JP3495152B2 - 半導体メモリ - Google Patents

半導体メモリ

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JP3495152B2
JP3495152B2 JP22306195A JP22306195A JP3495152B2 JP 3495152 B2 JP3495152 B2 JP 3495152B2 JP 22306195 A JP22306195 A JP 22306195A JP 22306195 A JP22306195 A JP 22306195A JP 3495152 B2 JP3495152 B2 JP 3495152B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は時分割動作する半
導体メモリに関し、特に動作周波数を向上させるデコー
ド系周辺回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリにおいてデータの出し入れ
を高速化する一手段としてパイプライン方式がある。パ
イプライン方式はメモリアクセスを時分割動作させる手
法で、メモリアクセスを2から3段のパイプラインステ
ージに分割して、高い周波数でのデータ転送を実現す
る。
【0003】図16は外部クロックを用いた従来のアド
レス信号カウントアップのタイミングチャートである。
外部からクロックを取り込み内部でアドレス信号を生成
するタイプであり、外部クロックをここではリードイネ
ーブル信号/RE(信号REの反転信号あるいは立下が
りの信号)と呼ぶ。図は例として3ビットのアドレス信
号を示している。
【0004】図17は図16の信号が与えられる必要構
成部分を抜き出して示すカラム系デコード手段の回路図
である。カラムゲート105 はアドレスバッファ内に構成
されるアドレスレジスタ101 〜103 の出力に応じて動作
されるデコーダ104 を介して制御される。カラムゲート
105 の電流通路の一端はメモリセルのデータを保持して
おくデータレジスタ106 に、他端はデータの入出力端I
/Oに繋がる。
【0005】図16、図17を参照しながら以下説明す
る。アドレスレジスタ101 〜103 の保持するアドレス信
号(A2 ,A1 ,A0 )は、信号/REの周期T1 中に
おいて、(A2 ,A1 ,A0 )を(0,0,0)から
(0,0,1)へとインクリメントする。(A2 ,A1
,A0 )はアドレスバッファが保持しているアドレス
信号であり、(A2d,A1d,A0d)はデコーダの受ける
アドレス信号である。
【0006】すなわち、アドレスレジスタが保持するア
ドレス信号の変化に対し、デコーダ104 は信号/REの
立下がりでそのアドレス信号を受ける。つまり、実際の
アドレス信号出力は周期T2 に入ってからであり、この
周期T2 でアドレス信号(0,0,1)のセルの選択、
選択されたセルのデータをデータレジスタへラッチする
動作が行われ、周期T3 で図示しない出力バッファから
データ出力される。このように、アドレス信号のカウン
トアップを1周期先取りしてこれに要する時間を節約し
た構成となっている。これにより、アドレス信号に応じ
たメモリの読み出し動作が短い周期で可能になる。
【0007】上述したように、アドレス信号は実際に周
期T2 になってからデコーダへ向かって出力される。よ
って、アドレスバッファ(アドレスレジスタ)からデコ
ーダに至るまでの遅延時間DTが周期T2 のサイクルに
加わることになる。すなわち、周期T2 では、指定され
たアドレス信号に対応したデコード動作を経てからデー
タレジスタ106 を介して対応するメモリセル内のアドレ
スにアクセスするといった実質的なメモリアクセス動作
が行われるのが現状である。
【0008】よって、周期T2 はビット線やデータ線に
電位が伝達される等のアナログ動作領域を含む回路を動
作させ、メモリアクセス動作の中で最も時間のかかるク
リティカルパスを有する。従って周期T2 で実質的にメ
モリデバイスの動作周波数が律速される。このような周
期T2 に遅延時間DTが含まれていることは、今後クロ
ックの周期を極力短くする等のさらなる動作高速化が極
めて困難になる。
【0009】また、メモリデバイスには、不良メモリセ
ル救済用のリダンダンシ回路を備えたデバイスがよく知
られている。リダンダンシ回路は不良メモリセルに対応
するアドレス信号が入力されたことを検知して該当の不
良メモリセルへのアクセスを中止し、これに代わるリダ
ンダンシセル(予備のメモリセル)の選択を行う回路で
ある。このリダンダンシ回路が上記のような同期型のメ
モリデバイスに設けられるとすれば、クリティカルパス
を持つ周期T2 のパイプラインステージで動作させるこ
とになる。リダンダンシ回路は不良メモリセルを指定す
るアドレス信号であるか否かの判定動作を含むから、ク
リティカルパスはさらに長くなり、最大動作周波数を向
上させる妨げになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来では読み出し動作
の周期になってからデコーダに向かってアドレス信号を
出力している。このような構成ではアドレスバッファか
らデコーダに至るまでの遅延時間が、読み出し動作一連
のサイクル(クリティカルパス)に加わることになり、
動作マージンが損われる。さらに、リダンダンシ回路を
付加する場合もクリティカルパスに加わることになり、
メモリの最大周波数の向上を妨げ、メモリのさらなる動
作高速化ができない。
【0011】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、上記のような動作マー
ジンを損う遅延時間やリダンダンシ回路の動作時間がク
リティカルパスに影響しないようにカラム系デコード周
辺の回路を構成する半導体メモリを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体メモリ
は、動作周期を規定するクロック信号のカウントアップ
動作周期の前半において、前記クロック信号により順次
カウントアップされるアドレス信号を発生し、前記カウ
