JP2001313515A - アンテナ装置及び非接触icカードリーダライタ装置 - Google Patents

アンテナ装置及び非接触icカードリーダライタ装置

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JP2001313515A
JP2001313515A JP2001043614A JP2001043614A JP2001313515A JP 2001313515 A JP2001313515 A JP 2001313515A JP 2001043614 A JP2001043614 A JP 2001043614A JP 2001043614 A JP2001043614 A JP 2001043614A JP 2001313515 A JP2001313515 A JP 2001313515A
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JP
Japan
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antennas
antenna
magnetic field
distance
card
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JP2001043614A
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Toyohiko Akatsuka
豊彦 赤塚
Yoshiki Takahashi
由毅 高橋
Kazuhiko Okutsu
一比古 奥津
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Tamura Electric Works Ltd
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Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近距離の非接触ICカードと安定した通信を
行うとともに、遠距離の非接触ICカードとの通信も可
能にする。 【解決手段】 アンテナ部15を介し非接触ICカード
2と通信する非接触ICカードリーダライタの前記アン
テナ部に、互いに中心Oが一致するループアンテナ15
A,15Bを設け、かつ電流Iの通電方向が互いに逆方
向になるようにループアンテナ15A,15Bの一端X
2,Y2間を接続し、さらに電流Iの通電により各ルー
プアンテナ15A,15Bが発生する磁界を合成した合
成磁界の強度が近距離で増加しないように、ループアン
テナ15A,15Bの中心Oからの距離r1,r2を定
めその位置にループアンテナ15A,15Bを配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置及び
アンテナ装置を用いた非接触ICカードリーダライタ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、非接触ICカードリーダライタ
装置はアンテナを有し、このアンテナを介して非接触I
Cカードと電磁結合し、非接触ICカードへ電力を供給
する。そして、電磁結合した非接触ICカードへコマン
ドを送信し、このコマンド送信に対し非接触ICカード
側からレスポンスを受信すると、非接触ICカードとの
間で通信を開始し、非接触ICカードからのデータの読
み出しや非接触ICカードへのデータの書き込みを行う
ようにしている。
【0003】ところで、非接触ICカードリーダライタ
装置のアンテナは、円形のループで形成されるか、或い
は矩形のループで形成されている。ここで、アンテナに
は所定周波数の電流が通電されて交流磁界を発生し、こ
うした非接触ICカードリーダライタ装置のアンテナ上
に非接触ICカードを載置すると、アンテナから発生す
る交流磁界により非接触ICカードのアンテナに電流が
誘導される。これにより、非接触ICカードリーダライ
タ装置と非接触ICカード間では前述の電磁結合が行わ
れ、非接触ICカードリーダライタ装置から非接触IC
カードへ電力が供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】非接触ICカードとの
間の通信距離を伸ばすためには、非接触ICカードリー
ダライタ装置のアンテナに流れる電流の値を大きくして
アンテナから強磁界を発生させる必要がある。しかし、
アンテナから強磁界を発生させると、アンテナに近い距
離にある非接触ICカードに対しては過大な電力が供給
されることから、近距離において安定した通信ができな
くなるという課題があった。したがって、本発明は、近
距離にある非接触ICカードと安定した通信を行うとと
もに、遠距離にある非接触ICカードとの通信も可能に
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、所定周波数の電流の通電に基づき磁
界を発生するアンテナ装置において、互いに中心が一致
するとともに電流の通電方向が互いに逆方向となるよう
に接続され、かつ配置面からの距離が短い場合と長い場
合とで磁界の強度の変動が抑制されるように配置された
ループ状の第1及び第2のアンテナを設けたものであ
る。この場合、第1及び第2のアンテナは、前記配置面
からの距離が短い場合に磁界強度の増加が抑制されるよ
うに前記中心からの配置距離がそれぞれ定められるもの
である。また、第1及び第2のアンテナは、前記配置面
からの距離が短い場合に磁界強度の増加が抑制されるよ
うにそれぞれ巻き数が定められるものである。また、第
1及び第2のアンテナは、前記配置面からの距離が短い
場合に磁界強度の増加が抑制されるようにそれぞれ電流
値が定められるものである。また、第1及び第2のアン
テナを、円形状のアンテナとしたものである。また、第
1及び第2のアンテナを、多角形状のアンテナとしたも
のである。
【0006】また、本発明は、所定周波数の電流の通電
に基づき磁界を発生するアンテナ部を有するとともに、
アンテナ部を介して非接触ICカードと通信を行う非接
触ICカードリーダライタ装置において、アンテナ部
に、互いに中心が一致するとともに電流の通電方向が互
いに逆方向となるように接続され、かつ配置面からの距
離が短い場合と長い場合とで磁界の強度の変動が抑制さ
れるように配置されたループ状の第1及び第2のアンテ
ナを設けたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る非接触ICカード
リーダライタ装置の構成を示すブロック図である。図1
において、非接触ICカードリーダライタ装置(以下、
ICカードリーダ)1は、電磁結合された非接触ICカ
ード(以下、ICカード)に対してデータのリード・ラ
イトを行うものであり、CPU11と、ゲートアレイ1
2と、ICカード2へデータを送信する送信部13と、
ICカード2からのデータを受信する受信部16と、I
Cカード2の図示しないアンテナと電磁結合するアンテ
ナ部15と、ICカード2側とアンテナ部15との間で
最適な電磁結合が行われるようにインピーダンスの整合
をとる整合回路14とが設けられている。
【0008】ICカードリーダ1のCPU11は、IC
カード2の有無を検出するために、周期的にICカード
2側へコマンドデータを送信している。このコマンドデ
ータはゲートアレイ12を介して送信部13へ送られ、
送信部13で変調されて整合回路14及びアンテナ部1
5を介し、ICカード2側へ無線信号として送信され
る。
【0009】ICカード2がICカードリーダ1のアン
テナ部15に近接すると、ICカード2の図示しないア
ンテナとICカードリーダ1のアンテナ部15とが電磁
結合する。これにより、ICカードリーダ1のアンテナ
部15からICカード2側へ電力が供給されるととも
に、アンテナ部15から送信される無線信号による送信
データがICカード2側で受信されコマンドデータとし
て復調される。
【0010】ICカード2ではICカードリーダ1から
のコマンドデータを受信すると、一定時間後にレスポン
スデータを変調し自身のアンテナからICカードリーダ
1側へ無線信号として返送する。ICカード2からの無
線信号による返送データは、アンテナ部15及び整合回
路14を介して受信部16で受信され、レスポンスデー
タとして復調される。このレスポンスデータはゲートア
レイ12を介してCPU11へ送られる。
【0011】ICカードリーダ1のCPU11はこのレ
スポンスデータを受信すると、ICカード2が有ると認
識する。そして、電磁結合したICカード2とデータ通
信を行い、ICカード2内の図示しないメモリに格納さ
れているデータの読み出しや、前記メモリへのデータの
書き込みを行う。
【0012】(第1の実施の形態)図2は、本発明の第
1の実施の形態を示す図であり、ICカードリーダ1の
アンテナ部15の構成を示すものである。アンテナ部1
5は、図2に示すようにそれぞれ半径の異なる円状の2
つのループアンテナ15A,15Bから構成され、各ル
ープアンテナ15A,15Bの中心Oが一致するように
配置される。そして、各ループアンテナ15A,15B
に通電される電流の向きが互いに逆向きになるようにル
ープアンテナ15A,15Bが直列に接続される。すな
わち、ループアンテナ15Aの他端X2とループアンテ
ナ15Bの他端Y2とが接続され、ループアンテナ15
Aの一端X1とループアンテナ15Bの一端Y1はそれ
ぞれ整合回路14に接続される。
【0013】ところで、各々のループアンテナ15A,
15Bの通電に基づき各ループアンテナ15A,15B
から発生する磁界の強度は、ループアンテナ15A,1
5Bの各半径r1,r2の2乗にほぼ反比例して減少す
る。いま、ループアンテナ15A,15Bの配設面をX
Y平面とすると、これと直交する前記中心Oの軸上を含
むZ軸上の磁界強度もループアンテナ15A,15Bの
各半径r1,r2の2乗にほぼ反比例して減少する。
【0014】ここで、各ループアンテナ15A,15B
には、ループアンテナ15Aからループアンテナ15B
への方向と、ループアンテナ15Bからループアンテナ
15Aへの方向とが交互に所定の周波数で切り替えられ
る交流電流により通電される。いま、図2のように、ル
ープアンテナ15Aの一端X1からループアンテナ15
Bの一端Y1側の方向に電流Iが通電されたとすると、
ループアンテナ15Aでは時計方向に電流Iが流れ、か
つループアンテナ15Bでは反時計方向に電流Iが流れ
る。また、逆にループアンテナ15Bの一端Y1からル
ープアンテナ15Aの一端X1側の方向に電流Iが通電
されたとすると、ループアンテナ15Bでは時計方向に
電流Iが流れ、かつループアンテナ15Aでは反時計方
向に電流Iが流れる。したがって、ループアンテナ15
Aの磁界の向きとループアンテナ15Bの磁界の向きと
が互いに逆向きとなり、ループアンテナ15Aの磁界と
ループアンテナ15Bの磁界は互いに相殺される。
【0015】即ち、いま、半径r1のループアンテナ1
5Aにより発生する磁界を図3のように+方向とする
と、半径r2のループアンテナ15Bにより発生する磁
界はループアンテナ15Aの磁界と逆向きの−方向とな
る。ここで、図2の例では、ループアンテナ15Aの半
径r1がループアンテナ15Bの半径r2より小である
ため、ループアンテナ15Aの磁界からループアンテナ
15Bの磁界を減じた磁界が図3に示す合成磁界とな
る。この合成磁界は、図3に示すように、通信距離(即
ち、ループアンテナ15A,15Bの配設面(XY面)
に直交するZ軸上における前記XY面からの距離)が短
い場合と、前記通信距離が長い場合とで変動が少ない磁
界を発生させることができる。これにより、ICカード
リーダ1は近距離のICカード2と安定した通信が行え
るとともに、遠距離のICカード2との通信も行うこと
ができる。
【0016】このように、ICカードリーダ1のアンテ
ナ部15を異なる半径r1,r2を有する2つのループ
アンテナ15A,15Bにより構成するとともに、各ル
ープアンテナ15A,15Bの中心軸を一致させるよう
に配置し、かつ各ループアンテナ15A,15Bの通電
電流の向きが互いに逆向きとなるように各ループアンテ
ナ15A,15Bのそれぞれの一端を直列接続して各ル
ープアンテナ15A,15Bの磁界を互いに相殺させる
ように構成し、かつループアンテナ15A,15Bが各
々発生する磁界の差(即ち、ループアンテナ15A,1
5Bの合成磁界)がほぼ一定となるように各ループアン
テナ15A,15Bの半径r1,r2の値を設定するよ
うにしたので、アンテナ部15から発生する磁界は通信
距離に依存しない一定の強度が確保され、したがって、
ICカードリーダ1は近距離のICカード2と安定した
通信が行えるとともに、遠距離のICカード2との通信
も行うことができる。
【0017】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施の形態を示す図であり、ICカードリーダ1の
アンテナ部15の構成を示すものである。アンテナ部1
5は、図2に示すようにそれぞれ径の異なる矩形状の2
つのループアンテナ15C,15Dから構成され、各ル
ープアンテナ15C,15Dの中心Oが一致するように
配置される。そして、各ループアンテナ15C,15D
に通電される電流の向きが互いに逆向きになるようにル
ープアンテナ15C,15Dが直列に接続される。すな
わち、ループアンテナ15Cの他端X2とループアンテ
ナ15Cの他端Y2とが接続され、ループアンテナ15
Cの一端X1とループアンテナ15Dの一端Y1はそれ
ぞれ整合回路14に接続される。
【0018】各ループアンテナ15C,15Dには、第
1の実施の形態のループアンテナ15A,15Bと同
様、ループアンテナ15Cからループアンテナ15Dへ
の方向と、ループアンテナ15Dからループアンテナ1
5Cへの方向とが交互に所定の周波数で切り替えられる
交流電流により通電される。また、ループアンテナ15
C,15Dの通電方向も互いに逆方向に通電されること
から、ループアンテナ15Cの磁界の向きとループアン
テナ15Dの磁界の向きとが互いに逆向きとなり、ルー
プアンテナ15Cの磁界とループアンテナ15Dの磁界
は互いに相殺される。
【0019】さらに、ループアンテナ15Cの径r1が
ループアンテナ15Dの径r2より小であるため、ルー
プアンテナ15Cの磁界からループアンテナ15Dの磁
界を減じた磁界が図3に示す各ループアンテナ15A,
15Bと同様の合成磁界となる。この合成磁界は、同様
に、通信距離(即ち、ループアンテナ15C,15Dの
配設面(XY面)に直交するZ軸上の前記XY面からの
距離)が短い場合と、前記通信距離が長い場合とで変動
が少ない磁界を発生させることができる。これにより、
ICカードリーダ1は近距離のICカード2と安定した
通信が行えるとともに、遠距離のICカード2との通信
も行うことができる。なお、第2の実施の形態では、ア
ンテナ部15を、それぞれ径の異なる矩形状の2つのル
ープアンテナ15C,15Dにより構成したが、2つの
ループアンテナ15C,15Dを六角形や八角形などの
多角形状に構成しても同様の効果を奏する。
【0020】なお、本実施の形態では、近距離における
アンテナ部15の磁界強度の増加を抑止する場合、2つ
のループアンテナ15A,15B(またはループアンテ
ナ15C,15D)の合成磁界が近距離において低下す
るように各々の半径r1,r2の値を設定したが、2つ
のループアンテナ15A,15B(またはループアンテ
ナ15C,15D)の各々の巻き数を変えることによ
り、2つのループアンテナ15A,15B(またはルー
プアンテナ15C,15D)の合成磁界が近距離におい
て低下するようにしても良い。
【0021】また、本実施の形態では、近距離における
アンテナ部15の磁界強度の増加を抑止する場合、各ル
ープアンテナ15A,15B(またはループアンテナ1
5C,15D)の各半径r1,r2の値をそれぞれ設定
しているが、2つのループアンテナ15A,15B(ま
たはループアンテナ15C,15D)に流れる電流値を
それぞれ変えることにより、2つのループアンテナ15
A,15B(またはループアンテナ15C,15D)の
合成磁界が近距離において低下するようにしても良い。
この場合、各ループアンテナ15A,15B(またはル
ープアンテナ15C,15D)のパターン幅をそれぞれ
変えることで電流値を変えることができ、また各ループ
アンテナ15A,15B(またはループアンテナ15
C,15D)のパターン厚をそれぞれ変えることによっ
ても電流値を変えることができる。さらに、各ループア
ンテナ15A,15B(またはループアンテナ15C,
15D)にそれぞれ抵抗値が異なる抵抗器を付加するこ
とによっても電流値を変えることができる。また、本実
施の形態では、ICカードリーダ1のアンテナ部15に
ついて説明したが、このアンテナ部はICカードリーダ
1に限らず、電波を用いた他の装置に同様に適用でき
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定周波数の電流の通電に基づき磁界を発生するアンテナ
装置において、互いに中心が一致するとともに電流の通
電方向が互いに逆方向となるように接続され、かつ配置
面からの距離が短い場合と長い場合とで磁界の強度の変
動が抑制されるように配置されたループ状の第1及び第
2のアンテナを設けるようにしたので、通信距離を伸ば
すためにアンテナの電流を大きくしてアンテナから強磁
界を発生させようとした場合でも、通信距離の長短に無
関係にほぼ均一の強度の磁界が発生し、したがって、こ
のとき例えばアンテナを有するICカードが近距離にあ
ってもそのICカードのアンテナと的確に電磁結合して
安定した通信が確保できるとともに、遠距離にあるIC
カードとの通信も可能になる。
【0023】この場合、第1及び第2のアンテナの前記
中心からの距離を、アンテナ配置面からの距離が短いと
きには磁界強度の増加が抑制されるようにそれぞれ定め
るようにしたので、通信距離を伸ばすためにアンテナの
電流を大きくしてアンテナから強磁界を発生させようと
してもアンテナの近距離における磁界強度の増加が抑制
できることから、近距離にあるICカードには過大な電
力が供給されず、したがって近距離のICカードとの間
で安定した通信を確保できる。また、アンテナ配置面か
らの距離が短いときに磁界強度の増加を抑制する場合、
簡単な構成により磁界強度の増加を抑制できる。また、
第1及び第2のアンテナの各巻き数を、アンテナ配置面
からの距離が短いときには磁界強度の増加が抑制される
ように定めるようにしたので、同様に簡単な構成により
近距離の磁界強度の増加を抑制できるとともに、近距離
のICカードとの間で安定した通信を確保できる。
【0024】また、第1及び第2のアンテナの各電流値
を、アンテナ配置面からの距離が短いときには磁界強度
の増加が抑制されるように定めるようにしたので、同様
に簡単な構成により近距離の磁界強度の増加を抑制でき
るとともに、近距離のICカードとの間で安定した通信
を確保できる。また、第1及び第2のアンテナを円形状
のアンテナとしたので、容易にアンテナを作成できる。
また、第1及び第2のアンテナを多角形状のアンテナと
したので、同様に容易にアンテナを作成できる。
【0025】また、本発明は、所定周波数の電流の通電
に基づき磁界を発生するアンテナ部を有するとともに、
アンテナ部を介して非接触ICカードと通信を行うIC
カードリーダライタにおいて、アンテナ部に、互いに中
心が一致するとともに電流の通電方向が互いに逆方向と
なるように接続され、かつ配置面からの距離が短い場合
と長い場合とで磁界の強度の変動が抑制されるように配
置されたループ状の第1及び第2のアンテナを設けるよ
うにしたので、通信距離を伸ばすためにアンテナの電流
を大きくしてアンテナから強磁界を発生させようとした
場合でも、通信距離の長短に無関係にほぼ均一の強度の
磁界が発生し、これにより、非接触ICカードが近距離
にあってもそのICカードと安定した通信が確保できる
とともに、遠距離にあるICカードとの通信も可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る非接触ICカードリーダライタ
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 非接触ICカードリーダライタ装置のアンテ
ナ部の第1の実施の形態を示す図である。
【図3】 前記アンテナ部の特性を示す図である。
【図4】 非接触ICカードリーダライタ装置のアンテ
ナ部の第2の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
1…非接触ICカードリーダライタ装置、2…非接触I
Cカード、11…CPU、12…ゲートアレイ、13…
送信部、14…整合回路、15…アンテナ部、15A,
15B,15C,15D…ループアンテナ、16…受信
部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定周波数の電流の通電に基づき磁界を
    発生するアンテナ装置において、 互いに中心が一致するとともに前記電流の通電方向が互
    いに逆方向となるように接続され、かつ配置面からの距
    離が短い場合と長い場合とで前記磁界の強度の変動が抑
    制されるように配置されたループ状の第1及び第2のア
    ンテナを備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1及び第2のアンテナは、前記配置面からの距離
    が短い場合に磁界強度の増加が抑制されるように前記中
    心からの配置距離がそれぞれ定められることを特徴とす
    るアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記第1及び第2のアンテナは、前記配置面からの距離
    が短い場合に磁界強度の増加が抑制されるようにそれぞ
    れ巻き数が定められることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第1及び第2のアンテナは、前記配置面からの距離
    が短い場合に磁界強度の増加が抑制されるようにそれぞ
    れ電流値が定められることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記第1及び第2のアンテナは、円形状のアンテナであ
    ることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記第1及び第2のアンテナは、多角形状のアンテナで
    あることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 所定周波数の電流の通電に基づき磁界を
    発生するアンテナ部を有するとともに、前記アンテナ部
    を介して非接触ICカードと通信を行う非接触ICカー
    ドリーダライタ装置において、 前記アンテナ部は、互いに中心が一致するとともに前記
    電流の通電方向が互いに逆方向となるように接続され、
    かつ配置面からの距離が短い場合と長い場合とで前記磁
    界の強度の変動が抑制されるように配置されたループ状
    の第1及び第2のアンテナを有することを特徴とする非
    接触ICカードリーダライタ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記第1及び第2のアンテナは、前記配置面からの距離
    が短い場合に磁界強度の増加が抑制されるように前記中
    心からの配置距離がそれぞれ定められることを特徴とす
    る非接触ICカードリーダライタ装置。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記第1及び第2のアンテナは、前記配置面からの距離
    が短い場合に磁界強度の増加が抑制されるようにそれぞ
    れ巻き数が定められることを特徴とする非接触ICカー
    ドリーダライタ装置。
  10. 【請求項10】 請求項7において、 前記第1及び第2のアンテナは、前記配置面からの距離
    が短い場合に磁界強度の増加が抑制されるようにそれぞ
    れ電流値が定められることを特徴とする非接触ICカー
    ドリーダライタ装置。
  11. 【請求項11】 請求項7において、 前記第1及び第2のアンテナは、円形状のアンテナであ
    ることを特徴とする非接触ICカードリーダライタ装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項7において、 前記第1及び第2のアンテナは、多角形状のアンテナで
    あることを特徴とする非接触ICカードリーダライタ装
    置。
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