JP2006010122A - レンジフード付き高周波加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】循環ファン排気口に自動開閉カバー構造を有するレンジフード付き高周波加熱装置に関するもので、屋外排気設定時の循環ファン動作での自動開閉カバー動作を行なうことなく本体機器外観品質性能の改善を実現すること。
【解決手段】高周波加熱動作時の吸排気口６，７，８を本体機器上部に設けたり循環ファン11設定方向を検知する手段１５を設けることで、屋外排気設定時全ての動作で自動開閉カバー３を開ける必要がなくなり本体機器外観品質性能の向上が実現できたり、本体機器の構造簡素化が実現できる。
【選択図】図１

Description

本発明は、機器本体の下方に設置された他の加熱調理装置から発生する生成ガスを機器本体底面部から吸気し室内循環もしくは屋外に排出する機能と、機器本体上部に排気口を覆うカバーが自動開閉する機構を配し、前記自動開閉カバーは循環ファンが室内循環に設定された場合のみ開閉動作を行う構成のレンジフード付高周波加熱装置に関するものである。
従来、自動開閉機構付レンジフード付高周波加熱装置は本体下方部に設置された調理機器から発生した生成ガスを備えられた循環ファン動作によって本体底面部から吸い込んだ生成ガスを本体前面上部の排気口から室内循環したり本体上部や後方から排出することができるよう排気方向を使用者が容易に変更可能な切替手段構成を配している（たとえば、特許文献１参照）。
このとき本体前面上部に備えた排気口カバーは電子レンジ加熱動作時は電気部品冷却用吸排気風通路確保のためにカバーの開閉動作を行うだけでなく、循環ファン動作時にもその排気方向に関わらず動作時は必ず自動開閉動作を行う制御構成が主流であった。
図１は、自動開閉機構付レンジフード付高周波加熱装置の循環ファンモーター設置構造を示すものである。
循環ファンモーター１１と、自動開閉カバー３と、循環ファン室内循環用排気口６と、本体上部に有する屋外排気口７と、本体後部に有する屋外排気口８と、加熱室５と、加熱手段４と、本体機器表示部１と、マイコン制御部２と、機器本体操作部９と、検知スイッチ（検知手段）１０とから構成される。
米国特許第５９８１９２９号明細書
しかしながら前記従来の方法では自動開閉カバーは循環ファン排気方向が屋外方向に設定されたカバー開閉の必要性のない場合でも開閉動作を行うだけでなく、電子レンジ動作時においても電気部品冷却のため吸排気口確保の必要性からカバーの自動開閉動作が行われる構成であったため本体機器表面部分の開口部分を少なくし外観品質を向上させた自動開閉カバー機構の利点を生かすことができないという課題があった。
一方、循環ファンが屋外排気に設定された場合カバーが閉じたままでも電子レンジ動作時に自己発熱部品の十分な冷却効果が得られるよう冷却性能を向上させることで自動開閉カバーが開く必要のない場合の不要な開閉動作を行わず製品外観品位を著しく向上しかつ省エネルギーを容易に実現することができる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構成で自動開閉カバーの不要な動作を防ぐことが出来、消費電力を抑えたり外観品位を著しく向上することが可能となり、省エネルギーで高品質なレンジフード付き高周波加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明は排気または吸気のための開口部と、前記開口部を覆うカバーとを有したレンジフード付高周波加熱装置において、被加熱物を収納する加熱室と、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を冷却する冷却手段と、前記加熱手段をマイコンで制御する制御手段と、機器本体の動作を設定する操作手段と、制御状態を使用者に表示する表示手段と、前記カバーをモーター駆動によって自動開閉を行う開閉手段と、前記循環ファンの排気方向を使用者が室内循環方向または屋外排気方向に変更できる切替手段と、前記循環ファンの排気方向を検知できる検知手段とを備え、前記制御手段は前記循環ファンの排気方向を特定方向に設定した場合に、前記検知手段の検知信号をもとに前記カバーの自動開閉動作を停止／開始させることにより、機器上部前面部に配した自動開閉カバーが閉じた状態でも電気部品の冷却性能を満たすよう本体機器上面部に吸気口を設けることで下方調理機器からの高温高湿の生成ガスの影響を受けにくく本体機器近傍で雰囲気温度の最も低い吸気風を取り入れることができるため高周波加熱時において自動開閉カバーを閉じたままでも冷却機能を十分満足することができ自動開閉カバー開閉の必要のない屋外排気設定時のカバー動作停止が可能となり、簡単な構造で自動開閉カバー本来の非動作時の高品位な外観デザインを最大限保つことができ製品外観品質の大幅な向上や省エネルギーを実現することができる。