ントアップ動作周期の後半において、前記アドレス信号
を出力するアドレス信号発生回路と、前記クロック信号
が供給され、このクロック信号に同期して前記カウント
アップ動作周期の次の周期において、予め前記アドレス
信号発生回路から伝達されているアドレス信号をデコー
ドし、データ線をアクセスするための信号を出力するデ
コーダと、前記デコーダの出力信号によりアクセスされ
る複数のメモリセルを有するメモリセルアレイとを具備
し、前記アドレス信号発生回路は、前の周期に発生され
たアドレス信号を前記デコーダがデコードしていると
き、次周期のためのアドレス信号を発生し前記デコーダ
に伝達することを特徴とする。
【0013】
【0014】この発明の構成によれば、動作マージンを
損うアドレス信号伝達遅延時間がメモリアクセス動作の
周期に加わらない。デコーダの選択動作のための信号と
アドレス信号を動かす信号を同期させているために、常
に正しいアドレスが選択される。また、リダンダンシ回
路を設ける場合、アドレス信号のリダンダンシ判定動作
は、メモリアクセス動作のパイプラインステージ以前の
パイプラインステージで行われるからクリティカルパス
を悪化させない。メモリの動作周期をさらに短くする、
半導体メモリの動作高速化が期待される。
【0015】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施形態
における半導体メモリに係るカラム系デコード手段の要
部の回路図である。3ビットのアドレス信号出力手段
は、前記読み出し信号/REの反転信号PULにより制
御されるアドレスレジスタ101 ,102 ,103 により構成
されている。すなわち、アドレスレジスタ101 は前記信
号PULの入力によりアドレス信号A0 を出力する。ア
ドレスレジスタ102 はアドレス信号A0 と信号PULと
の2入力ANDゲート95の出力が供給されることにより
アドレス信号A1 を出力する。アドレスレジスタ103 は
アドレス信号A1 及びA2と信号PULとの3入力AN
Dゲート96の出力が供給されることにより、アドレス信
号A2 を出力する。
【0016】アドレスレジスタ101 ,102 ,103 はそれ
ぞれ同様構成であり次のように構成される。入力される
信号INとインバータ81を介した反転信号/INでゲー
ト制御されるCMOS型のトランスファーゲート83,8
4,85,86が直列接続されている。トランスファーゲー
ト83,86においては、PチャネルMOSトランジスタが
信号/INによりゲート制御され、NチャネルMOSト
ランジスタが信号INによりゲート制御されるように構
成されている。トランスファーゲート84,85において
は、NチャネルMOSトランジスタが信号/INにより
ゲート制御され、PチャネルMOSトランジスタが信号
INによりゲート制御されるように構成されている。ト
ランスファーゲート86はインバータ87に入力され、イン
バータ87の出力はトランスファーゲート83に入力され
る。
【0017】また、トランスファーゲート84の電流通路
に並列してインバータ88,89が直列接続されラッチ回路
を構成するようにし、トランスファーゲート86の電流通
路に並列してインバータ90,91が直列接続されラッチ回
路を構成するようにしている。インバータ88,90それぞ
れの入力ノードにはリセット用のトランジスタ92,93が
接続されトランジスタ92,93の両ゲートはリセット信号
RSETにより制御される。インバータ87の出力はイン
バータ94に入力されインバータ94の出力OUTがアドレ
ス信号出力となる。このような構成によれば、入力IN
がハイレベル(“H”)になった後、ロウレベル
(“L”)に下がると、出力OUTは反転する。すなわ
ち、アドレスレジスタ101 〜103 は信号PULによりア
ドレス信号A0,A1 ,A2 が切換わるバイナリカウン
タとなる。
【0018】図2にこの発明の図1の構成によるアドレ
スカウントアップのタイミングチャートを示す。これは
従来例の図16に対応している。信号PULは上述のよ
うに読み出し信号/REに同期させている。これによ
り、信号/REが“L”の間にアドレスレジスタ内のア
ドレス(A0 ,A1 ,A2 )のカウントアップが済み、
信号/REが“H”になったところで次のアドレス,す
なわち、上記カウントアップしたアドレス(A0 ,A1
,A2 )に相当する(A0d,A1d,A2d)が出力さ
れ、デコーダ104 (図1に示す)に伝達される。
【0019】さらに、デコーダ104 においてもアドレス
レジスタ101 〜103 を動作させるのと同じ信号PULが
入力される。これにより、信号/REが“L”になった
時点でメモリセルアレイ107 内で選択されたセルのデー
タを保持しているデータレジスタ106 からカラムゲート
105 を介してデータがチップ内のI/Oバスに転送され
る。
【0020】上記構成によれば、データを読出す信号
(/RE)とアドレス信号を動かす信号(PUL)を同
期させているために、常に正しいアドレスが選択され
る。また、図2を参照してわかるように、アドレスバッ
ファからデコーダに至るまでの遅延時間DTを読み出し
動作に入る前のサイクル(周期T1 )内でとるため、読
み出し動作の周期においてマージンが増えることにな
る。これにより、メモリの動作周期をさらに短くでき、
半導体メモリの動作高速化に寄与する。
【0021】図3はこの発明の第2の実施形態であり、
リダンダンシ回路を備えたカラム系デコード手段の回路
図である。図1と同様の箇所には同一符号を付してい
る。メモリデバイスには、不良メモリセル救済用のリダ
ンダンシ回路を備えたデバイスがよく知られている。リ
ダンダンシ回路はリダンダンシアドレス判定回路111
と、この判定回路を動作制御する信号/PRを、正しい
アドレス信号がこの判定回路に到達するまで所定時間遅
延させるための遅延回路112 と、判定回路の判定信号で
制御される予備のデコーダ104Rと、予備のデコーダによ
り選択される予備のメモリセル(リダンダンシセル)及
びそのリダンダンシセルのデータを保持するデータレジ
スタが配置されているリダンダンシメモリセルエリア10
