JPH05342426A - 情報カード装置 - Google Patents
情報カード装置Info
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- JPH05342426A JPH05342426A JP4153673A JP15367392A JPH05342426A JP H05342426 A JPH05342426 A JP H05342426A JP 4153673 A JP4153673 A JP 4153673A JP 15367392 A JP15367392 A JP 15367392A JP H05342426 A JPH05342426 A JP H05342426A
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims abstract description 19
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 非接触書込信号処理回路23は、書込データ
に変調等を施した後、変調信号に基づいて、電極22a
1 、22a2 と電極22bとの間に例えば14〜20ボ
ルトの電圧を印加する。情報カード10が正規に装着さ
れたときは電極22a1 と電極12a、及び電極22b
と電極12bの容量結合により、一方、情報カード10
が裏返しに装着されたときは情報カード10の中心線に
関し電極22a1 と対称位置にある電極22a2 と電極
12a、及び電極22bと電極12bの容量結合によ
り、電極12aと電極12b間に電圧が発生する。IC
10は、この電圧に基づいて、書込データを記憶する。
また、情報カード10の中心点に関し、点対称の位置に
1対の電極22a1 、22a2 を設け、情報カード10
が逆方向に装着されたときに備える。 【効果】 情報カード10の表裏順逆に関係なく、デー
タ書込を行うことができる。
に変調等を施した後、変調信号に基づいて、電極22a
1 、22a2 と電極22bとの間に例えば14〜20ボ
ルトの電圧を印加する。情報カード10が正規に装着さ
れたときは電極22a1 と電極12a、及び電極22b
と電極12bの容量結合により、一方、情報カード10
が裏返しに装着されたときは情報カード10の中心線に
関し電極22a1 と対称位置にある電極22a2 と電極
12a、及び電極22bと電極12bの容量結合によ
り、電極12aと電極12b間に電圧が発生する。IC
10は、この電圧に基づいて、書込データを記憶する。
また、情報カード10の中心点に関し、点対称の位置に
1対の電極22a1 、22a2 を設け、情報カード10
が逆方向に装着されたときに備える。 【効果】 情報カード10の表裏順逆に関係なく、デー
タ書込を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICカードやメモリカ
ード等の情報カードにデータを書き込む情報カード装置
に関する。
ード等の情報カードにデータを書き込む情報カード装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータとメモリを具備し
た所謂ICカード、メモリのみを具備した所謂メモリカ
ード等の情報カードは、クレジットカードやプリペイカ
ード等の所謂磁気カードに比してその記憶容量が大き
く、また小型で携帯性に優れていることから、オフィ
ス、工場、家庭等において、数多く使用されることが期
待されている。
た所謂ICカード、メモリのみを具備した所謂メモリカ
ード等の情報カードは、クレジットカードやプリペイカ
ード等の所謂磁気カードに比してその記憶容量が大き
く、また小型で携帯性に優れていることから、オフィ
ス、工場、家庭等において、数多く使用されることが期
待されている。
【0003】このような情報カードにデータを書き込む
(記憶させる)情報カード装置で採用されている書込方
式としては、大別すると、電気的な接点を介してデータ
の書込を行う接触方式と、情報カードと情報カード装置
にそれぞれ1対の電極を互いに対向させて配設し、これ
らの電極を介して、すなわち容量結合によりデータの書
込を行う等の非接触方式がある。
(記憶させる)情報カード装置で採用されている書込方
式としては、大別すると、電気的な接点を介してデータ
の書込を行う接触方式と、情報カードと情報カード装置
にそれぞれ1対の電極を互いに対向させて配設し、これ
らの電極を介して、すなわち容量結合によりデータの書
込を行う等の非接触方式がある。
【0004】具体的には、非接触型の情報カード50
は、図8に示すように、メモリ等の所謂IC51と、デ
ータを書き込むための1対の電極52a、52bと、デ
ータを読み出すためのコイル53と、該コイル53のル
ープを断続する所謂FETトランジスタ54と、上記I
C51〜FETトランジスタ54に電力を供給する電池
55とを備え、これらの電気部品が、所定の大きさ、例
えばクレジットカード大の配線基板に搭載され、シート
状の封止部材によって封止されている。
は、図8に示すように、メモリ等の所謂IC51と、デ
ータを書き込むための1対の電極52a、52bと、デ
ータを読み出すためのコイル53と、該コイル53のル
ープを断続する所謂FETトランジスタ54と、上記I
C51〜FETトランジスタ54に電力を供給する電池
55とを備え、これらの電気部品が、所定の大きさ、例
えばクレジットカード大の配線基板に搭載され、シート
状の封止部材によって封止されている。
【0005】一方、情報カード50にデータを書き込む
情報カード装置60は、上述の図8に示すように、デー
タに書込に適した符号化等のデータ処理を施すデータ処
理部61と、上記情報カード50を正規に装着した状態
において、情報カード50の電極52a、52bにそれ
ぞれに対向する1対の電極62a、62bと、上記デー
タ処理部61からのデータに書込に適した変調、増幅等
を施して、上記電極62a、62bに電圧を印加する非
接触書込信号処理部63とを備える。
