JP3493994B2 - 統合盤及びこれを用いた集合住宅用監視システム - Google Patents

統合盤及びこれを用いた集合住宅用監視システム

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JP3493994B2 JP03396598A JP3396598A JP3493994B2 JP 3493994 B2 JP3493994 B2 JP 3493994B2 JP 03396598 A JP03396598 A JP 03396598A JP 3396598 A JP3396598 A JP 3396598A JP 3493994 B2 JP3493994 B2 JP 3493994B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、統合盤及びこれを
用いた集合住宅用システムに関し、特に、統合盤の機能
を、工場で設定すべき設定項目、施工業者が現場調整で
設定うべき設定項目、ユーザが運用段階で設定を行うべ
き設定項目に分類し、施工業者が、本来、設定すべきで
は無い設定項目を誤って設定したり、ユーザが、本来、
設定すべきでは無い設定項目を誤って設定したりするこ
とが無いようにした、統合盤及びこれを用いた集合住宅
用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、マンション等の集合住宅において
は、消防法により、火災感知器等の防災監視装置を設置
することが義務付けられており、これに伴って、マンシ
ョン等の集合住宅には、廊下、階段、エントランスホー
ル、エレベーターホール等の共用部分のトラブル(火災
等)を監視し、トラブル警報を自動的に報知する自動火
災報知設備と、各住戸内のトラブル(火災等)を監視す
る住宅情報盤を各住戸に設置し、統合盤により、共用部
分と各住宅とを監視するようにした、集合住宅用システ
ムが設置されるようになってきている。
【0003】ところで、このような集合住宅用システム
の統合盤には、機種やグレード等の違いにより、統合盤
内に設けられている、盤内接続機器ユニットの数や種類
が異なっており、これにより、統合盤に設定できる設定
項目が異なってくる。このため、工場から出荷するとき
に、統合盤に接続されている盤内接続機器ユニットが動
作するように、ディップスイッチ等の設定手段により、
統合盤に接続されている盤内接続機器ユニット(例え
ば、音声警報ユニット、防排煙端子ユニット、諸警報
(諸警報自己保持)端子ユニット、共通端子ユニット、
移信端子ユニット、地区窓増設ユニット、プリンタユニ
ット、住宅用コントロール盤等のうち、統合盤に接続さ
れている盤内接続機器ユニット)を登録するようにして
いる。
【0004】また、統合盤は、施工業者やユーザが現場
で、現場に合わせて、適切に動作するように、環境条件
や動作条件として必要な設定項目を設定し、制御手段の
記憶手段に、登録できるようにされている。例えば、設
置現場の集合住宅が、廊下型(同じ階の各住戸間が廊下
でつながれている建物)か、階段型(階段に各住戸の玄
関が設けられている)かの識別や、ポーリングの周期
や、音声警報ユニットの鳴動を各住宅情報盤でさせるか
否かや、現在の年月日の設定・変更、時間の設定・変更
等を設定することで、集合住宅用システムが、設置され
る集合住宅に合わせて、最適に動作できるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
集合住宅用システムの統合盤では、統合盤に接続されて
いる盤内接続機器ユニットの制御手段への登録を、工場
従業員が、ディップスイッチ等の設定手段を設定して行
っているため、工場従業員が、機種、グレードを間違っ
て、例えば、統合盤内に音声警報ユニットが接続されて
いないにもかかわらず、ディップスイッチ等の設定手段
で、音声警報ユニットが接続されていると、登録してし
まう場合や、音声警報ユニットが接続されているにもか
かわらず、これが接続されていないという設定をしてし
まう場合がある。
【0006】また、従来の統合盤では、施工業者や管理
人が、誤って、統合盤内に接続されている盤内接続機器
ユニットの登録を管理しているディップスイッチ等の設
定手段の設定状態を変更してしまう場合がある。このよ
うな、本来、あってはならないような、設定項目のミス
があると、これが原因して、集合住宅用システムが正常
に動作しなくなるという問題があった。
【0007】例えば、統合盤内に接続されている盤内接
続機器ユニットであるにもかかわらず、管理人等のユー
ザが、このユニットの登録を削除してしまうと、本来、
動作するはずの、火災感知器等の接続機器が動作しなく
なる場合がある。例えば、防排煙端子ユニットの登録を
削除してしまうと、本来、火災感知器に連動するはず
の、防火扉や排煙口等の防排煙機器が動作しなくなって
しまうという問題があった。
【0008】また、管理人が、統合盤の時間を正しく変
更しようとして、統合盤のスイッチを操作して、統合盤
を設定項目モードにし、統合盤に設けられたテンキーよ
り統合盤に、時間変更用の登録番号として割り当てられ
た登録番号を入力する際に、誤って、他の登録番号を入
力し、他の設定項目変更モードに入って、他の設定項目
を変更してしまうと、これにより、集合住宅用システム
が正しく動作しなくなるという問題もあった。
【0009】例えば、管理人が、登録番号として、本
来、施工業者が設定するための登録番号である、集合住
宅用システムが管理すべき管理棟数を変更してしまう
と、今までは、5棟の管理が行えていた集合住宅用監視
システムが、4棟に設定されてしまうった場合には、5
棟のうちの1棟が、集合住宅用システムの管理下からは
ずされてしまうといったような問題がある。
【0010】かかる場合、管理人は、集合住宅用システ
ムが壊れたと判断し、施工業者やメーカのサービスエン
ジニアに連絡するが、従来の統合盤では、プリンタを動
作して、統合盤の設定項目を印字すると、統合盤の設定
項目の全てが印字出力されるようになっていたため、統
合盤の設定項目が多い場合には、集合住宅用システムの
設定項目のどの設定項目に問題があって、集合住宅用シ
ステムが正常に動作していないのかの原因分析し難し
く、原因分析に手間取ることが原因し、集合住宅用シス
テムの修復に時間がかかってしまうという問題もあっ
た。
【0011】また、従来の統合盤は、共用部分を監視す
る自動火災報知設備用の監視盤(この監視盤には、統合
盤に接続されている盤内接続機器ユニットの制御手段へ
の登録を行う、ディップスイッチ等の設定手段と、現場
で設定する設定項目を設定する設定手段とが一般に設け
られている)と、各住戸内の住宅情報盤用の監視盤(こ
の監視盤現場で設定する設定項目を設定する設定手段が
設けられている)とが、別個独立に設けられており、各
々が独自の登録機能を持っているに過ぎないため、集合
住宅用システムの環境条件や動作条件を設定、変更する
際には、自動火災報知設備用の監視盤と、住宅情報盤用
の監視盤との両方で、集合住宅用システムの環境条件や
動作条件を設定、変更しなければならず、一つの設定、
変更を行う場合であっても、自動火災報知設備用の監視
盤での設定、変更と、住宅情報盤用の監視盤での設定、
変更との2つの設定、変更作業を行わなければならず、
設定、変更が煩わしいという問題や、自動火災報知設備
用の監視盤と、住宅情報盤用の監視盤とが、完全に別個
独立であるために、施工業者が、自動火災報知設備用の
監視盤において、ある設定をし、自動火災報知設備用の
監視盤において、自動火災報知設備用の監視盤において
した設定と、矛盾した設定ができてしまい、この結果、
集合住宅用システムが正常に動作しない、という問題も
あった。
【0012】更には、自動火災報知設備用の監視盤の設
定項目の設定、変更手段、自動火災報知設備用の監視盤
の設定項目の設定、変更手段は、ディプスイッチによる
配線の接続によるものや、監視盤のテンキーより、番号
を入力して行うといった、ソフト的なもの等、種々のも
のがあり、設定項目の設定、変更が煩わしい、という問
題があった。
【0013】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであって、警報監視機能、環境条件及び
動作条件を簡単に設定でき、工場で設定すべき設定項
目、施工業者が現場調整で設定うべき設定項目、ユーザ
が運用段階で設定を行うべき設定項目に分類し、施工業
者が、施工業者が設定すべきでは無い設定項目を誤って
設定したり、ユーザが、ユーザが設定すべきでは無い設
定項目を誤って設定したりすることが無いようにし、集
合住宅用システムの設定状態を修正し易くし、更には、
集合住宅用システムの設定状態をチェックする際に、施
工業者、管理人等のユーザ、製造会社のサービスエンジ
ニア等が見やすいように、これらの者の各々にとって、
必要な情報のみを画面表示及び/又は印字出力できるよ
うにした、統合盤及びこれを用いた集合住宅用システム
を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の統合盤
は、記憶手段に、環境条件や動作条件として必要な設定
項目を記憶させると、所定の制御プログラムを稼働し
て、端末機や周辺機器等を監視し、制御するCPUを備
える統合盤において、統合盤は、統合盤の機能を拡張す
るために、CPUに盤内接続機器ユニットを接続付加で
きる構成とされており、統合盤が備えている盤内接続機
器ユニットの接続の有無を記憶手段に自動登録するため
の工場設定スイッチと、施工業者が現場調整段階で設定
すべき設定項目を設定する設定モードを立ち上げる現場
調整設定スイッチと、ユーザが運用段階で設定できる設
定項目を設定する設定モードを立ち上げる運用設定スイ
ッチとを別個独立に設け、工場設定スイッチを操作し
て、記憶手段に、統合盤に接続付加されている盤内接続
機器ユニットの接続の有無に関する情報を登録すると、
現場調整設定スイッチ、運用設定スイッチを操作して立
ち上げた、各々の登録設定モードにおいては、前記工場
設定スイッチを操作して、前記記憶手段に、接続されて
いるとの情報が登録されている盤内接続機器ユニットに
対応した設定項目が設定できるようにしたことを特徴と
する。
【0015】統合盤は、統合盤の機能を拡張するため
に、CPUに盤内接続機器ユニットを接続付加できる構
成とされており、盤内接続機器ユニットの接続の有無を
記憶手段に自動登録するための工場設定スイッチと、現
場設定登録モードを立ち上げるための現場調整スイッチ
と、ユーザ用の運用設定モードを立ち上げるための運用
設定スイッチとを別個独立に設けており、工場設定スイ
ッチを操作して、記憶手段に、統合盤に接続付加されて
いる盤内接続機器ユニットに関する情報を自動登録させ
ると、現場調整設定スイッチ、運用設定スイッチを操作
して立ち上げた、各々の登録設定モードにおいては、工
場設定スイッチを操作して、記憶手段に、統合盤に接続
付加されているとの情報が自動登録されている盤内接続
機器ユニットに対応した設定項目のみが登録できるよう
にしている。
【0016】ここに、本明細書において用いる用語「盤
内接続機器ユニット」は、CPUの拡張インターフェー
スとして用いられる装置であって、これに、音声警報ユ
ニット、防排煙機器、地区音響機器などを接続付加する
と、統合盤の機能を拡張させることができる。この統合
盤では、工場設定スイッチと、現場調整設定スイッチ
と、運用設定スイッチとを別個独立に設けている。
【0017】これにより、施工業者は、現場調整段階で
設定すべき設定項目を設定する際に、現場調整設定スイ
ッチを操作すれば、現場調整段階で設定すべき設定項目
を設定する設定モードに入ることができるが、他の設定
モードに入ることが無いため、誤って、記憶手段に登録