7Rより構成される。
【0022】上記リダンダンシアドレス判定回路111 は
アドレス信号を検知し、リダンダンシ回路を選択するか
否か決定する回路である。この発明のカラム系デコード
手段を適用する場合、このリダンダンシアドレス判定回
路111 は従来の構成では正常に動作しないので変更する
必要がある。これについて、以下説明する。
【0023】図4はこの発明の前提となるリダンダンシ
アドレス判定回路の構成を示す回路図である。プリチャ
ージ信号/PRによりノードN1 をハイレベルにするP
チャネルトランジスタ21、ノードN1 のレベルを出力O
UTに導く直列接続のインバータ22,23、インバータ2
2,23の直列接続点にゲートが接続され、ノードN1 の
レベルをフィードバックするPチャネルトランジスタ2
4、ゲートに所定のアドレス(ここでは、A0 ,/A0
,A1 ,/A1 )が供給される並列接続のN型トラン
スファーゲート25〜28、このトランスファーゲート25〜
28の各ソースに一端が接続されたフューズ素子29〜32、
フューズ素子29〜32の他端と接地との間に信号/PRに
よりゲート制御されるNチャネルMOSトランジスタ33
から構成されている。
【0024】図5はアドレス信号入力に対する図4各部
の波形である。図4において、例えばアドレス(A0 ,
A1 )=(0,1)に不良があった場合はフューズ30と
31が切断される。いま、アドレス信号(A0 ,A1 )=
(0,1)が入力されることを考える。ノードN1は信
号/PRによるトランジスタ21のオンによりハイレベル
にプリチャージされる。アドレス信号(A0 ,A1 )=
(0,1)が入力されると、オンできるトランジスタ2
6,27はフューズ(30,31)が切断されているため、信
号/PRが“H”に戻ってもノードN1 はハイレベルの
ままである。これによりトランジスタ24のオンを伴い、
出力OUTはハイレベル(“H”)となる。この“H”
信号を用い、通常のデコーダを非選択にし、予備のデコ
ーダを選択する。これにより、不良セルに換え、正常に
動作するリダンダンシセルを選ぶことができる。
【0025】上記以外のアドレス信号が入力されるとき
は、信号/PRの“L”(プリチャージ)から“H”の
変化で、トランスファゲート(25〜28)とフューズ素子
(29〜32)の接地への直流パスが構成される。よって、
ノードN1 は放電し、出力OUTはロウレベル
(“L”)となる。この“L”信号により、予備のデコ
ーダを非選択にし、通常のデコーダを選択するようにし
ている。因みに不良セルが全くないときはフューズ素子
を切らずにおけばよく、この場合、いずれのアドレス信
号が入力されても出力OUTは“L”となる。
【0026】図4の構成は前記図16の読み出し信号/
REの立下がりから立ち上がりまでの期間をプリチャー
ジ信号/PRに同期させて用いる。つまり、前記図16
のようにメモリの1動作周期(T2 )中にアドレス信号
選択、セル選択を行うメモリ動作サイクルの場合は何等
動作の障害とはならない。
【0027】しかし、この発明では図2に示されるよう
に、高速化のためメモリの2動作周期にまたがり、周期
Tn でアドレス信号nのアドレス信号出力を行い、周期
Tn+1 でアドレス信号nに対応するのセルのデータ選択
を行うタイミングである。さらに、図6のタイミングチ
ャートに詳述するように、リダンダンシアドレス判定回
路におけるアドレス信号nのプリチャージのタイミング
とアドレス信号n−1のセル選択のタイミングを同時に
行おうとする場合、図4の構成ではプリチャージのタイ
ミングでリダンダンシ回路の選択、非選択の判断が不可
能となる。
【0028】図7はこの発明の半導体メモリに係る図3
中のリダンダンシアドレス判定回路111 の具体的な回路
図である。プリチャージ信号/PRによりノードN1 を
ハイレベルにするPチャネルトランジスタ21、リダンダ
ンシアドレス信号を決めるトランスファーゲート25〜2
8、フューズ素子29〜32、フューズ素子29〜32と接地間
に設けられ、信号/PRによりゲート制御されるNチャ
ネルMOSトランジスタ33は前記図4と同様構成とす
る。ノードN1 が信号/PR及びインバータ35による/
PRの反転信号PRでゲート制御されるCMOS型のト
ランスファーゲート36,37を直列に介し出力OUTに接
続されると共に、トランスファーゲート36と37の接続点
と出力OUTとの間には直列接続のインバータ38,39が
接続されラッチ回路を構成するようになっている。トラ
ンスファーゲート36においては、NチャネルMOSトラ
ンジスタが信号/PRによりゲート制御され、Pチャネ
ルMOSトランジスタが信号PRによりゲート制御され
るように構成され、トランスファーゲート37において
は、PチャネルMOSトランジスタが信号/PRにより
ゲート制御され、NチャネルMOSトランジスタが信号
PRによりゲート制御されるように構成されている。
【0029】図7の回路動作を説明する。信号/PRが
ロウレベルになると、ノードN1 は電源電位までプリチ
ャージされる。このとき出力OUTはトランスファゲー
ト36のオフによりノードN1 と切り離される。一方、ト
ランスファゲート37のオンによりラッチ回路が作用し、
前のサイクルで得たリダンダンシアドレス信号判定のデ
ータが出力OUTに保たれる。その後、信号/PRがハ
イレベルになると、ノードN1 は電源と切り離され、図
4の構成と同様に予備のデコーダ非選択の場合、ノード
N1 は接地レベルに放電され、予備のデコーダ選択の場
合、ノードN1はハイレベルを維持し、このレベルが出
力OUTに伝達される。
【0030】上記構成のリダンダンシアドレス判定回路
111 の出力と、デコーダ104 及び予備のデコーダ104Rと
の接続は図示しないが、例えば次のような構成が考えら
れる。通常及び予備の各デコーダを構成するANDゲー
トに制御入力を追加する。例えば、図1のデコーダ104
に示されるような4入力のANDゲートを5入力にす
る。この新たな制御入力をここではS5とする。そし
て、信号PULを一方入力とするANDゲートを設け
る。このANDゲートの他方入力はリダンダンシアドレ