情報カード装置60は、上述の図8に示すように、デー
タに書込に適した符号化等のデータ処理を施すデータ処
理部61と、上記情報カード50を正規に装着した状態
において、情報カード50の電極52a、52bにそれ
ぞれに対向する1対の電極62a、62bと、上記デー
タ処理部61からのデータに書込に適した変調、増幅等
を施して、上記電極62a、62bに電圧を印加する非
接触書込信号処理部63とを備える。
【0006】そして、データ処理部61は、書込を行う
元のデータに書込に適した符号化等のデータ処理を施
す。非接触書込信号処理部63は、データ処理部61か
らの書込データに書込に適した変調、増幅等を施した
後、得られる変調信号に基づいて、電極62aと電極6
2bの間に例えば14〜20ボルトの電圧を印加するこ
とにより、電極52と電極62の容量結合(あるいは電
界結合)によって、データの書込を行う。
元のデータに書込に適した符号化等のデータ処理を施
す。非接触書込信号処理部63は、データ処理部61か
らの書込データに書込に適した変調、増幅等を施した
後、得られる変調信号に基づいて、電極62aと電極6
2bの間に例えば14〜20ボルトの電圧を印加するこ
とにより、電極52と電極62の容量結合(あるいは電
界結合)によって、データの書込を行う。
【0007】また、一方、情報カード50からデータを
読み出すリーダ70は、例えば図9に示すように、コイ
ル71と、該コイル71のインピーダンスの変化を検出
して、読出データを再生する非接触読出信号処理部72
と、該非接触読出信号処理部72からの読出データに復
号化等のデータ処理を施して、元のデータを再生するデ
ータ処理部73とを備える。
読み出すリーダ70は、例えば図9に示すように、コイ
ル71と、該コイル71のインピーダンスの変化を検出
して、読出データを再生する非接触読出信号処理部72
と、該非接触読出信号処理部72からの読出データに復
号化等のデータ処理を施して、元のデータを再生するデ
ータ処理部73とを備える。
【0008】そして、情報カード50のIC51は、記
憶しているデータを読み出し、この読出データに基づい
てFETトランジスタ54を駆動する。この結果、読出
データに基づいてコイル53のループが断続される。非
接触読出信号処理部72は、例えば検波器、増幅器、復
調器等からなり、誘導結合により、すなわちコイル71
のインピーダンスの変化を検出して、読出データを再生
する。データ処理部73は、この読出データに書込の際
の符号化に対応する復号化等のデータ処理を施して、元
のデータを再生する。
憶しているデータを読み出し、この読出データに基づい
てFETトランジスタ54を駆動する。この結果、読出
データに基づいてコイル53のループが断続される。非
接触読出信号処理部72は、例えば検波器、増幅器、復
調器等からなり、誘導結合により、すなわちコイル71
のインピーダンスの変化を検出して、読出データを再生
する。データ処理部73は、この読出データに書込の際
の符号化に対応する復号化等のデータ処理を施して、元
のデータを再生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報カード
50の電池55としては、所謂ペーパーバッテリが用い
られ、例えば2〜3年間情報カード50が正常に動作で
きるような容量が要求される。そして、その形状は、例
えば約20×30mmの矩形となっている。また、電極
52は、情報カード装置60の電極62との距離やその
間の物質の比誘電率等に基づく結合効率によるが、十分
な大きさが必要とされる。また、コイル53も、読出を
可能とする距離に依存するが 十分な大きさが必要とさ
れる。したがって、全体の大きさが携帯性の面から、あ
るいは規格の面から制約されると共に、電池55、電極
52等の部品の大きさや配線パターンからの制約によ
り、電極52a、52bを、情報カード50の中心線に
対して対称となるように配設することが困難な場合が多
い。
50の電池55としては、所謂ペーパーバッテリが用い
られ、例えば2〜3年間情報カード50が正常に動作で
きるような容量が要求される。そして、その形状は、例
えば約20×30mmの矩形となっている。また、電極
52は、情報カード装置60の電極62との距離やその
間の物質の比誘電率等に基づく結合効率によるが、十分
な大きさが必要とされる。また、コイル53も、読出を
可能とする距離に依存するが 十分な大きさが必要とさ
れる。したがって、全体の大きさが携帯性の面から、あ
るいは規格の面から制約されると共に、電池55、電極
52等の部品の大きさや配線パターンからの制約によ
り、電極52a、52bを、情報カード50の中心線に
対して対称となるように配設することが困難な場合が多
い。
【0010】このように電極が線対称に配設されていな
い情報カードは、情報カード装置に、挿入する方向と表
裏を正しくして(以下正規にという)装着されたときは
問題ないが、方向を逆にしたり、裏返しに装着される
と、電極が正しく対向せず、データ書込を行うことがで
きできなかった。特に、メーカにおいて、情報カードに
データを予め書き込んで出荷する等の情報カードに方向
や表裏を示す目印(例えば印刷等)がない場合には、デ
ータ書込の失敗が多かった。また、製造ラインにおいて
データ書込を自動化する場合には、情報カードを、情報
カード装置に装着する前に正規に並べる工程が必要とさ
れ、コストアップの一原因となっていた。
い情報カードは、情報カード装置に、挿入する方向と表
裏を正しくして(以下正規にという)装着されたときは
問題ないが、方向を逆にしたり、裏返しに装着される
と、電極が正しく対向せず、データ書込を行うことがで
きできなかった。特に、メーカにおいて、情報カードに
データを予め書き込んで出荷する等の情報カードに方向
や表裏を示す目印(例えば印刷等)がない場合には、デ
ータ書込の失敗が多かった。また、製造ラインにおいて
データ書込を自動化する場合には、情報カードを、情報
カード装置に装着する前に正規に並べる工程が必要とさ
れ、コストアップの一原因となっていた。