されている、統合盤が備えている盤内接続機器ユニット
の接続の有無に関する情報を変更したり、ユーザが運用
段階で設定し、記憶手段に記憶させた設定項目を変更し
てしまうという、といった事態が生じない。
【0018】また、ユーザは、運用段階で設定すべき設
定項目を設定する際に、運用設定スイッチを操作すれ
ば、運用段階で設定すべき設定項目を設定する設定モー
ドに入ることができるが、他の設定モードに入ることが
無いため、誤って、記憶手段に登録されている、統合盤
が備えている盤内接続機器ユニットの接続の有無に関す
る情報を変更したりや、施工業者が現場調整段階で設定
し、記憶手段に記憶させた設定項目を変更してしまうと
いう、といった事態が生じない。
【0019】且つ、工場従業員に、デイップスイッチ等
の設定手段で、統合盤の盤内に接続されている、盤内接
続機器ユニットに関する情報を登録させるのではなく、
工場設定スイッチを操作すると、統合盤が、自動的に、
統合盤の盤内に接続されている盤内接続機器ユニットの
接続の有無に関する情報を統合盤の記憶手段に記憶する
ようにしたので、統合盤の盤内に接続されている盤内接
続機器ユニットの情報を誤って設定することが無い。
【0020】且つ、統合盤の記憶手段に、接続されてい
るという情報が登録されている盤内接続機器ユニットで
行える設定項目のみを、現場調整段階及び運用段階で設
定できるようにしているので、統合盤の記憶手段に、統
合盤に接続されていない盤内接続機器ユニットでなけれ
ば行えない設定項目が、入力されることがない。請求項
2に記載の統合盤は、請求項1に記載の統合盤の、工場
設定スイッチは、統合盤の盤内に設けられ、且つ、工場
設定スイッチをオンにした後に、統合盤の電源を投入し
た場合に限り、記憶手段に、統合盤が備えている盤内接
続機器ユニットの接続の有無に関する情報が登録される
ようにした。
【0021】この統合盤では、ユーザがあまり開くこと
の無い、統合盤の盤内に、工場設定スイッチを設けてい
るので、ユーザが、工場設定スイッチを操作するといっ
た事態が生じ難い。ここで、本明細書で用いる用語「統
合盤の盤内」は、統合盤の操作パネルの操作手段が設け
られるパネル面の裏側の場所、例えば、パネル面の裏側
の、電装品が実装されている基板上などを意味する。
【0022】且つ、統合盤に電源が投入されている時
に、工場設定スイッチをオンにしても、動作しないの
で、施工業者やユーザが、記憶手段に記憶されている、
統合盤が備えている盤内接続機器ユニットの接続の有無
に関する情報を変更するといった事態が生じない。請求
項3に記載の統合盤は、請求項1又は請求項2に記載の
統合盤の、現場調整設定スイッチは、統合盤の盤内に設
けられ、且つ、現場調整設定スイッチをオンにした後
に、統合盤の電源を投入した場合に、施工業者が現場調
整段階で設定すべき設定項目を設定する設定モードが立
ち上がるようにした。
【0023】この統合盤では、ユーザがあまり開くこと
の無い、統合盤の盤内に、現場調整設定スイッチを設け
ているので、ユーザが、現場調整設定スイッチを操作す
るといった事態が生じ難い。且つ、統合盤に電源が投入
されている時に、現場調整設定スイッチをオンにして
も、動作しないので、ユーザが、記憶手段に記憶されて
いる、施工業者が現場で設定した設定項目を変更すると
いった事態が生じない。
【0024】請求項4に記載の統合盤は、請求項1〜3
のいずれかに記載の統合盤の、運用設定スイッチは、統
合盤の盤面に設けられ、統合盤に電源が投入されている
時に、運用設定スイッチをオンにすると、ユーザが運用
段階で設定できる設定項目を設定する設定モードが立ち
上がるようにした。この統合盤では、運用設定スイッチ
をユーザの操作し易い盤面に設けているので、ユーザ
は、簡単に、運用段階で設定できる設定項目を設定する
設定モードに入ることができる。
【0025】この結果、ユーザが、統合盤の盤内を覗く
といった事態が生じないため、工場設定スイッチや現場
調整設定スイッチがみだりに操作されるといった事態が
生じ難い。尚、本明細書で用いる用語「統合盤の盤面」
は、統合盤の操作パネルの操作手段が設けられる側の面
を意味する。
【0026】請求項5に記載の統合盤は、請求項1〜4
のいずれかに記載の統合盤の、施工業者が現場調整段階
で設定すべき設定項目は、下位階層設定項目を含み、下
位階層設定項目は、その上位階層設定項目が選択されて
いないと設定することができないようになっている。こ
の統合盤では、下位階層設定項目は、上位階層設定項目
が選択されていないと設定することができないようにし
ているので、統合盤に、施工業者等が、互いに矛盾した
設定項目を設定すことが無い。
【0027】請求項6に記載の統合盤は、請求項1〜5
のいずれかに記載の統合盤の、ユーザが運用段階で設定
できる設定項目は、下位階層設定項目を含み、下位階層
設定項目は、その上位階層設定項目が選択されていない
と設定することができないようになっている。この統合
盤では、下位階層設定項目は、上位階層設定項目が選択
されていないと設定することができないようにしている
ので、統合盤に、ユーザが、互いに矛盾した設定項目を
設定すことが無い。
【0028】請求項7に記載の統合盤は、請求項1〜6
のいずれかに記載の統合盤の、現場調整段階で設定さ
れ、記憶手段に記憶された設定項目のみを記憶手段から
削除できるようにした。この統合盤では、現場調整段階
で設定され、記憶手段に記憶された設定項目のみを記憶
手段から削除できるようにしているので、現場段階で、
種々の設定がなされ、環境条件や動作条件が、複雑にな
っている場合には、現場調整段階で設定され、記憶手段
に記憶された設定項目を削除してから、新たに、現場調
整段階で設定すべき設定項目を設定することで、統合盤
の動作の修復を容易に行える。
【0029】請求項8に記載の統合盤は、請求項1〜7
のいずれかに記載の統合盤の、運用設定段階で設定さ
れ、記憶手段に記憶された設定項目のみを記憶手段から
削除できるようにした。この統合盤では、運用設定段階
で設定され、記憶手段に記憶された設定項目のみを記憶
手段から削除できるようにしているので、現場段階で、
種々の設定がなされ、環境条件や動作条件が、複雑にな
っている場合には、運用設定段階で設定され、記憶手段
に記憶された設定項目を削除してから、新たに、運用設
定段階で設定すべき設定項目を設定することで、統合盤
の動作の修復を容易に行える。
【0030】請求項9に記載の統合盤は、請求項1〜8
のいずれかに記載の統合盤の、工場設定スイッチの操作
により、記憶手段に登録された盤内接続機器ユニットの
情報、現場調整段階で設定され、記憶手段に記憶された
設定項目、及び、運用設定段階で設定され、記憶手段に
記憶された設定項目の中から、少なくとも、一つの項目
を選択して、画面表示及び/又は印字出力できるように
した。
【0031】この統合盤では、運用設定段階で設定さ
れ、記憶手段に記憶された設定項目のみを記憶手段から
削除できるようにしているので、現場段階で、種々の設
定がなされ、環境条件や動作条件が、複雑になっている
場合には、運用設定段階で設定され、記憶手段に記憶さ
れた設定項目を削除してから、新たに、運用設定段階で
設定すべき設定項目を設定することで、統合盤の動作の
修復を容易に行える。
【0032】請求項10に記載の統合盤は、請求項1〜
9のいずれかに記載の統合盤の、現場調整段階で設定さ
れ、記憶手段に記憶された設定項目中、現場調整段階で
デフォルト以外の設定がされた設定項目のみを画面表示
及び/又は印字出力できるようにした。この統合盤で
は、現場調整段階でデフォルト以外の設定がされた設定
項目のみを画面表示及び/又は印字出力できるようにし
ているので、施工業者やサービスエンジニア等は、現場
で変更された設定項目だけを見ることができるようにな
る。 これにより、施工業者やサービスエンジニア等
は、集合住宅用システムが正常に動作しない場合には、
その原因を、簡単に特定できるので、容易且つ簡単に、
集合住宅用システムが正常に動作するように、現場調整
段階で設定すべき設定項目の修正を行える。
【0033】請求項11に記載の統合盤は、請求項1〜
10のいずれかに記載の統合盤の、運用設定段階で設定
され、記憶手段に記憶された設定項目中、運用設定段階
でデフォルト以外の設定がされた設定項目のみを画面表
示及び/又は印字出力できるようにした。この統合盤で
は、運用設定段階でデフォルト以外の設定がされた設定
項目のみを画面表示及び/又は印字出力できるようにし
ているので、ユーザや施工業者やサービスエンジニア等
は、運用設定段階で変更された設定項目だけを見ること
ができるようになる。
【0034】これにより、施工業者やサービスエンジニ
ア等は、集合住宅用システムが正常に動作しない場合に
は、その原因を、簡単に特定できるので、容易且つ簡単
に、集合住宅用システムが正常に動作するように、運用
段階段階で設定すべき設定項目の修正を行える。請求項
12に記載の集合住宅用システムは、マンション等の集
合住宅における共用部分のトラブル警報を監視する自動
報知設備と、集合住宅の各住戸内に設置され、各住戸の
トラブル警報を監視する住宅情報盤とを備える集合住宅
用システムの統合盤として、請求項1〜11のいずれか
に記載の統合盤を用いた。
【0035】この集合住宅用システムでは、統合盤とし
て、請求項1〜11のいずれかに記載の統合盤を用いて
いるので、集合住宅用システムの環境条件や動作条件と
して必要な設定項目を、容易且つ簡単に、誤設定や、矛
盾した設定をすることなく設定でき、更には、集合住宅
用システムが正常に動作しない場合には、その原因を容
易に特定して、修復することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る統合盤につい
て、図面を参照しながら、更に詳しく説明する。図1
は、本発明に係る統合盤の内部構成の一例を概略的に示
すブロック図である。
【0037】また、図2は、図1に示す統合盤が用いら
れた集合住宅用監視システムAを概略的に示す全体構成
図である。この統合盤1は、CPU等で構成され各部を
制御する制御手段(信号処理部)10と、多重伝送線L
aを介して各住戸内に設置された住宅情報盤2、・・・
等との伝送制御を行う多重伝送部11と、各住宅情報盤
2、・・・あるいはロビーインターホン5との間でハン
ドセットHによる通話線Lbを介した通話を制御する通
話部12と、各種スイッチ及びボタン等で構成された操
作部13と、液晶画面等の表示手段14a及び各種表示
ランプなどで構成された表示部14と、各住宅情報盤
2、・・・のアドレスや状態データなどを記憶する記憶
手段(記憶部)15と、共用部分のスピーカSP1から
警報音をアラームや音声メッセージ等で出力する音声警
報ユニット(盤内接続機器ユニット)U1と、共用部分
に設けられる火災感知器S1、・・・に連動して、防火
扉や排煙口等の防排煙機器が接続され、防排煙機器を制
御する防排煙端子ユニット(盤内接続機器ユニット)U
2と、例えば、防火用水タンク内の水量を監視制御等す
る諸警報ユニット17が接続され、諸警報端子ユニット
17を制御する諸警報端子ユニット(盤内接続機器ユニ
ット)U3と、地区ベル等が接続され、地区ベル等を制
御する地区音響端子ユニット(盤内接続機器ユニット)
U4と、共通端子ユニット(盤内接続機器ユニット)U
5と、移信端子ユニット(盤内接続機器ユニット)U6
と、地区窓増設ユニット(盤内接続機器ユニット)U7
と、プリンタを接続し、プリンタの動作を制御するプリ
ンタユニット(盤内接続機器ユニット)U8と、住戸用
コントロール盤(図示せず)等を備えている(図3を参
照)。
【0038】尚、この例では、住戸用コントロール盤
(図示せず)は、統合盤1の盤内1bに設けられた、デ
イップスイッチの設定により、住戸用コントロール盤
