JP3494765B2 - 洗浄処理装置およびその制御方法 - Google Patents

洗浄処理装置およびその制御方法

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JP3494765B2
JP3494765B2 JP21411995A JP21411995A JP3494765B2 JP 3494765 B2 JP3494765 B2 JP 3494765B2 JP 21411995 A JP21411995 A JP 21411995A JP 21411995 A JP21411995 A JP 21411995A JP 3494765 B2 JP3494765 B2 JP 3494765B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハなど
の被処理体を洗浄処理するための洗浄処理装置およびそ
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばLSI等の半導体デバイスの製
造工程における洗浄処理を例にとって説明すると、従来
から半導体ウエハ表面のパーティクル、有機汚染物、金
属不純物等のコンタミネーションを除去するために、半
導体ウエハの洗浄処理装置が使用されており、その中で
もとりわけ、ウェット型の洗浄処理装置は、パーティク
ルを効果的に除去できしかもバッチ処理が可能なため、
広く普及している。
【0003】この種の洗浄処理装置においては、所定枚
数、たとえば25枚の半導体ウエハを収納した、キャリ
アと称される収納体が、搬送ロボットにより、処理装置
のローダ部に搬入され、オリフラ合わせを行った後、ウ
ェハ保持部において、収納された半導体ウェハが保持具
により前記キャリアから取り出され、搬送待機状態に置
かれる。そして、搬送待機状態にある半導体ウエハは、
ウエハチャックと称される把持装置を有する搬送装置に
よって、各種の洗浄処理が行われる洗浄処理部へと搬送
され、この洗浄処理部内にて所定の洗浄処理に付され
る。
【0004】洗浄処理部は、SC1洗浄、SC2洗浄、
HF洗浄、SPM洗浄などの各種薬液洗浄を行うための
1または2以上の洗浄ユニットが順次配列されて成り、
それぞれの洗浄ユニットは、薬液洗浄を行う薬液槽と純
水洗浄を行う水洗槽とから構成されている。前記搬送装
置により、ある洗浄ユニットに移送された被処理体は、
まず薬液槽において薬液洗浄された後、その薬液槽の下
流に配された水洗槽に移送される。そして、その水洗槽
において、半導体ウェハの表面に付着した薬液を純水に
より洗い流してから、別種の薬液による洗浄ユニットに
搬送される。このようにして、一連の洗浄処理が終了し
た半導体ウェハは、さらに純水により最終洗浄され、乾
燥処理され、アンローダ部を介して処理装置外に搬出さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような洗浄処理
装置の薬液槽においては、一般に高温でかつ反応性の高
い薬液、たとえばAPM(アンモニア水と過酸化水素水
混合液)、HPM(塩酸と過酸化水素水混合液)、HF
液、あるいはSPM(硫酸)などを使用するため、処理
薬液自体の異常、たとえば温度異常や薬液量の異常が生
じた場合、あるいは薬液槽自体に故障が生じた場合、た
とえば薬液循環系の異常や、排気系の異常や、蓋部の開
閉異常などが生じた場合には、処理を行っているロット
が損傷を受ける他、洗浄装置自体が危険な状態になるこ
とがある。したがって、薬液槽におけるトラブルに対し
ては、フェールセーフの思想に則って、洗浄装置自体が
自動的に最悪の事態を回避するように制御されることが
重要であり、そのための装置および制御系の開発が強く
望まれている。
【0006】ところで、薬液槽では、洗浄処理時にさま
ざなトラブルが発生し得る。たとえば、薬液の温度が低
すぎれば十分な洗浄を行うことができず、薬液の温度が
高すぎれば異物以外の正常部分に損傷を与える可能性が
ある。また薬液槽に十分な薬液が供給されねば十分な洗
浄ができないばかりか、外気に触れたウェハ部分に損傷
を与えるおそれがあり、薬液槽の薬液量が多すぎる場合
には薬液槽自体の構成部品に損傷汚染が生じる可能性が
ある。さらに、洗浄処理装置には蒸発気化した薬液を排
気するための排気手段が設けられているが、かかる排気
系にトラブルが発生した場合には、蒸発気化した薬液の
排気を十分に行うことができず薬液槽の構成部品に損傷
汚染を与える可能性がある。あるいは、薬液循環系に異
常が生じた場合にも、十分な洗浄を行うことができな
い。さらにまた、薬液槽には蓋が設けられており、ウェ
ハの搬入搬出時には開放し、それ以外には閉止すること
により、薬液槽からの薬液の拡散を防止するとともに、
外部から薬液槽への異物の混入を防止している。しかし
ながら、この蓋の開閉機構にトラブルが生じた場合に
は、薬液槽内のウェハを搬出することができなくなり、
薬液槽内のウェハに損傷をきたすおそれがある。以上の
ように、洗浄処理装置の薬液槽においては、さまざまな
トラブルが発生し得るが、従来、これらのトラブルに対
して最適な異常時処理を行うことができる洗浄処理装置
およびその制御方法はなかった。
【0007】本発明は、従来の洗浄処理装置が立脚する
上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、
その目的は、薬液槽において生じたトラブルに柔軟に対
応することが可能であり、トラブルが生じた薬液槽にお
いて処理が行われているロットに対する損傷を最小限に
抑えるとともに、その薬液槽にとどまらず洗浄装置全体
にトラブルが及ぶような最悪の事態を自動的に回避する
ことが可能な新規かつ改良された洗浄処理装置およびそ
の制御方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、被処理体が装置内に搬入されるロ
ーダ部と、被処理体が装置外に搬出されるアンローダ部
とを備え、被処理体を同種の薬液により洗浄する1また
は2以上の薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処
理体を純水により洗浄する1または2以上の水洗槽とか
ら成る1または2以上の洗浄ユニットが、前記ローダ部
と前記アンローダ部との間に順次配列されるとともに、
前記ローダ部と前記洗浄ユニット間、または隣接する前
記各洗浄ユニット間、または前記洗浄ユニットと前記ア
ンローダ部間において前記被処理体を搬送する1または
2以上の搬送装置を備えた洗浄処理装置において、前記
洗浄装置に異常検出センサを設け、前記異常検出センサ
からの信号が、定常範囲を逸脱し一次異常範囲にある場
合に発生される一次異常信号と、さらに前記一次異常範
囲を逸脱し二次異常範囲にある場合に発生される二次異
常信号とから成り、前記各搬送装置が、前記二次異常信
号に応じて、処理中の被処理体をその下流の水洗槽に搬
送することが可能な如く構成されていることを特徴とす
る、洗浄処理装置が提供される。また、本発明によれ