ス判定回路111 の出力OUTとする。このANDゲート
の出力を予備のデコーダ104Rの制御入力S5とし、この
ANDゲートの出力を反転させた出力をデコーダ104 の
制御入力S5とする。
【0031】上記構成によれば、リダンダンシアドレス
判定回路のプリチャージ中にもセルの選択動作が進行す
る。よって、セル選択の前の周期でリダンダンシアドレ
ス信号判定の信号を出力することができるので、この発
明を適用するカラム系デコード手段の回路に組み込むこ
とができ、もってメモリ動作を高速化することができ
る。
【0032】図7のリダンダンシアドレス判定回路は信
号/PRにより駆動制御されるが、信号/PRの到達時
以前に正しいアドレス信号が確定していないと誤動作す
る恐れがある。そのために図3に示されるように遅延回
路112 が設けられているが、遅延時間が長すぎると、そ
の後のデコーダによるセルの選択動作においてマージン
が減り、メモリ動作周期の高速化を妨げる。従って、図
3における遅延回路は最適な遅延時間を持たせる必要が
ある。
【0033】図8はこの発明の半導体メモリに係る図3
中の遅延回路112 の具体的な回路図である。例えばアド
レス信号レジスタ102 と同様の素子構成であり、アドレ
ス信号レジスタと同等の遅延時間を得るようにしてい
る。すなわち、信号PULとハイレベルの2入力NAN
Dゲート61、インバータ62を直列に介したノードの信号
S1 及びインバータ63によるS1 の反転信号/S1 でゲ
ート制御されるCMOS型のトランスファーゲート64,
65,66,67を直列に介してインバータ68の入力に接続さ
れている。トランスファーゲート64,65においては、P
チャネルMOSトランジスタが信号S1 によりゲート制
御され、NチャネルMOSトランジスタが信号/S1 に
よりゲート制御されるように構成されている。トランス
ファーゲート66,67においては、NチャネルMOSトラ
ンジスタが信号S1 によりゲート制御され、Pチャネル
MOSトランジスタが信号/S1 によりゲート制御され
るように構成されている。トランスファーゲート64の電
流通路に並列してインバータ69,70が直列接続されてい
る。インバータ69の入力と接地との間にはゲート,ソー
ス間が接続されたNチャネルMOSトランジスタ71の電
流通路が接続されている。トランスファーゲート65と66
の接続点と、トランスファーゲート67とインバータ68の
接続点との間にはインバータ72,73が直列接続されてい
る。インバータ72の入力と接地との間にはゲート,ソー
ス間が接続されたNチャネルMOSトランジスタ74の電
流通路が接続されている。また、インバータ68の出力に
はインバータ75の入力が接続されている。インバータ68
と75の接続点には動作不能のトランジスタ接続部76が設
けられている。インバータ75の出力は遅延回路の出力O
UTとなるが、その途中にデコーダの容量と同等の容量
77が付加される。
【0034】上記構成によれば、入力信号PULがロウ
レベルに下がると、出力OUTはアドレス信号の伝達速
度と同等の遅延時間で立ち上がる。すなわち、アドレス
信号と同等の寄生負荷を経る信号でリダンダンシアドレ
ス判定回路を駆動することができる。さらに、この遅延
回路のチップ内レイアウトに注意すると、例えば図9の
ようにすればよい。すなわち、遅延回路112 のブロック
112Bはチップ115 中でアドレス信号レジスタ(101 〜10
3 )のブロック100Bの隣で、リダンダンシアドレス判定
回路111 のブロック111Bから最も距離をおいて配置す
る。これにより、アドレス信号が配線を通ることによっ
て与えられる信号遅延を遅延回路の持つ遅延時間に含ま
せることができる。
【0035】従って、遅延回路112 からリダンダンシア
ドレス判定回路111 へ駆動信号(プリチャージ信号/P
R)が供給されたときは必ずアドレス信号は確定してい
る。また、この遅延回路112 は温度、トランジスタのし
きい値電圧、電源電圧等が変動してもアドレス信号の遅
延と同じだけの遅延を得ることになるので、遅延時間設
定に余分なマージンを取る必要がなく、この発明の半導
体メモリの高速動作実現に寄与する。
【0036】リダンダンシアドレス判定回路111 への駆
動信号(プリチャージ信号)について、さらに配慮する
点をあげる。図7において、リダンダンシ選択用のアド
レス信号が与えられても、プリチャージ信号/PRのハ
イレベル期間(放電期間)が必要以上に長いと、トラン
ジスタ25〜28のジャンクションリーク等により、放電し
ないはずのノードN1 の電位が下がってしまう。これは
プリチャージ信号/PRの周期、すなわち図2の読み出
し信号/REの周期が必要以上に長く設定された場合に
起こり、リダンダンシ回路選択、非選択の正しい判断が
できなくなる。
【0037】このような危惧を解消するために図10の
信号制御回路を提供する。入力INと入力INより直列
5段のインバータ41〜45を介した信号とを2入力とする
NANDゲート46の出力をインバータ47に入力しインバ
ータ47の出力をOUTとする。信号遅延用として、イン
バータ42と43の接続点と接地との間にはキャパシタ48、
インバータ43と44の接続点と接地との間にはキャパシタ
49が設けられている。さらに、ノードリセット用とし
て、インバータ42と43の接続点と接地との間にNチャネ
ルMOSトランジスタ51、インバータ44と45の接続点と
接地との間にNチャネルMOSトランジスタ52、インバ
ータ43と44の接続点と電源との間にPチャネルMOSト
ランジスタ53、インバータ45とNANDゲート46の接続
点と電源との間にPチャネルMOSトランジスタ54が設
けられている。上記トランジスタ51,52は入力INから
インバータ55を介してゲート制御される。上記トランジ
スタ53,54は入力INからインバータ55,56を直列に介
してゲート制御される。
【0038】図11は図10の回路動作を示すタイミン
グチャートである。同図(a)に示すように、信号IN
の立ち上がり時はNANDゲート46の2入力は共に
“H”になり、出力OUTは“H”。信号INの周期が
短い場合、直列5段のインバータ41〜45の出力ノード57