【0011】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、情報カードの表裏あるいは方向を意識せ
ずに、データを書き込むことができる情報カード装置の
提供を目的とする。
たものであり、情報カードの表裏あるいは方向を意識せ
ずに、データを書き込むことができる情報カード装置の
提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、1対の電極を備えると共に、メモリを具
備してデータを記憶する情報カードに、この1対の電極
を介して容量結合によりデータを書き込む情報カード装
置において、情報カードの中心線と対向する線を中心線
とし、この中心線に対して線対称であって、情報カード
の1対の電極とそれぞれに対向する少なくとも2つの電
極を備えることを特徴とする。
決するために、1対の電極を備えると共に、メモリを具
備してデータを記憶する情報カードに、この1対の電極
を介して容量結合によりデータを書き込む情報カード装
置において、情報カードの中心線と対向する線を中心線
とし、この中心線に対して線対称であって、情報カード
の1対の電極とそれぞれに対向する少なくとも2つの電
極を備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、1対の電極を備えると共
に、メモリを具備してデータを記憶する情報カードに、
この1対の電極を介して容量結合によりデータを書き込
む情報カード装置において、情報カードの中心点と対向
する点を中心点とし、この中心点に対して点対称であっ
て、情報カードの1対の電極とそれぞれに対向する少な
くとも2つの電極を備えることを特徴とする。
に、メモリを具備してデータを記憶する情報カードに、
この1対の電極を介して容量結合によりデータを書き込
む情報カード装置において、情報カードの中心点と対向
する点を中心点とし、この中心点に対して点対称であっ
て、情報カードの1対の電極とそれぞれに対向する少な
くとも2つの電極を備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明を適用した情報カード装置では、情報カ
ードの中心線と対向する線を中心線とし、この中心線に
対して線対称であって、情報カードの1対の電極とそれ
ぞれに対向する少なくとも2つの電極を介して、容量結
合によりデータを書き込む。
ードの中心線と対向する線を中心線とし、この中心線に
対して線対称であって、情報カードの1対の電極とそれ
ぞれに対向する少なくとも2つの電極を介して、容量結
合によりデータを書き込む。
【0015】また、本発明を適用した情報カード装置で
は、情報カードの中心点と対向する点を中心点とし、こ
の中心点に対して点対称であって、情報カードの1対の
電極とそれぞれに対向する少なくとも2つの電極を介し
て、容量結合によりデータを書き込む。
は、情報カードの中心点と対向する点を中心点とし、こ
の中心点に対して点対称であって、情報カードの1対の
電極とそれぞれに対向する少なくとも2つの電極を介し
て、容量結合によりデータを書き込む。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る情報カード装置の一実施
例を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適
用した情報カード装置の回路構成を、情報カードの回路
構成と共に示す図である。
例を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適
用した情報カード装置の回路構成を、情報カードの回路
構成と共に示す図である。
【0017】まず、情報カードについて説明する。情報
カード10は、図1に示すように、メモリ等の所謂IC
11と、データを書き込むための1対の電極12a、1
2bと、データを読み出すためのコイル13と、該コイ
ル13のループを断続する所謂FETトランジスタ14
と、上記IC11〜FETトランジスタ14に電力を供
給する電池15とを備え、これらの電気部品が、所定の
大きさ、例えばクレジットカード大の配線基板に搭載さ
れ、シート状の封止部材によって封止されている。そし
て、電池15としては、例えば2〜3年間この情報カー
ド10が正常に動作できる容量の所謂ペーパーバッテリ
が用いられ、その形状は、例えば約20×30mmの矩
形となっている。また、電極12a、12b(以下電極
12という)は、この情報カード10を、後述する情報
カード装置20に装着したときに、容量結合(あるいは
電界結合)によりデータの書込ができる大きさとなって
いる。また、コイル13も、後述するリーダ30を用い
て、誘導結合によりデータの読出ができる大きさとなっ
ている。したがって、全体の大きさが携帯性の面から、
あるいは規格の面から制約されると共に、電池15、電
極12等の部品の大きさや配線パターンからの制約によ
り、電極12aと電極12bは、情報カード10の中心
線に対して非対称に配設されている。また、コイル13
は、パターンにより、例えば1ターンのコイルとして形
成されている。なお、例えば、電池15の負極を電極1
2bとして用いるようにしてもよい。
カード10は、図1に示すように、メモリ等の所謂IC
11と、データを書き込むための1対の電極12a、1
2bと、データを読み出すためのコイル13と、該コイ
ル13のループを断続する所謂FETトランジスタ14
と、上記IC11〜FETトランジスタ14に電力を供
給する電池15とを備え、これらの電気部品が、所定の
大きさ、例えばクレジットカード大の配線基板に搭載さ
れ、シート状の封止部材によって封止されている。そし
て、電池15としては、例えば2〜3年間この情報カー
ド10が正常に動作できる容量の所謂ペーパーバッテリ
が用いられ、その形状は、例えば約20×30mmの矩
形となっている。また、電極12a、12b(以下電極
12という)は、この情報カード10を、後述する情報
カード装置20に装着したときに、容量結合(あるいは
