下に、カ
バー7の開閉状態の切替えについて説明する。
【0036】図11は、電子レンジ1についての制御ブ
ロック図である。電子レンジ1は、マイクロコンピュー
タを含み、当該電子レンジ1の全体的な動作を制御する
制御部100を備えている。
【0037】制御部100は、キー入力部53,表示部
54,マグネトロン33,ファン34,ステッピングモ
ータ74,フードファン8に接続されている。なお、キ
ー入力部53は、ユーザ等が情報を入力するためのもの
であり、図12に示すように、コントロールパネル51
上の各種のキーより構成される。また、表示部54は、
たとえば液晶により構成されるものであり、図12に示
すように、コントロールパネル51上に設けられ、電子
レンジ1の運転状況や、入力メニュー等を表示する。制
御部100は、キー入力部53から入力される情報に従
って、表示部54,マグネトロン33,ファン34,ス
テッピングモータ74,フードファン8を制御する。
【0038】次に、制御部100による、カバー7の開
閉状態の切替えについての制御内容を具体的に説明す
る。
【0039】なお、電子レンジ1では、フードファン8
の配設方向を変更することによってフードファン8の送
風方向を変更することができ、カバー7の開閉状態の切
替えは、フードファン8の送風方向によって、その態様
が異なる。そこで、まず、上記の制御内容を説明する前
に、フードファン8の送風方向の変更について説明す
る。
【0040】図13〜図15は、電子レンジ1における
フードファン8の送風方向を説明するための図であり、
フードファン8の送風方向(各図における白抜きの矢
印)とカバー7との位置関係を模式的に示す図である。
図13は、フードファン8の送風方向が、ここまでで説
明してきたように、電子レンジ1の正面に向いている場
合を示す図である。また、図14は、当該送風方向が、
電子レンジ1の後方に向いている場合を示す図であり、
図15は、電子レンジ1の上方を向いている場合を示す
図である。
【0041】電子レンジ1は、フードファン8の送風方
向を、図13〜図15に示す3種類の中のいずれかにで
きるように構成されている。なお、図示は省略したが、
本体4の上面および後面の、フードファン8の送風口に
対応する部分には、本体4外に空気を排出するための孔
が形成されている。
【0042】フードファン8の送風方向が、図13に示
すように電子レンジ1の正面を向いている場合には、こ
こまでで説明したように、カバー7の開閉は、フードフ
ァン8の送風動作に連動する必要がある。その一方で、
フードファン8の送風方向が、図14または図15に示
すように電子レンジ1の正面以外を向いている場合に
は、カバー7の開閉をフードファン8の送風動作に連動
させる必要はない。そして、電子レンジ1は、フードフ
ァン8の送風方向が、正面であるか、正面以外であるか
を検知できるファンスイッチ61を備えている。なお、
送風方向が正面であるか正面以外であるかの検出は、具
体的には以下のように検知される。ファンスイッチ61
には、スイッチボタン62が設けられている。なお、ス
イッチボタン62は、フードファン8がその送風方向を
正面となるように配置されたときには押圧され、フード
ファン8がその送風方向を正面以外となるように配置さ
れたときには押圧されないように設けられている。これ
により、上記の検知が可能となる。
【0043】次に、制御部100における、カバー7の
開閉状態の切替えについてのカバー開閉処理の処理内容
を説明する。図16は、カバー開閉処理のフローチャー
トである。
【0044】まず、S1で、ファンスイッチ61がON
されているか否か、すなわち、フードファン8が図13
に示すように配設されスイッチボタン62が押圧されて
いるか否かを判断する。ファンスイッチ61がONされ
ていると判断すれば(S1でYes)、S2に進み、フ
ードファン8が運転中であるか否かを判断する。
【0045】フードファン8が運転中であると判断すれ
ば(S2でYes)、S3に進み、カバー7を開状態と
して、S1に戻る。一方、フードファン8が運転中では
ないと判断すれば(S2でNo)、S4に進み、マグネ
トロン33が運転中であるか否か、すなわち、ファン3
4が運転中であるか否かを判断する。そして、マグネト
ロン33が運転中であると判断すれば(S4でYes)
S3でカバー7を開状態とし、マグネトロン33が運転
中ではないと判断すれば(S4でNo)S5でカバー7
を閉状態として、S1に戻る。
【0046】なお、S1で、ファンスイッチ61がON
されていないと判断すれば(S1でNo)、直接S4に
進む。
【0047】以上の処理によると、フードファン8が図
13に示すように配設されている場合には、フードファ
ン8またはファン34が運転中であれば、カバー7は開
状態とされ、フードファン8およびファン34が運転中
でなければ、カバー7は閉状態とされる。また、フード
ファン8が図14または図15に示すように配設されて
いる場合には、ファン34が運転中であれば、カバー7
は開状態とされ、ファン34が運転中でなければ、カバ
ー7は閉状態とされる。
【0048】以上説明した本実施の形態において、制御
部100は、S2〜S5の処理においてフードファン8
およびファン34の動作状況に応じてカバー7の開閉状
態を制御することになる。このことから、制御部100
により、ファンの運転状況に応じてカバーの開閉状態を
制御するファン連動制御手段が構成されている。なお、
電子レンジ1において、S2〜S5の処理が実行される
ことにより、加熱調理装置におけるファンが、フードフ
ァン8のように加熱調理装置の加熱手段(本実施の形態
ではマグネトロン33により構成されるもの)の加熱動
作に応じて運転される場合でも、ファン34のように加
熱手段の加熱動作とは独立して運転される場合でも、適
切に、カバーの開閉を行なうことができる。
【0049】また、以上説明した本実施の形態では、制
御部100は、S3〜S5の処理においてマグネトロン
33の動作状況に応じてカバー7の開閉状態を制御する
ことになる。このことから、制御部100により、加熱
手段の動作状況に応じてカバーの開閉状態を制御する加
熱連動制御手段が構成されている。なお、電子レンジ1
において、S3〜S5の処理が実行されることにより、
加熱調理装置において、ファン34のような当該加熱調
理装置の加熱手段の加熱動作に応じて運転されるファン
を備えている場合であっても、そのようなファンを備え
ていない場合であっても、適切にカバーの開閉が行な
え、装置内部の冷却が可能となる。
【0050】なお、上記した本実施の形態では、S4に
おいてマグネトロン33が運転中でないと判断される
と、S5でカバー7が閉状態とされる。したがって、マ
グネトロン33の運転が停止すると、カバー7が閉状態
とされることになる。しかし、本実施の形態は、これに
限定されるものではない。すなわち、「加熱手段の動作
状況に応じて」とあるのは、たとえば、加熱手段の動作
終了後、所定の時間が経過した後にカバー7が閉状態と
される場合も含むのである。
【0051】次に、本実施の形態の変形例について説明
する。本変形例では、ファンスイッチ61を設けること
なく、キー入力部53において作業員またはユーザが送
風方向を入力することにより、制御部100に、フード
ファン8の送風方向が前方向であるか否か検知させる。
なお、この場合のキー入力部53における入力の態様の
一例としては、所定のキー(たとえばオプションキー5
3a)を押圧し、表示部53にフードファン8の送風方
向の入力についての所定のメニューを表示させ、そこか
ら所定のキー操作を行なうことが挙げられる。
【0052】次に、本変形例での、制御部100におけ
る、カバー7の開閉状態の切替えについてのカバー開閉
処理の処理内容を説明する。図17は、カバー開閉処理
のフローチャートである。
【0053】まず、S11で、キー入力部53において
フードファン8の送風方向が前方向(前排気)と入力
(設定)されているか否かを判断する。前排気と設定さ
れていると判断すれば(S11でYes)、S12に進
み、フードファン8が運転中であるか否かを判断する。
【0054】フードファン8が運転中であると判断すれ
ば(S12でYes)、S13に進み、カバー7を開状
態として、S11に戻る。一方、フードファン8が運転
中ではないと判断すれば(S12でNo)、S14に進
み、マグネトロン33が運転中であるか否かを判断す
る。そして、マグネトロン33が運転中であると判断す
れば(S14でYes)S13でカバー7を開状態と
し、マグネトロン33が運転中ではないと判断すれば
(S14でNo)S15でカバー7を閉状態として、S
11に戻る。なお、S11で、前排気と設定されてない
と判断すれば(S11でNo)、直接S14に進む。
【0055】以上説明した本変形例では、キー入力部5
3に、フードファン8の送風方向を入力する機能を備え
させることにより、ファンスイッチ61を省略すること
ができる。
【0056】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の電子レンジを示す図
