JP3495381B2 - 平滑光沢を付ける方法及び装置 - Google Patents

平滑光沢を付ける方法及び装置

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    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
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    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Adornments (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙及び類似のファイバ
ーフリースにおいて平滑光沢を付ける、即ち表面を平ら
にする方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙に平滑光沢を付けるために、大きな直
線力の他にしばしば、加熱されるロールを光沢機に使用
する必要がある。この場合注目される、紙の湿気含有
量、ロールの温度、圧着力並びにロールギャップ内の滞
在時間の関連は、ヨーロッパ出願第245250号明細
書に記載されている。
【0003】所謂、温度勾配法においては、ロールギャ
ップ内の滞在時間が段々短くなるので、生産装置の10
00m/min以上の高い速度に基づき、十分な平滑光
沢を保証するためにはロール温度又は圧着力を高くしな
ければならないという欠点がある。勿論、圧着力の上昇
は、しばしば長尺紙厚の望まれない減少を生じること
になる。さらに、加熱されるロールによる平滑光沢にお
いてさえ、繊維がロールギャップを通過した後に少なく
とも部分的に再び起き上がることが観察され、このよう
な繊維の起き上がりは平滑光沢損失を導く(招く)こと
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、平滑
光沢処理過程後の繊維の起き上がりをほぼ排除するよう
な、紙に平滑光沢を付ける方法及び装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明に基づき講じた手段は、長尺紙の平滑光沢を
付けるべきそれぞれの表面をまず、加熱装置の通過に際
して長尺紙の表面における繊維を可塑化する温度に加熱
し、後続の段階で前記加熱装置から分離されたユニット
としての圧着兼冷却部材によって、長尺紙の表面におけ
る繊維圧着作用と冷却作用を同時に及ぼし、該作用の
間に前記繊維を変形及び固定することにある。
【0006】 前述の課題を解決するために本発明に基
づき講じた構成は、長尺紙の平滑光沢を付けるべきそれ
ぞれの表面における繊維を該繊維の可塑化の温度に加熱
するための加熱装置及び該加熱装置に対して後続の、長
尺紙の表面を同時に圧着及び冷却するための圧着兼冷却
部材が配設されており、該圧着兼冷却部材によって長尺
紙の表面の繊維が、平滑光沢を付けるために圧着及び冷
却の作用を同時に受け、該作用を受ける間に変形された
状態で固定されるようになっていることにある。
【0007】
【発明の効果】本発明の前記方法により、温度上昇が極
めて迅速に行われ、従って温度上昇はほぼ長尺紙の表面
に限定的にとどまり、その結果、長尺紙を平らにして長
尺紙の繊維を互いに接着するため後続の圧着兼冷却処
の際の長尺紙の体積減少(長尺紙厚さの減少)が制限
される
【0008】両方の方法段の効果を高めるために、加熱
装置と圧着兼冷却部材との間に断熱装置を設けることが
できる。
【0009】引用形式の請求項に記載された構成におい
て、長尺紙の表面に作用する圧力は、回転可能なロール
を使用する際にはロールギャップ内に存在する圧着力に
よって、さらに回転可能又は静的な圧着兼冷却部材を使
用する際にはこの圧着兼冷却部材を介する長尺紙の変向
によって得られる。
【0010】
【実施例】図1に示された実施例では、長尺紙1の表面
が、両側に配置されて例えば加熱光線によって又は、加
熱されるロールによって作業する加熱装置2を介して、
表面繊維を可塑化する温度に加熱され、このことによっ
て表面繊維が後続の圧着−及び冷却処理において接着さ
れることができると言うことが共通している。加熱され
る、有利には回転可能な、並びに少なくとも1つのロー
ルギャップを形成するロールを使用する際にはさらに、
圧着圧によって既にある程度の平滑光沢を得ることがで
き、この平滑光沢は後続の圧着−かつ冷却処理でなお一
層改善されることができる。さらに、加熱装置2に、仕
切壁の形状の断熱装置3が接続されている。接着を導く
方法段は、長尺紙1の表面を圧着及び冷却する部材5,
9を介して実施される。
【0011】図1に示された実施例では、両方の圧着兼
冷却部材5及び9が、ロールギャップを形成しかつ互い
に圧着される回転可能なロールとして構成されている。
この場合、一方のロールは熱伝導性のために従来の金属
製の内実ロール又は中空ロールとして構成されており、
これに対して他方のロールは、長尺紙1の厚さを形成す
るために、回転不能な支持体11と、この支持体を中心
にして回転可能な、圧着平面で支持力を及ぼす支持部材
8に支持される少なくとも1つのロール周壁とを有する
たわみ制御されるロールとして構成されている。この場
合、ロール周壁は、小さな熱伝導率を有する内側の区域
7と、良好な熱伝導率を有する例えば金属性の区域6と
から成る。これらの区域は、ロール幅にわたる支持力の
フレキシブルな調整の可能性並びに熱受容もしくは熱引
渡しのための十分な能力を与える。一方のロールの冷却
は、ロール表面の一部分にわたって延びる冷却装置4を
介して行われ、この場合冷却装置は冷却ガスノズルを有
していて、この冷却ガスノズルを通って冷却ガスはロー
ル表面に導かれる。これに対して、他方のロールは、有
利には中高の冷却ロール12との接触を介して冷却され
る。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】回転可能なロールを使用する際の、本発明によ
る装置の概略的側面図である。
【符号の説明】
1 長尺紙、 2 加熱装置、 3 断熱装置、 4
冷却装置、 5 圧着兼冷却部材、 6,7 区域、
8 支持部材、 9 圧着兼冷却部材、 11支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストフ リンク ドイツ連邦共和国 ヴァインガルテン ヘアコマーシュトラーセ 11 (72)発明者 ヴォルフ−グンター シュトッツ ドイツ連邦共和国 ラーフェンスブルク フェーダーブルクシュトラーセ 50 (56)参考文献 特開 昭51−96579(JP,A) 国際公開90/07020(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 25/04 - 25/18

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺紙(1)の表面に温度及び圧着の作
    用によって平滑光沢を付ける方法において、 長尺紙(1)の平滑光沢を付けるべきそれぞれの表面を
    まず、加熱装置(2)の通過に際して長尺紙(1)の表
    面における繊維を可塑化する温度に加熱し、後続の段階
    で前記加熱装置から分離されたユニットとしての圧着兼
    冷却部材(5,9)によって、長尺紙(1)の表面にお
    ける繊維圧着作用と冷却作用を同時に及ぼし、該作用
    の間に前記繊維を変形及び固定することを特徴とする平
    滑光沢を付ける方法。
  2. 【請求項2】 長尺紙(1)の表面に温度及び圧着の作
    用によって平滑光沢を付ける装置において、 長尺紙(1)の平滑光沢を付けるべきそれぞれの表面
    ける繊維を該繊維の可塑化の温度に加熱するための加
    熱装置(2)及び該加熱装置(2)に対して後続の、長
    尺紙(1)の表面を同時に圧着及び冷却するための圧着
    兼冷却部材(5,9)が配設されており、該圧着兼冷却
    部材(5,9)によって長尺紙(1)の表面の繊維が、
    平滑光沢を付けるために圧着及び冷却の作用を同時に受
    け、該作用を受ける間に変形されかつ、変形された状態
    で固定されるようになっていることを特徴とする平滑光
    沢を付ける装置。
  3. 【請求項3】 加熱装置(2)と圧着兼冷却部材(5,
    9)との間に、断熱装置(3)が設けられている請求項
    2記載の平滑光沢を付ける装置。
  4. 【請求項4】 圧着兼冷却部材が静的又は回転可能に構
    成されている請求項2又は3記載の平滑光沢を付ける装
    置。
  5. 【請求項5】 圧着兼冷却部材が、良好な熱伝導率を有
    する周壁を有しており、かつ冷却媒体を貫流されるよう
    になっている請求項4記載の平滑光沢を付ける装置。
  6. 【請求項6】 圧着兼冷却部材(5,9)が、ロールギ
    ャップを形成するロール対の回転可能なロールとして構
    成されている請求項2又は3記載の平滑光沢を付ける装
    置。
  7. 【請求項7】 ロールが、良好な熱伝導率を有する少な
    くとも1つの外側の区域を有している請求項6記載の平
    滑光沢を付ける装置。
  8. 【請求項8】 ロールがたわみ制御されるロールとして
    構成されており、該ロールの周壁が、小さな熱伝導率の
    内側の区域(7)を有している請求項6又は7記載の平
    滑光沢を付ける装置。
  9. 【請求項9】 ロールに、冷却ガスノズルを有する冷却
    装置(4)が配設されており、前記冷却ガスノズルを通
    って冷却ガスがロール表面に導かれるようになっている
    請求項6から8までのいずれか1記載の平滑光沢を付け
    る装置。
  10. 【請求項10】 ロールに中高の冷却ロール(12)が
    圧着されるようになっている請求項6から8までのいず
    れか1記載の平滑光沢を付ける装置。
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