電界結合)によりデータの書込ができる大きさとなって
いる。また、コイル13も、後述するリーダ30を用い
て、誘導結合によりデータの読出ができる大きさとなっ
ている。したがって、全体の大きさが携帯性の面から、
あるいは規格の面から制約されると共に、電池15、電
極12等の部品の大きさや配線パターンからの制約によ
り、電極12aと電極12bは、情報カード10の中心
線に対して非対称に配設されている。また、コイル13
は、パターンにより、例えば1ターンのコイルとして形
成されている。なお、例えば、電池15の負極を電極1
2bとして用いるようにしてもよい。
【0018】つぎに、情報カード10にデータを書き込
む情報カード装置20は、上述の図1に示すように、デ
ータに書込に適した符号化等のデータ処理を施すデータ
処理部21と、上記情報カード10を装着した状態にお
いて、情報カード10の中心線と対向する線を中心線と
し、該中心線に対して線対称であって、情報カード10
の電極12a、12bとそれぞれに対向する少なくとも
2つ、例えば3つの電極22a1 、22a2 、22b
と、上記データ処理部21からのデータに書込に適した
変調、増幅等を施して、上記電極22a1 、22a2 、
22bに電圧を印加する非接触書込信号処理部23とを
備えている。
む情報カード装置20は、上述の図1に示すように、デ
ータに書込に適した符号化等のデータ処理を施すデータ
処理部21と、上記情報カード10を装着した状態にお
いて、情報カード10の中心線と対向する線を中心線と
し、該中心線に対して線対称であって、情報カード10
の電極12a、12bとそれぞれに対向する少なくとも
2つ、例えば3つの電極22a1 、22a2 、22b
と、上記データ処理部21からのデータに書込に適した
変調、増幅等を施して、上記電極22a1 、22a2 、
22bに電圧を印加する非接触書込信号処理部23とを
備えている。
【0019】そして、データ処理部21は、書込を行う
元のデータに書込に適した符号化等のデータ処理を施
す。非接触書込信号処理部23は、データ処理部21か
らの書込データに書込に適した変調、増幅等を施した
後、得られる変調信号に基づいて、電極22a1 、22
a2 と、電極22bとの間に例えば14〜20ボルトの
電圧を印加することにより、これらの電極22a1 、2
2a2 、22b(以下電極22という)と、情報カード
10の電極12との間の容量結合によって、データの書
込を行う。すなわち、容量結合により、情報カード10
の電極12aと電極12bの間に、変調信号に基づいた
電圧が発生し、この電圧がIC11に供給され、データ
の書込が行われる。
元のデータに書込に適した符号化等のデータ処理を施
す。非接触書込信号処理部23は、データ処理部21か
らの書込データに書込に適した変調、増幅等を施した
後、得られる変調信号に基づいて、電極22a1 、22
a2 と、電極22bとの間に例えば14〜20ボルトの
電圧を印加することにより、これらの電極22a1 、2
2a2 、22b(以下電極22という)と、情報カード
10の電極12との間の容量結合によって、データの書
込を行う。すなわち、容量結合により、情報カード10
の電極12aと電極12bの間に、変調信号に基づいた
電圧が発生し、この電圧がIC11に供給され、データ
の書込が行われる。
【0020】一方、情報カード10からデータを読み出
すリーダ30は、例えば図2に示すように、コイル31
と、該コイル31のインピーダンスの変化を検出して、
読出データを再生する非接触読出信号処理部32と、該
非接触読出信号処理部32からの読出データに復号化等
のデータ処理を施して、元のデータを再生するデータ処
理部33とを備える。
すリーダ30は、例えば図2に示すように、コイル31
と、該コイル31のインピーダンスの変化を検出して、
読出データを再生する非接触読出信号処理部32と、該
非接触読出信号処理部32からの読出データに復号化等
のデータ処理を施して、元のデータを再生するデータ処
理部33とを備える。
【0021】そして、情報カード10のIC11は、記
憶しているデータを読み出し、この読出データに基づい
てFETトランジスタ14を駆動する。この結果、読出
データに基づいてコイル13のループが断続される。非
接触読出信号処理部32は、例えば検波器、増幅器、復
調器等からなり、誘導結合により、すなわちコイル31
のインピーダンスの変化を検出して、読出データを再生
する。データ処理部33は、この読出データに書込の際
の符号化に対応する復号化等のデータ処理を施して、元
のデータを再生する。
憶しているデータを読み出し、この読出データに基づい
てFETトランジスタ14を駆動する。この結果、読出
データに基づいてコイル13のループが断続される。非
接触読出信号処理部32は、例えば検波器、増幅器、復
調器等からなり、誘導結合により、すなわちコイル31
のインピーダンスの変化を検出して、読出データを再生
する。データ処理部33は、この読出データに書込の際
の符号化に対応する復号化等のデータ処理を施して、元
のデータを再生する。
【0022】ここで、情報カード装置20の電極22に
ついて詳細に説明する。電極22は、例えば所謂多層配
線基板25にパターンとして形成されており、上述した
ように、情報カード10の中心線と対向する線を中心線
とし、この中心線に対して線対称であって、情報カード
10の1対の電極12とそれぞれに対向するようになっ
ている。したがって、情報カード10に、例えば図3A
に示すように、電極12a、12bが、情報カード10
の中心線L1 に対して非対称であって、電極12bが中
心線L1 を跨ぐように、配設されているとき、情報カー
ド装置20に、例えば図3Bに示すように、情報カード
10を挿入する方向と表裏を正しくして(以下正規にと
いう)装着した状態において(破線で情報カード10の
外形を示す)、情報カード10の電極12a、12bと
それぞれに対向するように電極22a1 、22bを配設
すると共に、情報カード10を裏返しに(方向は正し