ば、被処理体が装置内に搬入されるローダ部を備え、被
処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以上の薬
液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を純水に
より洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る1また
は2以上の洗浄ユニットが順次配列されるとともに、前
記ローダ部と前記洗浄ユニット間、または隣接する前記
各洗浄ユニット間において前記被処理体を搬送する1ま
たは2以上の搬送装置を備えた洗浄処理装置において、
前記洗浄装置に異常検出センサを設け、前記異常検出セ
ンサからの信号が、定常範囲を逸脱し一次異常範囲にあ
る場合に発生される一次異常信号と、さらに前記一次異
常範囲を逸脱し二次異常範囲にある場合に発生される二
次異常信号とから成り、前記各搬送装置が、前記二次異
常信号に応じて、処理中の被処理体をその下流の水洗槽
に搬送することが可能な如く構成されていることを特徴
とする、洗浄処理装置が提供される。また、被処理体が
装置外に搬出されるアンローダ部を備え、被処理体を同
種の薬液により洗浄する1または2以上の薬液槽と、そ
の薬液槽の下流に配置され被処理体を純水により洗浄す
る1または2以上の水洗槽とから成る1または2以上の
洗浄ユニットが順次配列されるとともに、前記アンロー
ダ部と前記洗浄ユニット間、または隣接する前記各洗浄
ユニット間において前記被処理体を搬送する1または2
以上の搬送装置を備えた洗浄処理装置において、前記洗
浄装置に異常検出センサを設け、前記異常検出センサか
らの信号が、定常範囲を逸脱し一次異常範囲にある場合
に発生される一次異常信号と、さらに前記一次異常範囲
を逸脱し二次異常範囲にある場合に発生される二次異常
信号とから成り、前記各搬送装置が、前記二次異常信号
に応じて、処理中の被処理体をその下流の水洗槽に搬送
することが可能な如く構成されていることを特徴とす
る、洗浄処理装置が開示される。
【0009】
【0010】また異常時の処理にあたっては、前記異常
検出センサから送られる異常信号が所定時間以上継続し
た場合に、前記搬送装置により、処理中の被処理体をそ
の下流の水洗槽に搬送するように動作することが好まし
い。
【0011】 また、本発明によれば、被処理体が装置
内に搬入されるローダ部と、被処理体が装置外に搬出さ
れるアンローダ部とを備え、被処理体を同種の薬液によ
り洗浄する1または2以上の薬液槽と、その薬液槽の下
流に配置され被処理体を純水により洗浄する1または2
以上の水洗槽とから成る1または2以上の洗浄ユニット
が、前記ローダ部と前記アンローダ部との間に順次配列
されてなる洗浄処理装置において、前記洗浄装置に異常
検出センサを設け、前記異常検出センサからの信号が、
定常範囲を逸脱し一次異常範囲にある場合に発生される
一次異常信号と、さらに前記一次異常範囲を逸脱し二次
異常範囲にある場合に発生される二次異常信号とから成
り、前記二次異常信号に応じて、前記薬液槽内の薬液を
廃液し、純水を前記薬液槽内に導入する如く構成されて
いることを特徴とする洗浄処理装置が提供される。ま
た、本発明によれば、被処理体が装置内に搬入されるロ
ーダ部を備え、被処理体を同種の薬液により洗浄する1
または2以上の薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され
被処理体を純水により洗浄する1または2以上の水洗槽
とから成る1または2以上の洗浄ユニットが順次配列さ
れてなる洗浄処理装置において、前記洗浄装置に異常検
出センサを設け、前記異常検出センサからの信号が、定
常範囲を逸脱し一次異常範囲にある場合に発生される一
次異常信号と、さらに前記一次異常範囲を逸脱し二次異
常範囲にある場合に発生される二次異常信号とから成
り、前記二次異常信号に応じて、前記薬液槽内の薬液を
廃液し、純水を前記薬液槽内に導入する如く構成されて
いることを特徴とする洗浄処理装置が提供される。
た、被処理体が装置外に搬出されるアンローダ部を備
え、被処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以
上の薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を
純水により洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る
1または2以上の洗浄ユニットが順次配列されてなる洗
浄処理装置において、前記洗浄装置に異常検出センサを
設け、前記異常検出センサからの信号が、定常範囲を逸
脱し一次異常範囲にある場合に発生される一次異常信号
と、さらに前記一次異常範囲を逸脱し二次異常範囲にあ
る場合に発生される二次異常信号とから成り、前記二次
異常信号に応じて、前記薬液槽内の薬液を廃液し、純水
を前記薬液槽内に導入する如く構成されていることを特
徴とする洗浄処理装置が開示される。
【0012】
【0013】さらにまた、異常時処理にあたっては、前
記異常検出センサから送られる異常信号が所定時間以上
継続した場合に、前記薬液槽内の薬液を廃液し、純水を
前記薬液槽内に導入する如く構成されていることが好ま
しい。
【0014】なお前記異常検出センサとしては、各薬液
槽における異常を検出するセンサ、例えば温度センサ、
液面センサ、排気系センサ、薬液循環系の異常を検出す
るセンサ、あるいは前記薬液槽の蓋部の開閉異常を検出
するセンサを使用することが可能であり、それらのセン
サにより検出された異常信号を、異常時処理のトリガと
して使用することが好ましい。
【0015】さらにまた、本発明によれば、前出の洗浄
処理装置において、薬液槽の異常時にその薬液槽内のロ
ットを自動的に払い出すように動作する異常時制御フロ
ー、または薬液槽の異常時にその薬液槽内の薬液を廃液
し、その槽内に自動的に純水を導入するように動作する
異常時制御フローに関する制御方法が提供される。
【0016】以上のように、本発明によれば、異常検出
センサにより異常が検出された場合に、搬送装置により
異常が発生した薬液槽から被処理体を自動的に取り出
し、その薬液槽の下流にある水洗槽に移動させることが
可能である。このように、異常が発生した薬液槽より被
処理体を安全な水洗槽に自動的に待避させることによ
り、処理中のウェハに対するダメージを最小限に抑える
ことが可能である。そして、さらに必要な場合には、各
洗浄ユニットの水洗槽を順次介して最下流の最終洗浄槽
にまでウェハを自動搬送し、必要に応じて乾燥処理槽に
おいてウェハを乾燥処理後、アンローダ部より装置外に
搬出することが可能である。
【0017】また、本発明によれば、異常検出センサに
より異常が検出された場合に、異常が発生した薬液槽よ
り薬液を自動的に廃液し、さらに廃液後の薬液槽内に純
水を導入し、循環させることにより、被処理体を安全な
状態に置き、処理中のウェハに対するダメージを最小限