は、入力の変化が伝わらず、信号INの“L”時のトラ
ンジスタ51〜54の作用によって“H”に固定される。
【0039】一方、同図(b)に示すように信号INの
周期が長い場合、信号INの“H”の期間が長くなるの
で、直列5段のインバータ41〜45の出力ノード57に
“L”が伝達される。このとき、出力OUTは“L”に
なる。やがてNANDゲート46の2入力は共に“L”、
このときも出力OUTは“L”が続く。
【0040】図12はこの発明の第3の実施形態であ
り、上記図10の回路を図3の構成に追加した回路図で
ある。遅延回路からリダンダンシアドレス判定回路に至
る経路に図10のような信号制御回路を設けることによ
って、信号周期に関係なく一定時間内のディスチャージ
期間をリダンダンシアドレス判定回路に与えることがで
きる。これにより、リダンダンシアドレス判定回路にお
いてアドレス信号判定が正しく行える。なお、図10の
ような信号制御回路をリダンダンシアドレス判定回路内
に組み込んでもよい。図7、図8や図10の構成はパイ
プライン方式のメモリ動作の適用に限らず、別のメモリ
動作にも適用でき、動作マージンを損なわない回路構成
を提供することができる。
【0041】図13はこの発明の第4の実施形態におけ
る半導体メモリに係るカラム系デコード手段の要部の回
路ブロック図であり、クロック信号に同期して外部から
アドレス信号を取り込むタイプのメモリデバイスにこの
発明の図6の特徴的メモリアクセス構成を適用したもの
である。リダンダンシ回路におけるリダンダンシアドレ
スの判定回路211 の動作は、メモリセルMC(図示しな
いがリダンダンシセルも含む)へのアクセスのためにデ
コーダが動作するパイプラインステージ以前のパイプラ
インステージで行われるように、デコーダ204 (204R)
とリダンダンシアドレス判定回路211 の間にラッチ(F
/F)212 が設けられている。
【0042】図14は図13内のリダンダンシアドレス
判定回路とラッチ(F/F)の構成を示す回路例であ
る。リダンダンシアドレス判定の回路動作は上記図7と
様である。すなわち、プログラムフューズはリダンダ
ンシアドレスに対応するアドレス信号(X0 〜X5 及び
これらの反転信号/X0 〜/X5 )が入力されると、信
号/CEによるPチャネルMOSトランジスタ121 のオ
ンで供給されるプリチャージ電位を保つように設定され
ている。これにより、リダンダンシアドレスに対応する
アドレス信号が入力された場合は信号SPHITは
“H”レベル、リダンダンシアドレス以外は信号SPH
ITは“L”レベルとなる。
【0043】信号SPHITはクロックCKの立上りに
同期してラッチ(F/F)212 に取り込まれる。このラ
ッチ動作はトランスファーゲート126 の導通による。こ
のラッチ動作と共に、このラッチ(F/F)ではトラン
スファーゲート131 の導通により、ひとつ前の周期のク
ロックCKでラッチされていた信号SPHITを信号C
SLSPとして出力維持する。次のクロックCKの立下
がりに同期してラッチ(F/F)のトランスファーゲー
ト127 ,130 が導通し、今回の周期で取り込んでいた信
号SPHITが信号CSLSPとして新しく更新され出
力される。
【0044】図13の回路中に示されているラッチ(F
/F)213 〜217 は図14に示したラッチ(F/F)21
2 の回路構成と同様である。すなわち、ラッチ(F/
F)はクロックCKの立上りに同期して信号を取り込み
ラッチすると共に、ひとつ前の周期のクロックCKでラ
ッチされていた信号を出力維持し、次のクロックCKの
立下がりに同期して今回の周期で取り込んでいた信号を
新しく更新出力する。
【0045】図13の回路動作を図15の波形図を参照
して説明する。ここで、読み出したいセルデータに対応
するカラムアドレスが入力される以前に、ロウデコーダ
201によりロウ線RLが決定され、センスアンプ/ラ
ッチ回路208 内の各センスアンプ(S/A)でセル
データがセンス増幅されているものとする。
【0046】周期T1 において、クロックCKの立上り
でカラムのアドレス信号ACの(C)がF/F 213によ
り取り込まれ、クロックCKの立下がりでF/F 213の
出力はアドレス信号(B)から(C)に更新される。こ
こでは、このアドレス信号(C)は不良のメモリセルが
存在するカラムのアドレスである。
【0047】一方、カラム活性化信号/CEのF/F 2
14によるラッチ出力は常に“H”レベルとなる。周期T
1 において、この他のF/F 212,215 ,216 ではそれ
ぞれアドレス信号ACの(A)に関する信号から(B)
に関する信号へと更新される。また、F/F 217はクロ
ックCKの立下がりでアドレス信号ACの(A)に対応
するメモリセルのアドレスデータが出力される。
【0048】さらに、この周期T1 において、クロック
CKの立下がりでアドレス信号ACの(C)がリダンダ
ンシアドレス判定回路211 に供給される。リダンダンシ
アドレス判定回路211 では信号/CEによりプリチャー
ジ電位が供給されているが、前のアドレス信号(B)の
入力によって信号SPHITは“L”になっている。ク
ロックCKの立下がりでリダンダンシアドレス判定回路
211 にアドレス信号ACの(C)が供給されることによ
り、信号SPHITは“H”になる。このとき、信号C
SLSPは前のアドレス信号(B)の判定結果である
“L”がラッチ出力されている。信号SPHITの
“H”レベルによってインバータ218 の出力は“L”レ
ベルとなり、ANDゲート219 の一方入力は“L”レベ
ルとなる。これにより、ANDゲート218 の出力CE1
は“L”レベルになる。
【0049】続く周期T2 において、クロックCKの立
上りで、アドレス信号の(C)がプレデコーダ203 を通
ってF/F 215に取り込まれる。F/F 215は次のクロ
ックCKの立下りまでは、ひとつ前のアドレス信号の
(B)が出力されている。クロックCKの立下がりでF
/F 215の出力はアドレス信号(B)から(C)に更新
される。
【0050】この周期T2 において、F/F 212ではク
