JP3492512B2 - ディジタル変調装置 - Google Patents
ディジタル変調装置Info
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Description
タル信号を記録するディジタル変調装置に関する。
る記録再生装置を図9に示す光磁気ディスク17の記録
再生装置を例に説明する。光磁気ディスク17において
は、記録する映像信号は、まずマルチプレクサー回路1
1に入力され、映像信号、オーディオ信号、データを多
重化する。次に、MPEGエンコーダー12に入力さ
れ、記録媒体(光磁気ディスク等)の限られた記録容量
を有効に利用して、長時間記録ができるように信号の冗
長性を利用して圧縮される。そして、誤り訂正符号付加
回路13に入力され、記録媒体(光磁気ディスク等)に
記録再生する際に発生する符号誤りを再生系の誤り訂正
回路24で、訂正するために誤り訂正符号を付加する。
さらに、変調回路14は、記録媒体(光磁気ディスク1
7)の帯域に合わせてスペクトラムを変換する。特に、
アドレスデータを低い帯域に記録することと、再生系で
データを検出する場合に、DC成分が変動すると誤検出
の原因となるために、データの低域成分を抑える必要が
ある。記録アンプ15では、記録媒体(光磁気ディスク
17)に記録する磁界を生成するために磁気ヘッド16
に記録電流を流す。その後、レーザー光18を光磁気デ
ィスク17に照射し、磁性層の温度を上昇させ、キュー
リー点(磁性体が保磁力を無くす温度)付近まで温め
る。そして、磁気ヘッド16からの記録磁界により、光
磁気ディスク17の磁性層が磁化され、データが光磁化
ディスク17に記録される。
ク17に照射して、その反射光を偏光板19で縦方向の
成分と横方向の成分に分離する。ピックアップ20で
は、反射光の縦方向成分と横方向成分を検知して反射光
の位相差を検出する。反射光は光磁気ディスク17に記
録されている磁場の影響を受け、反射率が変化して入射
光に対する位相差が生じる。この位相差を検出すること
により記録されているデータを再生することができる。
再生アンプ21では、信号処理するために必要なレベル
に増幅される。イコライザー回路22では、再生波形の
波形間干渉を低減する。復調回路23では、記録媒体
(光磁気ディスク17)の帯域に合わせられていたスペ
クトラムを元の帯域に戻す。誤り訂正回路24では、記
録媒体(光磁気ディスク17)に記録再生された際に光
磁気ディスク17の傷などにより発生する符号誤りを記
録時に付加された訂正符号を用いて訂正する。MPEG
デコーダー25では、記録時に圧縮されていた信号を元
の信号に伸張する。デ・マルチプレクサー回路26で
は、入力された信号を映像信号、オーディオ信号データ
に分離する。これらの回路より光磁気ディスクの記録再
生装置は構成される。
To Zero Invert)変調におけるDC成分を除去し、低
域成分を抑えるためにNRZI+変調方法が行われてい
る。すなわち、記録データをある一定の長さに分け、そ
の切れ目に数種類の初期値Tを挿入し、DSV(Digita
l Sum Value)を計算し、DSVを最小にする初期値T
を付加したNRZI変調が行われている。図10により
従来の変調回路14を説明する。この変調回路14は、
並列に複数設けた変調処理部100と変調処理部100
により算出された変調データから最もDSVを最小とな
る変調データを選択して記録アンプ15に転送するセレ
クター7から構成されている。
Tを付加した記録データをコンボリューション処理装置
1とNRZI変調処理装置2とNRZI変調データのD
SVを計算するDSV計算回路3とDSVを加算、比較
を行うDSVコンパレーター4とDSVの最大値を格納
するDSVメモリー5とNRZI変調データを格納する
変調メモリー6から構成されている。
号付加回路13から送られてきた記録データに所定Nビ
ットの初期値Tを付加すると共に、1ワード(Nビッ
ト)単位でコンボリューション処理を行うものである。
コンボリューション処理の詳細は後述する。初期値T
は、DSVを最小に制御するために記録データに付加す
る所定Nビット列である。そしてDSVを最小に制御す
るビットパターンを選択するため、所定Nビットのすべ
てのビットパターン、すなわち2のN乗個のビットパタ