く)装着した状態において電極12a、12bとそれぞ
れに対向するように電極22a2 、22b(上述の電極
22bと重なる)を配設する。
ついて詳細に説明する。電極22は、例えば所謂多層配
線基板25にパターンとして形成されており、上述した
ように、情報カード10の中心線と対向する線を中心線
とし、この中心線に対して線対称であって、情報カード
10の1対の電極12とそれぞれに対向するようになっ
ている。したがって、情報カード10に、例えば図3A
に示すように、電極12a、12bが、情報カード10
の中心線L1 に対して非対称であって、電極12bが中
心線L1 を跨ぐように、配設されているとき、情報カー
ド装置20に、例えば図3Bに示すように、情報カード
10を挿入する方向と表裏を正しくして(以下正規にと
いう)装着した状態において(破線で情報カード10の
外形を示す)、情報カード10の電極12a、12bと
それぞれに対向するように電極22a1 、22bを配設
すると共に、情報カード10を裏返しに(方向は正し
く)装着した状態において電極12a、12bとそれぞ
れに対向するように電極22a2 、22b(上述の電極
22bと重なる)を配設する。
【0023】すなわち、電極22a1 と電極22a
2 を、情報カード10の中心線L1 と対向する線を中心
線L2 とし、この中心線L2 に線対称であって、情報カ
ード10の電極12aに、上述の2状態においてそれぞ
れに対向するように配設すると共に、電極22bを、中
心線L2 に線対称であって、情報カード10の電極12
bに、上述の2状態においてそれぞれに対向するように
配設する。そして、電極22a1 と電極22a2 を接続
する。この結果、情報カード10を正規にあるいは表裏
を逆に装着しても、電極12aと、電極22a1 あるい
は電極22a2 とを常に対向させることができると共
に、電極12bと電極22bを常に対向させることがで
き、情報カード10の表裏に関係なく、データの書込を
行うことができる。換言すると、情報カード10の大き
さが、携帯性の面からあるいは規格の面から制約される
と共に、電池11、電極12等の部品の大きさや配線パ
ターンからの制約等により、電極12a、12bを、情
報カード10の中心線L1 に対して対称となるように配
設することできないときでも、情報カード装置20の電
極22を上述のように配設することにより、情報カード
10の表裏に関係なく、データの書込を行うことができ
る。
2 を、情報カード10の中心線L1 と対向する線を中心
線L2 とし、この中心線L2 に線対称であって、情報カ
ード10の電極12aに、上述の2状態においてそれぞ
れに対向するように配設すると共に、電極22bを、中
心線L2 に線対称であって、情報カード10の電極12
bに、上述の2状態においてそれぞれに対向するように
配設する。そして、電極22a1 と電極22a2 を接続
する。この結果、情報カード10を正規にあるいは表裏
を逆に装着しても、電極12aと、電極22a1 あるい
は電極22a2 とを常に対向させることができると共
に、電極12bと電極22bを常に対向させることがで
き、情報カード10の表裏に関係なく、データの書込を
行うことができる。換言すると、情報カード10の大き
さが、携帯性の面からあるいは規格の面から制約される
と共に、電池11、電極12等の部品の大きさや配線パ
ターンからの制約等により、電極12a、12bを、情
報カード10の中心線L1 に対して対称となるように配
設することできないときでも、情報カード装置20の電
極22を上述のように配設することにより、情報カード
10の表裏に関係なく、データの書込を行うことができ
る。
【0024】また、例えば図4Aに示すように、情報カ
ード10に、電極12a、12bが、中心線L1 に対し
て非対称であって、それらが中心線L1 の片側に配設さ
れているとき、情報カード装置20に、例えば図4Bに
示すように、情報カード10を正規に装着した状態にお
いて情報カード10の電極12a、12bとそれぞれに
対向するように電極22a1 、22b1 を配設すると共
に、情報カード10を裏返しに(方向は正しく)装着し
た状態において電極12a、12bとそれぞれに対向す
るように電極22a2 、22b2 を配設する。すなわ
ち、電極22a1、22b1 と電極22a2 、22b2
を、中心線L2 に線対称であって、情報カード10の電
極12a、12bに、上述の2状態においてそれぞれに
対向するように配設する。そして、電極22a1 と電極
22a2 を接続し、電極22b1 と電極22b2 を接続
する。この結果、情報カード10を正規にあるいは表裏
を逆に装着しても、電極12aと、電極22a1 あるい
は電極22a2 とを常に対向させることができると共
に、電極12bと、電極22b1 あるいは電極22b2
とを常に対向させることができ、情報カード10の表裏
に関係なく、データ書込を行うことができる。なお、上
述の図4Bに示す電極22b1 と電極22b2 を結合
し、例えば図4Cに示すように、大きな1枚の電極22
bとしてもよい。すなわち、対向する電極の面積は同じ
である必要はない。
ード10に、電極12a、12bが、中心線L1 に対し
て非対称であって、それらが中心線L1 の片側に配設さ
れているとき、情報カード装置20に、例えば図4Bに
示すように、情報カード10を正規に装着した状態にお
いて情報カード10の電極12a、12bとそれぞれに
対向するように電極22a1 、22b1 を配設すると共
に、情報カード10を裏返しに(方向は正しく)装着し
た状態において電極12a、12bとそれぞれに対向す
るように電極22a2 、22b2 を配設する。すなわ
ち、電極22a1、22b1 と電極22a2 、22b2
を、中心線L2 に線対称であって、情報カード10の電
極12a、12bに、上述の2状態においてそれぞれに
対向するように配設する。そして、電極22a1 と電極
22a2 を接続し、電極22b1 と電極22b2 を接続
する。この結果、情報カード10を正規にあるいは表裏