ロックCKの立上りで、信号SPHITの“H”レベル
が取り込まれる。F/F 212は次のクロックCKの立下
りまでは、ひとつ前のアドレス信号(B)の判定結果で
ある信号SPHITの“L”レベルに対応した信号CS
LSPの“L”レベルが出力されている。クロックCK
の立下がりでF/F 212はアドレス信号(C)に関する
信号CSLSPの“H”レベルを出力する。
【0051】この周期T2 において、F/F 216ではク
ロックCKの立上りで、信号CE1の“L”レベルが取
り込まれる。F/F 216は次のクロックCKの立下りま
では、ひとつ前のアドレス信号(B)に関する信号CE
2 の“H”レベルが出力されている。クロックCKの立
下がりでF/F 216はアドレス信号(C)に関する信号
CE1 の“L”レベルを信号CE2 として出力する。
【0052】この周期T2 のクロックの立下りで、アド
レス信号(C)に関するデコーダの選択動作が始まる。
信号CE2 の“L”レベルにより、正規のデコーダ204
は活性化されない。その代りに信号CSLSPの“H”
レベルが予備のデコーダ204Rを活性化させ、正規のメモ
リセルアレイのアドレスに代ってリダンダンシセルエリ
207R からのアドレスデータが、対応するデータレジ
スタ206Rからデータ線DQ、/DQ、センスアンプ220
を通ってF/F 217に伝達され、周期T3 のクロックC
Kの立上りでF/F 217に取り込まれる(Dout )。F
/F 217はクロックCKの立下がりでDout を出力し、
図示しないバッファを介して外部にアドレス信号(C)
に関するアドレスデータが出力される。
【0053】周期T2 において、この他のF/Fの動き
について説明すると、F/F 213はカラムアドレス信号
ACの(D)を取り込み、クロックCKの立下りでラッ
チ出力する。リダンダンシアドレス判定回路にて信号S
PHITの“L”を得る。これにより、信号CE1 は
“H”レベルになる。また、F/F 217はクロックCK
の立下がりでアドレス信号ACの(B)に対応するメモ
リセルのアドレスデータが出力される。
【0054】また、周期T3 において、F/F 217以外
のF/Fの動きについて説明すると、F/F 213はCK
の立上りで、カラムアドレス信号ACの(E)を取り込
む。F/F 215,212 ,216 は、CKの立上りで、それ
ぞれカラムアドレス信号ACの(D)、このアドレス信
号(D)に関するSPHITの“L”レベル、信号CE
1 の“H”レベルを取り込む。これらF/Fそれぞれは
CKの立下がりで上記論理レベルをラッチ出力し、これ
によりアドレス信号(D)に関するデコーダの選択動作
が始まる。デコーダ204 が活性化され、対応するメモリ
セルアレイ内のデータレジスタ206 を選択し、周期T3
の次の周期のクロックCKの立上りまでに、アドレスデ
ータがデータ線DQ、/DQ、センスアンプ220 を通っ
てF/F217までアドレスデータが伝達されている。
【0055】上記構成によれば、メモリ動作のクリティ
カルパスとなっている、アナログ動作領域を含む、カラ
ム線をアクセスしアドレスデータを伝達するパイプライ
ンステージステージにおいて、その動作マージンを減ら
すようなリダンダンシ回路のアドレス判定に関する一連
の動作を設けないようにするために、ひとつ前のパイプ
ラインステージにおいてリダンダンシ回路のアドレス判
定に関する一連の動作を完了させる。つまり、メモリセ
ルアレイとリダンダンシアドレス判定回路との間にステ
ージを分けるためのラッチ回路(F/F)を設ける。こ
の結果、リダンダンシ回路を配備してもなお、メモリの
動作周期の短縮化が可能であり、メモリデバイスの動作
高速化に寄与する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
動作マージンを損う遅延時間が読み出し動作の周期に加
わらないカラム系デコード周辺の回路を構成したことに
より、メモリの動作周期をさらに短くでき、これに伴
い、リダンダンシ回路を変更することにより、リダンダ
ンシ回路を配備してなお動作高速化に寄与する半導体メ
モリが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態における半導体メモリ
に係るカラム系デコード手段の要部の回路図。
【図2】図1の構成によるアドレス信号カウントアップ
のタイミングチャート。
【図3】この発明の第2実施形態であり、リダンダンシ
回路を備えてこの発明を適用するカラム系デコード手段
の回路図。
【図4】この発明の前提となるリダンダンシアドレス判
定回路の構成を示す回路図。
【図5】アドレス信号入力に対する図4各部の波形図。
【図6】この発明の半導体メモリの特徴である、2動作
周期の読み出し制御のタイミングチャート。
【図7】この発明の半導体メモリに係る図3中のリダン
ダンシアドレス判定回路の具体的な回路図。
【図8】この発明の半導体メモリに係る図3中の遅延回
路の具体的な回路図。
【図9】この発明の半導体メモリに係る各回路ブロック
のチップ内のレイアウト平面図。
【図10】この発明の半導体メモリに係る信号制御回路
の構成を示す回路図。
【図11】図10の回路動作を示すタイミングチャー
ト。
【図12】この発明の第3実施形態であり、図10の回
路を図3の構成に追加した回路図。
【図13】この発明の第4実施形態における半導体メモ
リに係るカラム系デコード手段の要部の回路図。
【図14】図13の一部の要部の構成を示す回路図。
【図15】図13の回路動作を示す波形図。
【図16】外部クロックを用いた従来のアドレス信号カ
ウントアップのタイミングチャート。
【図17】図16の信号が与えられる必要構成部分を抜
き出して示す従来のカラム系デコード手段の回路図。
【符号の説明】
101 ,102 ,103 …アドレス信号レジスタ、104 …デコ
ーダ、105 …カラムゲート、 106…データレジスタ、10
7 …メモリセルアレイ、111 …リダンダンシアドレス判
定回路、112 …遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 勝彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 矢部 友章 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平2−141993(JP,A) 特開 平3−237680(JP,A) 特開 平5−74167(JP,A) 特開 平4−48498(JP,A)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作周期を規定するクロック信号のカウ
    ントアップ動作周期の前半において、前記クロック信号
    により順次カウントアップされるアドレス信号を発生
    し、前記カウントアップ動作周期の後半において、前記
    アドレス信号を出力するアドレス信号発生回路と、 前記クロック信号が供給され、このクロック信号に同期
    して前記カウントアップ動作周期の次の周期において、
    予め前記アドレス信号発生回路から伝達されているアド
    レス信号をデコードし、データ線をアクセスするための
    信号を出力するデコーダと、 前記デコーダの出力信号によりアクセスされる複数のメ
    モリセルを有するメモリセルアレイとを具備し、 前記アドレス信号発生回路は、前の周期に発生されたア
    ドレス信号を前記デコーダがデコードしているとき、次
    周期のためのアドレス信号を発生し前記デコーダに伝達
    することを特徴とする半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 前記メモリセルアレイ内に設けられる不
    良メモリセル救済用の予備のメモリセルと、この予備の
    メモリセルにアクセスするための予備のデコーダと、 前記アドレス信号発生回路からのアドレス信号が不良の
    メモリセルを指定するリダンダンシアドレスであるか否
    かによって前記デコーダ、前記予備のデコーダいずれで
    デコード動作させるか判定するアドレス判定回路と、 前記アドレス信号発生回路からのアドレス信号が前記ア
    ドレス判定回路に確実に供給されるまで前記アドレス判
    定回路の判定動作を制御する遅延回路とをさらに具備し
    たことを特徴とする請求項1記載の半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 前記アドレス判定回路は前記遅延回路に
    同期して判定結果をラッチすることを特徴とする請求項
    2記載の半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 前記アドレス判定回路は、第1ノードを
    充電するプリチャージ回路と、充電期間後に前記リダン
    ダンシアドレスか否かによって前記第1ノードを放電す
    るか否か制御する判定回路と、充電期間中は第1ノード
    と判定出力に繋がる第2ノードを切り離し、非充電期間
    中は第1ノードと第2ノードとを導通させるトランスフ
    ァ制御回路と、充電期間中は第2ノードの状態を維持す
    るラッチ回路とを含むことを特徴とする請求項2記載の
    半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 前記遅延回路は、前記アドレス信号発生
    回路の出力を活性化させる信号と同じ信号を入力し、前
    記アドレス信号発生回路からのアドレスが前記リダンダ
    ンシアドレス判定回路に至るまでに通る素子及び配線と
    同等の経路を通るように回路構成されていることを特徴
    とすることを特徴とする請求項2記載の半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 前記アドレス判定回路の前記プリチャー
    ジ回路を制御する信号周期が非充電期間を規定時間より
    長くとる周期を有するときに前記第1ノードを非充電期
    間から強制的に充電期間に変化させる信号制御回路をさ
    らに具備することを特徴とする請求項4記載の半導体メ
    モリ。
  7. 【請求項7】 動作周期を規定するクロック信号のカウ
    ントアップ動作周期の前半の第1のレベルにおいて、前
    記クロック信号により順次カウントアップされるアドレ
    ス信号を発生し、前記カウントアップ動作周期の後半の
    第2のレベルにおいて、前記アドレス信号を出力するア
    ドレス信号発生回路と、 前記クロック信号が供給され、このクロック信号に同期
    して前記カウントアップ動作周期の次の周期において、
    予め前記アドレス信号発生回路から伝達されているアド
    レス信号をデコードし、列線をアクセスするための信号
    を出力するデコーダと、 前記デコーダの出力信号によりアクセスされる複数のメ
    モリセルを有するメモリセルアレイとを具備し、 前記アドレス信号発生回路は、前の周期に発生されたア
    ドレス信号を前記デコーダがデコードしているとき、次
    周期のためのアドレス信号を発生し前記デコーダに伝達
    することを特徴とする半導体メモリ。
  8. 【請求項8】 前記アドレス信号が不良のメモリセルを
    指定するリダンダンシアドレスであるとき前記不良のメ
    モリセルに代って予め用意されている予備のメモリセル
    に対応した前記列線を選択するリダンダンシ回路手段を
    さらに具備し、前記アドレス信号がリダンダンシアドレ
    スか否かを判定する動作が前記カウントアップ動作周期
    内で行われ、リダンダンシアドレスが検出されたときに
    前記アドレス信号に対応する信号の伝達経路を前記リダ
    ンダンシ回路手段側に切換える動作が、前記列線をアク
    セスする動作周期になった時点では終了していることを
    特徴とする請求項記載の半導体メモリ。
  9. 【請求項9】 前記リダンダンシ回路手段は、前記アド
    レス信号発生回路からのアドレス信号が前記リダンダン
    シアドレスの判定動作時に確実に供給されるまで前記リ
    ダンダンシアドレスの判定動作を制御する遅延回路と、
