JP3491931B2 - データ送受信装置及びそれに用いる可搬情報記録媒体 - Google Patents

データ送受信装置及びそれに用いる可搬情報記録媒体

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JP3491931B2
JP3491931B2 JP24470493A JP24470493A JP3491931B2 JP 3491931 B2 JP3491931 B2 JP 3491931B2 JP 24470493 A JP24470493 A JP 24470493A JP 24470493 A JP24470493 A JP 24470493A JP 3491931 B2 JP3491931 B2 JP 3491931B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/14Inductive couplings
    • H01F2038/143Inductive couplings for signals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばメモリカードな
どの情報記録媒体と、それを用いて情報の書込みあるい
は読出しを行うリーダ/ライタ(以下、R/Wと略記す
る。)などの装置本体とを備えたデータ伝送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】カードやその他の形状の可搬情報記録媒
体への動作電力の供給とデータの送受信を行うために多
くの方式やシステムが開発され、広く実用化されてい
る。そして前記情報記録媒体内の回路への電力、データ
ならびに制御信号の伝送にコネクタを用いる方式では、
コネクタに塵や油類が付着したりコネクタピンが曲がる
と接触不良を生じ、給電ならびにデータ伝送が不確実と
なり、信頼性に問題がある。
【0003】この欠点を解消するため、コイルを用いた
電磁結合方式、光方式、あるいは電波方式などが多く提
案され、それらの幾つかは種々の分野で実用化されてい
る。
【0004】この種の従来例として、例えば米国特許明
細書第3,906,460 号、特開平2−257296号公報、
特開平4−239990号公報、特開平4−27569
4号公報などが挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方式で
は、前記データならびに制御信号の伝送のためのチャン
ネルが1つまたは小数(それぞれの信号毎に専用チャン
ネルを設け、全体としては複数のチャンネルとしたも
の)であり、多極コネクタを用いた接触方式のメモリカ
ードに比べてデータ伝送用のチャンネルが著しく少ない
のが普通である。従って従来方式では、データ伝送速度
は最大でも数100Kbps〜1Mbps程度であっ
た。近年の半導体メモリの容量増加に伴い、非接触方式
でかつ高速のデータ伝送の要求が高まっている。
【0006】一方、従来の非接触方式においては、例え
ばデータ伝送用チャンネルのコイルのサイズがカードサ
イズに対して比較的大きく、またデータの送受信に要す
る電力も大きいため、多極コネクタに対応したようなデ
ータのパラレル伝送方式が採用できなかった。
【0007】そのため前述のようにデータ伝送速度を十
分高速化できず、データ伝送時間や他のデータ伝送装置
との整合性を欠くなど、システムとしての性能が十分発
揮されないなどの問題がある。
【0008】本発明の目的は、多極コネクタと同等のデ
ータ伝送速度が得られる電磁結合方式のデータ伝送装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、例えばICカードなどの可搬情報記録媒
体と、その可搬情報記録媒体を装着し磁気的に結合して
データの送受信を行う例えばR/Wなどの装置本体とを
備え、可搬情報記録媒体と装置本体の間でデータの授受
を行うデータ伝送装置を対象とするものである。
【0010】そして前記可搬情報記録媒体の仮想中心線
上に形状の大きい受電用パワーコイルを設け、その受電
用パワーコイルを中心にして線対称位置に送信データコ
イルと受信データコイルとをそれぞれ複数設けて、 前記
装置本体に、その可搬情報記録媒体の受電用パワーコイ
ル、送信データコイル、受信データコイルと対向する位
置に送電用パワーコイル、受信データコイル、送信デー
タコイルを設けるとともに、 前記装置本体に挿入された
可搬情報記録媒体の表裏を検出する表裏センサと、その
