JPH06347041A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Publication number
JPH06347041A
JPH06347041A JP13563793A JP13563793A JPH06347041A JP H06347041 A JPH06347041 A JP H06347041A JP 13563793 A JP13563793 A JP 13563793A JP 13563793 A JP13563793 A JP 13563793A JP H06347041 A JPH06347041 A JP H06347041A
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JP
Japan
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heating
hot air
cooking chamber
cooking
direction changing
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Application number
JP13563793A
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English (en)
Inventor
Motoya Sakakibara
基也 榊原
Yoshiro Shimomura
誠郎 下村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の調理用付属品のうちの一部だけを加熱
調理室内に偏って収容している場合にも、熱風循環供給
装置による加熱効率を向上させる。 【構成】 本発明の加熱調理器は、2個の天板28を収
容可能な加熱調理室14と、熱風循環供給装置24とを
備えて成るものにおいて、加熱調理室14内に収納され
た天板28の有無(個数)や収納位置を検出するマイク
ロスイッチを備えると共に、加熱調理室14内の熱風の
流れを変更する風向変更手段30を備え、そして、マイ
クロスイッチによる検出結果に基づいて風向変更手段3
0の風向変更板31を回動させて熱風の流れを変更させ
ることにより、熱風循環供給装置24から供給された熱
風のほとんど全部を、上段又は下段だけに偏って収容さ
れた天板28上の調理物40の加熱に寄与させるように
構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理室内へ熱風を
循環供給する熱風循環供給装置を備えて成る加熱調理器
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の加熱調理器である例えば電気オ
ーブンは、図11に示すように、オーブン本体1の内部
に加熱調理室2を設けると共に、この加熱調理室2の後
面部に熱風循環供給装置3を設けて構成されている。こ
の熱風循環供給装置3は、ヒータ4とファン装置5とか
ら構成されている。この場合、熱風循環供給装置3によ
り生成された熱風は、加熱調理室2の後壁部6の上下両
端部分に形成された吹出し口6a、6aを通って加熱調
理室2内へ供給され、図11中矢印にて示すように循環
してから、後壁部6の中央部分に形成された通気口6b
を通って熱風循環供給装置3側へ戻るようになってい
る。そして、加熱調理室2内には、調理用付属品として
例えば2個の天板7が上下2段に出入れ可能に収納され
る構成となっている。上記天板7の上に調理物8を載置
して加熱調理するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、図11に示すように、1個の天板7を加熱
調理室2内の下段だけに収納して加熱調理を実行した場
合、加熱調理室2内を流れる熱風のうちの下側を流れる
熱風は天板7上の調理物8に当たるが、加熱調理室2内
の上側を流れる熱風は天板7上の調理物8にほとんど当
たることなく、熱風循環供給装置3側へ戻ってしまう。
このため、下段の天板7上の調理物8を加熱する際の効
率が悪くなり、調理時間が長くなったり、焼きむらが生
じたりするという問題点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、複数の調理用付
属品のうちの一部だけを加熱調理室内に偏って収容して
