JP2000356352A - 加熱調理装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファンを備えながらも、安全な加熱調理装置
を提供する。 【解決手段】 高所設置型の電子レンジ1は、たとえば
キッチンのキャビネット82に取付けられる。電子レン
ジ1は、ガスレンジ83を用いた調理の際に換気扇とし
て使用される場合もある。電子レンジ1はフードファン
を備える。電子レンジ1が換気扇として使用される場合
には、マグネトロンによる調理が行なわれなくとも、フ
ードファンを動作させることができる。なお、電子レン
ジ1の制御回路は、電源投入時に、フードファンが電子
レンジ1本体と電気的に接続されているか否かを判断す
る。そして、接続されていない場合には、コントロール
パネル51の表示部にエラーメッセージを表示する。
を提供する。 【解決手段】 高所設置型の電子レンジ1は、たとえば
キッチンのキャビネット82に取付けられる。電子レン
ジ1は、ガスレンジ83を用いた調理の際に換気扇とし
て使用される場合もある。電子レンジ1はフードファン
を備える。電子レンジ1が換気扇として使用される場合
には、マグネトロンによる調理が行なわれなくとも、フ
ードファンを動作させることができる。なお、電子レン
ジ1の制御回路は、電源投入時に、フードファンが電子
レンジ1本体と電気的に接続されているか否かを判断す
る。そして、接続されていない場合には、コントロール
パネル51の表示部にエラーメッセージを表示する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理装置に関
し、詳しくは、加熱手段の内部を冷却するため、また
は、加熱調理装置外の空気を所定の方向に送るために設
けられたファンを含む加熱調理装置に関する。
し、詳しくは、加熱手段の内部を冷却するため、また
は、加熱調理装置外の空気を所定の方向に送るために設
けられたファンを含む加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の加熱調理装置には、加熱手段であるマグネトロンや高
圧トランスを冷却するために、ファンが設けられてい
た。また、加熱調理装置の中でも、壁面やキッチンキャ
ビネットに取付けられる高所設置型電子レンジでは、上
記の目的のほかに、単に、該加熱調理装置を換気扇とし
て使用するためにも、ファンが設けられている。このよ
うな加熱調理装置において、従来、以下のような問題が
あった。
の加熱調理装置には、加熱手段であるマグネトロンや高
圧トランスを冷却するために、ファンが設けられてい
た。また、加熱調理装置の中でも、壁面やキッチンキャ
ビネットに取付けられる高所設置型電子レンジでは、上
記の目的のほかに、単に、該加熱調理装置を換気扇とし
て使用するためにも、ファンが設けられている。このよ
うな加熱調理装置において、従来、以下のような問題が
あった。
【0003】まず1つ目の問題点としては、使用時に、
ファンが取付けられていないことを検知できない点が挙
げられる。特に、使用前に、ユーザが、ファンの排気方
向を変更できるタイプのものは、取付方向を変更しよう
としてファンを取外したまま、取付け忘れることがあっ
たが、このような場合でも、ユーザは、ファンが取付け
られていないことに気づかず、加熱調理装置を使用して
いた。したがって、加熱調理装置内部の部品への冷却作
用やキッチンにおける換気作用が得られず、危険であっ
た。
ファンが取付けられていないことを検知できない点が挙
げられる。特に、使用前に、ユーザが、ファンの排気方
向を変更できるタイプのものは、取付方向を変更しよう
としてファンを取外したまま、取付け忘れることがあっ
たが、このような場合でも、ユーザは、ファンが取付け
られていないことに気づかず、加熱調理装置を使用して
いた。したがって、加熱調理装置内部の部品への冷却作
用やキッチンにおける換気作用が得られず、危険であっ
た。
【0004】2つ目の問題点としては、ファンが加熱調
理装置の外部から取込んだ空気を、加熱調理装置外に排
気しにくい場合がある点を挙げることができる。このよ
うな問題は、特に、加熱調理装置に、排気孔が設けら
れ、さらに、該排気孔を開閉可能な蓋が設けられている
場合に、生じる。すなわち、排気を行なうときに、蓋が
首尾よく開状態とならない場合に、このような問題が生
じる。上述したように、加熱調理装置において、ファン
は、部品の冷却のためや加熱調理において生じた煙を送
るために、設けられる。つまり、ファンによって加熱調
理装置外へ送られようとする空気は、熱いものであるこ
とが考えられる。したがって、加熱調理装置外への排気
が妨げられることは、加熱調理装置内に熱がこもり、危
険であった。
理装置の外部から取込んだ空気を、加熱調理装置外に排
気しにくい場合がある点を挙げることができる。このよ
うな問題は、特に、加熱調理装置に、排気孔が設けら
れ、さらに、該排気孔を開閉可能な蓋が設けられている
場合に、生じる。すなわち、排気を行なうときに、蓋が
首尾よく開状態とならない場合に、このような問題が生
じる。上述したように、加熱調理装置において、ファン
は、部品の冷却のためや加熱調理において生じた煙を送
るために、設けられる。つまり、ファンによって加熱調
理装置外へ送られようとする空気は、熱いものであるこ
とが考えられる。したがって、加熱調理装置外への排気
が妨げられることは、加熱調理装置内に熱がこもり、危
険であった。
【0005】3つ目の問題点としては、フィルタが設け
られる場合、該フィルタの取付けおよび取外しが煩雑で
ある点が挙げられる。この問題は、特に、単に、換気扇
としても使用することができるタイプの、さらに、フィ
ルタとしてオイルフィルタとチャコールフィルタのよう
に複数のフィルタが離れた場所に取付けられる加熱調理
装置で生じていた。フィルタの取付けや取外しが煩雑で
あると、ユーザは、フィルタの交換を先延ばしにしがち
になる。フィルタの交換が先延ばしにされると、フィル
タに、煤や油膜がこびりつき、加熱調理装置外への排気
が妨げられる。したがって、2つ目の問題点において述
べたものと同様、加熱調理装置内に熱がこもり、危険で
あった。
られる場合、該フィルタの取付けおよび取外しが煩雑で
ある点が挙げられる。この問題は、特に、単に、換気扇
としても使用することができるタイプの、さらに、フィ
ルタとしてオイルフィルタとチャコールフィルタのよう
に複数のフィルタが離れた場所に取付けられる加熱調理
装置で生じていた。フィルタの取付けや取外しが煩雑で
あると、ユーザは、フィルタの交換を先延ばしにしがち
になる。フィルタの交換が先延ばしにされると、フィル
タに、煤や油膜がこびりつき、加熱調理装置外への排気
が妨げられる。したがって、2つ目の問題点において述
べたものと同様、加熱調理装置内に熱がこもり、危険で
あった。
【0006】4つ目の問題点としては、加熱調理装置の
排気孔を開閉可能な蓋が設けられている場合、該蓋が十
分に閉状態とならない、という点が挙げられる。蓋が十
分に閉まらなければ、蓋の閉状態に、微振動により騒音
が生じる、という問題だけでなく、加熱調理装置の本体
内に外部からのほこりが入り込みやすくなる。このた
め、加熱調理装置外への排気を妨げる事態や、加熱調理
装置内の回路がほこりによりショートする事態等が生
じ、危険である、という問題がある。
排気孔を開閉可能な蓋が設けられている場合、該蓋が十
分に閉状態とならない、という点が挙げられる。蓋が十
分に閉まらなければ、蓋の閉状態に、微振動により騒音
が生じる、という問題だけでなく、加熱調理装置の本体
内に外部からのほこりが入り込みやすくなる。このた
め、加熱調理装置外への排気を妨げる事態や、加熱調理
装置内の回路がほこりによりショートする事態等が生
じ、危険である、という問題がある。
【0007】5つ目の問題点としては、加熱調理装置の
負荷電流が、使用される地域等によっては、家庭に供給
される定格電流よりも大きい場合、危険であるという点
を挙げることができる。なお、この問題を解消するため
に、単に、加熱調理装置の構成部品全体の負荷電流を低
下させれば、加熱調理装置における加熱出力が低下する
という新たな問題を生じる。
負荷電流が、使用される地域等によっては、家庭に供給
される定格電流よりも大きい場合、危険であるという点
を挙げることができる。なお、この問題を解消するため
に、単に、加熱調理装置の構成部品全体の負荷電流を低
下させれば、加熱調理装置における加熱出力が低下する
という新たな問題を生じる。
【0008】すなわち、従来のファンを備えた加熱調理
装置では、種々の理由から危険であるという問題があっ
た。
装置では、種々の理由から危険であるという問題があっ
た。
【0009】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、ファンを備えながらも、安全
な加熱調理装置を提供することである。
ものであり、その目的は、ファンを備えながらも、安全
な加熱調理装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる加熱調理装置は、加熱手段と、電力を供給され
ることにより動作するファンとを含む加熱調理装置であ
って、前記加熱調理装置の全体の動作を制御する制御手
段と、前記ファンに電力を供給するためのファン電力供
給手段とを含み、前記制御手段は、当該制御手段に電力
が供給された場合に、前記ファン電力供給手段と前記フ
ァンが電気的に接続されているか否かを判断し、前記制
御手段が前記ファン電力供給手段と前記ファンが電気的
に接続されていないと判断した場合に、その旨を報知す
る報知手段をさらに含むことを特徴とする。
にかかる加熱調理装置は、加熱手段と、電力を供給され
ることにより動作するファンとを含む加熱調理装置であ
って、前記加熱調理装置の全体の動作を制御する制御手
段と、前記ファンに電力を供給するためのファン電力供
給手段とを含み、前記制御手段は、当該制御手段に電力
が供給された場合に、前記ファン電力供給手段と前記フ
ァンが電気的に接続されているか否かを判断し、前記制
御手段が前記ファン電力供給手段と前記ファンが電気的
に接続されていないと判断した場合に、その旨を報知す
る報知手段をさらに含むことを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の本発明によれば、ユーザ
は、ファンが、ファン電力供給手段に電気的に接続され
ているか否かを、容易に知ることができる。
は、ファンが、ファン電力供給手段に電気的に接続され
ているか否かを、容易に知ることができる。
【0012】これにより、ファンが動作していると考え
られるときに、ファンに電力が供給されていないため実
際には動作していない、という事態を回避することがで
きる。したがって、加熱調理装置において、ユーザの予
測のしないうちに、換気が不十分となっていたり、熱が
溜まっているという危険な事態を回避できる。