(図示せず)を接続する(有り)、住戸用コントロール
盤(図示せず)を接続しない(無し)の設定ができるよ
うにしてある。また、操作部13は、テンキー(0〜9
の数字キー、#キー、*キー等)を備える。
【0039】#キーは、確定キーとされており、所定の
設定・変更を行った後、#キーを押すと、所定の設定・
変更を行った後の設定状態が、記憶手段15に記憶さ
れ、一つ前の設定モードに戻れるようになっている。ま
た、*キーは、エスケープキーとされており、所定の設
定・変更を行った後であっても、*キーを押すと、所定
の設定・変更を行った前の設定状態が、記憶手段15に
記憶され、一つの設定モードに戻れるようになってい
る。
【0040】また、図2中、3で示す装置は、玄関子器
であり、SP2は、統合盤1に内蔵されたスピーカであ
り、また、18に示す装置は、各住戸に設置された火災
感知器S、・・・が発報したときに、スピーカSP2
や、各住戸に設置された住宅情報盤2、・・・から、音
声による警報メッセージや、アラーム音を送出する音出
力部を示している。又、Lc、Lc’は、信号線を各々
示している。
【0041】以下の例では、説明を容易とするため、統
合盤1に、上記8個の盤内接続機器ユニットの内、音声
警報ユニットU1と防排煙端子ユニットU2とが設けら
れていない場合を例にとって説明する。この統合盤1に
は、新たに、統合盤1の盤面1aの内部(以下、盤内と
いう)1bに、工場設定スイッチSW1と、現場調整設
定スイッチSW2と、盤面1aに、運用設定スイッチS
W3とが設けられている。
【0042】また、統合盤1の機能を、予め、「統合盤
が備えている盤内接続機器ユニット」と、「施工業者が
現場調整段階で設定すべき設定項目」と、「ユーザが運
用段階で設定できる設定項目」との3つの群に分類して
いる。ここに、「統合盤が備えている盤内接続機器ユニ
ット」は、音声警報ユニットU1、防排煙端子ユニット
U2、諸警報端子ユニットU3、地区音響端子ユニット
U4、共通端子ユニットU5、移信端子ユニットU6、
地区窓増設ユニットU7、プリンタユニットU8のよう
な、統合盤1の回路基板に製造する段階で実装されるユ
ニットを意味する。
【0043】そして、この例では、盤内接続機器ユニッ
トU1〜U8の各々には、予め、重複しないように識別
番号(IDコード)が付されている。この例では、盤内
接続機器ユニットU1〜U8の各々には、識別番号(I
Dコード)として、2桁の数字、この例では、「40」
から「60」までの数字を使用している。
【0044】例えば、音声警報ユニットU1には、識別
番号として、2桁の数字で、「40」が割り当てられ、
防排煙端子ユニットU2には、識別番号として、1桁の
数字で、「50」が割り当てられ、地区窓増設ユニット
U7には、識別番号として、2桁の数字で、「41」が
割り当てられている。音声警報ユニットU1の設定項目
は、3桁の数字で構成されており、先頭から2桁が、盤
内接続機器ユニットの識別子として使用され、盤内接続
機器ユニットの各々で設定できる設定項目が、終りの、
1桁の数字の1から順に連番で、数値が大きくなるよう
に、設定項目の各々に登録モード番号が割り当てられる
ようにしている。
【0045】即ち、音声警報ユニットU1のみでしか設
定することができない設定項目が、例えば、図5(b)
に示すように、音声警報ユニットU1のみでしか設定す
ることができない設定項目が、8個であり、音声警報ユ
ニットU1のみでしか設定することができない設定項目
が、1≦音声警報ユニットU1のみでしか設定すること
ができない設定項目の数≦9の関係を満たす時には、次
の盤内接続機器ユニットには、識別子として用いる先頭
から2桁の数字に、その盤内接続機器ユニットでしかで
きない設定項目を、1桁の数字の1から順に連番で、数
値が大きくなるように設定していく。
【0046】この例では、音声警報ユニットU1の識別
子「40」の次の盤内接続機器ユニットの識別子を上記
の規則に従って、地区窓増設ユニットU7の識別子とし
て、2桁の数字で、「41」と規定している。また、あ
る盤内接続機器ユニットにしかできない設定項目が多数
ある場合は、1桁の数字の1から順に連番で、数値が大
きくなるように設定していく。
【0047】そして、一番大きい数字を見て、その数字
に対して、一桁オーダの大きい数字の先頭から2桁の数
字を次に盤内接続機器ユニットの識別子としている。例
えば、地区窓増設ユニットU7の識別子「41」の後
に、地区窓増設ユニットU7のみでしか設定することが
できない設定項目を1から順に並べていき、このように
して設定された3桁の数字の最大値が、例えば、「49
1」になった場合には、これより一桁オーダの大きい数
字、即ち、この場合は、500を作成し、ここから、先
頭から2桁の数字、即ち、50を、次の盤内接続機器ユ
ニットの識別子としている。この例では、次の盤内接続
機器ユニットの識別子を上記の規則に従って、地区窓増
設ユニットU7の識別子として、2桁の数字で、「5
0」と規定している。
【0048】この統合盤1は、記憶手段15には、予
め、この装置に接続することができる、盤内接続機器ユ
ニットに関する情報を登録する、識別番号(IDコー
ド)の各々に対応して、接続の有無に関する情報を記憶
するための、盤内接続機器ユニットテーブルが設けられ
ている(図3(a)を参照)。そして、盤内接続機器ユ
ニットテーブルでは、製造段階においては、統合盤1に
接続されている盤内接続機器ユニットの各々のデフォル
ト値は、いずれも、「接続無し」(「0」)にされてい
る。
【0049】したがって、この例では、例えば、音声警
報ユニットU1は、製造段階においては、識別番号とデ
フォルト値とが連結された、「40」−「0」となって
いる。また、防排煙端子ユニットU2は、製造段階にお
いては、識別番号とデフォルト値とが連結された、「5
0」−「0」となっている。
【0050】また、地区窓増設ユニットU7は、製造段
階においては、識別番号とデフォルト値とが連結され
た、「41」−「0」となっている。この統合盤1で
は、盤内1bに設けられた工場設定スイッチSW1をオ
ンにしてから、統合盤1に電源を投入すると、記憶手段
15に、統合盤1内に実装されている盤内接続機器ユニ
ットを登録する自己診断登録プログラムが立ち上がり、
動作するようにされている。
【0051】他方、この統合盤1では、統合盤1に電源
が既に投入されている場合(通電中の場合)には、工場
設定スイッチSW1がオンオフ操作されても、自己診断
登録プログラムは、動作しないようになっている。工場
から出荷される前に、必ず、工場設定スイッチSW1を
オンにしてから、統合盤1に電源を投入するという操作
を行う。
【0052】工場設定スイッチSW1をオンにしてか
ら、統合盤1に電源を投入するという操作をすること
で、自己診断プログラムが動作し、統合盤1に実装され
ている盤内接続機器ユニットについては、デフォルト値
を変更する(「0」→「1」)。この例では、統合盤1
に、音声警報ユニットU1と防排煙端子ユニットU2と
が設けられていない例について説明しているので、音声
警報ユニットU1は、「接続無し」(「0」)であるの
で、記憶手段15に、「40」−「0」として登録され
る。また、防排煙端子ユニットU2も設けられていない
ので、防排煙端子ユニットU2は、記憶手段15に、
「40」−「0」として登録される。
【0053】他方、残りの6つの盤内接続機器ユニット
U3、U4、U5、U6、U7、U8は、統合盤1に接
続されているので、これらのデフォルト値(「0」)
は、いずれも、変更値になる((「0」→「1」)。例
えば、地区窓増設ユニットU7は、記憶手段15に、
「41」−「1」として登録される。
【0054】尚、自己診断プログラムが動作中は、表示
手段14aに、「自己診断プログラムが動作中。」とい
ったメッセージを表示し、自己診断プログラムが動作中
に電源を落とすといった事態を防ぐようにし、統合盤1
に実装されている盤内接続機器ユニットU3〜U8につ
いての記憶手段15への登録作業が終了すると、表示手
段14aに、「登録作業が終了しました。」といったよ
うなメッセージを表示するようにし、統合盤1に実装さ
れている盤内接続機器ユニットU3〜U8についての記
憶手段15への登録作業の終了後は、工場設定スイッチ
SW1をオフにするのを忘れないようにすれば、更に好
ましい。
【0055】「施工業者が現場調整段階で設定すべき設
定項目」は、現場で設定すべき設定項目で、管理人等の
ユーザが、日常運用では使用せず、管理人等のユーザ
が、設定を変更する必要の無い設定項目を意味する。よ
り特定的には、集合住宅用監視システムAの設置される
建物が、階段型か、廊下型かや、管理棟数が何棟あるか
いったようなことや、共用部分の感知器用中継器を、
「蓄積処理するかしないか」といったようなことや、共
用部分の感知器用中継器の感知器回線を、「自火報
用」、「防排煙連動用」、「スプリンクラー接続用」に
設定するか否かといったようなことや、トラブル音響の
鳴動の有無を1括で設定したり、地区音響の一時停止の
自動解除時間を設定する等、集合住宅に、集合住宅用監
視システムを設置する際に、施工業者が、一度、設定す
れば、管理人等のユーザが、設定を変更する必要の無い
(管理人等のユーザが、設定を変更するとトラブルの原
因となる)設定項目を意味する。
【0056】そして、この例では、「施工業者が現場調
整段階で設定すべき設定項目」の各々には、予め、重複
しないように識別番号(IDコード)が付されている。
この例では、「施工業者が現場調整段階で設定すべき設
定項目」の各々には、識別番号として、3桁の「10
1」から「899」までの数字を使用している。3桁の
「101」から「899」までの数字のうち、「10
1」から「199」は、「施工業者が現場調整段階で設
定すべき設定項目」中、基本設定項目に割当てられてい
る。
【0057】この統合盤1では、盤内1bに設けられた
現場調整設定スイッチSW2をオンにしてから、統合盤
1に電源を投入すると、施工業者が現場調整段階で設定
すべき設定項目を設定する設定モードに入ることができ
るようにしている。他方、この統合盤1では、統合盤1
に電源が既に投入されている場合(通電中の場合)に
は、現場調整設定スイッチSW2がオンオフ操作されて
も、施工業者が現場調整段階で設定すべき設定項目を設
定する設定モードに入れないようにしている。
【0058】この例では、集合住宅用監視システムの環
境条件や動作条件のうち、基本的設定項目を、登録モー
ド番号「101」〜「199」としている(図4を参
照)。この例では、例えば、登録モード番号「101」
の設定項目として、施工業者が現場調整段階で設定すべ
き設定項目として、この集合住宅用監視システムAを、
共同住宅用自動火災報知設備(消防法第220号通知に
よる分類)として使用するのか、住戸用自動火災報知設
備(消防法第220号通知による分類)として使用する
のかを設定する設定項目には、登録モード番号として、
「101」が割り当てられており、デフォルト値
(「0」)が、「住戸用」にされている。
【0059】施工業者は、この集合住宅用監視システム
Aを、共同住宅用自動火災報知設備として設置する場合
には、現場調整設定スイッチSW2を操作して、その
後、統合盤1に電源を投入して、施工業者が現場調整段
階で設定すべき設定項目を設定する設定モードに入った
後に、統合盤1の盤面に設けられたテンキーを用いて、
「1」、「0」、「1」を押し操作した場合に、共同住
宅用自動火災報知設備として使用するのか、住戸用自動
火災報知設備として使用するのかを設定する設定モード
に入れる。
【0060】この統合盤1では、このモードに入ると、
表示手段14aに、「住戸用(「0」)」か「共同用
(「1」)」のいずれかか表示され、現在の設定状態
を、施工業者に教えるようになっている。したがって、
