JP2919824B1 - ダブルフェーサ - Google Patents

ダブルフェーサ

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JP2919824B1
JP2919824B1 JP1057298A JP1057298A JP2919824B1 JP 2919824 B1 JP2919824 B1 JP 2919824B1 JP 1057298 A JP1057298 A JP 1057298A JP 1057298 A JP1057298 A JP 1057298A JP 2919824 B1 JP2919824 B1 JP 2919824B1
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cardboard
belt
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heating
cooling part
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  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 熱盤との間でヒーティングパートを形成し、
搬送ベルトとの間でクーリングパートを形成する共通の
押えベルトを有するダブルフェーサにおいて、ヒーティ
ングパートを通過した段ボールがクーリングパートに至
るまでの間でその段ボールに水分を付与するようにす
る。 【解決手段】 複数の熱盤1の下流側に搬送ベルト2を
設け、上記熱盤1との間でヒーティングパートHPを形
成し、搬送ベルト2との間でクーリングパートCPを形
成する共通の押えベルト3を設ける。押えベルト3を少
なくとも3本のローラR1 乃至R3 により案内してヒー
ティングパートHPとクーリングパートCP間に対向す
る部分に上方に向くループ部4を形成する。ループ部4
内に給湿装置5aを設け、この給湿装置5aによってヒ
ーティングパートHPを通過した段ボールAに水分を付
与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、段頂に糊付され
た片面段ボールにライナーを貼合して両面段ボールを形
成し、あるいは上記片面段ボールに別の片面段ボールと
ライナーとを貼合して複両面段ボール(以下、両面段ボ
ールと複両面段ボールを総称して段ボールという)を形
成するコルゲータのダブルフェーサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダブルフェーサは、長いコルゲ
ータの中間部に配置され、ヒーティングパートとクーリ
ングパートとから成る。ヒーティングパートにおいて、
段頂に糊付けされた片面段ボールとライナーとを移送状
態において接合し、加熱・乾燥させて段ボールを形成
し、その段ボールをクーリングパートにおいて冷却させ
るようにしている。
【0003】ここで、ヒーティングパートでは、ライナ
ーと中しんを接着する澱粉糊を固化して接着力を発現さ
せるため、加熱温度は比較的高く、ヒーティングパート
を通過した段ボールは高温で、しかも乾燥状態にある。
【0004】一方、クーリングパートはその高温状態の
段ボールを冷却するのであるが、従来から知られている
クーリングパートは、押えベルトと搬送ベルトで段ボー
ルを上下から挟持して、段ボールに反りを発生させるこ
となく冷却させるようにしているため、冷却効果は低
く、高温状態の上記段ボールを常温まで冷却させるのは
きわめて長い距離を必要とし、ダブルフェーサがきわめ
て長大化している。
【0005】段ボールは、クーリングパートにおいて常
温まで冷却されることなく排出されており、クーリング
パートを通過した段ボールの温度は高く、過乾燥状態に
ある。
【0006】ダブルフェーサから排出された乾燥後の段
ボールは、次に、切断装置によって所定の長さに切断さ
れ、スタッカ部において積み重ねられる。
【0007】このとき、高温状態の段ボールは冷却され
ると共に、大気中の水分を吸収するため、段ボールに反
りが生じるおそれがある。
【0008】従って、この反りを防止するために、予め
段ボールへ水分を与えることは従来から行われており、
特開平8−34081号公報に開示され、図2(I)、
(II)に示すような装置が知られている。
【0009】図2(I)においては、複数の並列された
熱盤11との間でヒーティングパートHPを形成し、搬
送ベルト12との間でクーリングパートCPを形成する
共通の押えベルト13のリターン側ベルト13aおよび
上記搬送ベルト12のリターン側ベルト12aにそれぞ