を逆に装着しても、電極12aと、電極22a1 あるい
は電極22a2 とを常に対向させることができると共
に、電極12bと、電極22b1 あるいは電極22b2
とを常に対向させることができ、情報カード10の表裏
に関係なく、データ書込を行うことができる。なお、上
述の図4Bに示す電極22b1 と電極22b2 を結合
し、例えば図4Cに示すように、大きな1枚の電極22
bとしてもよい。すなわち、対向する電極の面積は同じ
である必要はない。
【0025】さらに、例えば図5Aに示すように、情報
カード10に、電極12a、12bが、情報カード10
の中心線L1 、L3 に対してそれぞれ非対称であって、
それらが中心線L1 及び中心線L3 の片側に配設されて
いるとき、情報カード装置20に、例えば図5Bに示す
ように、情報カード10を正規に装着した状態において
情報カード10の電極12aに対向するように電極22
a1 を配設し、情報カード10を裏返しに(方向は正し
く)装着した状態において電極12aに対向するように
電極22a1 を配設すると共に、これらの2状態におい
て電極12bに対向するように電極22b2 を配設す
る。また、情報カード10を方向を逆にして装着した状
態において電極12aに対向するように電極22a3 を
配設し、情報カード10を、方向を逆にすると共に裏返
しに装着した状態において電極12aに対向するように
電極22a4 を配設すると共に、これらの2状態におい
て電極12bに対向するように電極22b2 を配設す
る。
カード10に、電極12a、12bが、情報カード10
の中心線L1 、L3 に対してそれぞれ非対称であって、
それらが中心線L1 及び中心線L3 の片側に配設されて
いるとき、情報カード装置20に、例えば図5Bに示す
ように、情報カード10を正規に装着した状態において
情報カード10の電極12aに対向するように電極22
a1 を配設し、情報カード10を裏返しに(方向は正し
く)装着した状態において電極12aに対向するように
電極22a1 を配設すると共に、これらの2状態におい
て電極12bに対向するように電極22b2 を配設す
る。また、情報カード10を方向を逆にして装着した状
態において電極12aに対向するように電極22a3 を
配設し、情報カード10を、方向を逆にすると共に裏返
しに装着した状態において電極12aに対向するように
電極22a4 を配設すると共に、これらの2状態におい
て電極12bに対向するように電極22b2 を配設す
る。
【0026】すなわち、電極22a1 、22a2 、22
a3 、22a4 を、情報カード10の中心点C1 と対向
する中心点C2 に点対称であって、情報カード10の電
極12aに、上述の4つの状態においてそれぞれに対向
するように配設すると共に、電極22b1 、22b
2 を、中心点C2 に点対称であって、情報カード10の
電極12aに、上述の4つの状態においてそれぞれに対
向するように配設する。そして、電極22a1 〜電極2
2a4 を接続し、電極22b1 と電極22b2 を接続す
る。この結果、情報カード10を逆の方向、表裏が逆、
あるいはそれらを組み合わせた状態で装着しても、電極
12aと、電極22a1 〜22a4 のいずれか1つとを
常に対向させることができると共に、電極12bと、電
極22b1 あるいは電極22b2 とを常に対向させるこ
とがで、情報カード10の方向及び表裏に関係なく、デ
ータ書込を行うことができる。
a3 、22a4 を、情報カード10の中心点C1 と対向
する中心点C2 に点対称であって、情報カード10の電
極12aに、上述の4つの状態においてそれぞれに対向
するように配設すると共に、電極22b1 、22b
2 を、中心点C2 に点対称であって、情報カード10の
電極12aに、上述の4つの状態においてそれぞれに対
向するように配設する。そして、電極22a1 〜電極2
2a4 を接続し、電極22b1 と電極22b2 を接続す
る。この結果、情報カード10を逆の方向、表裏が逆、
あるいはそれらを組み合わせた状態で装着しても、電極
12aと、電極22a1 〜22a4 のいずれか1つとを
常に対向させることができると共に、電極12bと、電
極22b1 あるいは電極22b2 とを常に対向させるこ
とがで、情報カード10の方向及び表裏に関係なく、デ
ータ書込を行うことができる。
【0027】かくして、例えば、メーカにおいて情報カ
ード10にデータを予め書き込んで出荷する等の情報カ
ード10に方向や表裏を示す目印(例えば印刷等)がな
い場合に、従来の装置ではデータ書込の失敗が多かった
が、本発明を適用した情報カード装置20では、カード
の表裏や挿入方向に関係なく、データの書込を行うこと
ができ、データ書込の失敗を防止することができる。ま
た、製造ラインにおいてデータ書込を自動化する場合
に、データを書き込む前の情報カード10を正規に並べ
る工程が必要なく、製造コストを低減することができ
る。
ード10にデータを予め書き込んで出荷する等の情報カ
ード10に方向や表裏を示す目印(例えば印刷等)がな
い場合に、従来の装置ではデータ書込の失敗が多かった
が、本発明を適用した情報カード装置20では、カード
の表裏や挿入方向に関係なく、データの書込を行うこと
ができ、データ書込の失敗を防止することができる。ま
た、製造ラインにおいてデータ書込を自動化する場合
に、データを書き込む前の情報カード10を正規に並べ
る工程が必要なく、製造コストを低減することができ
る。
【0028】ところで、以上のように線対称あるいは点
対称に設けられた電極22は、例えば図6に示すよう
に、多層配線基板25の中間層にパターンとして形成さ
れており、情報カード10を多層配線基板25の表面に
摺動させて出し入れしても、電極22に不要な圧力がか
かったり、破損するのを防止することができる。また、
電極22のパターンによって情報カード10の表面に傷
が付くのを防止することができる。また、リーダ30の
コイル31も、例えば図7Bに示すように、多層配線基
板26の中間層にパターンとして形成することにより、