に抑えた上で、その後の対応を行うことが可能である。
そして、この処理は、特に薬液の循環系に異常が生じた
場合、排気系に異常が生じた場合、あるいは薬液槽の蓋
の開閉機構に異常が発生して被処理体を薬液槽外に搬出
不可能になった場合に有効である。
【0018】そして、本発明によれば、異常検出センサ
により発生される異常信号を、定常範囲を逸脱し一次異
常範囲にある場合に発生される一次異常信号と、さらに
前記一次異常範囲を逸脱し二次異常範囲にある場合に発
生される二次異常信号とから構成し、たとえば一次異常
信号の場合には警告のみを発し、二次異常信号の場合に
のみ自動的に異常時処理を行うことが可能であり、ある
いはまたその異常信号の継続時間を基準として、異常が
所定時間以上継続した場合にのみ異常時処理を行う構成
とすることも可能であり、これらの構成により、異常の
程度に応じて最適な処理を行うことが可能なシステムを
構築することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら本
発明に基づいて構成された洗浄処理装置およびその制御
方法について詳細に説明する。
【0020】図1に示すように、洗浄処理装置1全体
は、洗浄処理前の被処理体、たとえば半導体ウェハをキ
ャリア単位で収容するローダ部100と、ウェハの洗浄
処理が行われる洗浄処理部200と、洗浄処理後のウェ
ハをキャリア単位で装置外に搬出するためのアンローダ
部300との、3つのゾーンから構成されている。
【0021】上記ローダ部100は、未洗浄のウェハが
所定枚数、たとえば25枚収容されたキャリアCを搬
入、載置させる載置部110と、載置されたキャリアC
を、図2に拡大して示す保持部133、135に移送す
る移送装置120と、キャリアCからウェハを取り出し
てウェハ搬送装置140に受け渡しを行う中継部130
とから主に構成されている。この載置部110は、図2
に示すように、中空の載置台111を備え、その上面に
は、上記キャリアCの下部が挿通可能な開口を有する複
数のステーション112a、112b、…、112nが
2列に整列されて設けられている。なお、各ステーショ
ン112の各角隅部近傍には、前記キャリアCの上縁角
部を係止可能な係止部113がそれぞれ設けられてい
る。
【0022】また上記ローダ部100は、移動機構11
5を備えており、この移動機構115は図示しない駆動
機構により、上下水平方向に自在に駆動可能であり、ク
ランプ部材116により把持された上記キャリアCを所
望のステーション112a、112b、…、112nに
まで移動させることが可能である。またこの移動機構1
15は、上記キャリアCに収納されたウェハWのオリフ
ラを整列するための整列装置117を備えており、キャ
リアCの移動時に収納されたウェハWのオリフラ合わせ
を行うことができる。
【0023】さらに、図2に示すが如く、上記ローダ部
100の後方には上記移送装置120が設けられてい
る。この移送装置120は、接近離隔自在に構成された
一対のアーム121a、121bと、これらのアーム1
21a、121bを水平に指示するリフタ122と、上
記リフタを上下方向(Z方向)に移動させるためのZベ
ース123と、上記Zベース123自体を上記洗浄処理
装置の長手方向(X方向)に移動させるためのXベース
124とから構成されており、上記アーム121a、1
21b上に上記キャリアCの上部両側縁部を載置させた
まま、このキャリアCの外側面を上記アーム121a、
121bで挟持して、これを図1に示す前記中継部13
0まで移送させることが可能なように構成されている。
【0024】上記中継部130は、図2に示すように、
支柱131を介して天板132上に固定された保持部1
33、および天板132に対してそのY方向に移動自在
な移動柱134によって支持された保持部135を、そ
れぞれY方向に連ねて有している。これら各保持部13
3、135は、上記キャリアCの底面開口部を通過自在
な形態を有し、さらに各保持部133、135の上面に
は、それぞれウエハWの周縁の一部が挿入されて略垂直
に立設されるように円弧形状の保持溝136がそれぞれ
所定数、たとえば、上記キャリアCのウェハ収納枚数に
対応する25本ずつ形成されている。そして上記支持柱
131、および移動柱134の各基部の近傍における上
記天板132上には、上記キャリアCの下端部各角部が
係止される係止部材137が各々4カ所に設けられてい
る。
【0025】そして、これら保持部133、135に保
持されるウエハWを一括して把持し、これを上記洗浄処
理部200へと搬送するためのウエハ搬送装置140
は、図3に示したように構成されている。すなわち、こ
のウエハ搬送装置140は、たとえば50枚のウエハを
一括して把持する左右一対の把持部材141a、141
bによって構成されたウエハチャック142と、このウ
エハチャック142を支持する支持体143と、この支
持体143を上下方向(Z方向)に昇降させると共に、
前後方向(Y方向)にも移動させる駆動機構144と、
この駆動機構144を洗浄処理部200の長手方向(X
方向)に沿って移動させるための搬送ベース145(図
2参照)とによって構成されている。
【0026】上記ウエハチャック142おける各把持部
材141a、141bは左右対称形であり、それぞれ、
その回動軸146a、146bが上記支持体143に回
動自在に支持され、開脚、閉脚自在に構成されている。
さらに、上記回動軸146a、146bにはアルミ製の
把持部材141a、141bの各上端部が固着され、ま
たこれら各把持部材141a、141bの下端部間に
は、上下2段に石英製の把持棒147a、147b、1
48a、148bが平行に渡されている。上記各把持棒
147a、147b、148a、148bの表面には、
ウエハWの周縁部が挿入される把持溝149がたとえば
50本形成されている。そして、各把持部材141a、
141bは、回転軸146a、146bを回転させるこ
とにより、その把持棒147a、147b、148a、
148bにてウェハWを把持し、上下方向(Z方向)お
よび長手方向(X方向)の所望の位置に移載することが
可能なように構成されている。
【0027】そして、これらの搬送装置140は、後述
する各洗浄ユニット201a、201b、…、201n
間でウェハの搬送を行うために設置されており、搬送ベ
ース145を移動させることにより、所定枚数のウェハ
から成るロットを、たとえばウェハ搬送装置140aに
よりローダ部100と上記洗浄処理部200の一次洗浄
ユニット201a間、および一次洗浄ユニット201a
と二次洗浄ユニット201b間、あるいはウェハ搬送装
置104bにより一次洗浄ユニットと二次洗浄ユニット
間、あるいはウェハ搬送装置140nにより、(n−
1)次洗浄ユニット201nとn次洗浄槽140n間、
およびn次洗浄ユニット201nとアンローダ部300
間においてウェハをロット単位で移送することが可能で
ある。そして、後述する二次水洗槽(インタフェース
槽)204を介して、隣接する洗浄ユニット140間に
