JP3233485B2 - ディジタル信号検出回路 - Google Patents

ディジタル信号検出回路

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JP3233485B2 JP07974893A JP7974893A JP3233485B2 JP 3233485 B2 JP3233485 B2 JP 3233485B2 JP 07974893 A JP07974893 A JP 07974893A JP 7974893 A JP7974893 A JP 7974893A JP 3233485 B2 JP3233485 B2 JP 3233485B2
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    • GPHYSICS
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、波形干渉を受けた入
力信号をビタビ復号するディジタル信号検出回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクに記録された二値デー
タを再生する光ディスク装置において、高密度記録され
たデータのデータ誤り率を小さくするために、再生信号
にビタビ復号法を適用したディジタル信号検出回路が知
られている。
【0003】図11はこのようなディジタル信号検出回
路を示している。この回路では、光ディスク101に予
め8−10変換して(データの周波数特性をDCフリー
にするために8ビットから10ビットに変換する方式)
記録されたディジタルデータを、レーザ駆動回路103
で駆動される光ヘッド102で読み取り、そのアナログ
再生信号をRF増幅器104に与え、ここで増幅した
後、RF増幅器104の出力のDCオフセット成分をカ
ットするHPF回路105を通す。HPF回路105の
出力信号は、その振幅が一定になるようにAGC回路1
06を通され、AGC回路106の出力のアナログ信号
は、A/D変換器107によりディジタル信号に変換さ
れる。A/D変換器107の出力信号は、ディジタル・
イコライザ108で波形整形され、その出力信号をもと
にビタビ復号回路109でビタビ復号して二値化データ
を検出し、その出力データを8−10逆変換回路110
で逆変換して出力する。また、RF増幅器104により
増幅された信号は、PLL回路111に入力され、位相
同期された後、ビット周期のサンプリングクロック信号
としてA/D変換器107に入力され、このタイミング
でアナログ信号からディジタル信号に変換される。
【0004】アナログ再生波形を光ディスク101上か
ら光ヘッド102によって読み出される理想的孤立再生
波形は、図7に示すように、ビット周期のサンプリング
ポイントでt0 、t1 でa1 ,a1 のレベル値を持ち、
これ以外のサンプルポイントではすべてレベル値a
0 (光学的オフセット成分)となることを想定してい
る。従って、波形干渉の及ぶ範囲は2サンプルポイント
であり、連続したデータを記録した場合は、この孤立再
生波形をサンプルポイント毎にずらした波形の足し合わ
せになる。この連続データの再生波形は、図8に示すよ
うに、サンプルポイント毎のレベル値は、a0 、a1
2 (但しa2 =2a1 −a0 )の3値になる。これに
HPF回路105を通してDCオフセット成分を除去
し、AGC回路106を通して再生信号振幅が±1にな
るようにすると図9のようになる。この場合のサンプル
ポイント毎のレベル値は、−1、0、1の3値になり、
記録データと波形レベル値(仮定サンプル値)との関係
は、図10のようなトレリス線図になる。
【0005】ビタビ復号回路109では、3つの波形レ
ベル値−1、0、1を仮定サンプル値としてビタビ復号
動作を行なう。但し、記録データにDC成分が含まれて
いるとHPF回路105でデータ情報がカットされてし
まうので、記録データには予めDC成分が含まれないよ
うなデータ変調(8−10変換)が施されている。
【0006】ビタビ復号動作は、図10のトレリス線図
に従い、サンプルポイントにおけるそれぞれのパスの仮
定サンプル値と実際のサンプル値とのユークリッド距離
を算出し、それに対応する1クロック前までの入力波形
に対するユークリッド距離の総和を加算してそれぞれの
パス毎の総和を求め、各状態への入力となる2つのパス
のうちユークリッド距離の総和が小さい方を生き残りパ
スとして残す。この時点では、2つの状態においてそれ