本発明によれば、簡単な構成で不必要な機器動作を防止でき製品外観品質が大幅に向上できるだけでなく、不必要なモーター動作を行なうことなく省エネルギーが可能となるレンジフード付高周波加熱装置が実現できる。
第１の発明は、排気または吸気のための開口部と、前記開口部を覆うカバーとを有したレンジフード付高周波加熱装置において、被加熱物を収納する加熱室と、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を冷却する冷却手段と、前記加熱手段をマイコンで制御する制御手段と、機器本体の動作を設定する操作手段と、制御状態を使用者に表示する表示手段と、前記カバーをモーター駆動によって自動開閉を行う開閉手段と、前記循環ファンの排気方向を使用者が室内循環方向または屋外排気方向に変更できる切替手段と、前記循環ファンの排気方向を検知できる検知手段とを備え、前記制御手段は前記循環ファンの排気方向を特定方向に設定した場合に、前記検知手段の検知信号をもとに前記カバーの自動開閉動作を停止／開始させることにより、下方に設置された調理機器から発生する生成ガスを換気する循環ファンと、前記生成ガスを循環ファン動作によって排気するための排気口と、前記排気口の噴出し方向を室内循環方向と屋外排気方向に使用者が簡単に設定変換できる構造と、前記排気口が室内循環設定時にカバーをモーター駆動によって自動開閉する機構と、被加熱物を収納する加熱室と、前記被加熱物を加熱する加熱手段と、本体制御部と、循環ファン排気方向を特定方向に設定時のみ検知する手段を備えその信号を本体機器制御部が受けカバーの開閉動作が不要な屋外排気方向設定時の動作停止が可能となり本来停止時の外観品位の優れた自動開閉カバーの品質を高めるとともに消費電力削減効果も実現できる。
第２の発明は、特に第１の発明のレンジフード付き高周波加熱装置において、カバーの自動開閉動作がＯＮ／ＯＦＦ切替を行えるよ選択機能を本体機器制御部に設け、循環ファンの排気方向を屋外排気方向設定時のみ使用者の操作によって前記カバーの開閉動作を停止させることにより、循環ファン排気方向が屋外方向に設定された時、使用者が本体操作部で自動開閉カバーの非動作を設定することで循環ファン動作時に自動開閉カバーの動作を停止させることができ、カバーの開閉動作が不要な屋外排気方向設定時にカバー停止時の本来の優れた外観品位の品質を動作時にも維持することができるとともに消費電力削減効果も実現できる。
第３の発明は、特に第１または第２の発明のレンジフード付き高周波加熱装置において、カバーの自動開閉動作の有／無を循環ファンの排気方向を検知する検知手段からの信号を本体制御部が読み取ることで本体機器の電源接続時の初期情報設定時や循環ファン動作時などに本体機器表示部に循環ファンの排気設定方向や自動開閉カバーの動作の有／無を知らせる表示をおこなうことにより、使用者が動作前に循環ファンの排気設定方向や自動開閉カバーの動作の有無を本体機器表示部の表示によって確認することができ使用者自身による循環ファン排気方向変更設定やカバー自動開閉動作の有無の確認が容易にできる。
（実施の形態１）
図１は、本発明の実施形態における循環ファンの排気方向を室内循環方向と屋外排気方向について説明したレンジフード付高周波加熱装置の設置状態の図を示すものである。
図２は、本発明の実施形態における自動開閉カバー動作停止時における高周波加熱動作時の自己発熱部品冷却のための冷却風の吸排気経路を示す図で、（ａ）は冷却構造を示す断面図であり、（ｂ）は冷却構造を示す構成図である。
図３は、本発明の実施形態における循環ファンの排気方向を特定方向に設定した時、検知スイッチ（検知手段）が動作することによってモーター駆動による自動開閉動作を停止することが可能となるレンジフード付高周波加熱装置の内部構造を示す図で、（ａ）は循環ファン排気設定方向が室内循環方向を示す断面図であり、（ｂ）は循環ファン排気設定方向が屋外排気方向で上部排気を示す断面図であり、（ｃ）は循環ファン排気設定方向が屋外排気方向で後部排気を示す断面図である。
図４は、本発明の実施形態における循環ファンの排気設定方向や自動開閉カバーの動作の有無を知らせる表示例を示す図である。
図１において、レンジフード付高周波加熱装置は本体下方部に設置された調理機器１３から発生した生成ガス１４を備えられた循環ファン１１動作によって本体底面部に設置された底面部吸気口１２から吸い込み、本体前部の排気口６から室内循環もしくは、本体上部の排気口７や後部の排気口８から屋外排出する構造を有する。
一方、図２において循環ファン動作を伴わない高周波加熱動作時は自動開閉カバー３は閉じられたままであり、本体機器上面部分に自己発熱を伴う電気部品の冷却の必要性から吸気開口部分１６と排気開口部分１７を備えるように構成されている。