施工業者は、表示手段14aに、「住戸用(「0」)」
が表示されている場合には、テンキー「1」を押し操作
して、表示手段14aに、「共同用(「1」)」が表示
されるようにし、例えば、#キーを押し操作する。
【0061】すると、登録モード「101」の設定項目
が、デフォルト値(「住戸用(「0」)」)から変更値
(「共同用(「1」)」)に変更された後、記憶手段1
5に記憶され、その後、再び、施工業者が現場調整段階
で設定すべき設定項目を設定する設定モードに戻るよう
になっている。他方、表示手段14aに、「共同用
(「1」)」が表示されている場合には、テンキーの中
の*キーを押し操作すると、施工業者が現場調整段階で
設定すべき設定項目を設定する設定モードに戻れるよう
にしている。
【0062】尚、この例では、更に、*キーを押し操作
すると、施工業者が現場調整段階で設定すべき設定項目
を設定する設定モードから抜けることができるようにな
っている。尚、登録モード「101」の設定項目が、変
更値(「共同用(「1」)」)に書き換えられると、統
合盤1より、音声警報メッセージ(「近隣火災メッセー
ジ有り」)が、発報した火災感知器が設置されている同
じ階(出火階)の各住宅とその直上階の各住戸に自動的
に送出され、火災感知器が設置されている同じ階(出火
階)の各住宅とその直上階の各住戸に設けられた住宅情
報盤2、・・・から、音声警報メッセージを出力させる
設定(「近隣火災メッセージ有り」)となる。
【0063】また、登録モード「101」の設定項目
が、デフォルト値(「住戸用(「0」)」)となってい
る時には、統合盤1より、音声警報メッセージ(「近隣
火災メッセージ有り」)が、発報した火災感知器が設置
されている同じ階(出火階)の各住宅とその直上階の各
住戸に自動的に送出され、火災感知器が設置されている
同じ階(出火階)の各住宅とその直上階の各住戸に設け
られた住宅情報盤2、・・・から、音声警報メッセージ
を出力しない設定(「近隣火災メッセージ無し」)とな
っている。
【0064】また、この例では、この集合住宅用監視シ
ステムAを設置する集合住宅が、廊下型か、階段型かを
設定する登録モード番号として、「102」が割り当て
られており、登録モード「102」の設定項目は、デフ
ォルト値が「廊下用(「0」)」とされている。施工業
者は、集合住宅用監視システムAを設置する集合住宅
が、階段型の場合には、統合盤1の設定モードが、施工
業者が現場調整段階で設定すべき設定項目を設定する設
定モードに入っている場合には、統合盤1の盤面1aに
設けられたテンキーを用いて、「1」、「0」、「2」
を入力する。
【0065】一方、統合盤1の設定モードが、施工業者
が現場調整段階で設定すべき設定項目を設定する設定モ
ードに入っていない場合で、統合盤1に電源が既に投入
されている場合には、一度、電源を切り、現場調整設定
スイッチSW2をオンにしてから、再び、電源を投入
し、施工業者が現場調整段階で設定すべき設定項目を設
定する設定モードに入ってから、統合盤1の盤面1aに
設けられたテンキーを用いて、「1」、「0」、「2」
を入力する。
【0066】すると、この集合住宅用監視システムAを
設置する集合住宅が、廊下型か、階段型かを設定する設
定モードに入ることができ、表示手段14aに、現在の
設定状態が表示される。従って、施工業者は、表示手段
14aを見て、表示手段14aに、「廊下型
(「0」)」が表示されている場合には、テンキー
「1」を押し操作して、表示手段14aに、「階段型
(「1」)」が表示されるようにし、例えば、#キーを
押し操作する。
【0067】すると、登録モード「102」の設定項目
が、デフォルト値(「廊下型(「0」)」)から変更値
(「階段型「1」)」)に変更された後、記憶手段15
に記憶され、その後、再び、施工業者が現場調整段階で
設定すべき設定項目を設定する設定モードに戻るように
なっている。他方、表示手段14aに、「(階段型
「1」)」が表示されている場合には、テンキーの中の
*キーを押し操作すると、施工業者が現場調整段階で設
定すべき設定項目を設定する設定モードに戻れるように
している。
【0068】尚、この例では、更に、*キーを押し操作
すると、施工業者が現場調整段階で設定すべき設定項目
を設定する設定モードから抜けることができるようにな
っている。更にまた、この例では、設定項目に、上位階
層設定項目と下位階層設定項目を含ませており、下位階
層設定項目は、その上位階層設定項目が選択されていな
いと設定することができないようになっている。
【0069】例えば、登録モード102は、登録モード
105の上位階層設定項目となっている。より詳しく説
明すると、登録モード105は、登録モード102の設
定が、変更値「(階段型「1」)」となっている場合に
のみ、設定・変更モードにすることができるようになっ
ている。
【0070】即ち、登録モード105には、「登録モー
ド「102」の設定項目が、デフォルト値(「廊下型
(「0」)」)となっているのか、変更値(「階段型
(「1」)」)となっているのかを見なさい。そして、
登録モード「101」の設定項目が、変更値(「階段型
(「1」)」)となっている場合には、登録モードを受
け付けなさい」という命令信号が付されており、登録モ
ード102の設定が、変更値「(階段型「1」)」とな
っている場合にのみ、設定・変更モードにしなさい、と
いう命令が付加されており、施工業者が現場調整段階で
設定すべき設定項目を設定する設定モードとなっている
時に、テンキーから、「1」「0」「5」を入力して
も、登録モード102の設定が、変更値「(階段型
「1」)」となっていなければ、設定変更モードとなら
ないようにしているので、棟毎のブロックの構成階数の
デフォルト値から変更は、登録モード102の設定が、
変更値「(階段型「1」)」となっている場合にのみ可
能となる。尚、この場合、表示手段14aに、「この登
録モード番号は、受け付けられません。この登録モード
番号の設定変更は、登録モード「102」の設定項目
を、変更値(「階段型(「1」)」)にしてから、行っ
て下さい。」といったようなメッセージを表示するよう
にしても良い。
【0071】また、例えば、共同住宅用自動火災報知設
備に特有の設定項目の登録モード番号には、いずれも、
「登録モード「101」の設定項目が、デフォルト値
(「住戸用(「0」)」)となっているのか、変更値
(「共同用(「1」)」)となっているのかを見なさ
い。そして、登録モード「101」の設定項目が、変更
値(「共同用(「1」)」)となっている場合には、登
録モードを受け付けなさい」という命令信号が付されて
おり、共同住宅用自動火災報知設備に特有の設定項目の
登録モード番号がテンキーより入力されると、必ず、登
録モード「101」の設定項目が、デフォルト値(「住
戸用(「0」)」)となっているのか、変更値(「共同
用(「1」)」)となっているのかを見て、これが、変
更値(「共同用(「1」)」)となっている場合には、
その登録モード番号の設定項目が、設定・変更可能とな
るようになっている。一方、登録モード「101」の設
定項目が、デフォルト値(「住戸用(「0」)」)とな
っている場合には、その登録モード番号の設定項目が、
設定・変更可能モードとならないようになっている。
尚、この場合、表示手段14aに、「この登録モード番
号は、受け付けられません。この登録モード番号の設定
変更は、登録モード「101」の設定項目を、変更値
(「共同用(「1」)」)にしてから、行って下さ
い。」といったようなメッセージを表示するようにして
も良い。
【0072】尚、このような上位階層設定項目と下位階
層設定項目との関係にある設定項目については、下位階
層設定項目に、その上位階層設定項目の設定に専用であ
るという、「上位階層設定項目の設定状態を見なさい。
そして、もし、上位階層設定項目の設定が、下位階層設
定項目を設定するのに適している場合にのみ、テンキー
から入力された登録モード番号に該当する設定項目を設
定・変更可能なモードにしなさい。」といったような命
令が付加されている。
【0073】また、この統合盤1では、「201」〜
「299」までを、住宅情報盤の設定項目に割り当てて
いる。即ち、図5(a)は、住宅情報盤に関係する設定
項目の一部を示すものであり、図5(a)に示すよう
に、住宅情報盤の設定項目には、「201」〜「29
9」までの登録モード番号が、重複しないように割り当
てられている。
【0074】また、この統合盤1では、「401」〜
「899」までの数字を、盤内接続機器ユニットの設定
項目に割り当てている。「401」〜「899」までの
3桁の数字の頭から2桁は、盤内接続機器ユニットの識
別子として使用している。即ち、この統合盤1では、上
記した自己診断登録プログラムを動作させることで、こ
の記憶手段15に、各盤内接続機器ユニットの識別子
が、デフォルト値(「0」)または変更値(「1」)と
連結されて登録されている。
【0075】この例では、音声警報ユニット(盤内接続
機器ユニット)U1のみにて設定できる設定項目につい
ては、音声警報ユニット(盤内接続機器ユニット)U1
の識別子、この例では、「40」に、音声警報ユニット
(盤内接続機器ユニット)U1のみにて設定できる設定
項目、この例では、図5(b)に示す8項目に対して、
1〜8の連番を割り当てて、音声警報ユニット(盤内接
続機器ユニット)U1のみにて設定できる設定項目の登
録モード番号として、「401」、「402」、「40
3」、「404」、「405」、「406」、「40
7」、「408」を割り当てている。
【0076】また、この例では、音声警報ユニット(盤
内接続機器ユニット)U1は、統合盤1には、実装され
ていないので、記憶手段15には、音声警報ユニット
(盤内接続機器ユニット)U1は、自己診断プログラム
の動作後、識別子「40」の後に、「接続無し」
(「0」)が付された形で登録されている。この場合、
統合盤1が、施工業者が現場調整段階で設定すべき設定
項目を設定する設定モードにされた後に、テンキーか
ら、「401」、「402」、「403」、「40
4」、「405」、「406」、「407」、「40
8」のいずれが入力されてきた場合にも、制御手段10
は、テンキーから入力された3桁の数字の数字のうち、
先頭から2桁の数字を、盤内接続機器ユニットの識別子
と判断し、これを、記憶手段15に登録されている盤内
接続機器ユニットテーブル(図3(b)を参照)と比較
し、識別番号「40」の盤内接続機器ユニット(音響警
報ユニット)がデフォルト値(「0」)であるので、こ
れらの登録モード番号に対応する設定項目は、設定、変
更モードにならない。
【0077】この場合、表示手段14aに、「音声警報
ユニット(盤内接続機器ユニット)には、この統合盤が
実装されておりません。したがって、この登録モード
は、この装置では、使用ができません。」といったよう
なメッセージを表示できるようにしてもよい。また、統
合盤1に接続されている盤内接続機器ユニットの各々の
デフォルト値は、製造段階では、いずれも、「接続無
し」(「0」)にされている。
【0078】したがって、この例では、例えば、音声警
報ユニットU1は、製造段階においては、識別番号とデ
フォルト値とが連結された、「40」−「0」となって
いる。また、防排煙端子ユニットU2は、製造段階にお
いては、識別番号とデフォルト値とが連結された、「5
0」−「0」となっている。
【0079】また、地区窓増設ユニットU7は、製造段
階においては、識別番号とデフォルト値とが連結され
た、「41」−「0」となっている。また、この例で
は、防排煙端子ユニット(盤内接続機器ユニット)U2
は、統合盤1には、実装されていないので、記憶手段1
5には、防排煙端子ユニット(盤内接続機器ユニット)
U2は、自己診断プログラムの動作後、識別子「50」