表裏センサからの検出信号に基づいて、前記装置本体側
または可搬情報記録媒体側の送信データコイルと受信デ
ータコイルのチャンネルの切換えを行うチャンネル切換
手段とを設けて、可搬情報記録媒体と装置本体の間でパ
ラレルデータ伝送を行うように構成したことを特徴とす
るものである。さらに本発明は、可搬情報記録媒体の仮
想中心線上に形状の大きい受電用パワーコイルを設け、
その受電用パワーコイルを中心にして線対称位置に送信
データコイルと受信データコイルとをそれぞれ複数設け
たことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明は前述のような構成になっているため、
パラレルデータ伝送が可能となり、データ伝送速度が十
分に高速化できる。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例を図とともに説明する。
図1は実施例に係るデータ送受信方式を説明するための
ブロック図である。同図において1はICカードで、受
電用のパワーコイル110、電源回路112、送信デー
タコイル120、データドライバ121、変調回路12
2、受信データコイル130、データレシーバ131、
復調回路132、タイミング再生回路140、コントロ
ーラ150、メモリ160などを備えている。
【0013】2はICカード1を装着してデータの書込
みと読出しを行うR/Wで、給電用のパワーコイル21
0、パワードライバ211、送信データコイル220、
データドライバ221、変調回路222、受信データコ
イル230、データレシーバ231、復調回路232、
タイミング再生回路241、コントローラ260などか
ら構成されている。この例の場合、送信データコイル1
20、220と受信データコイル130、230が4チ
ャンネルになっている。
【0014】なお、ICカード1ならびにR/W2には
他にも各種回路などが搭載されているが、図面ならびに
説明が複雑になるため省略している。
【0015】図に示すように、ICカード1側のパワー
コイル110、送信データコイル120ならびに受信デ
ータコイル130が、R/W2側のパワーコイル21
0、送信データコイル220ならびに受信データコイル
230とそれぞれ接近して対向することにより、非接触
の状態で磁気的に電力の供給ならびに信号の授受が行わ
れる。
【0016】次に具体的な動作について説明する。R/
W2のコントローラ260に内蔵されている発振器(図
示せず)から、周波数fのクロツクCLK240がデー
タドライバ211に加えられ、その出力パルスはパワー
コイル210に入力される。
【0017】ICカード1側のパワーコイル110は前
記パワーコイル210と磁気的に結合され、並列接続さ
れたコンデンサ111とによる共振回路でICカード1
内に電力を取り込む。
【0018】その出力は電源回路112の整流、平滑、
電圧レギュレータなどの機能により安定した直流電圧と
なり、ICカード1内の各部の作動電源(Vcc)11
3となってそれぞれ供給される。
【0019】また、前記共振回路の出力はタイミング再
生回路140に入力されて再生クロツクを得て、コント
ローラ150、変調回路122、復調回路132にそれ
ぞれ入力される。この再生クロツクは、R/W2側のク
ロツクCLKに対してπ/2の位相差を有している。
【0020】各変調回路122、復調回路132はコン
トローラ150に接続されているとともに、データドラ
イバ121ならびにデータレシーバ131を介してデー
タコイル120、130にそれぞれ接続されている。
【0021】R/W2側の各変調回路222、復調回路
232はコントローラ260に接続されているととも
に、データドライバ221ならびにデータレシーバ23
1を介してデータコイル220、230にそれぞれ接続
され、タイミング補正回路241から出力される補正ク
ロツク242により動作する。
【0022】前記コントローラ260は、信号線270
を介して例えばコンピュータなどの上位情報機器に接続
されている。
【0023】R/W2からICカード1へのデータ伝送
は、コントローラ260からのデータ出力を変調回路2
22でパルス位相変調し、データドライバ221を介し
て各データコイル220へパラレルに加えられる。デー
タコイル220と磁気的に結合されたデータコイル13
0には前記データパルスがパラレルに受信され、データ
レシーバ131で増幅、整形された後に復調回路132
に入力される。そして復調出力はコントローラ150に
入力され、データフォーマットに従ってデータ処理がな
され、メモリ160の指定アドレスにデータが順次書き
込まれる。
【0024】ICカード1からR/W2へのデータ伝送
は、メモリ160の指定アドレスからデータの読出しが
なされ、コントローラ150、変調回路122、データ
ドライバ121、データコイル120、230、データ
レシーバ231、復調回路232、コントローラ260
からなる伝送経路を通じて行われ、その動作は前記R/
W2からICカード1へのデータ伝送と同じである。
【0025】次に前記パワーコイル110、210、デ
ータコイル120、130、220、230の構成、配
置について説明する。図2の場合、ICカード1のR/
W2と接合する先端部の側面にパワーコイル110とデ
ータコイル120、130が配置、固定されている。形
状の大きいパワーコイル110は先端部側面の中央部に
配置され、それの図面に向かって左側に送信データコイ
ル120が4個、パワーコイル110の右側に受信デー
タコイル130が4個配置され、各コイルは合成樹脂製
のコイルホルダ3に保持されている。
【0026】R/W2のICカード1と接合する部分の
側面にパワーコイル210とデータコイル220、23
0が配置、固定されている。形状の大きいパワーコイル
210は側面の中央部に配置され、それの図面に向かっ
て左側に受信データコイル230が4個、パワーコイル
210の右側に送信データコイル220が4個配置さ
れ、各コイルは合成樹脂製のコイルホルダ4に保持され
ている。なお、同一コイルで送受信を兼ねることもでき
る。この例は後で示す。
【0027】ICカード1には前述したデータドライバ
121、変調回路122、データレシーバ131、復調
回路132で構成されるI/F制御部170ならびにコ
ントローラ150、メモリ160などを内蔵している。
【0028】またR/W2には前述したデータドライバ
221、変調回路222、データレシーバ231、復調
回路232で構成されるI/F制御部280ならびにコ
ントローラ260などを内蔵している。そして、コイル
ホルダ3、4が前後方向に隣接することにより、各コイ
ルを通して電力の供給とデータの授受がなされる。
【0029】図3の例の場合、ICカード1の先端部の
上下面にパワーコイル210とデータコイル220、2
30が配置され、R/W2にはそれに対応してパワーコ
イル210とデータコイル220、230が配置され、
コイルホルダ3、4が上下方向に重なり合うことによ
り、各コイルを通して電力の供給とデータの授受がなさ
れる。その他、図2と図3とを組合せた構成も有効であ
る。
【0030】図4はコイル5(パワーコイル111、2
10、データコイル120、130、220、230)
の各種形態を説明するための図である。同図(a)の場
合は空心コイル5a,5bを使用した例を示しており、
両空心コイル5a,5bが近接した状態で対向してお
り、両コイル5a,5bの隙間dはコイル径Dよりも極
めて小さく(d≪D)設定することにより、両コイル5
a,5bで大きな結合係数が得られる。
【0031】同図(b)の場合は、コア6a、6bの先
端部にコイル5a,5bを巻回した例を示している。同
図(c)の場合は、コア6a、6bの先端部側面にコイ
ル5a,5bを固定して、両コイル5a,5bを接近さ
せた例を示している。同図(d)の場合は、コア6a、
6bの先端部に溝を形成し、そこにコイル5a,5bを
巻回した例を示している。同図(e)の場合は、断面コ
字形のコア6a、6bの先端部にコイル5a,5bを巻
回した例を示している。同図(f)の場合は、空心コイ
ル5a,5bの中空部に共通のコア6を挿通した例を示
している。
【0032】図5はデータ送信、受信回路の具体例を示
す。ここでは同一コイルを送信、受信の両方に使用した
例を示す。図6はICカード1のパワー受電回路とパタ
ードライバ回路の具体例を示す図で、それぞれ図示のよ
うな回路構成になっている。
【0033】図7はICカード1でのコイル5の配置面
と、磁束の方向を定義するための図、図8はICカード
1でのコイル5の個数、磁路の形態、コア6の有無、コ
イル5の位置、磁束の方向、コイル5の設置場所などの
基準パラメータを示す図である。このパラメータに従っ
て種々の組合せが可能であり、その組合せに対応させて
R/W2側の各コイルを配置させることができる。
【0034】図9ないし図17は、ICカード1でのコ
イル5〔パワーコイル110とデータコイル120(1
30)〕の各種配置例を説明するための図である。
【0035】図9の例は、パワーコイル110とデータ
コイル120(130)は同じb面(図7参照)に露呈
して、ともに磁束がy方向(図7参照)である。
【0036】図10の例は、パワーコイル110はa面
に露呈し(磁束z方向)、データコイル120(13
0)はb面に露呈している(磁束y方向)。
【0037】図11の例は、パワーコイル110はc面
に露呈して(磁束x方向)R/Wのパワーコイルとの組
合せで閉磁路を構成し、データコイル120(130)
はb面に露呈している(磁束y方向)。
【0038】図12の例は、パワーコイル110はc面
に露呈し(磁束x方向)、データコイル120(13
0)はa面に露呈している(磁束z方向)。
【0039】図13の例は、パワーコイル110はb面
に露呈し(磁束y方向)、データコイル120(13
0)はa面に露呈している(磁束z方向)。
【0040】図14の例は、パワーコイル110ならび
にデータコイル120(130)ともb面に露呈してい
るが、パワーコイル110は斜め上方を向いて、それの
磁束はyz(+)方向になっている。これに対してデー
タコイル120(130)は斜め上方を向きで、それの
磁束はyz(−)方向になっている。
【0041】図15の例は、パワーコイル110ならび
にデータコイル120(130)ともb面に露呈してい
るが、パワーコイル110は斜め手前を向いて、それの
磁束はyx(+)方向になっている。これに対してデー
タコイル120(130)は斜め向こう向きで、それの
磁束はyx(−)方向になっている。またこの例では、
パワーコイル110ならびにデータコイル120(13
0)はb面の端部に配置されている。
【0042】図16の例は、ICカード1の先端部の側
面(b面)がデザイン上などの理由から円弧状になって
おり、そのb面に露呈するようにパワーコイル110と
データコイル120(130)が配置されている。
【0043】図17の例は、ICカード1の先端部の側
面(b面)が山形になっており、そのb面に露呈するよ
うにパワーコイル110とデータコイル120(13
0)が配置されている。
【0044】図18ないし図20はICカード1側のコ
イル110(120,130)とR/W2側コイル21
0(220,230)の配置例を示す図である。なお、
図面を簡略化するためICカード1側のコイルを110
で、R/W2側のコイル210でそれぞれ代表し、符号
120,130,220,230は省略している。
【0045】図18ならびに図19の例では、ICカー
ド1とR/W2にそれぞれ嵌まり合う凹凸部が形成さ
れ、その凹凸部内にコイル110とコイル210が対向
するように配置されている。前記凹凸部は、R/W2に
対するICカード1の位置決めに利用される。
【0046】図20の例では、R/W2の側面にカード
挿入凹部10が形成され、それを囲むようにしてコ字形
のコア11が配置されて、そのコア11の内面にコイル
210が設けられている。一方、ICカード1の先端部
にはコア12に巻回されたコイル110が露呈してお
り、図に示すようにICカード1の先端部を前記カード
挿入凹部10内に挿入することにより、コイル110と
210とが対向して閉磁路が形成される。この構成は給
電用のパワーコイル110、210に好適である。
【0047】前述の各コイルの配置例において、パワー
コイル110,210とデータコイル120,130,
220,230の磁束の方向を鎖交、好ましくは直交さ
せれば、磁気的な干渉が少なくなって好ましい。
【0048】図21は、R/W2内でのICカード1の
位置保持手段の例を示す図である。
【0049】R/W2のカード挿入壁部には位置規制部
13が形成され、それと対向する側にはほぼV字形をし
た板バネ14が設けられている。一方、ICカード1の
側端部には凹み状の係合部15が形成されている。
【0050】ICカード1がR/W2内の最終位置まで
挿入されたとき、板バネ14の先端部がICカード1の
係合部15内に嵌まり込み、板バネ14の弾性力により
ICカード1は矢印V方向、すなわち位置規制部13側
に押しつけられる。それによって、ICカード1側の各
種コイル110、120、130がR/W2の各種コイ
ル210、220、230と適正に対向する。また、板
バネ14の弾性力によりICカード1は矢印W方向にも
弾性付勢され、各種コイル110、120、130と各
種コイル210、220、230とが密着するととも
に、両コイル群が不意に離れることなく、ICカード1
がその位置にロック(保持)される。このような板バネ
14と係合部15の機能により、コイル相互間の間隔が
所定の値以下に保持されてICカード1とR/W2の間
の結合係数が高められ、給電ならびにデータの伝送が適
正に行われる。
【0051】この実施例では板バネなどの弾性部材を用
いてICカード1の位置保持を行ったが、その他、例え
ば磁石の磁気的吸引力を利用してICカード1の位置保
持を行うこともできる。上記の例の如く、ICカード1
とR/W2との相対したコイル間の間隔dを、所定の値
εに対して常にd≦εとするような手段を備えることに
より、常に良好な磁気通路が保証される。
【0052】つぎに、図2、図3に一例を示すコイル配
置においては、カードの表裏と無関係に任意方向で使用
できるという従来にない特徴を得ることができる。
【0053】これらの図に示すようにICカード1の中
心線上にパワーコイル110が設けられ、そのパワーコ
イル110を中心にして線対称に送信データコイル12
0と受信データコイル130が配置されている場合、I
Cカード1の表裏に対してパワーコイル110はそのま
まとし、データコイル120、130の左右のチャンネ
ルの信号を入れ換える切換手段(セレクタ)を設けるこ
とで、表裏自由な機能が達成される。
【0054】図22はR/W2側に上記データチャンネ
ルを切換えるためのセレクタを設けたブロック図、図2
3はそのセレクタの回路図である。
【0055】これらの図において20はICカード1の
表裏を検出する表裏センサ、21は表裏検出信号、22
はセレクタである。X11,X21,X31,Y11,
Y21,Y31はICカード1に設けられたデータコイ
ルで、データコイルX11,X21,X31とデータコ
イルY11,Y21,Y31はパワーコイル110を中
心にして線対称位置に設けられている。また、X12、
Y12はR/W2に設けられたデータコイルで、パワー
コイル210を中心にして線対称位置に設けられてい
る。
【0056】つぎに、表裏センサ20による信号チャン
ネルの切り替え動作について説明する。図22に示すよ
うにICカード1が表の状態で装着されたとき、コイル
X12はX11と結合し、コイルY12はY11と結合
する。ICカード1が裏の状態で装着されたとき、コイ
ルX12はY11と結合し、コイルY12はX11と結
合する。このようにICカード1の送受信コイルと結合
するR/W2の送受信コイルは、ICカード1の表裏に
よって前述のように変わる。従って、ICカード1の表
裏を識別して、R/W2側の信号チャンネルをセレクタ
22によって切り替えればよい。
【0057】すなわち、前記表裏センサ20は機械的、
磁気的、電気的なセンサで、ICカード1が表の状態で
装着されたときに検出信号21は“H”、裏の状態で装
着されたときには“L”となるように設定されている。
セレクタ21は4つのセレクタ21a〜21dから構成
されている。
【0058】そしてコントローラ260からのモード信
号が送信モードで、前記検出信号21が“H”のとき、
すなわちICカード1が表の状態で装着されたとき、送
信信号T1はセレクタ21aを通りコイルX12に供給
され、送信信号T2はセレクタ21bを通りコイルY1
2に供給される。
【0059】同じく送信モードで検出信号21が“L”
のとき、すなわちICカード1が裏の状態で装着された
とき、送信信号T1はセレクタ21bを通りコイルY1
2に供給され、送信信号T2はセレクタ21aを通りコ
イルX12に供給される。
【0060】また、コントローラ260からのモード信
号が送信モードで検出信号21が“H”のとき、すなわ
ちICカード1が表の状態で装着されたとき、コイルX
12に供給された送信信号R1はセレクタ21cを通っ
て導入され、コイルY12に供給された送信信号R2は
セレクタ21dを通って導入される。
【0061】同じく送信モードで検出信号21が“L”
のとき、すなわちICカード1が裏の状態で装着された
とき、コイルX12に供給された送信信号R1はセレク
タ21dを通って導入され、コイルY12に供給された
送信信号R2はセレクタ21cを通って導入される。
【0062】以上説明したように、それぞれICカード
1の表裏の装着状態を検出してセレクタ21a〜21c
の切り替えが行われるから、ICカード1側のコントロ
ーラ150とR/W2側のコントローラ260の信号の
対応関係は変更する必要がない。
【0063】
【発明の効果】本発明は前述のような構成になっている
ため、パラレルデータ伝送が可能となり、データ伝送速
