JP3261477B2 - 真空補助ウェブ乾燥システム - Google Patents

真空補助ウェブ乾燥システム

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JP3261477B2
JP3261477B2 JP12086796A JP12086796A JP3261477B2 JP 3261477 B2 JP3261477 B2 JP 3261477B2 JP 12086796 A JP12086796 A JP 12086796A JP 12086796 A JP12086796 A JP 12086796A JP 3261477 B2 JP3261477 B2 JP 3261477B2
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    • B31MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31FMECHANICAL WORKING OR DEFORMATION OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31F1/00Mechanical deformation without removing material, e.g. in combination with laminating
    • B31F1/36Moistening and heating webs to facilitate mechanical deformation and drying deformed webs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B13/00Machines and apparatus for drying fabrics, fibres, yarns, or other materials in long lengths, with progressive movement
    • F26B13/10Arrangements for feeding, heating or supporting materials; Controlling movement, tension or position of materials
    • F26B13/105Drying webs by contact with heated surfaces other than rollers or drums

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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体コーティング
されているペーパー・ウェブの乾燥、特に移動するペー
パー・ウェブに塗布された水をベースとするゾーン・コ
ーティングの乾燥に関する。
【0002】
【従来の技術】ペーパー・ウェブは、種々の目的のため
に、実に種々様々な液体コーティングで処理される。こ
のコーティングは、水をベースとするものもあれば、他
のある種の液体をベースとして使用するものもある。上
記のコーティングは、保護層、接着層、印刷マークまた
は装飾コーティングを行うために塗布される。すなわ
ち、ウェブの全面積より狭いいろいろなゾーンにコーテ
ィングが行われると、当然コーティングが行われない部
分と比較した場合、ウェブのコーティングが行われた部
分への液体コーティング・ビヒクルの浸透の度合いに違
いができてくる。水をベースとするコーティング・ビヒ
クルの場合には、ペーパーに湿気が浸透すると、繊維が
膨張し、その結果起こる膨張によりしばしばウェブにし
わができる。その後で、コーティングを行ったウェブを
乾燥させると、永久的なしわができたり、ウェブで作ら
れた紙製品がカールしてしまうことがある。例えば、そ
の内部で二枚またはそれ以上のペーパー・ウェブが、水
をベースとする糊で接着されている段ボールを生産する
場合に、常に付随する湿気制御の問題が、選択的に波状
中間材の段頂に塗布され、同様に上記の波状中間材が結
合されるライナ・ウェブへと浸透する接着剤のゾーン・
コーティングが行われた部分にはっきりと起こってく
る。例えば、移動しているペーパー・ウェブに水をベー
スとするコーティング剤を連続的に、縦方向に間隔をお
いて塗布した、単体のウェブ上のコーティングの場合で
すら、湿気が紙に浸透し、しばしば一様でない膨張が起