コイル31の破損等を防止することができる。また、こ
のとき、コイル31を配線パターンで形成するために必
要な所謂スルーホール31aを、情報カード10が装着
される領域(破線で示す)の外に設けることにより、図
7Aに示すように、スルーホールのエッジによって情報
カード10の表面に傷が付くのを防止することができ
る。
対称に設けられた電極22は、例えば図6に示すよう
に、多層配線基板25の中間層にパターンとして形成さ
れており、情報カード10を多層配線基板25の表面に
摺動させて出し入れしても、電極22に不要な圧力がか
かったり、破損するのを防止することができる。また、
電極22のパターンによって情報カード10の表面に傷
が付くのを防止することができる。また、リーダ30の
コイル31も、例えば図7Bに示すように、多層配線基
板26の中間層にパターンとして形成することにより、
コイル31の破損等を防止することができる。また、こ
のとき、コイル31を配線パターンで形成するために必
要な所謂スルーホール31aを、情報カード10が装着
される領域(破線で示す)の外に設けることにより、図
7Aに示すように、スルーホールのエッジによって情報
カード10の表面に傷が付くのを防止することができ
る。
【0029】なお、本発明は、上述の実施例に限定され
るものではなく、例えば上述の実施例では電極12、2
2の形状は矩形であったが、いずれの形状でもよい。そ
こで、情報カード装置20の電極22を構成する多層配
線基板25を着脱自在な構造とすると共に、情報カード
10の電極12のいろんな形状にそれぞれ対応した電極
を具備する複数種類の多層配線基板を準備し、これらの
多層配線基板を交換することにより、1つの情報カード
装置で、複数種類の情報カードに対してデータ書込を行
えるようにしてもよい。
るものではなく、例えば上述の実施例では電極12、2
2の形状は矩形であったが、いずれの形状でもよい。そ
こで、情報カード装置20の電極22を構成する多層配
線基板25を着脱自在な構造とすると共に、情報カード
10の電極12のいろんな形状にそれぞれ対応した電極
を具備する複数種類の多層配線基板を準備し、これらの
多層配線基板を交換することにより、1つの情報カード
装置で、複数種類の情報カードに対してデータ書込を行
えるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、本発明
を適用した情報カード装置では、情報カードの中心線と
対向する線を中心線とし、この中心線に対して線対称で
あって、情報カードの1対の電極とそれぞれに対向する
少なくとも2つの電極を介して、容量結合によりデータ
を書き込むことにより、情報カードを正規にあるいは表
裏を逆に装着しても、情報カードの電極とこの情報カー
ド装置の電極を常に対向させることができ、情報カード
の表裏に関係なく、データの書込を行うことができる。
すなわち、情報カードの大きさが、携帯性の面からある
いは規格の面から制約されると共に、電池、電極等の構
成部品の大きさや配線パターンからの制約等により、電
極を中心線に対して対称となるように配設することでき
ないときでも、情報カードの表裏に関係なく、データの
書込を行うことができる。
を適用した情報カード装置では、情報カードの中心線と
対向する線を中心線とし、この中心線に対して線対称で
あって、情報カードの1対の電極とそれぞれに対向する
少なくとも2つの電極を介して、容量結合によりデータ
を書き込むことにより、情報カードを正規にあるいは表
裏を逆に装着しても、情報カードの電極とこの情報カー
ド装置の電極を常に対向させることができ、情報カード
の表裏に関係なく、データの書込を行うことができる。
すなわち、情報カードの大きさが、携帯性の面からある
いは規格の面から制約されると共に、電池、電極等の構
成部品の大きさや配線パターンからの制約等により、電
極を中心線に対して対称となるように配設することでき
ないときでも、情報カードの表裏に関係なく、データの
書込を行うことができる。
【0031】また、本発明を適用した情報カード装置で
は、情報カードの中心点と対向する点を中心点とし、こ
の中心点に対して点対称であって、情報カードの1対の
電極とそれぞれに対向する少なくとも2つの電極を介し
て、容量結合によりデータを書き込むことにより、情報
カードを逆の方向、表裏が逆、あるいはそれらを組み合
わせた状態で装着しても、情報カードの電極と、この情
報カード装置の電極を常に対向させることができ、情報
カードの方向及び表裏に関係なく、データ書込を行うこ
とができる。
は、情報カードの中心点と対向する点を中心点とし、こ
の中心点に対して点対称であって、情報カードの1対の
電極とそれぞれに対向する少なくとも2つの電極を介し
て、容量結合によりデータを書き込むことにより、情報
カードを逆の方向、表裏が逆、あるいはそれらを組み合
わせた状態で装着しても、情報カードの電極と、この情
報カード装置の電極を常に対向させることができ、情報
カードの方向及び表裏に関係なく、データ書込を行うこ
とができる。
【0032】換言すると、例えば、メーカにおいて情報
カードにデータを予め書き込んで出荷する等の情報カー
ドに方向や表裏を示す例えば印刷等がない場合に、従来
の装置ではデータ書込の失敗が多かったが、本発明を適
用した情報カード装置では、カードの表裏や挿入方向に
関係なく、データの書込を行うことができ、データ書込
の失敗を防止することができる。また、製造ラインにお
いてデータ書込を自動化する場合に、データを書き込む
前の情報カードを正規に並べる工程が必要なく、製造コ
ストを低減することができる。
カードにデータを予め書き込んで出荷する等の情報カー
ドに方向や表裏を示す例えば印刷等がない場合に、従来
の装置ではデータ書込の失敗が多かったが、本発明を適
用した情報カード装置では、カードの表裏や挿入方向に
関係なく、データの書込を行うことができ、データ書込
の失敗を防止することができる。また、製造ラインにお
いてデータ書込を自動化する場合に、データを書き込む