である。
【図2】図1に示す電子レンジの、キャビネットに取付
けられている状態を示す図である。
【図3】図1に示す電子レンジのドアを開いた状態を示
す図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う矢視断面図である。
【図5】図1に示す電子レンジの斜視図である。
【図6】図1に示す電子レンジの斜視図である。
【図7】図1に示す電子レンジの右上部の拡大図であ
る。
【図8】図1に示す電子レンジの本体の外郭部を省略し
た状態での平面図である。
【図9】図1に示す電子レンジの仕切板付近の拡大図で
ある。
【図10】図1に示す電子レンジの接続部材付近の拡大
図である。
【図11】図1に示す電子レンジの制御ブロック図であ
る。
【図12】図1に示す電子レンジのコントロールパネル
を示す図である。
【図13】図1に示す電子レンジにおけるフードファン
の送風方向を説明するための図である。
【図14】図1に示す電子レンジにおけるフードファン
の送風方向を説明するための図である。
【図15】図1に示す電子レンジにおけるフードファン
の送風方向を説明するための図である。
【図16】図1に示す電子レンジにおけるカバー開閉処
理のフローチャートである。
【図17】図16に示すカバー開閉処理の変形例のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 電子レンジ 2,22 排気孔 7 カバー 8 フードファン 21 吸気孔 30 加熱室 33 マグネトロン 34 ファン 51 コントロールパネル 53 キー入力部 71 仕切板 75 接続部材 100 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 勝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 久米 憲司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 藤井 美保 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−228227(JP,A) 特開 平10−185199(JP,A) 実開 昭59−9250(JP,U) 実開 昭58−167816(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 15/20 F24C 7/02 501 F24C 7/02 541 F24C 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理装置内に空気を取込むための吸
    気孔と、当該加熱調理装置外に空気を排出するための排
    気孔とを備えた加熱調理装置であって、 前記吸気孔と前記排気孔とを覆う開閉可能なカバーを含
    み、 前記カバーは、当該カバーが開状態となった場合に、前
    記吸気孔を介して前記加熱調理装置内に取込まれる空気
    と、前記排気孔を介して前記加熱調理装置外に排出され
    る空気との混合を防ぐ仕切部材を備える 、加熱調理装
    置。
  2. 【請求項2】 被加熱物を加熱する加熱手段と、 前記加熱手段の動作状況に応じて、前記カバーの開閉状
    態を制御する加熱連動制御手段をさらに含む 、請求項1
    に記載の加熱調理装置。
  3. 【請求項3】 キッチンキャビネット等の高所に取付け
    られる加熱調理装置の本体と、該本体正面に設けたドア
    と、前記本体の内部であって前記ドアの奥に被加熱物を
    収納する加熱室と、加熱制御のためのマグネトロン等の
    電子部品を収納する機械室と、前記本体正面の上部に設
    けた本体正面の吸気孔及び排気孔と、該本体正面の吸気
    孔および排気孔を一体に覆う開閉可能なカバーと、前記
    本体下面に設けた本体下面の吸気孔と、該本体下面の吸
    気孔から空気を取込み前記排気孔から排出するフードフ
    ァンと、前記本体正面の吸気孔から前記機械室に空気を
    取り込み前記マグネトロン等の部品を冷却するファン
    と、を備え、 前記カバーは、当該カバーが開状態となった場合に、前
    記排気孔から排出される空気が前記吸気孔から直接取り
    込まれることを回避するための仕切板を有する、加熱調
    理装置。
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