ぞれ1つのパスが存在している。この2つの生き残りパ
スでユークリッド距離の総和が小さいパスを最も確から
しいパスとし、その一連のパスを一定サンプル前(この
場合は12サンプル前としている)まで遡ってパスを決
定し、そのパスから復号データを求める。ここで算出し
た生き残りパスのユークリッド距離の総和は、次のサン
プルポイントにおけるユークリッド距離の総和の算出に
使われる。この動作をサンプル毎に繰り返すことによっ
てデータ復号が行なわれる。従って、復号データDTは
一定サンプル遅れて出力される。
【0007】ビタビ復号器109に必要なしきい値S5
は、仮定サンプル値に対して実際のサンプル値とのユー
クリッド距離を計算するのに用いられる定数である。以
下、仮定のサンプル値に対して実際のサンプル値とのユ
ークリッド距離の計算について説明する。実際のサンプ
ル値をyi 、仮定のサンプル値は−1、0、1の3値と
する。この仮定のサンプル値を−1とした場合の誤差の
二乗をr0iとすると、 r0i = (yi −(−1))2 = yi 2 +2yi +1 ・・・(1) となり、仮定のサンプル値を0とした場合の誤差の二乗
をr1iとすると、 r1i = (yi −0)2 = yi 2 ・・・(2) となり、仮定のサンプル値を1とした場合の誤差の二乗
をr2iとすると、 r2i = (yi −1)2 = yi 2 −2yi +1 ・・・(3) となる。これらの(1)、(2)、(3)式の演算を簡
単にするために、yi 2を減算してその後全体を2で割
って正規化すると、(1)式は、 r'0i = yi +0.5 ・・・(4) となり、(2)式は、 r'1i = 0 ・・・(5) となり、(3)式は、 r'2i = −yi +0.5 ・・・(6) となる。この(4)、(5)、(6)式がユークリッド
距離を算出する計算式となる。従って、この(4)、
(5)、(6)式に必要な定数0.5がしきい値S5と
なる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディジタル信号検出装置では、次のような問
題点があった。AGC回路106でアナログ再生信号の
信号振幅を一定にするためには、アナログ再生信号のオ
フセット信号(光学的オフセット、電気的オフセット
他)でAGCが行なわれないように、アナログ再生信号
のDC成分を除去するHPF回路105が必要となる。
しかし予めディスクに記録してあるデータにDC成分が
含まれていると、このHPF回路105でデータ情報が
除去されてしまい、正確に信号検出ができない。従って
上記従来例では、予めディスクに記録してあるデータに
DC成分が含まれないように、データに8−10変換を
施して記録してあり、ディジタル信号検出回路には8−
10逆変換回路110が必要になる。また、この8−1
0変換回路110は、8ビットデータを10ビットデー
タに変換するため、元のデータに2ビット分の冗長度を
持たせており、ディスクの記録密度が低くなってしまう
という不具合がある。
【0009】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、予め記録してあるデータにDC成分を除去
する8−10変換をしなくてもディジタル信号検出がで
きるようにしたディジタル信号検出回路を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディジタル信号検出回路は、記録データの
再生信号に対応した仮定サンプル値のしきい値を算出す
るしきい値算出回路と、このしきい値算出回路のしきい
値を定数として再生信号に対しビタビ復号動作を実行す
るビタビ復号回路とを備え、しきい値算出回路が、ビタ
ビ復号回路の復号出力とそれに対応する再生信号からし
きい値を可変制御するようにしたものである。
【0011】
【作用】本発明は、上記構成により、ビタビ復号回路で
は、しきい値を基に仮定のサンプル値と再生信号のサン
プル値との誤差の二乗を算出して、これをユークリッド
距離としてビタビ復号する。またしきい値算出回路で
は、ビタビ復号結果を基に、それに対応する再生信号の
サンプル値を仮定サンプル値毎に分けて積分して、その
積分された仮定サンプル値からしきい値を算出すること
によって、実際の再生信号に対して最適なしきい値を算
出することができる。このビタビ復号器出力としきい値
算出回路の組み合わせることにより、HPF回路とAG
C回路がなくても正確なディジタル信号検出を実現する
ことができる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例にお
けるディジタル信号検出回路のブロック図を示すもので
ある。図1において、1は予めデータが記録してある光
ディスク、2は光ディスク1にレーザ光を照射してその
反射光を読み取って光電変換する光ヘッド、3は光ヘッ
ド2を駆動するレーザ駆動回路、4は光ヘッド2で読み
取ったアナログ再生信号を増幅するRF増幅器、5はR
F増幅器4の出力に位相同期させてビット周期のサンプ
リングクロック信号を発生するPLL回路、6はPLL
回路5の出力するサンプリングタイミングでRF増幅器
4の出力のアナログ信号をディジタル信号に変換するA
/D変換器、7はA/D変換器6の出力を波形整形する
ディジタル・イコライザ、8はディジタル・イコライザ
7の出力信号を基にビタビ復号するビタビ復号回路、9
はビタビ復号回路8の復号動作に必要なしきい値S01
12をビタビ復号回路8の入力再生波形と出力復号結果
から仮定サンプル値を可変制御して算出するしきい値算
出回路である。
【0013】上記実施例において、アナログ再生波形を
光ディスク1上から光ヘッド2によって読み出される理
想的孤立再生波形は図7に示す通りであり、ビット周期
のサンプリングポイントでt0 、t1 でa1 ,a1 のレ
ベル値を持ち、これ以外のサンプルポイントではすべて
レベル値a0 (光学的オフセット成分)となることを想
定している。従って、波形干渉の及ぶ範囲は2サンプル
ポイントであり、連続したデータを記録した場合は、こ
の孤立再生波形をサンプルポイント毎にずらした波形の
足し合わせになる。この連続データの再生波形は図8に
示す通りであり、サンプルポイント毎のレベル値は、a
0 、a1 、a2 (但しa2 =2a1 −a 0 )の3値にな
る。この場合の記録波形と波形レベル値(仮定サンプル
値)との関係は図6に示すようなトレリス線図になる。
ビタビ復号回路8では、3つの波形レベル値a0
1 、a2 を仮定サンプル値としてビタビ復号動作を行
なう。
【0014】ビタビ復号動作は、図6のトレリス線図に
従い、サンプルポイントにおけるそれぞれのパスの仮定
サンプル値と実際のサンプル値とのユークリッド距離を
算出し、それに対応する1クロック前までの入力波形に
対するユークリッド距離の総和を加算してそれぞれのパ
ス毎の総和を求め、各状態への入力となる2つのパスの
うちユークリッド距離の総和が小さい方を生き残りパス
として残す。この時点では、2つの状態においてそれぞ
れ1つのパスが存在している。この2つの生き残りパス
のうちユークリッド距離の総和が小さいパスを最も確か
らしいパスとし、その一連のパスを一定サンプル前(こ
の実施例の場合は12サンプル前としている)まで遡っ
てパスを決定し、そのパスから復号データを求める。こ
こで算出した生き残りパスのユークリッド距離の総和
は、次のサンプルポイントにおけるユークリッド距離の
総和の算出に使われる。この動作をサンプル毎に繰り返
すことによってデータ復号が行なわれる。従って、復号
データDTは一定サンプル遅れて出力される。
【0015】ビタビ復号回路8では、復号データDTと
その復号データDTに対する仮定サンプル値のセレクト
信号La0 、La1 、La2 を出力する。復号データの
仮定サンプル値に対するセレクト信号は次のようにな
る。
【表1】
【0016】次にユークリッド距離の算出について説明
する。実際のサンプル値yi 、仮定のサンプル値は
0 、a1 、a2 (但しa2 =2a1 −a0 )の3値で
あるから、仮定のサンプル値をa0 とした場合の誤差の
二乗をr0iとすると、 r0i = (yi −a0 2 = yi 2 −2yi ・ a0 +a0 2 ・・・(7) となり、仮定のサンプル値をa1 とした場合の誤差の二
乗をr1iとすると、 r1i = (yi −a1 2 = yi 2 −2yi ・ a1 +a1 2 ・・・(8) となり、仮定のサンプル値をa2 とした場合の誤差の二
乗をr2iとすると、 r2i = (yi −a2 2 = yi 2 −2yi ・ a2 +a2 2 ・・・(9) となる。これらの(7)、(8)、(9)式の演算を簡
単にするために、(yi 2 −2yi ・ a1 +a1 2)を減
算して、その後全体を2・ (a1 −a0 )で割って正規
化すると、(7)式は、 r'0i = yi −S01 ・・・(10) 但し、 S01 = (a1 +a0 )/2 ・・・(11) となり、(8)式は、 r'1i = 0 ・・・(12) となり、(9)式は、 r'2i = −yi +S12 ・・・(13) 但し、 S12 = (a2 +a1 )/2 ・・・(14) となる。この(10)、(12)、(13)式がユーク
リッド距離を算出する計算式となる。ユークリッド距離
算出に必要なしきい値S01、S12は、(11)、(1
4)式になり、しきい値算出回路9で算出される。
【0017】図2は、しきい値算出回路9の内部ブロッ
ク図である。シフトレジスタ11は、ビタビ復号回路8
の入力再生波形のサンプル値yi と、そのサンプル値に
対する仮定サンプル値のセレクト信号La0 、La1
La2 とのタイミングを合わせるために、入力再生波形
のサンプル値yi を一定サンプル遅らせるためのシフト
レジスタである。12〜17は乗算器で、18〜22は
加算器であり、23、24、25はそれぞれ仮定サンプ
ル値a0 、a1 、a2 を格納するレジスタである。乗算
器12、13と加算器18とレジスタ23とは、シフト
レジスタ11の出力信号を入力として、レジスタ23を
出力とする積分器として構成されている。この積分器
は、仮定サンプル値のセレクト信号La0 がイネーブル
の時だけ動作するようになっているため、ビタビ復号回
路8で仮定サンプル値a0 と判定された再生波形の積分
器として動作し、レジスタ23には入力波形に対応した
最適な仮定サンプル値a0 が格納されるようになってい
る。同様に乗算器12、14と加算器19とレジスタ2
4は、ビタビ復号回路8で仮定サンプル値a1 と判断さ
れた再生波形の積分器として動作し、レジスタ24に
は、入力波形に対応した最適な仮定サンプル値a1 が格
納される。また同様に乗算器12、15と加算器20と
レジスタ25は、ビタビ復号回路8で仮定サンプル値a
2 と判定された再生波形の積分器として動作し、レジス
タ25には、入力波形に対応した最適な仮定サンプル値
a2 が格納されるようになっている。
【0018】乗算器12の計数をG、乗算器13、1
4、15の計数をCとすると各積分器の伝達関数は、 H(Z) = G/(1+CZ-1) ・・・(15) となり、この積分器のDCゲインを1にすると、 G = 1+C (0<G≦1) ・・・(16) となる。(16)式の関係を保ちながらGを小さくする
と積分時定数が大きくなり、Gを大きくすると積分時定
数が小さくなり、これを基に積分器の最適な乗算計数を
設定すればよい。また、乗算係数Gを2-n(n :正の整
数)、乗算係数Cを2-n−1に設定することにより、乗
算係数Gの乗算器はnビットシフト器で、乗算係数Cの
乗算器はnビットシフト器と減算器で構成でき、小規模
の回路構成で、しきい値算出回路を実現することができ
る。
【0019】ユークリッド距離の算出に必要な定数S01
は、(11)式に基づき、レジスタ23、24の出力を
加算器21で加算し、乗算器16で0.5を乗ずること
によって算出される。同様に定数S12は、(14)式に
基づき、レジスタ24、25の出力を加算器22で加算
し、乗算器17で0.5を乗ずることによって算出され
る。
【0020】レジスタ23、24、25に格納された最
適な仮定サンプル値は、それぞれ積分されているため、
ディスクを読み取った再生波形に外乱が乗った場合、し
きい値S01、S12は、ランダムノイズに対しては影響を
除去することができ、ゆるやかなDCオフセット変動や
振幅変動対しては追従することができ、最適なビタビ復
号を行なうことができる。この作用は、従来例における
HPF回路およびAGC回路の機能で再生波形信号側に
作用させるのではなく、ビタビ復号回路のユークリッド
距離算出に必要なしきい値側に作用させた形となってい
る。
【0021】以上の第1の実施例の説明において、仮定
サンプル値を3値として説明したが、3値に限定される
ことなく、2値あるいは4値以上の場合でも本発明は適
応できる。また、しきい値算出回路9においては、各種
データパターンに対して積分器を使って入力波形に対応
した最適な仮定サンプル値を算出していたが、この実施
例に限定されることなく、各種データパターンに対して
他の方法(予測フィルター等)を使って入力波形に対応
した最適な仮定サンプル値を算出するようにしても実現
できる。
【0022】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。図3は本発明の第2の実施例におけ
るディジタル信号検出回路の構成を示すものであり、上
記第1の実施例と同様の構成については、同一番号を付
して説明を省略する。本実施例において上記第1の実施
例と異なるのは、データコントロール回路30とセレク
タ31が追加されていることであり、しきい値算出回路
32の構成も若干異なる。本実施例においては、光ディ
スク1上の一部にモデルデータ領域を準備しておき、予
めモデルデータが記録してある。データコントロール回
路30は、再生信号がモデルデータ領域である場合、制
御信号CSをHighにし、なおかつそのモデルデータの再
生信号のサンプル値がどの仮定サンプル値かを選択する
セレクト信号Ca0 、Ca1 、Ca2 を出力する。モデ
ルデータ領域でない場合は、制御信号CSをLow にして
セレクト信号Ca0 、Ca1 、Ca2 は不定とする。
【0023】このモデルデータの仮定サンプル値とセレ
クト信号の関係は、次のようになっている。
【表2】
【0024】セレクタ31は、制御信号CSがHighの時
はデータコントロール回路30から出力されたセレクト
信号(Ca0 、Ca1 、Ca2 )を選択し、制御信号C
SがLow の時はビタビ復号回路8から出力されたセレク
ト信号(La0 、La1 、La2 )を選択して出力す
る。この関係を示すと次のようになる。
【表3】
【0025】しきい値算出回路31の内部構成は、図4
のようになっており、図2の構成と同様の構成に同一の
番号を付してある。セレクタ26、27、28は、制御
信号CSがHighのときは再生波形信号を選択し、制御信
号CSがLow のときは格積分動作をさせる加算器18、
19、20の出力信号を選択する。
【0026】本実施例においては、光ディスク1上の一
部にモデルデータ領域を準備しておき、そこに予めモデ
ルデータが記録してあり、最初、光ヘッド2がモデルデ
ータ領域を読み取り、その再生信号を仮定サンプル値と
してそれに対応するレジスタ23、24、25に格納す
る。その後、通常のデータ領域においては第1の実施例
と同様に動作する。
【0027】本実施例においては、第1の実施例におけ
る仮定サンプル値を格納するレジスタに、初期値として
モデルデータのサンプル値を直接格納できるようにして
いるが、積分動作をさせてレジスタの初期値として設定
するようにしてもよく、モデルデータを使用しないで、
他の方法により初期値を算出し、その初期値を直接レジ
スタに設定するようにしてもよい。
【0028】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。図5は本発明の第3の実施例におけ
るディジタル信号検出回路の構成を示すものであり、上
記第1の実施例と同様の構成については、同一番号を付
して説明を省略する。本実施例が上記第1の実施例と異
なるのは、ビタビ復号回路8とは別の第2の復号回路4
0を備えていることである。第2の復号回路40は、入
力再生波形yi をビタビ復号より少ない遅れで復号結果
を算出できる第2の復号方法で復号を行ない、その復号
結果に対する仮定サンプル値のセレクト信号La0 、L
1 、La2 を出力する。しきい値S01、S12は第2の
復号動作に必要な定数として第2の復号回路40に入力
される。
【0029】上記第1の実施例のしきい値算出回路9で
は、セレクト信号La0 、La1 、La2 としてビタビ
復号回路8の出力信号を基にしきい値S01、S12の算出
を行なっているが、この第3の実施例におけるしきい値
算出回路9では、第2の復号回路40の出力結果を基に
しきい値S01、S12の算出を行なう。また、第1の実施
例では、セレクト信号La0 、La1 、La2 が入力再
生波形に対して一定のサンプル遅れて出力されるので
(ビタビ復号結果が一定サンプリング遅延するため)、
しきい値算出回路9は入力波形に対して一定サンプリン
グ遅れて動作するようになっていた。これに対して第3
の実施例では、第2の復号回路40で入力波形に対して
遅れの少ない時間でセレクト信号La0 、La1 、La
2 を出力するようになっているため、しきい値算出回路
9は、第1の実施例より少ない遅れで動作するようにな
っている。こうすることによって、第3の実施例では、
入力再生波形のDCオフセット変動や振幅変動等の外乱
に対して、しきい値S01、S12の追従速度を速くするこ
とができる。
【0030】このようなビタビ復号回路とは別の第2の
復号回路を有するディジタル信号検出回路においても、
上記第2の実施例のように、しきい値算出回路が、記録
媒体上の一部に準備されたモデルデータ領域に記録され
たデータを再生ヘッドにより再生し、そのときの再生信
号を用いて各種データパターンに対応した基準信号レベ
ル値のしきい値を算出するように構成することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、従来の
ディジタル信号検出回路のように、予め8−10変換さ
れた再生信号にHPFを通してAGCを行なうことによ
り一定のしきい値でビタビ復号を行なうのではなく、各
種データパターンに対応した仮定サンプル値をビタビ復
号の結果をもとに可変制御するしきい値算出手段を設
け、その可変制御した仮定サンプル値から算出したしき
い値でビタビ復号を行なうようにしたので、データを予
め8−10変換することなしに光ディスクの高密度記録
再生をすることができる優れたディジタル信号検出を実
現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるディジタル信号
検出回路のブロック図
【図2】第1の実施例におけるしきい値算出回路のブロ
ック図
【図3】本発明の第2の実施例におけるディジタル信号
検出回路のブロック図
【図4】第2の実施例におけるしきい値算出回路のブロ
ック図
【図5】本発明の第3の実施例におけるディジタル信号
検出回路のブロック図
【図6】本発明の実施例におけるトレリス線図
【図7】光ヘッド出力信号における理想的孤立再生波形
【図8】サンプリング後の連続データの再生波形図
【図9】連続データの再生波形にHPF回路、AGC回
路を通した再生波形図
【図10】従来例におけるトレリス線図
【図11】従来例におけるディジタル信号検出回路ブロ
ック図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ヘッド 3 レーザ駆動回路 4 RF増幅器 5 PLL回路 6 A/D変換器 7 ディジタル・イコライザ 8 ビタビ復号回路 9 しきい値算出回路 30 データコントロール回路 31 セレクタ 32 しきい値算出回路 40 第2の復号回路
フロントページの続き (72)発明者 荒 木 光 弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 高 橋 良 典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−335260(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/18,20/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上に記録されたデータを再生ヘ
    ッドにより再生して得られる再生信号の各種データパタ
    ーンに対応した仮定サンプル値のしきい値を算出するし
    きい値算出回路と、前記しきい値算出回路のしきい値を
    定数として前記再生信号に対しビタビ復号動作を実行す
    るビタビ復号回路とを備え、前記しきい値算出回路が、
    前記ビタビ復号回路の復号出力とそれに対応する再生信
    号からしきい値を可変制御することを特徴とするディジ
    タル信号検出回路。
  2. 【請求項2】 しきい値算出回路が、記録媒体上の一部
    に準備されたモデルデータ領域に記録されたデータを再
    生ヘッドにより再生し、そのときの再生信号を用いて各
    種データパターンに対応した基準信号レベル値のしきい
    値を算出することを特徴とする請求項1記載のディジタ
    ル信号検出回路。
  3. 【請求項3】 記録媒体上に記録されたデータを再生ヘ
    ッドにより再生して得られる再生信号の各種データパタ
    ーンに対応した仮定サンプル値のしきい値を算出するし
    きい値算出回路と、前記しきい値算出回路のしきい値を
    定数として前記再生信号に対しビタビ復号動作を実行す
    るビタビ復号器とを備え、前記しきい値算出回路が、前
    記ビタビ復号器以外の第2の復号器の復号出力とそれに
    対応する再生信号からしきい値を可変制御することを特
    徴とするディジタル信号検出回路。
  4. 【請求項4】 しきい値算出回路が、記録媒体上の一部
    に準備されたモデルデータ領域に記録されたデータを再
    生ヘッドにより再生し、そのときの再生信号を用いて各
    種データパターンに対応した基準信号レベル値のしきい
    値を算出することを特徴とする請求項3記載のディジタ
    ル信号検出回路。
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