られるときに、ファンに電力が供給されていないため実
際には動作していない、という事態を回避することがで
きる。したがって、加熱調理装置において、ユーザの予
測のしないうちに、換気が不十分となっていたり、熱が
溜まっているという危険な事態を回避できる。
【0013】請求項2に記載の本発明にかかる加熱調理
装置は、加熱手段と、吸気孔と、排気孔と、前記吸気孔
から風路を介して前記排気孔に空気を送るファンとを含
む加熱調理装置であって、前記加熱調理装置の所定の位
置の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段
の検知温度が所定の温度以上となった場合、前記加熱調
理装置が異常状態にある旨を報知する報知手段とをさら
に含むことを特徴とする。
装置は、加熱手段と、吸気孔と、排気孔と、前記吸気孔
から風路を介して前記排気孔に空気を送るファンとを含
む加熱調理装置であって、前記加熱調理装置の所定の位
置の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段
の検知温度が所定の温度以上となった場合、前記加熱調
理装置が異常状態にある旨を報知する報知手段とをさら
に含むことを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、ユーザ
は、加熱調理装置内の排気孔近傍の温度が所定の温度以
上となったことを知ることができる。
は、加熱調理装置内の排気孔近傍の温度が所定の温度以
上となったことを知ることができる。
【0015】これにより、ユーザが、排気孔近傍の温度
を低下させるべき適切な処置を取ることができるため、
蓋が開くべきときに閉じていること等によって加熱調理
装置が危険なまでに高温となる、という事態を回避でき
る。
を低下させるべき適切な処置を取ることができるため、
蓋が開くべきときに閉じていること等によって加熱調理
装置が危険なまでに高温となる、という事態を回避でき
る。
【0016】請求項3に記載の本発明にかかる加熱調理
装置は、請求項2に記載の発明にかかる加熱調理装置の
構成に加えて、前記排気孔を開閉可能な蓋と、前記温度
検知手段の検知温度が前記所定の温度以上となった場合
に、前記蓋を開状態とさせる制御手段とをさらに含むこ
とを特徴とする。
装置は、請求項2に記載の発明にかかる加熱調理装置の
構成に加えて、前記排気孔を開閉可能な蓋と、前記温度
検知手段の検知温度が前記所定の温度以上となった場合
に、前記蓋を開状態とさせる制御手段とをさらに含むこ
とを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明による作用に加えて、加熱調理装置が危
険な高温となりそうな場合に蓋が閉状態であれば、自動
的に、蓋が開状態となる。
2に記載の発明による作用に加えて、加熱調理装置が危
険な高温となりそうな場合に蓋が閉状態であれば、自動
的に、蓋が開状態となる。
【0018】請求項4に記載の本発明にかかる加熱調理
装置は、加熱手段と、吸気孔と、排気孔と、前記吸気孔
から前記排気孔に空気を送るファンと、オイルフィルタ
と、チャコールフィルタとを含む加熱調理装置であっ
て、前記吸気孔に設けられ、前記オイルフィルタと前記
チャコールフィルタとを固定できるフィルタ固定部材と
をさらに含むことを特徴とする。
装置は、加熱手段と、吸気孔と、排気孔と、前記吸気孔
から前記排気孔に空気を送るファンと、オイルフィルタ
と、チャコールフィルタとを含む加熱調理装置であっ
て、前記吸気孔に設けられ、前記オイルフィルタと前記
チャコールフィルタとを固定できるフィルタ固定部材と
をさらに含むことを特徴とする。
【0019】請求項4に記載の本発明によれば、オイル
フィルタとチャコールフィルタは、ともに、加熱調理装
置の吸気孔に設けられたフィルタ固定部材に固定され
る。
フィルタとチャコールフィルタは、ともに、加熱調理装
置の吸気孔に設けられたフィルタ固定部材に固定され
る。
【0020】これにより、加熱調理装置において複数の
フィルタが設けられた場合でも、該複数のフィルタは、
互いに近い場所に固定されるため、離れて固定された場
合よりも、それらの取外しおよび取付けが容易となる。
したがって、加熱調理装置におけるフィルタのメンテナ
ンスが容易になる。
フィルタが設けられた場合でも、該複数のフィルタは、
互いに近い場所に固定されるため、離れて固定された場
合よりも、それらの取外しおよび取付けが容易となる。
したがって、加熱調理装置におけるフィルタのメンテナ
ンスが容易になる。
【0021】請求項5に記載の本発明にかかる加熱調理
装置は、請求項4に記載の発明にかかる加熱調理装置の
構成に加えて、前記フィルタ固定部材は、前記加熱調理
装置の外壁と一体的に構成されることを特徴とする。
装置は、請求項4に記載の発明にかかる加熱調理装置の
構成に加えて、前記フィルタ固定部材は、前記加熱調理
装置の外壁と一体的に構成されることを特徴とする。
【0022】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
4に記載の発明による作用に加えて、加熱調理装置にお
ける部品点数を少なくすることができる。
4に記載の発明による作用に加えて、加熱調理装置にお
ける部品点数を少なくすることができる。
【0023】請求項6に記載の本発明にかかる加熱調理
装置は、加熱手段と、吸気孔と、排気孔と、前記吸気孔
から前記排気孔に空気を送るファンと、前記排気孔を開
閉可能な蓋とを含む加熱調理装置であって、前記蓋が閉
状態にある場合に、前記蓋を固定し、前記蓋が開状態に
ある場合には、前記蓋に対する固定を解除する閉時固定
部材をさらに含むことを特徴とする。
装置は、加熱手段と、吸気孔と、排気孔と、前記吸気孔
から前記排気孔に空気を送るファンと、前記排気孔を開
閉可能な蓋とを含む加熱調理装置であって、前記蓋が閉
状態にある場合に、前記蓋を固定し、前記蓋が開状態に
ある場合には、前記蓋に対する固定を解除する閉時固定
部材をさらに含むことを特徴とする。
【0024】請求項6に記載の本発明によれば、蓋は、
閉状態にのみ固定される。これにより、蓋の開閉動作が
妨げられることなく、かつ、閉状態には、確実に、蓋を
閉じることができる。したがって、加熱調理装置内にほ
こり等が入り込むことを、極力回避することができる。
閉状態にのみ固定される。これにより、蓋の開閉動作が
妨げられることなく、かつ、閉状態には、確実に、蓋を
閉じることができる。したがって、加熱調理装置内にほ
こり等が入り込むことを、極力回避することができる。
【0025】請求項7に記載の本発明にかかる加熱調理
装置は、加熱手段と、前記加熱手段と同じ電源から電力
を供給されるランプおよびファンとを含む加熱調理装置
であって、前記ランプおよび前記ファンへの電力の供給
量を制御する制御手段をさらに含み、前記制御手段は、
前記加熱手段が加熱動作を実行する期間は、前記加熱手
段が加熱動作を実行していない期間よりも、前記ランプ
および前記ファンの少なくとも一方への電力の供給量を
低下させることができることを特徴とする。
装置は、加熱手段と、前記加熱手段と同じ電源から電力
を供給されるランプおよびファンとを含む加熱調理装置
であって、前記ランプおよび前記ファンへの電力の供給
量を制御する制御手段をさらに含み、前記制御手段は、
前記加熱手段が加熱動作を実行する期間は、前記加熱手
段が加熱動作を実行していない期間よりも、前記ランプ
および前記ファンの少なくとも一方への電力の供給量を
低下させることができることを特徴とする。
【0026】請求項7に記載の本発明によれば、加熱調
理装置に対して供給される電力量が低下した場合でも、
加熱手段の加熱出力を低下させずに、加熱調理装置を使
用することができる。
理装置に対して供給される電力量が低下した場合でも、
加熱手段の加熱出力を低下させずに、加熱調理装置を使
用することができる。
【0027】これにより、加熱出力を低下させることな
く安全性を確保できた、加熱調理装置を提供することが
できる。
く安全性を確保できた、加熱調理装置を提供することが
できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、加熱調理装置の一例としてキッチンキャビ
ネット等の高所に取付けるタイプの電子レンジを示す
が、本発明はこれに限らず、所定の場所に備え付けるタ
イプではない移動可能な電子レンジなどであってもよ
く、ファンを備え、装置の内部に空気を取込み外部に空
気を排出するよう構成された加熱調理装置であれば、す
べてに適用することが可能である。
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、加熱調理装置の一例としてキッチンキャビ
ネット等の高所に取付けるタイプの電子レンジを示す
が、本発明はこれに限らず、所定の場所に備え付けるタ
イプではない移動可能な電子レンジなどであってもよ
く、ファンを備え、装置の内部に空気を取込み外部に空
気を排出するよう構成された加熱調理装置であれば、す
べてに適用することが可能である。
【0029】図1は、本発明の一実施の形態の電子レン
ジを示す図である。図1(a)に、電子レンジの外観を
示す。電子レンジ1は、本体4の正面に、前板5と、ド
ア3を備えている。前板5およびドア3の上方には、吸
気孔および排気孔(後述する吸気孔21および排気孔
2,22、図1(a)では省略)が設けられ、そして、
当該吸気孔および排気孔を覆うようにカバー7が備えら
れている。また、前板5には、ユーザが、電子レンジ1
の操作内容を入力するためのコントロールパネル51が
設けられている。なお、図示は省略しているが、コント
ロールパネル51には、調理時間等を表示できる表示部
が設けられている。電子レンジ1は、図1(b)に示す
ように、たとえば、キッチンキャビネット82内の、ガ
スレンジ83の真上に取付けられる。
ジを示す図である。図1(a)に、電子レンジの外観を
示す。電子レンジ1は、本体4の正面に、前板5と、ド
ア3を備えている。前板5およびドア3の上方には、吸
気孔および排気孔(後述する吸気孔21および排気孔
2,22、図1(a)では省略)が設けられ、そして、
当該吸気孔および排気孔を覆うようにカバー7が備えら
れている。また、前板5には、ユーザが、電子レンジ1
の操作内容を入力するためのコントロールパネル51が
設けられている。なお、図示は省略しているが、コント
ロールパネル51には、調理時間等を表示できる表示部
が設けられている。電子レンジ1は、図1(b)に示す
ように、たとえば、キッチンキャビネット82内の、ガ
スレンジ83の真上に取付けられる。
【0030】図2は、図1に示した電子レンジ1の構成
をより詳細に説明するための図である。図2(a)は、
電子レンジ1を下方から見た場合の斜視図である。図2
(a)を参照して、電子レンジ1の底部には、キッチン
ランプ42,43が備えられている。そして、ユーザ
は、ガスレンジ83を用いて調理する際に、キッチンラ
ンプ42,43を点灯させることができる。また、電子
レンジ1の底部には、底孔67が形成されている。電子
レンジ1 は、内蔵するファンにより、底孔67を介し
て、煙等を電子レンジ1の内部に吸気し、適切な方向に
排気することができる。なお、底孔67には、後述する
ようにフィルタが嵌め込まれており、電子レンジ1内部
には、該フィルタを介して、煙等が吸気される。
をより詳細に説明するための図である。図2(a)は、
電子レンジ1を下方から見た場合の斜視図である。図2
(a)を参照して、電子レンジ1の底部には、キッチン
ランプ42,43が備えられている。そして、ユーザ
は、ガスレンジ83を用いて調理する際に、キッチンラ
ンプ42,43を点灯させることができる。また、電子
レンジ1の底部には、底孔67が形成されている。電子
レンジ1 は、内蔵するファンにより、底孔67を介し
て、煙等を電子レンジ1の内部に吸気し、適切な方向に
排気することができる。なお、底孔67には、後述する
ようにフィルタが嵌め込まれており、電子レンジ1内部
には、該フィルタを介して、煙等が吸気される。
【0031】図2(b)は、電子レンジ1の内部構成を
説明するための図であり、電子レンジ1において、前板
5,ドア3およびカバー7が取外された状態を示す図で
ある。図2(b)を参照して、ドア3の奥には、食品等
の被加熱物を収納する加熱室30が設けられている。そ
して、加熱室30の上方には、加熱室30内を照らすた
めの加熱室ランプ41が備えられている。なお、キッチ
ンランプ42,43の下方には、それぞれ耐熱ガラス4
2a,43aが備えられている。
説明するための図であり、電子レンジ1において、前板
5,ドア3およびカバー7が取外された状態を示す図で
ある。図2(b)を参照して、ドア3の奥には、食品等
の被加熱物を収納する加熱室30が設けられている。そ
して、加熱室30の上方には、加熱室30内を照らすた
めの加熱室ランプ41が備えられている。なお、キッチ
ンランプ42,43の下方には、それぞれ耐熱ガラス4
2a,43aが備えられている。
【0032】図3は、電子レンジ1の電気的構成を模式
的に示す図である。図3を参照して、55は、図3に示
す回路全体に電力を供給する交流電源である。また、3
3はマグネトロンであり、66はマグネトロン33に高
電圧を供給するための高圧トランスである。
的に示す図である。図3を参照して、55は、図3に示
す回路全体に電力を供給する交流電源である。また、3
3はマグネトロンであり、66はマグネトロン33に高
電圧を供給するための高圧トランスである。
【0033】57はドアスイッチである。ドアスイッチ
57は、ドア3が開かれると図3に示す回路を開き、ド
ア3が閉じられると、当該回路を閉じるように構成され
ている。したがって、電子レンジ1では、ドア3が開か
れていると、ドアスイッチ57が回路を開き、交流電源
55から高圧トランス66への電力供給が妨げられるた
め、マグネトロン33が電波を発しないように構成され
ている。
57は、ドア3が開かれると図3に示す回路を開き、ド
ア3が閉じられると、当該回路を閉じるように構成され
ている。したがって、電子レンジ1では、ドア3が開か
れていると、ドアスイッチ57が回路を開き、交流電源
55から高圧トランス66への電力供給が妨げられるた
め、マグネトロン33が電波を発しないように構成され
ている。
【0034】一方、図中58,59は、それぞれ加熱調
理のためにマグネトロン33への通電を規制する出力調
整用リレー,メインリレーである。メインリレー59
は、加熱調理が行なわれている間中オンされているが、
出力調整用リレー58は、マグネトロン33の出力を調
整するために、加熱調理の最中にもオン/オフを繰返し
ている。出力調整用リレー58およびメインリレー59
のオン/オフは、制御回路65により制御されている。
理のためにマグネトロン33への通電を規制する出力調
整用リレー,メインリレーである。メインリレー59
は、加熱調理が行なわれている間中オンされているが、
出力調整用リレー58は、マグネトロン33の出力を調
整するために、加熱調理の最中にもオン/オフを繰返し
ている。出力調整用リレー58およびメインリレー59
のオン/オフは、制御回路65により制御されている。
【0035】制御回路65には、図示せぬマイクロコン
ピュータとメモリが含まれる。そして、制御回路65
は、マイクロコンピュータによって、ユーザがコントロ
ールパネル51に入力した調理メニューに応じ、メイン
リレー59および出力調整用リレー58のオン/オフを
制御する。また、制御回路65は、必要に応じて、加熱
時間等の調理情報を、メモリに記憶する。なお、図中6
4は、制御回路65に一定電圧の電力を供給する定電圧
回路である。
ピュータとメモリが含まれる。そして、制御回路65
は、マイクロコンピュータによって、ユーザがコントロ
ールパネル51に入力した調理メニューに応じ、メイン
リレー59および出力調整用リレー58のオン/オフを
制御する。また、制御回路65は、必要に応じて、加熱
時間等の調理情報を、メモリに記憶する。なお、図中6
4は、制御回路65に一定電圧の電力を供給する定電圧
回路である。
【0036】60はモニタスイッチであり、ドアスイッ
チ57とは逆に、ドア3が開かれると図3に示す回路を
閉じ、ドア3が閉じられると当該回路を開くように構成
されている。モニタスイッチ60は、ドア3が開かれて
もドアスイッチ57が何らかの原因で回路を開かない場
合に、短絡回路を形成してヒューズ56を切り、マグネ
トロン33への通電を回避するために設けられている。
これにより、ドア3が開いた状態でマグネトロン33が
高周波の電波を発するという危険な状況を確実に回避で
きる。
チ57とは逆に、ドア3が開かれると図3に示す回路を
閉じ、ドア3が閉じられると当該回路を開くように構成
されている。モニタスイッチ60は、ドア3が開かれて
もドアスイッチ57が何らかの原因で回路を開かない場
合に、短絡回路を形成してヒューズ56を切り、マグネ
トロン33への通電を回避するために設けられている。
これにより、ドア3が開いた状態でマグネトロン33が
高周波の電波を発するという危険な状況を確実に回避で
きる。
【0037】図中17は、前述のマグネトロン33の冷
却用のファン(後述するファン34)を駆動するブロア
モータである。また、図中41は、加熱室7内を照らす
加熱室ランプである。そして、図中18,47は、それ
ぞれ、ブロアモータ17,加熱室ランプ41への通電を
制御するリレースイッチである。リレースイッチ18,
47は、それぞれ、制御回路65により、オン/オフを
制御される。
却用のファン(後述するファン34)を駆動するブロア
モータである。また、図中41は、加熱室7内を照らす
加熱室ランプである。そして、図中18,47は、それ
ぞれ、ブロアモータ17,加熱室ランプ41への通電を
制御するリレースイッチである。リレースイッチ18,
47は、それぞれ、制御回路65により、オン/オフを
制御される。
【0038】また、キッチンランプ42,43は、定電
圧回路64に接続されている。そして、図中49は、キ
ッチンランプ42,43への通電を制御するリレースイ
ッチである。また、カバー7の開閉を行なうためのカバ
ーモータ45、および、電子レンジ1を主に換気扇とし
て使用する際に使用されるフードファン(後述するフー
ドファン8)を駆動するためのファンモータ44も、定
電圧回路64に接続されている。そして、ファンモータ
44,カバーモータ45への通電の制御は、それぞれ、
リレースイッチ46,48により行なわれる。そして、
リレースイッチ46,48,49は、それぞれ、制御回
路65により、オン/オフを制御される。ファンモータ
44は、コネクタ50aを備えている。また、電子レン
ジ1側には、コネクタ50bが備えられている。そし
て、コネクタ50aとコネクタ50bが接続されること
により、ファンモータ44は電子レンジ1本体に電気的
に接続されることになる。
圧回路64に接続されている。そして、図中49は、キ
ッチンランプ42,43への通電を制御するリレースイ
ッチである。また、カバー7の開閉を行なうためのカバ
ーモータ45、および、電子レンジ1を主に換気扇とし
て使用する際に使用されるフードファン(後述するフー
ドファン8)を駆動するためのファンモータ44も、定
電圧回路64に接続されている。そして、ファンモータ
44,カバーモータ45への通電の制御は、それぞれ、
リレースイッチ46,48により行なわれる。そして、
リレースイッチ46,48,49は、それぞれ、制御回
路65により、オン/オフを制御される。ファンモータ
44は、コネクタ50aを備えている。また、電子レン
ジ1側には、コネクタ50bが備えられている。そし
て、コネクタ50aとコネクタ50bが接続されること
により、ファンモータ44は電子レンジ1本体に電気的
に接続されることになる。
【0039】制御回路65には、コントロールパネル5
1およびサーミスタ63が接続されている。サーミスタ
63は、後述するように、電子レンジ1の排気孔(排気
孔2)付近に設けられる。制御回路65は、サーミスタ
63の検知温度が異常な高温となった場合、カバー7が
閉状態にあれば、カバー7を強制的に、開状態にする。
また、制御回路65には、ファンスイッチ61が接続さ
れている。ファンスイッチ61の動作については、図8
等を用いて後述する。
1およびサーミスタ63が接続されている。サーミスタ
63は、後述するように、電子レンジ1の排気孔(排気
孔2)付近に設けられる。制御回路65は、サーミスタ
63の検知温度が異常な高温となった場合、カバー7が
閉状態にあれば、カバー7を強制的に、開状態にする。
また、制御回路65には、ファンスイッチ61が接続さ
れている。ファンスイッチ61の動作については、図8
等を用いて後述する。
【0040】図4は、図1のIV−IV線に沿う矢視断
面図である。また、図5は、図1の電子レンジ1の斜視
図であり、電子レンジ1の内部構造を詳細に説明するた
めに、本体4の外郭部分を省略した図である。
面図である。また、図5は、図1の電子レンジ1の斜視
図であり、電子レンジ1の内部構造を詳細に説明するた
めに、本体4の外郭部分を省略した図である。
【0041】図4および図5を参照して、電子レンジ1
は、本体4内に、中枠11と、中枠11の外側にある通
気路12を備えている。なお、中枠11は、加熱室30
と、加熱制御等のための電子部品(マグネトロン33
等)を収納する機械室31と、加熱室30から排出され
る空気が送り込まれる排気室32とを囲うように構成さ
れている。通気路12の壁面であって本体4の下面の底
板6には、底孔67が設けられている。また、中枠11
の上には、2つのフードファン8が設けられている。ま
た、前板5の上部には、カバー7に覆われた、吸気孔2
1および排気孔2,22が形成されている。そして、図
中10は、フードファン8から送られる空気を排気孔2
のみに導く本体ガイドである。なお、底孔67付近には
フィルタが備えられているが、図4では省略している。
は、本体4内に、中枠11と、中枠11の外側にある通
気路12を備えている。なお、中枠11は、加熱室30
と、加熱制御等のための電子部品(マグネトロン33
等)を収納する機械室31と、加熱室30から排出され
る空気が送り込まれる排気室32とを囲うように構成さ
れている。通気路12の壁面であって本体4の下面の底
板6には、底孔67が設けられている。また、中枠11
の上には、2つのフードファン8が設けられている。ま
た、前板5の上部には、カバー7に覆われた、吸気孔2
1および排気孔2,22が形成されている。そして、図
中10は、フードファン8から送られる空気を排気孔2
のみに導く本体ガイドである。なお、底孔67付近には
フィルタが備えられているが、図4では省略している。
【0042】フードファン8は、吹出口8aから、空気
を吹出す。そして、電子レンジ1において、フードファ
ン8が作動すると、カバー7が図1に示す閉状態から図
5に示す開状態となり、そして、図4および図5に白抜
きの矢印で示すように、底孔67から通気路12内に空
気が取込まれ、その空気は、フードファン8を介して、
排気孔2から電子レンジ1外に排出される。なお、排気
孔2の前面にカバー7が備えられることにより、排気孔
2から、上方に向かって、空気を排出させることができ
る。つまり、カバー7は、排気孔2(および排気孔2
2)から排出される空気の流れる方向を制御することが
できる。このように、電子レンジ1において、底孔67
から空気を取込み、排気孔2から排出できることによ
り、ガスレンジ83において調理が行なわれた際に、電
子レンジ1を換気扇として使用することができる。
を吹出す。そして、電子レンジ1において、フードファ
ン8が作動すると、カバー7が図1に示す閉状態から図
5に示す開状態となり、そして、図4および図5に白抜
きの矢印で示すように、底孔67から通気路12内に空
気が取込まれ、その空気は、フードファン8を介して、
排気孔2から電子レンジ1外に排出される。なお、排気
孔2の前面にカバー7が備えられることにより、排気孔
2から、上方に向かって、空気を排出させることができ
る。つまり、カバー7は、排気孔2(および排気孔2
2)から排出される空気の流れる方向を制御することが
できる。このように、電子レンジ1において、底孔67
から空気を取込み、排気孔2から排出できることによ
り、ガスレンジ83において調理が行なわれた際に、電
子レンジ1を換気扇として使用することができる。
【0043】なお、カバー7には、仕切板71と把手7
2が設けられている。仕切板71は、排気孔2から排出
される空気が直接吸気孔21から電子レンジ1内に取込
まれることを回避するために設けられており、把手72
は、カバー7の開閉を手動で切替えるために設けられて
いる。カバー7の開閉は、基本的には、カバーモータ4
5により切替えられる。ただし、把手72が設けられる
ことにより、特に、フードファン8やファン34を運転
させずに、吸気孔21および排気孔2,22付近の掃除
等を行なう場合や、カバー7を自動的に開閉する部材が
故障した場合、手動で、カバー7を開閉できる。
2が設けられている。仕切板71は、排気孔2から排出
される空気が直接吸気孔21から電子レンジ1内に取込
まれることを回避するために設けられており、把手72
は、カバー7の開閉を手動で切替えるために設けられて
いる。カバー7の開閉は、基本的には、カバーモータ4
5により切替えられる。ただし、把手72が設けられる
ことにより、特に、フードファン8やファン34を運転
させずに、吸気孔21および排気孔2,22付近の掃除
等を行なう場合や、カバー7を自動的に開閉する部材が
故障した場合、手動で、カバー7を開閉できる。
【0044】一方、図5中、52は、吸気孔21から取
込まれた空気が送り込まれる吸気室であり、機械室31
と接続されている。そして、電子レンジ1では、フード
ファン8とは別のファン(後述するファン34)を備え
ており、図4および図5に示す空気の流れとは別の態様
で空気を流すことができる。以下に、電子レンジ1にお
ける当該別の態様での空気の流れについて、図6を参照
しつつ、説明する。
込まれた空気が送り込まれる吸気室であり、機械室31
と接続されている。そして、電子レンジ1では、フード
ファン8とは別のファン(後述するファン34)を備え
ており、図4および図5に示す空気の流れとは別の態様
で空気を流すことができる。以下に、電子レンジ1にお
ける当該別の態様での空気の流れについて、図6を参照
しつつ、説明する。
【0045】図6は、図5と同様の、電子レンジ1の本
体4の外郭部分を省略した斜視図である。なお、図6に
おいては、上述の態様とは別の態様での空気の流れを、
白抜きの矢印で示している。また、図6においては、機
械室31の内部構造を説明するために、中枠11が一部
破断されて記載されている。
体4の外郭部分を省略した斜視図である。なお、図6に
おいては、上述の態様とは別の態様での空気の流れを、
白抜きの矢印で示している。また、図6においては、機
械室31の内部構造を説明するために、中枠11が一部
破断されて記載されている。
【0046】電子レンジ1は、機械室31内に、加熱室
30内の被加熱物を加熱するためのマグネトロン33
と、マグネトロン33等の部品を冷却するためのファン
34を備えている。そして、電子レンジ1において、フ
ァン34が作動すると、カバー7が図1に示す閉状態か
ら図5(または図6)に示す開状態となり、そして、図
6に白抜きの矢印で示すように、吸気孔21から、吸気
室52、機械室31を介して加熱室30内に空気が取込
まれ、その空気は、排気室32を通り、排気孔22から
電子レンジ1外に排出される。
30内の被加熱物を加熱するためのマグネトロン33
と、マグネトロン33等の部品を冷却するためのファン
34を備えている。そして、電子レンジ1において、フ
ァン34が作動すると、カバー7が図1に示す閉状態か
ら図5(または図6)に示す開状態となり、そして、図
6に白抜きの矢印で示すように、吸気孔21から、吸気
室52、機械室31を介して加熱室30内に空気が取込
まれ、その空気は、排気室32を通り、排気孔22から
電子レンジ1外に排出される。
【0047】以上説明したように、電子レンジ1では、
フードファン8とファン34とにより、異なった態様
で、空気が流れる。電子レンジ1では、後述するように
フードファン8またはファン34のいずれかが作動する
際には、制御回路65により、カバー7は開状態とされ
る。また、フードファン8およびファン34の動作が停
止すると、カバー7は閉状態とされる。なお、電子レン
ジ1では、マグネトロン33による加熱調理が行なわれ
る際には、自動的に、ファン34が作動する。また、コ
ントロールパネル51において所定のキー操作を行なう
ことにより、フードファン8を作動させることができ
る。つまり、電子レンジ1において、フードファン8と
ファン34とは、独立して作動するものである。
フードファン8とファン34とにより、異なった態様
で、空気が流れる。電子レンジ1では、後述するように
フードファン8またはファン34のいずれかが作動する
際には、制御回路65により、カバー7は開状態とされ
る。また、フードファン8およびファン34の動作が停
止すると、カバー7は閉状態とされる。なお、電子レン
ジ1では、マグネトロン33による加熱調理が行なわれ
る際には、自動的に、ファン34が作動する。また、コ
ントロールパネル51において所定のキー操作を行なう
ことにより、フードファン8を作動させることができ
る。つまり、電子レンジ1において、フードファン8と
ファン34とは、独立して作動するものである。
【0048】図5および図6において、フードファン8
の吹出口8aは前方(ドア3のある方向)を向いてい
る。なお、後述するように、電子レンジ1では、フード
ファン8の吹出口8aの対向する方向は、前,後ろ,上
方のいずれかに設定することができる。これ以降、吹出
口8aの対向方向が、前,後ろ,上方にある場合のそれ
ぞれのフードファン8の設置態様を、前方設置,後方設
置,上方設置という。
の吹出口8aは前方(ドア3のある方向)を向いてい
る。なお、後述するように、電子レンジ1では、フード
ファン8の吹出口8aの対向する方向は、前,後ろ,上
方のいずれかに設定することができる。これ以降、吹出
口8aの対向方向が、前,後ろ,上方にある場合のそれ
ぞれのフードファン8の設置態様を、前方設置,後方設
置,上方設置という。
【0049】図7は、フードファン8の電子レンジ1本
体への取付けを説明するための図である。なお、図7
は、電子レンジ1を左後方部から見た場合の斜視図に相
当する。また、図7では、フードファン8は上方設置さ
れている。
体への取付けを説明するための図である。なお、図7
は、電子レンジ1を左後方部から見た場合の斜視図に相
当する。また、図7では、フードファン8は上方設置さ
れている。
【0050】図7を参照して、フードファン8は、電子
レンジ1の本体の後方から矢印P方向に装着される。な
お、装着される際には、フードファン8に付属するコネ
クタ50aと、電子レンジ1の本体側のコネクタ50b
とが接続される。電子レンジ1において、フードファン
8の上方には、フードファン8を固定するための押え板
26が取付けられる。押え板26は、電子レンジ1本体
およびフードファン8にネジ止めされる。押え板26に
は、上方排気孔27が形成されている。上方排気孔27
は、フードファン8の吹出口8aに対応した位置に設け
られている。これにより、フードファン8が上方設置さ
れた場合でも、押え板26は、吹出口8aから吹出され
る空気の流れを遮らない。
レンジ1の本体の後方から矢印P方向に装着される。な
お、装着される際には、フードファン8に付属するコネ
クタ50aと、電子レンジ1の本体側のコネクタ50b
とが接続される。電子レンジ1において、フードファン
8の上方には、フードファン8を固定するための押え板
26が取付けられる。押え板26は、電子レンジ1本体
およびフードファン8にネジ止めされる。押え板26に
は、上方排気孔27が形成されている。上方排気孔27
は、フードファン8の吹出口8aに対応した位置に設け
られている。これにより、フードファン8が上方設置さ
れた場合でも、押え板26は、吹出口8aから吹出され
る空気の流れを遮らない。
【0051】次に、フードファン8の設置態様が、前方
設置,上方設置,後方設置とされた場合のそれぞれの状
態を、図8〜図10を用いて説明する。なお、図8〜図
10は、電子レンジ1の右側面から見たフードファン8
の設置態様を模式的に示す図であり、フードファン8の
設置態様が、それぞれ、前方設置,上方設置,後方設置
である状態を示す図である。
設置,上方設置,後方設置とされた場合のそれぞれの状
態を、図8〜図10を用いて説明する。なお、図8〜図
10は、電子レンジ1の右側面から見たフードファン8
の設置態様を模式的に示す図であり、フードファン8の
設置態様が、それぞれ、前方設置,上方設置,後方設置
である状態を示す図である。
【0052】まず、図8を参照して、前方設置の場合、
吹出口8aから吹出した空気は、図中の白抜き矢印の方
向に従い、排気孔2から、電子レンジ1外に排出され
る。フードファン8の下方には、ファンスイッチ61が
配置されている。ファンスイッチ61は、その上部に、
スイッチボタン62(図11参照)を備えているが、図
8に示す状態では、フードファン8は、スイッチボタン
62を押圧して、ファンスイッチ61の本体内部に押込
めている。ファンスイッチ61は、スイッチボタン62
が押圧されているか否かにより、図3に示した回路の開
閉状態を変化させる。したがって、制御回路65は、フ
ァンスイッチ61による回路の開閉状態を検知すること
により、フードファン8が図8に示すような位置に取付
けられているか否かを検知することができる。
吹出口8aから吹出した空気は、図中の白抜き矢印の方
向に従い、排気孔2から、電子レンジ1外に排出され
る。フードファン8の下方には、ファンスイッチ61が
配置されている。ファンスイッチ61は、その上部に、
スイッチボタン62(図11参照)を備えているが、図
8に示す状態では、フードファン8は、スイッチボタン
62を押圧して、ファンスイッチ61の本体内部に押込
めている。ファンスイッチ61は、スイッチボタン62
が押圧されているか否かにより、図3に示した回路の開
閉状態を変化させる。したがって、制御回路65は、フ
ァンスイッチ61による回路の開閉状態を検知すること
により、フードファン8が図8に示すような位置に取付
けられているか否かを検知することができる。
【0053】また、図8では、電子レンジ1が、その底
部に、オイルフィルタ35とチャコールフィルタ36を
備える旨が記載されている。オイルフィルタ35は、ガ
スレンジ83による調理で発生した油分が、電子レンジ
1内に入り込まないようにするためのフィルタである。
チャコールフィルタ36は、ガスレンジ83による調理
で発生した煤が、電子レンジ1内に入り込まないように
するためのフィルタである。これらのフィルタは、底板
6に取付けられている部材により支持されているが、支
持態様の詳細については後述する。
部に、オイルフィルタ35とチャコールフィルタ36を
備える旨が記載されている。オイルフィルタ35は、ガ
スレンジ83による調理で発生した油分が、電子レンジ
1内に入り込まないようにするためのフィルタである。
チャコールフィルタ36は、ガスレンジ83による調理
で発生した煤が、電子レンジ1内に入り込まないように
するためのフィルタである。これらのフィルタは、底板
6に取付けられている部材により支持されているが、支
持態様の詳細については後述する。
【0054】また、図8では、電子レンジ1が、排気孔
2の近傍に、サーミスタ63を備える旨が記載されてい
る。制御回路65は、前述のようにサーミスタ63の検
知温度が異常な高温となった場合に、カバー7を強制的
に開状態にする。なお、サーミスタ63の設置場所は、
排気孔2の近傍に限定されるものではない。
2の近傍に、サーミスタ63を備える旨が記載されてい
る。制御回路65は、前述のようにサーミスタ63の検
知温度が異常な高温となった場合に、カバー7を強制的
に開状態にする。なお、サーミスタ63の設置場所は、
排気孔2の近傍に限定されるものではない。
【0055】図9および図10を参照して、電子レンジ
1がフードファン8の上方設置および後方設置の状態に
あっても、ファンスイッチ61のスイッチボタン62は
フードファン8により押圧されている。
1がフードファン8の上方設置および後方設置の状態に
あっても、ファンスイッチ61のスイッチボタン62は
フードファン8により押圧されている。
【0056】電子レンジ1は、ユーザに、コントロール
パネル51に対して、フードファン8の設置態様を入力
させるように構成されている。そして、設置態様が後方
設置または上方設置である入力された場合には、基本的
には、フードファン8が作動しても、ファン34が作動
しなければ、カバー7は開状態とされない。
パネル51に対して、フードファン8の設置態様を入力
させるように構成されている。そして、設置態様が後方
設置または上方設置である入力された場合には、基本的
には、フードファン8が作動しても、ファン34が作動
しなければ、カバー7は開状態とされない。
【0057】ここで、参考として、図11に、電子レン
ジ1においてフードファン8が取付けられていない状態
を示す。図11を参照して、フードファン8が取付けら
れていない場合には、スイッチボタン62は、フードフ
ァン8に押圧されることなく、ファンスイッチ61から
突出ている。
ジ1においてフードファン8が取付けられていない状態
を示す。図11を参照して、フードファン8が取付けら
れていない場合には、スイッチボタン62は、フードフ
ァン8に押圧されることなく、ファンスイッチ61から
突出ている。
【0058】次に、カバー7の開閉機構について、図1
2〜図14を参照しつつ、説明する。まず、図12を参
照して、カバー7は、接続部7aを備え、接続部7aを
介して、電子レンジ1本体と接続されている。カバー7
の仕切板71には、その後部に、溝71aが形成されて
いる。
2〜図14を参照しつつ、説明する。まず、図12を参
照して、カバー7は、接続部7aを備え、接続部7aを
介して、電子レンジ1本体と接続されている。カバー7
の仕切板71には、その後部に、溝71aが形成されて
いる。
【0059】仕切板71の主面の後部側と対向する位置
に、カバーモータ45が設けられている。カバーモータ
45は、アーム45bを備えている。カバーモータ45
が作動すると、アーム45bは、その一端にある回転中
心45aを支点として回動する。アーム45bの他端に
は、突起部45cが設けられている。突起部45cは、
溝71aに嵌込まれている。これにより、アーム45b
が回転することにより、仕切板71がカムとして作用し
て、カバー7が開閉する。
に、カバーモータ45が設けられている。カバーモータ
45は、アーム45bを備えている。カバーモータ45
が作動すると、アーム45bは、その一端にある回転中
心45aを支点として回動する。アーム45bの他端に
は、突起部45cが設けられている。突起部45cは、
溝71aに嵌込まれている。これにより、アーム45b
が回転することにより、仕切板71がカムとして作用し
て、カバー7が開閉する。
【0060】仕切板71の上方には、板バネ85が備え
られている。板バネ85の下端は、仕切板71の最後部
近傍の上端を押圧している。これにより、カバー7が全
体として「てこ」として作用する(支点:接続部7a,
力点:板バネ85との接点,作用点:排気孔2の外枠と
の接点)ため、カバー7の最前部が、確実に、排気孔2
を閉じることになる。つまり、カバー7は、閉状態(図
12に示す状態)にある場合に、その状態で確実に固定
される。したがって、カバー7の閉状態に、カバー7と
電子レンジ1本体との間に隙間を生じることがない。
られている。板バネ85の下端は、仕切板71の最後部
近傍の上端を押圧している。これにより、カバー7が全
体として「てこ」として作用する(支点:接続部7a,
力点:板バネ85との接点,作用点:排気孔2の外枠と
の接点)ため、カバー7の最前部が、確実に、排気孔2
を閉じることになる。つまり、カバー7は、閉状態(図
12に示す状態)にある場合に、その状態で確実に固定
される。したがって、カバー7の閉状態に、カバー7と
電子レンジ1本体との間に隙間を生じることがない。
【0061】図12に示す状態では、カバー7は閉状態
にある。以下に、この状態から、カバー7が開状態にさ
れる機構について、説明する。図12に示す状態で、カ
バーモータ45が作動すると、アーム45bは、回転中
心45aを支点として、図の反時計方向に回転する。こ
れにより、板バネ85と仕切板71との接点は、徐々に
後方にずれていく。
にある。以下に、この状態から、カバー7が開状態にさ
れる機構について、説明する。図12に示す状態で、カ
バーモータ45が作動すると、アーム45bは、回転中
心45aを支点として、図の反時計方向に回転する。こ
れにより、板バネ85と仕切板71との接点は、徐々に
後方にずれていく。
【0062】仕切板71の後端は、弧状となっている。
なお、仕切板71の後端の曲率半径は、部分によって異
なる。具体的には、図12に示すように、後端の曲率半
径は、上から、Ra,Rb,Rcとすることができる。
Raは、後端の上端部の曲率半径であり、Rbは、後端
の中間部の曲率半径であり、Rcは、後端の下端部の曲
率半径である。Rbを弧とした場合、当該弧が形成する
円の中心は、接続部7aである。また、Ra<Rbであ
る。すなわち、Raとして示した部分の方が、Rbとし
て示した部分よりもカーブが急である。
なお、仕切板71の後端の曲率半径は、部分によって異
なる。具体的には、図12に示すように、後端の曲率半
径は、上から、Ra,Rb,Rcとすることができる。
Raは、後端の上端部の曲率半径であり、Rbは、後端
の中間部の曲率半径であり、Rcは、後端の下端部の曲
率半径である。Rbを弧とした場合、当該弧が形成する
円の中心は、接続部7aである。また、Ra<Rbであ
る。すなわち、Raとして示した部分の方が、Rbとし
て示した部分よりもカーブが急である。
【0063】カバーモータ45が作動し、アーム45b
が所定角度だけ回転すると、図13に示すように、板バ
ネ85と仕切板71との接点は、Raで示した範囲の最
後端まで移動する。
が所定角度だけ回転すると、図13に示すように、板バ
ネ85と仕切板71との接点は、Raで示した範囲の最
後端まで移動する。
【0064】図13に示した状態からさらにカバーモー
タ45が作動すると、図14に示すように、仕切板71
が、板バネ85と接触しないようになる。これは、Ra
<Rbだからであると考えられる。
タ45が作動すると、図14に示すように、仕切板71
が、板バネ85と接触しないようになる。これは、Ra
<Rbだからであると考えられる。
【0065】すなわち、図12〜図14を用いて説明し
たカバー7の開閉機構では、カバー7は、所定の点(接
続部7a)を支点として開閉動作を行なう。仕切板71
は、その後端に、Raで示される第1の部分と、Rbで
示される第2の部分とを備えている。ここでいう第2の
部分は、第1の部分と連続して、第1の部分よりも下方
に設けられている。第1の部分,第2の部分は、それぞ
れ、第1の曲率と第2の曲率を有し、第2の曲率は、第
1の曲率よりも小さい。すなわち、Raとして示した部
分の方が、Rbとして示した部分よりもカーブが急であ
る。第2の部分が一部を構成する円の中心は、前記支点
である。カバーが閉状態にある場合には、図12に示す
状態では、板バネ85は、カバー7の仕切板71を、上
方から係止めしている。ここで、曲率半径Rbは、板バ
ネ85と接続部7aとの最短距離(この場合、板バネ8
5の下端と接続部7aとの距離)よりも短い。なお、仕
切板71の外周であってRaで示した領域と、接続部7
aとの距離は、板バネ85と接続部7aとの最短距離と
等しい。
たカバー7の開閉機構では、カバー7は、所定の点(接
続部7a)を支点として開閉動作を行なう。仕切板71
は、その後端に、Raで示される第1の部分と、Rbで
示される第2の部分とを備えている。ここでいう第2の
部分は、第1の部分と連続して、第1の部分よりも下方
に設けられている。第1の部分,第2の部分は、それぞ
れ、第1の曲率と第2の曲率を有し、第2の曲率は、第
1の曲率よりも小さい。すなわち、Raとして示した部
分の方が、Rbとして示した部分よりもカーブが急であ
る。第2の部分が一部を構成する円の中心は、前記支点
である。カバーが閉状態にある場合には、図12に示す
状態では、板バネ85は、カバー7の仕切板71を、上
方から係止めしている。ここで、曲率半径Rbは、板バ
ネ85と接続部7aとの最短距離(この場合、板バネ8
5の下端と接続部7aとの距離)よりも短い。なお、仕
切板71の外周であってRaで示した領域と、接続部7
aとの距離は、板バネ85と接続部7aとの最短距離と
等しい。
【0066】次に、オイルフィルタ35,チャコールフ
ィルタ36の取付けについて説明する。図15は、オイ
ルフィルタ35,チャコールフィルタ36を固定する部
材の形状を説明するための図であり、電子レンジ1の底
部を、内側から見た図に相当する。
ィルタ36の取付けについて説明する。図15は、オイ
ルフィルタ35,チャコールフィルタ36を固定する部
材の形状を説明するための図であり、電子レンジ1の底
部を、内側から見た図に相当する。
【0067】電子レンジ1において、底孔67の端部に
は、向かい合うように、2対の二段ガイド69と、1対
の上部ガイド68が設けられている。上部ガイド68お
よび二段ガイド69は、底板6と一体的に設けられてい
る。より詳細には、底板6において、底孔67として切
取る部分を、一部切取らずに残し、該残した部分を折曲
げることにより、上部ガイド68および二段ガイド69
を構成している。これにより、底板6を構成した材料と
は別の材料を準備すること無く、上部ガイド68および
二段ガイド69を構成することができる。
は、向かい合うように、2対の二段ガイド69と、1対
の上部ガイド68が設けられている。上部ガイド68お
よび二段ガイド69は、底板6と一体的に設けられてい
る。より詳細には、底板6において、底孔67として切
取る部分を、一部切取らずに残し、該残した部分を折曲
げることにより、上部ガイド68および二段ガイド69
を構成している。これにより、底板6を構成した材料と
は別の材料を準備すること無く、上部ガイド68および
二段ガイド69を構成することができる。
【0068】図16(a),図16(b)に、二段ガイ
ド69,上部ガイド68によるオイルフィルタ35およ
びチャコールフィルタ36の支持態様を示す。
ド69,上部ガイド68によるオイルフィルタ35およ
びチャコールフィルタ36の支持態様を示す。
【0069】図15および図16を参照して、二段ガイ
ド69は、下方から順に、底板6と接続し底板6に対し
て垂直な第1の面と、該第1の面に接続し底板6に対し
て平行な第2の面と、該第2の面に接続し底板6に対し
て垂直な第3の面とを備えている。つまり、二段ガイド
69は、底板6に対して垂直な面を2つ備えている。そ
して、向かい合う二段ガイド69のそれぞれに備えられ
た、底板6に対して垂直な上下の2つの面で、両側から
挟み込むように、2枚のフィルタがそれぞれ支持され
る。
ド69は、下方から順に、底板6と接続し底板6に対し
て垂直な第1の面と、該第1の面に接続し底板6に対し
て平行な第2の面と、該第2の面に接続し底板6に対し
て垂直な第3の面とを備えている。つまり、二段ガイド
69は、底板6に対して垂直な面を2つ備えている。そ
して、向かい合う二段ガイド69のそれぞれに備えられ
た、底板6に対して垂直な上下の2つの面で、両側から
挟み込むように、2枚のフィルタがそれぞれ支持され
る。
【0070】上部ガイド68は、2枚のフィルタのうち
上にあるフィルタ(本実施の形態ではチャコールフィル
タ36)を上方から押えるためのガイドである。
上にあるフィルタ(本実施の形態ではチャコールフィル
タ36)を上方から押えるためのガイドである。
【0071】次に、2枚のフィルタの、二段ガイド6
9,上部ガイド68への取付態様について、図17およ
び図18を参照しつつ説明する。
9,上部ガイド68への取付態様について、図17およ
び図18を参照しつつ説明する。
【0072】2枚のフィルタを取付ける際、まず、チャ
コールフィルタ36から、取付けを行なう。そこで、最
初に、チャコールフィルタ36の取付けについて説明す
る。まず、図17(a)を参照して、チャコールフィル
タ36の後端(図17(a)では右端)を、底孔67か
ら電子レンジ1の内部に挿入する。そして、チャコール
フィルタ36の前端(図17(a)では左端)を、矢印
X方向に、すなわち上方に移動させて、底孔67から電
子レンジ1の内部に挿入する。
コールフィルタ36から、取付けを行なう。そこで、最
初に、チャコールフィルタ36の取付けについて説明す
る。まず、図17(a)を参照して、チャコールフィル
タ36の後端(図17(a)では右端)を、底孔67か
ら電子レンジ1の内部に挿入する。そして、チャコール
フィルタ36の前端(図17(a)では左端)を、矢印
X方向に、すなわち上方に移動させて、底孔67から電
子レンジ1の内部に挿入する。
【0073】その後、チャコールフィルタ36を二段ガ
イド69に嵌込むことにより、図17(b)に示すよう
に、チャコールフィルタ36の取付けが完了する。
イド69に嵌込むことにより、図17(b)に示すよう
に、チャコールフィルタ36の取付けが完了する。
【0074】次に、オイルフィルタ35の取付けについ
て説明する。図18(a)を参照して、オイルフィルタ
35の後端(図18(a)では右端)を、底孔67から
電子レンジ1の内部に挿入する。次に、オイルフィルタ
35の前端を上方に移動させて、オイルフィルタ35全
体を、電子レンジ1内部に挿入する(図18(b)参
照)。なお、このとき、オイルフィルタ35は二段ガイ
ド69に嵌込まれているが、最終的な取付位置よりは幾
分か後方(図18(b)では右方)にずれて、位置して
いる。そして、この状態から、矢印Y方向にオイルフィ
ルタ35を移動させることにより、図18(c)に示す
ように、オイルフィルタ35の取付けが完了する。
て説明する。図18(a)を参照して、オイルフィルタ
35の後端(図18(a)では右端)を、底孔67から
電子レンジ1の内部に挿入する。次に、オイルフィルタ
35の前端を上方に移動させて、オイルフィルタ35全
体を、電子レンジ1内部に挿入する(図18(b)参
照)。なお、このとき、オイルフィルタ35は二段ガイ
ド69に嵌込まれているが、最終的な取付位置よりは幾
分か後方(図18(b)では右方)にずれて、位置して
いる。そして、この状態から、矢印Y方向にオイルフィ
ルタ35を移動させることにより、図18(c)に示す
ように、オイルフィルタ35の取付けが完了する。
【0075】次に、電子レンジ1における、制御回路6
5の制御態様について説明する。電子レンジ1に交流電
源55から電力が投入されると、制御回路65は、電源
投入時処理として、フードファン8が、電子レンジ1の
所定位置(図7,図8等参照)に載置されているか、お
よび、電子レンジ1の本体と適切に接続されているかを
チェックする。
5の制御態様について説明する。電子レンジ1に交流電
源55から電力が投入されると、制御回路65は、電源
投入時処理として、フードファン8が、電子レンジ1の
所定位置(図7,図8等参照)に載置されているか、お
よび、電子レンジ1の本体と適切に接続されているかを
チェックする。
【0076】図19に、電源投入時処理のフローチャー
トを示す。図19を参照して、まず、制御回路65は、
S1で、ファンスイッチ61のスイッチボタン62が押
圧されオン状態となっているか否かを判断する。そし
て、スイッチボタン62が押圧されオン状態となってい
ると判断すれば、S3に進み、そうでないと判断すれ
ば、S2に進む。S2では、コントロールパネル51の
表示部にエラーメッセージを表示する処理を行ない、処
理を終了する。なお、図19において、ここでのエラー
メッセージは、後述するS4におけるエラーメッセージ
と区別するために「エラーメッセージ1」と記述してい
る。また、エラーメッセージ1としては、「Pleas
e Place ’Hood Fan’.」のように、
フードファン8の取付けを促すようなものが考えられ
る。
トを示す。図19を参照して、まず、制御回路65は、
S1で、ファンスイッチ61のスイッチボタン62が押
圧されオン状態となっているか否かを判断する。そし
て、スイッチボタン62が押圧されオン状態となってい
ると判断すれば、S3に進み、そうでないと判断すれ
ば、S2に進む。S2では、コントロールパネル51の
表示部にエラーメッセージを表示する処理を行ない、処
理を終了する。なお、図19において、ここでのエラー
メッセージは、後述するS4におけるエラーメッセージ
と区別するために「エラーメッセージ1」と記述してい
る。また、エラーメッセージ1としては、「Pleas
e Place ’Hood Fan’.」のように、
フードファン8の取付けを促すようなものが考えられ
る。
【0077】一方、S3では、コネクタ50aとコネク
タ50bが接続されているか否かを判断する。そして、
接続されていると判断すれば、S5に進み、接続されて
いないと判断すれば、S4に進む。S4では、コントロ
ールパネル51の表示部に、エラーメッセージ2を表示
させて、処理を終了する。なお、エラーメッセージ2と
しては、「Please check to conn
ect ’HoodFan’ correctly.」
のように、コネクタ50a,50bの接続を確認させる
ようなものが考えられる。また、S3での、接続されて
いるか否かの判断は、特定の信号を出力し、それが返っ
てくるか否かによって行なう等の、一般的手法に基づい
て行なわれる。
タ50bが接続されているか否かを判断する。そして、
接続されていると判断すれば、S5に進み、接続されて
いないと判断すれば、S4に進む。S4では、コントロ
ールパネル51の表示部に、エラーメッセージ2を表示
させて、処理を終了する。なお、エラーメッセージ2と
しては、「Please check to conn
ect ’HoodFan’ correctly.」
のように、コネクタ50a,50bの接続を確認させる
ようなものが考えられる。また、S3での、接続されて
いるか否かの判断は、特定の信号を出力し、それが返っ
てくるか否かによって行なう等の、一般的手法に基づい
て行なわれる。
【0078】一方、S5では、コントロールパネル51
の表示部に初期メニューを表示して、処理を終了する。
の表示部に初期メニューを表示して、処理を終了する。
【0079】なお、フードファン8が電子レンジ1にお
ける所定の位置に設置されていない場合、すなわち、ス
イッチボタン62が押圧されていない場合には、コネク
タ50a,50bの接続がなされていない場合が多い。
したがって、電源投入時処理では、S1およびS2の処
理を省略することもできる。
ける所定の位置に設置されていない場合、すなわち、ス
イッチボタン62が押圧されていない場合には、コネク
タ50a,50bの接続がなされていない場合が多い。
したがって、電源投入時処理では、S1およびS2の処
理を省略することもできる。
【0080】制御回路65は、サーミスタ63の検知温
度に基づいた排気孔温度検知処理を行なう。以下に、図
20を参照しつつ、排気孔温度検知処理について説明す
る。
度に基づいた排気孔温度検知処理を行なう。以下に、図
20を参照しつつ、排気孔温度検知処理について説明す
る。
【0081】まず、制御回路65は、S21で、フード
ファン8が運転中であるか否かを判断する。運転中であ
ると判断すれば、S22に進み、サーミスタ63の検知
温度が所定の温度(t℃)以上であるか否かを判断す
る。電子レンジ1では、金属等に比べて熱に弱いとされ
る樹脂等が使用されている。一般に、電子レンジ1に使
用される樹脂は、100℃以上となると著しく変形する
と考えられる。このことから、上記のt℃は、たとえば
70℃とすることができる。そして、t℃以上であると
判断すると、S23に進む。
ファン8が運転中であるか否かを判断する。運転中であ
ると判断すれば、S22に進み、サーミスタ63の検知
温度が所定の温度(t℃)以上であるか否かを判断す
る。電子レンジ1では、金属等に比べて熱に弱いとされ
る樹脂等が使用されている。一般に、電子レンジ1に使
用される樹脂は、100℃以上となると著しく変形する
と考えられる。このことから、上記のt℃は、たとえば
70℃とすることができる。そして、t℃以上であると
判断すると、S23に進む。
【0082】S23では、コントロールパネル51の表
示部にエラーメッセージ3を表示させ、S24に進み、
カバー7を開状態として、処理を終了する。なお、エラ
ーメッセージ3としては、電子レンジ1内が異常な高温
となりつつある旨を報知するようなものが考えられる。
また、カバー7の開閉は、前述のように、カバーモータ
45を駆動することにより、制御できる。そして、S2
3においてエラーメッセージ3が表示されることによ
り、ユーザは、電子レンジ1内が異常な高温となりつつ
ある旨を知ることができるため、万が一、カバーモータ
45が駆動しない場合でも、手動で、カバー7を開状態
とすることができる。
示部にエラーメッセージ3を表示させ、S24に進み、
カバー7を開状態として、処理を終了する。なお、エラ
ーメッセージ3としては、電子レンジ1内が異常な高温
となりつつある旨を報知するようなものが考えられる。
また、カバー7の開閉は、前述のように、カバーモータ
45を駆動することにより、制御できる。そして、S2
3においてエラーメッセージ3が表示されることによ
り、ユーザは、電子レンジ1内が異常な高温となりつつ
ある旨を知ることができるため、万が一、カバーモータ
45が駆動しない場合でも、手動で、カバー7を開状態
とすることができる。
【0083】制御回路65は、コントロールパネル51
において特定の設定を行なった場合、マグネトロン33
による加熱の実行時に、フードファン8等の他の装置へ
の電力の供給量を調整する出力調整処理を行なう。以下
に、図21を参照しつつ、出力調整処理について説明す
る。
において特定の設定を行なった場合、マグネトロン33
による加熱の実行時に、フードファン8等の他の装置へ
の電力の供給量を調整する出力調整処理を行なう。以下
に、図21を参照しつつ、出力調整処理について説明す
る。
【0084】なお、出力調整処理では、制御回路65
は、フードファン8とキッチンランプ42,43への電
力の供給量を調整することができる。具体的には、制御
回路65は、フードファン8とキッチンランプ42,4
3に流す電流値を「High」と「Low」の2段階で
調整することができる。
は、フードファン8とキッチンランプ42,43への電
力の供給量を調整することができる。具体的には、制御
回路65は、フードファン8とキッチンランプ42,4
3に流す電流値を「High」と「Low」の2段階で
調整することができる。
【0085】まず、制御回路65は、S31で、マグネ
トロン33による加熱調理が行なわれているか否かを判
断する。加熱調理が行なわれていると判断すれば、S3
2に進み、そうでないと判断すれば、S38に進む。
トロン33による加熱調理が行なわれているか否かを判
断する。加熱調理が行なわれていると判断すれば、S3
2に進み、そうでないと判断すれば、S38に進む。
【0086】S32では、フードファン8が運転中であ
るか否かを判断する。マグネトロン33による加熱が行
なわれている際、ファン34は必ず運転されるが、フー
ドファン8は、必ずしも運転中とは限らないからであ
る。フードファン8が運転中であると判断するとS33
に進み、そうではないと判断するとS34に進む。S3
3では、フードファン8に流す電流値を「Low」と
し、S35に進む。一方、S34では、フードファン8
を運転しない設定を行なって、S35に進む。
るか否かを判断する。マグネトロン33による加熱が行
なわれている際、ファン34は必ず運転されるが、フー
ドファン8は、必ずしも運転中とは限らないからであ
る。フードファン8が運転中であると判断するとS33
に進み、そうではないと判断するとS34に進む。S3
3では、フードファン8に流す電流値を「Low」と
し、S35に進む。一方、S34では、フードファン8
を運転しない設定を行なって、S35に進む。
【0087】次に、S35では、キッチンランプ42,
43が点灯されているか否かを判断する。点灯されてい
ると判断すれば、S36に進み、点灯されていないと判
断すれば、S37に進む。S36では、キッチンランプ
42,43に流す電流値を「Low」とし、処理を終了
する。一方、S37では、キッチンランプ42,43を
点灯させない設定を行なって、処理を終了する。
43が点灯されているか否かを判断する。点灯されてい
ると判断すれば、S36に進み、点灯されていないと判
断すれば、S37に進む。S36では、キッチンランプ
42,43に流す電流値を「Low」とし、処理を終了
する。一方、S37では、キッチンランプ42,43を
点灯させない設定を行なって、処理を終了する。
【0088】一方、S38では、フードファン8が運転
中であるか否かを判断する。運転中であると判断すれ
ば、S39で、フードファン8に流す電流値を「Hig
h」とし、運転中ではないと判断すれば、S40で、フ
ードファン8を運転しない設定を行なって、S41に進
む。
中であるか否かを判断する。運転中であると判断すれ
ば、S39で、フードファン8に流す電流値を「Hig
h」とし、運転中ではないと判断すれば、S40で、フ
ードファン8を運転しない設定を行なって、S41に進
む。
【0089】S41では、キッチンランプ42,43が
点灯されているか否かを判断する。点灯されていると判
断すれば、S42で、キッチンランプ42,43に流す
電流値を「High」とし、点灯されていないと判断す
れば、キッチンランプ42,43を点灯させない設定を
行なって、処理を終了する。
点灯されているか否かを判断する。点灯されていると判
断すれば、S42で、キッチンランプ42,43に流す
電流値を「High」とし、点灯されていないと判断す
れば、キッチンランプ42,43を点灯させない設定を
行なって、処理を終了する。
【0090】以上説明した本実施の形態では、制御回路
65により、加熱調理装置の全体の動作を制御する制御
手段が構成されている。また、定電圧回路64により、
ファンに電力を供給するためのファン電力供給手段が構
成されている。そして、制御回路65が図19のS3〜
S4の処理を実行することにより、制御手段が、当該制
御手段に電力が供給された場合に、ファン電力供給手段
とファンが電気的に接続されているか否かを判断し、か
つ、報知手段が、ファン電力供給手段とファンが電気的
に接続されていないと判断した旨を報知する旨が開示さ
れていることになる。
65により、加熱調理装置の全体の動作を制御する制御
手段が構成されている。また、定電圧回路64により、
ファンに電力を供給するためのファン電力供給手段が構
成されている。そして、制御回路65が図19のS3〜
S4の処理を実行することにより、制御手段が、当該制
御手段に電力が供給された場合に、ファン電力供給手段
とファンが電気的に接続されているか否かを判断し、か
つ、報知手段が、ファン電力供給手段とファンが電気的
に接続されていないと判断した旨を報知する旨が開示さ
れていることになる。
【0091】また、以上説明した本実施の形態では、フ
ードファン8により、吸気孔から風路を介して排気孔に
空気を送るファンが構成されている。なお、通気路12
(図4参照)により、風路が構成されている。また、サ
ーミスタ63により、排気孔近傍の温度を検知する温度
検知手段が構成されている。また、制御回路65とコン
トロールパネル51とにより、温度検知手段の検知温度
が所定の温度以上となった場合、加熱調理装置が異常状
態にある旨を報知する報知手段が構成されている。
ードファン8により、吸気孔から風路を介して排気孔に
空気を送るファンが構成されている。なお、通気路12
(図4参照)により、風路が構成されている。また、サ
ーミスタ63により、排気孔近傍の温度を検知する温度
検知手段が構成されている。また、制御回路65とコン
トロールパネル51とにより、温度検知手段の検知温度
が所定の温度以上となった場合、加熱調理装置が異常状
態にある旨を報知する報知手段が構成されている。
【0092】また、本実施の形態では、電子レンジ1が
換気扇として用いられる場合には、底孔67は吸気孔と
して作用する。そして、二段ガイド69および上部ガイ
ド68により、吸気孔に設けられた、オイルフィルタと
チャコールフィルタとを固定できるフィルタ固定部材が
構成されている。
換気扇として用いられる場合には、底孔67は吸気孔と
して作用する。そして、二段ガイド69および上部ガイ
ド68により、吸気孔に設けられた、オイルフィルタと
チャコールフィルタとを固定できるフィルタ固定部材が
構成されている。
【0093】また、以上説明した本実施の形態では、板
バネ85により、蓋が閉状態にある場合に、蓋を固定
し、蓋が開状態にある場合には、蓋に対する固定を解除
する閉時固定部材が構成されている。
バネ85により、蓋が閉状態にある場合に、蓋を固定
し、蓋が開状態にある場合には、蓋に対する固定を解除
する閉時固定部材が構成されている。
【0094】また、以上説明した本実施の形態では、マ
グネトロン33により、加熱手段が構成され、キッチン
ランプ42,43により、加熱手段と同じ電源から電力
を供給されるランプが構成され、フードファン8によ
り、により、加熱手段と同じ電源から電力を供給される
ファンが構成されている。また、制御回路65により、
ランプおよびファンへの電力の供給量を制御する制御手
段が構成されている。そして、制御回路65が、図21
を用いて説明した出力調整処理を実行することにより、
制御手段が、加熱手段が加熱動作を実行する期間は、加
熱手段が加熱動作を実行していない期間よりも、ランプ
およびファンの少なくとも一方への電力の供給量を低下
させることができる旨が開示されていることになる。
グネトロン33により、加熱手段が構成され、キッチン
ランプ42,43により、加熱手段と同じ電源から電力
を供給されるランプが構成され、フードファン8によ
り、により、加熱手段と同じ電源から電力を供給される
ファンが構成されている。また、制御回路65により、
ランプおよびファンへの電力の供給量を制御する制御手
段が構成されている。そして、制御回路65が、図21
を用いて説明した出力調整処理を実行することにより、
制御手段が、加熱手段が加熱動作を実行する期間は、加
熱手段が加熱動作を実行していない期間よりも、ランプ
およびファンの少なくとも一方への電力の供給量を低下
させることができる旨が開示されていることになる。
【0095】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図1】本発明の一実施の形態の電子レンジを示す図で
ある。
ある。
【図2】図1に示した電子レンジの構成をより詳細に説
明するための図である。
明するための図である。
【図3】図1に示した電子レンジの電気的構成を模式的
に示す図である。
に示す図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う矢視断面図である。
【図5】図1の電子レンジの斜視図である。
【図6】図1の電子レンジの斜視図である。
【図7】図1に示す電子レンジにおける、フードファン
の電子レンジ本体への取付けを説明するための図であ
る。
の電子レンジ本体への取付けを説明するための図であ
る。
【図8】図1に示す電子レンジにおいて、フードファン
が前方設置された状態を示す図である。
が前方設置された状態を示す図である。
【図9】図1に示す電子レンジにおいて、フードファン
が上方設置された状態を示す図である。
が上方設置された状態を示す図である。
【図10】図1に示す電子レンジにおいて、フードファ
ンが後方設置された状態を示す図である。
ンが後方設置された状態を示す図である。
【図11】図1に示す電子レンジにおいて、フードファ
ンが取付けられていない状態を示す図である。
ンが取付けられていない状態を示す図である。
【図12】図1に示す電子レンジでの、カバーの開閉機
構を説明するための図である。
構を説明するための図である。
【図13】図1に示す電子レンジでの、カバーの開閉機
構を説明するための図である。
構を説明するための図である。
【図14】図1に示す電子レンジでの、カバーの開閉機
構を説明するための図である。
構を説明するための図である。
【図15】図1に示す電子レンジのフィルタを固定する
部材の形状を説明するための図である。
部材の形状を説明するための図である。
【図16】図1に示す電子レンジでの、二段ガイド,上
部ガイドによるオイルフィルタおよびチャコールフィル
タの支持態様を示す図である。
部ガイドによるオイルフィルタおよびチャコールフィル
タの支持態様を示す図である。
【図17】図1に示す電子レンジにおける、チャコール
フィルタの取付態様を説明するための図である。
フィルタの取付態様を説明するための図である。
【図18】図1に示す電子レンジにおける、オイルフィ
ルタの取付態様を説明するための図である。
ルタの取付態様を説明するための図である。
【図19】図1に示す電子レンジの、制御回路が実行す
る電源投入時処理のフローチャートである。
る電源投入時処理のフローチャートである。
【図20】図1に示す電子レンジの、制御回路が実行す
る排気孔温度検知処理のフローチャートである。
る排気孔温度検知処理のフローチャートである。
【図21】図1に示す電子レンジの、制御回路が実行す
る出力調整処理のフローチャートである。
る出力調整処理のフローチャートである。
1 電子レンジ 2 排気孔 7 カバー 8 フードファン 30 加熱室 33 マグネトロン 35 オイルフィルタ 36 チャコールフィルタ 42,43 キッチンランプ 44 ファンモータ 45 カバーモータ 50a,50b コネクタ 55 交流電源 65 制御回路 67 底孔 68 上部ガイド 69 二段ガイド 85 板バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 義人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 久米 憲司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 藤井 美保 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L086 AA01 BA05 BE02 BE20 CC15 CC16 DA01
Claims (7)
- 【請求項1】 加熱手段と、電力を供給されることによ
り動作するファンとを含む加熱調理装置であって、 前記加熱調理装置の全体の動作を制御する制御手段と、 前記ファンに電力を供給するためのファン電力供給手段
とを含み、 前記制御手段は、当該制御手段に電力が供給された場合
に、前記ファン電力供給手段と前記ファンが電気的に接
続されているか否かを判断し、 前記制御手段が前記ファン電力供給手段と前記ファンが
電気的に接続されていないと判断した場合に、その旨を
報知する報知手段をさらに含む、加熱調理装置。 - 【請求項2】 加熱手段と、吸気孔と、排気孔と、前記
吸気孔から風路を介して前記排気孔に空気を送るファン
とを含む加熱調理装置であって、 前記排気孔近傍の温度を検知する温度検知手段と、 前記温度検知手段の検知温度が所定の温度以上となった
場合、前記加熱調理装置が異常状態にある旨を報知する
報知手段とをさらに含む、加熱調理装置。 - 【請求項3】 前記排気孔を開閉可能な蓋と、 前記温度検知手段の検知温度が前記所定の温度以上とな
った場合に、前記蓋を開状態とさせる制御手段とをさら
に含む、請求項2に記載の加熱調理装置。 - 【請求項4】 加熱手段と、吸気孔と、排気孔と、前記
吸気孔から前記排気孔に空気を送るファンと、オイルフ
ィルタと、チャコールフィルタとを含む加熱調理装置で
あって、 前記吸気孔に設けられ、前記オイルフィルタと前記チャ
コールフィルタとを固定できるフィルタ固定部材とをさ
らに含む、加熱調理装置。 - 【請求項5】 前記フィルタ固定部材は、前記加熱調理
装置の外壁と一体的に構成される、請求項4に記載の加
熱調理装置。 - 【請求項6】 加熱手段と、吸気孔と、排気孔と、前記
吸気孔から前記排気孔に空気を送るファンと、前記排気
孔を開閉可能な蓋とを含む加熱調理装置であって、 前記蓋が閉状態にある場合に、前記蓋を固定し、前記蓋
が開状態にある場合には、前記蓋に対する固定を解除す
る閉時固定部材をさらに含む、加熱調理装置。 - 【請求項7】 加熱手段と、前記加熱手段と同じ電源か
ら電力を供給されるランプおよびファンとを含む加熱調
理装置であって、 前記ランプおよび前記ファンへの電力の供給量を制御す
る制御手段をさらに含み、 前記制御手段は、前記加熱手段が加熱動作を実行する期
間は、前記加熱手段が加熱動作を実行していない期間よ
りも、前記ランプおよび前記ファンの少なくとも一方へ
の電力の供給量を低下させることができる、加熱調理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166480A JP2000356352A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 加熱調理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166480A JP2000356352A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 加熱調理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000356352A true JP2000356352A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15832191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11166480A Pending JP2000356352A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | 加熱調理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000356352A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002223953A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-13 | Paloma Ind Ltd | フライヤー |
| KR100437381B1 (ko) * | 2000-12-28 | 2004-06-25 | 주식회사 엘지이아이 | 후드겸용 전자레인지의 전장부품 냉각구조 |
| KR101069446B1 (ko) | 2004-04-13 | 2011-09-30 | 엘지전자 주식회사 | 후드겸용 전자레인지 |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11166480A patent/JP2000356352A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100437381B1 (ko) * | 2000-12-28 | 2004-06-25 | 주식회사 엘지이아이 | 후드겸용 전자레인지의 전장부품 냉각구조 |
| JP2002223953A (ja) * | 2001-02-02 | 2002-08-13 | Paloma Ind Ltd | フライヤー |
| KR101069446B1 (ko) | 2004-04-13 | 2011-09-30 | 엘지전자 주식회사 | 후드겸용 전자레인지 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040330 |