以上のように構成されたレンジフード付高周波加熱装置について、以下にその動作、作用を説明する。
まず、本実施の形態において図２に示すように、下方調理機器からの熱の影響を受けにくく、また設置後可視部分ではなくなる本体機器上面部分に自己発熱部品冷却用の吸気開口部分１６及び排気開口部分１７を備えることで自動開閉カバー３が閉じられた状態でも電気部品の冷却性能を十分引き出すことが可能となりカバー開閉の不要な機器動作での開閉を停止することが可能となり、製品動作時の外観品質の向上や消費電力削減が実現できる。
更に図３に示すように、循環ファンの排気方向検知手段１５は循環ファン１１の本体取付時に隣接する構造部品に備え、室内循環方向設定時にその弱電信号を制御部２に伝えカバー３の自動開閉を行なうよう配することで自動開閉カバー３を開く必要がある排気方向設定時に動作を限定することが簡単な構成で実現でき望ましい。
また実施の形態の本体機器上面に高周波加熱装置動作時の自己発熱部品冷却用の吸気口１６と排気口１７を設けカバー３の開閉のない状態で冷却性能を確保することで、カバー３の開閉を全く行わない循環ファン排気方向を屋外排気に限定したカバー固定式レンジフード付高周波加熱装置が実現できる。
また、本実施の形態では本体機器初期通電時や循環ファン１１動作時に本体機器表示部１に循環ファン排気設定方向や自動開閉カバー３動作の有無を使用者に知らせるための表示を行うことで使用者自身の循環ファン設定変更やカバー動作の有無を確認でき、機器の設定や動作異常を容易に確認できる。
以上のように、本発明にかかるレンジフード付高周波加熱装置は、簡単な構成で不必要なモーター動作を行なうことなく省エネルギーが可能となるので、循環ファン排気口カバーを有する機器等の用途にも適用できる。
本発明の実施形態における循環ファン排気方向が屋内と屋外に容易に変更可能な構造を備えたレンジフード付高周波加熱装置の設置状態を示す図 （ａ）本発明の実施形態における機器上面部に電気部品冷却用の吸排気口を備えたレンジフード付高周波加熱装置の冷却構造を示す断面図（ｂ）本発明の実施形態における機器上面部に電気部品冷却用の吸排気口を備えたレンジフード付高周波加熱装置の冷却構造を示す構成図 （ａ）本発明の実施形態における循環ファン排気設定方向が室内循環方向を示す断面図（ｂ）本発明の実施形態における循環ファン排気設定方向がら屋外排気方向で上部排気を示す断面図（ｃ）本発明の実施形態における循環ファン排気設定方向がら屋外排気方向で後部排気を示す断面図 （ａ）本発明の実施形態における循環ファン排気設定方向及び自動開閉カバー動作有の表示例を示す図（ｂ）本発明の実施形態における循環ファン排気設定方向及び自動開閉カバー動作無の表示例を示す図
符号の説明
１ 本体機器表示部
２ 本体機器制御部
３ 自動開閉カバー
４ 加熱手段
５ 加熱室
６ 室内循環排気口
７ 上部屋外排気口
８ 後部屋外排気口
９ 本体機器操作部
１０ 壁面
１１ 循環ファンモーター
１２ 底面部吸気口
１３ 下方調理機器
１４ 調理生成ガス
１５ 循環ファン排気方向検知手段
１６ 部品冷却用吸気開口
１７ 部品冷却用排気開口
２５ 冷却手段

Claims (3)

  1. 排気または吸気のための開口部と、前記開口部を覆うカバーとを有したレンジフード付高周波加熱装置において、被加熱物を収納する加熱室と、被加熱物を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を冷却する冷却手段と、前記加熱手段をマイコンで制御する制御手段と、機器本体の動作を設定する操作手段と、制御状態を使用者に表示する表示手段と、前記カバーをモーター駆動によって自動開閉を行う開閉手段と、前記循環ファンの排気方向を使用者が室内循環方向または屋外排気方向に変更できる切替手段と、前記循環ファンの排気方向を検知できる検知手段とを備え、前記制御手段は前記循環ファンの排気方向を特定方向に設定した場合に、前記検知手段の検知信号をもとに前記カバーの自動開閉動作を停止／開始させることを特徴としたレンジフード付き高周波加熱装置。
  2. カバーの自動開閉動作がＯＮ／ＯＦＦ切替を行えるよ選択機能を本体機器制御部に設け、循環ファンの排気方向を屋外排気方向設定時のみ使用者の操作によって前記カバーの開閉動作を停止させる構成とした請求項１に記載のレンジフード付き高周波加熱装置。
  3. カバーの自動開閉動作の有／無を循環ファンの排気方向を検知する検知手段からの信号を本体制御部が読み取ることで本体機器の電源接続時の初期情報設定時や循環ファン動作時などに本体機器表示部に循環ファンの排気設定方向や自動開閉カバーの動作の有／無を知らせる表示をおこなう構成とした請求項１または２に記載のレンジフード付き高周波加熱装置。
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