れ対向してシャワー装置14a、14bを設け、各シャ
ワー装置14a、14bからリターン側ベルト13a、
12aに水を吹き付け、各ベルト13、12との接触に
よって段ボールAの上下のライナーに水分を与えるよう
にしたダブルフェーサが示されている。
【0010】ところが、このような図2(I)に示すダ
ブルフェーサでは次のような問題がある。すなわち、ヒ
ーティングパートHPとクーリングパートCPとに共通
の押えベルト13に水分を付与するため、ヒーティング
パートHPでの段ボールAの加熱効率が低下するという
問題がある。また、ヒーティングパートHP直後で段ボ
ールAに水分を付与することによって、この段ボールA
をクーリングパートCPでの上下のベルト13、12で
挟持、搬送して反りの修正および発生の防止を行なうと
共に、ダブルフェーサを通過後の段ボールAの過乾燥を
防止できればよいが、この従来例の場合、押えベルト1
3が障害となって、ヒーティングパートHPの直後にお
いて段ボールAに効果的に水分を付与することができな
いという問題がある。さらに、水分がベルト12、13
に直接付与されるため、これらのベルト12、13が劣
化し易く、また、段ボールAへ付与する水分量の調整が
困難であるという問題もある。
【0011】また、図2(II)においては、図2(I)
に示す押えベルト13を、ヒーティングパート用押えベ
ルト15と、クーリングパート用押えベルト16とで形
成し、そのクーリングパート用押えベルト16と搬送ベ
ルト12のそれぞれリターン側ベルト16a、12aに
対向してシャワー装置14a、14bを設け、各シャワ
ー装置14a、14bからそれと対向するリターン側ベ
ルト16a、12aに水を吹き付け、各ベルト16、1
2との接触によって段ボールAの表裏のライナーに水分
を与えるようにしたダブルフェーサが示されている。
【0012】ところが、このような図2(II)に示すダ
ブルフェーサでは次のような問題がある。すなわち、図
2(I)に示すダブルフェーサに比較すればヒーティン
グパートHPでの熱効率の向上は計れると共に、押えベ
ルト15と押えベルト16との間にシャワー装置を設け
て、段ボールAの上面に直接水分を付与することもでき
るが、ヒーティングパート用押えベルト15とクーリン
グパート用押えベルト16とを同調駆動するための複雑
な機構が必要となる。
【0013】また、図2(I)の場合と同様に、水分が
ベルト16、12に直接付与されるため、これらのベル
ト16、12が劣化し易く、さらに、段ボールAへ付与
する水分量の調節が困難であるという問題もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、上
記の問題点を解決するために、共通の押えベルトを有す
る簡単な構成のダブルフェーサにおいて、ヒーティング
パートを通過した段ボールがクーリングパートに至るま
での間で、その段ボールの上面に水分を直接付与するこ
とができるようにして、段ボールの反りの発生を防止す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、熱盤と、その下流側に設け
られた搬送ベルトと、上記熱盤とでヒーティングパート
を形成し、搬送ベルトとでクーリングパートを形成する
押えベルトから成り、前記ヒーティングパートにおい
て、段頂に糊付けされた片面段ボールとライナーとを加
圧接合し、かつ加熱、乾燥して得られた段ボールをクー
リングパートで冷却させるようにしたダブルフェーサに
おいて、前記押えベルトにおける下部ベルトを少なくと
も3本のローラにより案内して前記ヒーティングパート
とクーリングパートと対向する部分に上方に向くルー
プ部を形成し、そのループ部内に前記段ボールの上面に
水分を付与する給湿手段を設けた構成を採用している。
【0016】ここで、給湿手段は、段ボールの幅方向全
体にわたって水を噴射するシャワー装置であってもよ
く、あるいは、水付けローラとの接触によって段ボール
の幅方向全体にわたって水をつけるようにした水付けロ
ール装置であってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1に基づいて説明する。
【0018】図示のように、段頂に液体状の糊が付着さ
れた片面段ボールaとライナーbの移送路における下方
には複数の熱盤1と、搬送ベルト2とが順に設けられ、
その上方に押えベルト3が配置され、ベルト2、3が片
面段ボールaとライナーbの走行と同調して走行させら
れる。
【0019】押えベルト3は、上流側の熱盤1から搬送
ベルト2の排出端に至って長く延び、上記熱盤1との間
でヒーティングパートHPを形成し、搬送ベルト2との
間でクーリングパートCPを形成している。
【0020】片面段ボールaとライナーbは、ヒーティ
ングパートHPにおいて押えベルト3の押圧により熱盤
1に押し付けられ、その熱盤1との接触により加熱、乾
燥されながら互に糊で接合されるて段ボールAが形成さ
れる。
【0021】段ボールAは、次にクーリングパートCP
に搬送され、そのクーリングパートCPにおいて冷却さ
れる。
【0022】押えベルト3の下部ベルト3aには、その
下部ベルト3aを案内する3本のローラR1 乃至R3
よってヒーティングパートHPとクーリングパートCP
間と対向する部分に上方に延びるループ部4が形成され
ている。
【0023】ループ部4の内側および下流側熱盤1と搬
送ベルト2の対向部間には、ヒーティングパートHPを
通過した段ボールAの上下のライナーに対して水分を付
与する給湿装置5a、5bが設けられている。
【0024】給湿装置5a、5bとして、ここでは、段
ボールAの幅方向全体にわたって水を噴射するシャワー
装置を示しているが、給湿装置5a、5bはこれに限定
されるものではない。例えば、水タンク内の貯水中に水
付けローラの下周下部を浸漬し、その水付けローラとの
接触によって段ボールAに水をつけるようにした水付け
ロール装置であってもよく、あるいは、水付けローラと
ドクターローラとを互に接触し、その接触部上に水を供
給し、両ローラを互に逆方向に回転させて水付けローラ
の外周に水膜を形成し、その水付けローラとの接触によ
って段ボールAに水を付けるようにした水付けロール装
置であってもよい。
【0025】上記のように、押えベルト3の下部ベルト
3aにループ部4を形成し、ループ部4内及び下流側熱
盤1と搬送ベルト2の対向部間に給湿装置5a、5bを
設けたことにより、ヒーティングパートHPを通過した
過乾燥状態の段ボールAがクーリングパートCPに至る
までの間に、その段ボールAに水分を直接付与すること
ができる。
【0026】したがって、クーリングパートCPでの上
下のベルト3、2で予め適量の水分が付与された段ボー
ルAを挟持、搬送して反りの修正および発生の防止を行
うことができる。この際、段ボールAへの水分の適切な
付与量は、段ボールAの走行速度、材質等に基づいて給
湿装置5a、5bを調整、制御して容易に行え、ダブル
フェーサを通過後の段ボールAの常温、常圧下での定常
含水分と略等しくなるような水分の付与量とすることに
よって生産後の水分の吸収による経時的な反りの発生を
防止することもできる。
【0027】なお、上記実施の形態に示すように、給湿
装置5bは給湿装置5aに対向する箇所に設けるのが好
ましいが、例えば、クーリングパートCPの下流の任意
の位置に設けてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ヒ
ーティングパートとクーリングパートとに共通の押えベ
ルトの下部ベルトにループ部を形成し、そのループ部内
に給湿装置を設けたダブルフェーサであるので、押えベ
ルトの駆動に複雑な機構を必要としない。さらに、ヒー
ティングパートを通過した段ボールがクーリングパート
に至るまでの間で、その段ボールに水分を直接付与する
ことができるので、水分の付与量を適切に調節、制御し
易く、段ボールの反りの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るダブルフェーサの実施の形態を
示す概略図
【図2】(I)、(II)は従来のダブルフェーサを示す
概略図
【符号の説明】
HP ヒーティングパート CP クーリングパート 1 熱盤 2 搬送ベルト 3 押えベルト R1 、R2 、R3 ローラ 4 ループ部 5a 給湿装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】盤と、その下流側に設けられた搬送ベ
    ルトと、上記熱盤とでヒーティングパートを形成し、搬
    送ベルトとでクーリングパートを形成する押えベルトか
    ら成り、前記ヒーティングパートにおいて、段頂に糊付
    けされた片面段ボールとライナーとを加圧接合し、かつ
    加熱、乾燥して得られた段ボールをクーリングパートで
    冷却させるようにしたダブルフェーサにおいて、前記押
    えベルトにおける下部ベルトを少なくとも3本のローラ
    により案内して前記ヒーティングパートとクーリングパ
    ートと対向する部分に上方に向くループ部を形成し、
    そのループ部内に前記段ボールの上面に水分を付与する
    給湿手段を設けたことを特徴とするダブルフェーサ。
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