いる場合にも、熱風循環供給装置により供給された熱風
が調理物の加熱に寄与することなく循環することを防止
でき、加熱効率を向上させ得る加熱調理器を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱調理器は、
加熱調理室内に出し入れ可能に収納されるものであって
調理物を載置する複数の調理用付属品と、前記加熱調理
室内へ熱風を循環供給する熱風循環供給装置とを備えて
成る加熱調理器において、前記加熱調理室内に収納され
た前記調理用付属品の有無や収納位置を検出する付属品
検出手段を備えると共に、前記加熱調理室内の熱風の流
れを変更する風向変更手段を備え、そして、前記付属品
検出手段による検出結果に基づいて前記風向変更手段を
駆動して前記加熱調理室内の熱風の流れを変更制御する
熱風制御手段を備えたところに特徴を有する。この場
合、前記風向変更手段を、前記加熱調理室内における熱
風の吹出し口の近傍に配設することが好ましい。また、
前記付属品検出手段により前記調理用付属品が前記加熱
調理室内に一つも収納されていないことが検出されたと
きには、前記熱風循環供給装置への通電を禁止する加熱
制御手段を備える構成とすることもより一層好ましい。
【0006】
【作用】上記手段によれば、複数の調理用付属品のうち
の一部だけを加熱調理室内に偏って収容した場合、付属
品検出手段により調理用付属品の有無や収納位置を検出
することにより、上記調理用付属品が偏って収容されて
いることがわかる。そして、付属品検出手段による検出
結果に基づいて風向変更手段を駆動して加熱調理室内の
熱風の流れを変更制御することにより、熱風循環供給装
置から供給された熱風のほとんど全部が、偏って収容さ
れた調理用付属品上の調理物の加熱に寄与するように構
成することが可能になり、加熱効率が向上する。
【0007】この場合、風向変更手段を、加熱調理室内
における熱風の吹出し口の近傍に配設する構成とすれ
ば、加熱調理室内の熱風の流れを変更し易くなる。ま
た、付属品検出手段により調理用付属品が加熱調理室内
に一つも収納されていないことが検出されたときには、
熱風循環供給装置への通電を禁止するようにしたので、
無負荷で加熱調理を実行することを防止でき、安全性を
向上できると共に、節電することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を電気オーブンに適用した一実
施例について図1ないし図10を参照しながら説明す
る。まず、電気オーブンの全体構成を示す図1及び図2
において、オーブン本体11は、外箱12の内部に内箱
13を配設して構成されている。上記内箱13の内部が
加熱調理室14となっている。この加熱調理室14の後
壁部15には、その中央部分に多数の小孔からなる通気
口16が設けられていると共に、上下両端部分に多数の
小孔からなる吹出し口17、17が設けられている。そ
して、上記後壁部15の後面側には、ケーシング18が
後方へ膨出するように取付けられている。
【0009】このケーシング18内には、ヒータ19及
びファン20が配設されている。このファン20は、ケ
ーシング18の後方に配設されたファンモータ21の回
転軸22の先端部に取付けられている。上記ファン20
とファンモータ21とからファン装置23が構成されて
おり、このファン装置23とヒータ19とから熱風循環
供給装置24が構成されている。この熱風循環供給装置
24により生成された熱風は、後壁部15の吹出し口1
7を通って加熱調理室14内へ入り、後壁部15の通気
口16を通ってケーシング18内へ即ち熱風循環供給装
置24側へ戻るように構成されている。
【0010】また、加熱調理室14の前面開口部は、扉
25により開閉されるようになっている。更に、図2に
示すように、加熱調理室14の左右側壁部26及び27
の内面には、調理用付属品である例えば天板28(図4
及び図8参照)を載置支持するための載置凸部26a及
び27aが内方へ向けて突設されている。この場合、載
置凸部26a及び27aは、それぞれ上下2段に配設さ
れており、2個の天板28を上下2段に載置可能になっ
ている。
【0011】ここで、右側壁部27の2個の載置凸部2
7aには、図3にも示すように、付属品検出手段である
例えばマイクロスイッチ29がそれぞれ配設されてい
る。この場合、マイクロスイッチ29は、載置凸部27
aの内側に取付けられており、その上面部に設けられた