ーンについて並列に変調を行い選択していた。従って、
例えば4ビットの初期値Tの場合のビットパターンは下
記のT0からT16までの16通りとなる。 T0=0000 T1=0001 T2=0010 T3=0011 T4=0100 T5=0101 T6=0110 T7=0111 T8=1000 T9=1001 T10=1010 T11=1011 T12=1100 T13=1101 T14=1110 T15=1111
先頭に付加された記録データを1ワード(Nビット)単
位で、対応するビットの排他的論理和を求める処理であ
る。図11に基づきコンボリューション処理を説明す
る。まず初期値T(0、0、0、0)と記録データの先
頭の1ワードD0(1、0、0、1)の各対応するビッ
トとの排他的論理和を行い、結果であるC0(1、0、
0、1)を初期値T(0、0、0、0)に付加する。次
にC0とD1について同様に排他的論理和をとり、結果
であるC1をC0に付加する。同様の処理を最終ワード
まで繰り返す。
ン処理されたデータの先頭ビットに0を付加し、上位ビ
ットとの排他的論理和を行うものである。NRZI変調
の動作について図12により説明する。NRZI変調
は、図12では(0とTa0)の排他的論理和をとり、
結果であるTa0を初期値Tに戻し、初期値Tは(Ta
0、Tb、Tc、Td)となる。次に(Ta0とTb)
の排他的論理和をとり初期値Tは(Ta0、Tb0、T
c、Td)となる。同様に最終のデータビットまで繰り
返される。NRZI変調されたデータは、変調メモリー
6とDSV計算回路3に転送される。
により変調された変調データの1ワード単位でのDSV
を計算するものである。すなわち、+ビットを(1)、
マイナスビットを(−1)として4ビットの合計を求め
る。DSVコンパレーター4は、1ワード前のDSVと
DSV計算回路3から転送されてくるDSVの加算を行
い、次に加算結果の絶対値とDSVメモリー5の値を比
較し、大きい値がDSVメモリー5に転送される。DS
Vメモリー5では、DSVコンパレータ4から出力され
たDSVの値を格納するメモリーである。図13は、6
ワードの場合(初期値Tと変調データC0からC5)の
DSV計算回路3とDSVコンパレーター4とDSVメ
モリー5の値の変化を示している。まずTのDSVはD
SV計算回路3で(−4)となり、DSVメモリー5の
値(0)との加算をDSVコンパレーター4が行い、そ
の絶対値|−4|とDSVメモリー5の値(0)の比較
し、大きい値(4)をDSVメモリー5に格納する。同
様の処理をC5まで繰り返すとDSVメモリー5には
(12)が格納されることとなる。
より変調された変調データを格納するメモリーである。
ットパターンである初期値Tを選択するために、所定N
ビットのすべてのビットパターン、すなわち2のN乗個
のビットパターンについて変調を行うため変調処理部1
00も並列に2のN乗個設けている。
リー5に記憶されたDSV値を比較し、最も小さいDS
V値となった初期値Tによって変調されたデータが蓄え
られている変調メモリー6のデータを次の記録アンプ3
0に出力する。
り訂正符号付加回路13から転送された記録データは、
変調処理部100に転送される。1ワード4ビットの場
合、各変調処理部100では例えば91ワードコードご
とにコンボリューション回路1に送られ、それぞれの各
変調処理部100に対応した所定の初期値T(4ビッ
ト)が付加される共に、コンボリューション処理が行わ
れ、次にNRZI変調回路2により変調データが作成さ
れる。変調データは、変調メモリー6に格納される一
方、DSV計算回路3で1ワードごとのDSVが計算さ
れ、DSVコンパレータ4を通して、92ワードのDS
Vの最大値がDSVメモリー5に書き込まれる。1ワー
ド4ビットであるから変調処理部100は16個の各変
調処理部100での92ワード(TとD0からD90)
の並列処理が終了後、16個の変調処理部のDSVメモ
リー5のうち、DSVが最小である初期値Tの値が決定
され、そのDSVを最小にする初期値Tに対応する変調
処理部100の変調メモリー6に格納されているNRZ
I変調データが記録アンプ15へ出力されこととなる。
式においては、従来例2として、図14のようにデータ
とデータの間にDSVを制御するRESYNCを設け、
所定アルゴリズムに基づきRESYNCの極性を変える
ことによりDSVを制御していた(特開平7−2306
72)。即ち、SYNCからSYNCまでの間のDSV
をカウントし、最初区間のDSV(DSV1)が0より
大きく、次に区間のDSV(DSV2)も0より大きけ
ればRESYNCを反転させ、DSV2が0またはそれ
以下ならばRESYNCはそのままにした。また、DS
V1が0またはそれ以下の場合には次のDSV2が0よ
り大きければRESYNCはそのままとし、DSV2が
0またはそれ以下ならばRESYNCを反転させてい
た。
のDSV(DSV1)は+8であり、次の区間のDSV
(DSV2)は+5であるからRESYNCは反転させ
ることによりトータルのDSVは+8−5=+3とする
ことが出来る。次の区間のDSVは−7であるから非反
転でありそのまま出力することによりトータルのDSV
は−4となる。その次の区間のDSVは−6であるから
反転となりトータルのDSVは+2となる。そして、次
の区間のDSVは+4であるから反転となりトータルの
DSVは−4となる。以上のようにして、DSVを制御
していた。
あらゆるケースの初期値Tを考えて、すべての値で変調
を行い、DSVを算出し、DSVが小さくなる初期値T
の変調データを選ぶことにより、低域の周波数成分を抑
えていた。そのためにコンボリューション回路1、NR
ZI変調回路2、変調メモリー6、DSV計算回路3、
DSVコンパレーター4、DSVメモリー5を16系統
並列で用意しなければならず、回路規模が極めて大きく
なり、また、消費電力が増大していた。そのため、携帯
型機器など、消費電力の削減と小型化が求められている
装置では、限られたスペースに収めることが困難とな
り、記録時間が短くなることであり、いずれも重大な問
題であった。
のような1つ前までのDSVと入力データを比較して、
反転、非反転を制御する方法では、記録媒体に欠陥等が
発生し、再生データのDSVがずれるとその影響がそれ
以降のデータに伝播し、広い範囲でデータ検出に影響を
及ぼす恐れがあった。
NRZI変調の特性を利用することにより、極めて小さ
い回路規模、低消費電力でDC成分を除去することを目
的とする。
ZI+変調の特性を利用することにより、DSVの計算
処理を効率よく行うものであり、本発明の請求項1に記
載のディジタル変調装置は、所定Nビット列に対応する
2のN乗個の全デジタルデータ中の正初期値群又は負初
期値群のどちらか一方のみから構成される各初期値を、
記録データの先頭へ付加すると共に、コンボリューショ
ン処理を行うコンボリューション処理手段と、コンボリ
ューション処理されたデータのNRZI変調処理を行う
NRZI変調処理手段とを前記各初期値ごとに並列に備
えることを特徴とする。
ル変調装置は、所定Nビット列に対応する2のN乗個の
全デジタルデータ中の正初期値群又は負初期値群のどち
らか一方のみから構成される各初期値を、記録データの
先頭へ付加すると共に、コンボリューション処理を行う
コンボリューション処理手段と、コンボリューション処
理されたデータのNRZI変調処理を行うNRZI変調
処理手段と、NRZI変調処理後のデータのDSVを求
めるDSV計算手段とを有する初期値決定部を前記各初
期値ごとに並列に備えることを特徴とする。
タル変調装置は、所定Nビット列に対応する2のN乗個
の全デジタルデータ中の正初期値群又は負初期値群のど
ちらか一方のみから構成される各初期値を、記録データ
の先頭へ付加すると共に、Nビット単位にコンボリュー
ション処理を行うコンボリューション処理手段と、コン
ボリューション処理されたデータのNRZI変調処理を
行うNRZI変調処理手段と、NRZI変調処理後のデ
ータのDSVを計算するDSV計算手段とを有する初期
値決定部を前記各初期値ごとに並列に備え、最小のDS
Vとなる初期値を選択する選択部と記録データを保持す
る遅延手段と選択部で選択された初期値を記録データの
先頭に付けるとともにコンボリューション処理を行うコ
ンボリューション手段とコンボリューション処理された
データのNRZI変調処理手段とを有する記録データ変
調部とを備えることを特徴とする。
ル変調装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項
に記載のディジタルデータの変調装置を構成する手段に
加えて、所定長ごとの記録データに付加される初期値を
正初期値群と負初期値群から交互に用いることを特徴と
する。
いし4に記載のディジタル変調装置は、所定Nビット列
に対応する2のN乗個の半数の初期値決定部を並列に備
えることによりディジタルデータの変調が可能となる。
よって、本発明によれば、従来回路の回路規模を半分以
下にすることができ、小型で低消費電力な低域抑制する
ことが可能なディジタル変調器を構成することができ
る。
第1の実施の形態について、図1に基づいて説明する。
尚、従来技術と同一構成については同一符号を付し説明
を省略するものとし、記録データ処理は、従来例1と同
様に1ワード4ビットで91ワード単位に行う場合につ
いて説明するがこれに限定するものではなく、処理効率
を考慮し任意に設定するものでよい。
示すように8個の初期値決定部101とセレクター9と
記録データ変調部102を有している。初期値決定部1
01を8個とした理由は、後述する。初期値決定部10
1は、4ビットの初期値Tを付加すると共にコンボリュ
ーション処理を行うコンボリューション回路1、コンボ
リューション回路1での処理結果をNRZI変調するN
RZI変調回路2、NRZI変調されたデータの1ワー
ド毎のDSVを計算する計算回路3、1ワードのDSV
とDSVメモリー5に格納されているDSVとの和を求
めるDSVコンパレーター4及びDSVコンパレーター
4の比較結果を格納するためのDSVメモリー5を有し
ている。
付加回路13からの出力信号を92ワード間遅延させる
遅延回路8と遅延された記憶データ信号にセレクタ9に
より選定された初期値Tを加え合わせると共に、コンボ
リューション処理を行うコンボリューション回路1とコ
ンボリューション回路1からのデータをNRZI変調す
るNRZI変調回路2からなっている。
期値Tは、従来例1では初期値のビット数Nの2のN乗
個設けていたが、本実施の形態ではその半数となる。す
なわち、従来例の場合は、初期値Tは16通りであっ
た。これを本発明では、以下の8通りとした。 T0=0000 T1=0001 T2=0010 T3=0011 T4=0100 T5=0101 T6=0110 T7=0111 または T0=1000 T1=1001 T2=1010 T3=1011 T4=1100 T5=1101 T6=1110 T7=1111 先頭ビットが0からなる初期値群を正初期値群TA、先
頭ビットが1からなる初期値群を負初期値群TB(正初
期値TAの1の補数)とする。
り訂正符号付加回路13(図9)からの記録データを9
1ワードコード記録データごとに初期値として正初期値
群TA又は負初期値群TBを付加する。各初期値設定部
101(図1)に91ワードコード記録データが転送さ
れると、コンボリューション回路1にて、所定の初期値
Tが付加され92ワード(TとD0からD90)となる
と共に、コンボリューション処理がなされ、次にNRZ
I変調回路2にてNRZI変調を行う。NRZI変調回
路2の出力はDSV計算回路3に入力され、1ワードご
とのDSVを計算する。DSVコンパレーター4は、従
来例1と同様に1ワード前のDSVとDSV計算回路3
から転送されてくるDSVの加算を行い、次に加算結果
の絶対値とDSVメモリー5の値を比較し、大きい値を
DSVメモリー5に格納する。DSVメモリー5には、
常にDSV値の最大値がホールドされ、この処理を92
ワードについて行い、92ワードのDSV値の最大値が
格納される。セレクター9では、8個の各初期値設定部
101のDSVメモリー5に記憶されたDSV値を比較
し、最も小さいDSV値となった初期値設定部101の
初期値Tを選択する。
場合の信号処理の具体的なデータを図2に示す。コンボ
リューション回路1(図1)での処理前の入力データを
図2(A)、コンボリューション回路1での処理後の出
力データを図2(B)に示す。図2では、説明を簡単に
するため6ワード(D0〜D5)だけ示し、また正初期
値群TAと負初期値群TBの両方の場合について示して
いる。例えば図2(B)中の初期値T=0001(正初
期値群TA)の場合と、T=1110(負初期値群T
B)の場合のコンボリューション回路出力データは、図
4に示す通り完全に反転した信号である。すなわち、コ
ンボリューション回路1では、初期値8通りで十分であ
ることが分かる。
の場合のNRZI変調後のそれぞれのデータと、その1
ワードごとのDSV計算回路3(図1)での結果と、全
7ワード分のDSVメモリー5に格納されるDSVの値
(MAX)を示している。コンボリューション処理後の
1ワードデータに対するNRZI変調後の値は、1ワー
ドデータの前のビットが1または0に対して図5に示す
16通りのいずれかの変調となる。反転波形である(0
001と1110),(0010と1101),(00
11と1100),(0100と1011),(010
1と1010)の場合は、反転波形のDSVの値が同一
になる。そして(0110と1001)、(0111と
1000)の場合には、反転波形との間に誤差|2|が
発生する。また(0000と1111)の場合には、誤
差|4|が発生することとなる。
た初期値Tと遅延回路8で遅延されている91ワードコ
ードがコンボリューション回路1でコンボリューション
処理され、NRZI変調回路2で変調され記録アンプ1
5に変調データが転送されることとなる。具体的に、初
期値Tとして、正初期値群TA=0000〜0111の
8通りと負初期値群TB=1000〜1111の8通り
を91ワードコードごとに交互に用いた場合、変調回路
14B(図9)の出力におけるスペクトラムは図6のよ
うになった。16通りで行った場合に比較して低域の抑
制効果が減少するが、低域レベルを下げることが出来
た。アドレスデータへのクロストークは6dB程度あれ
ば十分であり、初期値Tは8通りで行った場合のスペク
トラムでも十分であることがわかる。図6は初期値Tと
して、正初期値群TAと負初期値群TBを91ワードコ
ードごとに交互に用いた場合のデータであるが、どちら
か片方のみを用いる場合でもよく同一の効果を得られ
る。
の構成となっており、入力データはLPF30で高域の
ノイズ成分を除去された後、加算器31を通り、遅延回
路32,33でビット間隔(τ)分遅れさせ加算回路3
1の出力と遅延回路33の出力はタップ係数kで減衰さ
れ加減算回路35で遅延回路32の出力から差し引くこ
とにより、波形間干渉を除去している(トランスバーサ
ルフィルターの動作)。そして、再生データは復調回路
23(図9)へ出力するが、一部LPF36に入力して
低域成分のみを取り出し加算回路31へ入力することに
よりDC変動の影響を除去している。
期値の場合に従来の2の4乗個である16通りでなくそ
の半数の8通りの初期値によるNRZI+変調でのDS
V制御でも低域成分を抑制しており十分誤検出を防止す
ることが出来る。これにより、16系統並列に行ってい
たコンボリューション回路、NRZI変調回路、変調メ
モリー、DSV計算回路、DSVコンパレーター、DS
Vメモリーを従来の半分の8系統にすることが出来る。
このようにした8系統の回路でDSVを最小とするTが
決定した後、そのTの値を用いてNRZI+変調を行う
ので、92ワードを周期とする低い周波数成分は抑制さ
れ図6に示すような従来のNRZI変調と比べて変調出
力は低域成分を抑圧できる。
について図8に示す。前述した構成と同一の部分には同
一符号を付し、説明を省略する。本実施の形態は、従来
例1で示した変調装置に初期値T(4ビット)として1
6通りを適応させていたものに替え、上記実施の形態1
で説明した正初期値群TAまたは負初期値群TBを用い
た場合を示している。従来例1では、16個の変調処理
部分100を必要としていたが、本実施の形態では半数
の8個の変調処理部分101によりDCフリーな変調器
を構築することが出来る。これにより、回路規模だけで
なく消費電力も大幅に低減することが出来る。
値Tとして4ビット用いているが、それに限定するもの
ではなく、ビット数を限定するものでない。例えば、装
置の高度化、高速化及び小型化等が追求されるにあたり
より精度の高い変調が望まれる場合、初期値Tのビット
数を多く設ける手段があるが、従来例1の装置によれば
1ビット増やすと装置は2倍の大きさとなってしまう
が、本実施例に示した手段によれば従来例1の半分のス
ペースで可能となるので、大変に有効な手段となる。
記載のディジタル変調装置は、所定Nビット列に対応す
る2のN乗個の半数の初期値を用いて、コンボリューシ
ョン処理とNRZI変換処理を並列におこなうことで変
調を行うため、従来の装置の半分以下の回路規模とする
ことができ、消費電力も大幅に低減することができる。
装置は、所定Nビット列に対応す初期値の数が2のN乗
個の半数の初期値を用いて、コンボリューション処理と
のNRZI変換処理とDSV制御により変調を行うた
め、従来の装置の半分以下の回路規模でDCフリーな変
調器を構築することができ、消費電力も大幅に低減する
ことができる。
装置は、所定Nビット列に対応す初期値の数が2のN乗
個の半数の初期値を用いて、コンボリューション処理と
NRZI変換処理とDSV制御により最適な初期値が選
択部により選択され、係る初期値と遅延手段により遅延
された記録データとによりNRZI変換処理がおこなわ
れるために各初期値決定部にはNRZI変換データを格
納する記憶手段が必要なく、更に小型の回路規模でDC
フリーな変調器を構築することができ、消費電力も大幅
に低減することができる。
装置は、記録データに付加される初期値を正初期値群と
負初期値群から交互に用いるため、偏った記録データが
連続する場合であっても一方の初期値群のみを適用した
場合に較べ、より最適な変調が可能となる。
ク図である。
である。
ーのデータである。
ムである。
ク図である。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定Nビット列に対応する2のN乗個の
初期値中の正初期値群又は負初期値群のどちらか一方の
みから構成される各初期値を、記録データの先頭へ付加
すると共に、コンボリューション処理を行うコンボリュ
ーション処理手段と、 コンボリューション処理されたデータのNRZI変調処
理を行うNRZI変調処理手段とを、前記各初期値ごと
に並列に備えるディジタル変調装置。 - 【請求項2】 所定Nビット列に対応する2のN乗個の
初期値中の正初期値群又は負初期値群のどちらか一方の
みから構成される各初期値を、記録データの先頭へ付加
すると共に、コンボリューション処理を行うコンボリュ
ーション処理手段と、 コンボリューション処理されたデータのNRZI変調処
理を行うNRZI変調処理手段と、 NRZI変調処理後のデータのDSVを求めるDSV計
算手段と、 を有する初期値決定部を前記各初期値ごとに並列に備え
るディジタル変調装置。 - 【請求項3】 所定Nビット列に対応する2のN乗個の
初期値中の正初期値群又は負初期値群のどちらか一方の
みから構成される各初期値を、記録データの先頭へ付加
すると共に、Nビット単位にコンボリューション処理を
行うコンボリューション処理手段と、 コンボリューション処理されたデータのNRZI変調処
理を行うNRZI変調処理手段と、 NRZI変調処理後のデータのDSVを計算するDSV
計算手段と、を有する初期値決定部を前記各初期値ごと
に並列に備え、 最小のDSVとなる初期値を選択する選択部と、 記録データを保持する遅延手段と選択部で選択された初
期値を記録データの先頭に付けると共にコンボリューシ
ョン処理を行うコンボリューション手段とコンボリュー
ション処理されたデータのNRZI変調処理手段とを備
える記録データ変調部とを有するディジタル変調装置。 - 【請求項4】 所定長ごとの記録データに付加される初
期値を正初期値群と負初期値群から交互に用いることを
特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記
載のディジタル変調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04808698A JP3492512B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | ディジタル変調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04808698A JP3492512B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | ディジタル変調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11250590A JPH11250590A (ja) | 1999-09-17 |
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ID=12793523
Family Applications (1)
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