度が高速化できたデータ伝送装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るデータ送受信方式を説明
するためのブロック図である。
【図2】パワーコイルならびにデータコイルの構成、配
置を説明するための図である。
【図3】パワーコイルならびにデータコイルの構成、配
置を説明するための図である。
【図4】コイルの構成を説明するための図である。
【図5】送受信回路の具体的な電気回路図である。
【図6】ICカード1のパワー受電回路とパワードライ
バ回路の具体的な電気回路図である。
【図7】コイルの配置面と磁束の方向を定義するための
図である。
【図8】ICカードでのコイルなどの基準パラメータを
示す図である。
【図9】パワーコイルとデータコイルの配置を示す図で
ある。
【図10】パワーコイルとデータコイルの配置を示す図
である。
【図11】パワーコイルとデータコイルの配置を示す図
である。
【図12】パワーコイルとデータコイルの配置を示す図
である。
【図13】パワーコイルとデータコイルの配置を示す図
である。
【図14】パワーコイルとデータコイルの配置を示す図
である。
【図15】パワーコイルとデータコイルの配置を示す図
である。
【図16】パワーコイルとデータコイルの配置を示す図
である。
【図17】パワーコイルとデータコイルの配置を示す図
である。
【図18】ICカードとR/Wの間のコイルの配置を示
す図である。
【図19】ICカードとR/Wの間のコイルの配置を示
す図である。
【図20】ICカードとR/Wの間のコイルの配置を示
す図である。
【図21】R/Wに対するICカードの位置保持手段を
説明するための図である。
【図22】R/W側にセレクタを設けたブロック図であ
る。
【図23】そのセレクタの動作を説明するため回路図で
ある。
【符号の説明】
1 ICカード 2 R/W 3 コイルホルダ 4 コイルホルダ 5 コイル 6 コア 10 挿入凹部 11 コア 12 コア 13 位置規制部 14 板バネ 15 係合部 20 表裏センサ 21 セレクタ 110 パワーコイル 120 送信データコイル 130 受信データコイル 150 コントローラ 170 I/F制御部 210 パワーコイル 220 送信データコイル 230 受信データコイル 260 コントローラ 280 I/F制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−232207(JP,A) 特開 平5−54209(JP,A) 特開 平4−239990(JP,A) 特開 平2−43695(JP,A) 特開 平1−204795(JP,A) 実開 平4−52267(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 17/00 G06K 19/07 H01F 38/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬情報記録媒体と、その可搬情報記録
    媒体を装着し磁気的に結合してデータの送受信を行う装
    置本体とを備え、可搬情報記録媒体と装置本体の間でデ
    ータの授受を行うデータ送受信装置において、 前記可搬情報記録媒体の仮想中心線上に形状の大きい受
    電用パワーコイルを設け、その受電用パワーコイルを中
    心にして線対称位置に送信データコイルと受信データコ
    イルとをそれぞれ複数設けて、 前記装置本体に、その可搬情報記録媒体の受電用パワー
    コイル、送信データコイル、受信データコイルと対向す
    る位置に送電用パワーコイル、受信データコイル、送信
    データコイルを設けるとともに、 前記装置本体に挿入された可搬情報記録媒体の表裏を検
    出する表裏センサと、 その表裏センサからの検出信号に基づいて、前記装置本
    体側または可搬情報記録媒体側の送信データコイルと受
    信データコイルのチャンネルの切換えを行うチャンネル
    切換手段とを設けて、 可搬情報記録媒体と装置本体の間でパラレルデータ伝送
    を行うように構成したことを特徴とするデータ送受信装
    置。
  2. 【請求項2】 仮想中心線上に形状の大きい受電用パワ
    ーコイルを設け、その受電用パワーコイルを中心にして
    線対称位置に送信データコイルと受信データコイルとを
    それぞれ複数設けたことを特徴とする可搬情報記録媒
    体。
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