こり、消えないしわとなり、乾燥後も残る。
【0003】片面段ボールを製造する場合には、湿気の
変化および一様でない膨張に直接関連する問題の他に、
先行技術が常に当面した問題は、いかにして波状中間材
を押しつぶしたり、段ボールの段を商品にならないほど
に変形させないで適当に接合するかということであっ
た。通常ボール紙を波状に形成する際に使用される水を
ベースとする糊は、糊をゲル化するのに、180−20
0゜F(82−93℃)の範囲の比較的高い温度を必要
とする熱硬化接着剤である。従来の片面段機の場合に
は、接着剤は糊ローラにより、波状中間材の片面上の段
頂に塗布され、一方波状中間材は一対の波状形成ロール
の一方の上に留まっている。その直後に、ライナ・ウェ
ブは、波状形成ロールにより後から支持されている段頂
に対して、中間材を保持している圧力ローラにより、糊
が塗布された段頂と接触する。今説明したように、ライ
ナ・ウェブおよび波状中間材は、予め加熱され、圧力ロ
ーラが加える圧力の力を借りて、接着剤をゲル化し、硬
化させる。
【0004】(その間に移動する片面ウェブを挟んだ状
態で)圧力ローラと波状形成ローラとが作動状態で接触
しているので、圧力ローラが、段付きの波状形成ローラ
の一つの先端から次の先端へ間欠的に移動するときに、
振動と騒音が起きる。この問題は、圧力ローラと波状形
成ローラとのニップ内に挟まれている段付き中間材に対
して、ライナ・ウェブを保持するために高い圧力が使用
されているためにさらに深刻になる。この問題を解決す
るために、その全体的が、波状形成ローラの段頂の直径
に対応する円弧状の表面を持っている固定圧力部材を使
用して、様々な試みが行われてきた。このような固定圧
力部材は、例えば、米国特許第4,337,554号お
よび第4,481,066号に開示されている。類似し
ているが、その円弧状の表面上を移動するベルトを含ん
でいる圧力部材が、米国特許第4,316,761号に
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の特許は振動と騒
音の問題の解決に関するものであるが、これら特許は、
依然として高いニップ圧力を必要とし、その結果、段ボ
ールの段を破損する恐れがあり、さらに片面機を通して
ウェブを引き出すためにかなり高い動力を必要とする。
このような片面ウェブ・ドライブは、上記の特許第4,
481,066号に開示されているが、このドライブは
片面機を通して片面ウェブを引き出すために、真空補助
駆動ベルトを使用している。片面機を通してウェブを引
き出すために、その間に糊が塗布された片面ウェブを保
持するために、一組の対向するベルト・コンベアを使用
する方法も周知である。しかし、後者の装置は、段付き
中間材にそれを押しつぶすような好ましくない負荷を加
える恐れがある。
【0006】それ故、先行技術による片面機は、通常構
成部材であるウェブを比較的高い温度に予め加熱するた
めの手段と、中間材とライナとの間に糊をベースとする
接着剤による接合を行うための高圧ニップ手段を使用し
ている。片面ウェブが波状形成ローラおよび圧力ローラ
または圧力部材との間のニップを離れると、ウェブの処
理は完了し、このウェブを両面波状ウェブを製造するた
めに使用する場合には、片面ウェブは当業者にとっては
周知の集積ブリッジ保管装置に送られる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウェブに塗布
された液体コーティング、特にウェブの縦方向及び横方
向の水分のかなりの不均等な分布を引き起こし、その結
果、均一に乾燥させることが難しいゾーン・コーティン
グを乾燥するための装置及び方法を提供する。本発明の
装置及び方法は、単一のウェブにも、段ボール用ウェブ
のような複合ウェブにも使用することができる。
【0008】本発明の方法および装置を使用すれば、移
動しているペーパー・ウェブ内にしわのないゾーン・コ
ーティングを行うことができる。本発明の方法を使用す
れば、その片面に紙に浸透する液体コーティング剤によ
る、ゾーン・コーティングが行われている移動中のペー
パー・ウェブは、以下のステップにより乾燥される。す
なわち、高い熱伝導性を持っている表面を、ウェブのコ
ーティングされていない面と接触させるステップ、表面
に、ゾーン・コーティングが行われている面の反対側の
ウェブ面と連絡している孔の開いている部分を設けるス
テップと、表面を加熱し、同時に液体コーティングを乾
燥させ、ウェブのしわを防止するのに十分な真空状態
を、孔が開いている部分につくりだすステップである。
【0009】この方法は、特に加熱ステップにおいて表
面の温度が100℃以上になる水をベースとするウェブ
・コーティングの乾燥に適している。ライナと波状中間
材とを接合する接着剤からなるコーティングを塗布され
たライナおよび波状中間材からなる片面ダンボールウェ
ブの乾燥に適用する場合、この方法は以下のステップを
含んでいる。すなわち、加熱面を上記のライナと中間材
とを接合する点の下流に設置するステップと、ライナを
接触させた状態で、ウェブをその面上に移動させるステ
ップである。
【0010】本発明の装置は、高い熱伝導性を持ってい
るウェブ支持面、コーティングが行われていないウェブ
面をそれと接触させながら、その面上をウェブを移動さ
せる手段と、表面全体をコーティング液の沸点以上の温
度に一様に加熱する手段と、乾燥工程の間、ウェブをそ
れと一様に接触している状態で、ウェブを保持するため
に、表面を通して真空を掛ける手段を含んでいる。望ま
しい実施例の場合、ウェブ支持面は、固定プレート、で
きれば室内に設置されていて、プレートの下面に直接接
触している誘導加熱装置からなる加熱装置からなってい
る。真空装置は、ウェブ支持面と密閉室との間を連絡し
ているプレート内に開けられたずらりと並んだ開口部、
これら開口部に作動的に接続している真空源とを含んで
いる。ずらりと並んだ孔は、できればウェブの進行方向
に開いている平行なV型の孔のグループによるパターン
を形成することが望ましい。支持面内に浅い溝を形成す
ることができる。上記の溝のぞれぞれは一つの孔のグル
ープを形成している開口部に接続している。
【0011】
【発明の実施の形態】図1において、片面機10は、合
成片面ウェブ13を形成するために、波状中間材ウェブ
12にライナ・ウェブ11を接着剤で接合するように作
動する。ライナ・ウェブ11は、通常、(図示せず)供
給ロールからスプライサを通して、ウェブ巻取機構へ送
られ、そこからライナ予熱装置14の円筒形のドラム上
を通過しする。ライナ予熱装置内においては、ドラム上
のウェブの巻きの量は、当業者ならすべて周知の方法に
より、ピボッタル・ラップ・アーム15の位置を調整す
ることによって変えることができる。予熱装置14か
ら、ライナ・ウェブ11は、圧力ローラ16と一組の波
状形成ローラ17および18の下のローラ17との間を
通る。
【0012】ライナ・ウェブ11に類似の方法で、中間
材ウェブ12はスプライサ21および巻取り機構22を
通って、ロール・スタンド・サプライ20からウェブ予
熱装置またはプリコンディショナ23に移動し、その上
でウェブ11はピボッタル・ラップ・アーム24の位置
に従って選択した量だけラップされる。プリコンディシ
ョナ23から、中間材ウェブ12は、波状形成ローラ1
7および18の間を通過するが、その間にウェブはダン
ボール中間材に特有な周知の波状または段つき形状にな
る。波状形成ローラは、実質的に中間材ウェブ12の全
長を圧縮し、波状形成ローラの一方または両方は、波状
中間材12を正しい位置に保持するために、ロール内の
段の根元と連絡している真空源を含むことができる。波
状形成ローラ17および18の一方または両方は、当業
者にとっては周知の方法で加熱することができる。糊塗
布装置25は、下の波状形成ローラ17の周囲を通過す
るとき、波状中間材ウェブ12の一方の面上の波状部分
または段の先端に水をベースとする糊を塗布する位置に
設置される。波状中間材ウェブ12およびライナ・ウェ
ブ11は、下の波状形成ローラ17と圧力ローラ16と
の間のニップの間を通り、その間にライナ・ウェブは、
中間材ウェブの段頂部に塗布されている接着剤に接触す
る。その結果作られた合成片面ウェブ13は、ニップか
ら排出される。
【0013】通常の先行技術による片面機内において
は、圧力ローラ16は、下の段つき波状形成ローラ17
の先端から、二枚のウェブ11および12およびその間
の接着剤の層の厚さより短い距離を隔てて設置されてい
る。ローラの間のニップによって供給される高圧は、ロ
ールからの熱およびウェブにすでに与えられている熱と
一緒に、糊をゲル化し、永久的な接合を形成する。両面
波状ウェブを形成するために、片面ウェブ13を第二の
ライナ・ウェブと結合する従来の波状形成装置の場合に
は、片面ウェブは片面機10を通して引き出され、下流
にある(図示せず)両面機に対して種々の巻取りを行う
集積保管ブリッジ26に送られる。圧力ローラ16と波
状形成ローラ17との間の高いニップ圧力を使用する先
行技術による片面形成装置には、上記の問題点と欠点が
ある。
【0014】本発明の場合には、圧力ローラ/波状形成
ローラのニップは、ライナ11と中間材12との間に硬
化していない予備の接合を行うのに丁度十分な低い圧
力、すなわち、実質的に圧力を掛けないで作動し、本発
明の主要な構成要素である下流の真空乾燥装置27内で
接着剤を硬化させる。真空乾燥装置27は、高温の乾燥
面を提供し、その上を片面ウェブ13が、ライナ・ウェ
ブを平面に保ち、しわを防止するために真空状態になっ
ているニップから引き出される。できれば、片面ウェブ
13を、それにライナ・ウェブ11を接触させた状態
で、被駆動牽引ロール28により、片面機を通し、真空
乾燥装置27の表面を横切って引き出すことが望まし
い。できれば、牽引ロール28も、その摩擦駆動力を補
助するための真空補助装置を含んでいることが望まし
い。その後、完成した片面ウェブは、保管ブリッジ26
に送られる。
【0015】図2について説明すると、本発明による真
空乾燥装置27は、フレクソ・プリンタまたはロール・
コーティング装置30内で処理されたペーパー・ウェブ
上のコーティングを乾燥するのに有利に適用することが
できる。従来の構造の場合には、プリンタ30は、その
表面にインクや、接着剤または他の流体である液体コー
ティング剤の薄い膜が、例えば、(図示せず)インク供
給タンクおよびドクターブレードを使用する周知の方法
で形成される、インク転写装置またはアニロックス・ロ
ール31を含んでいる。アニロックス・ロール31上の
液体コーティングは、例えば、その上にペーパー・ウェ
ブ33上に転写するための望ましいパターンが形成され
ている、ゴムで被覆されたロールからなる二重反転プリ
ント・ロール32の円筒形の面に直接転写される。プリ
ント・ロール32は、二重反転裏塗りロール34に直接
隣接して設置されていて、ペーパー・ウェブ33は、プ
リント・ロール32と裏塗りロール34の接触面によっ
て形成されているニップの間を通って送られ、その間に
パターンがプリント・ロールからウェブに転写される。
ロール31、32および34のそれぞれは、共通の連続
駆動ベルト36によりウェブ送り込みロール35と一緒
に駆動することができる。ウェブ33は、ロール32お
よび34の間のプリント・ニップを通って、送り込みロ
ール35面上を通って移動する。そこからウェブは直接
真空乾燥装置27の表面上に送られる。
【0016】図3−6について説明すると、真空乾燥装
置27の望ましい実施例は、ウェブの進行する方向にカ
ーブし、機械を横切る方向に、処理中のウェブの幅を収
容するのに必要な幅を持つことができる乾燥外表面を含
んでいる。それ故、代表的な48インチ(122セン
チ)のウェブは、若干幅の広い乾燥面を必要とする。機
械の長手方向の乾燥面37の長さは、必要とする乾燥特
性を得るために必要に応じて変化させることができる。
別々の方法を使用する場合には、必要とする乾燥容量を
提供することができる合計の全長を持っている一連の真
空乾燥装置27を使用することができる。図3および4
に示す例の場合には、乾燥面の長さを約36インチ(9
1センチ)にすることができる。
【0017】乾燥面37は、できれば、例えば、1/4
インチ(6ミリ)の銅シート38のような高い熱伝導性
を持っている平滑な金属プレートで作ることが望まし
い。銅のシート38は、その固定位置を維持しながら、
大きな熱の変動があった場合には、膨張および収縮がで
きるように支持される。乾燥面37を支持するための一
つの適当な手段を、図3および6に示す。乾燥面を構成
している銅シートの各隅は、スロット付きの支持ブロッ
ク44内に支持されている。適当に機械のフレームに取
付けられている各支持ブロック44は、縦方向のスロッ
ト48を含み、このスロット内に銅シートの縁部が挿入
され、上下の断熱層50によりしっかりと支持されてい
る。銅シート38は、しっかりと支持されているが、温
度により膨張および収縮した場合には、スロット付きの
支持体内で移動することができる。一連のストリップ状
の誘導ヒータ41が、ハウジング40内で、銅シート3
8の下面上に装着されている。各ヒータ41は、銅シー
トの下面に、銅シート38を通って、ヒータの対向端部
内の孔内に延びている一組の平頭小ネジ47により、取
り付けられている。誘導ヒータ・ストリップ41は、三
本一組の平頭小ネジ45のいくつかのグループによっ
て、その対向端部の間の正しい位置に保持されている。
上記の三本のネジからなる各グループは、隣接する一組
のヒータ・ストリプ41の間で整合していて、各ネジ
は、銅シート38の表面内の適当な座ぐりをした孔を通
って延びていて、その反対側の端部にナット49で固定
されている固定ワッシャ46を持っている。このワッシ
ャは、隣接しているヒータ41の間の隙間を埋めてい
て、それらを正しい位置に保持するために、その隣接す
る縁部上に設置されている。
【0018】一連の組になっている真空開口部42は、
銅シート38を貫通していて、銅シートの下面と乾燥面
37との間を連絡している。浅いV字型の真空用の溝
が、真空用の孔部42の各組に対して、銅シート38の
表面内に形成されている。この真空用の溝は、互いに平
行になっていて、図3に示すように、全体が乾燥面37
内に一種のシェブロン模様を形成している。真空用の溝
43のシェブロン模様は、vs点の底部がウェブの動き
からみて上流の方向に向くような(すなわち、下流の方
向に開くような)方向に向いている。真空用の開口部の
各組は、銅シート38の下を、乾燥面37の一つの側縁
部に向かって延びている真空用横溝51に接続してい
る。各真空用横溝51は、真空ヘッダー52に接続して
いて、真空ヘッダー52には真空源(図示せず)により
作動できるように接続されている。
【0019】作動中、ヒータ41は、銅シート38を、
例えば、350°F(195℃)という均一な高い温度
に加熱するのに使用され、同時に表面を真空状態にし、
真空用の溝43を通して全表面を均一な真空状態にする
ために使用される。その結果、間隔を置いて横方向およ
び縦方向にコーティングが行われた片面波状ウェブ13
または単体ペーパー・ウェブ33を含めて、ゾーン・コ
ーティングされたウェブは、急速に均一に乾燥し、しわ
も寄らないし、反りも起こらない。片面ウェブ13を接
着するのに使用される接着糊のような水をベースとする
コーティング剤の場合には、均一に加熱された乾燥面3
7が、ライナ・ウェブ11の波状中間材ウェブ12の接
着剤が塗布されている段頂と接触している線の間の部分
を、ほぼ同じ温度まで加熱する。しかし、水をベースと
する接着剤が塗布されているライナ・ウェブ11の温
度、および接着剤および波状ウェブの段頂の温度は、水
分を含んでいるため、実質的には低い温度のままであ
る。高い熱伝導性を持っている銅シートにより、熱は容
易に接着剤が塗布されているより温度の低いゾーンに移
動し、急速にまた均一に乾燥および硬化が行われる。乾
燥面37上をウェブが移動しながら乾燥している間に、
開口部42および接続用の溝43を通して真空状態がつ
くりだされ、ライナ・ウェブ11のしわや反りが効果的
に防止される。このような方法を取らなければ、接着剤
を塗布された部分で種々の異なる膨張が起こり、その結
果、均一でない乾燥が行われるために、しわや反りが起
こり易くなる。
【0020】
【発明の効果】本発明の主な特徴を特に指摘し、明確に
表示している特許請求の範囲内において本発明の種々の
実行態様を構成できるが、本発明によれば、しわや反り
が発生しないようにウェブを乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置を使用して、片面段ボールを
生産するための片面機の簡単な側部立面図である。
【図2】同様に本発明による装置を使用する、フレキソ
印刷/コーティング装置の簡単な側部立面図である。
【図3】図2の3−3線からその全体を見た、本発明に
よるウェブ乾燥装置のウェブ支持面の拡大頂部平面図で
ある。
【図4】図3の装置を4−4線に沿って切断した断面図
である。
【図5】図3の5−5線に沿って切断した部分断面図で
ある。
【図6】図3の6−6線に沿って切断した部分断面図で
ある。
【符号の説明】
10 片面機 11 ライナ 12 波状中間材ウェブ 13 片面ウェブ 14 ライナ予熱装置 16 圧力ローラ 20 ロール・スタンド・サプライ 22 巻取り機構 25 糊塗布装置 27 真空乾燥装置 28 牽引ロール 30 ロール・コーティング装置 32 プリント・ロール 33 ペーパー・ウェブ 34 ロール
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B05D 7/24 301 B05D 7/24 301P (56)参考文献 特開 昭61−225040(JP,A) 特開 昭60−124241(JP,A) 特開 昭49−14294(JP,A) 特開 昭58−104741(JP,A) 実開 昭56−26236(JP,U) 特公 昭43−16520(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31F 1/36 B05C 9/14 B05D 3/02 B05D 7/00 B05D 7/24 301 B31F 1/24

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に紙に浸透する液体コーティング剤
    のゾーン・コーティングが行われている移動中のペーパ
    ー・ウェブの乾燥方法であって、 (1)前記ウェブのコーティングが行われていない面と
    表面が接触する高い熱伝導性の薄い金属プレートを用
    い、 (2)下面から表面に貫通して延びた、ウェブ面と連絡
    している孔を前記金属プレートに形成しておき、 (3)表面上を前記ウェブを移動させ、 (4)前記金属プレートの下面に直接取り付けられてい
    る誘導加熱装置で前記金属プレートの表面を加熱し、下
    面及び孔を真空状態にして、十分に液体コーティング剤
    を乾燥させ、ウェブのしわを防止する、ことを特徴とす
    るペーパー・ウェブの乾燥方法。
  2. 【請求項2】 前記液体コーティング剤が水をベースと
    するものであって、前記表面が100℃以上に加熱され
    る請求項1に記載のペーパー・ウェブの乾燥方法。
  3. 【請求項3】 前記ペーパー・ウェブが、ライナ及び波
    状中間材からなる片面波状ウェブであり、前記コーティ
    ング剤が前記ライナと中間材とを結合する接着剤からな
    り、さらに (1)前記表面を、前記ライナ及び中間材の接合点の下
    流に設置しておき、 (2)ライナを前記表面に接触させながら、前記ウェブ
    を前記表面上を移動させる、請求項2に記載のペーパー
    ・ウェブの乾燥方法。
  4. 【請求項4】 片面に紙に浸透する液体をベースにする
    コーティング剤をゾーン・コーティングした進行中のペ
    ーパー・ウェブを乾燥する装置であって、 高い熱伝導性の薄い金属プレートで形成されるウェブ支
    持面と、 コーティングが行われていないウェブ面を前記支持面と
    接触させた状態で、前記プレートの支持面上を前記ウェ
    ブを移動させる手段と、 表面をコーティング液体の沸点より高い全体的に均一な
    温度に加熱するために、前記プレートの下面に直接接触
    するように設置されている誘導加熱装置と、 乾燥工程の間、前記ウェブを均等に前記支持面に接触さ
    せておくために、前記プレートを通して真空状態にする
    手段と、で構成されている、ことを特徴とするペーパー
    ・ウェブを乾燥する装置。
  5. 【請求項5】 前記真空状態にする手段が、前記加熱装
    置の間に配置され、ウェブ支持面とプレートの下面とを
    連絡する、前記プレート内にずらりと並んだ開口部と、
    前記ずらりと並んだ開口部に作動的に接続している真空
    源と、を含んでいる請求項4に記載のペーパー・ウェブ
    を乾燥する装置。
  6. 【請求項6】 前記ずらりと並んだ開口部が、ウェブの
    進行方向に開いている平行なV字型の開口部グループの
    パターンを形成している請求項5に記載のペーパー・ウ
    ェブを乾燥する装置。
  7. 【請求項7】 それぞれが開口部グループを形成してい
    る開口部に接続している、支持面内に形成された浅い溝
    を含んでいる請求項6に記載のペーパー・ウェブを乾燥
    する装置。
  8. 【請求項8】 前記プレートは、凸状の円筒状プレート
    外面を形成するように湾曲し、ほぼ矩形の形状を有して
    いて、熱膨張又は収縮による移動が許容されるように移
    動できる状態で支持ブロックにより四隅が支持されてい
    る、ことを特徴とする請求項4に記載のペーパー・ウェ
    ブを乾燥する装置。
  9. 【請求項9】 前記支持ブロックはそれぞれ、外側ブロ
    ック及び内側ブロックを有し、その間にプレートの一隅
    の縁部を収容するスロットを構成していて、さらに、各
    ブロックとそれぞれのプレート面の間に形成された断熱
    層を備えている、ことを特徴とする請求項8に記載のペ
    ーパー・ウェブを乾燥する装置。
JP12086796A 1995-04-19 1996-04-19 真空補助ウェブ乾燥システム Expired - Fee Related JP3261477B2 (ja)

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