    リダンダンシアドレスかどうかの判定結果を前記遅延回
    路に同期してラッチするラッチ回路をさらに具備し、前
    記動作周期の後半周期で前記ラッチ回路のラッチ動作が
    働くことを特徴とする請求項記載の半導体メモリ。
  10. 【請求項10】 前記遅延回路は、前記アドレス信号発
    生回路の出力を活性化させる信号と同じ信号を入力し、
    前記アドレス信号発生回路からのアドレスが前記リダン
    ダンシアドレス判定回路に至るまでに通る素子及び配線
    と同等の経路を通るように回路構成されていることを特
    徴とする請求項記載の半導体メモリ。
  11. 【請求項11】 前記リダンダンシ回路手段は、第1ノ
    ードを充電するプリチャージ回路と、充電期間後に前記
    リダンダンシアドレスか否かによって前記第1ノードを
    放電するか否か制御する判定回路と、充電期間中は第1
    ノードと判定出力に繋がる第2ノードを切り離し、非充
    電期間中は第1ノードと第2ノードとを導通させるトラ
    ンスファ制御回路と、充電期間中は第2ノードの状態を
    維持するラッチ回路とを含むことを特徴とする請求項
    記載の半導体メモリ。
  12. 【請求項12】 前記リダンダンシアドレス判定回路の
    前記プリチャージ回路を制御する信号周期が非充電期間
    を規定時間より長くとる周期を有するときに前記第1ノ
    ードを非充電期間から強制的に充電期間に変化させる信
    号制御回路をさらに具備することを特徴とする請求項
    記載の半導体メモリ。
  13. 【請求項13】 データを記憶する複数のメモリセルが
    マトリクス状に配列されたメモリセルアレイと、 動作周期を規定するクロック信号に応じてアドレス信号
    をラッチするラッチ手段を有し、前記クロック信号のカ
    ウントアップ動作周期の前半において、前記クロック信
    号により順次カウントアップされるアドレス信号を発生
    し、前記カウントアップ動作周期の後半において、前記
    アドレス信号を出力するアドレス信号発生回路と、 前記メモリセルアレイ内に設けられる不良メモリセル救
    済用の予備のメモリセルと、 前記クロック信号が供給され、このクロック信号に同期
    して前記カウントアップ動作の次の周期において、予め
    前記アドレス発生回路から供給されるアドレス信号をデ
    コードし、前記メモリセルアレイの前記データを選択す
    ための信号を出力するデコーダとを具備し、 前記アドレス信号発生回路は、前の周期に発生されたア
    ドレス信号を前記デコーダがデコードしているとき、次
    周期のためのアドレス信号を発生し前記デコーダに伝達
    し、 前記クロック信号が供給され、このクロック信号に同期
    して動作して前記予備のメモリセルにアクセスするため
    の予備のデコーダと、 前記クロック信号を遅延させる遅延回路と、 不良アドレスを記憶する不良アドレス記憶部と、この不
    良アドレス記憶部に接続され、 前記アドレス信号発生回路から出力される前記アドレス
    信号と前記不良アドレス記憶部に記憶された不良アドレ
    スとを比較する比較回路と、この比較回路の比較結果を
    出力する第1ノードをプリチャージするプリチャージ回
    路と、前記第1ノードの電位を転送する転送回路とを有
    し、前記プリチャージ回路は前記遅延回路から供給され
    る前記クロック信号のカウントアップ動作周期の前半に
    おいて、前記第1ノードをプリチャージし、前記転送回
    路は前記遅延回路から供給される前記クロック信号のカ
    ウントアップ動作周期の後半において、前記比較回路の
    比較結果を出力し、この転送回路から出力される信号に
    応じて前記デコーダと前記予備のデコーダのうちの一方
    を動作させるアドレス判定回路とを具備することを特徴
    とする半導体メモリ。
  14. 【請求項14】 前記アドレス判定回路の前記不良アド
    レス記憶部は複数のフューズ素子により構成され、前記
    比較回路は電流通路の一端が前記フューズ素子に接続さ
    れ、電流通路の他端が前記第1ノードに接続され、ゲー
    トに前記アドレス信号発生回路から出力されたアドレス
    信号が供給される複数のトランジスタにより構成され、
    前記プリチャージ回路は電流通路の一端が電源に接続さ
    れ、電流通路の他端が前記第1ノードに接続され、 ゲートに前記遅延回路から出力されたクロック信号が供
    給されたトランジスタにより構成され、前記転送回路は
    電流通路の一端が前記第1ノードに接続され、ゲートに
    前記遅延回路から出力されたクロック信号が供給され、
    前記トランジスタがオンの時オフし、前記トランジスタ
    がオフの時オンするトランスファゲートと、前記トラン
    スファゲート他端に接続され、前記トランスファゲート
    の出力信号をラッチするラッチ回路とにより構成されて
    いることを特徴とする請求項13記載の半導体メモリ。
  15. 【請求項15】 前記ラッチ回路は前記遅延回路の出力
    信号に同期して判定結果をラッチすることを特徴とする
    請求項14記載の半導体メモリ。
  16. 【請求項16】 前記遅延回路は、前記アドレス信号を
    入力する制御信号と同じ信号を入力し前記アドレス信号
    が前記リダンダンシアドレス判定回路に至るまでに通る
    素子及び配線と同等の経路を通るように回路構成されて
    いることを特徴とする請求項13記載の半導体メモリ。
  17. 【請求項17】 前記アドレス判定回路の前記プリチャ
    ージ回路を制御する信号周期が非充電期間を規定時間よ
    り長くとる周期を有するときに前記第1ノードを非充電
    期間から強制的に充電期間に変化させる信号制御回路を
    さらに具備することを特徴とする請求項13記載の半導
    体メモリ。
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