操作子29aが載置凸部27aの載置面に形成された貫
通孔27bを介して上方へ突出する構成となっている。
上記マイクロスイッチ29は、天板28が載置凸部27
a上に載置されていないときにオフし、天板28が載置
凸部27a上に載置されたときに図4に示すように天板
28により操作子29aが押圧されてオンするように構
成されている。これにより、上段の載置凸部27aのマ
イクロスイッチ29がオンしていると、上段に天板28
が載置されていることが検知され、下段の載置凸部27
aのマイクロスイッチ29がオンしていると、下段に天
板28が載置されていることが検知される。
【0012】また、加熱調理室14内における上下の吹
出し口17の近傍である例えば各前側には、風向変更手
段30が配設されている。この風向変更手段30は、図
5にも示すように、矩形板状をなす風向変更板31とこ
の風向変更板31を回動駆動するモータ32とから構成
されている。具体的には、風向変更板31の左右両端部
の各後端部には、回動軸部33が突設されており、これ
ら回動軸部33のうちの左側の回動軸部33が加熱調理
室14の左側壁部26に回動可能に軸支されていると共
に、右側の回動軸部33がモータ32の回転軸34に連
結されている。また、モータ32は、正逆回転可能なモ
ータである。これにより、風向変更板31は、モータ3
2を正逆回転させることによって回動軸部33を回動中
心としてその回りに正逆回動駆動されるように構成され
ている。ここで、調理運転開始前の状態(初期状態)で
は、上下2個の風向変更板31は、加熱調理室14の天
井面及び内底面にそれぞれ沿うような(平行な)位置に
位置付けられている。
【0013】さて、電気的構成を示す図6において、制
御回路である例えばマイクロコンピュータ35は、内部
のメモリに加熱調理運転全般を制御するための制御プロ
グラムを記憶しており、熱風制御手段及び加熱制御手段
の各機能を有している。上記マイクロコンピュータ35
は、加熱調理室14内の温度(庫内温度)を検出する温
度センサ36からの温度検出信号、上段側のマイクロス
イッチ29及び下段側のマイクロスイッチ29からの各
スイッチ信号、図示しない操作パネルに配設された種々
の操作スイッチを備えて成る操作スイッチ回路37から
の種々のスイッチ信号を受けるようになっている。ま
た、マイクロコンピュータ35は、熱風循環供給装置2
4のヒータ19及びファンモータ21、上下2個の風向
変更手段30のモータ32、並びに、操作パネルに配設
された種々の表示器を備えて成る表示回路38を駆動回
路39を介して駆動制御するように構成されている。
【0014】次に、上記構成の作用を図7も参照して説
明する。図7は、マイクロコンピュータ35に記憶され
た制御プログラムの制御内容を概略的に示すフローチャ
ートである。まず、2個の天板28を加熱調理室14内
に上下2段(図8参照)に収容して調理を行う場合につ
いて説明する。
【0015】この場合、調理物40を載せた2個の天板
28を加熱調理室14内の上下2段の載置凸部26、2
7a上にそれぞれ載置支持して収容した後、扉25を閉
塞する。そして、調理時間や加熱温度等の調理条件を設
定した後、スタートスイッチを操作して調理運転を開始
する。すると、まず、加熱調理室14内に収容された天
板28の個数及びその位置を検出する。具体的には、上
段側の載置凸部27aのマイクロスイッチ29がオンし
ているか否かを判断し(ステップS1)、今の場合、上
段に天板28が載置されているから、ステップS1にて
「YES」へ進む。続いて、下段側の載置凸部27aの
マイクロスイッチ29がオンしているか否かを判断し
(ステップS2)、今の場合、下段にも天板28が載置
されているから、ステップS2にて「YES」へ進む。
【0016】そして、ステップS3へ進んで、ヒータ1
9及びファンモータ21を通電駆動し、熱風循環供給装
置24により熱風を加熱調理室14内へ循環供給(図8
中矢印にて示すように)して加熱を開始する。この場
合、ヒータ19及びファンモータ21を、温度センサ3
6からの温度検出信号に基づいて通断電制御することに
より、加熱調理室14内の温度が設定された加熱温度に
保持されるようになっている。そして、設定された調理
時間の間だけ上記熱風循環供給装置24による加熱が実
行される。この後、上記調理時間が経過して、加熱が終
了すると、風向変更手段30の風向変更板31を回動さ
せたか否かを判断する(ステップS4)。今の場合、風