の後に、「接続無し」(「0」)が付された形で登録さ
れている。
【0080】したがって、この場合、統合盤1が、施工
業者が現場調整段階で設定すべき設定項目を設定する設
定モードにされた後に、テンキーから、例えば、「50
1」、「502」、「503」等の数字が入力されてき
た場合、信号処理部は、図3(b)に示す盤内接続機器
ユニットテーブルにおいて、防排煙端子ユニット(盤内
接続機器ユニット)U2の識別子「50」の後の数値
が、デフォルト値(「0」)となっているので、統合盤
1には、防排煙端子ユニット(盤内接続機器ユニット)
U2が実装されていないと判断し、「501」、「50
2」、「503」等の数字のいずれが入力されてきて
も、これらの登録モード番号に割り当てた設定項目を設
定・変更可能なモードにしない。
【0081】この場合、表示手段14aに、「防排煙端
子ユニット(盤内接続機器ユニット)は、この統合盤に
は実装されておりません。したがって、この登録モード
は、この装置では、使用ができません。」といったよう
なメッセージを表示できるようにしてもよい。他方、残
りの6個の盤内接続機器ユニットについては、自己診断
プログラムの動作後、識別子41、□□等の後に、いず
れも、「接続有り」(「1」)が付された形で登録され
ている。
【0082】したがって、この場合、統合盤1が、施工
業者が現場調整段階で設定すべき設定項目を設定する設
定モードにされた後に、テンキーから、例えば、「41
1」、「□□1」、「□□2」、「□□3」等の数字が
入力されてきた場合、信号処理部は、図3(b)に示す
盤内接続機器ユニットテーブルにおいて、これらの盤内
接続機器ユニットU3、U4、U5、U6、U7、U8
の識別子「41」や「□□」等の後の数値が、変更値
(「1」)となっているので、制御手段10は、統合盤
1には、これらの盤内接続機器ユニットU3、U4、U
5、U6、U7、U8が実装されている判断し、例え
ば、「411」、「□□1」、「□□2」、「□□3」
等の数字が入力されてきた場合には、これらの登録モー
ド番号に割り当てた設定項目を設定・変更可能なモード
にするようにしてある。
【0083】尚、盤内接続機器ユニットのみで設定でき
る設定項目が多数ある場合には、統合盤1が、施工業者
が現場調整段階で設定すべき設定項目を設定する設定モ
ードにされた後に、テンキーから入力された、3桁の数
字のうち、先頭から2桁の数字を識別子として、図3
(b)に示す盤内接続機器ユニットテーブルと対比して
も、これに該当する数字が、図3(b)に示す盤内接続
機器ユニットテーブルには、識別番号として登録されて
いない。
【0084】このような場合は、制御手段10は、テン
キーより入力された3桁の数字が、400≦テンキーよ
り入力された3桁の数字≦899であるか否かを判断
し、400≦テンキーより入力された3桁の数字≦89
9を満たす場合には、テンキーより入力された3桁の数
字の先頭から2桁の数字を抽出し、抽出した先頭から2
桁の数字が、盤内接続機器ユニットテーブルに登録され
た識別番号のどの間に入るかを判断する。この場合、N
1<テンキーより入力された3桁の数字の先頭から2桁
の数字<N2(式中、N1は、盤内接続機器ユニットテ
ーブルに登録された識別番号、N2は、盤内接続機器ユ
ニットテーブルに登録された識別番号であって、N1の
次に大きい識別番号)が判断され、この関係を満たす時
の、N1を、テンキーより入力された3桁の数字の識別
子と判断して、N1が、デフォルト値(「0」)に設定
されている場合には、テンキーより入力された3桁の数
字に対応する設定項目を設定・変更モードにせず、他
方、N1が、変更値(「1」)に設定されている場合に
は、テンキーより入力された3桁の数字に対応する設定
項目を設定・変更モードにする。
【0085】例えば、統合盤1が、施工業者が現場調整
段階で設定すべき設定項目を設定する設定モードにされ
た後に、テンキーから、「435」という登録モード番
号が入力された場合について説明すると、テンキーから
入力された登録モード番号「435」は、400≦テン
キーより入力された3桁の数字≦899の関係を満たす
ので、次に、N1<テンキーより入力された3桁の数字
の先頭から2桁の数字<N2(式中、N1は、盤内接続
機器ユニットテーブルに登録された識別番号、N2は、
盤内接続機器ユニットテーブルに登録された識別番号で
あって、N1の次に大きい識別番号)が判断される。こ
の例では、テンキーより入力された3桁の数字の先頭か
ら2桁の数字「43」は、地区音響端子ユニットの識別
番号41<テンキーより入力された3桁の数字の先頭か
ら2桁の数字「43」<防排煙端子ユニット50の関係
を満たしているので、N1=地区音響端子ユニットの識
別番号41と判断される。
【0086】次いで、盤内接続機器ユニットテーブルに
登録された地区音響端子ユニットの識別番号41が、こ
の例では、変更値(「1」)に設定されているので、こ
の場合は、テンキーより入力された3桁の数字「43
5」に対応する設定項目を設定・変更モードにする。
尚、この例では、統合盤1が、施工業者が現場調整段階
で設定すべき設定項目を設定する設定モードにされた後
に、施工業者が現場調整段階で設定すべき設定項目とし
て割り当てられていない、3桁の数字がテンキーより入
力された場合は、その3桁の番号を受け付けないように
している。
【0087】この場合、表示手段14aに、「テンキー
より入力された登録モード番号は、登録されておりませ
ん。登録モード番号をお確かめ下さい。」といったよう
なメッセージを表示できるようにしてもよい。尚、施工
業者が現場調整段階で設定すべき設定項目の設定作業が
終了すれば、現場調整スイッチSW2はオフにする。
【0088】また、電源投入時に、工場設定スイッチS
W1と現場調整スイッチSW2とが、ともにオンとなっ
ている場合には、この統合盤1では、盤内接続機器ユニ
ットの登録を優先とする。また、設定操作の利便性を考
慮して、現場調整スイッチSW2をオンした後、電源を
投入した場合、施工業者が現場調整段階で設定すべき設
定項目を設定する設定モードに入った時点を知らせるよ
うにしてもよい。
【0089】そのような方法として、施工業者が現場調
整段階で設定すべき設定項目を設定する設定モードに入
った時点で、ピ音を3回鳴らしたり、又、蛍光表示管
に、「現場調整登録開始」を表示して、施工業者に、施
工業者が現場調整段階で設定すべき設定項目を設定する
設定モードに入ったことを知らせるようにしてもよい。
更には、施工業者が現場調整段階で設定すべき設定項目
を設定する設定モードと、ユーザが運用段階で設定でき
る設定項目を設定する設定モードとは、同時に行えるよ
うにしてもよい。
【0090】また、施工業者が現場調整段階で設定すべ
き設定項目を設定する設定モードでは、現場調整スイッ
チSW2をオフにした時点で、記憶手段15への書き込
みを行うようにしてもよい。また、施工業者が現場調整
段階で設定すべき設定項目の全てを設定した時点で、住
宅情報盤、住戸用コントロール盤ロビーインターホンへ
設定データを送出し、データ送信が完了した時点で、施
工業者に、施工業者が現場調整段階で設定すべき設定項
目の設定が全て終了したことを、知らせるようにしても
よい。
【0091】そのような方法として、施工業者が現場調
整段階で設定すべき設定項目の全てが設定された時点
で、ピ音を3回鳴らしたり、又、蛍光表示管に、「現場
調整登録終了」を表示して、、施工業者に、施工業者が
現場調整段階で設定すべき設定項目の全ての作業が終了
したことを知らせるようにしてもよい。更には、施工業
者が現場調整段階で設定すべき設定項目を設定する設定
モードに入っている状態でも、テンキーから、登録モー
ド番号(例えば、「971」、「972」)を入力する
と、住宅情報盤2、・・・と、住戸用コントロール盤、
ロビーインタホンへの設定データの送信を可能としても
よい。
【0092】また、住宅情報盤2、・・・と、住戸用コ
ントロール盤、ロビーインタホンへの設定データの送信
は、変更されたデータのみとしてもよい。「ユーザが運
用段階で設定できる設定項目」は、管理人等のユーザ
が、集合住宅用監視システムを、より適正に、且つ、円
滑に運用するために、日常運用で設定変更する可能性の
あるものを意味する。
【0093】より特定的には、現在時刻の修正、現在年
月日時刻の設定、定期試験時刻の設定等、管理人等のユ
ーザが、便利なように、管理人等のユーザの立場で、自
由に設定変更をしたいと望むような設定項目を意味す
る。そして、この例では、「ユーザが運用段階で設定で
きる設定項目」の各々には、予め、重複しないように識
別番号(IDコード)が付されている。
【0094】この例では、図6に示すように、「ユーザ
が運用段階で設定できる設定項目」の各々には、識別番
号として、3桁の「901」から「998」までの数字
を使用している。この統合盤1では、統合盤1に電源が
投入されている時(通電中)に、盤面1aに設けられた
運用設定スイッチSW3をオンにすると、ユーザが運用
段階で設定できる設定項目を設定する設定モードに入る
ことができるようにしている。
【0095】他方、この統合盤1では、統合盤1に電源
が投入されていない場合には、運用設定スイッチSW3
がオンオフ操作されても、ユーザが運用段階で設定でき
る設定項目を設定する設定モードに入れないようにして
いる。図9は、ユーザが運用段階で設定できる設定項目
の一部を例示的に示す図であり、例えば、管理人等のユ
ーザが、集合住宅用監視システムを、より適正に、且
つ、円滑に運用するために、日常運用で設定変更する可
能性のあるものが、ここには集められており、いずれの
設定項目の登録モード番号として、重複しないようにし
て、3桁の「901」から「998」までの数字を割り
当てている。
【0096】尚、図9には、上位階層設定項目と下位階
層設定項目との関係にある登録モード番号は、図示され
ていないが、上位階層設定項目と下位階層設定項目との
関係にある登録モード番号がある場合には、下位階層設
定項目の登録モード番号下位階層設定項目に、その上位
階層設定項目の設定に専用であるという、「上位階層設
定項目の設定状態を見なさい。そして、もし、上位階層
設定項目の設定が、下位階層設定項目を設定するのに適
している場合にのみ、テンキーから入力された登録モー
ド番号に該当する設定項目を設定・変更可能なモードに
しなさい。」といったような命令が付加されている。
【0097】管理人が、例えば、現在年月日を変更した
い場合には、まず、管理人は、統合盤1に電源が投入さ
れていることを確かめた上で、統合盤1の盤面1aに設
けられた運用設定スイッチSW3をオンにすると、ユー
ザが運用段階で設定できる設定項目を設定する設定モー
ドに入る。ついで、テンキーより、現在年月日時刻を変
更する設定項目に割り当てられた、登録モード番号「9
11」を入力すると、現在年月日時刻を設定・変更する
ことができる設定モードに入ることができる。
【0098】この設定モードに入ると、表示手段14a
に、現在年月日時刻を設定・変更する手順を説明するメ
ッセージが表示されるので、このメッセージに従って、
テンキーを操作すれば、現在年月日時刻を設定・変更す
ることができる。現在年月日時刻を設定・変更した場合
には、この例では、#キーを押し操作すれば、変更後の
内容で動作するようになり、現在年月日時刻を設定・変
更することができる設定モードを抜けて、ユーザが運用
段階で設定できる設定項目を設定する設定モードに戻る
ようになっている。
【0099】尚、現在年月日時刻設定では、デフォルト
値は、例えば、この統合盤1を集合住宅に設置し、最初
に年月日時刻を設定した時の、年月日時刻をデフォルト
値としている。尚、統合盤1が、トラブル表示中に、ユ
ーザが運用段階で設定できる設定項目を設定する設定モ