おいてウェハの受け渡しをするとともに、所定の薬液槽
202または水洗槽204、205に設けられている後
述のウェハ保持具212(図4参照)にウェハを移載す
ることが可能なように構成されている。
【0028】次に洗浄処理部200について説明する
と、洗浄処理部200は、図1に示されるように、一次
洗浄ユニットからn次洗浄ユニットまで複数の洗浄ユニ
ット201a、201b、…、201nが順次配列され
て構成されている。各洗浄ユニット201は、たとえば
薬液槽202、一次水洗槽203、二次水洗槽204か
ら構成され、薬液槽202において薬液洗浄後、一次水
洗槽203および二次水洗槽204において純水により
ウェハWに付着した薬液を洗浄した後、前出のウェハ搬
送装置140によりさらに下流の洗浄ユニットに移載す
ることが可能なように構成されている。さらに、前記洗
浄処理部200の最下流には、純水による最終洗浄を行
う最終水洗槽205および洗浄処理が終了したウェハ
を、たとえばIPA(イソプロピルアルコール)等で上
記乾燥させるための乾燥処理槽206が順次配列され
て、一連の洗浄処理を行うことができるように構成され
ている。
【0029】各洗浄ユニットでは、ウェハ表面に付着し
た汚染の種類、たとえば有機物不純物、金属不純物など
に応じて、所定の薬液が導入され、薬液洗浄処理が施さ
れる。たとえば、有機物汚染に対しては、アンモニア水
と過酸化水素水の混合液により、いわゆるSC1洗浄を
行うことが可能である。またHF液により、いわゆるH
F洗浄により自然酸化膜および金属不純物を除去するこ
とが可能である。さらに塩酸と過酸化水素水の混合液に
より、いわゆるSC2洗浄を行うことにより、ベアなシ
リコンに付着した金属不純物を除去しながら、クリーン
な自然酸化膜を成長させることが可能である。そして、
過酸化水素をベースにした典型的な洗浄法、いわゆるR
CA洗浄法に関して言えば、SC1洗浄→HF洗浄→S
C2洗浄を順次対応する洗浄ユニットにより行うことに
より、ウェハの洗浄を行うことが可能である。
【0030】次に、図4および図5を参照しながら、本
発明に基づいて構成された洗浄処理装置に採用可能な典
型的な処理槽の構造について、SC1洗浄槽210を例
に挙げて説明する。なお、他の種類の薬液槽および水洗
槽の基本的構造は、ここで説明するSC1洗浄槽のもの
と変わらないため詳細な説明は省略する。
【0031】図示のように、処理槽210は、高温に加
熱されたアンモニア水と過酸化水素水の混合液から成る
SC1洗浄用薬液を収容する箱形の処理槽211と、こ
の処理槽211内に配設されてウェハWをたとえば50
枚垂直に保持するウェハ保持具212とを備えている。
さらに、処理槽211の底部213には洗浄用薬液の供
給口214が開口しており、この供給口214より槽内
に導入された洗浄液は、上記保持具212と上記底部2
13との間に介装された整流手段220を介して、乱流
を生じることなく均等にウェハWの周囲に供給される。
【0032】すなわち、この整流手段220は、処理槽
211を上下に区画するように水平に配設される整流板
221と、供給口214の上方に配置される拡散板22
2とから構成されている。この整流板221には多数の
小孔223が穿設されており、供給口214より導入さ
れた薬液は、まず拡散板222の裏面に衝突し、その拡
散板222の周縁部より整流板221の裏面全体に拡散
され、その後整流板221の小孔223を通過して、上
記ウェハ保持具212により保持されたウェハWの周囲
に供給されるので、乱流を生じることなく均等な流速で
ウェハWを包み込み、ウェハW全体をむら無く均等に洗
浄することが可能なように構成されている。
【0033】また、上記処理槽210は、ウェハ保持具
212が収納されてウェハWを処理液中に浸漬すること
が可能な内槽215と、この内槽215の上端からオー
バーフローする処理液を受けとめる外槽216とから構
成されており、上記内槽215の底部213に設けられ
た供給口214と外槽216の底部に設けられた排出口
217との間には、薬液循環経路218が接続される。
そして、この薬液循環経路218に、循環ポンプPとフ
ィルタFとが介装されて、上記外槽216よりオーバー
フローした薬液を清浄化して再び上記内槽215に循環
供給することができるように構成されている。
【0034】そして、上記処理槽210の上記内槽21
5の上方には、図5および図6に示すように、排気口2
30が設けられており、上記処理槽210内において蒸
発気化した薬液を真空ポンプなどの排気手段231など
により適宜排気することが可能なように構成されてい
る。
【0035】さらにまた、上記処理槽210の上方開口
部には開閉式の蓋240が挿着されており、この蓋24
0を閉鎖することにより、処理中に処理液の気化拡散を
防止するとともに、外部から上記処理槽210内に汚染
物質やごみが混入することを防止することが可能であ
る。この蓋240は、図5および図6に示すように、処
理槽210の側壁に枢着される2本の回転軸241に対
して突設される開閉アーム242に固定される固定され
る一対の蓋体243とから構成されており、図示しない
エアシリンダにより上記回転軸241を所定の時間遅れ
を持って回転させることにより、一対の蓋体243を開
閉動作させることができる。
【0036】そして、上記処理槽210内には各種の異
常検出センサ、たとえば薬液の温度の変化を監視する温
度センサ251、薬液の液面の変化を監視する液面セン
サ252、薬液槽210の蓋体243の開閉動作を監視
する蓋部センサ253、薬液の循環系の異常を監視する
循環系センサ254、さらに排気系の異常を監視するマ
ノメータなどの排気センサ255などが設けられてお
り、それらのセンサによる検出信号を電気的に制御器2
60に適宜送ることにより、後述する異常時処理モード
で洗浄処理装置を駆動することが可能である。なお、こ
れらのセンサについては市販のまたは公知の各種センサ
を使用することが可能であるが、本発明はセンサ自体を
対象とするものではないので、その詳細説明は省略す
る。また、図示の例では、薬液槽に排気系を示した構成
を示したが、本発明はかかる実施例に限定されず、薬液
槽の槽外において洗浄処理装置全体の排気を行う排気系
を設ける構成に対しても適用することが可能であること
は言うまでもない。
【0037】以上のように図1に示す洗浄処理部200
は構成されており、さらにこの洗浄処理部200の下流
には、洗浄処理が終了しキャリアCに戻されたウェハW
が装置外に搬出されるアンローダ部300が設けられて
いるが、このアンローダ部300の基本的構成はローダ
部100と同様であり、ローダ部100において行われ
た工程を逆にフローさせることにより、処理済ウェハW
を装置外に搬出される。したがって、ここでは詳細な説
明は省略する。
【0038】本実施例が適用された洗浄処理装置1は、
上記のように構成されており、次にその通常動作につい
て説明する。 (1)通常処理運転 未処理のウェハWを25枚ずつ収納したキャリアC1、
C2を搬送ロボットに(図示せず)によって、図1に示
すローダ部100の載置部110の図2に示すステーシ
ョン112のロード用位置に載置する。
【0039】そして移動機構115によりキャリアC
1、C2を順次クランプし、オリフラ合わせしながら、
ステーション112の移載用位置にまで順次移動させ
る。そして、その移載用位置において前記移送装置12
0のアーム121a、121bによりキャリアC1、C
2を同時に挟持した状態でZベース123をX方向に中
継部130まで移動させ、中継部130の保持部13
3、135をZ方向上方に移動させ、キャリアC1、C
2内のウェハWを保持部133、135上に移載する。
その後、移載されたウェハWを整列装置116を備えた
オリフラ合わせ部で整列し、所定枚数、例えば50枚の
ウェハW列を1ロットとして、後続の洗浄処理を待機す
る。
【0040】続いて、図1に示す一次ウェハ搬送装置1
40aが、上記中継部130に移動して、図3に示すウ
ェハチャック142により整列されたウェハWをロット
単位で把持して、これらを一次洗浄ユニット201aの
SC1洗浄槽202aに搬送し、図4に示す処理槽21
0内の処理液中に予め設けられた保持部212にロット
単位で移載する。その後、処理槽210内に所定の薬液
を導入し、ウェハWに対して所定のSC1洗浄を行った
後、再びウェハWを上記ウェハチャック142により取
り出して、一次水洗槽203aに搬送し、そこで、この
洗浄槽203内に設けられている保持部212に移載
し、純水による一次洗浄を行う。その後、同様の方法に
より、純水洗浄後のウェハWを二次水洗槽204a(図
1)に送り、純水による二次洗浄を行い、ウェハWに付
着した薬液をより完全に洗浄する。なお、この二次水洗
槽204aは、インタフェース槽とも称されるものであ
り、別種の薬液による洗浄が行われる隣接する洗浄ユニ
ットの間にあって、両薬液の混合を防止するためのバッ
ファとしての機能を有するものであり、図示の実施例に
即して言えば、薬液槽201aにおいてSC1洗浄が行
われたウェハWは、一次水洗後、インタフェース槽とし
て設けた二次水洗槽204aにおいて、必要に応じて後
続工程の二次洗浄ユニット201bにおけるHF洗浄を
待機する。
【0041】そして、二次洗浄ユニット201b部を受
け持つ二次ウェハ搬送装置140bにより、一次洗浄ユ
ニット201aの二次水洗槽204aからウェハWを取
り出して、HF洗浄用の二次洗浄ユニット201bのH
F薬液槽202bに搬送する。所定の薬液処理後に、一
次水洗槽203bにおいて一次洗浄を行い、さらに第2
のインタフェース槽として設けた二次水洗槽204bに
おいて、後続工程の洗浄処理の空きを待機する。以下、
同様の工程を反復して、SC2洗浄その他の必要な洗浄
処理を行う。次に、ウェハWは、n次ウェハ搬送装置1
40nにより最終水洗槽205に送られ、そこで純水に
よる最終水洗処理を行った後、乾燥処理槽206に送ら
れ、例えば、IPAによる蒸気乾燥処理を行う。乾燥後
のウェハは、アンローダ部300を介して装置外に搬出
される。
【0042】以上が本発明を適用可能な洗浄処理装置1
の通常処理運転モードでの一連の処理フローであるが、
本発明によれば、上記洗浄処理装置の薬液槽に異常が生
じた場合には、自動的に以下のような異常時処理モード
で装置が運転される。
【0043】(2)異常検出動作 2−1 温度異常時 上記温度センサ251において異常値が検出された場合
には、図7に示すような、処理フローが実行される。な
お本発明によれば、異常値を2段階設定とし、最適な異
常時処理を行うことができる。たとえば、SC1洗浄を
行っている場合には、定常温度範囲を60℃以上と設定
した場合、一次異常温度範囲を定常温度範囲を±3℃逸
脱した範囲、すなわち57℃以上または63℃以下と設
定し、さらに二次異常温度範囲をその一次異常温度範囲
を±5℃逸脱した範囲、すなわち55℃以下または65
℃以上として設定することが可能である。同様により高
温での処理が行われるSPM洗浄の場合には、定常温度
範囲を120℃と設定した場合、一次異常温度範囲を定
常温度範囲を±10℃逸脱した範囲と設定し、さらに二
次異常温度範囲をその一次異常温度範囲を±15℃逸脱
した範囲として設定することが可能である。なお、これ
らの定常温度範囲、一次異常温度範囲、二次異常温度範
囲については、薬液の種類に応じて最適に設定すること
が可能である。
【0044】以下、図7に沿って、SC1洗浄時に温度
異常が発生した場合を例に挙げて説明すると、洗浄処理
時(S71)には、常時温度センサ251により薬液の
温度が定常温度範囲(例えば60℃以上)にあるかどう
かが監視されており(S72)、S73において、薬液
の温度が定常温度範囲を逸脱し、一次異常温度範囲(5
7℃以上または63℃以下)、たとえば64℃にまで温
度上昇したと判断された場合には、パイロットランプの
点灯などにより警告(S74)がオペレータに発せられ
る。薬液の温度がさらに上昇し、S75において、二次
異常温度範囲(55℃以下または65℃以上)にあると
判断された場合には、図13および図14において後述
する異常時処理(S76)が実行される。
【0045】2−2 液面異常時 また薬液槽210には、液面センサ252が設けられて
おり、図8に示すように、洗浄処理時(S81)に、薬
液槽に供給され、循環する薬液の量が適切であるかどう
かを監視している。そして、S82において、液面セン
サにより薬液が定常値を逸脱したと判断された場合に
は、さらにS83において、液面がウェハを浸漬するに
十分な量であるかどうか判断され、一応洗浄に十分な量
が確保されていると判断された場合には、S84におい
て警告を発するだけであるが、S85において、液面が
洗浄を継続するに不十分なまで下がったと判断された場
合には、図13および図14において後述するような異
常時処理(S86)が実行される。
【0046】2−3 排気系異常時 また薬液槽210の排気系にはマノメータなどの排気セ
ンサ255が設けられており、排気が正常に行われない
などの排気異常を検出することが可能である。すなわ
ち、図9に示すように、洗浄処理時(S91)に、マノ
メータにより排気が十分に行われているかどうかが判断
され(S92)、排気異常が検出された場合には、S9
3において警告を発する。そして、S94において排気
異常がどの程度の時間継続したかどうかが判断され、排
気異常が所定時間以上継続した場合には、十分な排気が
行われず、処理槽の構成部品を汚染損傷するおそれがあ
るので、図13および図14において後述する異常時処
理(S95)が実行される。
【0047】2−4 循環系異常時 上述のように薬液槽210に供給される薬液は循環ポン
プPが介装された循環系18により常時、フィルタFに
より清浄されながら循環している。しかし、循環ポンプ
Pなどの故障により、循環系異常検出センサ254によ
り、薬液循環系の異常が検出された場合には、図10に
示すフローに従った処理が実行される。すなわち、洗浄
処理時(S101)に、循環系が正常に作動しているか
どうかが監視され(S102)、循環ポンプPの停止な
どによる循環系の異常が検出された場合には、S103
においてアラームを発する。そして、この場合には、十
分な薬液が供給されず、満足の行く洗浄処理が行えない
おそれがあるため、図13および図14において後述す
る異常時処理(S104)が実行される。
【0048】2−5 蓋開閉機構の異常時 さらに本発明によれば、処理槽の蓋の開閉機構の異常を
検出するためのセンサ253が設けられており、その動
作が異常かどうかが、図11および図12に示す処理フ
ローに従って判断される。すなわち、図11に示すよう
に、所定の洗浄処理(S111)が終了したと判断され
た場合には(S112)、通常であれば、蓋が開口さ
れ、S114においてウェハ搬送装置により処理槽内の
ウェハを搬出する動作が行われる。しかしながら、S1
13において、薬液槽の蓋の開閉機構の異常が検出され
た場合には、処理済みのロットを搬出することができな
いので、S115において、図13および図14におい
て後述する廃液および純水供給処理が異常時処理として
実行され、ウェハの保全が図られる。また、図12に示
すように、S121においてウェハが処理槽内に搬入さ
れたことが確認された後、S122において処理槽の蓋
が閉口できるかどうかが判断され、閉口できる場合に
は、S123に進み、通常の洗浄処理が行われるが、閉
口できない場合には、S124に進み、図13および図
14において後述する異常時処理が実行され、ウェハの
保全が図られる。
【0049】(3)異常時処理 上記のように、薬液槽に設けられた各種センサにより薬
液槽の異常が検出された場合には、本発明によれば、図
12に示すような自動払い出し運転、または図13に示
すような薬液/純水入れ換え運転を実施することが可能
である。
【0050】3−1 自動払い出し運転 図13には、自動払い出し運転の処理フローが概略的に
示されている。図7〜図12に示すような薬液槽の異常
が検出された場合に、自動払い出し運転を行うように異
常時処理システムが設定されている場合には、自動的
に、S131に進み、ウェハ搬送装置140により処理
槽210内のウェハWが搬出されて、トラブルが生じて
いる処理槽202から、その下流にある一次水洗槽20
3または二次水洗槽204に移載されて、処理中のロッ
トの救済が図られる。そして、S132において、搬出
されたロットに損傷が生じておらず、異常ロットとして
装置外に払い出す必要がないとオペレータが判断した場
合には、S133に進み、処理が継続される。しかしな
がら、S132において、搬出されたロットを異常ロッ
トとして装置外に払い出した方が良いとオペレータが判
断した場合には、S134において、そのロットは、イ
ンタフェース槽204を順次介して、最終水洗槽205
にまで搬送され、さらに、乾燥処理を行うかどうかをオ
ペレータが判断し(S135)、乾燥処理が不要の場合
にはそのまま、乾燥処理が必要がある場合には、乾燥処
理を行った後(S136)に、アンローダ部300から
装置外に搬出される。
【0051】このように、本発明によれば、自動払い出
しモードに装置を設定することにより、薬液槽において
トラブルが発生した場合に、処理中のロットを自動的に
下流の水洗槽に搬出することができるので、トラブルに
よりウェハが被る被害を最小限に抑えることが可能であ
る。
【0052】3−2 自動薬液/純水交換運転 さらに本発明によれば、薬液槽にてトラブル発生時に、
自動薬液/純水交換運転モードに移行するように設定す
ることが可能である。このモードでは、図14に示すよ
うに、薬液槽で異常が検出された場合に、S141に進
み、自動的に薬液槽内の薬液を廃液した後、S142に
おいて、純水を導入し、処理中のウェハを保護する。そ
して必要な場合には、図13に示すフローに従って、S
143において、ロットの払い出しが行われる。
【0053】このように、本発明によれば、たとえば、
処理槽の蓋の開閉機構にトラブルが生じ、処理が終了し
たロットを搬出することができないような場合、あるい
は上記自動払い出し機能では間に合わないような緊急事
態が生じたような場合に、自動薬液/純水交換モードに
移行し、処理中のウェハの救済を図ることが可能であ
る。
【0054】以上、本発明の好適な実施例について図1
〜図13を参照しながら説明したが、本発明はかかる実
施例に限定されるものではない。たとえば、上述のトラ
ブルの他にも、薬液槽からの漏水、N2異常、薬液濃度
異常など、薬液槽に生じ得るあらゆるトラブルに対して
も本発明は適用可能である。
【0055】さらに、本明細書においては、異常信号
を、一次異常範囲にある一次異常信号と二次異常範囲に
ある二次異常信号に分類したが、これは異常信号を、異
常時処理が自動実行される信号と、それ以外の信号の2
つに分類する意味であって、決して2種類の信号のみに
よって制御を行うものと限定的に解釈しては成らない。
当業者であれば、本発明の技術的思想の範疇において、
さまざまな形態の信号により制御を行うことに想到し得
るはずであり、それらのさまざな形態の信号による制御
についても本発明の範囲に当然属するものと解される。
【0056】さらにまた、異常時処理に関しても、上記
実施例では、自動払い出し運転と、自動薬液/純水交換
運転とを個別に説明したが、当然に、自動払い出し機能
と自動薬液/純水交換運転とを選択的、あるいは、自動
払い出し運転を優先し、それが不可能な場合に自動薬液
/純水交換運転に移行するように、あるいは自動薬液/
純水交換運転を優先し、薬液/純水交換後に自動払い出
し運転を行うように構成することも可能である。
【0057】また上記実施例においては、1台の薬液槽
と2台の水洗槽から成る洗浄ユニットを組み合わせた洗
浄処理装置について説明したが、本発明はかかる例に限
定されず、たとえば同種の薬液による処理を行う複数の
薬液槽を含む洗浄ユニット、あるいは1台の水洗槽のみ
を含む洗浄ユニットなど、各種処理槽を組み合わせた洗
浄装置に対して適用することが可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗浄処理装置の薬液槽でトラブルが発生した場合、たと
えば温度異常、薬液水面異常、排気系異常、循環系異
常、蓋の開閉機構異常、漏水などが生じた場合に、自動
払い出し運転および/または自動薬液/純水交換運転を
行うことにより、処理中のロットに及ぶ被害を最小限に
抑えることが可能である。
【0059】まず、本発明の第1の観点によれば、異常
検出センサにより異常が検出された場合に、搬送装置に
より異常が発生した薬液槽より被処理体を自動的に取り
出し、その薬液槽の下流にある水洗槽に移動させること
が可能である。このように、異常が発生した薬液槽より
被処理体を安全な水洗槽に自動的に待避させることによ
り、処理中のウェハに対するダメージを最小限に抑える
ことが可能である。そして、さらに必要な場合には、各
洗浄ユニットの水洗槽を順次介して最下流の最終洗浄槽
にまでウェハを自動搬送し、必要に応じて乾燥処理槽に
おいてウェハを乾燥処理後、アンローダ部より装置外に
搬出することが可能である。
【0060】さらにまた、本発明の第2の観点によれ
ば、異常検出センサにより異常が検出された場合に、異
常が発生した薬液槽より薬液を自動的に廃液し、さらに
廃液後の薬液槽内に純水を導入し、循環させることによ
り、被処理体を安全な状態に置き、処理中のウェハに対
するダメージを最小限に抑えた上で、その後の対応を行
うことが可能である。そして、この処理は、特に薬液の
循環系に異常が生じた場合、排気系に異常が生じた場
合、あるいは薬液槽の蓋の開閉機構に異常が発生して被
処理体を薬液槽外に搬出不可能になった場合に有効であ
る。
【0061】そして、本発明によれば、異常検出センサ
により発生される異常信号を、定常範囲を逸脱し一次異
常範囲にある場合に発生される一次異常信号と、さらに
前記一次異常範囲を逸脱し二次異常範囲にある場合に発
生される二次異常信号とから構成し、たとえば一次異常
信号の場合には警告のみを発し、二次異常信号の場合に
のみ自動的に異常時処理を行うことが可能であり、ある
いはまたその異常信号の継続時間を基準として、異常が
所定時間以上継続した場合にのみ異常時処理を行う構成
とすることも可能であり、これらの構成により、異常の
程度に応じて最適な処理を行うことが可能なシステムを
構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて構成された洗浄処理装置の一
実施例を示す概略的な斜視図である。
【図2】図1に示す洗浄処理装置のローダ部の一例を拡
大して示す斜視図である。
【図3】図1に示す洗浄処理装置のウェハ搬送装置の一
例を拡大して示す斜視図である。
【図4】図1に示す洗浄処理装置の洗浄処理槽の一例を
一部を断裁した状態を概略的に示す斜視図である。
【図5】図4に示す洗浄処理槽の様子を示す概略的な断
面図である。
【図6】図4に示す洗浄処理槽の蓋を閉じた状態を概略
的に示す斜視図である。
【図7】温度異常が発生した場合の処理フローを示す流
れ図である。
【図8】液面異常が発生した場合の処理フローを示す流
れ図である。
【図9】排気系異常が発生した場合の処理フローを示す
流れ図である。
【図10】循環系異常が発生した場合の処理フローを示
す流れ図である。
【図11】薬液槽の蓋の開閉機構に異常が発生した場合
の処理フローを示す流れ図である。
【図12】薬液槽の蓋の開閉機構に異常が発生した場合
の処理フローを示す流れ図である。
【図13】自動払い出し運転を処理フローを示す流れ図
である。
【図14】自動薬液/純水交換運転の処理フローを示す
流れ図である。
【符号の説明】
1 洗浄処理装置 100 ローダ部 110 載置部 130 中継部 140 ウェハ搬送装置 200 洗浄処理部 201 洗浄ユニット 202 薬液槽 203 一次水洗槽 204 二次水洗槽(インタフェース槽) 231 制御器 251 温度センサ 252 液面センサ 253 蓋部開閉機構の異常検出センサ 254 循環系センサ 255 排気系センサ 300 アンローダ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/04 H01L 21/304 648

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体が装置内に搬入されるローダ部
    と、被処理体が装置外に搬出されるアンローダ部とを備
    え、 被処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以上の
    薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を純水
    により洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る1ま
    たは2以上の洗浄ユニットが、前記ローダ部と前記アン
    ローダ部との間に順次配列されるとともに、 前記ローダ部と前記洗浄ユニット間、または隣接する前
    記各洗浄ユニット間、または前記洗浄ユニットと前記ア
    ンローダ部間において前記被処理体を搬送する1または
    2以上の搬送装置を備えた洗浄処理装置において、 前記洗浄装置に異常検出センサを設け、前記異常検出セ
    ンサからの信号が、定常範囲を逸脱し一次異常範囲にあ
    る場合に発生される一次異常信号と、さらに前記一次異
    常範囲を逸脱し二次異常範囲にある場合に発生される二
    次異常信号とから成り、前記各搬送装置が、前記二次異
    常信号に応じて、処理中の被処理体をその下流の水洗槽
    に搬送することが可能な如く構成されていることを特徴
    とする、洗浄処理装置。
  2. 【請求項2】 被処理体が装置内に搬入されるローダ部
    を備え、 被処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以上の
    薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を純水
    により洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る1ま
    たは2以上の洗浄ユニットが順次配列されるとともに、 前記ローダ部と前記洗浄ユニット間、または隣接する前
    記各洗浄ユニット間において前記被処理体を搬送する1
    または2以上の搬送装置を備えた洗浄処理装置におい
    て、 前記洗浄装置に異常検出センサを設け、前記異常検出セ
    ンサからの信号が、定常範囲を逸脱し一次異常範囲にあ
    る場合に発生される一次異常信号と、さらに前記一次異
    常範囲を逸脱し二次異常範囲にある場合に発生される二
    次異常信号とから成り、前記各搬送装置が、前記二次異
    常信号に応じて、処理中の被処理体をその下流の水洗槽
    に搬送することが可能な如く構成されていることを特徴
    とする、洗浄処理装置。
  3. 【請求項3】 被処理体が装置内に搬入されるローダ部
    と、被処理体が装置外に搬出されるアンローダ部とを備
    え、 被処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以上の
    薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を純水
    により洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る1ま
    たは2以上の洗浄ユニットが、前記ローダ部と前記アン
    ローダ部との間に順次配列されてなる洗浄処理装置にお
    いて、 前記洗浄装置に異常検出センサを設け、前記異常検出セ
    ンサからの信号が、定常範囲を逸脱し一次異常範囲にあ
    る場合に発生される一次異常信号と、さらに前記一次異
    常範囲を逸脱し二次異常範囲にある場合に発生される二
    次異常信号とから成り、前記二次異常信号に応じて、前
    記薬液槽内の薬液を廃液し、純水を前記薬液槽内に導入
    する如く構成されていることを特徴とする、洗浄処理装
    置。
  4. 【請求項4】 被処理体が装置内に搬入されるローダ部
    を備え、 被処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以上の
    薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を純水
    により洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る1ま
    たは2以上の洗浄ユニットが順次配列されてなる洗浄処
    理装置において、 前記洗浄装置に異常検出センサを設け、前記異常検出セ
    ンサからの信号が、定常範囲を逸脱し一次異常範囲にあ
    る場合に発生される一次異常信号と、さらに前記一次異
    常範囲を逸脱し二次異常範囲にある場合に発生される二
    次異常信号とから成り、前記二次異常信号に応じて、前
    記薬液槽内の薬液を廃液し、純水を前記薬液槽内に導入
    する如く構成されていることを特徴とする、洗浄処理装
    置。
  5. 【請求項5】 被処理体が装置内に搬入されるローダ部
    と、被処理体が装置外に搬出されるアンローダ部とを備
    え、 被処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以上の
    薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を純水
    により洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る1ま
    たは2以 上の洗浄ユニットが、前記ローダ部と前記アン
    ローダ部との間に順次配列されるとともに、 前記ローダ部と前記洗浄ユニット間、または隣接する前
    記各洗浄ユニット間、または前記洗浄ユニットと前記ア
    ンローダ部間において前記被処理体を搬送する1または
    2以上の搬送装置を備えた洗浄処理装置の制御方法であ
    って、 前記洗浄装置に設置された異常検出センサからの信号
    が、定常範囲を逸脱し一次異常範囲にある場合に発生さ
    れる一次異常信号と、さらに前記一次異常範囲を逸脱し
    二次異常範囲にある場合に発生される二次異常信号とか
    ら成り、前記各搬送装置が、前記二次異常信号に応じ
    て、洗浄処理を停止し、処理中の被処理体をその下流の
    水洗槽に搬入することが可能な如く構成されていること
    を特徴とする、洗浄処理装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 被処理体が装置外に搬出されるアンロー
    ダ部を備え、 被処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以上の
    薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を純水
    により洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る1ま
    たは2以上の洗浄ユニットが順次配列されるとともに、 隣接する前記各洗浄ユニット間、または前記洗浄ユニッ
    トと前記アンローダ部間において前記被処理体を搬送す
    る1または2以上の搬送装置を備えた洗浄処理装置の制
    御方法であって、 前記洗浄装置に設置された異常検出センサからの信号
    が、定常範囲を逸脱し一次異常範囲にある場合に発生さ
    れる一次異常信号と、さらに前記一次異常範囲を逸脱し
    二次異常範囲にある場合に発生される二次異常信号とか
    ら成り、前記各搬送装置が、前記二次異常信号に応じ
    て、洗浄処理を停止し、処理中の被処理体をその下流の
    水洗槽に搬入することが可能な如く構成されていること
    を特徴とする、洗浄処理装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 被処理体が装置内に搬入されるローダ部
    と、被処理体が装置外に搬出されるアンローダ部とを備
    え、 被処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以上の
    薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を純水
    により洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る1ま
    たは2以上の洗浄ユニットが、前記ローダ部と前記アン
    ローダ部との間に順次配列されてなる洗浄処理装置の制
    御方法であって、 前記洗浄処理装置に設けられた異常検出センサからの信
    号に応じて、前記薬液槽内の薬液を廃液する工程と、 純水を廃液された前記薬液槽内に導入する工程とから成
    り、 前記異常検出センサからの信号が、定常範囲を逸脱し一
    次異常範囲にある場合に発生される一次異常信号と、さ
    らに前記一次異常範囲を逸脱し二次異常範囲にある場合
    に発生される二次異常信号とから成り、 前記二次異常信号が発せられた場合に、前記薬液槽内の
    薬液を廃液する工程と、純水を廃液された前記薬液槽内
    に導入する工程が実行されることを特徴とする、洗浄処
    理装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 被処理体が装置内に搬入されるローダ部
    を備え、 被処理体を同種の薬液により洗浄する1または2以上の
    薬液槽と、その薬液槽の下流に配置され被処理体を純水
    により洗浄する1または2以上の水洗槽とから成る1ま
    たは2以上の洗浄ユニットが順次配列されて成る洗浄処
    理装置の制御方法であって、 前記洗浄処理装置に設けられた異常検出センサからの信
    号に応じて、前記薬液槽内の薬液を廃液する工程と、 純水を廃液された前記薬液槽内に導入する工程とから成
    り、 前記異常検出センサからの信号が、定常範囲を逸脱し一
    次異常範囲にある場合に発生される一次異常信号と、さ
    らに前記一次異常範囲を逸脱し二次異常範囲にある場合
    に発生される二次異常信号とから成り、 前記二次異常信号が発せられた場合に、前記薬液槽内の
    薬液を廃液する工程と、純水を廃液された前記薬液槽内
    に導入する工程が実行されることを特徴とする、洗浄処
    理装置の制御方法。
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