JP2523180Y2

JP2523180Y2 - 表示装置

Info

Publication number: JP2523180Y2
Application number: JP1990095681U
Authority: JP
Inventors: 誠金川; 久夫上原; 正義岡本; 由美子上田; 健二藪内
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1990-09-11
Filing date: 1990-09-11
Publication date: 1997-01-22
Anticipated expiration: 2005-09-11
Also published as: JPH0452267U

Description

【考案の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本考案は、表示装置に関する。

（ロ）従来の技術従来から、小型の表示装置が提案されている。

例えば、両面ディスプレイを備えたICカードがある。

このICカードは、ICカード内に記憶されてる内容を操
作スイッチを押圧することで表示部に表示させるものが
知られている（例えば、実開昭58-94065号公報参照）。

このICカードでは、操作スイッチを操作することによ
り、所望の操作がなされる。

ところで、このようなICカードは、小型であり、その
操作スイッチは、更に小さい。しかも、このICカード
は、携帯して使用される場合が多い。

つまり、人混みの中でこのICカードを操作すること
は、非常に困難で有った。

（ハ）考案が解決しようとする課題本考案は、操作スイッチを操作しなくても、操作が出
来る表示装置を提案するものである。

（ニ）課題を解決するための手段本願では、例えば、ICカードを裏返すと、ページめく
りが、行われる。また、ICカードを強く叩くと、10ペー
ジのスキップが、行われる。また、ICカードを傾ける
と、その傾き方向に応じたスクロールがなされる。

本願では、表示装置（ICカード）の中にカードの物理
的動作による状況変化を検出するセンサーが内蔵されて
おり、カードへの回転・振動・衝撃等の物理的動作を入
力操作を示すものとして取り扱う。

つまり、本願は、記憶したデータをディスプレイ（5,
6）に表示する表示装置（１）において、この表示装置
（１）への物理的動作による状況変化を検出する物理的
動作検出手段（２）と、この物理的動作検出手段（２）
からの出力を入力とし、その入力内容をコマンドに置き
換え、このコマンドに応じて前記ディスプレイ（5,6）
の表示内容を変更する画面制御手段（３）とを備えるこ
とを特徴とする。

（ホ）作用本考案は上述の手段を備えているので、この表示装置
（ICカード）に回転・振動・衝撃等を付与すると、物理
的動作検出手段（２）が動作を検出しコマンドに置き換
えて、スクロール・ページめくり・消去等の画面内容の
変更を行い、ディスプレイ（5,6）に表示させる。

（ヘ）実施例本考案のセンサー内蔵型ICカードの一実施例を第１図
・第２図・第３図・第４図を参照して説明する。（１）
は、ICカードで集積回路を内蔵することにより多量のデ
ータを記憶することができるものである。（２）は、IC
カード（１）の角部に封入され、カードの状態変化を検
出できるものであり、振動を検出する加速センサーと、
衝撃を検出する衝撃センサーと、カードの表裏を検出す
る光量検出センサーと、カードの方向を検出する地磁気
センサーとから構成され、カードの状態変化を検出して
いる物理的動作検出用センサーである。（３）はICカー
ド（１）の側縁に側って封入されたマイクロプロセッサ
で、センサー（２）から出力される状態変化情報を取り
込み、その情報を動作に応じたコマンドに変換して、メ
モリ（４）にデータを読み書きし、そのデータをICカー
ド（１）の表裏に備えられている両面ディスプレイ
（５）（６）に表示させるものである。（４）は、前記
マイクロプロセッサ（３）に正傍に封入されたメモリ
で、ICカードの多量なデータを記憶しておくものであ
る。（７）は、外部装置（図示していない）に装着し、
情報交換することができる端子である。

本考案におけるセンサ内蔵型ICカードは、ディスプレ
イ（５）（６）にメニューを画面表示して入力を待つ。
入力は回転・振動・衝撃等の物理的動作をセンサー
（２）により検出する。カードの裏表は、光量センサー
（２）により検出し、回転の場合は、光量センサー
（２）と地磁気センサー（２）により検出する。振動の
場合は、加速センサー（２）により加速したことを検出
し、カードに衝撃を与える場合は、衝撃センサー（２）
により衝撃を検出する。これらのセンサー（２）の情報
を取り込み、マイクロプロセッサ（３）により各センサ
ー（２）の情報の大きさを判断しカードの状態変化を知
ることができる。この状態変化をコマンドに変換し、コ
マンドに対応した動作を実行させる。コマンドに対応し
た動作により、メモリ（４）へのデータの読み書きや入
出力端子（７）へのデータの送受信等を行い、ディスプ
レイ（５）（６）に表示させる。

一般的には、ICカード上のキーボードからコマンドを
入力し、表面ディスプレイのみに表示させている。

動作例としてディスプレイ表示を例えれば、・表面ディスプレイ（５）に文章を表示し、裏返すと裏
面ディスプレイ（６）に次ページが表示される。これを
繰り返せば（５）→（６）→（５）→（６）→（５）→
（６）とページめくりが行える。

・回転を３軸方向（ヨー、ロール、ピッチ）に検出し、
その方向に従ってディスプレイ画面をスクロールさせ
る。

・カードを少し強めに振ることにより、10ページ飛ばし
のようなスキップ機能を持たせる。

・逆ページ送りにして、カードを強く振ることにより
（動作の組合せにより）画面をクリアすることができ
る。

（ト）考案の効果本考案では、物理的動作により、表示装置（１）の画
面内容の操作を行うことが出来る。従って、操作スイッ
チによる操作が困難な場合には、表示装置（１）自身に
物理的動作（裏返す・叩く・傾ける）を施すことによ
り、所望の画面を表示することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例におけるセンサー内蔵型ICカ
ードの表面図である。第２図は本考案の一実施例におけ
るセンサー内蔵型ICカードの断面図である。第３図は本
考案の一実施例におけるセンサー内蔵型ICカードの裏面
図である。第４図は本考案の制御ブロック図である。（１）……ICカード本体（２）……物理的動作検出用センサー（３）……マイクロプロセッサ（４）……メモリ（５）……表面ディスプレイ（６）……裏面ディスプレイ（７）……入出力端子

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者上田由美子大阪府守口市京阪本通２丁目18番地三洋電機株式会社内 (72)考案者藪内健二大阪府守口市京阪本通２丁目18番地三洋電機株式会社内 (56)参考文献特開昭62−282990（ＪＰ，Ａ) 実開昭58−94065（ＪＰ，Ｕ)

Claims

(57)【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】記憶したデータをディスプレイ（5,6）に
表示する表示装置（１）において、この表示装置を振るという表示装置（１）への物理的動
作による状況変化を検出する物理的動作検出手段（２）
と、この物理的動作検出手段（２）からの出力を入力とし、
その入力内容をコマンドに置き換え、このコマンドに応
じて前記ディスプレイ（5,6）の表示内容を変更する画
面制御手段（３）とを備える表示装置。
【請求項２】前記ディスプレイ（5,6）の表示内容の変
更とは、ページめくりであることを特徴とする請求項１
の表示装置。
【請求項３】前記ディスプレイ（5,6）の表示内容の変
更とは、スクロールであることを特徴とする請求項１の
表示装置。
【請求項４】前記ディスプレイ（5,6）の表示内容の変
更とは、ページのスキップであることを特徴とする請求
項１の表示装置。
【請求項５】前記ディスプレイ（5,6）の表示内容の変
更とは、画面のクリアであることを特徴とする請求項１
の表示装置。
【請求項６】記憶したデータをディスプレイ（5,6）に
表示する表示装置（１）において、この表示装置を裏返すという表示装置（１）への物理的
動作による状況変化を検出する物理的動作検出手段
（２）と、この物理的動作検出手段（２）からの出力を入力とし、
その入力内容をコマンドに置き換え、このコマンドに応
じて前記ディスプレイ（5,6）の表示内容を変更する画
面制御手段（３）とを備える表示装置。
【請求項７】前記表示装置（１）は、表面と裏面にディ
スプレイ（5,6）を備えることを特徴とする請求項６の
表示装置。
【請求項８】前記ディスプレイ（5,6）の表示内容の変
更とは、ページめくりであることを特徴とする請求項６
又は請求項７の表示装置。