ードに入った場合は、トラブル表示をクリアし、トラブ
ル確認灯を消灯し、その後、ユーザが運用段階で設定で
きる設定項目を設定する設定モードを終了した場合は、
トラブル表示ではなく、統合盤1は、警報表示に切り換
えるようにする。
【0100】次ぎに、この統合盤1にプリンタを接続し
た場合に、統合盤1が行える印字機能について説明す
る。この統合盤1では、統合盤1に電源が投入されてい
る時(通電中)に、盤面1aに設けられた運用設定スイ
ッチSW3をオンにし、ユーザが運用段階で設定できる
設定項目を設定する設定モードに入った後、テンキーよ
り、設定情報の一覧印字をする設定項目として割り当て
られた識別番号、この例では、「000」を入力する
と、表示手段14aが、印刷設定画面に切り換わり、表
示手段14aに、印字を下記に示す6つのパターンのど
のパターンで行うかを問い合わせるメッセージが表示さ
れるようになっている。
【0101】第1の印字パターンとして、この統合盤1
には、工場設定スイッチSW1をオンにして、その後、
統合盤1に電源を投入することで、記憶手段15に登録
した盤内接続機器ユニットの情報のみを印字するパター
ンが設けられている。この例では、第1の印字パターン
をプリンタより印字出力させる場合は、表示手段14a
を、印刷設定画面に切り換えた後、テンキーより、この
第1の印字パターンの印字出力作業に割り当てられた識
別番号、この例では、「001」を入力すると、プリン
タより第1の印字パターンの印刷物が出力される。
【0102】より具体的に説明すると、表示手段14a
を、印刷設定画面に切り換えた後、テンキーより、識別
番号「001」を入力すると、制御手段10が、図3
(b)に示したような、記憶手段15に登録されている
盤内接続機器ユニットテーブルを読みだして、これを、
所定の帳票形式にして、デフォルト値、変更値ととも
に、印字出力するようにしている。
【0103】この印刷物には、本来、工場側で設定すべ
きもののみが印刷されているので、メーカの担当者、サ
ービスエンジニア等、統合盤1内の電子機器部材につい
て、修理ができる者にとって、必要な情報を整理した形
で見ることができるので、この印字出力物を有効利用し
て、例えば、集合住宅用監視システムが正常に動作しな
い場合の原因の特定や、修復作業を容易且つ簡単に行え
る。
【0104】第2の印字パターンとして、この統合盤1
には、現場調整設定スイッチSW2をオンにした後に、
統合盤1の電源を投入し、施工業者が現場調整段階で設
定すべき設定項目を設定する設定モードにして、現場調
整段階で設定すべき設定項目に関する情報(施工業者
が、現場で設定・変更した設定項目に関する情報及び施
工業者が、現場で、設定・変更していない設定項目に関
する情報を含む)のみを印字するパターンが設けられて
いる。
【0105】この例では、第2の印字パターンをプリン
タより印字出力させる場合は、表示手段14aを、印刷
設定画面に切り換えた後、テンキーより、この第1の印
字パターンの印字出力作業に割り当てられた識別番号、
この例では、「002」を入力すると、プリンタより第
2の印字パターンの印刷物が出力される。より具体的に
説明すると、表示手段14aを、印刷設定画面に切り換
えた後、テンキーより、識別番号「002」を入力する
と、制御手段10が、識別番号として、3桁の「10
1」から「899」までの数字を使用して、記憶手段1
5に記憶されている情報を読みだして、これを所定の帳
票形式にして、デフォルト値、変更値とともに、印字出
力するようにしている(図7(a)を参照)。
【0106】尚、図7(a)に示す帳票形式は、登録モ
ード番号が、昇順にソートされて印字されている。これ
により、印刷物は、盤内接続接続機器ユニット毎に、設
定項目が示されたものとなるので、サービスエンジニア
や施工業者等にとって、必要な情報を整理した形で見る
ことができるので、この印字出力物を有効利用して、例
えば、集合住宅用監視システムが正常に動作しない場合
の原因の特定や、修復作業を容易且つ簡単に行える。
【0107】第3の印字パターンとして、管理人等のユ
ーザが、運用段階で設定すべき設定項目に関する情報
(管理人等のユーザが、現場で設定・変更した設定項目
に関する情報、及び、管理人等のユーザが、現場で、設
定・変更していない設定項目に関する情報を含む)のみ
を印字するパターンが設けられている。この例では、第
3の印字パターンをプリンタより印字出力させる場合
は、表示手段14aを、印刷設定画面に切り換えた後、
テンキーより、この第3の印字パターンの印字出力作業
に割り当てられた識別番号、この例では、「003」を
入力すると、プリンタより第3の印字パターンの印刷物
が出力される。より具体的に説明すると、表示手段14
aを、印刷設定画面に切り換えた後、テンキーより、識
別番号「003」を入力すると、制御手段10が、識別
番号として、3桁の「901」から「998」までの数
字を使用して、記憶手段15に記憶されている情報を読
みだして、これを所定の帳票形式にして、デフォルト
値、変更値とともに、印字出力するようにしている(図
7(b)を参照)。
【0108】これにより、印刷物は、運用段階で設定し
た設定項目及び運用段階で設定すべき設定が示されたも
のとなるので、管理人等のユーザ等にとって、必要な情
報を整理した形で見ることができるので、この印字出力
物を有効利用して、例えば、集合住宅用監視システムが
正常に動作しない場合の原因の特定や、修復作業を容易
且つ簡単に行える。
【0109】第4の印字パターンとしては、この統合盤
1には、個別の登録モードに関する設定項目に関する情
報のみを印字するパターンが設けられている。この例で
は、第4の印字パターンをプリンタより印字出力させる
場合は、表示手段14aを、印刷設定画面に切り換えた
後、テンキーより、この第4の印字パターンの印字出力
作業に割り当てられた識別番号、この例では、設定項目
として個別に割り当てられた、3桁の数字、例えば、
「101」を入力すると、プリンタより第4の印字パタ
ーンの印刷物として、登録モード101に関する設定情
報が出力される。
【0110】これにより、印刷物は、登録モードが指定
されたものの情報となるので、メーカ側の者、サービス
エンジニア、施工業者及び管理人等のユーザ等のいずれ
にとっても、気になる必要な情報のみを整理した形で見
ることができるので、この印字出力物を有効利用して、
例えば、集合住宅用監視システムが正常に動作しない場
合の原因の特定や、修復作業を容易且つ簡単に行える。
【0111】第5の印字パターンとして、この統合盤1
には、この統合盤1の記憶手段15に記憶されている全
ての設定項目に関する設定項目を印字するパターンが設
けられている。この例では、第5の印字パターンをプリ
ンタより印字出力させる場合は、表示手段14aを、印
刷設定画面に切り換えた後、テンキーより、この第5の
印字パターンの印字出力作業に割り当てられた識別番
号、この例では、「999」を入力すると、プリンタよ
り第5の印字パターンの印刷物が出力される。
【0112】より具体的に説明すると、表示手段14a
を、印刷設定画面に切り換えた後、テンキーより、識別
番号「999」を入力すると、制御手段10が、識別番
号として、3桁の「101」から「999」までの数字
を使用して、記憶手段15に記憶されている全ての設定
項目に情報を読みだして、これを登録モード番号順にソ
ートして、所所定の帳票形式にして、デフォルト値、変
更値とともに、印字出力するようにしている。
【0113】これにより、設定項目の全てについてのチ
ェックが可能になる。第6の印字パターンとして、この
統合盤1には、この統合盤1の記憶手段15に、記憶さ
れている全ての設定項目に関する設定項目中、デフォル
ト値から変更した設定項目に関する情報のみを印字する
パターンが設けられている。この例では、第6の印字パ
ターンをプリンタより印字出力させる場合は、統合盤1
の電源の投入中に、運用設定スイッチSW3をオンにし
た後に、管理人等のユーザが運用段階で設定すべき設定
項目を設定する設定モードにした後、テンキーより、こ
の第6の印字パターンの印字出力作業に割り当てられた
識別番号、この例では、「999」を入力すると、プリ
ンタより第6の印字パターンの印刷物が出力される。
【0114】この例では、この第6の印字パターンの登
録モード番号が入力されると、制御手段10が、記憶手
段15に記憶されている全ての設定項目の情報のうち、
設定が変更値(「1」)とされているもののみを抽出
し、これを、登録モード番号順にソートして、所定の帳
票形式にして、印字出力するようにしている。これによ
り、印刷物は、デフォルト値から変更した設定項目に関
する情報のみの設定項目に関する情報となるので、メー
カ側の者、サービスエンジニア、施工業者及び管理人等
のユーザ等のいずれにとっても、気になる、設定値を変
更したものの情報となるので、この印字出力物を有効利
用して、例えば、集合住宅用監視システムが正常に動作
しない場合の原因の特定や、修復作業を容易且つ簡単に
行える。
【0115】尚、ここでは、第1〜第6の印字パターン
は、全て、プリンタより、印刷物として出力する場合を
例にとって説明したが、このようなパターンは、表示手
段14aに順送りに、表示するようにしてもよく、印字
と表示とを共に行うようにしてもよい。尚、現場調整段
階で設定すべき設定項目に関する情報(施工業者が、現
場で設定・変更した設定項目に関する情報及び施工業者
が、現場で、設定・変更していない設定項目に関する情
報を含む)が多く、施工業者が、現場で設定・変更した
設定項目が多数ある場合には、施工業者が、現場で設定
・変更した設定項目を被一個づつ、チェックして、修正
して行くより、現場調整段階で設定すべき設定項目に関
する情報についてのみ、これを全て初期化して、その
後、新たに、現場調整段階で設定すべき設定項目を設定
した方が、集合住宅用監視システムを早く正常な状態に
戻すことができる場合がある。
【0116】この統合盤1では、かかる要望に応えるこ
とができるように、現場調整段階で設定すべき設定項目
のみを記憶手段15から初期化する機能を設けている。
より具体的に説明すると、この場合には、統合盤1に電
源が投入されている場合には、一度、電源を落し、現場
調整設定スイッチSW2をオンにしてから、統合盤1に
電源を投入して、すると、施工業者が現場調整段階で設
定すべき設定項目を設定する設定モードに入る。
【0117】次に、施工業者が現場調整段階で設定すべ
き設定項目を設定する設定モードに入った後、テンキー
より、現場調整段階で設定すべき設定項目のみを記憶手
段15から初期化する設定項目として割り当てられた識
別番号、この例では、「100」を入力すると、表示手
段14aが、暗証番号を問い合わせてくるので、表示手
段14aに表示されているメッセージに従って、施工業
者等に割り振られた4桁の暗証番号(例えば、「105
0」)をテンキーより入力すると、この暗証番号が正し
い場合には、現場調整段階で設定すべき設定項目のみが
記憶手段15から初期化されるようにしている。
【0118】また、運用設定段階で設定すべき設定項目
に関する情報(管理人等のユーザが、現場で設定・変更
した設定項目に関する情報及びが、管理人等のユーザ
が、現場で、設定・変更していない設定項目に関する情
報を含む)が多く、施工業者が、現場で設定・変更した
設定項目が多数ある場合には管理人等のユーザ、が、現
場で設定・変更した設定項目を被一個づつ、チェックし
て、修正して行くより、運用設定段段階で設定すべき設
定項目に関する情報についてのみ、これを全て初期化し
て、その後、新たに、運用設定段階で設定すべき設定項
目を設定した方が、集合住宅用監視システムを早く正常
な状態に戻すことができる場合がある。
【0119】この統合盤1では、かかる要望に応えるこ
とができるように、運用設定段階で設定すべき設定項目
のみを記憶手段15から初期化する機能を設けている。
より具体的に説明すると、この場合には、統合盤1に電
源が投入されている場合に、運用設定スイッチSW3を
オンにして、管理人等のユーザが運用設定段階で設定す
べき設定項目を設定する設定モードに入る。
【0120】次ぎに、管理人等のユーザが運用設定段階
で設定すべき設定項目を設設定する設定モードに入った
後、テンキーより、現場調整段階で設定すべき設定項目
のみを記憶手段15から初期化する設定項目として割り
当てられた識別番号、この例では、「900」を入力す
ると、表示手段14aが、暗証番号を問い合わせてくる
ので、表示手段14aに表示されているメッセージに従
って、施工業者等に割り振られた4桁の暗証番号(例え
ば、「1050」)をテンキーより入力すると、この暗
証番号が正しい場合には、現場調整段階で設定すべき設
定項目のみが記憶手段15から初期化されるようにして
いる。
【0121】この統合盤1では、統合盤1の機能を、統
合盤1が備えている盤内接続機器ユニットU3〜U8
と、施工業者が現場調整段階で設定すべき設定項目と、
ユーザが運用段階で設定できる設定項目とに分類し、且
つ、統合盤1に、統合盤1が備えている盤内接続機器ユ
ニットU3〜U8を記憶手段15に登録する工場設定ス
イッチSW1と、施工業者が現場調整段階で設定すべき
設定項目を設定する設定モードに入る現場調整設定スイ
ッチSW2と、ユーザが運用段階で設定できる設定項目
を設定する設定モードに入る運用設定スイッチSW3と
を別個独立に設けている。
【0122】これにより、施工業者は、現場調整段階で
設定すべき設定項目を設定する際に、現場調整設定スイ
ッチSW2を操作すれば、現場調整段階で設定すべき設
定項目を設定する設定モードに入ることができるが、他
の設定モードに入ることが無い。 このため、誤って、
統合盤1が備えている盤内接続機器ユニットU3〜U8
として記憶手段15に登録されている盤内接続機器ユニ
ットU3〜U8の設定を変更したり、ユーザが運用段階
で設定し、記憶手段15に記憶させた設定項目を変更し
てしまうという、といった事態が生じない。
【0123】また、ユーザは、運用段階で設定すべき設
定項目を設定する際に、運用設定スイッチSW3を操作
すれば、運用段階で設定すべき設定項目を設定する設定
モードに入ることができるが、他の設定モードに入るこ
とが無い。このため、誤って、統合盤1が備えている盤
内接続機器ユニットU3〜U8として記憶手段15に登
録されている盤内接続機器ユニットU3〜U8との設定
を変更したりや、施工業者が現場調整段階で設定し、記
憶手段15に記憶させた設定項目を変更してしまうとい
う、といった事態が生じない。
【0124】且つ、工場従業員に、デイップスイッチ等
の設定手段で、統合盤1の盤内に接続されている、盤内
接続機器ユニットを登録させるのではなく、工場設定ス
イッチSW1をオンすると、統合盤1が、自動的に、統
合盤1の盤内に接続されている、盤内接続機器ユニット
U3〜U8を統合盤1の記憶手段15に記憶するように
したので、統合盤1の盤内に接続されている、盤内接続
機器ユニットU3〜U8をの登録を誤って設定すること
が無い。
【0125】且つ、統合盤1の記憶手段15に記憶され
ている盤内接続機器ユニットU3〜U8で行える作業項
目のみの設定項目を、現場調整段階及び運用段階で設定
できるようにしているので、統合盤1の記憶手段15
に、統合盤1に接続されていない盤内接続機器ユニット
U1、U2でなければ行えない設定項目が、入力される
ことがない。
【0126】更に、この統合盤1では、ユーザがあまり
開くことの無い、統合盤1の盤内1bに、工場設定スイ
ッチSW1を設けているので、ユーザが、工場設定スイ
ッチSW1を操作するといった事態が生じ難い。且つ、
統合盤1に電源が投入されている時に、工場設定スイッ
チSW1をオンにしても、動作しないので、施工業者や
ユーザが、記憶手段15に記憶されている、統合盤1が
備えている盤内接続機器ユニットU3〜U8の登録を変
更するといった事態が生じない。
【0127】また、この統合盤1では、ユーザがあまり
開くことの無い、統合盤1の盤内1bに、現場調整設定
スイッチSW2を設けているので、ユーザが、現場調整
設定スイッチSW2を操作するといった事態が生じ難
い。且つ、統合盤1に電源が投入されている時に、現場
調整設定スイッチSW2をオンにしても、動作しないの
で、ユーザが、記憶手段15に記憶されている、施工業
者が現場で設定した設定項目を変更するといった事態が
生じない。
【0128】また、この統合盤1では、運用設定スイッ
チSW3をユーザの操作し易い盤面1aに設けているの
で、ユーザは、簡単に、運用段階で設定できる設定項目
を設定する設定モードに入ることができる。この結果、
ユーザが、統合盤1の盤内1bを覗くといった事態が生
じないため、工場設定スイッチSW1や現場調整設定ス
イッチSW2がみだりに操作されるといった事態が生じ
難い。
【0129】更に、この統合盤1では、下位階層設定項
目は、上位階層設定項目が選択されていないと設定する
ことができないようにしているので、統合盤1に、施工
業者や、管理人等のユーザが、互いに矛盾した設定項目
を設定すことが無い。また、この統合盤1では、現場調
整段階で設定され、記憶手段15に記憶された設定項目
のみを記憶手段15から削除できるようにしているの
で、現場段階で、種々の設定がなされ、環境条件や動作
条件が、複雑になっている場合には、現場調整段階で設
定され、記憶手段15に記憶された設定項目を削除して
から、新たに、現場調整段階で設定すべき設定項目を設
定することで、統合盤1の動作の修復を容易に行える。
【0130】また、この統合盤1では、運用設定段階で
設定され、記憶手段15に記憶された設定項目のみを記
憶手段15から削除できるようにしているので、現場段
階で、種々の設定がなされ、環境条件や動作条件が、複
雑になっている場合には、運用設定段階で設定され、記
憶手段15に記憶された設定項目を削除してから、新た
に、運用設定段階で設定すべき設定項目を設定すること
で、統合盤1の動作の修復を容易に行える。
【0131】更には、この統合盤1では、工場設定スイ
ッチSW1の操作により、記憶手段15に登録された盤
内接続機器ユニットU3〜U8の情報だけを見たり、現
場調整段階で設定され、記憶手段15に記憶された設定
項目だけを見たり、運用設定段階で設定され、記憶手段
15に記憶された設定項目だけを見たりすることができ
るので、サービスエンジニア、施工業者、ユーザは、自
分が必要とする情報だけを選択して見ることができる。
【0132】これにより、集合住宅用システムAが正常
に動作しない場合には、サービスエンジニア、施工業
者、ユーザは、各々自身が必要とする情報のみを見るこ
とにより、自分で、修正が行える場合には、自分で修復
ができるとともに、自分では修復できない部分につい
て、かってに、設定条件を変更してしまうということを
しなくなる。
【0133】また、この統合盤1では、現場調整段階で
デフォルト以外の設定がされた設定項目のみを画面表示
及び/又は印字出力できるようにしているので、施工業
者やサービスエンジニア等は、現場で変更された設定項
目だけを見ることができるようになる。 これにより、
施工業者やサービスエンジニア等は、集合住宅用システ
ムが正常に動作しない場合には、その原因を、簡単に特
定できるので、容易且つ簡単に、集合住宅用システムが
正常に動作するように、現場調整段階で設定すべき設定
項目の修正を行える。
【0134】また、この統合盤1では、運用設定段階で
デフォルト以外の設定がされた設定項目のみを画面表示
及び/又は印字出力できるようにしているので、ユーザ
や施工業者やサービスエンジニア等は、運用設定段階で
変更された設定項目だけを見ることができるようにな
る。これにより、施工業者やサービスエンジニア等は、
集合住宅用システムが正常に動作しない場合には、その
原因を、簡単に特定できるので、容易且つ簡単に、集合
住宅用システムが正常に動作するように、運用段階段階
で設定すべき設定項目の修正を行える。
【0135】この統合盤1は、以上のような機能を備え
るため、マンンション等の集合住宅における共用部分の
トラブル警報を監視する自動報知設備と、集合住宅の各
住戸内に設置され、各住戸のトラブル警報を監視する住
宅情報盤とを備える集合住宅用システムの統合盤とし
て、好適に用いることができる。
【0136】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載の統合盤では、工場設定スイッチと、現場調整設
定スイッチと、運用設定スイッチとを別個独立に設けて
いる。これにより、施工業者は、現場調整段階で設定す
べき設定項目を設定する際に、現場調整設定スイッチを
操作すれば、現場調整段階で設定すべき設定項目を設定
する設定モードに入ることができるが、他の設定モード
に入ることが無いため、誤って、統合盤が備えている盤
内接続機器ユニットとして記憶手段に登録されている盤
内接続機器ユニットの設定を変更したり、ユーザが運用
段階で設定し、記憶手段に記憶させた設定項目を変更し
てしまうという、といった事態が生じない。
【0137】また、ユーザは、運用段階で設定すべき設
定項目を設定する際に、運用設定スイッチを操作すれ
ば、運用段階で設定すべき設定項目を設定する設定モー
ドに入ることができるが、他の設定モードに入ることが
無いため、誤って、統合盤が備えている盤内接続機器ユ
ニットとして記憶手段に登録されている盤内接続機器ユ
ニットの設定を変更したりや、施工業者が現場調整段階
で設定し、記憶手段に記憶させた設定項目を変更してし
まうという、といった事態が生じない。
【0138】且つ、工場従業員に、デイップスイッチ等
の設定手段で、統合盤の盤内に接続されている、盤内接
続機器ユニットを登録させるのではなく、工場設定スイ
ッチをオンすると、統合盤が、自動的に、統合盤の盤内
に接続されている、盤内接続機器ユニットを統合盤の記
憶手段に記憶するようにしたので、統合盤の盤内に接続
されている、盤内接続機器ユニットの登録を誤って設定
することが無い。
【0139】且つ、統合盤の記憶手段に記憶されている
盤内接続機器ユニットで行える作業項目のみの設定項目
を、現場調整段階及び運用段階で設定できるようにして
いるので、統合盤の記憶手段に、統合盤に接続されてい
ない盤内接続機器ユニットでなければ行えない設定項目
が、入力されることがない。請求項2に記載の統合盤で
は、ユーザがあまり開くことの無い、統合盤の盤内に、
工場設定スイッチを設けているので、ユーザが、工場設
定スイッチを操作するといった事態が生じ難い。
【0140】且つ、統合盤に電源が投入されている時
に、工場設定スイッチをオンにしても、動作しないの
で、施工業者やユーザが、記憶手段に記憶されている、
統合盤が備えている盤内接続機器ユニットの登録を変更
するといった事態が生じない。請求項3に記載の統合盤
では、ユーザがあまり開くことの無い、統合盤の盤内
に、現場調整設定スイッチを設けているので、ユーザ
が、現場調整設定スイッチを操作するといった事態が生
じ難い。
【0141】且つ、統合盤に電源が投入されている時
に、現場調整設定スイッチをオンにしても、動作しない
ので、ユーザが、記憶手段に記憶されている、施工業者
が現場で設定した設定項目を変更するといった事態が生
じない。請求項4に記載の統合盤では、運用設定スイッ
チをユーザの操作し易い盤面に設けているので、ユーザ
は、簡単に、運用段階で設定できる設定項目を設定する
設定モードに入ることができる。
【0142】この結果、ユーザが、統合盤の盤内を覗く
といった事態が生じないため、工場設定スイッチや現場
調整設定スイッチがみだりに操作されるといった事態が
生じ難い。請求項5に記載の統合盤では、下位階層設定
項目は、上位階層設定項目が選択されていないと設定す
ることができないようにしているので、統合盤に、施工
業者等が、互いに矛盾した設定項目を設定すことが無
い。
【0143】請求項6に記載の統合盤では、下位階層設
定項目は、上位階層設定項目が選択されていないと設定
することができないようにしているので、統合盤に、ユ
ーザが、互いに矛盾した設定項目を設定すことが無い。
請求項7に記載の統合盤では、現場調整段階で設定さ
れ、記憶手段に記憶された設定項目のみを記憶手段から
削除できるようにしているので、現場段階で、種々の設
定がなされ、環境条件や動作条件が、複雑になっている
場合には、現場調整段階で設定され、記憶手段に記憶さ
れた設定項目を削除してから、新たに、現場調整段階で
設定すべき設定項目を設定することで、統合盤の動作の
修復を容易に行える。
【0144】請求項8に記載の統合盤では、運用設定段
階で設定され、記憶手段に記憶された設定項目のみを記
憶手段から削除できるようにしているので、現場段階
で、種々の設定がなされ、環境条件や動作条件が、複雑
になっている場合には、運用設定段階で設定され、記憶
手段に記憶された設定項目を削除してから、新たに、運
用設定段階で設定すべき設定項目を設定することで、統
合盤の動作の修復を容易に行える。
【0145】請求項9に記載の統合盤では、運用設定段
階で設定され、記憶手段に記憶された設定項目のみを記
憶手段から削除できるようにしているので、現場段階
で、種々の設定がなされ、環境条件や動作条件が、複雑
になっている場合には、運用設定段階で設定され、記憶
手段に記憶された設定項目を削除してから、新たに、運
用設定段階で設定すべき設定項目を設定することで、統
合盤の動作の修復を容易に行える。
【0146】請求項10に記載の統合盤では、現場調整
段階でデフォルト以外の設定がされた設定項目のみを画
面表示及び/又は印字出力できるようにしているので、
施工業者やサービスエンジニア等は、現場で変更された
設定項目だけを見ることができるようになる。これによ
り、施工業者やサービスエンジニア等は、集合住宅用シ
ステムが正常に動作しない場合には、その原因を、簡単
に特定できるので、容易且つ簡単に、集合住宅用システ
ムが正常に動作するように、現場調整段階で設定すべき
設定項目の修正を行える。
【0147】請求項11に記載の統合盤では、運用設定
段階でデフォルト以外の設定がされた設定項目のみを画
面表示及び/又は印字出力できるようにしているので、
ユーザや施工業者やサービスエンジニア等は、運用設定
段階で変更された設定項目だけを見ることができるよう
になる。これにより、施工業者やサービスエンジニア等
は、集合住宅用システムが正常に動作しない場合には、
その原因を、簡単に特定できるので、容易且つ簡単に、
集合住宅用システムが正常に動作するように、運用段階
段階で設定すべき設定項目の修正を行える。
【0148】請求項12に記載の集合住宅用システムで
は、統合盤として、請求項1〜11のいずれかに記載の
統合盤を用いているので、集合住宅用システムの環境条
件や動作条件として必要な設定項目を、容易且つ簡単
に、誤設定や、矛盾した設定をすることなく設定でき、
更には、集合住宅用システムが正常に動作しない場合に
は、その原因を容易に特定して、修復することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る統合盤の内部構成の一例を概略的
に示すブロック図である。
【図2】図1に示す統合盤が用いられた集合住宅用監視
システムの一例を概略的に示す全体構成図である。
【図3】本発明に係る統合盤に接続されている、盤内接
続機器ユニットを記憶手段に登録する様子を模式的に示
す説明図であり、図3(a)は、製造段階で、記憶手段
に設定する盤内接続機器ユニットテーブルを、また、図
3(b)は、工場設定スイッチを操作して、自己診断登
録プログラムが動作させた後の、記憶手段に登録された
盤内接続機器ユニットテーブルを、各々、示している。
【図4】集合住宅用監視システムの環境条件や動作条件
のうち、基本的設定項目の一部を示す説明図である。
【図5】集合住宅用監視システムの環境条件や動作条件
の設定項目の一部を例示的に示す説明図であり、図5
(a)は、住宅情報盤に関係する設定項目の一部を示す
ものであり、又、図5(b)は、音声警報ユニット(盤
内接続機器ユニット)のみにて設定できる設定項目を例
示的に示す説明図である。
【図6】ユーザが運用段階で設定できる設定項目の一部
を例示的に示す説明図である。
【図7】本発明に係る統合盤で印字することのできる印
刷物を例示する図であり、図7(a)は、施工業者が現
場調整段階で設定すべき設定項目に関する情報のみを印
字した印刷物の一部を示す図であり、また、図7(b)
は、管理人等のユーザが運用設定段階で設定すべき設定
項目に関する情報のみを印字した印刷物の一部を示す図
である。
【符号の説明】
1 統合盤 2 信号処理部 13 操作部 14a 表示手段 SW1 工場設定スイッチ SW2 現場調整設定スイッチ SW3 運用設定スイッチ U1 音声警報ユニット(盤内接続機器ユニット) U2 防排煙端子ユニット(盤内接続機器ユニット) U3 諸警報端子ユニット(盤内接続機器ユニット) U4 地区音響端子ユニット(盤内接続機器ユニット) U5 共通端子ユニット(盤内接続機器ユニット) U6 移信端子ユニット(盤内接続機器ユニット) U7 地区窓増設ユニット(盤内接続機器ユニット) U8 プリンタユニット(盤内接続機器ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妹尾 純二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 廣田 健二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−57196(JP,A) 特開 平8−241488(JP,A) 特開 平3−40098(JP,A) 特開 平8−161674(JP,A) 特開 平9−62970(JP,A) 特開 平6−168389(JP,A) 特開 平8−235465(JP,A) 特開 平9−97390(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 23/00 - 31/00 G08B 17/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶手段に、環境条件や動作条件として必
    要な設定項目を記憶させると、所定の制御プログラムを
    稼働して、端末機や周辺機器等を監視し、制御するCP
    Uを備える統合盤において、 前記統合盤は、 前記統合盤の機能を拡張するために、前記CPUに盤内
    接続機器ユニットを接続付加できる構成とされており、 前記統合盤が備えている盤内接続機器ユニットの接続の
    有無を前記記憶手段に自動登録するための工場設定スイ
    ッチと、 施工業者が現場調整段階で設定すべき設定項目を設定す
    る設定モードを立ち上げる現場調整設定スイッチと、 ユーザが運用段階で設定できる設定項目を設定する設定
    モードを立ち上げる運用設定スイッチとを別個独立に設
    け、 前記工場設定スイッチを操作して、前記記憶手段に、前
    記統合盤に接続付加されている盤内接続機器ユニットの
    接続の有無に関する情報を登録すると、 前記現場調整設定スイッチ、前記運用設定スイッチを操
    作して立ち上げた、各々の登録設定モードにおいては、
    前記工場設定スイッチを操作して、前記記憶手段に、接
    続されているとの情報が登録されている盤内接続機器ユ
    ニットに対応した設定項目が設定できるようにしたこと
    を特徴とする、統合盤。
  2. 【請求項2】前記工場設定スイッチは、前記統合盤の盤
    内に設けられ、且つ、 前記工場設定スイッチをオンにした後に、前記統合盤の
    電源を投入した場合に限り、前記記憶手段に、前記統合
    盤が備えている盤内接続機器ユニットの接続の有無に関
    する情報を登録できるようにした、請求項1に記載の統
    合盤。
  3. 【請求項3】前記現場調整設定スイッチは、前記統合盤
    の盤内に設けられ、且つ、 前記現場調整設定スイッチをオンにした後に、前記統合
    盤の電源を投入した場合に限り、前記施工業者が現場調
    整段階で設定すべき設定項目を設定する設定モードを立
    ち上がるようにした、請求項1又は請求項2に記載の統
    合盤。
  4. 【請求項4】前記運用設定スイッチは、前記統合盤の盤
    面に設けられ、前記統合盤に電源が投入されている時
    に、前記運用設定スイッチをオンにすると、前記ユーザ
    が運用段階で設定できる設定項目を設定する設定モード
    が立ち上がるようにした、請求項1〜3のいずれかに記
    載の統合盤。
  5. 【請求項5】前記施工業者が現場調整段階で設定すべき
    設定項目は、下位階層設定項目を含み、前記下位階層設
    定項目は、その上位階層設定項目が選択されていないと
    設定することができないようになっている、請求項1〜
    4のいずれかに記載の統合盤。
  6. 【請求項6】前記ユーザが運用段階で設定できる設定項
    目は、下位階層設定項目を含み、前記下位階層設定項目
    は、その上位階層設定項目が選択されていないと設定す
    ることができないようになっている、請求項1〜5のい
    ずれかに記載の統合盤。
  7. 【請求項7】前記現場調整段階で設定され、前記記憶手
    段に記憶された設定項目のみを前記記憶手段から削除で
    きるようにした、請求項1〜6のいずれかに記載の統合
    盤。
  8. 【請求項8】前記運用設定段階で設定され、前記記憶手
    段に記憶された設定項目のみを前記記憶手段から削除で
    きるようにした、請求項1〜7のいずれかに記載の統合
    盤。
  9. 【請求項9】前記工場設定スイッチの操作により、前記
    記憶手段に登録された盤内接続機器ユニットの情報、前
    記現場調整段階で設定され、前記記憶手段に記憶された
    設定項目、及び、前記運用設定段階で設定され、前記記
    憶手段に記憶された設定項目の中から、少なくとも、一
    つの項目を選択して、画面表示及び/又は印字出力でき
    るようにした、請求項1〜8のいずれかに記載の統合
    盤。
  10. 【請求項10】前記現場調整段階で設定され、前記記憶
    手段に記憶された設定項目中、前記現場調整段階でデフ
    ォルト以外の設定がされた設定項目のみを画面表示及び
    /又は印字出力できるようにした、請求項1〜9のいず
    れかに記載の統合盤。
  11. 【請求項11】前記運用設定段階で設定され、前記記憶
    手段に記憶された設定項目中、前記運用設定段階でデフ
    ォルト以外の設定がされた設定項目のみを画面表示及び
    /又は印字出力できるようにした、請求項1〜10のい
    ずれかに記載の統合盤。
  12. 【請求項12】マンション等の集合住宅における共用部
    分のトラブル警報を監視する自動報知設備と、集合住宅
    の各住戸内に設置され、各住戸のトラブル警報を監視す
    る住宅情報盤とを備える集合住宅用システムの統合盤と
    して、請求項1〜11のいずれかに記載の統合盤を用い
    た、集合住宅用システム。
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