向変更板31を回動させていないから、ステップS4に
て「NO」へ進み、調理運転を終了する。
【0017】次に、1個の天板28を加熱調理室14内
の上段(図9参照)だけに収容して調理を行う場合につ
いて説明する。この場合、調理物40を載せた天板28
を加熱調理室14内の上段の載置凸部26、27a上に
載置支持した後、扉25を閉塞し、調理条件を設定した
後、スタートスイッチを操作して調理運転を開始する
と、まず、上段側の載置凸部27aのマイクロスイッチ
29がオンしているか否かを判断する(ステップS
1)。今の場合、上段に天板28が載置されているか
ら、ステップS1にて「YES」へ進む。続いて、下段
側の載置凸部27aのマイクロスイッチ29がオンして
いるか否かを判断し(ステップS2)、今の場合、下段
には天板28が載置されていないから、ステップS2に
おいて「NO」へ進む。
【0018】そして、ステップS5へ進んで、下部側の
風向変更板31駆動用のモータ32を所定時間だけ通電
駆動することにより、風向変更板31を図1中右回り方
向へ設定角度(例えば30度ないし45度程度)だけ回
動させて、該風向変更板31を図9に示す位置へ位置付
ける。
【0019】この後、ステップS3へ進んで、ヒータ1
9及びファンモータ21を通電駆動し、熱風循環供給装
置24により熱風を加熱調理室14内へ循環供給(図9
中矢印にて示すように)して加熱を開始する。このと
き、下部側の吹出し口17を通って供給された熱風は、
下部側の風向変更板31により斜め上方へ流れの向きが
変更されて上段側の天板28へ十分当たってから、通気
口16を通って熱風循環供給装置24側へ戻るようにな
る。尚、この場合、ヒータ19及びファンモータ21
を、温度センサ36からの温度検出信号に基づいて通断
電制御することにより、加熱調理室14内の温度が設定
された加熱温度に保持されるようになっている。そし
て、下部側の風向変更板31が図9に示す位置にある状
態で、設定された調理時間の間だけ上記熱風循環供給装
置24による加熱が実行される。
【0020】この後、上記加熱が終了すると、少なくと
も一方の風向変更手段30の風向変更板31を回動させ
たか否かを判断する(ステップS4)。今の場合、下部
側の風向変更板31を回動させたから、ステップS4に
おいて「YES」へ進む。続いて、ステップS6へ進
み、下部側の風向変更板31駆動用のモータ32を逆回
転方向へ通電駆動することにより、該風向変更板31を
図9中左回り方向へ回動させて、該風向変更板31を図
1に示す初期位置へ戻した後、調理運転を終了する。
【0021】また、1個の天板28を加熱調理室14内
の下段(図10参照)だけに収容して調理を行う場合に
ついて説明する。この場合、調理物40を載せた天板2
8を加熱調理室14内の下段の載置凸部26、27a上
に載置支持した後、扉25を閉塞し、調理条件を設定し
た後、スタートスイッチを操作して調理運転を開始する
と、まず、上段側の載置凸部27aのマイクロスイッチ
29がオンしているか否かを判断する(ステップS
1)。今の場合、上段に天板28が載置されていないか
ら、ステップS1にて「NO」へ進む。続いて、下段側
の載置凸部27aのマイクロスイッチ29がオンしてい
るか否かを判断し(ステップS7)、今の場合、下段に
は天板28が載置されているから、ステップS7におい
て「YES」へ進む。
【0022】そして、ステップS8へ進んで、上部側の
風向変更板31駆動用のモータ32を所定時間だけ通電
駆動することにより、風向変更板31を図1中左回り方
向へ設定角度(例えば30度ないし45度程度)だけ回
動させて、該風向変更板31を図10に示す位置へ位置
付ける。
【0023】この後、ステップS3へ進んで、ヒータ1
9及びファンモータ21を通電駆動し、熱風循環供給装
置24により熱風を加熱調理室14内へ循環供給(図1
0中矢印にて示すように)して加熱を開始する。このと
き、上部側の吹出し口17を通って供給された熱風は、
上部側の風向変更板31により斜め下方へ流れの向きが
変更されて下段側の天板28へ十分当たってから、通気
口16を通って熱風供給装置24側へ戻るように構成さ
れている。尚、この場合、ヒータ19及びファンモータ
21を、温度センサ36からの温度検出信号に基づいて
通断電制御することにより、加熱調理室14内の温度が
設定された加熱温度に保持されるようになっている。そ
して、下部側の風向変更板31が図10に示す位置にあ
る状態で、設定された調理時間の間だけ上記熱風循環供
給装置24による加熱が実行される。
【0024】この後、上記加熱が終了すると、少なくと
も一方の風向変更手段30の風向変更板31を回動させ
たか否かを判断する(ステップS4)。今の場合、上部
側の風向変更板31を回動させたから、ステップS4に
おいて「YES」へ進む。続いて、ステップS6へ進
み、上部側の風向変更板31駆動用のモータ32を逆回
転方向へ通電駆動することにより、該風向変更板31を
図10中右回り方向へ回動させて、該風向変更板31を
図1に示す初期位置へ戻した後、調理運転を終了する。
【0025】さて、天板28を加熱調理室14内に1個
も収容しないで、即ち、無負荷で調理を開始した場合に
は、上段側の載置凸部27aのマイクロスイッチ29が
オンしているか否かを判断し(ステップS1)、今の場
合、上段に天板28が載置されていないから、ステップ
S1にて「NO」へ進む。続いて、下段側の載置凸部2
7aのマイクロスイッチ29がオンしているか否かを判
断し(ステップS7)、今の場合、下段にも天板28が
載置されていないから、ステップS7において「NO」
へ進む。そして、ステップS9へ進んで、調理運転を中
止する。即ち、天板28が加熱調理室14内に一つも収
納されていないことが検出されたときには、熱風循環供
給装置24への通電を禁止するように構成されている。
【0026】このような構成の本実施例によれば、2個
の天板28のうちの1個だけを加熱調理室14内の上段
または下段だけに偏って収容した場合には、2個のマイ
クロスイッチ29によって天板28の有無や収納位置を
検出することにより、上記天板28が加熱調理室14内
の上段または下段だけに収容されていることがわかる。
そして、マイクロコンピュータ35は、マイクロスイッ
チ29による検出結果に基づいて風向変更手段30のモ
ータ32を通電駆動して、風向変更板31を回動させ
る。具体的には、図9または図10に示すように、天板
28の収容位置に応じて上部側または下部側の風向変更
板31を回動させる。これにより、加熱調理室内14の
熱風の流れが変更されて、熱風循環供給装置24から供
給された熱風のほとんど全部が、加熱調理室14内の上
段または下段に偏って収容された天板28上の調理物4
0の加熱に寄与するようになり、従来構成(図11参
照)に比べて、加熱効率が大幅に向上する。
【0027】この場合、風向変更手段30の風向変更板
31を、加熱調理室14内における熱風の吹出し口17
の近傍に、具体的には、直前に配設する構成としたの
で、加熱調理室14内の熱風の流れを変更し易く、熱風
を天板28上の調理物40の加熱に確実に寄与させ得
る。また、2個のマイクロスイッチ29により天板28
が加熱調理室14内に一つも収納されていないことが検
出されたときには、加熱調理を中止、即ち、熱風循環供
給装置24への通電を禁止するように構成したので、無
負荷で加熱調理を実行することを防止でき、安全性を向
上できると共に、節電することも可能になる。
【0028】尚、上記実施例では、2個の天板28を収
容可能な電気オーブンに適用したが、3個以上の天板を
収容可能な構成に適用しても良い。また、調理用付属品
として天板に適用したが、これに限られるものではな
く、焼き網等に適用しても良い。更に、付属品検出手段
をマイクロスイッチ29から構成したが、これに代え
て、光センサ等から構成しても良い。また、上記実施例
では、オーブン調理機能だけを備えた電気オーブンに適
用したが、熱風循環供給装置の他に例えばマグネトロン
やガラス管ヒータ等の加熱手段を備えたオーブングリル
レンジに適用しても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、加熱調理室内に収納された調理用付属品の有無や収
納位置を検出する付属品検出手段を備えると共に、加熱
調理室内の熱風の流れを変更する風向変更手段を備え、
そして、付属品検出手段による検出結果に基づいて風向
変更手段を駆動して加熱調理室内の熱風の流れを変更制
御する構成としたので、複数の調理用付属品のうちの一
部だけを加熱調理室内に偏って収容している場合にも、
熱風循環供給装置により供給された熱風が調理物の加熱
に寄与することなく循環することを防止でき、加熱効率
を向上させ得るという優れた効果を奏する。
【0030】この場合、風向変更手段を、加熱調理室内
における熱風の吹出し口の近傍に配設する構成としたの
で、加熱調理室内の熱風の流れを変更し易くなり、簡単
な構成にて十分な効果を得ることができる。また、付属
品検出手段により調理用付属品が加熱調理室内に一つも
収納されていないことが検出されたときには、熱風循環
供給装置への通電を禁止するように構成したので、無負
荷で加熱調理を実行することを防止でき、安全性を向上
できると共に、節電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気オーブンの縦断側
面図
【図2】電気オーブンの縦断正面図
【図3】載置凸部部分の縦断正面図
【図4】天板を載置した状態を示す載置凸部部分の縦断
正面図
【図5】風向変更手段の斜視図
【図6】ブロック図
【図7】フローチャート
【図8】2個の天板を上下2段に収容した電気オーブン
の縦断側面図
【図9】1個の天板を上段に収容した電気オーブンの縦
断側面図
【図10】1個の天板を下段に収容した電気オーブンの
縦断側面図
【図11】従来構成を示すもので、1個の天板を下段に
収容した電気オーブンの縦断側面図
【符号の説明】
11はオーブン本体、12は外箱、14は加熱調理室、
15は後壁部、16は通気口、17は吹出し口、19は
ヒータ、20はファン、21はファンモータ、24は熱
風循環供給装置、26は左側壁部、26aは載置凸部、
27は右側壁部、27aは載置凸部、28は天板(調理
用付属品)、29はマイクロスイッチ(付属品検出手
段)、30は風向変更手段、31は風向変更板、32は
モータ、35はマイクロコンピュータ(熱風制御手段、
加熱制御手段)、40は調理物を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理室内に出し入れ可能に収納され
    るものであって調理物を載置する複数の調理用付属品
    と、前記加熱調理室内へ熱風を循環供給する熱風循環供
    給装置とを備えて成る加熱調理器において、 前記加熱調理室内に収納された前記調理用付属品の有無
    や収納位置を検出する付属品検出手段と、 前記加熱調理室内の熱風の流れを変更する風向変更手段
    と、 前記付属品検出手段による検出結果に基づいて前記風向
    変更手段を駆動して前記加熱調理室内の熱風の流れを変
    更制御する熱風制御手段とを備えたことを特徴とする加
    熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記風向変更手段を、前記加熱調理室内
    における熱風の吹出し口の近傍に配設したことを特徴と
    する請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前記付属品検出手段により前記調理用付
    属品が前記加熱調理室内に一つも収納されていないこと
    が検出されたときには、前記熱風循環供給装置への通電
    を禁止する加熱制御手段を備えたことを特徴とする請求
    項1又は2のいずれかに記載の加熱調理器。
JP13563793A 1993-06-07 1993-06-07 加熱調理器 Pending JPH06347041A (ja)

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JP13563793A JPH06347041A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 加熱調理器

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JP13563793A Pending JPH06347041A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 加熱調理器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100727875B1 (ko) * 2005-05-23 2007-06-14 삼성전자주식회사 오븐렌지
WO2011086948A1 (ja) 2010-01-18 2011-07-21 パナソニック株式会社 加熱装置
JP2015169369A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器

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