前の情報カードを正規に並べる工程が必要なく、製造コ
ストを低減することができる。
【図1】本発明を適用した情報カード装置の回路構成
を、情報カードの回路構成と共に示すブロック図であ
る。
を、情報カードの回路構成と共に示すブロック図であ
る。
【図2】上記情報カードからデータを読み出すリーダの
回路構成を示すブロック図である。
回路構成を示すブロック図である。
【図3】上記情報カード装置を構成する電極の具体例を
示す図である。
示す図である。
【図4】上記情報カード装置を構成する電極の具体例を
示す図である。
示す図である。
【図5】上記情報カード装置を構成する電極の具体例を
示す図である。
示す図である。
【図6】上記情報カード装置を構成する多層配線基板の
断面を示す図である。
断面を示す図である。
【図7】上記リーダのコイルのパターンを示す図でる。
【図8】従来の情報カード装置の回路構成を、情報カー
ドの回路構成と共に示すブロック図である。
ドの回路構成と共に示すブロック図である。
【図9】上記情報カードからデータを読み出すリーダの
回路構成を示すブロック図である。
回路構成を示すブロック図である。
10・・・情報カード 12a、12b・・・電極 20・・・情報カード装置 22a1 、22a2 、22b・・・電極
Claims (2)
- 【請求項1】 1対の電極を備えると共に、メモリを具
備してデータを記憶する情報カードに、上記1対の電極
を介して容量結合によりデータを書き込む情報カード装
置において、 上記情報カードの中心線と対向する線を中心線とし、該
中心線に対して線対称であって、情報カードの1対の電
極とそれぞれに対向する少なくとも2つの電極を備える
ことを特徴とする情報カード装置。 - 【請求項2】 1対の電極を備えると共に、メモリを具
備してデータを記憶する情報カードに、上記1対の電極
を介して容量結合によりデータを書き込む情報カード装
置において、 上記情報カードの中心点と対向する点を中心点とし、該
中心点に対して点対称であって、情報カードの1対の電
極とそれぞれに対向する少なくとも2つの電極を備える
ことを特徴とする情報カード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4153673A JPH05342426A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 情報カード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4153673A JPH05342426A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 情報カード装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05342426A true JPH05342426A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15567675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4153673A Withdrawn JPH05342426A (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | 情報カード装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05342426A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7114653B2 (en) | 2002-03-11 | 2006-10-03 | Aruze Corporation | IC card and card reader |
JP2007034711A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Brother Ind Ltd | 無線通信媒体及び無線通信装置並びに無線通信システム |
US8380124B2 (en) | 2008-02-06 | 2013-02-19 | Hitachi, Displays, Ltd. | Communication system by electrostatic coupling and electromagnetic induction |
JP2013125408A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 中継カード、通信システム |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP4153673A patent/JPH05342426A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7114653B2 (en) | 2002-03-11 | 2006-10-03 | Aruze Corporation | IC card and card reader |
JP2007034711A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Brother Ind Ltd | 無線通信媒体及び無線通信装置並びに無線通信システム |
US8380124B2 (en) | 2008-02-06 | 2013-02-19 | Hitachi, Displays, Ltd. | Communication system by electrostatic coupling and electromagnetic induction |
JP2013125408A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 中継カード、通信システム |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |