JP4697096B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4697096B2 JP4697096B2 JP2006237605A JP2006237605A JP4697096B2 JP 4697096 B2 JP4697096 B2 JP 4697096B2 JP 2006237605 A JP2006237605 A JP 2006237605A JP 2006237605 A JP2006237605 A JP 2006237605A JP 4697096 B2 JP4697096 B2 JP 4697096B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- divided
- signals
- delay
- optical disc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
信号の振幅を容易に検出できる。
まず、本実施形態の基本原理について説明する。再生RF信号は、4分割フォトディ
テクタを用いた場合には、4分割フォトディテクタの各要素(フォトディテクタA〜D)の信号A〜信号Dを全て加算して得られる。すなわち、
再生RF信号=信号A+信号B+信号C+信号D
である。フォトディテクタAとフォトディテクタDが時間的に先行する要素であり、信号A+信号Dは先行側の信号、信号B+信号Cは後行側の信号である。再生RF信号はPRML法によりデコードされる。PRML方式では、連続するN時刻の再生信号と目標信号とを比較しながら、最も確からしいビット列に2値化する。光ディスクの再生方法としては一般にダイレクトスライス法が用いられるが、ピット長が2Tの場合は信号振幅が小さいため、ダイレクトスライス法では2T信号を抽出することが困難である。PRML法においては、再生信号に最も近い時間遷移をもつ目標信号を選択し、目標信号を生成するビット列をデコード結果として出力する。目標信号は指定したインパルスレスポンス(PRクラス)とビット列の畳み込みにより算出される。したがって、光ディスクの記録密度に応じた適切なPRクラスが選択される。PRクラスをPR[a,b]で表現するものとすると、PR[1,1]はインパルス応答が連続する2つの識別点に1:1の割合で出現する特性を示す。したがって、入力{0・・1・・・}に対する応答出力は{0・・11・・}となる。また、PR[1,2,1]はインパルス応答が連続する3つの識別点に1:2:1の割合で出現する特性を示す。したがって、入力{0・・1・・}に対する応答特性は{0・・121・・}となる。HD DVDの場合、PRクラスはPR[1,2,2,2,1]とされ、これはインパルス応答が連続する5個の識別点に1:2:2:2:1の割合で出現することを示す。いま、HD DVDの反射光を4分割フォトディテクタで受光し、信号A+信号Dと、信号B+信号Cに分けた場合、信号A+信号DのPRクラスをPR[1,2,1]、信号B+信号CのPRクラスを信号A+信号Dから2Tだけ時間的に遅延したPR[1,2,1]とみなすことができる。つまり、時間的に先行する信号A+信号DはPR[1,2,1,0,0]、時間的に後行する信号B+信号CはPR[0,0,1,2,1]であり、両者を加算して
PR[1,2,1,0,0]+PR[0,0,1,2,1]=PR[1,2,2,2,1]とみなすことができる。
PR[0,0,1,2,1]+PR[0,0,1,2,1]=PR[0,0,2,4,2,]=PR[0,0,1,2,1]
となり、実質的にPR[1,2,1]と等しくなる。PR[1,2,2,2,1]では2Tの信号振幅は符号間干渉により小さくなって検出困難であるが、PR[1,2,1]とクラスが低くなれば3つの識別点に1:2:1の割合で出現するだけであるから符号間干渉が少なく2Tピット長の信号振幅も十分大きく検出される。
図1に、本実施形態の再生系の構成ブロック図を示す。PRクラスがPR[1,2,2,2,1]のHD DVDを再生する場合である。光ディスク5のトラックに形成されたピット6にレーザ光100を照射し、その反射光を光ピックアップの4分割フォトディテクタ10aで検出する。4分割フォトディテクタ10aは4つのフォトディテクタA〜Dから構成され、フォトディテクタA及びDはトラック5の移動方向(図中矢印方向)の先行側、フォトディテクタB及びCは移動方向の後行側に配置される。フォトディテクタB及びCを基準位置とすると、フォトディテクタA及びDは相対的に先行側に配置されている。フォトディテクタA及びDからの信号は加算されてRF1信号としてアンプ10bに供給され、ディテクタB及びCからの信号は加算されてRF2信号としてアンプ10bに供給される。
図4に本実施形態の構成ブロック図を示す。第1実施形態と同様にHD DVDを再生する場合である。フォトディテクタ10aをトラック方向に4分割してフォトディテクタE、F,G,Hとする。フォトディテクタHを基準とすると、フォトディテクタE,F,Gは相対的に先行側に配置されている。フォトディテクタEは最も先行側に配置されている。フォトディテクタEからのRF1信号はアンプ10bで増幅され、LPF/EQ10cでノイズ除去され、A/D12aでデジタル信号に変換された後、遅延素子15aで遅延される。遅延量は3Tである。また、フォトディテクタFからのRF2信号はアンプ10bで増幅され、LPF/EQ10dでノイズ除去され、A/D12bでデジタル信号に変換された後、遅延素子15bで遅延される。遅延量は2Tである。フォトディテクタGからのRF3信号はアンプ10bで増幅され、LPF/EQ10eでノイズ除去され、A/D12cでデジタル信号に変換された後、遅延素子15cで遅延される。遅延量はTである。フォトディテクタHからのRF4信号はアンプ10bで増幅され、LPF/EQ10fでノイズ除去され、A/D12dでデジタル信号に変換された後、遅延されることなく出力される。A/D12a〜A/D12dはPLL22で生成されたクロック信号CLKに応じて入力RF信号をそれぞれデジタル信号に変換する。加算器16は、これら4つの信号を加算して再生信号として出力する。
図1の構成は、PR[1,2,2,1]のBDを再生する場合に適用することができる。この場合、RF1信号はPR[1,2,0,0]、RF2信号はPR[0,0,2,1]とみなすことができるので、RF1信号を遅延素子15で2Tだけ遅延させることで遅延RF1信号のPRクラスはPR[0,0,1,2]となり、加算器16でこれらを加算した信号はPR[0,0,0,3,3]となり、実質的にPR[1,1]に等しくなる。したがって、2Tピット長の信号も十分大きな振幅で検出されデコードされる。
図5に本実施形態の構成ブロック図を示す。PR[1,2,2,1]のBDを再生する場合である。フォトディテクタ10aをトラック方向に3分割してフォトディテクタE、F,Gとする。フォトディテクタGを基準とすると、フォトディテクタE,Fは相対的に先行側に配置されている。フォトディテクタEは最も先行側に配置されている。フォトディテクタEからのRF1信号はアンプ10bで増幅され、LPF/EQ10cでノイズ除去され、A/D12aでデジタル信号に変換された後、遅延素子15aで遅延される。遅延量は2Tである。また、フォトディテクタFからのRF2信号はアンプ10bで増幅され、LPF/EQ10dでノイズ除去され、A/D12bでデジタル信号に変換された後、遅延素子15bで遅延される。遅延量はTである。フォトディテクタGからのRF3信号はアンプ10bで増幅され、LPF/EQ10eでノイズ除去され、A/D12cでデジタル信号に変換された後、遅延されることなく出力される。A/D12a〜A/D12cはPLL22で生成されたクロック信号CLKに応じて入力RF信号をそれぞれデジタル信号に変換する。加算器16は、これら3つの信号を加算して再生信号として出力する。
Claims (5)
- 光ディスクに記録されたデータをPRML法を用いて再生する光ディスク装置であって、
光ディスクのトラック方向に複数に分割され、分割された各要素で前記光ディスクからの反射光を光電変換して所定のPRクラスのRF信号を出力する受光手段と、
各要素のRF信号のうち、時間的に先行する各要素のRF信号を分割数及び先行時間の程度に応じた倍数をnとしてnT(Tは基準時間長)の遅延量で遅延させる遅延手段と、
遅延させた各要素のRF信号を加算して前記受光手段から出力されるRF信号のPRクラスを変換する加算手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記受光手段は、トラック方向に2分割され、
前記遅延手段は、2分割された各要素のRF信号のうち、先行する要素のRF信号を2T(Tは基準時間長)だけ遅延させる
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記受光手段は、トラック方向に4分割され、
前記遅延手段は、4分割された各要素のRF信号のうち、先行する3つの要素のRF信号をそれぞれ3T、2T、T(Tは基準時間長)だけ遅延させる
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1記載の装置において、
前記受光手段は、トラック方向に3分割され、
前記遅延手段は、3分割された各要素のRF信号のうち、先行する2つの要素のRF信号をそれぞれ2T、T(Tは基準時間長)だけ遅延させる
ことを特徴とする光ディスク装置。 - 光ディスクに記録されたデータをPRML法を用いて再生する光ディスク装置であって、
光ディスクのトラック方向に複数に分割され、分割された各要素で前記光ディスクからの反射光を光電変換して所定のPRクラスのRF信号を出力する受光手段と、
各要素のRF信号のうち、時間的に先行する各要素のRF信号を分割数及び先行時間の程度に応じた倍数をnとしてnT(Tは基準時間長)の遅延量で遅延させる遅延手段と、
遅延させた各要素のRF信号を加算して前記受光手段から出力されるRF信号のPRクラスを変換する加算手段と、
前記加算手段の出力を用いてPRML法により復調する復調手段と、
前記加算手段の出力を用いて再生信号のジッタを評価する評価手段と、
を有することを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006237605A JP4697096B2 (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | 光ディスク装置 |
US11/584,067 US7983132B2 (en) | 2005-10-25 | 2006-10-20 | Optical disk apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006237605A JP4697096B2 (ja) | 2006-09-01 | 2006-09-01 | 光ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008059715A JP2008059715A (ja) | 2008-03-13 |
JP4697096B2 true JP4697096B2 (ja) | 2011-06-08 |
Family
ID=39242244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006237605A Expired - Fee Related JP4697096B2 (ja) | 2005-10-25 | 2006-09-01 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4697096B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5202042B2 (ja) | 2008-03-10 | 2013-06-05 | シチズン電子株式会社 | Ledランプ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001250341A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アシンメトリー検出装置、ジッタ検出装置および記録再生装置 |
JP2006014049A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Sony Corp | 復号装置および方法、プログラム記録媒体、プログラム、並びに記録再生装置 |
JP2006120233A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Hitachi Ltd | 光ディスク装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04258814A (ja) * | 1991-02-13 | 1992-09-14 | Sharp Corp | 光再生装置 |
JP2730494B2 (ja) * | 1994-10-28 | 1998-03-25 | 日本電気株式会社 | 光ディスク装置 |
-
2006
- 2006-09-01 JP JP2006237605A patent/JP4697096B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001250341A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | アシンメトリー検出装置、ジッタ検出装置および記録再生装置 |
JP2006014049A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | Sony Corp | 復号装置および方法、プログラム記録媒体、プログラム、並びに記録再生装置 |
JP2006120233A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Hitachi Ltd | 光ディスク装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008059715A (ja) | 2008-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3786343B2 (ja) | 光ディスク再生装置 | |
US6724706B1 (en) | Digital adaptive equalizer for different quality signals | |
US7852729B2 (en) | Optical disc apparatus with adjustable constraint length PRML | |
WO2014054246A1 (ja) | 情報再生装置及び情報再生方法 | |
JP3233485B2 (ja) | ディジタル信号検出回路 | |
US7852728B2 (en) | Digital signal reproducing apparatus | |
JP2011014196A (ja) | 適応等化器、情報再生装置、及び適応等化方法 | |
US7616726B2 (en) | Optical disk apparatus and PLL circuit | |
US7983132B2 (en) | Optical disk apparatus | |
JP2008181617A (ja) | 情報再生装置 | |
JPH11259986A (ja) | 波形等化器及びこれを用いたデータ再生装置 | |
JP5816828B1 (ja) | 光ディスク装置および光ディスク再生方法 | |
US20080152318A1 (en) | Optical-disc recording/playback apparatus and optical-disc recording/playback method | |
JP4697096B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JPWO2006100981A1 (ja) | 情報記録媒体、情報再生装置、情報再生方法 | |
JP2003196838A (ja) | 光ディスク装置と情報再生装置及びこれらの再生方法 | |
US8004443B2 (en) | Information readout apparatus and information reproducing method | |
JP2017162537A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2002230904A (ja) | 情報再生装置 | |
JP4929690B2 (ja) | 情報再生装置 | |
JPH0869672A (ja) | データ処理装置 | |
JP3927561B2 (ja) | 再生信号処理装置および光ディスク装置 | |
JP2010152951A (ja) | 光ディスク駆動装置 | |
JP4349354B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JP2000322744A (ja) | 時間遅延を補償した再生信号検出方法及びその回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081027 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100511 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100628 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110214 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |